JPH04211323A - 屠殺した動物の脚の膝関節の近傍で正確な切断操作を行うための方法及び装置 - Google Patents

屠殺した動物の脚の膝関節の近傍で正確な切断操作を行うための方法及び装置

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JPH04211323A
JPH04211323A JP3029329A JP2932991A JPH04211323A JP H04211323 A JPH04211323 A JP H04211323A JP 3029329 A JP3029329 A JP 3029329A JP 2932991 A JP2932991 A JP 2932991A JP H04211323 A JPH04211323 A JP H04211323A
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JP
Japan
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leg
scraper
cutting
knee joint
conveyor
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JP3029329A
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English (en)
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Hein Annema
ハイン・アネマ
Jan W Bos
ヤン・ウイレム・ボス
Den Nieuwelaar Adrianus J Van
アドリアヌス・ヨセフス・フアン・デン・ニウエラール
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Stork PMT BV
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Stork PMT BV
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    • A22BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
    • A22BSLAUGHTERING
    • A22B5/00Accessories for use during or after slaughtering
    • A22B5/0017Apparatus for cutting, dividing or deboning carcasses
    • A22B5/0058Removing feet or hooves from carcasses
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A22BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
    • A22CPROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
    • A22C21/00Processing poultry
    • A22C21/0023Dividing poultry
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A22BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
    • A22CPROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
    • A22C21/00Processing poultry
    • A22C21/0069Deboning poultry or parts of poultry
    • A22C21/0076Deboning poultry legs and drumsticks

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Processing Of Meat And Fish (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屠殺した動物特に鳥の
脚の膝関節の近傍で切断操作を行うための方法及び装置
に係わる。
【0002】
【従来の技術】屠殺した動物特に家禽の機械的処理では
、例えば屠殺動物から切離した脚を下方脚部と腿部とに
分離するために、切断操作を行う装置が使用される。 下方脚部は鳥類の分野ではドラムスティックとして知ら
れており、スナックとして特定の価値があり、腿部は大
量の肉を有するため更に別の処理にかけるのに適してい
る。動物の機械的処理には、種々の動物の品種、飼育条
件等の違いに起因して、脚、特に下方脚部、即ち膝関節
と距関節との間の脚部分の寸法が異なるという問題が不
可避的に伴う。そのため、距関節部分で吊した脚を固定
軌道に沿って運びながら固定切断手段を含む従来の装置
に通すことによって前述の操作を行っても、切断が実施
される膝関節に対して切断手段が必ずしも正確に配置さ
れないため、総ての脚を最適に処理できるとは限らない
【0003】脚を下方脚部と腿部に分離した後は、腿部
の肉を腿骨から除去するのが普通である。腿部の肉を剥
ぎ取る装置は例えば米国特許明細書第3,672,00
0号に開示さ れている。この装置は2つの部分からな
るプレート状挟持部材を含み、肉で覆われた腿骨が下方
へ垂直に延びるように鳥の腿骨の関節(knucle)
を挟持することができる。この挟持部材のすぐ下には2
つの部分からなるプレート状スクレーパが具備されてお
り、このスクレーパが垂直方向に移動して、骨から肉を
下方へ分離する。
【0004】この装置には肉で覆われた腿部が手で供給
され、この腿部は例えば機械化された屠殺ラインから送
られてくる。この屠殺ラインでは、コンベヤから送られ
てくる足根骨関節部分で吊された鳥の死骸が機械的に大
きく切り分けられる。このような切り分けラインにおけ
る操作の1つは、胴体と脚の分離であり、脚はその後コ
ンベヤによって引き続き運搬される。次いで、腿部が股
肉を得るために前述のごとくドラムスティックから機械
的に切り離され、回収され、運搬されて、1つずつ手で
前記タイプの装置に供給され、そこで腿部から肉が剥取
られる。この方法は人間の介在を必要とするため労働集
約的であり、衛生面でも問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、前述の
ごとき切断操作全般で配置を正確に行う方法及び装置を
