JPH04219609A - 薄膜磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

薄膜磁気ヘッドの製造方法

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JPH04219609A
JPH04219609A JP40372090A JP40372090A JPH04219609A JP H04219609 A JPH04219609 A JP H04219609A JP 40372090 A JP40372090 A JP 40372090A JP 40372090 A JP40372090 A JP 40372090A JP H04219609 A JPH04219609 A JP H04219609A
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JP
Japan
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layer
magnetic
magnetic pole
interlayer insulating
film
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Withdrawn
Application number
JP40372090A
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English (en)
Inventor
Kazumasa Hosono
細野 和眞
Junzo Toda
戸田 順三
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスク装置に用い
られる薄膜磁気ヘッドの製造方法に係り、特に磁極パタ
ーンの形成方法に関するものである。近年、磁気ディス
ク装置においては、大容量化、高密度記録化に伴って保
持力の高い磁気記録媒体を適用する傾向にあり、そのよ
うな磁気記録媒体に対する記録・再生用の磁気ヘッドと
しては従来より用いられている Ni−Fe合金よりも
飽和磁束密度Bsが大きい Co−Zr合金などからな
る磁極層を用いた薄膜磁気ヘッドが提案されている。し
かしながら、その薄膜磁気ヘッドの磁極層形成用の磁性
膜は一般的に用いられているめっき法以外のスパッタリ
ング法などにより成膜しているため、かかる磁性膜を所
定の磁極パターンに精度良く容易にパターン形成する方
法が必要とされている。
【0002】
【従来の技術】従来の薄膜磁気ヘッドの製造方法におけ
る磁極パターンの形成方法としては、図4(a)に示す
ようにAl2O3 からなる厚い絶縁膜2が形成された
Al2O3−TiC からなる基板1上に、スパッタリ
ング法により3μmの膜厚の Co−Zr合金からなる
磁性膜を被着し、該磁性膜をフォトリソグラフィ工程と
イオンミリング法によりパターニングして所定パターン
形状の第1磁極層3を形成し、その第1磁極層3を含む
前記絶縁膜2の表面に0.3 μmの膜厚のAl2O3
 からなるギャップ層4を図示のように形成する。
【0003】次に図4(b)に示すように前記ギャップ
層4上の所定領域に、光硬化性樹脂等からなるレジスト
材を塗布し、所定パターンにパターニングした後、熱硬
化処理を施して1〜2μmの膜厚の第1層間絶縁層5を
形成し、引続きその第1層間絶縁層5上にフレームめっ
き法により3μmの膜厚の銅(Cu)などからなる渦巻
き状の第1コイル導体層6を形成する。
【0004】更にその第1コイル導体層6を含む第1層
間絶縁層5上に、前記第1層間絶縁層5及び第1コイル
導体層6の形成と同様な工程により、2μmの膜厚の第
2層間絶縁層7、3μmの膜厚の第2コイル導体層8及
び2〜3μmの膜厚の第3層間絶縁層9を順次積層形成
する。次に図4(c)に示すように前記ギャップ層4及
び該ギャップ層4の一部を開口した部分より露出する第
1磁極層3を含む第3層間絶縁層9の表面に、スパッタ
リング法により3μmの膜厚の Co−Zr合金からな
る磁性膜10を被着した後、該磁性膜10の磁極形成領
域上にフォトリソグラフィ工程によって所定形状のレジ
ストパターン11を形成し、引続き該レジストパターン
11をマスクにして露出する磁性膜10をイオンミリン
グ法により除去し、この時、該レジストパターン11も
同時に除去することによって、図5(a)の平面図及び
図5(a)のA−A’切断線に沿った図5(b)のA−
A’断面図に示すように所定パターン形状の第2磁極層
