JPH04214570A - 静電荷像現像用トナー - Google Patents

静電荷像現像用トナー

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JPH04214570A
JPH04214570A JP2320812A JP32081290A JPH04214570A JP H04214570 A JPH04214570 A JP H04214570A JP 2320812 A JP2320812 A JP 2320812A JP 32081290 A JP32081290 A JP 32081290A JP H04214570 A JPH04214570 A JP H04214570A
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fluorine
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Yasutaka Iwamoto
康敬 岩本
Toshiki Minamitani
俊樹 南谷
Masami Tomita
正実 冨田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電子写真法、静電印刷法などにおいて、電気的
潜像または磁気的潜像を現像するのに用いられるトナー
に関する。特に熱ロール定着法において、より低温で充
分定着するオイルレストナーに関する。
[従来の技術] 電子写真法、静電印刷法、静電記録法などで形成される
静電荷像は乾式法の場合、一般にバインダー樹脂および
着色剤を主成分とする乾式トナーで現像後、コピー用紙
上に転写、定着される。トナー像の定着法としては種々
あるが、熱効率が高いことおよび高速定着が可能である
ことから熱ローラー定着方式が広く採用されている。こ
のような熱定着方式で高速定着を行う場合、トナーには
良好な低温定着性(または定着下限温度が低いこと)が
要求され、またこのためにバインダー樹脂としては低軟
化点のものが使用される。しかしトナー中に低軟化点樹
脂を含有させると、定着時にトナー像の一部が熱ローラ
ーの表面に付着し、これがコピー用紙上に転移して地汚
れを起こす、いわゆるオフセット性および巻き付き現象
(特に熱ローラー温度が低いときに多い)が発生し易く
なる。そこでこれらの現象を防止する手段として特開昭
51−143333号、同57−148752号、同5
8−97056号、同60−247250号等では離型
剤として固形シリコーンワニス、高級脂肪酸、高級アル
コール、各種ワックス等を添加することが提案されてい
るが、いずれも良好な低温定着性を維持しながら、充分
な耐オフセット性および耐巻き付き性を示すものは知れ
ていない。具体的には従来の低分子量ポリエチレン、低
分子量ポリプロピレン等のポリオレフィンワックスは耐
オフセット性は良好であるが、低温定着性が充分でなく
、キャンデリラワックス等の植物性ワックスは耐オフセ
ット性および低温定着性は良好であるが、耐巻き付き性
が十分でなく、また、固形シリコーンワニス、固形シリ
コーンオイル、アミドワックス、高級脂肪酸、高級アル
コールは低温定着性は良好であるが耐オフセット性およ
び耐巻き付き性が十分でない。しかも従来の離型剤はバ
インダー樹脂への分散性が悪いため、現像中、離形剤が
トナーから遊離して感光体や現像スリーブに付着する、
いわゆるフィルミングが多く、またスペントトナーによ
るキャリア汚染も生じ、長期に亘って安定して良質の画
像を形成することは困難であった。さらには前記各種ワ
ックスを含有せしめることにより、高温高湿下における
摩擦帯電量と低温低湿における摩擦帯電量の差(以後、
Q/M環境変動とする)が大きくなり、ラン中における
画像濃度の変動が発生し易くなるという問題が発生し、
いまだ満足できる改善はなされていないのが現状である
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、定着時、十分な耐オフセット性を有し
