JPH04217364A - 光電変換素子及びその製造法 - Google Patents

光電変換素子及びその製造法

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JPH04217364A
JPH04217364A JP2411314A JP41131490A JPH04217364A JP H04217364 A JPH04217364 A JP H04217364A JP 2411314 A JP2411314 A JP 2411314A JP 41131490 A JP41131490 A JP 41131490A JP H04217364 A JPH04217364 A JP H04217364A
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JP
Japan
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photoconductive film
type
upper electrode
photoelectric conversion
semiconductor layer
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JP2411314A
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English (en)
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Ihachirou Gofuku
伊八郎 五福
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長尺ラインセンサ、エ
リアセンサなどに用いる光電変換素子、特に半導体光電
変換素子、及びその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ファクシミリ、デジタル複写機、
イメ−ジリ−ダ−、あるいはビデオカメラなどの画像情
報処理装置が普及してくるに従って、フォトセンサを一
次元に配列した長尺ラインセンサや、二次元に配列した
エリアセンサが多用されるようになった。そして、この
センサには次の理由で半導体光電変換素子が採用されて
いる。
【0003】 (1)材料の特性に合せて機能の分離が行えるように、
積層ができる。
【0004】 (2)大面積の一括作成が可能である。
【0005】 (3)基板の制約を受けない低温プロセスで作成できる
【0006】 (4)作成プロセスが簡単で、低コスト化がはかれる。
【0007】特に、素子の構造として高いS/N比によ
る高感度化が可能であるという理由で、電極からのキャ
リアの注入を阻止するタイプのフォトダイオ−ドが上記
フォトセンサに最適である。
【0008】このフォトダイオ−ドを基板上への薄膜の
積層によって実現する際には、光導電性膜の上下に電極
を配置した形態を採るが、上記ライセンサや、エリアセ
ンサのように各画素毎に独立に動作できる集合型のセン
サ構造としなければならない場合、各画素間のクロスト
−クを抑えるために、その製造過程で、下部電極をパタ
−ニングするだけでなく、エッチングにより、上部電極
及び上記光導電性膜の一部または全部を画素間で除去す
るのことがなされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記画
素分離の手法は未だ十分に完成しておらず、種々の問題
を残している。例えば、画素の分離を行う際、上部電極
の分離パタ−ンと、光導電性膜の分離パタ−ンの相対位
置、大きさなどの関係が十分検討されていないために、
面積あるいは長さ当りの有効画素領域が小さくなって、
感度低下をもたらしたり、逆に必要な分離間隔が取られ
ていないためショ−トなどの欠陥により、画素検出欠陥
を発生する。
【0010】即ち、図1に示すように、基板101上に
下部電極102をパタ−ニングし、その上に、例えば、
基板側より順に、一方の半導体型(N型あるいはP型)
を示す高濃度不純物を添加した下部半導体層103、不
純物が添加されないかあるいは微量にしか含まれない半
導体層104、他方の半導体型(P型あるいはN型)を
示す高濃度不純物を添加した上部半導体層105で構成
された光導電性膜106を設け、更に上部電極107を