提供することにある。本発明の方法及び装置はドラムス
ティック切取り装置だけでなく鳥以外の動物の脚を処理
する別の装置、例えば腿肉スクレーパにも適用できる。
【0006】本発明の方法は、脚を機械的手段で運んで
切断操作を実施するための切断手段に対して配置するス
テップを含み、切断操作を行う前に膝関節を切断手段に
対して配置すべく膝頭に機械的配置手段を作用させるこ
とを特徴とする。
【0007】従って、本発明の装置は脚を操作する機械
的手段と切断操作を行う切断手段とを含み、膝関節を切
断手段に対して配置すべく膝頭に作用する機械的配置手
段を有することを特徴とする。
【0008】このような手段を用いれば、膝関節に対し
て所定の位置で、即ち下方脚部又は腿部の寸法に関係な
く、再現性をもって脚の切断操作を行うことが可能にな
る。本発明の装置の好ましい実施例の1つでは、脚を膝
関節部分で自然に曲がる方向に曲げる手段を含む。脚を
このように曲げると、膝頭が膝関節よりやや突出するた
め、膝関節を配置すべく膝頭をみつける操作が容易にな
る。
【0009】前記曲げ手段は、膝関節を挟んで片側に位
置する脚部分がその反対側に位置する脚部分とほぼ直角
になるように脚を曲げるべく設計するのが好ましい。
【0010】本発明が目指す膝関節の正確な配置は、ス
トップエッジを備えた1つ以上の支持部材を含む配置手
段の特徴的使用によって達成される。前記支持部材は、
ストップエッジを膝頭に当接するまで脚の腿部に沿って
移動させることができるように、脚を操作する機械的手
段に対して様々な位置をとり得る。
【0011】本発明の装置の好ましい実施例の1つは、
屠殺動物特に鳥の腿骨から肉を除去するのに使用され、
膝関節から股関節までの腿骨から肉を剥取るスクレーパ
を公知の態様で含む。この実施例は有利には、処理すべ
き脚を距関節部分で吊すための懸吊部材を含む。
【0012】この装置によって腿骨から肉が剥ぎ取られ
る。腿骨は実質的に無傷の膝関節を介して下方脚部に接
続されており、下方脚部は膝関節から股関節までの剥取
り操作のために距関節部分で吊されている。膝関節の靭
帯は剥取り力を吸収する。剥取り力は、剥取り操作の前
に、膝関節の近傍で肉に脚の長手方向とほぼ直角の正確
な切込みを入れることによって最小限に維持されるが、
切込みを入れる時は膝の靭帯を損傷しないように注意し
なければならない。
【0013】この装置を使用すれば、腿骨からの肉の除
去がコンベヤライン上で自動的に且つ正確に実施され、
人手は必要ない。これは、肉処理の衛生面から見て大き
な利点であり、処理コストの低下にもつながる。
【0014】本発明の装置の別の好ましい実施例は、屠
殺動物特に鳥の脚の膝関節を切断するように設計されて
おり、距関節部分で吊された脚を運ぶコンベヤを備えた
フレームを公知の態様で含む。この装置では下記の特徴
的手段が使用される。
【0015】脚をコンベヤから1つずつ受け取り、これ
を保持し且つその下方脚部をコンベヤに戻すべくコンベ
ヤに隣接して配置された少なくとも1つの回転部材。こ
の回転部材は複数のキャリヤを有し、作動中にこれらの
キャリヤがコンベヤの中心線に沿ってほぼ接線的に円形
軌道上をコンベヤの前進方向と反対の方向に移動し、各
回転部材と協働する切断部材の前を通る。
【0016】前記各キャリヤの下に配置されたV形支持
部材。この支持部材は径方向で外側に突出し、前記回転
部材と共に移動する。
【0017】コンベヤから遠い方の支持部材の円形軌道
の一部分に沿って配置されたプッシュロッド。前記キャ
リヤ内に配置された脚の膝の後側に当接して径方向で内
側の圧力を漸次加える役割を果たす。
【0018】各V形支持部材に取付けられた可動リフタ
ー。プッシュロッドによって支持部材に押し付けられた
脚の関節の膝頭を距関節方向に持ち上げる。
【0019】切断操作が終了すると腿部が落下する。こ
の腿部はこのプロセスで回収し、除去し得る。勿論、膝
関節を複数のステップで切断することもでき、その場合
は最初に切込みだけを入れ、次いで最終的切断を行う。 この切断操作は必要であれば別の切断手段を用いて実施
してもよい。ドラムスティックは移動するキャリヤの中
に吊されたまま残る。これも、適当な場所に移送し得る
【0020】本発明の装置の更に別の好ましい実施例は
、屠殺動物特に鳥の脚の膝関節を切断するように設計さ
れており、距関節部分で吊した脚を運ぶコンベヤを備え
たフレームを公知の態様で含む。この装置では下記の特
徴的部材が使用される。
【0021】コンベヤの運搬方向と実質的に平行に延び
る案内エッジを有し、脚を側方に押す機能を果たす案内
手段。
【0022】コンベヤから吊された脚の傍らに位置し、
作動時に前記案内手段と協働して膝関節の膝頭を支持部
材に押し付けて配置する脚配置手段。
【0023】前記案内手段及び脚配置手段と協働して腿
部から下方脚部を分離する分離手段。
【0024】以上の説明から明らかなように、膝頭を切
断手段に対して配置する操作を含む本発明の方法及び装
置による膝関節の正確な配置を適用すれば、例えば膝頭
を削り取るなどの方法により脚から膝頭を除去する操作
を行うことも可能である。本発明を適用することによっ
て実施できる更に別の操作として、脚の皮の一部分を除
去するために膝関節の近傍で皮だけを切る操作も挙げら
れる。
【0025】本発明の装置の前記特徴及び他の特徴につ
いては、添付図面に基づく以下の非限定的実施例の説明
で更に詳述する。
【0026】
【実施例】図1a及び1bは固定円筒形制御部材2を示
している。この制御部材は、その円筒面に沿って5つの
スクレーパーユニット4が移動できるようになっている
。そのために、スクレーパーユニット4は案内ロッド6
に沿って垂直に滑動し得、案内ロッド6はディスク形ベ
アリングプレート8及び10に接続されており、これら
のプレートはドライブ14によりシャフト12を介して
特定方向に回転できるようになっている。スクレーパー
ユニット4はここでは矩形ブロックとして簡単に図示し
たが、後で図2〜10を参照しながら詳細に説明する。
【0027】制御部材2は円筒面に案内溝16、18及
び20を備えている。これらの溝は、案内手段17によ
り各スクレーパーユニット4を、ベアリングプレート8
及び10の回転時に溝16の軌道に従って案内ロッド6
沿いに移動させ、且つベアリングプレート8及び10の
回転時の各スクレーパーユニットの部材の移動を案内手
段19及び21によって制御するのに使用される。
【0028】上方ベアリングプレート10の上方には、
ベアリングプレート8及び10と同期して回転する懸吊
ディスク22が取付けられており、各スクレーパーユニ
ット4の上方に鳥の脚25を足根骨関節で吊すことがで
きるスリット状凹部24が具備されている。凹部24の
幅は鳥の下方脚部の骨を収容するには十分であるが、足
根骨関節の断面よりは狭い。従って、脚が下方及び周縁
方に移動することはない。凹部24内に吊した脚が該凹
部から外れてしまうような事故を防止するには、懸吊デ
ィスク22の回転時に足根骨関節の近傍の足部分を、該
ディスクの上方で周縁に沿って延在する2つの案内レー
ル26及び27の間に挿入する。これらの案内レールは
凹部24の幅にほぼ等しい間隔をもって離間している。 レール26はレール27より小さい角距離にわたって延
びている。これについては後で図5〜11を参照しなが
ら説明する。
【0029】前記スクレーパーユニットの構成部材は、
シャフト12が矢印28方向に回転し且つ該シャフトに
接続されたベアリングプレート8及び10も回転する間
に、図1bの上方に簡単に示すように懸吊ディスク22
の凹部24に脚25を吊るした後で、後述の方法及び装
置により脚25の腿骨から肉を剥取るべく協働する。腿
部の肉30は次いで周縁上の特定地点で装置から取出さ
れ、その後肉30を除去した後の脚32が取出される。 この操作では、剥取った肉が腿骨の股関節につながった
まま残る可能性もある。その場合は、脚32と股肉30
とを分離する切断手段(詳述しない)を使用しなければ
ならない。
【0030】図2、3及び4はスクレーパーユニット4
の一実施例を示している。このスクレーパーユニットの
基本構造は、接続ロッド36及び38を介して互いに接
続された2つのほぼU形のキャリヤ34からなる。接続
ロッドとキャリヤとの間の接続はボルト37によって行
われる。
【0031】2つのキャリヤ34の2つの突出縁部には
ベアリングブッシュ42を備えた貫通孔40が設けられ
ており、キャリヤ34はこれらの貫通孔を介してロッド
6上を垂直に滑動し得る。前記ロッドはボルト9及び1
1によってベアリングプレート8及び10に接続されて
いる。この滑動は制御部材2の溝16を介して制御され
る。即ち、この溝の中に、接続ロッド36に固定された
ピン46上でボルト43の回りに回転可能に取付けられ
たホイール44が走行できるように配置されている。接
続はボルト48によって行われる。
【0032】スクレーパーユニット4は更に、第1スク
レーパーエレメント50及び第2スクレーパーエレメン
ト52を含む。これらのエレメントの動きは夫々溝18
及び20を介して制御部材2の溝16との関係において
制御され、ホイール54、レバー56、58、連結スト
リップ60、ホイール62及びレバー64によってスク
レーパーエレメント50及び52に伝達される。
【0033】そのためにホイール54はボルト55を介
してレバー56に固定されており、このレバーはボルト
65を介してキャリヤ34に固定されたシャフト66を
軸に回動し得る。レバー56はホイール54と反対の側
の端部が連結ストリップ60を介してレバー58の中心
部に接続されている。レバー58は、ボルト68によっ
てキャリヤ34に固定されたシャフト70を軸に回動し
得る。連結ストリップ60は2つのボルト72及び74
を軸として回動し得、レバー56の運動をレバー58に
伝達する。
【0034】シャフト70と反対の側のレバー58の端
部には横断方向のバー76が取付けられており、このバ
ーのホルダ78内の端部がボルト79により第1スクレ
ーパーエレメント50に接続されている。
【0035】ホイール62は、シャフト70を軸として
回動し得るレバー64上のボルト63の周りに回転自在
に取付けられている。
【0036】シャフト70と反対の側のレバー64の端
部には横断方向のバー80が取付けられており、このバ
ーの端部は固定用プラグ82に接続されている。この固
定用プラグには第2スクレーパーエレメント52が2つ
のボルト84を介して固定されている。
【0037】第1スクレーパーエレメント50はプレー
ト状であり、シャフト70の中心線上に中心点を有する
円弧に沿って湾曲しており、凹部を有する。この凹部は
片側が開放されており、剥取り用のエッジ86を有する
。ボルト79の近傍で前記凹部の下部に延在するエッジ
86の部分は鋭く研いであり、切断に使用される。
【0038】第1スクレーパーエレメントと同様に第2
スクレーパーエレメント52もプレート状であり、シャ
フト70の中心線上に中心点をもつ円弧に沿って湾曲し
ている。但し、この場合の円弧の半径は第1スクレーパ
ーエレメント50の円弧より小さい。第2スクレーパー
エレメント52は積層構造を有し、2つの剛性プレート
88及び90とその間に挿入された可撓性材料プレート
92とを含む。これら3つのプレート88、90及び9
2には、第1スクレーパーエレメント50と向かい合う
側で開放された凹部が設けられている。剛性プレート8
8及び90の凹部の幅は可撓性プレート92の凹部の幅
よりやや大きい。従って、肉を剥取るべき腿部の骨と接
触するのは可撓性材料だけである。可撓性プレート92
はストップ94も備えている。このストップは、第2ス
クレーパーエレメント52の凹部の端部を縁取るように
具備される。
【0039】2つのスクレーパーエレメント50及び5
2は、制御部材2の溝18及び20の制御下で互いに離
れ又は接近するように移動する。接近の場合は第1スク
レーパーエレメント50が第2スクレーパーエレメント
52の上を滑動し得、その結果前記凹部によってスクレ
ーパー間隙が規定される。この間隙は、スクレーパーエ
レメント50及び52が部分的に重なり合った場合には
少なくとも腿骨の断面とほぼ同じ幅を有する。
【0040】第1スクレーパーエレメント50のエッジ
86には本質的に部分的円形の凹部87が設けられてお
り、その結果この凹部が存在する側でスクレーパー間隙
が拡大されるため、剥取り時に股関節の軟骨小節を通す
ことができる。この軟骨小節は鳥の右脚の左側方及び左
脚の右側方にあるため、第1スクレーパーエレメント5
0は、該実施例では右脚の処理に使用されるが、必ず処
理すべき方の脚に適合するように構成しなければならな
い。
【0041】キャリヤ34の盲穴にはボルト95を介し
てストップが固定されている。このストップは、ブリッ
ジ96と、これに固定されたV形プッシュロッド98と
、調心プレート99とを含む。
【0042】簡明化のため図3には前記ストップを示さ
なかった。同じ理由から、図4ではスクレーパーユニッ
ト4の種々の部材を省略した。
【0043】ここで、図5〜11を参照しながら、スク
レーパーユニット4の作動方法を説明する。
【0044】図5ではスクレーパーユニット4が下方初
期位置にある。この位置では、案内レール26及び27
から吊された鳥の脚25が第1スクレーパーエレメント
50及び第2スクレーパーエレメント52の間に入るよ
うに、2つのスクレーパーエレメントが互いに離れてい
る。脚25は最終的に正面をプッシュロッド98に当接
させて吊され、案内レール26及び27間での懸吊に対
する脚の回転は調心プレート99によって防止される。
【0045】図6では、スクレーパーユニット4が制御
部材2に沿った移動により図5の位置より上方に移って
