JP2015036263A - 乗用車用空気入りタイヤ - Google Patents
乗用車用空気入りタイヤ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015036263A JP2015036263A JP2013167490A JP2013167490A JP2015036263A JP 2015036263 A JP2015036263 A JP 2015036263A JP 2013167490 A JP2013167490 A JP 2013167490A JP 2013167490 A JP2013167490 A JP 2013167490A JP 2015036263 A JP2015036263 A JP 2015036263A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tire
- layer
- reinforcing layer
- pneumatic tire
- region
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Ropes Or Cables (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
【解決手段】ビード部3間にカーカス層4を装架し、カーカス層4の外周側に少なくとも1層の補強層8を配置し、該補強層8の外周側にトレッドゴム層9を積層した空気入りタイヤにおいて、一対の第一境界線L1の間に第一領域Aを、第一境界線L1と第二境界線L2との間に第二領域Bを、第二境界線L2よりもビードトウ31側に第三領域Cを区分し、それぞれの領域の断面積(mm2)をSA,SB,SCとし、第一領域A乃至第三領域Cのタイヤ内面に沿ったペリフェリ長さ(mm)をそれぞれa,b,cとしたとき、比SA/a,SB/bについて7.5≦SA/a≦11.5、2.0≦SB/b≦6.0の関係を満足すると共に、少なくとも1層の補強層8が複数本の補強コードをタイヤ周方向に沿って実質的に平行に配列した周方向補強層8Aを含む。
【選択図】図1
Description
タイヤ子午線断面において前記トレッド部の輪郭を形成するトレッドプロファイルが、前記トレッド部のタイヤ幅方向の最も外側に位置するサイド円弧と、該サイド円弧のタイヤ幅方向内側に位置するショルダー円弧とを含み、これらサイド円弧の延長線とショルダー円弧の延長線との交点を通りタイヤ内面に対して直交する一対の第一境界線を規定し、各サイドウォール部がタイヤ周方向に延在するリムチェックラインを有し、タイヤ子午線断面において前記リムチェックラインを通りタイヤ内面に対して直交する一対の第二境界線を規定し、前記一対の第一境界線の相互間に第一領域を区分し、前記第一境界線と前記第二境界線との間に第二領域を区分し、前記第二境界線よりもビードトウ側に第三領域を区分し、前記第一領域乃至前記第三領域の断面積(mm2)をそれぞれSA,SB,SCとし、前記第一領域乃至前記第三領域のタイヤ内面に沿ったペリフェリ長さ(mm)をそれぞれa,b,cとしたとき、比SA/a,SB/bについて7.5≦SA/a≦11.5、2.0≦SB/b≦6.0の関係を満足すると共に、
前記少なくとも1層の補強層が複数本の補強コードをタイヤ周方向に沿って実質的に平行に配列した周方向補強層を含むことを特徴とするものである。
各試験タイヤの重量を測定した。評価結果は、測定値の逆数を用い、基準例を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほど軽量であることを意味する。
各試験タイヤをリムサイズ15×6Jのホイールに組み付けて半径854mmのドラムを備えた転がり抵抗試験機に装着し、空気圧210kPa、荷重4.82kN、速度80km/hの条件にて30分間の予備走行を行った後、同条件にて転がり抵抗を測定した。評価結果は、測定値の逆数を用い、基準例を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほど転がり抵抗が小さいことを意味する。
各試験タイヤをリムサイズ15×6Jのホイールに組み付けてフラットベルト試験機に装着し、空気圧210kPa、荷重4.41kN、速度10km/hの条件にて走行させ、スリップ角を±1°としたときのコーナリングパワーを測定し、その絶対値の平均を求めた。評価結果は、基準例を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほどコーナリングパワーが大きいことを意味する。
各試験タイヤをリムサイズ15×6Jのホイールに組み付けて試験車両に装着し、空気圧210kPa、1名乗車の条件で、乾燥路面を10000km走行した後、各タイヤの摩耗量を測定した。評価結果は、測定値の逆数を用い、従来例を100とする指数にて示した。この数値値が大きいほど耐摩耗性が良好であることを意味する。なお、耐摩耗性の指数値は95以上であれば実用上問題ないレベルである。
各試験タイヤをリムサイズ15×6Jのホイールに組み付けて試験車両に装着し、空気圧210kPaの条件で、速度10km/hにて、高さ15cmの縁石に30°の角度で乗り上げ、これを5回繰り返し、サイドウォール部の損傷を測定した。評価結果は、走行に影響を与える程度のサイドカットがない場合を「○」にて示し、走行に影響を与える程度のサイドカットがある場合を「×」にて示した。
各試験タイヤをリムサイズ15×6Jのホイールに組み付けて試験車両に装着し、初期の空気圧を210kPaとし、JIS常用荷重の80%の荷重を負荷して60km/hの速度で半径25mの円上を走行し、空気圧を10kPaずつ下げて行き、リムが外れた時の空気圧を測定した。評価結果は、走行に影響を与えない範囲の空気圧でリム外れがない場合を「○」にて示し、リム外れがある場合を「×」にて示した。
2 サイドウォール部
3 ビード部
4 カーカス層
5 ビードコア
6 ビードフィラー
7 空気透過防止層
8 補強層
8A 周方向補強層
8B 傾斜補強層
9 トレッドゴム層
10 トレッドプロファイル
21 リムチェックライン
P 交点
L1 第一境界線
L2 第二境界線
A 第一領域
B 第二領域
C 第三領域
Claims (12)
- タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部と、該トレッド部の両側に配置された一対のサイドウォール部と、これらサイドウォール部のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部とを備え、該一対のビード部間に少なくとも1層のカーカス層を装架し、各ビード部にビードコアを埋設し、前記カーカス層の外周側に少なくとも1層の補強層を配置し、該補強層の外周側にトレッドゴム層を積層した空気入りタイヤにおいて、