備えた構成の光電変換素子を製造する場合、画素の有効
面積を大きく取ろうとして、上部電極分離パタ−ンの縁
を光導電性膜分離パタ−ンの縁に一致するように(図1
(a)参照)、製造に際して上部電極を形成したときの
ホトレジストを用いて、光導電性膜の画素間領域の除去
のため、湿式エッチングやCDEなどの等方性エッチン
グを実施すると、上部電極107と上記光導電性膜10
6の材質上の相違で、サイドエッチングの量に差を生じ
(図1(b)参照)、その結果、上部電極107の縁が
崩壊して、例えば、上記光導電性膜106の上部高濃度
不純物層(これは上記エッチングンにより画素領域外で
除かれている)以外の部分に接触することとなり(図1
(c)参照)、ショ−トもしくはそれに近い状態となり
、画素欠陥を生じる。また、上記エッチングとして、R
IEなどの異方性エッチングを採用した場合、上述のよ
うなサイドエッチングのおそれはなくなるが、画素領域
外の除去により露出した光導電性膜の画素領域端面が上
記エッチング(これは物理的なエッチング)に際しての
プラズマダメ−ジなどにより変質していて、この部分で
の電気的抵抗が下がり、リ−クが発生し易くなる。従っ
て、この場合も、画素欠陥を生じる。
【0011】
【発明の目的】本発明は上記事情に基いてなされたもの
で、上部電極のパタ−ニングの後、所定のマスキングを
改めて行い、これによって、できるだけ有効画素面積の
減少を回避した状態で、画素欠陥の無い信頼性の高い光
電変換素子を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】このため、本発明では、
基板上に下部電極、光導電性膜、上部電極の順序で堆積
し、その後、エッチングにより上部電極及び光導電性膜
の領域を各画素毎に形成する光電変換素子の製造法にお
いて、上記上部電極を所定パタ−ンで形成し、上記エッ
チングに際して上記上部電極の周辺に所定寸法の余剰間
隔を持つような大きさにマスキングし、エッチングによ
って光導電性膜の領域を形成したとき、上記上部電極周
縁に対する上記光導電性膜の電気抵抗を所定値に維持で
きる物理的間隔を上記光導電性膜露出表面に残すように
している。
【0013】また、この方法の結果、基板上に下部電極
、光導電性膜、上部電極をその順序で構成するとともに
、上部電極及び光導電性膜の領域を各画素毎に分離形成
している光電変換素子において、上記上部電極はその周
辺に、上記上部電極に対する上記光導電性膜の所要の電
気抵抗を確保する寸法の余剰間隔を残して、各画素領域
に対応する上記光導電性膜の上面内側に位置されている
【0014】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例にもとずいて具
体的に説明する。図2には本発明の光電変換素子の製造
法が、原理的に図解してある。即ち、ここでは、上部電
極分離パタ−ンを光導電性膜分離パタ−ンの内側になる
ように設計する。この場合は、予め所要の大きさに上部
電極をパタ−ニングしておき、その時に使用したレジス
トを除いてから、この上に、上部電極107の周縁から
光導電性膜分離パタ−ン周縁までに余剰間隔Lを予め配
慮した大きさのマスキング108を行い(図2(a)参
照)、光導電性膜106の一部あるいは全部のエッチン
グを、例えば、高濃度不純物を添加されたN型あるいは
P型の上部半導体層105に対して等方性エッチングを
施すのである(図2(b)参照)。
【0015】ここで十分注意しなければならないことは
、上部電極分離パタ−ンの大きさを必要以上に小さくす
ると、有効画素面積が減り、感度の低下をもたらすこと
である。このため、本発明では上記余剰間隔Lは可及的
に小さく設定することが望ましいが、製造された結果の
光電変換素子がショ−トなどの画素検出欠陥を発生しな
いような条件を満たす大きさは保持しなくてはならない
【0016】そこで、本発明では光導電性膜に対するエ
ッチングのためのマスクの大きさに次のような設計的配
慮を成すのである。例えば、図2で示されたような等方
性エッチングを実施する場合、画素分離後の上部電極1
07及び光導電性膜106の形が図3のようになること
を予測して、上記上部電極分離パタ−ン及び光導電性膜
分離パタ−ンの設計値を定める。
【0017】即ち、エッチングが完了した状態での上部
電極107の周縁と光導電性膜106の画素分離領域周
縁との水平方向の間隔lは、そのエッチングが等方性で
