JPH04220164A - エネルギービーム接合方法 - Google Patents

エネルギービーム接合方法

Info

Publication number
JPH04220164A
JPH04220164A JP3048846A JP4884691A JPH04220164A JP H04220164 A JPH04220164 A JP H04220164A JP 3048846 A JP3048846 A JP 3048846A JP 4884691 A JP4884691 A JP 4884691A JP H04220164 A JPH04220164 A JP H04220164A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal pieces
laser beam
metal
joined
cylindrical jig
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3048846A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2520052B2 (ja
Inventor
Masao Kubo
雅男 久保
Yoshimitsu Nakamura
良光 中村
Yoshiyuki Uchinono
良幸 内野々
Tokuo Yoshida
徳雄 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP3048846A priority Critical patent/JP2520052B2/ja
Publication of JPH04220164A publication Critical patent/JPH04220164A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2520052B2 publication Critical patent/JP2520052B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエネルギービームを用い
接点材料の如き金属片相互を接合するエネルギービーム
接合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザを用いた接合方法としてはレーザ
を用いたはんだ付やレーザろう付等があるが、前者の一
従来例として、例えば特開昭60─182194号公報
に示される技術が存在する。この従来技術は、気体によ
り基材を押圧し、基材とはんだとの接触を確保し、熱の
伝達を安定させてはんだ付するというものである。また
、後者のレーザを用いたレーザろう付の従来例として、
入熱を均一化し、接合の信頼性を上げる手段としては特
開昭61─226167号公報に記載の技術がある。こ
の従来技術によれば、凹面状の反射鏡を用いてろう付部
上下面より集光してろう付するというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のはんだ付やろう付手段によると、気体による押
圧力のコントロールが煩雑で押圧力自体にも限界があっ
たり、接合用治具以外に反射鏡を用いなければならず、
かつその調整管理も煩雑であるという課題があった。
【0004】本発明は上記のことに鑑み提案されたもの
で、その目的とするところは、金属片相互を容易、かつ
確実に接合できるエネルギービーム接合方法を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、(1)接合
する金属片の間に、ろう材,はんだ材を設け、かつ一方
の金属片の周囲を治具により押圧し、その上方からエネ
ルギービームを照射して前記各金属片を接合するように
し、上記目的を達成している。
【0006】(2)接合する金属片の間に、ろう材,は
んだ材を設け、一方の金属片の周囲を治具により押圧し
、かつ金属片のレーザ光照射部分または金属片に設けた
透光板に光吸収層を設け、この光吸収層を介して前記金
属片の上方からレーザ光を照射し前記各金属片を接合す
るようにし、上記目的を達成している。
【0007】(3)接合する金属片の一方の金属片側に
筒状治具を設け、この筒状治具の中空部内に上方からレ
ーザ光を照射し、筒状治具の内壁面に前記レーザ光を反
射させて前記各金属片を接合するようにし、上記目的を
達成している。
【0008】(4)接合する金属片の間にろう材,はん
