JPH04218587A - 硫化物系蛍光体の製造方法 - Google Patents

硫化物系蛍光体の製造方法

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JPH04218587A
JPH04218587A JP2418343A JP41834390A JPH04218587A JP H04218587 A JPH04218587 A JP H04218587A JP 2418343 A JP2418343 A JP 2418343A JP 41834390 A JP41834390 A JP 41834390A JP H04218587 A JPH04218587 A JP H04218587A
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JP
Japan
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sulfide
phosphor
based phosphor
producing
firing
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JP2418343A
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English (en)
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Il-Hyok Jong
丁 一赫
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Samsung SDI Co Ltd
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Samsung Display Devices Co Ltd
Samsung Electron Devices Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K11/00Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Luminescent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は硫化物系蛍光体の製造方
法に係り、特に蛍光体製造時の焼成方法を改善すること
により、蛍光体の結晶性および体色を良好にして、優秀
な発光輝度特性を得ることを可能とした硫化物系蛍光体
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、高いエネルギを表わす電子線励
起用蛍光体としては、希土類または遷移元素により付活
されたアルカリ土類硫化物蛍光体あるいは硫化亜鉛系蛍
光体等の硫化物系蛍光体が公知となっており、このよう
な硫化物系蛍光体の母体としては、CaS、SrS、M
gS、BaS、(Ca、Sr)S、(Ca、Cd)S、
ZnSおよび(ZN、Cd)S等が移く用いられている
。前述のような蛍光体は、アメリカ特許番号第3,50
2,590号等により開示されている。
【0003】さらに、上記各蛍光体の製造時においては
、H2SおよびS雰囲気下で通常4〜5回の焼成工程が
行なわれ、これにより、上記蛍光体の物性の安定化を図
るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の硫
化物系蛍光体の製造方法においては、焼成工程の雰囲気
としてH2Sを使用する場合は、H2Sのコストが高い
ので、原料コストが高くなってしまい、しかも、H2S
が有毒なので、汚染防止施設を設置する必要があり、製
造コストの著しい増大を招き、さらに、多量のH2Sを
用いると、蛍光体の体色が混濁してしまい、発光輝度特
性が低下してしまうという問題を有している
【0005
】また、雰囲気としてSを使用する場合には、完全な硫
化が不可能であるため、結晶粒子が大きくなって結晶が
不安定になり、これにより、融剤使用時に不純物が混入
してしまい電子線励起用発光輝度特性が低下してしまう
という問題を有している。
【0006】本発明は前記した点に鑑みてなされたもの
で、蛍光体の焼成方法を改善して蛍光体の発光輝度特性
を向上させることのできる硫化物系蛍光体の製造方法を
提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明に係る硫化物系蛍光体の製造方法は、蛍光体製造
時に蛍光体原料を焼成する工程を有する硫化物系蛍光体
の製造方法において、上記蛍光体原料を硫化水素雰囲気
下で1次焼成し、硫黄あるいは硫化水素雰囲気下で2次
焼成した後、硫黄雰囲気下で3次焼成して製造されるこ
とをその特徴とするものである。本発明の硫化物系蛍光
体としては、アルカリ土類硫化物系蛍光体または硫化亜
鉛系蛍光体等があり、例えば、CaS、SrS、MgS
、(Ca、Sr)S、(Ca、Cd)S、ZnS、(Z
n、Cd)S、Y2O2S、Gd2O2S、(Ca、M
g)SまたはCdSのいずれかを母体とする蛍光体であ
る。
【0008】また、本発明による焼成工程は、800〜
1400℃の温度で行なわれるものであり、1次焼成工
程、2次焼成工程または3次焼成工程のうち少なくとも