タイヤ子午線断面において前記トレッド部の輪郭を形成するトレッドプロファイルが、前記トレッド部のタイヤ幅方向の最も外側に位置するサイド円弧と、該サイド円弧のタイヤ幅方向内側に位置するショルダー円弧とを含み、これらサイド円弧の延長線とショルダー円弧の延長線との交点を通りタイヤ内面に対して直交する一対の第一境界線を規定し、各サイドウォール部がタイヤ周方向に延在するリムチェックラインを有し、タイヤ子午線断面において前記リムチェックラインを通りタイヤ内面に対して直交する一対の第二境界線を規定し、前記一対の第一境界線の相互間に第一領域を区分し、前記第一境界線と前記第二境界線との間に第二領域を区分し、前記第二境界線よりもビードトウ側に第三領域を区分し、前記第一領域乃至前記第三領域の断面積(mm2)をそれぞれSA,SB,SCとし、前記第一領域乃至前記第三領域のタイヤ内面に沿ったペリフェリ長さ(mm)をそれぞれa,b,cとしたとき、比SA/a,SB/bについて7.5≦SA/a≦11.5、2.0≦SB/b≦6.0の関係を満足すると共に、
前記少なくとも1層の補強層が複数本の補強コードをタイヤ周方向に沿って実質的に平行に配列した周方向補強層を含むことを特徴とする乗用車用空気入りタイヤ。 - 前記周方向補強層の補強コードがスチールコードであることを特徴とする請求項1に記載の乗用車用空気入りタイヤ。
- 前記周方向補強層の補強コードが有機繊維コードであることを特徴とする請求項1に記載の乗用車用空気入りタイヤ。
- 前記少なくとも1層の補強層が前記周方向補強層に加えて複数本の補強コードをタイヤ周方向に対して傾斜するように配列した傾斜補強層を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の乗用車用空気入りタイヤ。
- 前記周方向補強層を前記傾斜補強層よりもタイヤ径方向外側に配置したことを特徴とする請求項4に記載の乗用車用空気入りタイヤ。
- 前記傾斜補強層の補強コードのタイヤ周方向に対する傾斜角度が20°〜50°であることを特徴とする請求項4又は5に記載の乗用車用空気入りタイヤ。
- 前記一対の第一境界線の相互間において前記トレッドプロファイルに沿って測定されるトレッド展開幅TDWに対する前記周方向補強層の幅Wの比W/TDWが0.8≦W/TDW≦1.1の関係を満足することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の乗用車用空気入りタイヤ。
- 前記周方向補強層の幅50mm当たりの補強コードの打ち込み本数が30本〜80本であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の乗用車用空気入りタイヤ。
- 前記周方向補強層の補強コードは、荷重(N)と伸び(%)との関係において、0.5%〜1.0%伸び時の曲線の傾きが2.5%〜3.0%伸び時の曲線の傾きの1/15〜1/3となる伸び特性を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の乗用車用空気入りタイヤ。
- 比SC/cについて4.0≦SC/c≦8.0の関係を満足することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の乗用車用空気入りタイヤ。
- 前記カーカス層に沿ってタイヤ内部及び/又はタイヤ内面に空気透過係数が50×10-12cc・cm/cm2・sec・cmHg以下の空気透過防止層を設けたことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の乗用車用空気入りタイヤ。
- 前記空気透過防止層が熱可塑性樹脂又は熱可塑性樹脂とエラストマーとをブレンドした熱可塑性エラストマー組成物から構成されることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の乗用車用空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013167490A JP6236978B2 (ja) | 2013-08-12 | 2013-08-12 | 乗用車用空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013167490A JP6236978B2 (ja) | 2013-08-12 | 2013-08-12 | 乗用車用空気入りタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015036263A true JP2015036263A (ja) | 2015-02-23 |
JP6236978B2 JP6236978B2 (ja) | 2017-11-29 |
Family
ID=52686923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013167490A Active JP6236978B2 (ja) | 2013-08-12 | 2013-08-12 | 乗用車用空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6236978B2 (ja) |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04221208A (ja) * | 1990-12-21 | 1992-08-11 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
JPH05254308A (ja) * | 1992-03-11 | 1993-10-05 | Bridgestone Corp | 空気入りラジアルタイヤ |
JPH0680001A (ja) * | 1992-09-01 | 1994-03-22 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 空気入りタイヤ |
JPH09286211A (ja) * | 1996-04-22 | 1997-11-04 | Ohtsu Tire & Rubber Co Ltd :The | 空気入りラジアルタイヤ |