、定着下限温度が低く、しかも定着ロールへの巻き付き
が発生しないこと、さらに他の目的は地汚れやトナー飛
散がなく、連続使用時においても初期画像と同等の忠実
度の高い画像が得られ、高速定着に好適な静電荷像現像
用トナーを提供することである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、結着樹脂、着色剤および離型剤を主成分とす
る静電荷像現像用トナーにおいて、結着樹脂としてポリ
エステル樹脂、離型剤としてカルナウバワックス及び/
又はモンタン系エステルワックスと下記一般式(1)で
表される含フッ素4級アンモニウム塩化合物をそれぞれ
用いることを特徴とする静電荷像現像用トナー一般式(
1) [式中 X:−SO2−、−CO− R1、R2、R3、R4:H、炭素数1〜10のアルキ
ル基、アリール基 n、m:正の整数] である。
本発明においてカルナウバワックス及び/又はモンタン
系エステルワックスの使用量はバインダー樹脂に対して
通常0.5〜20%、好ましくは1〜10wt%である
。また、前記一般式であられされる含フッ素4級アンモ
ニウム塩化合物の使用量は0.01〜20wt%であり
、好ましくは0.1〜5wt%である。
次に本発明のトナーに用いられる他の材料について説明
する。
本発明に使用されるバインダー樹脂としては、ポリエテ
ル樹脂を用いるが中でもビスフェノールジオール型と多
価カルボン酸から合成されるポリエステル樹脂であると
耐塩ビマット性やカラートナーの色材の色を損なうこと
なく、良好な現像剤を得ることができる。また、さらに
前記一般式で表される含フッ素4級アンモニウム塩化合
物を含有することにより、良好な耐オフセット性を効果
的に得られ、さらにQ/M環境変動においても良好なト
ナーを得ることができる。
また、カルナウバワックス及び/又はモンタン系エステ
ルワックスを含有することにより良好な低温定着性およ
び耐巻き付き性、耐フィルミング性を得ることができる
また、本発明に使用するカルナウバワックスの酸価は、
2.0以下であることは好ましく、2.0をこえた場合
、環境変動が大きくなるという不具合が生じる。又、モ
ンタン系エステルワックスの酸価は、5以上14以下で
あることが好ましく、5より小さいと、トナー混練中に
おける結着樹脂との分散不良が発生しやすいなどの問題
が発生する。又、ワックス製造工程における収率の低下
からコストアップ等の問題も発生する。又、酸価が14
を越えた場合、環境変動が大きくなるという不具合が生
じる。
本発明に使用される含フッ素4級アンモニウム塩化合物
としては下記化合物が挙げられる。
本発明に使用される着色剤としてはカーボンブラック、
ランプブラック、鉄黒、群青、ニグロシン染料、アニリ
ンブルー、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリ
ーン、ハンザイエローG、ローダミン6G、レーキ、カ
ルコオイルブルー、クロムイエロー、キナクリドン、ベ
ンジジンイエロー、ローズベンガル、トリアリルメタン
系染料、モノアゾ系、ジスアゾ系、染顔料など、従来公
知のいかなる染顔料をも単独あるいは混合して使用し得
る。これらの着色剤の使用量はバインダー樹脂に対して
、通常1〜30wt%、好ましくは3〜20wt%であ
る。
さらに本発明のトナーは二成分系現像剤として用いる場
合にはキャリア粉と混合して用いられる。
本発明に使用し得るキャリアとしては、公知のものがす
べて使用可能であり、例えば鉄粉、フェライト粉、ニッ
ケル粉のごとき磁性を有する粉体、ガラスビーズ等およ
びこれらの表面を樹脂などで処理した物などが挙げられ
る。
さらに本発明のトナーはさらに磁性材料を含有させ、磁
性トナーとしても使用し得る。本発明の磁性トナー中に
含まれる磁性材料としては、マグネタト、ヘマタイト、
フェライト等の酸化鉄、鉄、コバルト、ニッケルのよう
な金属あるいはこれら金属のアルミニウム、コバルト、
銅、鉛、マグネシウム、スズ、亜鉛、アンチモン、ベリ
リウム、ビスマス、カドミウム、カルシウム、マンガン
、セレン、チタン、タングステン、バナジウムのような