ある場合、上記光導電性膜106のエッチングの深さd
E に対してl=L−dE >0(但し、dE あるい
はLによって、上記上部電極107に対する上記光導電
性膜106の電気抵抗がショ−トを起こさないだけ確保
されるとして)の関係を保持するように設定され、これ
に基いて、マスキング108による余剰間隔Lを設計す
る。
【0018】もし、光導電性膜106のエッチングが異
方性である場合、上記光導電性膜106のエッチングの
深さdE 部分については、そこにプラズマダメ−ジな
どの構造的欠陥が有るため、本来存在すべき電気抵抗R
dEが無いと考えられるので、dE を除外し、上記間
隔lはl=L(但し、Lによって、上記上部電極107
に対する上記光導電性膜106の電気抵抗RL がショ
−トを起こさないだけ確保されるとして)の関係を保持
するように設定され、これに基いて、マスキング108
による余剰間隔Lを設計する。
【0019】以上の理由で、感度の低下をできるだけ避
けながら、画素検出欠陥の無い、ラインセンサ、エリア
センサなどの集合的な光電変換素子を構成でき、信頼性
の高いものにすることができる。
【0020】次に本発明の光電変換素子の製造について
、幾つかの実施例を挙げて具体的に説明する。
【0021】
【実施例1】図5に示すように、先ず、石英基板501
上に、通常のLP−CVD法により、SiH4 ガスを
流量50SCCM、基板温度620℃、内圧0.3To
rrの条件で10分間堆積し、ポリシリコン層502を
形成する。このポリシリコン層を、通常のホトリソ工程
により所望の形状にエッチングする。
【0022】その後、900℃のO2 雰囲気中で、2
.5時間熱酸化を行い、上記ポリシリコン層502の表
面に酸化膜504を500Åの厚さ、形成する。
【0023】続いて、通常のLP−CVD法により、S
iH4 ガスを流量50SCCM、基板温度620℃、
内圧0.3Torrの条件で30分間堆積し、ポリシリ
コン層505を形成する。このポリシリコン層に通常の
イオン打ち込みにより、ド−ズ量8×1015cm−2
、60keVの条件でB− イオンを全面に打ち込み、
その後アニ−ルをN2 雰囲気800℃で行うことによ
って、B− イオンの拡散を行って、ポリシリコン層5
05をP型とする。この後、通常のホトリソ工程により
ポリシリコン層505を所望の形状にエッチングし、M
OSトランジスタのゲ−ト電極とする。
【0024】この後、通常のイオン打ち込みにより、ド
−ズ5×1015cm−2、160keVの条件でP+
 イオンを全面に打ち込み、その後アニ−ルをN2 雰
囲気800℃で行うことにより、P+ イオンの拡散を
行い、MOSトランジスタのソ−ス及びドレイン電極5
03、503’を形成する。
【0025】続いて、通常のプラズマCVD法により、
SiH4 ガスを流量0.5SCCM、NH3 ガスを
流量14.4SCCM、及びH2 ガスを流量4.5S
CCM、基板温度200℃、RFパワ−3.5W、内圧
0.15Torrの条件で160分間堆積し、SiN層
及び酸化膜504を、通常のホトリソ工程により所望の
形状にエッチングし、ソ−ス電極及びドレイン電極の取
出し部を開孔する。
【0026】この上に、スパッタ法でAlを10000
Å堆積し、通常のホトリソ工程により所望の形状にエッ
チングし、MOSトランジスタからの配線電極507と
する。
【0027】続いて、通常のプラズマCVD法により、
SiH4 ガスを流量0.5SCCM、NH3 ガスを
流量14.4SCCM、及びH2 ガスを流量4.5S
CCM、基板温度200℃、RFパワ−3.5W、内圧
0.15Torrの条件で160分間堆積し、SiN層
508を8000Å形成して、MOSトランジスタなど
の下地回路のパッシベ−ション膜とする。このSiN層
を、通常のホトリソ工程により所望の形状にエッチング
し、Al電極の表面を、一部露出する。
【0028】次に、通常のプラズマCVD法により、S
i2 H6ガスを流量1.0SCCM、及びH2 ガス
を流量48.0SCCM、基板温度300℃、RFパワ
−1.0W、内圧1.15Torrの条件で140分間
堆積し、非ド−プの非晶質シリコン(i−a−Si:H
)層509を8000Å形成し、続けて、真空を破らず
にSiH4 ガスを0.1SCCM、10%H2 希釈
のB2 H6 ガスを0.2SCCM及びH2 ガス7
4.5SCCM、基板温度200℃、RFパワ−33.