JP2005219565A (ja) * | 2004-02-04 | 2005-08-18 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
JP2010168033A (ja) * | 2008-12-22 | 2010-08-05 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ及びその製造方法 |
JP2011148402A (ja) * | 2010-01-21 | 2011-08-04 | Bridgestone Corp | 空気入りラジアルタイヤ |
JP2013001333A (ja) * | 2011-06-20 | 2013-01-07 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
-
2013
- 2013-08-12 JP JP2013167490A patent/JP6236978B2/ja active Active
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04221208A (ja) * | 1990-12-21 | 1992-08-11 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
JPH05254308A (ja) * | 1992-03-11 | 1993-10-05 | Bridgestone Corp | 空気入りラジアルタイヤ |
JPH0680001A (ja) * | 1992-09-01 | 1994-03-22 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 空気入りタイヤ |
JPH09286211A (ja) * | 1996-04-22 | 1997-11-04 | Ohtsu Tire & Rubber Co Ltd :The | 空気入りラジアルタイヤ |
JP2005219565A (ja) * | 2004-02-04 | 2005-08-18 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
JP2010168033A (ja) * | 2008-12-22 | 2010-08-05 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ及びその製造方法 |
JP2011148402A (ja) * | 2010-01-21 | 2011-08-04 | Bridgestone Corp | 空気入りラジアルタイヤ |
JP2013001333A (ja) * | 2011-06-20 | 2013-01-07 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6236978B2 (ja) | 2017-11-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4442700B2 (ja) | 空気入りタイヤ及びその製造方法 | |
JP3695840B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4636194B2 (ja) | 空気入りタイヤ及びその製造方法 | |
JP3532036B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP5494894B1 (ja) | 乗用車用空気入りタイヤ | |
JP6236977B2 (ja) | 乗用車用空気入りタイヤ | |
JP5928525B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP5928524B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6418339B1 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP3859338B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6152741B2 (ja) | 乗用車用空気入りタイヤ | |
JPH11180110A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6241125B2 (ja) | 乗用車用空気入りタイヤ | |
JP6331685B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6236978B2 (ja) | 乗用車用空気入りタイヤ | |
JP6428145B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2016196220A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4103943B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2009208734A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JPH10236115A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2009279977A (ja) | 空気入りタイヤ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160804 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170303 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170314 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170508 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171003 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171016 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6236978 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |