JPH0420323A

JPH0420323A - 内視鏡の可撓管及びその製造方法

Info

Publication number: JPH0420323A
Application number: JP2124484A
Authority: JP
Inventors: Hiroyuki Katsurada; 弘之桂田; Wataru Murai; 渉村井
Original assignee: Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Current assignee: Pentax Corp
Priority date: 1990-05-14
Filing date: 1990-05-14
Publication date: 1992-01-23
Anticipated expiration: 2014-07-28
Also published as: DE4115419A1; DE4115419C2; US5217002A; JP2926189B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、観察像を伝送するための観察像伝送手段な
どいわゆる内蔵物を挿通した内視鏡の挿入部の外壁を形
成する細長い可撓管に関する。

近年の内視鏡検査技術の発展に伴って、小腸内を観察す
るためのいわゆる小腸内視鏡や工業用内視鏡などの分野
において、非常に長い挿入部を必要とするケースが増え
てきている。小腸内視鏡では全長４ｍないし７ｍ程度か
必要であり、工業用内視鏡にいたっては、全長３０ｍな
いし５０ｍというものまで求められている。

〔従来の技術〕

第９図は、従来の内視鏡の組み立て中の状態を示してい
る。５１は、対物光学系などが内蔵された先端部本体。

５２は、イメージガイドファイババンドルなといわゆる
内蔵物。５３は可撓管。５４は操作部である。

この第９図に示されるように、従来は、可撓管５３は均
一な硬さの又は硬さを途中で変化させた一本の可撓管と
して予め形成され、その中に内蔵物５２を挿通して組み
立てていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述のような従来の絹み立て方法は、可撓管５３の全長
が２ｍ未満程度であれば大きな問題はない。しかし、近
年求められている小腸内視鏡や工業内視鏡のように、可
撓管の全長が大幅に長くなると、その中に内蔵物を挿通
ずる際の摩擦抵抗か大きくなって挿入が困難になり、挿
入作業中に内蔵物を破損したり可撓管自体を破損してし
まう欠点かあった。

この発明は、そのような従来の欠点を解消し、長尺の可
撓管であっても内蔵物を容易に挿通して組み立てること
ができる、内視鏡の可撓管及びその製造方法を提供する
ことを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡の可撓管は
、観察像を伝送するための観察像伝送手段などいわゆる
内蔵物を挿通した内視鏡の挿入部の外壁を形成する細長
い可撓管において、上記可撓管を複数本の短い可撓管に
分割形成すると共に、上記内蔵物を挿通した状態でそれ
ら短い可撓管どうしを接続するための接続手段を設けた
ことを特徴とする。

また、その可撓管の製造方法は、可撓管を複数本の短い
可撓管に分割形成して、上記内蔵物を順次」１記の短い
可撓管に挿入した後、上記内蔵物か挿入された状態で」
−記短い可撓管どうじを接続して１本の細長い可撓管に
形成したことを特徴とする。

なお、上記可撓管を、硬さの異なる複数本の短い可撓管
に分割形成すると共に、上記内蔵物を挿通した状態でそ
れら短い可撓管どうしを接続するための接続手段を設け
、上記接続手段により上記短い可撓管どうしを接続して
、硬さが途中で変化する一本の細長い可撓管を形成して
もよい。

〔作用〕

分割形成された短い可撓管には、内蔵物を小さな摩擦抵
抗で容易に挿通ずることかでき、内部に内蔵物を挿通し
た状態で短い可撓管どうしを接続手段により接続して、
−本の細長い可撓管が形成される。

〔実施例〕

図面を参照１７て実施例を説明する。

第２図において、Ｉは内視鏡の挿入部、２は操作部、３
は接眼部である。挿入部１は、図示されていない対物光
学系などを内蔵した先端部本体８、操作部２に設けられ
た操作ハンドル４からの遠隔操作によって屈曲される湾
曲部９、及び可撓性のある細長い可撓管１０により形成
されている。そして、対物光学系で結像された観察像を
伝送するためのイメージガイドファイババンドルなどい
わゆる内蔵物が、湾曲部９及び可撓管ＩＯ内に全長にわ
たって挿通されている。

可撓管１０は、挿入部１の外壁を形成している。

その全長は例えば６ｍであり、全長１．５ｍの４本の短
い可撓管１０ａ、Ｊｏｂ、ｌｏｃ、ＩＯｄに分割形成さ
れている。

第３図は、工業用内視鏡に適した可撓管の管部の構成を
示している。一番内側には金属製の第１の螺旋管１１が
配置され、その外側に順次、金属製の第１の網状管】２
、第１の螺旋管１１と逆方向に巻かれた第２の螺旋管１
３、金属製の第２の網状管１４、熱可遡性あるいは熱硬
化性又はＥＢ硬化あるいはＵＶ硬化性のエラストマー１
５、耐熱性、耐放射線性及び耐油性などの優れた熱収縮
合成樹脂チューブ１６、及び金属製の第３の網状管Ｉ７
が被覆されている。