だ材を設け、かつ前記一方の金属片側に筒状治具を設け
、この筒状治具の中空部内に上方からレーザ光を照射し
、筒状治具の内壁面に前記レーザ光を反射させて前記各
金属片を接合するようにし、上記目的を達成している。
【0009】(5)接合する金属片の間にろう材,はん
だ材を設け、かつ前記一方の金属片側に筒状治具を設け
、この筒状治具の中空部内のレーザ光照射部分に光吸収
層を設け、この光吸収層を介し前記一方の金属片にレー
ザ光を照射し、かつ前記筒状治具の内壁面に前記レーザ
光を反射させて前記各金属片を接合するようにし、上記
目的を達成している。
【0010】(6)接合する金属片相互を予め仮保持さ
せ、かつ前記一方の金属片側に筒状治具を設け、この筒
状治具の中空部内に上方からレーザ光を照射し、筒状治
具の内壁面に上記レーザ光を反射させて前記各金属片を
接合するようにし、上記目的を達成している。
【0011】(7)接合する金属片相互を予め仮保持さ
せ、予め光学系でレーザ光を所望の強度分布に偏向して
照射し入熱状態をコントロールして前記各金属片を接合
するようにし、上記目的を達成している。
【0012】(8)接合する金属片相互を予め仮保持さ
せ、レーザ光を所望の強度分布に偏向する代わりに、エ
ネルギービームの照射個所を複数設けることで入熱状態
をコントロールして前記各金属片を接合するようにし、
上記目的を達成している。
【0013】
【作用】本発明では、上記(1)〜(8)のように構成
し、エネルギービームによりろう付,はんだ付を行う場
合、先ず上記(1)〜(3)記載のものは、治具を用い
て一方の金属片の周囲を押圧するようにし、安定した押
圧力が得られ、かつ特別の反射鏡の如き部材を用いるこ
となく、極めて簡単な構成によって金属片相互を接合で
きるようにしている。
【0014】この場合、治具の押圧により各金属片とろ
う材やはんだ材との接触が機械的に確保され、熱伝達が
安定し接合の信頼性を向上させている。また、ろう材,
はんだ材がレーザエネルギーの熱により溶融する際、こ
れと同時に押圧力により広げられ、ぬれ現象だけでは得
られない高速ろう付,はんだ付を可能としている。
【0015】なお、上記(2)ではレーザ光照射部分に
光吸収層を設けたり、押圧する治具として光吸収層を有
する透光板を付設し、この透光板の上部に押圧力が加え
られる治具を設けており、レーザ光のエネルギーを光吸
収層を介し効率良く金属片に伝えるように構成されてい
る。
【0016】また、上記(3)のものは、筒状治具の内
壁面にレーザ光で反射させるようにし、レーザ光の均一
な照射をなすようにする。
【0017】さらに、上記(4)のものは、筒状の治具
の内壁面でレーザ光を反射させる構成となっているが、
押圧することに限定されるものでない。
【0018】また、上記(5)のものは、筒状治具の内
壁面でレーザ光を反射させることに加え、レーザ光照射
部分に光吸収層を設け、より効率良くレーザエネルギー
を金属片に伝えるようにしている。
【0019】また、上記(6)のものは、予め金属片相
互を仮保持してしまい、各金属片の間に、特にろう材,
はんだ材を設けなくても良いようにしている。
【0020】しかして、上記のように治具を筒状にして
、この内壁面にレーザ光を反射させることで、レーザ光
の強度分布の違いを均一もしくは所望の強度分布に変え
ることができるようにしている。このため、入熱状態を
コントロールでき、信頼性の高い接合を可能としている
【0021】なお、筒状治具は、使用するレーザ波長に
合わせ、よく反射する材料を用いることが必要であり、
例えばYAGレーザ・CO2 レーザの場合はCu,A
l,Ag,Au 系材料、もしくはそれによるコーティ
ング材料が挙げられる。
【0022】また、上記(5)のものにおいて、レーザ
の吸収を安定させるために、金属片のレーザ照射部分、
または治具の一部に透光材を用い、それが金属片のレー
ザ照射部と接触する部分に光吸収層を設け、レーザ光の
エネルギーを効率良く金属片に伝えるようにしている。
【0023】また、上記(6)のものでは、金属片相互
を予め仮保持するようにしたため、上記作用に加え、接
合する金属片が予め一体化されているので、その取扱い
が容易となり、接合の作業性を良くしている。
【0024】しかして、上記(7)のものにおいて、金
属片相互を予め仮保持し、予め光学系でレーザ光を所望
の強度分布に偏向して照射し入熱状態をコントロールで
きるようにしている。
【0025】なお、上記(8)のものでは、金属片相互
