JPH0420055Y2 - - Google Patents

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JPH0420055Y2
JPH0420055Y2 JP1985190837U JP19083785U JPH0420055Y2 JP H0420055 Y2 JPH0420055 Y2 JP H0420055Y2 JP 1985190837 U JP1985190837 U JP 1985190837U JP 19083785 U JP19083785 U JP 19083785U JP H0420055 Y2 JPH0420055 Y2 JP H0420055Y2
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JP
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ink
ventilation chamber
orifice
liquid
air
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JP1985190837U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は非使用時に、インク溜り前方の通気室
内にインクを充填してインクの乾燥固化によるオ
リフイスの目詰まりを防止するようにしたインク
ジエツトプリンタに関するものである。
〔従来技術〕
一般にこの種のインクジエツトプリンタは、例
えば第6,7図に示す如くに構成されている(特
願昭56−112727号)。第6図は従来のエアフロー
型のインクジエツトプリンタのインク噴射ヘツド
を示す模式的断面図、第7図は同じく従来のイン
ク噴射ヘツドの非使用時の態様を示す模式的断面
図であり、図中50はインク噴射ヘツド、60は
回転ドラム、61は回転ドラム60に巻着した記
録用紙を示している。インク噴射ヘツド50は肉
厚円盤状をなすヘツド主体51に、後面側は振動
板52aにて閉鎖され、前面側はダイヤフラム板
52cにて閉鎖された圧力室52と、この圧力室
52の外周及び前方にわたつて形成され、前面側
がオリフイス53aを備えた前面板53bにて閉
鎖されたインク溜り53と、このインク溜り53
の外周及び前方にわたつて形成され、前面側がオ
リフイス53aと対向する位置に噴気口54aを
備えた覆板54bにて閉鎖された通気室54とを
備えて構成されている。圧力室52内にはインク
が満たされ、またインク溜り53はインクチユー
ブ53dを介して図示しないインクカートリツジ
に連結されており、ここから供給されるインクに
よつて満たされ、更に通気室54はエアチユーブ
54dを介して切換弁54eを経て図示しないエ
アポンプに連結されている。
振動板52aに電気信号を与えると、振動板52
aの振動が圧力室52内のインクを圧力伝播媒体
としてダイヤフラム板52cに伝播され、ダイヤ
フラム板52cの振動はインク溜り53内のイン
クに圧力波として伝播され、このインクをインク
滴としてオリフイス53aから噴射せしめ、通気
室54から噴気口54aを経て噴出される空気流
と共に記録用紙61に吹き付けられ記録が行われ
ることとなる。
一方非使用時には第7図に示す如くパツド57
を噴気口54aに当接させてこれを閉鎖する一
方、制御弁54eを閉位置に設定し、通気室54
を大気中に開放すると共に振動板52aを作動
し、オリフイス53aからインクを通気室54に
供給し、通気室54内の空気を大気中に放出させ
つつ通気室54内全体を満たすようにインクを充
填する。
而して、このような位置までインクが充填される
と乾燥による目詰まりは勿論、また機械的な衝撃
が作用してもオリフイス53aを通じてインク溜
り53内に空気が吸引されるなどの不都合が解消
されることとなる。
ところで再使用時にはパツド57を除去し、図
示しないエアポンプを駆動し、制御弁54eを開
位置に設定し、エアチユーブ54dを通じて通気
室54内に圧気を供給し、通気室54内のインク
を排出し、しかる後、第6図に示す如くインク噴
射ヘツド50をドラム60に巻着した記録用紙6
1に向かわせて印写を開始する。しかし、覆板5
4bと前面板53bとの間にインクが残留してい
ることがあつて、印写開始直後に不必要なインク
滴が噴気流によつて噴射され、或いはそのまま通
気室54内に残留して噴気流の均一な流れを阻害
し、インク滴の正確な噴射が出来なくなるなどの
問題があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はかかる事情に鑑みなされたものであつ
て、その目的とするところは噴気口を形成した覆
板の内面に撥液性の膜をコーテイングして通気室
からのインクの排出を円滑ならしめ、通気室内へ
のインクの残留を確実に阻止し得るようにしたイ
ンクジエツトプリンタを提供するにある。
本考案に係るインクジエツトプリンタは、周壁
の一部にオリフイスを備え、ここからダイヤフラ