おり、その結果プッシュロッド98が腿部の肉100の
正面上を膝関節方向に滑動し、脚が案内レール26及び
27の間で第1スクレーパーエレメント50方向にやや
傾斜している。
【0046】図7及び8では、第1スクレーパーエレメ
ント50が図6の状態から肉100の裏面の皮の上を脚
の膝関節方向に移動している。この過程で脚25は第1
スクレーパーエレメント50の凹部内に配置され、この
凹部の楔形エッジ86がその前方の肉を膝関節の両側で
押し動かし、プッシュロッド98と協働して脚25を曲
げている。
【0047】図9では、第1スクレーパーエレメント5
0がプッシュロッド98の上方に移動しており、その結
果第1スクレーパーエレメント50の凹部の鋭く研いだ
部分が膝関節の両側で肉に食い込んでおり、第2スクレ
ーパーエレメント52がほぼ直角に曲げられた脚25と
接触している。この段階で、制御部材2に対して固定的
に配置されたナイフ101が膝の後側で脚25の裏側に
切込みを入れる。この処理段階における切込み位置は、
第1スクレーパーエレメント50の前述のごとき移動に
よって正確に決定され、特定範囲内で変化する脚のドラ
ムスティック104の長さに関係なく再現される。
【0048】次いで、第2スクレーパーエレメント52
が第1スクレーパーエレメント50の下方を更に滑動し
、その結果腿骨と同じ大きさの断面をもつスクレーパー
間隙が形成される。その後、スクレーパーエレメント5
0及び52は図10に示す所定の位置まで一緒に移動す
る。この位置では膝関節が伸ばされており、膝頭が第2
スクレーパーエレメント52のストップ94に当接して
いる。この移動の間、ストップ94は膝頭より下の脚を
案内レール27に向けて上方に押し動かす。この段階で
は案内レール26が懸吊ディスク22の上方に存在しな
いため、脚は十分に上方へ移動する。スクレーパーエレ
メント50及び52がこの所定位置についた時に、スク
レーパーユニット4を制御部材2に対して更に回転させ
ると、制御部材2に対して固定的に配置されたナイフ1
02によって、ストップ94より上で膝頭より下の部分
に直接切込みが入れられる。脚25の膝頭がストップ9
4によりナイフ102に対して前述のごとく配置される
ため、切り込みは必ず膝関節の同じ部分で行われ、特定
範囲内で変化する脚のドラムスティック104の長さに
左右されることはない。この場合、膝頭の中心がナイフ
102によって切断されるという望ましくない事態はス
トップ94によって防止される。
【0049】最後の段階として、図11では、スクレー
パーエレメント50及び52が重なり合ったままの状態
でスクレーパーユニット4を図9の位置から下方に移動
させることにより、腿骨106から肉100が剥取られ
ている。
【0050】第1スクレーパーエレメント50には凹部
87があるため、脚の股関節部分を通過する時に股関節
の軟骨小節がエレメント50によって機械的応力を受け
ることはなく、従って剥取り時に軟骨小節が破壊される
ことはない。
【0051】図12はスクレーパーユニット4の一変形
例を示している。前述のものと比べると、このスクレー
パーユニットにはL形ブラケットが付加されており、シ
ャフト68を軸に回動し得るロッド57に固定されてい
る。このブラケット77は、プッシュロッド98と協働
してシャフト68を軸に図面で見て時計方向に回動する
ことにより脚を曲げる機能を果たし、その回動は、ボル
ト75を介してレバー53に回転的に接続されたローラ
73が制御部材2の溝11内を上方又は下方に移動した
時にシャフト66を軸に回動し得るレバー53の制御下
で行われる。レバー53はシャフト107及び109を
軸として回動し得るようにロッド61を介してロッド5
7に接続されている。
【0052】図13は、足根骨関節部分で吊した左脚1
10及び右脚112をコンベヤ116のダルフック11
4によって矢印118方向に運ぶコンベヤラインの一部
分を示している。前述のように吊された一対の脚110
、112は、例えば、胴体と一緒に足根骨関節で吊され
た状態でコンベヤ116により矢印118方向に運ばれ
る鳥の脚から胴体を分離することによって得られる。 コンベヤ116では複数のフック(その大部分は図面簡
明化のため図示しなかった)が移動する。このコンベヤ
は3つのトラック120、122及び124を有し、こ
れらのトラックの上をフック114が移動する。トラッ
ク122はフック114のドライブを含み、中断されず
に延在する。右脚112の運搬に係わるトラック120
及び左脚110の運搬に係わるトラック124は両方と
も中断されており、この中断部分に、図1bと同様のス
クレーパーユニット126及び128が配置されている
【0053】スクレーパーユニット126及び128の
懸吊ディスク127及び129は夫々矢印130及び1
32で示すように互いに逆の方向に回転する。
【0054】トラック120の中断部の近傍には、該ト
ラック及び懸吊ディスク127の上方にガイド134及
び136が取付けられている。同様にして、トラック1
24の中断部の近傍には、該トラック及び懸吊ディスク
129の上方にガイド138及び140が取付けられて
いる。フック114及び懸吊ディスク127、129の
移動は、フック114の通過時にガイド138が左脚1
10をフックから懸吊ディスク129のスリット内に案
内できるように同期している。同様にして、ガイド13
4はフック114の通過時に右脚112をフックから懸
吊ディスク127のスリット内に案内する。
【0055】スクレーパーユニット128及び126で
の剥取り操作が終了すると、左脚110及び右脚112
は夫々ガイド140及び136によりトラック124及
び120上のフック114の凹部に戻される。図1bの
場合と同様に、図13の場合も剥取り操作の後で腿部の
肉が腿骨の股関節部分につながったままでいることがあ
る。その場合は切断手段(図示せず)を用いて腿骨から
肉を切り離さなければならない。この操作は、スクレー
パーユニット126及び128内で、又は脚をコンベヤ
116に戻して再び吊した後で実施し得る。腿部の肉を
除去した後の脚はコンベヤ116で引き続き運ばれ、そ
の後公知の方法で腿骨がドラムスティックから好ましく
は自動的に分離される。スクレーパーユニット126及
び128で除去された肉は機械的に回収され送り出され
る。
【0056】次に、図14〜19を参照しながら、前述
のごとき本発明の膝関節位置決め原理を用いて鳥の脚の
ドラムスティックを切断する回転装置を説明する。
【0057】図14及び15に詳細に示すように、ドラ
ムスティック切断装置はコンベヤ152を含むフレーム
151を有する。前記コンベヤは該実施例では高架走路
(overhead runways)であり、足根骨
関節で吊された脚154を運び込むのに使用される。こ
の装置はコンベヤ152の両側に1つずつ配置された2
つの可動部材155も含む。図15から明らかなように
