JPH0422095Y2 - - Google Patents

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JPH0422095Y2
JPH0422095Y2 JP1987074376U JP7437687U JPH0422095Y2 JP H0422095 Y2 JPH0422095 Y2 JP H0422095Y2 JP 1987074376 U JP1987074376 U JP 1987074376U JP 7437687 U JP7437687 U JP 7437687U JP H0422095 Y2 JPH0422095 Y2 JP H0422095Y2
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insertion pin
diameter
bush
mating hole
panel
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JP1987074376U
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、パネルに他の部品を取付けるため
の留め具に関し、例えば自動車のドア回りや、ト
ランクルームの開口縁に止着するウエザーストツ
リツプを、これらの開口縁に留め付けるのに好適
な改良された合成樹脂製の留め具に関する。
〈従来の技術〉 従来、この種の留め具としては、本願出願人が
先に提案した実開昭61−52707号公報により、頭
部と、この頭部から垂下する脚部を一体的に備え
て成る硬質樹脂製の挿入ピンと、この挿入ピンの
脚部の外周に嵌合される筒形を成し、その上端に
パネルに開設された相手穴の内径より形の太いフ
ランジ部を一体的に備えて成る軟質樹脂製のブツ
シユから成る合成樹脂製の留め具が公知である。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかし、上記公知の留め具は、硬質樹脂製の挿
入ピンと、軟質樹脂製のブツシユを別々に成形す
るので、成形後に挿入ピンの脚部の外にブツシユ
を嵌めて組立てることが必要で、これに非常に手
数を要する。又、ブツシユは下向きに直径が縮小
した紡錘形ないし砲弾形で、下端部は挿入ピンの
脚部の下端部の外周に密接しているが、下端部か
ら上は内、外径とも挿入ピンの脚部の直径よりも
大きく、挿入ピンの頭部の外周から離れているの
で、パネルに開設された小径の穴には適用が困難
である。つまり、ブツシユの径をパネルの小径の
穴に合わせると、挿入ピンの脚部の直径は非常に
小さくなり、強度不足で押込んだり、引抜いたり
するときに脚部が折れたり、千切れたりする。
(課題を解決するための手段) 本考案の留め具は、上記問題点を解決するため
に開発されたのであつて、頭部4と、この頭部か
ら垂下する一体の脚部5を備え、上記脚部は上か
ら拡径部13、直径が下向きに小さくなる円錐形
の拡開部15、径小部16を有する硬質樹脂製の
挿入ピン6と、パネル3に開設された相手穴7に
嵌合する外径の筒形で、上端部外周に一体のフラ
ンジ部8を有し、前記挿入ピン6の径小部16の
外周に嵌合した軟質樹脂製のブツシユ9とから成
り、上記ブツシユのフランジ部8をパネル3の相
手穴7の縁の上面に当てゝ挿入ピン6を下向きに
押込み、挿入ピンの拡径部13をブツシユの内周
に位置させることにより、ブツシユをパネルの相
手穴中で拡張する合成樹脂製の留め具において、 前記軟質樹脂製のブツシユ9を、その内周面を
挿入ピン6の径小部16の外周に密着させて2色
成形したことを特徴とする。
〈実施例〉 以下に本考案を図面に示した一実施例に基づき
説明する。
図中、1は留め具を示し、この留め具1を使用
して、例えばウエザーストツリツプ2をパネル3
に係止するが、このほかパネル3に他の部品を係
止するための一般的なクリツプとしても活用する
ことが可能である。
上記留め具1は、頭部4と、この頭部4から垂
下する脚部5を一体的に備えて成る挿入ピン6
と、この挿入ピン6の脚部5の外周に嵌合される
筒形を成し、その上端にパネル3に開設された相
手穴7の内径より形の太いフランジ部8を一体的
に備えて成るブツシユ9より構成する。そして、
上記挿入ピン6は、適度な剛性と弾性を有する、
例えば、POM等により一次成形し、又、ブツシ
ユ9は、弾力性の有る、例えばポリオレフインエ
ラストマー等により、一次成形された挿入ピン6
に対して二次成形して成る。
上記挿入ピン6の頭部4は、皿形の鍔部10
と、この鍔部10の上面中央から短く延びた円柱
形の中軸部11と、この中軸部11の上端から左
右に張出した板状で略菱形の刺入部12から成
り、刺入部12はウエザーストツリツプ2中に埋
設固定される。
又、挿入ピン6の脚部5は、上記鍔部10の下