金属の合金およびその混合物などが挙げられる。
これらの強磁性体は平均粒径が0.1〜2μm程度のも
のが望ましく、トナー中に含有させる量としては樹脂成
分100重量部に対し約20〜200重量部、特に好ま
しくは樹脂成分100重量部に対し40〜150重量部
である。
また、本発明のトナーは必要に応じて添加物を混合して
もよい。添加物としては例えばテフロン、ステアリン酸
亜鉛のごとき滑剤あるいは酸化セリウム、炭化ケイ素等
の研磨剤、あるいは例えばコロイダルシリカ、酸化アル
ミニウムなどの流動性付与剤、ケーキング防止剤、ある
いは例えばカーボンブラック、酸化スズ等の導電性付与
剤、あるいは低分子量ポリオレフィンなどの定着助剤等
がある。
以下、本発明を下記の実施例によってさらに具体的に説
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。な
お、部数はすべて重量部である。
[実施例] 実施例1 ポリエステル樹脂(数平均分子量 Mn=6000、重量平均分子量Mw=50000、ガ
ラス転移点Tg=61℃)81部カルナウバワックス(
酸価0.5)4部カーボンブラック(三菱カーボン 社製#44)12部 含フッ素4級アンモニウム塩化合 物例−1 3部 上記組成の混合物をヘンシェルミキサー中で十分撹拌混
合した後、ロールミルで80〜110℃の温度で約40
分間加熱溶融し、室温まで冷却後、得られた混練物を粉
砕、分級し、5〜20μmの粒径のトナーを得た。
このトナー3部に対し、シリコーン樹脂を被覆した10
0〜250メッシュのフェライトキャリア97部とをボ
ールミルで混合し、2成分系現像剤を得た。
次に定着ローラーとしてテフロン被覆ローラーを具備し
た普通紙複写機(当社製FT−7030)に前記現像剤
をセットし、熱ローラー温度130℃で連続コピーテス
トを行ったところ、オフセットや巻き付き現象を生じる
ことなく、初期はもちろん、10万枚コピー後も良好な
画像が得られ、感光体や現像スリーブへのフィルミング
もみられなかった。
また、定着テストとしてホットオフセット、コールドオ
フセット、巻き付き発生温度および定着下限温度を測定
したところ、後記表−1に示すように良好な結果が得ら
れた。また、さらに30℃90%、10℃15%それぞ
れの環境下において画像出しをおこない、帯電量を測定
したところ、−28.5μc/g、−26.3μc/g
と良好な結果が得られ、さらにそれぞれ良好な画像が得
られた。さらに10万枚後の現像剤のトナースペントを
測定したところ、トナースペントは認められなかった。
比較例1 実施例1のカルナウバワックスの代わりに、低分子量ポ
リプロピレン(三洋化成工業社製660P)用いる以外
は実施例1と同様に現像剤を得、連続コピーテストを行
ったところ、巻き付き現象が発生し、良好な画像は得ら
れなかった。また定着性は後記表−1に示すようによい
が、巻き付き性や、低温定着性は十分であったが、ホッ
トオフセットが発生し実用レベルではなかった。また環
境変動においてもその変動率が大きく不十分な結果とな
った。
実施例2 ポリエステル樹脂(数平均分子量 Mn=5300、重量平均分子量Mw=51000、ガ
ラス転移点Tg=59.5℃)85部カルナウバワック
ス(酸価0.9)3部カーボンブラック(三菱カーボン 社製#44)9部 含フッ素4級アンモニウム塩化合 物例−2 0.5部 含クロムモノアゾ染料(オリエン ト化学社製S−34)2部 上記組成の混合物を実施例1と同様に、ヘンシェルミキ
サー中で十分撹拌混合した後、ロールミルで80〜11
0℃の温度で約40分加熱溶融し、室温まで冷却後、得
られた混練物を粉砕分級し、5〜20μmの粒径のトナ
ーを得た。
このトナー3.5部に対し、150〜250メッシュの
酸化鉄粉キャリア(日本鉄粉社製TEFV)96.5部
とをボールミルで混合し、二成分系現像剤を得た。
以下この現像剤を用いて実施例1と同様に連続コピーテ
ストを行ったところ、実施例1と同様に良好な結果が得
られた。またこのものの定着性は後記表−1に示すよう