を予め仮保持し、エネルギービームの照射個所を複数設
けることで入熱状態をコントロールできるようにしてい
る。
【0026】
【実施例】図1(a),(b)は本発明の第1実施例を
示すもので、図中1は図示の状態において上側に配置さ
れた一方の金属片であり、この下方にはろう材,はんだ
材2を介し他方の金属片3が配置され、これらは治具4
の上に設けられている。また、一方の金属片1上の例え
ば4ヶ所に第1〜第4の押圧用の治具5a〜5dが設け
られている。しかして、この実施例では接合する複数の
金属片1,3の間にろう材,はんだ材2を設け、上側に
位置する一方の金属片1の周囲を上側に配置された治具
5a〜5dにより押圧しつつ治具5a〜5dの間に照射
したレーザ光Aのエネルギーにより各金属片1,3相互
を接合するようにしたことに特徴を有している。
【0027】図2(a),(b)は本発明の第2実施例
を示すもので、この例ではレーザ光Aの照射部分aに光
吸収層6を設け、この光吸収層6を介して一方の金属片
1にレーザ光Aを照射するようにしたことに特徴を有し
ている。このため、よりレーザ光Aのエネルギーを接合
部に伝えることができ、熱伝達が安定し、速やかに、か
つ確実に接合することができる。なお、その他の構成は
第1実施例と同様であるため、同一部材には同じ符号を
付し、それらの説明は省略する。
【0028】図3(a),(b)は本発明の第3実施例
を示すもので、この実施例では一方の金属片1の上部に
透光板7を設け、この透光板7のレーザ光照射部分aに
光吸収層6aを設け、この部分にレーザ光Aを照射し、
各金属片1,3相互を接合するようにしたものである。 その他の構成は第1実施例と同様である。
【0029】図4(a)〜(e)は本発明の第4実施例
を示す。この実施例では一方の金属片1の上部に筒状治
具8を設け、この筒状治具8内にレーザ光Aを照射し、
筒状治具8の内壁面にレーザ光Aを反射させて各金属片
1,3相互を接合するようにしている。この場合、筒状
治具8は一方の金属片1側に対し必ずしも押圧すること
を要しない。なお押圧しても良いことは勿論である。ま
た、この筒状治具8を一方の金属片1側と離間して配置
しても良いことは勿論である。しかして、通常、単に一
方の金属片1上にレーザ光Aを照射した場合は、図4(
c)に示す如きレーザ光Aの強度分布となるが、このよ
うな筒状治具8を用いると(d)に示すような強度分布
となり、レーザ光照射部分に均一に近くレーザ光Aを集
めて照射することができる。
【0030】なお、(e)図に示すように、筒状治具8
の内壁面をテーパ状としても良く、この場合、テーパ角
は水平方向に対しほぼ30°と設定し、かつテーパ下穴
φ2mm、スポット径φ5mm、レーザパワー約20J
/p.4msで設定すると上記(d)図に示すように、
テーパ下穴内のレーザ強度分布をほぼ均一にすることが
可能になった。
【0031】図5(a),(b)は本発明の第5実施例
を示す。この実施例では、上記第4実施例において、レ
ーザ光照射部分に光吸収層6bを設け、この光吸収層6
bを介して一方の金属片1にレーザ光Aを照射するよう
にしたものである。実施例1〜5において、ろう材,は
んだ材を用いた場合、図10に示すように金属片の片側
または両側に貫通穴を1〜複数個設けることで溶融した
ろう材,はんだ材中に生じるボイドを逃がすことができ
るという特徴がある。
【0032】図6(a)〜(l)及び図7(a)〜(f
)は本発明の第6実施例を示すもので、これらの実施例
は金属片相互を予め仮保持させた後、筒状治具8を用い
、その内壁面にレーザ光Aを反射させて金属片相互を接
合するようにしたことに特徴を有している。すなわち、
図6(a)において、金属片1aに凹凸状部分1bを形
成し、(b)図に示すように、これに他の金属片3を圧
着して仮保持させて、一方の金属片1aの上部に筒状治
具8を設け、(c)図に示すように、レーザ光Aを照射
し、筒状治具8の内壁面にレーザ光Aを反射させるよう
にしている。この場合、筒状治具8としては、(d)図
に示すように、内壁面がテーパ状としたものを用いても
良い。
【0033】次に、図6(e)ないし(h)は仮保持手
段が異なるもので、先ず(e)に示すように、金属片3
の接合面に凹部3aを形成し、かつ金属片1aをポンチ
9を介し絞り加工するなどして塑性変形させ、(f)に
示すように、金属片3の凹部3aに金属片1aを仮保持
させ、かつ(g)に示すように、金属片1aの上部に筒
状治具8を設け、レーザ光Aを照射するようにしている