、各可動部材155はシャフト156に回転的に取り付
けられている。各部材155はまた、複数の(該実施例
では5つの)径方向のフォーク形キャリヤ157を備え
ている。これらのキャリヤは作動時にコンベヤ152の
中心線158に実質的に接するような状態で円形軌道上
を走行する。コンベヤの前進移動方向は図15に矢印T
で示した。キャリヤ157を備えた各部材155はコン
ベヤ152の移動方向と反対の方向Rに移動する。後述
のように、各回転部材155の目的は、脚154をコン
ベヤ152から1つずつ捕捉し、保持し、且つ切断後の
脚をコンベヤに戻すことにある。
【0058】この装置はまた、膝関節160の膝頭、靭
帯及び腱を切断して脚154から腿部161を分離すべ
く各部材155と協働する切断部材159も有する。各
キャリヤ157のすぐ下には、図14に示すように、回
転部材155と共に移動し且つ径方向で見て外側向きの
V形支持部材162が配置されている。支持部材162
の円形軌道上にはその一部分に沿ってプッシュロッド1
63が固定されている。この円形軌道部分はコンベヤ1
52から遠い方の側にある。即ち、コンベヤ152の中
心線158に沿って走る部分と真反対の側に位置する。 図14〜16から明らかなように、各プッシュロッド1
63の目的はキャリヤ157内に存在する脚154の膝
の後側に径方向で見て内側向きの圧力を漸次加えること
にある。図示16〜19に示すように、各V形支持部材
162には、ロッド163により支持部材に押し付けら
れた脚関節160の膝頭165を上方、即ち足根骨関節
153方向に押し上げる可動リフタ164が取付けられ
ている(図16に鎖線及び点線で示した位置参照)。
【0059】支持部材162は2つのハサミ状に開いた
突起166、167からなる。上方突起166は厚い部
分168を有し、膝関節160を曲げる間この厚い部分
に脚154が当接する。下方突起167はリフタ164
を担持している。各回転部材155のシャフト156と
同心的に湾曲トラック169(図18参照)が具備され
ている。各リフタ164は支持部材162の下方突起1
67に回転自在に取付けられており、径方向で見て内側
に湾曲トラック169と協働し得るフォローオンローラ
(follow−on roller)170を備えて
いる。支持部材162の2つの突起166、167は一
方が他方に対して回転する。この実施例では、下方突起
167が上方固定突起166に対して回転する。リフタ
164と同様に、この下方突起は径方向で見て内側にフ
ォローオンローラ171を有する。このローラは同心的
に配置された第2の湾曲トラック172と協働して、支
持部材162を一時的に閉鎖させることができる。
【0060】前記切断手段159は、フレーム151に
支持されたシャフト174を軸に回転し得るディスク1
73からなる。シャフト174の角位置は、支持部材1
62に対するディスク173の位置を変えるか又は調整
するために調節し得る。これは、本発明の基本的構想、
即ち所定の位置で膝関節160を切断するという構想に
関連している。図15では、コンベヤ152の両側に1
つずつ配置された2つの回転部材155の位置が互いに
ずれているのがわかる。図14では、各部材155が固
有の駆動モータ175を備えているのが見える。このモ
ータの回転速度はコンベヤ152の前進移動速度と同期
している。なぜなら、5つのキャリヤ157は各々が前
記コンベヤの従動担持部材(following be
aring elements、図示せず)と協働でき
なければならないからである。
【0061】前述の装置は下記のように作動する。コン
ベヤ152は中心線158の左右両側に吊された脚15
4を規則的な流れとして供給する。この流れは矢印T方
向に進む。各脚は回転部材155に到達すると案内部材
176、177によってコンベヤ152から降ろされ、
その時点でその位置に存在する部材155のフォーク状
キャリヤ157に受容される。この回転部材はコンベヤ
152の方向Tと逆の方向Rに回転し、吊された脚15
4をV形支持部材162のレベルで該部材155の下方
に幾らか距離をおいて位置する固定プッシュロッド16
3の前に運ぶ。プッシュロッド163の位置は図14及
び15から明らかであろう。このプッシュロッドは、キ
ャリヤ157内に存在する脚の膝の後側に径方向から見
て内側の圧力を漸増させながら加える機能をもつ。部材
155の回転に伴い、図16の状態が次第に生じる。
【0062】プッシュロッド163の端部が近付くと湾
曲トラック169が機能し始め、リフタ164のフォロ
ーオンローラ170が下方に動かされる。その結果、リ
フタ164の尖頭が関節160から膝頭165を持ち上
げ、それと同時に脚154を支持部材162に固定させ
る。この固定は、支持部材162の上方突起166に隣
接する凹部178の存在によって補完される。この状態
で、フォーク状キャリヤ157が脚154と共に切断部
材159、即ちディスク173の前を通る。その結果膝
関節160が切断される。腿部161は落下し、下方脚
部即ちドラムスティックだけが足根骨関節153と共に
回転部材155のフォーク状キャリヤ157内に残る。 このドラムスティックは第2案内部材179、180に
よってコンベヤ152に戻される。リフタ164も正規
の位置に戻る。
【0063】ここで留意すべきこととして、V形支持部
材162の下方突起167は、案内部材176の近傍で
コンベヤ152の中心線158に沿った円形軌道部分を
通過する時にV形アクセス口部が一時的に閉鎖されるよ
うに、第2湾曲トラック172とローラ171との作用
によって上方に移動することができる。このようにすれ
ば、コンベヤ152からキャリヤ157に移送すべき脚
154の一部分がV形アクセス口部内に入って、そのた
めに脚が正確に配置されなくなるという事態が回避され
る。
【0064】ここで、図20a〜23cを参照しながら
、前記装置と同様に本発明の膝関節位置決め原理を用い
て鳥の脚のドラムスティックを切取るリニア型装置を説
明する。
【0065】図20a、20b及び21は、足根骨関節
で吊された鳥の脚192を、矢印198方向に移動し得
る運搬部材196を備えた案内レール194に沿って一
定の間隔で運ぶコンベヤ190を示している。
【0066】コンベヤ190の下には、脚192の軌道
上に本発明のドラムスティック切取り装置が配置されて
いる。このドラムスティック切取り装置は該実施例では
、該装置の残りの構成部材を支持するビーム及びストリ
ップを主に含む細長いフレーム200と、案内ストリッ
プ202と、フレーム200の異なる端部に回転自在に
取付けられた2つのダブルギヤホイール204、206
と、ギヤホイール204、206を相互接続するエンド
レスダブルチェーン208と、運搬部材196の相互間
隔と同じ相互間隔でダブルチェーン208に固定されて