面中央から垂下する前記ブツシユ9を拡径させる
拡径部13と、この拡径部13の下端から半径方
向外向きに突出した上向きな環状の段差部14
と、この段差部14の下に連続した下向きに略円
錐台形に窄まつた拡開部15と、この拡開部15
の下に連続した前記拡径部13より径の細い径小
部16と、この径小部16の下端ら半径方向外向
きに突出した環状凸部17と、環状凸部17の下
に連なつた扁平な先端軸部18を一体的に備えて
成る。
そして、脚部5の拡径部13、段差部14及び
拡開部15を中空構造とし、残る径小部16、環
状凸部17及び先端軸部18を中実構造としてい
る。
即ち、第5図に示す様に、鍔部10の下面から
3本の支柱19……を周方向にほゞ等間隔に配置
して垂設し、この3本の支柱19の外周面に、拡
径部13、段差部14及び拡開部15を夫々形成
し、3本の支柱19の中央に中空部20を形成す
ると共に、隣接する各支柱19の間に開口部21
を形成し、各支柱19に可撓性を持たせている。
尚、図面で示した本実施例にあつては、中空部
20を挟んで相対向する支柱19′,19′の間の
開口部21′を比較的に広くしているが、これは
型抜き上の便宜を考慮したものであつて、各支柱
19を周方向に均等に配置してもよいし、その数
も2本乃至は3本等より数多く設けてもよい。
一方、前記ブツシユ9は、先に説明したフラン
ジ部8と、このフランジ部8の下面より垂下する
円筒形の筒部22を有して成り、フランジ部8か
ら筒部22には上下に貫通した孔23を一連に連
通すると共に、筒部22の外周面には、その高さ
の途中に内向きに凹んだ細い環状溝24を設けて
いる。
上記構成による挿入ピン6とブツシユ9は、周
知の二色成形法により一体的に形成する。
即ち、第6図に示す様に、まず挿入ピン6を一
次成形した後、この一次成形により成形された挿
入ピン6の径小部16に、ブツシユ9を二次成形
して、挿入ピン6の径小部16にブツシユ9の孔
23が嵌合した状態で、挿入ピン6とブツシユ9
を一体的に成形する(第7図)。
尚、成形に際しては、ブツシユ9の筒部22の
下端を、挿入ピン6の径小部16の下の環状凸部
17の上端に密着させて形成し、筒部22の外周
面と環状凸部17の外周面がほゞ連続した面とな
る様にして、挿入時の引つ掛かりなくしている。
次に、こうして成形した留め具1の使用手順を
説明すると、まず、パネル3にブツシユ9の筒部
22の外径より僅かに大きな相手穴7を開設して
置く(第7図)。
そして、挿入ピン6の頭部4を、その刺入部1
2をウエザーストツリツプ2中に埋設固定するこ
とで、まず固定し、次で、挿入ピン6を先端軸部
18から上記相手穴7に合せて挿入し、挿入ピン
6をブツシユ9中に強く押し込むことで、留め具
1を介してウエザースツトリツプ2をパネル3の
上面に沿つて固定する(第8図)。
即ち、挿入ピン6を相手穴7に合せて挿入する
と、ブツシユ9の筒部22が相手穴7に嵌り込
み、そのフランジ部8の下面が相手穴7の上縁に
当つて、停止する。
この位置から、挿入ピン6を強く押し込むと、
その拡開部15がブツシユ9中に突き進み、ブツ
シユ9の孔23の内周面が拡開部15の外周面に
乗り上ることにより、その筒部22がその弾力に
より半径方向外向きに徐々に拡径する。このとき
同時に、挿入ピン6の拡開部15は、ブツシユ9
の筒部22を挟んで、相手穴7の内周面に押され
て、各支柱19が中空部20に向つて内向きに撓
むことで、その外径、即ち下から拡開部15、段
差部14及び拡径部13の夫々の径を減じるた
め、ブツシユ9の弾力による拡径と相待つて、ブ
ツシユ9中に無理なくスムースに突入し、挿入ピ
ン6の挿入力を低減する。
こうして、挿入ピン6を更に深く挿入すると、
その拡開部15がブツシユ9の筒部22の下に突
き抜け、ブツシユ9がその弾力で僅かに縮径する
と共に、各支柱19がその弾性復元力で復元し
て、クリツク感を伴つて、ブツシユ9の筒部22
が挿入ピン6の拡径部13に嵌り込む。
そして、上記クリツク感を感じるのとほゞ同時
に、挿入ピン6の鍔部10の下面がブツシユ9の
フランジ部8の上面に当接し、挿入ピン6をもは
や押し込めなくなる。
こうして、挿入ピン6を押し込むことで、ブツ
シユ9のフランジ部8から下の筒部22が脚部5
の拡径部13により拡径し、このとき環状溝24
が相手穴7の下縁の角に引つ掛かつて、フランジ
部8の下面との間でパネル3を上下から挟持し
て、挿入ピン6を介してパネル3の上面に沿つて
ウエザーストリツプ2を保持する。
この取付け状態にあつては、ブツシユ9の筒部
22が脚部5の拡径部13により拡径して、相手
穴7の内周面に密着することにより、シール効果
がある。又、相手穴7の径が比較的小さければ、
支柱19の弾性復元力が同時に作用し、ブツシユ
9を一層強く相手穴7の内周面に密着させること
ができる。
一方、挿入ピン6に抜去力が作用した際には、
