JP4343171B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。詳細には、本発明は、空気入りタイヤのビードの改良に関する。
車両のホイールは、タイヤとディスクホイールとからなる。このディスクホイールは、リムを備えている。タイヤのビードがリムと嵌合することで、タイヤがディスクホイールに取り付けられる。ビードとリムとの密着により、エアーシールが達成される。ビードとリムとの嵌合は、ホイールにとって極めて重要である。改良されたビードを備えたタイヤが、特開2005−170335公報に開示されている。
図2は、従来のタイヤ2の一部がリム4と共に示された断面図である。この図2において、左右方向はホイールの軸方向である。この図2において、左側はホイールの裏側(back side)であり、右側はホイールの表側(front side)である。リム4は、ウェル6、裏側スロープ8、表側スロープ10、裏側ハンプ12、表側ハンプ14、裏側シート16、表側シート18、裏側フランジ20及び表側フランジ22を備えている。裏側スロープ8は、軸方向に対して傾斜している。表側スロープ10も、軸方向に対して傾斜している。裏側スロープ8の軸方向に対する傾斜角度は、表側スロープ10の軸方向に対する傾斜角度よりも小さい。タイヤ2は、裏側ビード24及び表側ビード26を備えている。裏側ビード24の断面形状は、表側ビード26の断面形状とは線対称である。
タイヤ2がディスクホイールに取り付けられるときは、まずタイヤ2にリム4が通される。このとき、図2において二点鎖線で示されるように、裏側ビード24及び表側ビード26はウェル6に位置する。裏側ビード24は裏側スロープ8と当接しており、表側ビード26は表側スロープ10と当接している。このとき、タイヤ2とリム4とは、軽度のエアーシール状態にある。次に、タイヤ2に空気が充填される。充填の進行に伴い、タイヤ2の内圧が徐々に上昇する。内圧がある値に達すると、裏側ビード24が湾曲しつつ裏側スロープ8に沿って左へ移動し、裏側ハンプ12を乗り越え、図2中実線で示された位置に達する。換言すれば、裏側ビード24がリム4と嵌合する。このときの内圧は、裏側嵌合圧と称される。この段階では、表側ビード26は、表側ハンプに至っていない。その理由は、傾斜角度が大きな表側スロープ10が表側ビード26の移動を阻止するからである。さらに内圧が上昇すると、表側ビード26が湾曲しつつ表側スロープ10に沿って右へ移動し、表側ハンプ14を乗り越え、図2中実線で示された位置に達する。換言すれば、表側ビード26がリム4と嵌合する。このときの内圧は、表側嵌合圧と称される。表側嵌合圧は、裏側嵌合圧よりも大きい。タイヤ2のリム4への取り付けに要する最大嵌合圧は、表側嵌合圧と一致する。
タイヤ2は、多数のプライがアッセンブリーされてなる。プライの一端と他端との重なり等に起因して、タイヤ2には周方向の質量分布が存在する。ディスクホイールは、バルブを備えている。このバルブ等に起因して、ディスクホイールには周方向の質量分布が存在する。タイヤ2とディスクホイールとからなるホイールにも、質量分布が存在する。ディスクホイールの所定箇所にウエイト(バランサー)が取り付けられることにより、ホイールの質量分布が緩和される。
シート16、18とビード24、26との間の摩擦、及びフランジ20、22とビード24、26との間の摩擦により、リム4に対するタイヤ2の位置が固定される。しかし、車両の急加速時又は急減速時にこの摩擦力よりも大きな力が発生することで、リム4とビード24、26とがスリップすることがある。このスリップにより、リム4に対してタイヤ2が周方向にずれる。タイヤ2が長期間使用されると、内部の空気が徐々に漏洩し、内圧が低下する。内圧の小さなタイヤ2において、特にズレが生じやすい。このズレが生じると、ホイールの質量バランスが崩れる。質量バランスが崩れたホイールが装着された車両が走行すると、車両に振動が生じる。ズレが生じにくいタイヤ2が、望まれている。特に、扁平率が小さなタイヤ2では、ビード24、26とフランジ20、22との摩擦力が小さいことに起因して、ズレが生じやすい。扁平率の小さなタイヤ2において、ズレの抑制が急務である。