12を形成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の製造方法において特に前記レジストパターン1
1をマスクにして露出する第2磁極形成用の磁性膜10
をイオンミリング法により除去する工程において、前記
レジストパターン11のマスクが途切れる近辺の第3層
間絶縁層9の傾斜部分Aがオーバーエッチングされて、
第2コイル導体層8の一部が露出し易くなるという問題
があった。このような第3層間絶縁層9の傾斜部分Aで
のオーバーエッチングは、イオンミリングにおける加工
イオンの入射角度が加工速度が最大となる45°程度に
近づくことに起因している。
【0006】このような問題は第3層間絶縁層9の膜厚
を或る程度厚く形成する方法によって防ぐことはできる
が、該第3層間絶縁層9の膜厚を厚くするとその傾斜面
が急峻になり、その上面にスパッタリング法等により形
成した第2磁極形成用の磁性膜の傾斜部分の膜厚が他の
部分よりも薄くなるという不都合があった。本発明は上
記した従来の問題点に鑑み、第2磁極形成用の磁性膜を
イオンミリング法により所定磁極パターンにパターニン
グしても、コイル導体層上を被覆する層間絶縁層の傾斜
部分でのオーバーエッチングによる該コイル導体層の露
出を防止するようにした薄膜磁気ヘッドの製造方法を提
供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、基板上に第1磁極層、ギャップ層、層間
絶縁層で挟まれたコイル導体層と、該ギャップ層と前記
コイル導体層との所定領域上に第2磁極層を順次積層形
成する薄膜磁気ヘッドの製造において、前記第2磁極層
の形成は、前記コイル導体層を被覆する層間絶縁層上の
第2磁極層形成領域以外の表面にあらかじめマスク材層
を覆設した状態で当該第2磁極層形成用の磁性膜を層間
絶縁層及びギャップ層上に被着する工程と、該第2磁極
層形成用の磁性膜の第2磁極層形成領域上にレジストパ
ターンを形成した後、該レジストパターンをマスクにし
て露呈した前記磁性膜部分をイオンミリング法により除
去するパターニング工程を用いて構成する。
【0008】また、前記コイル導体層を被覆する層間絶
縁層上の第2磁極層形成領域以外の表面を覆うマスク材
層として、光硬化性樹脂材、若しくは無機絶縁膜を用い
て構成する。
【0009】
【作用】本発明の製造方法では、図1の要部断面図に示
すように絶縁膜2が形成された基板1上に第1磁極層3
、ギャップ層4、層間絶縁層5,7,9で挟まれた例え
ば多層コイル導体層6,8とを順次積層形成した後、該
多層コイル導体層6,8上の層間絶縁層9の表面の第2
磁極層形成領域以外の面に、光硬化性樹脂材、または無
機絶縁膜からなるマスク材層21を被覆した後、前記ギ
ャップ層4上と前記コイル導体層6,8を被覆する層間
絶縁層9の表面に磁極層形成用の磁性膜22を被着する
【0010】更に、その磁極層形成用の磁性膜22の第
2磁極層形成領域上にレジストパターン23を形成した
後、該レジストパターン23をマスクにして露呈する前
記磁性膜22部分をイオンミリングによりレジストパタ
ーン23も共に除去することによって、前記層間絶縁層
9の傾斜部分Aでのオーバーエッチングが前記マスク材
層21の介在により防止された状態で第2磁極層を容易
に形成することができる。
【0011】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例について詳
細に説明する。図2(a)〜(e)は本発明に係る薄膜
磁気ヘッドの製造方法の一実施例を順に示す要部断面図
である。なお図4(a)〜(c),図5(a)と同等部
分には同一符号を付している。
【0012】先ず図2(a)に示すようにAl2O3 
からなる厚い絶縁膜2が形成されたAl2O3−TiC
 からなる基板1上に、例えばスパッタリング法により
3μmの膜厚の Co−Zr合金からなる磁性膜を被着
し、該磁性膜をフォトリソグラフィ工程とイオンミリン
グ法等によりパターニングして所定パターン形状の第1
磁極層3を形成し、その第1磁極層3上を含む前記絶縁
膜2の表面に0.3 μmの膜厚のAl2O3 からな
るギャップ層4を図示のように形成する。
【0013】次に図2(b)に示すように前記ギャップ
層4上の所定領域に、光硬化性樹脂等からなるレジスト
材を塗布し、所定パターンにパターニングした後、熱硬
化処理を施して1〜2μmの膜厚の第1層間絶縁層5を
形成し、その第1層間絶縁層5上に引続きフレームめっ
き法により3μmの膜厚の銅(Cu)等からなる渦巻き