0W、内圧2.0Torrの条件で20分間堆積し、P
+ 型の微結晶シリコン(P+ −μc−Si:H)層
510を1000Å形成する。
【0029】その後、スパッタ法により厚さ700Åの
ITOを堆積し、通常のホトリソ工程により所望の形状
にエッチングして、フォトダイオ−ドの上部電極511
を画素毎に分離形成する。
【0030】続いて、設計によってその形状が上記電極
511のパタ−ンの3μm外側に配置されるようにマス
キングし、上記P+ −μc−Si:H層510のエッ
チングを通常のホトリソ工程で湿式エッチング法で行う
【0031】その後、通常のプラズマCVD法により、
SiH4 ガスを流量0.5SCCM、NH3 ガスを
流量14.4SCCM、及びH2 ガスを流量4.5S
CCM、基板温度200℃、RFパワ−3.5W、内圧
0.15Torrの条件で160分間堆積し、SiN層
512を8000Å形成する。このSiN層512を、
通常のホトリソ工程により所望の形状にエッチングし、
上部配線電極の取出し部を開孔する。
【0032】この上に、スパッタ法でAlを10000
Å堆積し、通常のホトリソ工程により所望の形状にエッ
チングし、上部配線電極513を形成して、本発明の光
電変換素子の一つの具体例であるラインセンサを作成す
る。
【0033】上記のプロセスで形成された光電変換素子
を動作チェックした結果、画素欠陥を全く検出しなかっ
た。
【0034】
【実施例2】次に、第二の実施例を図6を参照して、具
体的に説明する。
【0035】先ず、石英基板601上に、通常のLP−
CVD法により、SiH4 ガスを流量50SCCM、
基板温度620℃、内圧0.3Torrの条件で10分
間堆積し、ポリシリコン層602を形成する。このポリ
シリコン層を、通常のホトリソ工程により所望の形状に
エッチングする。
【0036】その後、900℃のO2 雰囲気中で、2
.5時間熱酸化を行い、上記ポリシリコン層602の表
面に酸化膜604を500Åの厚さ、形成する。
【0037】続いて、通常のLP−CVD法により、S
iH4 ガスを流量50SCCM、基板温度620℃、
内圧0.3Torrの条件で30分間堆積し、ポリシリ
コン層605を形成する。このポリシリコン層に通常の
イオン打ち込みにより、ド−ズ量8×1015cm−2
、60keVの条件でB− イオンを全面に打ち込み、
その後アニ−ルをN2 雰囲気800℃で行うことによ
って、B− イオンの拡散を行って、ポリシリコン層6
05をP型とする。この後、通常のホトリソ工程により
ポリシリコン層605を所望の形状にエッチングし、M
OSトランジスタのゲ−ト電極とする。
【0038】この後、通常のイオン打ち込みにより、ド
−ズ5×1015cm−2、160keVの条件でP+
 イオンを全面に打ち込み、その後アニ−ルをN2 雰
囲気800℃で行うことにより、P+ イオンの拡散を
行い、MOSトランジスタのソ−ス及びドレイン電極6
03、603’を形成する。
【0039】続いて、通常のプラズマCVD法により、
SiH4 ガスを流量0.5SCCM、NH3 ガスを
流量14.4SCCM、及びH2 ガスを流量4.5S
CCM、基板温度200℃、RFパワ−3.5W、内圧
0.15Torrの条件で160分間堆積し、SiN層
及び酸化膜604を、通常のホトリソ工程により所望の
形状にエッチングし、ソ−ス電極及びドレイン電極の取
出し部を開孔する。
【0040】この上に、スパッタ法でAlを10000
Å堆積し、通常のホトリソ工程により所望の形状にエッ
チングし、MOSトランジスタからの配線電極607と
する。
【0041】続いて、通常のプラズマCVD法により、
SiH4 ガスを流量0.5SCCM、NH3 ガスを
流量14.4SCCM、及びH2 ガスを流量4.5S
CCM、基板温度200℃、RFパワ−3.5W、内圧
0.15Torrの条件で160分間堆積し、SiN層
を8000Å形成して、MOSトランジスタなどの下地
回路のパッシベ−ション膜608とする。このSiN層
を、通常のホトリソ工程により所望の形状にエッチング
し、Al電極の表面を、一部露出する。
【0042】次に、通常のプラズマCVD法により、S
i2 H6ガスを流量1.0SCCM、及びH2 ガス