。この場合も筒状治具8として、(h)に示すように、
内壁面がテーパ状としたものを用いても良い。
【0034】(i)ないし(l)は、さらに他の仮保持
手段を用いた例である。すなわち、金属片3に凸部3b
を形成し、この凸部3bを金属片1aの孔1c内に挿入
し、突出部分をポンチ9にて潰し、(j)に示すように
仮保持させ、ついで、(k)または(l)に示すように
、金属片1aの上部に筒状治具8を設け、レーザ光Aを
照射するようにしている。なお、これらにおいて金属片
1a,3間に、ろう材,はんだ材を入れても良い。
【0035】また、図7(a)ないし(f)は超音波に
よる仮保持の例を示す。すなわち、(a)は一方の金属
片1aの所定位置に他方の金属片3を重ね合わせて接触
させ、金属片3の上部に超音波ホーン10を当て、この
超音波ホーン10を駆動して超音波の振動により金属片
3を金属片1aの面上に仮保持させている。この場合、
振動により接合面の酸化皮膜を、特に活性剤を用いなく
とも除去することができる。このようにすることでビー
ム照射による入熱で接合する金属片が直接溶融しなくて
も原子の拡散反応が起こり、例えばAgとCuにこの方
法を用いれば元素の拡散共晶反応によりAg─Cuの合
金層が形成され、安定した接合が得られる。すなわち、
超音波による仮保持の目的は、接合面の酸化皮膜を超音
波摩擦により除去し、清浄な面どうしを密着させて仮保
持させることである。
【0036】(b)は金属片3を収納する凹部10aが
形成された超音波ホーン10を用い、金属片3を金属片
1aに仮保持させた例である。(c)は金属片3の上部
を固定部材11によって固定し、金属片1aの下部に超
音波ホーン10を配置して超音波により仮保持するよう
にしたものである。(d)は金属片3側に当てた超音波
ホーン10を垂直方向に駆動し、接合面に対し垂直方向
に超音波振動を印加して金属片1a,3を仮保持するよ
うにしている。このような超音波振動印加によると、金
属片1a,3を接点とした場合、接点表面へのダメージ
を低減することができる利点がある。しかして、上記の
ようにして仮保持したものを、(e)または(f)に示
す如き筒状治具8を用い、レーザ光Aを照射して金属片
1a,3相互を接合するようにしている。
【0037】なお、図6や図7に示した上記実施例でも
金属片1aと3との間に、ろう材やはんだ材を入れても
良い。このように、これらの実施例では金属片相互を予
め仮保持しているため、接合の作業性が良いという利点
がある。
【0038】図8(a),(b)は本発明の第7実施例
を示すもので、この実施例は金属片相互を予め仮保持さ
せた後、予め光学系でレーザ光を所望の強度分布に偏向
して照射し入熱状態をコントロールして前記各金属片を
接合するようにしたことに特徴を有している。すなほち
、金属片どうしを超音波で仮保持した後、カライドスコ
ープ13を用いレーザ光の強度分布を均一に偏向して金
属片に照射するようにしたものである。この場合、仮保
持は実施例6に示すよう他の方式でもよく、レーザ光の
偏向光学系もカライドスコープ13に限らず所望の強度
分布が得られる他の光学系でもよい。また、上記実施例
でも金属片1aと3の間にろう材やはんだ材を入れても
よい。
【0039】図9(a),(b)は本発明の第8実施例
を示すもので、この実施例は金属片相互を予め仮保持さ
せた後、エネルギービームの照射個所を複数設けること
で入熱状態をコントロールして前記各金属片を接合する
ようにしたことに特徴を有している。すなわち、金属片
どうしを超音波で仮保持した後、(a)はエネルギービ
ームを複数の焦点を持ったレンズ12で分割集光し金属
片に照射するようにしたものである。(b)は複数のレ
ーザ光をそれぞれ金属片に照射するようにしたもので、
この場合それぞれのレーザ光の照射は、同時でも時間的
にずらしてもどちらでもよい。また、仮保持方法は実施
例6に示すよう他の方法でもよい。また、上記実施例で
も金属片1aと3の間にろう材やはんだ材を入れてもよ
い。以上の実施例においてレーザ照射時にO2 ガスを
吹き付けることでレーザの吸収効果をよくすることがで
き、またレーザ照射部に凹凸(1〜100μm)を1〜
複数個設けることでも同様の効果が得られ、さらに組み
合わせることも効果的であり、接合を安定させることが
できる。なお、上記実施例では主としてレーザ光で説明
したが、本発明はレーザ光に限定されるものではなく、
電子ビームその他のエネルギービームを包含しているこ