1つの工程において、例えば、La、Mn、Sc、Y、
Ga、In、Tl、Cu、AgまたはAuの少なくとも
1種以上の付活剤が添加されるとともに、例えば、ハロ
ゲン化物、アルカリ塩、アルカリ土類塩あるいはりん化
合物のいずれか1つを単独で使用するか、あるいは2種
以上を組合わせて使用する融剤を添加するものである。
【0009】
【作用】本発明によれば、焼成工程において、H2Sの
使用量を減少させることになるので、原料コストを低減
させることができ、しかも、汚染問題をも防止すること
ができ、製造コストを著しく低減させることができる。 さらに、蛍光体粒子の結晶性および体色が良好となり、
発光輝度特性を著しく向上させることができ、また、焼
成回数が従来の4〜5回程度に対して本発明では3回で
済むことになるので、製造効率を高めることができ、経
済性を高めることができるものである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1から図3を参照
して説明する。
【0011】本発明においては、蛍光体原料としては、
主にアルカリ土類塩または亜鉛が使用され、焼成時に使
用される蛍光体原料としては、酸化物、炭酸塩、シュウ
酸塩、硫酸塩等のうちの少なくとも1つが使用される。
【0012】融剤としては、アルカリ化合物、アルカリ
土類化合物、ハロゲン化合物およびりん化合物等のうち
いずれか1つを単独で使用するか、あるいは2種以上を
組合わせて使用され、この融剤は、1次、2次および3
次焼成工程中いずれか1つの工程で添加される。
【0013】付活剤(活性添加剤)としては、La、M
n、Sc、Y、Ga、In、Tl、Cu、Ag、Auの
うち少なくとも1つの元素が使用され、この付活剤は、
1次、2次および3次工程中いずれか1つの工程で添加
される。
【0014】そして、上記蛍光体原料を乳棒やボールミ
ル等の混合器で十分に混合し、この混合物を石英やアル
ミナるつぼ等の耐熱性容器に入れ、H2S雰囲気下で8
00〜1400℃の温度で30分〜6時間維持すること
により1次焼成を行なう。
【0015】このとき、蛍光体1モルを焼成するために
使用されたH2Sは、0.2〜201/minの流速で
添加されるが、好ましくは、0.5〜101/min程
度の流速で添加される。また、焼成温度は、900〜1
200℃、焼成時間は、30分〜4時間が望ましい。
【0016】その後、上記1次焼成で得られた焼成物を
、S雰囲気下あるいはH2S雰囲気下で800〜140
0℃の温度で、30分〜6時間維持して2次焼成を行な
う。このとき、雰囲気としてSを使用する場合、蛍光体
1モルを焼成するために使用されるSの量は、CaS1
モルを基準として0〜3モル程度が望ましい。また、雰
囲気としてH2Sを使用する場合、H2Sは、0〜10
1/min程度の流速で添加される。
【0017】上記2次焼成後、得られた焼成物をS雰囲
気下で800〜1400℃の温度で30分〜6時間維持
して3次焼成を行なう。このとき、蛍光体1モルを焼成
するために使用されるSの量は、CaS1モルを基準と
して0.3〜2モルが望ましい。
【0018】次に、本発明の具体的な実施例について詳
細に説明する。
【0019】[実施例1]蛍光体原料としてを秤量し、
これら各原料をボールミルで十分に混合して得られた混
合物をアルミナるつぼに入れ、H2S雰囲気下で120
0℃の温度で2時間焼成する。そして、この焼成により
得られた焼成物を粉砕して200メッシュのふるいにか
けた後、0.2モル%のCaCl2、1.0モル%のN
H4Clおよび0.5モルのSを十分に混合する。
【0020】その後、N2雰囲気下で1000℃の温度
で3時間焼成する。得られた焼成物を粉砕した後、40
0メッシュのふるいで分級してオレンジ色の発光蛍光体
を得た。
【0021】[実施例2]蛍光体原料としてを秤量して
ボールミルで十分に混合して得られた混合物をアルミナ
るつぼに入れ、H2S雰囲気下で1200℃の温度で3
時間焼成する。そして、得られた焼成物を粉砕して20
0メッシュのふるいにかけた後、0.5モル%のNa2
CO3、1.0モル%のNH4Clおよび0.3モルの
Sを十分混合する。
【0022】その後、N2雰囲気下で1200℃の温度
で2時間焼成する。得られた焼成物を粉砕した後、40
0メッシュのふるいで分級して赤色発光蛍光体を得た。
【0023】また、図1および図2は本発明により製造
された蛍光体を電子顕微鏡により3200倍に拡大して
観察した写真を示したものであり、図1はS雰囲気下で
3次焼成して得られたCaS:Mn蛍光体を示し、図2
はH2S雰囲気下で1次焼成し、SまたはH2S雰囲気
下で2次焼成して得られたCaS:Mn蛍光体を示した
ものである。
【0024】上記図1および図2によれば、従来の焼成
工程を改善することにより、本発明の蛍光体の結晶性が
向上されることがわかる。
【0025】また、図3は本発明の蛍光体の波長に対す
る相対発光輝度を示したものであり、(a)はS雰囲気
下で3次焼成して得られたCaS:Mn蛍光体を示し、
(b)はH2S雰囲気下で1次焼成し、SまたはH2S
雰囲気下で2次焼成して得られたCaS:Mn蛍光体を
示すものである。
【0026】図3に示すように、本発明の蛍光体によれ
ば、蛍光体の体色を白化することにより、従来の蛍光体
に比べて約5%程度発光輝度が向上されることがわかる