に良好であった。
実施例3 含フッ素4級アンモニウム塩化合物例−3を用いたほか
は実施例1と同様にして、現像剤を得た。次のこの現像
剤を実施例1と同様にして連続コピーテストを行ったと
ころ、実施例1と同様に良好な結果が得られた。またこ
のものの定着性は後記表−1に示すように良好であった
比較例2 実施例2のカルナウバワックスを用いない以外は実施例
2と同様に現像剤を作製し、連続コピーテストを行った
ところ、耐オフセット性やQ/M環境変動は満足な結果
であったが巻き付き現象が発生し、良好な画像は得られ
なかった。
さらには後記表−1で示されるように低温定着性が不十
分であった。
比較例3 実施例3のカルナウバワックスを用いない以外は実施例
3と同様に現像剤を作製し、連続コピーテストを行った
ところ、比較例2同様、耐オフセット性やQ/M環境変
動は満足な結果であったが巻き付き現象が発生し、良好
な画像は得られなかった。さらには後記表−1で示され
るように低温定着性が不十分であった。
実施例4 含フッ素4級アンモニウム塩化合物例−7を用いたほか
は実施例1と同様にして現像剤を得た。次にこの現像剤
を実施例1と同様にして連続コピーテストを行ったとこ
ろ、実施例1と同様に良好な結果が得られた。またこの
ものの定着性は後記表−1に示すように良好であった。
実施例5 含フッ素4級アンモニウム塩化合物例−10を用いたほ
かは実施例1と同様にして、現像剤を得た。次にこの現
像剤を実施例1と同様にして連続コピーテストを行った
ところ、実施例1と同様に良好な結果が得られた。また
このものの定着性は後記表−1に示すように良好であっ
た。
実施例6 含フッ素4級アンモニウム塩化合物例−13を用いたほ
かは実施例1と同様にして、現像剤を得た。次にこの現
像剤を実施例1と同様にして連続コピーテストを行った
ところ、実施例1と同様に良好な結果が得られた。また
このものの定着性は後記表−1に示すように良好であっ
た。
比較例4 実施例3の含フッ素4級アンモニウム塩化合物例−3を
用いない以外は実施例3と同様に現像剤を作製し、連続
コピーテストを行ったところ、比較例2同様、耐オフセ
ット性やQ/M環境変動は満足な結果であったが巻き付
き現象が発生し、良好な画像は得られなかった。さらに
は後記表−1で示されるように低温定着性が不十分であ
った。
比較例5 実施例5の含フッ素4級アンモニウム塩化合物例−10
を用いない以外は実施例5と同様に現像剤を作製し、連
続コピーテストを行ったところ、比較例2同様、耐オフ
セット性やQ/M環境変動は満足な結果であったが巻き
付き現象が発生し、良好な画像は得られなかった。さら
には後記表−1で示されるように低温定着性が不十分で
あった。
比較例6 実施例6の含フッ素4級アンモニウム塩化合物例−13
を用いない以外は実施例6と同様に現像剤を作製し、連
続コピーテストを行ったところ、比較例2同様、耐オフ
セット性やQ/M環境変動は満足な結果であったが巻き
付き現象が発生し、良好な画像は得られなかった。さら
には後記表−1で示されるように低温定着性が不十分で
あった。
オフセット発生温度; コピー紙上に転写されたトナー画像を前記テフロン被覆
ローラーでローラーの加熱温度を順次上昇させながら、
ローラーのニップ幅4mmおよび線速250mm/se
cの条件で定着する操作を繰り返して地汚れが発生する
温度を求め、このときの最低温度をコールドオフセット
発生温度とし、また最高温度をホットオフセット発生温
度とする。
巻き付き発生温度; いわゆるベタ黒の原稿を用いてコピー用紙のほぼ全面に
トナーを転写せしめ、これをローラーの加熱温度を順次
低下させるほかはオフセット発生温度の測定の場合と同
様に定着させる操作を繰り返し、ローラーにこのコピー
用紙が巻き付いた時の温度を求める。
定着下限温度; オフセット発生温度の測定の場合と同様にして定着を行
い、クロックメーターによるトナー定着率が70%に達
したときの温度を求める。
環境変動; 30℃90%、10℃15%それぞれの環境下において
帯電量を測定し、その変動率を求める。
