JPH04221208A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JPH04221208A
JPH04221208A JP2405102A JP40510290A JPH04221208A JP H04221208 A JPH04221208 A JP H04221208A JP 2405102 A JP2405102 A JP 2405102A JP 40510290 A JP40510290 A JP 40510290A JP H04221208 A JPH04221208 A JP H04221208A
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JP
Japan
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serial side
bead
serial
tire
bead core
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JP2405102A
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Kazu Sasaki
計 佐々木
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビード部の嵌合性を改
善した空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車メーカーにおいてマウン
ターによってリム組みされた乗用車用タイヤは、インフ
レータと呼ばれる機械によって空気が注入される。即ち
、インフレータによって空気を注入する場合は、図4の
ように、タイヤ受け皿21上にホイールのリム6をリム
押さえ22によって固定したあと、タイヤ押さえ23を
下降させてセリアル側(タイヤの表側)のサイドウォー
ル部7を押圧してセリアル側のビード部2をリム6のフ
ランジ9から離すことにより、タイヤT内に空気を注入
し、しかる後に、図5のように、タイヤ押さえ23を上
昇させることにより、セリアル側のビード部2とセリア
ル側のビード部2aとをそれぞれフランジ9,9aに嵌
合させ、次いで、図6のように、リム押さえ22を上昇
させることにより、完了する。
【0003】しかし、インフレータによって空気を注入
されたタイヤは、図7のように、反セリアル側のビード
部2aとリムフランジ9aとの間にスキマ10が生じ易
く、反セリアル側のビード部2aが嵌合不良を起こすと
いう不都合があった。即ち、セリアル側のビード部2に
は、ハンプを乗り越える力とリムの表面を滑る力だけが
かかるが、反セリアル側のビード部2aには、その他に
反セリアル側のサイドウォール部7aとタイヤ受け皿2
1との摩擦力が加わるからである。
【0004】従来は、このような問題の対策としてビー
ド部の締めつけ力を緩くすることによって嵌合不良の改
善を図っていたが、締めつけ力不足のため、急停車時に
リムずれを起こし易くなるという不都合があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、リム
ずれを惹起させることなく、反セリアル側のビード部の
嵌合性がセリアル側のビード部の嵌合性並みに向上した
空気入りタイヤを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の空気
入りタイヤは、セリアル側のビード部の締めつけ力を標
準の設定値にすると共に、反セリアル側のビード部の締
めつけ力をセリアル側より小さくしたことを特徴とする
ものである。このように、反セリアル側のビード部の締
めつけ力をセリアル側より小さくすることにより、急停
車時におけるリムずれを惹起させることなく、反セリア
ル側のビード部の嵌合性をセリアル側のビード部並みに
向上させることができる。
【0007】以下、図面にしたがって本発明にかかる空
気入りタイヤについて説明する。図1において、1はセ
リアル側のビードコア、1aは反セリアル側のビードコ
アである。セリアル側のビードコア1は、ビード部2の
外側壁3から距離aだけ隔てて埋設され、ビード部2の
締めつけ力を従来通りに維持するようになっている。
【0008】一方、反セリアル側のビードコア1aは、
反セリアル側のビード部2aの外側壁3aから距離bだ
け隔てて埋設されている。この反セリアル側のビードコ
ア1aの設置距離bは、セリアル側のビードコア設置距
離aより短く、好ましくは1.0〜1.5mm小さくな
っている。距離bを距離aより1.0mm以上小さくす
ることにより、反セリアル側の嵌合力をやや小さくし、
反セリアル側のビード部のリム嵌合性が向上する。しか
し、反セリアル側のビードコア1aの設置距離bがセリ
アル側のビードコア1の設置距離aより1.5mm以上
小さくなると、ビード部1aの締めつけ力が著しく低下
し、リムずれが生じ易くなる。
【0009】このように、この実施例ではセリアル側の
ビードコア1は設置距離aを従来のビードコアと同様に
設定するが、反セリアル側のビードコア1aは設置距離
bをセリアル側のビードコア1の設置距離aより小さく
することによって、セリアル側のビード部1の締めつけ
力を維持したまま、反セリアル側のビード部1aの締め
つけ力をセリアル側のビード部2の締めつけ力より若干
小さくし、その反セリアル側のビード部2aの嵌合性を
セリアル側のビード部2並みに向上する。
【0010】図2は、本発明の他の実施例を示す。この
実施例では、セリアル側のビードコア1の内周径D1 
は、従来タイヤと同様に設定されるが、反セリアル側の
ビードコア1aの内周径D2 は、セリアル側のビード
コア1の内周径D1 より2〜4mm大にしている。こ
のような構成によって、図1の実施例と同様に、反セリ