とは勿論である。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、(1)接
合する金属片の間に、ろう材,はんだ材を設け、かつ一
方の金属片の周囲を治具により押圧し、その上方からエ
ネルギービームを照射して前記各金属片を接合する、(
2)接合する金属片の間に、ろう材,はんだ材を設け、
一方の金属片の周囲を治具により押圧し、かつ金属片の
レーザ光照射部分または金属片に設けた透光板に光吸収
層を設け、この光吸収層を介して前記金属片の上方から
レーザ光を照射し前記各金属片を接合する、
【0041
】(3)接合する金属片の一方の金属片側に筒状治具を
設け,この筒状治具の中空部内に上方からレーザ光を照
射し、筒状治具の内壁面に前記レーザ光を反射させて前
記各金属片を接合する、(4)接合する金属片の間にろ
う材,はんだ材を設け、かつ前記一方の金属片側に筒状
治具を設け、この筒状治具の中空部内に上方からレーザ
光を照射し、筒状治具の内壁面に前記レーザ光を反射さ
せて前記各金属片を接合する、(5)接合する金属片の
間にろう材,はんだ材を設け、かつ前記一方の金属片側
に筒状治具を設け、この筒状治具の中空部内のレーザ光
照射部分に光吸収層を設け、この光吸収層を介し前記一
方の金属片にレーザ光を照射し、かつ前記筒状治具の内
壁面に前記レーザ光を反射させて前記各金属片を接合す
る、
【0042】(6)接合する金属片相互を予め仮保持さ
せ、かつ前記一方の金属片側に筒状治具を設け、この筒
状治具の中空部内に上方からレーザ光を照射し、筒状治
具の内壁面に上記レーザ光を反射させて前記各金属片を
接合する、(7)接合する金属片相互を予め仮保持させ
、予め光学系でレーザ光を所望の強度分布に偏向して照
射し入熱状態をコントロールして前記各金属片を接合す
る、(8)接合する金属片相互を予め仮保持させ、レー
ザ光を所望の強度分布に偏向する代わりに、エネルギー
ビームの照射個所を複数設けることで入熱状態をコント
ロールして前記各金属片を接合する、構成とし、
【00
43】ろう材,はんだ材を金属片間に設け、かつ一方の
金属片を押圧する構成としたものにおいては各金属片相
互の機械的接触が確保され、かつ熱伝達が安定し接合の
信頼性を向上させることができる。また、光吸収層を設
けたり、筒状治具の内壁面にレーザ光を反射させるよう
にしたり、エネルギービームの焦点を分散させたりした
もの等は、入熱およびその熱伝達が安定し、接合の信頼
性の高いレーザ光によるろう付,はんだ付を行うことが
できる。
【0044】また、接合する金属片相互を予め仮保持さ
せ、かつ前記一方の金属片側に筒状治具を設け、この筒
状治具の中空部内に上方からレーザ光を照射し、筒状治
具の内壁面に前記レーザ光を反射させて前記各金属片を
接合するようにし、金属片相互を予め仮保持するように
したものは、上記効果に加え、仮保持されているため、
接合作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a),(b)は本発明の第1実施例で、
(a)は部分断面平面図、(b)は接合作業の側断面図
である。
【図2】図2(a),(b)は同上の第2実施例である
【図3】図3(a),(b)は同上の第3実施例である
【図4】図4(a)〜(e)は本発明の第4実施例で、
(a)は部分断面平面図、(b)は側断面図、(c)は
通常のレーザ光のスポット状態の説明図、(d)は(e
)図示構成のスポット状態の説明図、(e)は筒状治具
の内壁面をテーパとした場合の側断面図である。
【図5】図5(a),(b)は本発明の第5実施例であ
る。
【図6】図6(a)〜(l)は本発明の第6実施例であ
り、金属片相互を機械的結合により仮保持させた後、レ
ーザ接合した各種の例である。
【図7】図7(a)〜(f)は本発明の第6実施例であ
り、金属片相互を超音波により仮保持させた後、レーザ
接合した各種の例を示す。
【図8】図8は本発明の第7実施例である。
【図9】図9は本発明の第8実施例である。
【図10】図10本発明の第1〜第5実施例におけるボ
イド処理の説明図である。
【符号の説明】
1,1a,3  金属片 1b  凹部 3a  凹部 3b  凸部 2  ろう材,はんだ材 4  治具 5a〜5d  治具 6,6b  光吸収層 7  透光板 8  筒状治具 9  ポンチ 10  超音波ホーン 10a  凹部 11  固定部材 12  複数焦点レンズ 13  カライドスコープ 14  貫通穴 A  レーザ光 a  レーザ光照射部分