上記のうち、エラストマー１５としては、例えばフッ素
ゴム、シリコン樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂等の
エラストマーを用いることができ、熱収縮合成樹脂チュ
ーブ１６としては、例えばシリコン樹脂、フッ素樹脂、
フッ素ゴムなどの熱収縮チューブを用いることができる
。また、最外層の第３の網状管１７には、用途に応じて
、合成樹脂又はゴム等のエラストマーを含浸させてもよ
い。

第１図は、内視鏡を組み立てる際に可撓管に内蔵物１０
０を挿通する状態を示している。内蔵物１００としては
、イメージガイドファイババンドルの他に、照明用ライ
トガイドファイババンドルや各種チューブ類などがある
。イメージガイドファイババンドルに代えて、固体撮像
素子を用いたものでもよい。その場合には内蔵物１００
として電線か加わる。

第１図に示されるように、可撓管は、短い可撓管１０ａ
〜ｌＯｄを予め一本に接続してからその中に内蔵物を挿
通するのではなく、短い可撓管１０ａ−１０ｄを分離し
た状態で、順次内蔵物１００が挿通される。そして、そ
の後、内蔵物１００を挿通した状態で短い可撓管１０ａ
−１０ｄどうしが接続されて、第２図に示されるような
一本の細長い可撓管ＩＯに形成される。

第４図は、短い可撓管１０ａ、１０ｂどうしの接続部を
示している。なお、この可撓管１０ａ。

１０ｂには、エラストマー層は設けられていない。

第１及び第２の短い可撓管１０ａ、１０ｂの端部には、
各々高温半田２０などにより、予め雄口金２１及び雌口
金２２が固着されており、また、各可撓管１０ａ、１０
ｂの熱収縮チューブ１６ａ。

１６ｂの端部は、糸２３により緊縛の後、接着剤が塗布
されている。緊縛用の糸２３としては、ナイロン、絹糸
、木綿糸などを用いることができる。

第５図にも示されるように、雌口金２２の開口部側端部
には、軸線方向に複数のスリット２４が間隔をあけて穿
設されている。また、雄口金２１の端部外周には、外方
に突出する環状の凸部２１ａが形成され、雌口金２２の
端部内周には、内方に突出する環状の凸部２２ａが形成
されている。

１００は内蔵物である。

したがって、雌口金２２内に雄口金２１を強く差し込め
ば、両口金２１．２２の凸部２１ａ、２２ａの端部どう
しがぶつかって、雌口金２２の口元部が弾性変形して拡
げられ、雌口金２２内に雄口金２１が挿入される。そし
て、雌口金２２内の所定位置まで雄口金２１が十分に深
く挿入されると、第４図に示されるように、各口金２１
．２２の凸部２１ａ、２２ａが互いの背後に達して、雌
口金２２の口元が元の形状に戻り、両口金２１゜２２が
互いに抜けないように係合接続される。

２５は、接続時に接続部に覆せられる金属製の飾り環で
あり、その内面にはシール材等を塗布しておく。２６は
シール用のＯリングであり、両日金２１．２２の接続部
はこのＯリング２６によって水密にシールされ、外部か
ら内部に水等が侵入しない。

このようにして、内部に内蔵物１００を挿通した状態で
、短い可撓管１０ａ、１０ｂ、ｔｏｅ。

１０ｄを順次接続することができる。また、接続された
短い可撓管どうしは、上記と逆の動作によって分離する
ことができる。したがって、可撓管の組み立て及び交換
などを簡単に行うことができる。なお、飾り環２５の内
面に接着剤を塗布した場合には、分解時に飾り環２５だ
け破壊することになる。

第６図は、本発明の第２の実施例を示したものであり、
雄口金２１と雌口金２２の双方にねじ２１ｂ、２２ｂを
形成して、両口金２１．２２を螺合接続したものである
。螺合部には、シール材を塗布して、分解可能な程度に
接合しておくとよい。