特開2005−170335公報
リム4との嵌合のとき、ビード24、26は延伸する。ビード24、26は、復元力によりリム4のシート16、18を締め付ける。この締め付け力が大きく設定されれば、リム4に対するタイヤ2のズレが生じない。しかし、締め付け力が大きなビード24、26は、嵌合のとき、ハンプ12、14を乗り越えにくい。締め付け力が大きなビード24、26がハンプ12、14を乗り越えるためには、大きな嵌合圧が必要である。締め付け力が大きなタイヤ2では、表側嵌合圧は極めて大きい。このタイヤ2では、嵌合のときにバーストが生じるおそれがある。このタイヤ2では、大きな嵌合圧の影響で、移動時にビード24、26が局部的に捻れるおそれがある。捻れにより、不完全な嵌合が生じる。
本発明の目的は、リムとのズレが生じにくく、しかもリムへの取り付け時にトラブルが生じにくいタイヤの提供にある。
本発明に係るタイヤは、裏側ビードと表側ビードとを備える。この裏側ビードのコンプレッションは、表側ビードのコンプレッションよりも大きい
裏側ビードは、裏側コアを備える。表側ビードは、表側コアを備える。好ましくは、この裏側コアの内径Dbは、表側コアの内径Dfよりも小さい。好ましくは、表側コアの内径Dfと裏側コアの内径Dbとの差(Df−Db)は、0.3mm以上である。
裏側ビードは、裏側コアを備える。裏側コアは、多数の裏側ワイヤーを含む。表側ビードは、表側コアを備える。表側コアは、多数の表側ワイヤーを含む。好ましくは、裏側ワイヤーの数は、表側ワイヤーの数よりも大きい。好ましくは、裏側ワイヤーの数の、表側ワイヤーの数に対する比率は、110%以上である。
好ましくは、裏側ワイヤーのモジュラスは、表側ワイヤーのモジュラスよりも大きい。好ましくは、裏側ワイヤーのモジュラスの、表側ワイヤーのモジュラスに対する比率は、120%以上である。
本発明に係るタイヤでは、裏側ビードが大きな力でリムを締め付ける。この締め付けにより、リムに対するタイヤのズレが抑制される。裏側ビードの締め付け力が大きくても、裏側スロープの傾斜角度が小さいので、このタイヤの最大嵌合圧は過大ではない。このタイヤでは、リムへの取り付け時にトラブルが生じにくい。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤ30の一部が示された断面図である。この図1には、タイヤ30の軸を含む平面に沿った断面が示されている。このタイヤ30は、トレッド32、一対のサイドウォール34、裏側ビード36及び表側ビード38を備えている。トレッド32は、半径方向外向きに凸な形状を呈している。トレッド32は、路面と接地する。サイドウォール34は、トレッド32の端から半径方向略内向きに延びている。裏側ビード36は、一方のサイドウォール34から半径方向略内向きに延びている。表側ビード38は、他方のサイドウォール34から半径方向略内向きに延びている。裏側ビード36は、裏側コア40を備えている。この裏側コア40は、リング状である。図示されていないが、この裏側コア40は、多数の裏側ワイヤーを含んでいる。表側ビード38は、表側コア42を備えている。表側コア42は、リング状である。図示されていないが、この表側コア42は、多数の表側ワイヤーを含んでいる。図示されていないが、このタイヤ30はカーカスプライを備えている。カーカスプライは、裏側コア40と表側コア42との間に架け渡されており、トレッド32及びサイドウォール34の内側に沿っている。このタイヤ30は、チューブレスタイプである。このタイヤ30は、乗用車に装着される。
図1において、両矢印Dbで示されているのは裏側コア40の内径でり、両矢印Dfで示されているのは表側コア42の内径である。内径Dbは、内径Dfよりも小さい。内径Dbが小さいので、裏側ビード36のコンプレッションは大きい。一方、内径Dfが大きいので、表側ビード38のコンプレッションは小さい。