おり該チェーンと共に移動する脚配置手段210と、案
内ストリップ202と協働して脚192の腿部からドラ
ムスティックを分離する分離手段212とを含む。ギヤ
ホイール204はシャフト214を介して、例えば適当
な伝達手段(図示せず)によりシャフト214を運搬部
材196のドライブ(図示せず)に接続することによっ
てダブルチェーン208が運搬部材196と完全に同期
して移動するように駆動し得る。
【0067】脚配置手段210は2つの位置決めブロッ
ク216、218を含む。これらのブロックの第1衝止
面は、図21に示すように、第2水平衝止222に対し
て約45°C傾斜している。第1位置決めブロック21
6は、衝止面220、222と直角で外側に突出する調
心プレート224を有する。
【0068】ここで留意すべきこととして、図20a、
20b及び21に示した装置は、鳥の脚の片方だけ、例
えば右脚だけを処理するように設計されている。右脚及
び左脚を同時に処理する場合は、線223で示した面を
挟んで対象をなす二重構造の装置にすればよい。
【0069】互いに協働し合う案内ストリップ202及
び分離手段212はこれらの間を通る脚を処理すべく配
置手段と協働するが、ここで図22を参照しながらその
形状及び構造について説明する。図22にはこの説明に
必要なものしか示さなかった。方向は矢印198で示す
【0070】案内ストリップ202は、刃先のない(b
lunt)案内エッジ226を有し幅が側方へ次第に広
がっていく前部228と、幅が次第に狭まっていく後部
230と、刃先のない案内エッジ226が案内レール1
94(図示せず)と平行に直線状に延びる中間部分22
9とを含む。
【0071】プレート状分離手段212は、切断エッジ
234を備えた前部232と、刃先のないエッジ238
を備えた関節分離部分236と、端部で折り返された切
断エッジ242を有するドラムスティック切断部分24
0とを含む。
【0072】案内ストリップ202の中間部分229の
案内エッジ226及び分離手段212の切断エッジ23
4は、矢印198方向に従って幅が次第に狭まる間隙を
規定する。中間部分229の案内エッジ226及び刃先
のないエッジ238は原則として互いに平行に延びる。 中間部分229の直線エッジ226及び直線切断エッジ
242は矢印198方向に従って徐々に接近しながら交
差し、この交差点を過ぎると分離手段が案内ストリップ
202の下になる。
【0073】このリニア型ドラムスティック切取り装置
は下記のように作動する。足根骨関節部分で吊された鳥
の脚192は案内レール194に沿って移動する運搬部
材196によって運ばれる。これと同時に、脚配置手段
210が脚の側方(位置決めブロック216、218)
及び後方(調心プレート224)に移動し、その結果脚
が長手方向軸線を中心に回転して、膝関節の膝頭が運搬
方向198と直角に分離手段212を指して側方に向く
ことになる。
【0074】図23aに示すように、脚192が案内ス
トリップ202の前部228の案内エッジ226に沿っ
て移動する間は脚192の膝の後側が案内ストリップ2
02によって側方に押され、その後分離手段212の前
部232の領域に入ると、切断手段234によって皮と
膝頭250が切断される。この操作は、膝頭250が、
膝の後側に作用する案内ストリップ202の案内エッジ
226の力により第1衝止面220及び第2衝止面22
2の間のエッジを乗り越えて位置決めブロック216の
水平衝止面222上の所定位置に正確に配置された時に
可能になる。
【0075】次いで、図23bに示すように、脚192
が運搬方向198に従って更に移動する間に、分離手段
212の刃先のないエッジ238がドラムスティックの
骨252の端部と腿骨254の端部との間で駆動して、
骨の端部を傷つけることなく膝関節を分離する。膝関節
の分離は更に、腿骨254に下方への力を加える押し部
材256の存在によって促進される。このようにすると
特に、腿骨254の端部の軟骨小節258の損傷が回避
される。
【0076】図23cでは、脚192が案内ストリップ
202の案内エッジ226に沿って更に移動し、案内エ
ッジ226と分離手段212の切断エッジとの交差点を
通った結果、ドラムスティックが切離されている。切断
エッジ242の端部が折り返えされているため、腿部は
下方脚部から完全に分離される。なぜなら、2つの脚部
分の間に皮等による接続部分が残っていても、前記折り
返し端部の収束V形領域によってその接続部分が捕捉さ
れ、切断されるからである。
【0077】ドラムスティック切取り操作が終了すると
、ドラムスティックはコンベヤ190の運搬部材196
によって更に回収及び包装場所まで運搬される。ドラム
スティックから分離された腿部も回収される。回収した
腿部は通常の骨取り手段によって更に処理し得る。
【0078】ここでは鳥の脚を処理する装置に関して説
明したが、本発明はこれには限定されず、他の屠殺動物
の脚、例えば豚の後脚の処理にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1a】複数のスクレーパーユニットを備えた鳥の脚
の腿部から肉を剥ぎ取る装置の簡単な側面図である。
【図1b】図1aの装置の平面図である。
【図2】制御部材と協働するスクレーパーユニットの部
分断面図を含む側面図である。
【図3】プッシュロッド付きブリッジと調心プレートと
を省略した図2のスクレーパーユニットの正面図である
【図4】簡明化のため種々の部材を省略した図2のスク
レーパーユニットの平面図である。
【図5】本発明の装置による剥取り操作の一段階におけ
る図2のスクレーパーユニットを縮小して簡単に示す側
面図である。
【図6】本発明の装置による剥取り操作の一段階におけ
る図2のスクレーパーユニットを縮小して簡単に示す側
面図である。
【図7】本発明の装置による剥取り操作の一段階におけ
る図2のスクレーパーユニットを縮小して簡単に示す側
面図である。
【図8】本発明の装置による剥取り操作の一段階におけ
る図2のスクレーパーユニットを縮小して簡単に示す側
面図である。
【図9】本発明の装置による剥取り操作の一段階におけ
る図2のスクレーパーユニットを縮小して簡単に示す側
面図である。
【図10】本発明の装置による剥取り操作の一段階にお
ける図2のスクレーパーユニットを縮小して簡単に示す
側面図である。
【図11】本発明の装置による剥取り操作の一段階にお
ける図2のスクレーパーユニットを縮小して簡単に示す
側面図である。
【図12】図2のスクレーパーユニットの一変形例を示
す説明図である。
【図13】コンベヤラインに含まれた2つの図1bの装
置を示す平面図である。
【図14】鳥の脚のドラムスティックを切取るための回
転装置の大部分を、足根骨関節で吊された脚を運ぶコン
ベヤの前進方向から見て示す説明図である。
【図15】上方駆動部を除去した時の図14の装置の平
面図である。