あるいは、特定の溶剤で溶けるタイプの接着剤などで接
合してもよい。その他については第１の実施例と同じで
ある。

第７図は、本発明の第３の実施例を示しており、小腸内
視鏡など医療用の内視鏡に適している。

この実施例においては、各短い可撓管１０ａ１０ｂは、
内側から第１の螺旋管１］、ａ、］、１ｂ、第２の螺旋
管１３ａ、Ｌ３ｂ、網状管１２ａ、Ｌ２ｂの順に被覆さ
れ、最外層に被覆されたポリウレタン樹脂製の外皮チュ
ーブ１９ａ、１９ｂが各口金２１．２２の外側まで被覆
している。口金２１．２２どうしの接続は前述の第２の
実施例と同様のねじ接続である。外皮チューブ１９ａ、
１９ｂどうしの合わせ目は接着をする。

医療用の内視鏡の場合には、患者に与える苦痛を小さく
するために、挿入部の直径をなるべく細く、また可撓性
のない硬性部の長さをなるへく短くする必要がある。こ
れに対して、この第３の実施例の可撓管は、接続部の外
径が若干太くなり、また硬性部も多少できてしまう。し
かし、可撓管自体が長尺なので、この程度の太さと硬性
部の増加は、その割合からいって無視できる程度のもの
であり、患者に苦痛を与えない。

Ｉ第８図は、本発明の第４の実施例を示したものであり、
可撓管１０を例えば３分割し、先側の短い可撓管ｆｏｅ
は柔軟に、手元側の短い可撓管ＩＯｇは硬質に、中間部
の短い可撓管１０ｆはその中程度の硬さに形成したもの
である。そして、前述の各実施例と同様に、まず短い可
撓管１０ｅ。

１０ｆ、１０ｇどうしを接続しない状態でそれらに内蔵
物を挿通し、それから隣り合う可撓管１０ｅ、１０ｆ、
Ｌｏｇどうしを接続している。

なお、可撓管の硬さは、例えば螺旋管１１，１３の幅、
エラストマー１５の材質、熱収縮チューブ１６のグレー
ド、又は、外皮チューブ１９に用いるポリウレタン樹脂
のグレードなどを変えることによって変えることができ
る。

このようにして、使用目的に応じて、硬さが途中で変化
した長尺の可撓管を容易に製造することができる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、組み立て時には、内蔵物を短い可撓管
に順次挿通ずればよいので、非常に長尺な可撓管であっ
ても、内蔵物や可撓管を破損することなく、容易に組み
立てることができる優れた効果を有し、また、使用中に
可撓管が破損したような場合には、可撓管を部分的に交
換することもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、第１の実施例の可撓管の組み立て状態の側面
図、第２図は、第１の実施例の内視鏡の側面図、第３図は、
第１の実施例の可撓管の部分拡大側面半断面図、第４図は、第１の実施例の接続部の拡大側面半断面図、第５図は、第１の実施例の雌口金の斜視図、第６図は、
第２の実施例の接続部の拡大側面半断面図、第７図は、第３の実施例の接続部の拡大側面半断面図、第８図は、第４の実施例の内視鏡の側面図、第９図は従
来の可撓管の組み立て状態の側面図である。１・・−挿入部、１０・−・可撓管、］Ｏａ、１０ｂ、１０ｃ、１０ｄ−短い可撓管、１０ｅ
、１０ｆ、　　１０ｇ−・−短い可撓管、２１．２２・
・・口金（接続手段）。

Claims

【特許請求の範囲】１、観察像を伝送するための観察像伝送手段などいわゆ
る内蔵物を挿通した内視鏡の挿入部の外壁を形成する細
長い可撓管において、上記可撓管を複数本の短い可撓管に分割形成すると共に
、上記内蔵物を挿通した状態でそれら短い可撓管どうし
を接続するための接続手段を設けたことを特徴とする内
視鏡の可撓管。２、観察像を伝送するための観察像伝送手段などいわゆ
る内蔵物を挿通した内視鏡の挿入部の外壁を形成する細
長い可撓管の製造方法において、上記可撓管を複数本の
短い可撓管に分割形成して、上記内蔵物を順次上記の短
い可撓管に挿入した後、上記内蔵物が挿入された状態で
上記短い可撓管どうしを接続して１本の細長い可撓管に
形成することを特徴とする内視鏡の可撓管の製造方法。３、観察像を伝送するための観察像伝送手段などいわゆ
る内蔵物を挿通した内視鏡の挿入部の外壁を形成する細
長い可撓管において、上記可撓管を、硬さの異なる複数本の短い可撓管に分割
形成すると共に、上記内蔵物を挿通した状態でそれら短
い可撓管どうしを接続するための接続手段を設け、上記
接続手段により上記短い可撓管どうしを接続して、硬さ
が途中で変化する一本の細長い可撓管を形成したことを
特徴とする内視鏡の可撓管。