状の第1コイル導体層6を形成する。
【0014】更にその第1コイル導体層6を含む第1層
間絶縁層5上に、前記第1層間絶縁層5及び第1コイル
導体層6の形成と同様な工程により、2μmの膜厚の第
2層間絶縁層7、3μmの膜厚の第2コイル導体層8及
び2〜3μmの膜厚の第3層間絶縁層9を順次積層形成
する。ここまでの工程は従来の製造工程と同様であり、
その後、前記第2コイル導体層8上の第3層間絶縁層9
の表面の第2磁極層形成領域以外の面に、光硬化性樹脂
等からなるレジスト膜をパターン形成し、熱硬化処理を
行って3〜4μmの膜厚のマスク材層21を形成する。
【0015】次に図2(c)に示すように前記ギャップ
層4、該ギャップ層4の一部を開口した部分より露出す
る第1磁極層3を含む前記第3層間絶縁層9上及び前記
マスク材層21の表面に、スパッタリング法により3μ
mの膜厚の Co−Zr合金からなる磁性膜22を被着
した後、該磁性膜22の磁極形成領域上にフォトリソグ
ラフィ工程によって形成すべき第2磁極層と同形状のレ
ジストパターン23を形成し、引続き該レジストパター
ン23をマスクにして露出する磁性膜22部分をイオン
ミリング法により除去する。
【0016】引続き図2(d)に示すように前記第3層
間絶縁層9上に残置するマスク材層21を溶解除去し、
図2(e)に示すように所定パターン形状の第2磁極層
24を形成することによって、前記層間絶縁層9の傾斜
部分Aでのオーバーエッチングが前記マスク材層21の
介在により防止され、前記第2コイル導体層8部分に欠
陥を与えずに第2磁極層24を精度良くパターン形成す
ることが可能となる。
【0017】更に、図3(a)〜(c)は本発明に係る
薄膜磁気ヘッドの製造方法の他の実施例を順に示す要部
断面図であり、図2(a)〜(e)と同等部分には同一
符号を付している。この図3(a)〜(c)で示す実施
例が図2(a)〜(e)の実施例と異なる点は、図3(
a)に示すようにAl2O3からなる厚い絶縁膜2が形
成されたAl2O3−TiC からなる基板1上に、3
μmの膜厚の Co−Zr磁性膜からなる第1磁極層3
と、0.3 μmの膜厚のAl2O3 からなるギャッ
プ層4を形成し、該ギャップ層4上の所定領域に、レジ
スト材等からなる光硬化性樹脂の1〜2μmの膜厚の第
1層間絶縁層5、その第1層間絶縁層5上に3μmの膜
厚の銅(Cu)等からなる渦巻き状の第1コイル導体層
6、2μmの膜厚の第2層間絶縁層7、3μmの膜厚の
第2コイル導体層8及び2〜3μmの膜厚の第3層間絶
縁層9を図2(a), (b)の実施例工程と同様に順
次積層形成する。
【0018】その後、前記ギャップ層4と第3層間絶縁
層9との表面の第2磁極層形成領域にフォトリソグラフ
ィ工程によって形成すべき第2磁極層と同形状の第1レ
ジストパターン31を形成し、更に該ギャップ層4と第
1レジストパターン31及び第3層間絶縁層9の表面に
スパッタリング法により1μmの膜厚の Al2O3膜
32を被着する。
【0019】次に図3(b)に示すように前記第1レジ
ストパターン31を溶解除去することにより該第1レジ
ストパターン31上の Al2O3膜33部分をリフト
オフすることにより、前記第3層間絶縁層9上の第2磁
極層形成領域以外の面に Al2O3膜32からなる無
機マスク材層33を形成する。その後、前記ギャップ層
4、第3層間絶縁層9及び無機マスク材層33の表面に
スパッタリング法により3μmの膜厚の Co−Zr合
金からなる磁性膜34を被着し、その磁性膜34の磁極
形成領域上にフォトリソグラフィ工程によって形成すべ
き第2磁極層と同形状の第2レジストパターン35を形
成し、引続き該第2レジストパターン35をマスクにし
て露出する前記磁性膜34をイオンミリング法により除
去し、この時、該第2レジストパターン35も同時に除
去して、所定パターン形状の第2磁極層36を形成する
【0020】かくすれば、図3(c)に示すように前記
第3層間絶縁層9の傾斜部分Aでのオーバーエッチング
が前記無機マスク材層33の介在により防止され、前記
第3層間絶縁層9及び第2コイル導体層8部分に欠陥を
与えることなく第2磁極層36を精度良くパターン形成
することが可能となる。なおその後に前記第3層間絶縁
層9上に残置する無機マスク材層33は、特に除去する
必要はないが、必要に応じてドライエッチング等により
選択的に除去することもできる。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る薄膜磁気ヘッドの製造方法によれば、第2磁極層