【0027】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る硫化物系
蛍光体の製造方法は、焼成工程において、H2Sの使用
量を減少させることになるので、原料コストを低減させ
ることができ、しかも、汚染問題をも防止することがで
き、製造コストを著しく低減させることができる。さら
に、蛍光体粒子の結晶性および体色が良好となり、発光
輝度特性を著しく向上させることができる。また、焼成
回数が従来の4〜5回程度に対して、本発明では3回で
済むことになるので、製造効率を高めることができ、経
済性を高めることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】S雰囲気下で3次焼成して得られた本発明のC
aS:Mn蛍光体を電子顕微鏡により3200倍に拡大
した組織写真
【図2】H2S雰囲気下で1次焼成し、SまたはH2S
雰囲気下で2次焼成して得られた本発明のCaS:Mn
蛍光体を電子顕微鏡により3200倍に拡大した組織写
【図3】本発明の蛍光体の波長に対する発光輝度を示す
線図

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  蛍光体製造時に蛍光体原料を焼成する
    工程を有する硫化物系蛍光体の製造方法において、上記
    蛍光体原料を硫化水素雰囲気下で1次焼成し、硫黄ある
    いは硫化水素雰囲気下で2次焼成した後、硫黄雰囲気下
    で3次焼成して製造されることを特徴とする硫化物系蛍
    光体の製造方法。
  2. 【請求項2】  上記硫化物系蛍光体は、硫黄が含有さ
    れた化合物を母体としてなる蛍光体であることを特徴と
    する請求項第1項記載の硫化物系蛍光体の製造方法。
  3. 【請求項3】  上記硫化物系蛍光体が、アルカリ土類
    硫化物系蛍光体または硫化亜鉛系蛍光体を含むことを特
    徴とする請求項第1項または第2項記載の硫化物系蛍光
    体の製造方法。
  4. 【請求項4】  前記硫黄が含有された化合物は、Ca
    S、SrS、MgS、(Ca、Sr)S、(Ca、Cd
    )S、ZnS、(Zn、Cd)S、Y2O2S、Gd2
    O2S、(Ca、Mg)SまたはCdSのいずれかであ
    ることを特徴とする請求項第2項記載の硫化物系蛍光体
    の製造方法。
  5. 【請求項5】  上記蛍光体原料中付活剤として使用さ
    れる元素は、La、Mn、Sc、Y、Ga、In、Tl
    、Cu、AgまたはAuの少なくとも1種以上であるこ
    とを特徴とする請求項第1項記載の硫化物系蛍光体の製
    造方法。
  6. 【請求項6】  上記蛍光体原料のうち融剤として使用
    される化合物は、ハロゲン化物、アルカリ塩、アルカリ
    土類塩あるいはりん化合物のいずれか1つを単独で使用
    するか、あるいは2種以上を組合わせて使用することを
    特徴とする請求項第1項記載の硫化物系蛍光体の製造方
    法。
  7. 【請求項7】  上記蛍光体原料は、酸化物、炭酸塩、
    シュウ酸塩または硫酸塩のうちの少なくとも1つである
    ことを特徴とする請求項第1項記載の硫化物系蛍光体の
    製造方法。
  8. 【請求項8】  上記焼成は、800〜1400℃の温
    度で行なわれることを特徴とする請求項第1項記載の硫
    化物系蛍光体の製造方法。
  9. 【請求項9】  上記付活剤は、1次焼成工程、2次焼
    成工程または3次焼成工程のうち少なくともいずれか1
    つの工程で添加されることを特徴とする請求項第5項記
    載の硫化物系蛍光体の製造方法。
  10. 【請求項10】  上記融剤は、1次焼成工程、2次焼
    成工程または3次焼成工程のうち少なくともいずれか1
    つの工程で添加されることを特徴とする請求項第5項記
    載の硫化物系蛍光体の製造方法。
JP2418343A 1989-12-22 1990-12-25 硫化物系蛍光体の製造方法 Pending JPH04218587A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006008855A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Nemoto & Co Ltd 赤色発光蛍光体およびその製造方法
JP2007031549A (ja) * 2005-07-26 2007-02-08 National Univ Corp Shizuoka Univ 赤色蛍光体、赤色蛍光体の製造方法、及びel素子

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JP2006008855A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Nemoto & Co Ltd 赤色発光蛍光体およびその製造方法
JP4509667B2 (ja) * 2004-06-25 2010-07-21 根本特殊化学株式会社 赤色発光蛍光体およびその製造方法
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