ブツシユ9の筒部22の下端が、段差部14に引
つ掛かつてその抜去力に抗する。但し、実際の使
用時にあつては、挿入力より大きな抜去力が作用
することは稀であるが、相手穴径を変化させて実
験した結果、挿入力の1.5〜3.5倍程度の力が作用
しても抜けなかつた。
これに対して、抜去力を更に増加すると、即ち
ウエザーストリツプ2を取り外すために、挿入ピ
ン6を抜き取る際には、段差部14が相手穴7の
下縁の角に直接引つ掛かつて抜去力に抗するが、
更に引く抜く力を増加すると、相手穴7の下縁の
角で段差部14を内向きにこじる様にして、各支
柱19を内向きに撓めるので、その径が減じなが
ら相手穴7を通過し、挿入ピン6の拡径部13に
ブツシユ9が取り付いたまゝ相手穴7から抜け
る。
従つて、各支柱19が内向きに撓むことで、そ
の径を減じることができるので、挿入ピン6を引
き抜いた際に、挿入ピン6がその長さの途中から
引き千切れてしまうこともなく、そのまゝ回収す
ることができる。
尚、図面に示した実施例では、留め具1をウエ
ザーストリツプ用のクリツプとして利用した場合
に就き説明したが、挿入ピン6の頭部4の形状を
変形することで、他の用途にも活用できる。例え
ば、頭部4の形状をフツク形にすることで、コー
ド類やチユーブ類の配線乃至は配管用のクリツプ
としても利用できる。
〈考案の効果〉 このように本考案の留め具の軟質樹脂製のブツ
シユ9は、その内周面を挿入ピン6の脚部の径小
部16の外周に密着させて2色成形で成形してあ
るため、挿入ピンと、ブツシユを別々に成形して
組立てる手数が不要になる。更に、挿入ピンの脚
部の径小部の直径は、ブツシユの直径より小さい
が、その差は小であるため、ブツシユの直径をパ
ネルの小径の穴に適合させても挿入ピンの脚部の
直径は左程、小さくならず、強度不足にはならな
い。従つて、小径の穴に適用可能な留め具が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
正面図、第2図は側面図、第3図は平面図、第4
図は底面図、第5図は第1図の−線に沿う断
面図、第6図は一次成形品を示す斜視図、第7図
は成形品とパネルを示す斜視図、第8図は取付け
状態を示す断面図である。 同図中、1は留め具、2はウエザーストリツ
プ、3はパネル、4は頭部、5は脚部、6は挿入
ピン、7は相手穴、8はフランジ部、9はブツシ
ユ、13は拡径部、20は中空部、21は開口部
を夫々示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 頭部4と、この頭部から垂下する一体の脚部5
    を備え、上記脚部は上から拡径部13、直径が下
    向きに小さくなる円錐形の拡開部15、径小部1
    6を有する硬質樹脂製の挿入ピン6と、パネル3
    に開設された相手穴7に嵌合する外径の筒形で、
    上端部外周に一体のフランジ部8を有し、前記挿
    入ピン6の径小部16の外周に嵌合した軟質樹脂
    製のブツシユ9とから成り、上記ブツシユのフラ
    ンジ部8をパネル3の相手穴7の縁の上面に当
    てゝ挿入ピン6を下向きに押込み、挿入ピンの拡
    径部13をブツシユの内周に位置させることによ
    り、ブツシユをパネルの相手穴中で拡張する合成
    樹脂製の留め具において、 前記軟質樹脂製のブツシユ9を、その内周面を
    挿入ピン6の径小部16の外周に密着させて2色
    成形したことを特徴とする合成樹脂製の留め具。
JP1987074376U 1987-05-20 1987-05-20 Expired JPH0422095Y2 (ja)

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JPS63184209U JPS63184209U (ja) 1988-11-28
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6152707B2 (ja) * 1981-05-18 1986-11-14 Terumo Corp

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0121204Y2 (ja) * 1984-09-11 1989-06-26

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6152707B2 (ja) * 1981-05-18 1986-11-14 Terumo Corp

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JPS63184209U (ja) 1988-11-28

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