を流量48.0SCCM、基板温度300℃、RFパワ
−1.5W、内圧1.2Torrの条件で10分間堆積
し、n+ 型の非晶質シリコン(n+ −a−Si:H
)層609を1000Å形成し、続けて、真空を破らず
にSi2 H6 ガスを1.0SCCMおよびH2 ガ
ス48.0SCCM、基板温度300℃、RFパワ−1
.0W、内圧1.15Torrの条件で140分間堆積
し、非ド−プの非晶質シリコン(i−μc−Si:H)
層610を8000Å形成し、更に続けて、真空を破ら
ずにSiH4 ガスを0.1SCCM、10%H2 希
釈のB2 H6 ガスを0.2SCCM及びH2 ガス
74.5SCCM、基板温度200℃、RFパワ−33
.0W、内圧2.0Torrの条件で20分間堆積し、
P+ 型の微結晶シリコン(P+ −μc−Si:H)
層611を1000Å形成する。
【0043】その後、スパッタ法により厚さ700Åの
ITOを堆積し、通常のホトリソ工程により所望の形状
にエッチングして、フォトダイオ−ドの上部電極612
を画素毎に分離形成する。
【0044】続いて、設計によってその形状が上記電極
511のパタ−ンの3μm外側に配置されるようにマス
キングし、上記P+ −μc−Si:H層611、i−
μc−Si:H層610、n+ −μc−Si:H層6
09のエッチングを通常のホトリソ工程でRIEで行う
【0045】その後、通常のプラズマCVD法により、
SiH4 ガスを流量0.5SCCM、NH3 ガスを
流量14.4SCCM、及びH2 ガスを流量4.5S
CCM、基板温度200℃、RFパワ−3.5W、内圧
0.15Torrの条件で160分間堆積し、SiN層
613を8000Å形成する。このSiN層613を、
通常のホトリソ工程により所望の形状にエッチングし、
上部配線電極の取出し部を開孔する。
【0046】この上に、スパッタ法でAlを10000
Å堆積し、通常のホトリソ工程により所望の形状にエッ
チングし、上部配線電極614を形成して、本発明の光
電変換素子の一つの具体例であるラインセンサを作成す
る。
【0047】上記のプロセスで形成された光電変換素子
を動作チェックした結果、画素欠陥を全く検出しなかっ
た。
【0048】なお、本発明では、上記実施例でも明らか
にしているように、光導電性膜が、基板側より順に、一
方の半導体型(N型あるいはP型)を示す高濃度不純物
を添加した下部半導体層、不純物が添加されないかある
いは微量にしか含まれない半導体層、他方の半導体型(
P型あるいはN型)を示す高濃度不純物を添加した上部
半導体層で構成され、上記光導電性膜全体が、あるいは
上記上部半導体層のみが画素外領域でエッチングにより
除去されるようにしてもよい。
【0049】また、光導電性膜が、基板側より順に、不
純物が添加されないかあるいは微量にしか含まれない半
導体層、一方の半導体型(P型あるいはN型)を示す高
濃度不純物を添加した半導体層で構成され、上記光導電
性膜全体が、あるいは上記半導体層のみが画素外領域で
エッチングにより除去されるようにしてもよい。
【0050】なお、本発明で用いる上述の「微結晶」と
は数10Åから数100Åの粒径を示す微小な結晶粒が
非結晶中に混在した構造のことである。なお、結晶粒の
粒径は、X線回折法およびラマン分光法などにより求め
ることができる。
【0051】
【発明の効果】本発明は以上詳述したようになり、上部
電極のパタ−ニングの後、所定のマスキングを改めて行
い、これによって、できるだけ有効画素面積の減少を回
避した状態で、画素欠陥の無い信頼性の高い光電変換素
子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は従来の方法による光電変換素
子の製造工程を図解する説明図である。
【図2】(a)〜(c)は本発明の一実施例を説明する
ための説明図である。
【図3】本発明の光電変換素子の要部を示す縦断側面図
である。
【図4】本発明の光電変換素子の要部を示す縦断側面図
である。
【図5】本発明の第1の具体例を縦断側面図である。
【図6】本発明の第2の具体例を縦断側面図である。
【符号の説明】
101    基板 102    下部電極 103    半導体層 104    半導体層 105    半導体層 106    光導電性膜 107    上部電極