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  接合する金属片の間に、ろう材,はん
    だ材を設け、かつ一方の金属片の周囲を治具により押圧
    し、その上方からエネルギービームを照射して前記各金
    属片を接合することを特徴としたエネルギービーム接合
    方法。
  2. 【請求項2】  接合する金属片の間に、ろう材,はん
    だ材を設け、一方の金属片の周囲を治具により押圧し、
    かつ金属片のレーザ光照射部分または金属片に設けた透
    光板に光吸収層を設け、この光吸収層を介して前記金属
    片の上方からレーザ光を照射し前記各金属片を接合する
    ことを特徴としたエネルギービーム接合方法。
  3. 【請求項3】  接合する金属片の一方の金属片側に筒
    状治具を設け、この筒状治具の中空部内に上方からレー
    ザ光を照射し、筒状治具の内壁面に前記レーザ光を反射
    させて前記各金属片を接合することを特徴としたエネル
    ギービーム接合方法。
  4. 【請求項4】  接合する金属片の間にろう材,はんだ
    材を設け、かつ前記一方の金属片側に筒状治具を設け、
    この筒状治具の中空部内に上方からレーザ光を照射し、
    筒状治具の内壁面に前記レーザ光を反射させて前記各金
    属片を接合することを特徴としたエネルギービーム接合
    方法。
  5. 【請求項5】  接合する金属片の間にろう材,はんだ
    材を設け、かつ前記一方の金属片側に筒状治具を設け、
    この筒状治具の中空部内のレーザ光照射部分に光吸収層
    を設け、この光吸収層を介し前記一方の金属片にレーザ
    光を照射し、かつ前記筒状治具の内壁面に前記レーザ光
    を反射させて前記各金属片を接合することを特徴とした
    エネルギービーム接合方法。
  6. 【請求項6】  接合する金属片相互を予め仮保持させ
    、かつ前記一方の金属片側に筒状治具を設け、この筒状
    治具の中空部内に上方からレーザ光を照射し、筒状治具
    の内壁面に上記レーザ光を反射させて前記各金属片を接
    合することを特徴としたエネルギービーム接合方法。
  7. 【請求項7】  接合する金属片相互を予め仮保持させ
    、予め光学系でレーザ光を所望の強度分布に偏向して照
    射し入熱状態をコントロールして前記各金属片を接合す
    ることを特徴としたエネルギービーム接合方法。
  8. 【請求項8】  接合する金属片相互を予め仮保持させ
    、エネルギービームの照射個所を複数設けることで入熱
    状態をコントロールして前記各金属片を接合することを
    特徴としたエネルギービーム接合方法。
JP3048846A 1990-04-19 1991-01-23 エネルギ―ビ―ム接合方法 Expired - Lifetime JP2520052B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3048846A JP2520052B2 (ja) 1990-04-19 1991-01-23 エネルギ―ビ―ム接合方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2-104223 1990-04-19
JP10422390 1990-04-19
JP3048846A JP2520052B2 (ja) 1990-04-19 1991-01-23 エネルギ―ビ―ム接合方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6309593A Division JP2554994B2 (ja) 1994-11-17 1994-11-17 エネルギービーム接合方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04220164A true JPH04220164A (ja) 1992-08-11
JP2520052B2 JP2520052B2 (ja) 1996-07-31