実施例7 ポリエステル樹脂(数平均分子量 Mn=6000、重量平均分子量Mw=50000、ガ
ラス転移点Tg=61℃)81部モンタン系エステルワ
ックス (酸価9.5)4部 カーボンブラック(三菱カーボン 社製#44)12部 含フッ素4級アンモニウム塩化合物 例−1 3部 上記組成の混合物をヘンシェルミキサー中で十分撹拌混
合した後、ロールミルで80〜110℃の温度で約40
分間加熱溶融し、室温まで冷却後、得られた混練物を粉
砕、分級し、5〜20μmの粒径のトナーを得た。
このトナー3部に対し、シリコーン樹脂を被覆した10
0〜250メッシュのフェライトキャリア97部とをボ
ールミルで混合し、2成分系現像剤を得た。
次に定着ローラーとしてテフロン被覆ローラーを具備し
た普通紙複写機(当社製FT−7030)に前記現像剤
をセットし、熱ローラー温度130℃で連続コピーテス
トを行ったところ、オフセットや巻き付き現象を生じる
ことなく、初期はもちろん、10万枚コピー後も良好な
画像が得られ、感光体や現像スリーブへのフィルミング
もみられなかった。
また、定着テストとしてホットオフセット、コールドオ
フセット、巻き付き発生温度および定着下限温度を測定
したところ、後記表−1に示すように良好な結果が得ら
れた。またさらに30℃90%、10℃15%それぞれ
の環境下において画像出しをおこない、帯電量を測定し
たところ、28.5μc/g、26.3μc/gと良好
な結果が得られ、さらにそれぞれ良好な画像が得られた
。さらに10万枚後の現像剤のトナースペントを測定し
たところ、トナースペントは認められなかった。
比較例7 実施例7のモンタン系エステルワックスの代わりに、低
分子量ポリプロピレン(三洋化成工業社製660P)を
用いる以外は実施例1と同様に現像剤を得、連続コピー
テストを行ったところ、巻き付き現象が発生し、良好な
画像は得られなかった。また定着性は後記表−1に示す
ようによいが、巻き付き性や、低温定着性は十分であっ
たが、ホットオフセットが発生し実用レベルではなかっ
た。また環境変動においてもその変動率が大きく不十分
な結果となった。
実施例8 ポリエステル樹脂(数平均分子量 Mn=5300、重量平均分子量Mw=51000、ガ
ラス転移点Tg=59.5℃)85部モンタン系エステ
ルワックス (酸価12.0)3部 カーボンブラック(三菱カーボン 社製#44)9部 含フッ素4級アンモニウム塩化合物 例−2 3部 上記組成の混合物を実施例7と同様に、ヘンシェルミキ
サー中で十分撹拌混合した後、ロールミルで80〜11
0℃の温度で約40分加熱溶融し、室温まで冷却後、得
られた混練物を粉砕分級し、5〜20μmの粒径のトナ
ーを得た。
このトナー3.5部に対し、150〜250メッシュの
酸化鉄粉キャリア(日本鉄粉社製TEFV)96.5部
とをボールミルで混合し、二成分系現像剤を得た。
以下この現像剤を用いて実施例7と同様に連続コピーテ
ストを行ったところ、実施例7と同様に良好な結果が得
られた。またこのものの定着性は後記表−2に示すよう
に良好であった。
実施例9 含フッ素4級アンモニウム塩化合物例−3を用いたほか
は実施例7と同様にして、現像剤を得た。次のこの現像
剤を実施例7と同様にして連続コピーテストを行ったと
ころ、実施例7と同様に良好な結果が得られた。またこ
のものの定着性は後記表−2に示すように良好であった
比較例8 実施例8のモンタン系エステルワックスを用いない以外
は実施例8と同様に現像剤を作製し、連続コピーテスト
を行ったところ、耐オフセット性やQ/M環境変動は満
足な結果であったが巻き付き現象が発生し、良好な画像
は得られなかった。さらには後記表−2で示されるよう
に低温定着性が不十分であった。
比較例9 実施例9のモンタン系エステルワックスを用いない以外
は実施例9と同様に現像剤を作製し、連続コピーテスト
を行ったところ、比較例8同様、耐オフセット性やQ/
M環境変動は満足な結果であったが巻き付き現象が発生
し、良好な画像は得られなかった。さらには後記表−2
で示されるように低温定着性が不十分であった。