アル側のビード部の締めつけ力を若干小さくし、その嵌
合性をセリアル側のビード部並みにすることができる。
【0011】図3は、さらに他の実施例を示す。この実
施例ではセリアル側のビードコア1と反セリアル側のビ
ードコア1aとのワイヤの並びを異ならせている。すな
わち、セリアル側のビードコア1は、ワイヤがタイヤの
半径方向に対して横長(4×5)に並べられているが、
反セリアル側のビードコア1aは、ワイヤがタイヤの半
径方向に対して縦長(5×4)に並べられている。この
ため、反セリアル側のビードコア1aの断面の重心位置
Gaの平均半径Raは、セリアル側のビードコア1aの
重心Gの平均半径Rよりも大きくなり、図2の実施例と
同様の効果が得られるようになる。
【0012】
【実施例1】タイヤサイズ185/70R13で、反セ
リアル側のビードコアの設置間隔bが3mm、セリアル
側のビードコアの設置間隔aが4mmの本発明タイヤを
試作した。比較のため、セリアル側のビードコアの設置
間隔aと反セリアル側のビードコアの設置間隔bとを共
に4mmにした比較タイヤを試作した。
【0013】これら2種類のタイヤをリムサイズ5・1
/2JJのリムに組みつけ、インフレータによって空気
を注入したあと、タイヤ周上の16ケ所においてタイヤ
の嵌合量を測定し、その平均値を「表1」に示した。こ
こで、タイヤの嵌合量とは、フランジの先端12とタイ
ヤのリムチェックライン11との間の間隔Lをいう(図
7参照)。
【0014】また、本発明タイヤと比較タイヤとを車両
に取り付け、時速50km/hに達したとき、急停車し
、そのときのリムずれを測定した。
【0015】
【表1】
【0016】この表1から本発明タイヤはリムずれする
ことなく、反セリアル側のビード部の嵌合性がセリアル
側のビード部とほぼ同等に改善されたことが分かる。
【0017】
【実施例2】タイヤサイズ185/70R13で、セリ
アル側のビードコアの内周径D1 を1046mm、反
セリアル側ののビードコアの内周径D2 を1048m
mとした本発明タイヤを試作した。比較のため、セリア
ル側のビードコアの内周径D1 と、反セリアル側のの
ビードコアの内周径D2 とを共に1048mmにした
比較タイヤを試作した。
【0018】これら2種類のタイヤをリムサイズ5・1
/2JJのリムに組みつけ、インフレータによって空気
を注入したあと、タイヤ周上の16ケ所においてタイヤ
の嵌合量を測定し、その平均値を「表2」に示した。ま
た、本発明タイヤと比較タイヤとを車両に取り付け、時
速50km/hに達したとき、急停車し、そのときのリ
ムずれを測定した。
【0019】
【表2】
【0020】
【実施例3】タイヤサイズ185/70R13で、セリ
アル側のビードコアをタイヤの半径方向に対して横向き
(4×5)にすると共に、反セリアル側ののビードコア
をタイヤの半径方向に対して縦向き(5×4)にして本
発明タイヤを試作した。比較のため、セリアル側のビー
ドコアと、反セリアル側のビードコアとを共にタイヤの
半径方向に対して縦向き(5×4)にして比較タイヤを
試作した。
【0021】これら2種類のタイヤをリムサイズ5・1
/2JJのリムに組みつけ、インフレータによって空気
を注入したあと、タイヤ周上の16ケ所においてタイヤ
の嵌合量を測定し、その平均値を「表3」に示した。ま
た、本発明タイヤと比較タイヤとを車両に取り付け、時
速50km/hに達したとき、急停車し、そのときのリ
ムずれを測定した。
【0022】
【表3】
【0023】
【発明の効果】上記のように、本発明は、セリアル側の
ビード部の締めつけ力を標準の設定値にすると共に、反
セリアル側のビード部の締めつけ力をセリアル側より小
さくしたので、急停車時におけるリムずれを惹起させる
ことなく、反セリアル側の嵌合性をセリアル側の嵌合性
並みに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる空気入りタイヤのビード部の横
断面図である。
【図2】本発明にかかる他の実施例からなる空気入りタ
イヤのビード部の横断面図である。
【図3】本発明にかかるさらに他の実施例からなる空気
入りタイヤのビード部の横断面図である。
【図4】インフレータによる空気注入時の状態を示す説
明図である。
【図5】インフレータのタイヤ押さえの復帰状態を示す
説明図である。
【図6】インフレータのリム押さえの復帰状態を示す説
明図である。
【図7】タイヤの嵌合不良状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1  ビードコア 1a  ビードコア 2  セリアル側のビード部 2a  反セリアル側のビード部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  セリアル側のビード部の締めつけ力を
    標準の設定値にすると共に、反セリアル側のビード部の
    締めつけ力をセリアル側より小さくした空気入りタイヤ
  2. 【請求項2】  反セリアル側のビードコアのビード部
    外側面からの距離をセリアル側のビードコアのそれより
    も小さくした請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】  反セリアル側のビードコアの内周径を
    セリアル側のそれよりも大きくした請求項1記載の空気
    入りタイヤ。
  4. 【請求項4】  反セリアル側ののビードコアとセリア
    ル側のビードコアとがそれぞれ同一本数のワイヤから構
    成され、前記反セリアル側のビードコアのワイヤは縦長
    に配列するのに対し、前記反セリアル側のビードコアは
    横長に配列した請求項1記載の空気入りタイヤ。
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