Family

ID=26389176

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3048846A Expired - Lifetime JP2520052B2 (ja) 1990-04-19 1991-01-23 エネルギ―ビ―ム接合方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2520052B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06226436A (ja) * 1993-02-08 1994-08-16 Haibetsuku:Kk 半田付け方法および装置
JP2005212473A (ja) * 2004-02-02 2005-08-11 Mitsuboshi Diamond Industrial Co Ltd スクライブ装置およびこの装置を用いたスクライブ方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60162573A (ja) * 1984-02-06 1985-08-24 Canon Inc レ−ザ−はんだ付け装置
JPS6228069A (ja) * 1985-07-31 1987-02-06 Toshiba Corp レ−ザはんだ付け方法
JPS62137174A (ja) * 1985-12-10 1987-06-20 Fujitsu Ltd レ−ザはんだ付け方法
JPH0228362U (ja) * 1988-08-11 1990-02-23

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60162573A (ja) * 1984-02-06 1985-08-24 Canon Inc レ−ザ−はんだ付け装置
JPS6228069A (ja) * 1985-07-31 1987-02-06 Toshiba Corp レ−ザはんだ付け方法
JPS62137174A (ja) * 1985-12-10 1987-06-20 Fujitsu Ltd レ−ザはんだ付け方法
JPH0228362U (ja) * 1988-08-11 1990-02-23

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06226436A (ja) * 1993-02-08 1994-08-16 Haibetsuku:Kk 半田付け方法および装置
JP2005212473A (ja) * 2004-02-02 2005-08-11 Mitsuboshi Diamond Industrial Co Ltd スクライブ装置およびこの装置を用いたスクライブ方法
JP4615231B2 (ja) * 2004-02-02 2011-01-19 三星ダイヤモンド工業株式会社 スクライブ装置およびこの装置を用いたスクライブ方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2520052B2 (ja) 1996-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6464374B2 (en) Vehicular lamp unit and method for manufacturing same
JP3913435B2 (ja) 車両用灯具の製造方法
JP2001334578A (ja) レーザによる樹脂の溶着加工方法
CN107892469A (zh) 一种多激光束合束焊接玻璃材料的方法及装备
US4794231A (en) Method of and arrangement for laser welding
WO1992011971A1 (en) Method and device for laser welding of galvanized steel sheets
JP4378634B2 (ja) 突き合わせレーザ溶接方法及び突き合わせレーザ溶接装置
JPH06218567A (ja) レーザ接合構成
JP2001087877A (ja) レーザ溶接方法
JPH04220164A (ja) エネルギービーム接合方法
JPH11214113A (ja) 端子部材に電線を溶接するためのレーザ溶接方法
US5170029A (en) Energy-beam welding method
JPS6054151B2 (ja) レ−ザ切断方法
JP2724192B2 (ja) フィルムコーティング材のレーザ加工方法
JP2554994B2 (ja) エネルギービーム接合方法
JPH09162248A (ja) ボンディングツール及びボンディング装置
JPH10202387A (ja) 溶接方法及びこれを用いた溶接装置
JP2022550263A (ja) 少なくとも2つの構成部品を溶接するための溶接装置および方法
JPH04162641A (ja) レーザボンディング法
JP2003311452A (ja) レーザブレージング加工方法および加工装置
JPS59127984A (ja) レ−ザ光を用いたリ−ド線の被覆除去方法
JPH0765878A (ja) 回路基板へのリード端子接合方法及びリード端子付き回路基板
Rüttimann et al. Reliable laser welding of highly reflective materials
JPH03230882A (ja) 細線と平板の接合方法
JPH01133009A (ja) 光素子モジュール

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080517

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090517

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090517

Year of fee payment: 13

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090517

Year of fee payment: 13

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100517

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100517

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110517

Year of fee payment: 15

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110517

Year of fee payment: 15