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】  基板上に下部電極、光導電性膜、上部
    電極の順序で堆積し、その後、エッチングにより上部電
    極及び光導電性膜の領域を各画素毎に形成する光電変換
    素子の製造法において、上記上部電極を所定パタ−ンで
    形成し、上記エッチングに際して上記上部電極の周辺に
    所定寸法の余剰間隔を持つような大きさにマスキングし
    、エッチングによって光導電性膜の領域を形成したとき
    、上記上部電極周縁に対する上記光導電性膜の電気抵抗
    を所定値に維持できる物理的間隔を上記光導電性膜露出
    表面に残すようにしたことを特徴とする光電変換素子の
    製造法。 【請求項2】  上記上部電極周縁と上記光導電膜の周
    縁との余剰間隔Lが上記光導電性膜のエッチングの厚さ
    dE より大きくなるような寸法に上記マスキングを行
    うとともに、上記エッチングは等方性エッチングで行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の光電変換素子の製造
    法【請求項3】  上記上部電極周縁と上記光導電性膜
    の周縁との余剰間隔Lが、上記上部電極周縁に対する上
    記光導電性膜の電気的抵抗を所定値に維持できる物理的
    間隔になるような寸法に上記マスキングを行うとともに
    、上記エッチングは異方性エッチングで行うことを特徴
    とする請求項1に記載の光電変換素子の製造法【請求項
    4】  基板上に下部電極、光導電性膜、上部電極をそ
    の順序で構成するとともに、上部電極及び光導電性膜の
    領域を各画素毎に分離形成している光電変換素子におい
    て、上記上部電極はその周辺に、上記上部電極に対する
    上記光導電性膜の所要の電気抵抗を確保する寸法の余剰
    間隔を残して、各画素領域に対応する上記光導電性膜の
    上面内側に位置されていることを特徴とする光電変換素
    子 【請求項5】上記光導電性膜が、基板側より順に、一方
    の半導体型(N型あるいはP型)を示す高濃度不純物を
    添加した下部半導体層、不純物が添加されないかあるい
    は微量にしか含まれない半導体層、他方の半導体型(P
    型あるいはN型)を示す高濃度不純物を添加した上部半
    導体層で構成され、上記上部半導体層のみが画素外領域
    でエッチングにより除去されていることを特徴とする請
    求項4に記載の光電変換素子 【請求項6】  上記光導電性膜が、基板側より順に、
    一方の半導体型(N型あるいはP型)を示す高濃度不純
    物を添加した下部半導体層、不純物が添加されないかあ
    るいは微量にしか含まれない半導体層、他方の半導体型
    (P型あるいはN型)を示す高濃度不純物を添加した上
    部半導体層で構成され、上記光導電性膜全体が画素外領
    域でエッチングにより除去されていることを特徴とする
    請求項4に記載の光電変換素子 【請求項7】  上記光導電性膜が、基板側より順に、
    不純物が添加されないかあるいは微量にしか含まれない
    半導体層、一方の半導体型(P型あるいはN型)を示す
    高濃度不純物を添加した上部半導体層で構成され、上記
    上部半導体層のみが画素外領域でエッチングにより除去
    されていることを特徴とする請求項4に記載の光電変換
    素子 【請求項8】  上記光導電性膜が、基板側より順に、
    不純物が添加されないかあるいは微量にしか含まれない
    半導体層、一方の半導体型(P型あるいはN型)を示す
    高濃度不純物を添加した上部半導体層で構成され、上記
    光導電性膜全体が画素外領域でエッチングにより除去さ
    れていることを特徴とする請求項4に記載の光電変換素
    子【請求項9】  上記光導電性膜が、水素化非晶質シ
    リコンよりなることを特徴とする請求項4に記載の光電
    変換素子
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