実施例10 含フッ素4級アンモニウム塩化合物例−7を用いたほか
は実施例7と同様にして現像剤を得た。次にこの現像剤
を実施例7と同様にして連続コピーテストを行ったとこ
ろ、実施例7と同様に良好な結果が得られた。またこの
ものの定着性は後記表−2に示すように良好であった。
実施例11 含フッ素4級アンモニウム塩化合物例−10を用いたほ
かは実施例7と同様にして、現像剤を得た。次にこの現
像剤を実施例7と同様にして連続コピーテストを行った
ところ、実施例7と同様に良好な結果が得られた。また
このものの定着性は後記表−2に示すように良好であっ
た。
実施例12 含フッ素4級アンモニウム塩化合物例−13を用いたほ
かは実施例7と同様にして、現像剤を得た。次にこの現
像剤を実施例7と同様にして連続コピーテストを行った
ところ、実施例7と同様に良好な結果が得られた。また
このものの定着性は後記表−2に示すように良好であっ
た。
比較例10 実施例9の含フッ素4級アンモニウム塩化合物例−7を
用いない以外は実施例9と同様に現像剤を作製し、連続
コピーテストを行ったところ、比較例8同様、耐オフセ
ット性やQ/M環境変動は満足な結果であったが巻き付
き現象が発生し、良好な画像は得られなかった。さらに
は後記表−2で示されるように低温定着性が不十分であ
った。
比較例11 実施例11の含フッ素4級アンモニウム塩化合物例−1
0を用いない以外は実施例11と同様に現像剤を作製し
、連続コピーテストを行ったところ、比較例8同様、耐
オフセット性やQ/M環境変動は満足な結果であったが
巻き付き現象が発生し、良好な画像は得られなかった。
さらには後記表−2で示されるように低温定着性が不十
分であった。
比較例12 実施例12の含フッ素4級アンモニウム塩化合物例−1
3を用いない以外は実施例12と同様に現像剤を作製し
、連続コピーテストを行ったところ、比較例8同様、耐
オフセット性やQ/M環境変動は満足な結果であったが
巻き付き現象が発生し、良好な画像は得られなかった。
さらには後記表−2で示されるように低温定着性が不十
分であった。
[発明の効果] 本発明の静電荷像現像用トナーは以上のようにカルナウ
バワックス及び/又はモンタン系エステルワックスと、
含フッ素4級アンモニウム塩化合物を含有しているので
、 (1)十分な耐オフセット性、耐巻き付き性を有し、 (2)低温定着が可能なので、高速定着ができ、(3)
離型剤のバインダー樹脂への分散性がよく、したがって
、現像中感光体や現像スリーブへのトナーフィルミング
が少なくスペントトナーによるキャリア汚染もなく、長
期間に亘って安定して高品質の画像を形成できるなどの
利点を有している。
特許出願人 株式会社リコー 代理人 弁理士 小松 秀岳 代理人 弁理士 旭 宏 代理人 弁理士 加々美 紀雄

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 結着樹脂、着色剤および離型剤を主成分とする静電荷像
    現像用トナーにおいて、結着樹脂としてポリエステル樹
    脂、離型剤としてカルナウバワックス及び/又はモンタ
    ン系ワックスと下記一般式(1)で表される含フッ素4
    級アンモニウム塩化合物をそれぞれ用いることを特徴と
    する静電荷像現像用トナー。 一般式(1) [式中 X:−SO2−、−CO− R1、R2、R3、R4:H、炭素数1〜10のアルキ
    ル基、アリール基 n、m:正の整数]
JP02320812A 1990-10-18 1990-11-27 静電荷像現像用トナー Expired - Lifetime JP3102797B2 (ja)

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JP2-277626 1990-10-18
JP27762690 1990-10-18

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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