【図16】ドラムスティック切断操作の一段階を示す説
明図である。
【図17】図16に示したV形支持部材の平面図である
【図18】図16に示したV形支持部材の側面図である
【図19】図16に示したV形支持部材の正面図である
【図20a】足根骨関節で吊された脚を運ぶコンベヤの
下に配置された鳥の脚のドラムスティックを切取るリニ
ア型装置の部分断面図を含む側面図の半分を示す説明図
である。
【図20b】足根骨関節で吊された脚を運ぶコンベヤの
下に配置された鳥の脚のドラムスティックを切取るリニ
ア型装置の部分断面図を含む側面図のもう一方の半分を
示す説明図である。
【図21】図20a及び20bの装置を線XXI−XX
Iに沿って切断した断面図である。
【図22】図20a及び20bの装置を縮小して簡単に
示す平面図である。簡明化のためコンベヤは省略した。
【図23a】図20a、20b、21及び22の装置に
よって行われるドラムスティック切取り操作の一段階を
示す説明図である。
【図23b】図20a、20b、21及び22の装置に
よって行われるドラムスティック切取り操作の一段階を
示す説明図である。
【図23c】図20a、20b、21及び22の装置に
よって行われるドラムスティック切取り操作の一段階を
示す説明図である。
【符号の説明】
4  スクレーパユニット 50  第1スクレーパエレメント 52  第2スクレーパエレメント 155  回転部材 157  キャリヤ 159  切断部材 162  V形支持部材

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屠殺した動物特に鳥の脚の膝関節の近傍で
    切断操作を行うための方法であって、脚を機械的手段で
    運んで切断操作を実施するための切断手段に対して配置
    するステップを含み、切断操作の前に膝関節を切断手段
    に対して配置すべく膝頭に機械的配置手段を作用させる
    ことを特徴とする屠殺した動物特に鳥の脚の膝関節の近
    傍で切断操作を行うための方法。
  2. 【請求項2】膝頭を切断手段に対して配置する前又は最
    中に、脚を膝関節部分で自然に曲がる方向に曲げること
    を特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】膝関節を挟んで片側の脚部分が反対側の脚
    部分とほぼ直角になるように脚を曲げることを特徴とす
    る請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】屠殺した動物特に鳥の脚の膝関節の近傍で
    切断操作を行うための装置であって、脚を操作するため
    の機械的手段と、切断操作を行うための切断手段とを含
    み、この切断手段に対して膝関節を配置すべく膝頭に作
    用する機械的配置手段を有することを特徴とする屠殺し
    た動物特に鳥の脚の膝関節の近傍で切断操作を行うため
    の装置。
  5. 【請求項5】脚を膝関節で自然に曲がる方向に曲げる曲
    げ手段を有することを特徴とする請求項4に記載の装置
  6. 【請求項6】曲げ手段が、膝関節を挟んで片側に位置す
    る脚部分がその反対側に位置する脚部分とほぼ直角にな
    るように脚を曲げるべく設計されていることを特徴とす
    る請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】配置手段がストップエッジを備えた1つ以
    上の支持部材を含み、該支持部材が、ストップエッジを
    膝頭に当接するまで脚の腿部に沿って移動させることが
    できるように、脚を操作する機械的手段に対して様々な
    位置をとれるようになっていることを特徴とする請求項
    4から6のいずれか一項に記載の装置。
  8. 【請求項8】屠殺動物特に鳥の腿骨から肉を除去するの
    に使用され、膝関節から股関節までの腿骨から肉を剥取
    るスクレーパ手段を含み、処理すべき脚を距関節部分で
    吊すための懸吊部材を有することを特徴とする請求項4
    から7のいずれか一項に記載の装置。
  9. 【請求項9】切断手段が膝関節の1つ以上の側面で肉に
    脚の長手方向とほぼ直角の切込みを入れることができ、
    この切込みが剥取り操作の出発点となることを特徴とす
    る請求項8に記載の装置。
  10. 【請求項10】スクレーパ手段が円弧に沿って移動し得
    る第1及び第2プレート状湾曲スクレーパ部材を含み、
    これらのスクレーパ部材が互いの上を滑動し得、両方と
    もプレート表面に対して直角に移動でき、各々の互いに
    向かい合う縁部に片側が開放された凹部が設けられてお
    り、これら2つの凹部がスクレーパ間隙を規定し、2つ
    のスクレーパ部材が部分的に重なり合っ時の前記間隙の
    幅が少なくとも腿骨の断面にほぼ等しくなることを特徴
    とする請求項8又は9に記載の装置。
  11. 【請求項11】スクレーパ間隙を規定する領域の第1ス
    クレーパ部材の凹部のエッジが本質的に部分的円形の凹
    部を含むように設計されていることを特徴とする請求項
    10に記載の装置。
  12. 【請求項12】第2スクレーパ部材が該スクレーパ部材
    の凹部を決定する可撓性材料の固定挿入物を含むことを
    特徴とする請求項10又は11に記載の装置。
  13. 【請求項13】剥取り操作の間、懸吊部材が膝関節の側
    で距関節の近傍に隙間をもたせて総ての側面で脚を包囲
    し、前記隙間が距関節の断面より小さいことを特徴とす
    る請求項10から12のいずれか一項に記載の装置。
  14. 【請求項14】切断手段が第1スクレーパ部材と2つの
    ナイフとを組合わせたものからなり、第1スクレーパ部
    材の凹部の下方部分のエッジが第2スクレーパ部材の圧
    力下で膝関節の側方及び後側に切込めるように鋭く研磨
    されており、前記2つのナイフが膝関節に沿って脚の長
    手方向と直角に移動し、夫々膝関節の前及び後に切込む
    ことができるようになっていることを特徴とする請求項
    10から13のいずれか一項に記載の装置。
  15. 【請求項15】配置手段が第2スクレーパ部材と制御手
    段との組合わせからなり、第2スクレーパ部材がスクレ
    ーパ間隙規定領域にストップを有し、このストップが膝
    頭を該ストップのエッジに押し付けて上方に押し上げる
    役割を果たし、前記制御手段が曲げ手段及びスクレーパ
    手段の動きを制御することを特徴とする請求項10から
    14のいずれか一項に記載の装置。
  16. 【請求項16】曲げ手段が、脚を距関節から吊すための
    懸吊部材と、第1スクレーパ部材と、脚の前面側で腿部