コンプレッションは、当業者にとって周知の物性値である。コンプレッションは、ホフマンコンプレッションテスターによって測定される。このテスターは、8個のセグメントと、このセグメントを移動させるための油圧装置と、セグメントの位置を計測するためのリニアポテンションメーターと、ロードセルとを備えている。セグメントは、円弧状である。8個のセグメントが配置されることで、これらセグメントはリングを形成する。これらセグメントは、リングの外径がリム規格値よりも3mm小さくなるように配置される。これらセグメントの外側にビード底44、46が位置するように、タイヤ30が置かれる。8つのセグメントは、径方向に徐々に移動する。この移動により、リングの外径が拡大する。拡大速度は、10mm/minである。移動に伴い、各セグメントに荷重がかかる。この荷重が、ロードセルで測定される。リングの外径がリム規格値よりも3mm大きくなった段階で、測定が終了する。この測定で得られた荷重−変位曲線から、リングの外径がリム規格値のときの、各セグメントの荷重が決定される。8つのセグメントに関して決定された荷重が平均され、コンプレッション(N)が算出される。測定は、室温で行われる。このコンプレッションは、リム4に対するビードの締め付け力と相関する。
このタイヤ30では、裏側ビード36のコンプレッションが大きいので、この裏側ビード36がリム4を十分に締め付ける。この締め付けにより、裏側ビード36のリム4に対するスリップが抑制される。このタイヤ30では、リム4に対するタイヤ30のズレが生じにくい。
裏側ビード36のコンプレッションが従来のタイヤのそれと比べて大きいとき、このタイヤ30の裏側嵌合圧は従来のタイヤのそれと比べて大きい。この裏側嵌合圧は、表側嵌合圧に近い。しかし、依然として、裏側嵌合圧は表側嵌合圧よりも小さい。最大嵌合圧は表側嵌合圧に依存するので、このタイヤ30の最大嵌合圧は従来のタイヤのそれと同一である。このタイヤ30では、リム4への取り付け時にトラブルが生じにくい。
このタイヤ30において裏側ビード36のコンプレッションが極めて大きい場合は、裏側嵌合圧が表側嵌合圧よりも大きいことが起こりうる。換言すれば、最大嵌合圧が裏側嵌合圧と一致することが起こりうる。この場合でも、裏側嵌合圧と表側嵌合圧との差は、さほど大きくない。このタイヤ30の最大嵌合圧は、従来のタイヤのそれと比べて過大ではない。このタイヤ30では、リム4への取り付け時にトラブルが生じにくい。
このタイヤ30では、裏側ビード36がリム4を十分に締め付けるので、表側ビード38のコンプレッションが従来のタイヤのそれと比べて小さく設定されうる。この場合、最大嵌合圧は小さい。小さな最大嵌合圧により、リム4への取り付け時のトラブルがさらに抑制されうる。
裏側ビード36のコンプレッションの、表側ビード38のコンプレッションに対する比率Pcは、105%以上が好ましい。この比率Pcが105%以上に設定されることにより、ズレが抑制され、かつリム4への取り付け時のトラブルが抑制される。この観点から、この比率Pcは108%以上がより好ましく、110%以上が特に好ましい。タイヤ30にリム4が通されるときの作業性の観点から、この比率Pcは150%以下が好ましい。
表側コア42の内径Dfと裏側コア40の内径Dbとの差(Df−Db)は、0.3mm以上が好ましい。差(Df−Db)が0.3mm以上に設定されることにより、十分大きな比率Pcが得られうる。この観点から、差(Df−Db)は0.5mm以上がより好ましい。タイヤ30にリム4が通されるときの作業性の観点から、差(Df−Db)は1.0mm以下が好ましい。内径Db及び内径Dfは、新品のタイヤ30において測定される。内径Db及び内径Dfは、タイヤ30がリム4に組み込まれていない状態で測定される。裏側コア40の内径にばらつきがある場合は、最大値と最小値との中心値が内径Dbとされる。表側コア42の内径にばらつきがある場合は、最大値と最小値との中心値が内径Dfとされる。
図1において、両矢印dbで示されているのは裏側ビード36の内径でり、両矢印dfで示されているのは表側ビード38の内径である。内径dbは、内径dfよりも小さい。内径dbが小さいので、裏側ビード36のコンプレッションは大きい。一方、内径dfが大きいので、表側ビード38のコンプレッションは小さい。このタイヤ30では、コアの内径の相違及びビードの内径の相違によって、コンプレッションの相違が達成されている。コアの内径の相違のみによって、コンプレッションの相違が達成されてもよい。ビードの内径の相違のみによって、コンプレッションの相違が達成されてもよい。