形成用の磁性膜をイオンミリング法によりパターニング
して第2磁極層を形成する際に、マスク材層の介在によ
り前記第3層間絶縁層の傾斜部分でのオーバーエッチン
グが阻止され、コイル導体層部分に欠陥を与えることな
く第2磁極層を精度良く容易にパターン形成することが
可能となる優れた利点を有し、薄膜磁気ヘッドの製造歩
留りが著しく向上する等、実用上顕著なる効果を奏する
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の薄膜磁気ヘッドの製造方法を原理
的に説明するための要部断面図である。
【図2】  本発明の薄膜磁気ヘッドの製造方法の一実
施例を順に示す要部断面図である。
【図3】  本発明の薄膜磁気ヘッドの製造方法の他の
実施例を順に示す要部断面図である。
【図4】  従来の薄膜磁気ヘッドの製造方法を順に説
明するための要部断面図である。
【図5】  従来の薄膜磁気ヘッドを説明するための図
であり、(a)は平面図、(b)はA−A’ 断面図で
ある。
【符号の説明】
1    基板                  
        2    絶縁膜3    第1磁極
層                    4   
 ギャップ層 5    第1層間絶縁層             
   6    第1コイル導体層 7    第2層間絶縁層             
   8    第2コイル導体層 9    第3層間絶縁層             
   21    マスク材層 22, 34    磁性膜            
        23   レジストパターン 24, 36    第2磁極層          
      31    第1レジストパターン 32    Al2O3 膜            
        33    無機マスク材層 35    第2レジストパターン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  基板(1) 上に第1磁極層(3) 
    、ギャップ層(4) 、層間絶縁層(5,7,9) で
    挟まれたコイル導体層(6, 8)と、該ギャップ層(
    4) と前記コイル導体層(6, 8)との所定領域上
    に第2磁極層(24)を順次積層形成する薄膜磁気ヘッ
    ドの製造において、前記第2磁極層(24)の形成は、
    前記コイル導体層(6, 8)を被覆する層間絶縁層(
    9) 上の第2磁極層形成領域以外の表面にあらかじめ
    マスク材層(21)を覆設した状態で当該第2磁極層形
    成用の磁性膜(22)を層間絶縁層(9) 及びギャッ
    プ層(4) 上に被着する工程と、該第2磁極層形成用
    の磁性膜の第2磁極層形成領域上にレジストパターン(
    23)を形成した後、該レジストパターン(23)をマ
    スクにして露呈した前記磁性膜部分をイオンミリング法
    により除去するパターニング工程とを含むことを特徴と
    する薄膜磁気ヘッドの製造方法。
  2. 【請求項2】  前記コイル導体層(6, 8)を被覆
    する層間絶縁層(9) 上の第2磁極層形成領域以外の
    表面を覆うマスク材層(21)が、感光性樹脂材、若し
    くは無機絶縁膜からなることを特徴とする請求項1の薄
    膜磁気ヘッドの製造方法。
JP40372090A 1990-12-19 1990-12-19 薄膜磁気ヘッドの製造方法 Withdrawn JPH04219609A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7139153B2 (en) 2004-02-23 2006-11-21 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Magnetic pole tip for perpendicular magnetic recording

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7139153B2 (en) 2004-02-23 2006-11-21 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Magnetic pole tip for perpendicular magnetic recording

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