    を股関節で保持するストップとを組合わせたものからな
    ることを特徴とする請求項10から15のいずれか一項
    に記載の装置。
  17. 【請求項17】曲げ手段が、脚を距関節から吊すための
    懸吊部材と、一端が脚の膝の後側を移動し得るブラケッ
    トと、脚の前面側で腿部を股関節で保持するストップと
    を組合わせたものからなることを特徴とする請求項10
    から15のいずれか一項に記載の装置。
  18. 【請求項18】ストップが、軸線を中心とする脚の回転
    を防止するための調心プレートを含むことを特徴とする
    請求項16又は17に記載の装置。
  19. 【請求項19】中央制御手段の周りを移動し得る種々の
    スクレーパユニットからなるアセンブリを含むことを特
    徴とする請求項10から18のいずれか一項に記載の装
    置。
  20. 【請求項20】制御手段が本質的に円筒形の中央制御部
    材を含み、この部材の円筒面に案内溝が設けられており
    、スクレーパユニットの構成部材を制御すべく前記案内
    溝内をスクレーパユニットの制御部材が移動できるよう
    になっていることを特徴とする請求項15から19のい
    ずれか一項に記載の装置。
  21. 【請求項21】スクレーパユニットアセンブリが、フッ
    クから吊された脚を運ぶコンベヤラインに含まれており
    、剥取り操作に先立って脚が前記コンベヤラインから懸
    吊部材に移され、剥取り操作の後で脚が再び前記コンベ
    ヤラインに吊されることを特徴とする請求項19又は2
    0に記載の装置。
  22. 【請求項22】屠殺動物特に鳥の脚の膝関節を切断する
    のに使用され、距関節部分で吊された脚を運ぶコンベヤ
    を備えたフレームを含み、脚をコンベヤから1つずつ受
    け取り、これを保持し且つその下方脚部をコンベヤに戻
    すための少なくとも1つの回転部材がコンベヤに隣接し
    て配置されており、この回転部材が複数のキャリヤを有
    し、作動中にこれらのキャリヤがコンベヤの中心線に沿
    ってほぼ接線的に円形軌道上をコンベヤの前進方向と反
    対の方向に移動しながら各回転部材と協働する切断部材
    の前を通り、径方向で外側に突出しており前記回転部材
    と共に移動するV形支持部材が各キャリヤの下に配置さ
    れており、キャリヤ内に配置された脚の膝の後側に当接
    して径方向で内側の圧力を漸次加えるプッシュロッドが
    、コンベヤから遠い方の支持部材の円形軌道の一部分に
    沿って配置されており、プッシュロッドによって支持部
    材に押し付けられた膝関節の膝頭を距関節方向に持ち上
    げて配置する可動リフタが各V形支持部材に取付けられ
    ていることを特徴とする請求項4から7のいずれか一項
    に記載の装置。
  23. 【請求項23】支持部材が2つのハサミ状に開いた突起
    からなり、上方突起が厚い部分を有し、膝関節を曲げる
    間この厚い部分に脚が当接し、下方突起が可動リフタを
    担持していることを特徴とする請求項22に記載の装置
  24. 【請求項24】各回転部材のシャフトと同心的に湾曲ト
    ラックが具備されており、各リフタが支持部材の下方突
    起に回転自在に取付けられており、径方向で見て内側に
    前記湾曲トラックと協働し得るフォローオンローラを備
    えていることを特徴とする請求項22又は23に記載の
    装置。
  25. 【請求項25】支持部材の2つの突起の一方が他方に対
    して回転し得且つ径方向で見て内側にフォローオンロー
    ラを備えており、このローラが同心的に配置された第2
    の湾曲トラックと協働して支持部材を一時的に閉鎖させ
    得るようになっていることを特徴とする請求項24に記
    載の装置。
  26. 【請求項26】記切断手段が、フレームに支持されたシ
    ャフトを軸に回転し得るディスクからなり、前記シャフ
    トの角位置が、支持部材に対する前記ディスクの位置を
    変えるか又は調整するために調節できるようになってい
    ることを特徴とする請求項22から25のいずれか一項
    に記載の装置。
  27. 【請求項27】コンベヤの両側に回転部材が配置されて
    おり、各回転部材が固有の駆動モータを有し、このモー
    タの回転速度がコンベヤの前進移動速度と同期している
    ことを特徴とする請求項22から26のいずれか一項に
    記載の装置。
  28. 【請求項28】屠殺動物特に鳥の脚の膝関節を切断する
    のに使用され、距関節部分で吊した脚を運ぶコンベヤを
    備えたフレームを含み、コンベヤの運搬方向と実質的に
    平行に延びる案内エッジを有し脚を側方に押す機能を果
    たす案内手段と、コンベヤから吊された脚の傍らに位置
    し、作動時に前記案内手段と協働して膝関節の膝頭を支
    持部材に押し付けて配置する脚配置手段と、前記案内手
    段及び脚配置手段と協働して腿部から下方脚部を分離す
    る分離手段とを有することを特徴とする請求項4から7
    のいずれか一項に記載の装置。
  29. 【請求項29】脚配置手段が1つ以上の支持体を含み、
    この支持体の傾斜した第1衝止面が水平な第2衝止面と
    隣接しており、これら2つの衝止面の交差線が膝関節の
    膝頭を分離手段に対して配置するためのストップエッジ
    を規定していることを特徴とする請求項28に記載の装
    置。
  30. 【請求項30】脚配置手段が、分離手段の作動の前及び
    最中に脚を垂直面に沿って調心させる調心手段を含むこ
    とを特徴とする請求項28又は29に記載の装置。
  31. 【請求項31】配置手段が、コンベヤと同期して移動し
    得るエンドレス運搬手段に固定されていることを特徴と
    する請求項28から30のいずれか一項に記載の装置。
  32. 【請求項32】分離手段が、案内手段の案内エッジに向
    かって斜めに延びる切断エッジを備えた前部と、案内手
    段の案内エッジと平行に延びる刃先のないエッジを備え
    た関節分離部分と、案内手段の案内エッジに向かってそ
    の下に斜めに延びる切断エッジを備えたドラムスティッ
    ク切取り部分とを含むことを特徴とする請求項28から
    31のいずれか一項に記載の装置。
  33. 【請求項33】分離手段のドラムスティック切取り部分
    の切断エッジの端部が腿部を下方脚部から完全に分離す
    るために折り返えされていることを特徴とする請求項3
    2に記載の装置。
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