表側ビード38の内径dfと裏側ビード36の内径dbとの差(df−db)は、0.3mm以上が好ましい。差(df−db)が0.3mm以上に設定されることにより、十分大きな比率Pcが得られうる。この観点から、差(df−db)は0.5mm以上がより好ましい。タイヤ30にリム4が通されるときの作業性の観点から、差(df−db)は1.0mm以下が好ましい。内径db及び内径dfは、新品のタイヤ30において測定される。内径db及び内径dfは、タイヤ30がリム4に組み込まれていない状態で測定される。裏側ビード36の内径にばらつきがある場合は、最大値と最小値との中心値が内径dbとされる。表側ビード38の内径にばらつきがある場合は、最大値と最小値との中心値が内径dfとされる。
タイヤ30の加硫工程では、モールドが用いられる。このモールドは、裏側ビードリング及び表側ビードリングを備えている。裏側ビード36の内径dbは、裏側ビードリングの外径に依存する。表側ビード38の内径dfは、表側ビードリングの外径に依存する。その外径が表側ビードリングの外径よりも小さな裏側ビードリングが用いられることにより、十分大きな差(df−db)が達成される。表側ビードリングの外径と裏側ビードリングの外径との差は、0.3mm以上が好ましく、0.5mm以上がより好ましい。この差は、1.0mm以下が好ましい。
裏側ワイヤーの数が表側ワイヤーの数よりも大きく設定されることにより、裏側ビード36のコンプレッションが表側ビード38のコンプレッションよりも大きなタイヤ30が得られうる。裏側ワイヤーの数の、表側ワイヤーの数に対する比率Pnは、110%以上が好ましい。この比率Pnが110%以上に設定されることにより、十分大きな比率Pcが得られうる。この観点から、この比率Pnは120%以上がより好ましい。この比率Pnは、150%以下が好ましい。
そのモジュラスが表側ワイヤーのモジュラスよりも大きい裏側ワイヤーが用いられることにより、裏側ビード36のコンプレッションが表側ビード38のコンプレッションよりも大きなタイヤ30が得られうる。裏側ワイヤーのモジュラスの、表側ワイヤーのモジュラスに対する比率Pmは、120%以上が好ましい。この比率Pmが120%以上に設定されることにより、十分大きな比率Pcが得られうる。この観点から、この比率Pmは130%以上がより好ましい。この比率Pmは、200%以下が好ましい。モジュラスは、ワイヤーが2%伸張されたときの応力である。
裏側ビード36のコンプレッションの、表側ビード38のコンプレッションに対する比率Pcが大きなタイヤ30は、以下の手段によって得られうる。
(1)裏側コア40の内径Dbが表側コア42の内径Dfよりも小さく設定される。
(2)裏側ビード36の内径dbが表側ビード38の内径dfよりも小さく設定される。
(3)裏側ワイヤーの数が表側ワイヤーの数よりも大きく設定される。
(4)そのモジュラスが表側ワイヤーのモジュラスよりも大きい裏側ワイヤーが用いられ る。
この(1)から(4)のいずれかの手段が単独で採用されてもよく、複数の手段が併用されてもよい。
本発明に係るタイヤ30は、JATMAの「R02−1」に規定された「ISO 5°深底リム」に、適している。このリム4は、図2に示されている。トレッドパターンが非対称なタイヤ30において、コンプレッションが互いに相違するビード対が設けられることが好ましい。コンプレッションの相違は、扁平率が50%以下、特には40%以下のタイヤ30において、特に効果を発揮する。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[比較例]
市販のタイヤを用意し、比較例1とした。このタイヤのサイズは、「225/40R18」である。このタイヤでは、裏側ビードの形状は、表側ビードの形状と対称である。裏側コアの仕様は、表側コアの仕様と同一である。
[実施例1及び2]
裏側コアの内径が下記の表1に示される通りであるタイヤを製作した。このタイヤのその他の仕様は、比較例と同等である。
参考例1及び2
裏側ビードの内径が下記の表1に示される通りであるタイヤを製作した。このタイヤのその他の仕様は、比較例と同等である。
実施例3及び4
裏側コアのワイヤー数が下記の表1に示される通りであるタイヤを製作した。このタイヤのその他の仕様は、比較例と同等である。
実施例5
表側コアの内径及び裏側ビードの内径が下記の表1に示される通りであるタイヤを製作した。このタイヤのその他の仕様は、比較例と同等である。
[嵌合圧の測定]
タイヤを、「18×8−JJ」のリムに取り付けた。このときの裏側嵌合圧及び表側嵌合圧を測定した。この結果が、下記の表1に示されている。
[実用テスト]
タイヤを「18×8−JJ」のリムに取り付け、内圧が200kPaとなるようにタイヤに空気を充填した。このタイヤを排気量が3000cmの乗用車に、前輪として取り付けた。この乗用車を100km/hの速度で走行させ、ブレーキングを行ってアンチロックブレーキシステムを作動させた。このブレーキングを10回行った後、タイヤとリムとのズレの有無を、目視で確認した。ズレが生じていない場合、内圧を10kPa低下させて、さらに10回のブレーキングを行った。そして、タイヤとリムとのズレの有無を、目視で確認した。以降同様に、減圧と10回のブレーキングとを繰り返した。ズレが最初に確認されたときの内圧が、下記の表1に示されている。
Figure 0004343171
表1に示されるように、実施例のタイヤの最大嵌合圧は、過大ではない。しかも、実施例のタイヤでは、リムに対するズレが生じにくい。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
本発明に係るタイヤは、種々の車両に装着されうる。
図1は、本発明の一実施形態に係るタイヤの一部が示された断面図である。 図2は、従来のタイヤの一部がリムと共に示された断面図である。
符号の説明
4・・・リム
6・・・ウェル
8・・・裏側スロープ
10・・・表側スロープ
12・・・裏側ハンプ
14・・・表側ハンプ
30・・・空気入りタイヤ
32・・・トレッド
34・・・サイドウォール
36・・・裏側ビード
38・・・表側ビード
40・・・裏側コア
42・・・表側コア

Claims (9)

  1. 裏側ビードと表側ビードとを備えており、この裏側ビードのコンプレッションが表側ビードのコンプレッションよりも大きく、
    この裏側ビードが裏側コアを備えており、この表側ビードが表側コアを備えており、この裏側コアの内径Dbが表側コアの内径Dfよりも小さい空気入りタイヤ。
  2. 上記表側コアの内径Dfと裏側コアの内径Dbとの差(Df−Db)が、0.3mm以上である請求項1に記載のタイヤ。
  3. 裏側ビードと表側ビードとを備えており、この裏側ビードのコンプレッションが表側ビードのコンプレッションよりも大きく、
    この裏側ビードが裏側コアを備えており、裏側コアが多数の裏側ワイヤーを含んでおり、この表側ビードが表側コアを備えており、表側コアが多数の表側ワイヤーを含んでおり、裏側ワイヤーの数が表側ワイヤーの数よりも大きい空気入りタイヤ。
  4. 上記裏側コアの内径Dbが表側コアの内径Dfよりも小さい請求項3に記載のタイヤ。
  5. 上記裏側ワイヤーの数の、表側ワイヤーの数に対する比率が、110%以上である請求項3又は4に記載のタイヤ。
  6. 裏側ビードと表側ビードとを備えており、この裏側ビードのコンプレッションが表側ビードのコンプレッションよりも大きく、
    この裏側ビードが裏側コアを備えており、裏側コアが多数の裏側ワイヤーを含んでおり、この表側ビードが表側コアを備えており、表側コアが多数の表側ワイヤーを含んでおり、裏側ワイヤーのモジュラスが表側ワイヤーのモジュラスよりも大きい空気入りタイヤ。
  7. 上記裏側コアの内径Dbが表側コアの内径Dfよりも小さい請求項6に記載のタイヤ。
  8. 上記裏側ワイヤーの数が表側ワイヤーの数よりも大きい請求項6又は7に記載のタイヤ。
  9. 上記裏側ワイヤーのモジュラスの、表側ワイヤーのモジュラスに対する比率が、120%以上である請求項6から8のいずれかに記載のタイヤ。
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