ムの振動によつてインク滴を噴射するインク溜り
と、前記オリフイスを介してインク溜りに連通
し、前記オリフイスと対向する位置にインク滴を
空気流と共に噴射する噴気口を備えた通気室とを
有し、非使用時に前記通気室をインクで満たすよ
うにしたインクジエツトプリンタにおいて、前記
通気室の前面であつて噴気孔を開口させた覆板の
内面に撥液性材料製の膜を施したことを特徴とす
る。
〔実施例〕
以下本考案をその実施例を示す図面に基づき具
体的に説明する。
第1図は本考案に係るインクジエツトプリンタ
(以下本案品という)の模式的断面図、第2図は
インク噴射ヘツドの拡大断面図であり、図中1は
インク噴射ヘツド、10は回転ドラム、11は回
転ドラム10に巻着した記録用紙を示している。
インク噴射ヘツド1は肉厚円盤状をなすヘツド主
体に、後面側は振動板2aにて閉鎖され、前面側
は調圧用の微小孔を備えたダイヤフラム板2cに
て閉鎖された圧力室2と、この圧力室2の外周及
び前方にわたつて形成され、前面側がオリフイス
3aを備えた前面板3bにて閉鎖されたインク溜
り3と、このインク溜り3の外周及び前方にわた
つて形成され、前面側がオリフイス3aと対向す
る位置に噴気口4aを備えた覆板4bにて閉鎖さ
れた通気室4とを備えて構成されている。圧力室
2内にはインクが満たされ、またインク溜り3は
インクチユーブ3d及びフイルタ3eを介してイ
ンクカートリツジ5におけるインクを収容した袋
体5aに連結されており、この袋体5aから供給
されるインクによつて満たされ、更に通気室4は
エアチユーブ4d及びその途中に介装した切換弁
4eを介してエアポンプ6に連結されており、エ
アポンプ6からの圧力を導入するようにしてあ
る。エアポンプ6は別にエアチユーブ6aを介し
てインクカートリツジ5に連結されており、エア
ポンプ6から圧気をインクカートリツジ5内に導
入し、袋体5aのインクに袋体5aとオリフイス
3aとの水頭差に相当する圧力を付与するように
してある。
そして本案品にあつては、噴気口4aを備えた
覆板4bの内面、即ち通気室4に面する側の面に
はインクをはじく撥液性の膜7が設けてある。第
3図は第2図の−線による断面図であり、こ
れから明らかなように膜7は噴射口4aを中心に
して覆板4b内面であつて通気室4と対向する部
分の周縁部を除く略全面にわたつて円形に形成さ
れている。
膜7の材質は主としてフツ素系の合成樹脂が用
いられるが、何らこれに限らず従来知られた材料
を用いてよいことは勿論である。
第4図イ,ロは撥液性の膜の他の構成態様を示
す前記第3図と同じ内容の図面であり、第4図イ
に示す例は噴気口4aの周囲に小径の第1の撥液
性膜7aを、またその外囲にはこれとの間に所要
の間隔を隔てて同心状に第2の撥液性膜7bを形
成してある。
このような撥液性膜7a,7bの形成によつて
通気室4内のインク排出時にインクは周囲の圧気
に押圧されて噴気口4a側に押されると共に、撥
液性膜7a,7b間の撥液性膜の存在しない部分
7c中のインクに表面張力によつて誘引され、イ
ンクは残留することなく、撥液性膜7a,7b間
に集められた後、更に小面積の撥液性膜7aを越
えて噴気口4aから排出されることとなつてイン
クを残留を確実に防止し得ることとなる。
第4図ロに示す例では、撥液性の膜7dは噴気
口4aを中心とする星形に形成されており、星の
光芒の間に噴気口4aに向かう誘導路7eを形成
し、インクの排出を円滑ならしめインクの残留を
確実に防止し得ることとなる。
なお、撥液性の膜の材質、形状については何ら
上述したものに限らず、インクの排出を円滑なら
しめる形状であればどのような形状でもよい。
而していま振動板2aに電気信号を与えると、
振動板2aの振動が圧力室2内のインクを圧力伝
播媒体としてダイヤフラム板2cに伝播され、ダ
イヤフラム板2cの振動はインク溜り3内のイン
クに圧力波として伝播され、このインクをインク
滴としてオリフイス3aから噴射せしめ、通気室
4から噴気口4bを経て噴射される空気流と共に
記録用紙11に吹き付けられ記録が行われる。一
方記録によつて消費されたインクはインク溜り3
のオリフイス3aに作用する表面張力によつて袋
体5aからインク溜り3に供給されるようにして
ある。
一方非使用時には第7図に示したのと同様のパ
ツドを噴気口4aに当接させてこれを閉鎖する一
方、制御弁4eを閉位置に設定し、通気室4を大
気中に開放すると共にエアポンプ6を作動して圧
気をカツトリツジ5内に導入し、袋体5a内のイ
ンクをインク溜り3に導入しつつ振動板2aを作
動し、オリフイス3aからインクを通気室4に供
給し、通気室4内の空気を大気中に放出させつつ
通気室4内を満たす。
この状態ではオリフイス3aがインク中に没し
ているからオリフイス3aが乾燥して目詰まりす
るようなことがなく、また機械的な衝撃が作用し
てもオリフイス3aを通じてインク溜り3内に空
気が吸引されるなどの不都合が解消される。
一方印写開始に際しては第5図に示す如くパツ
ドに代えてインク受け8を設置し、エアポンプ6
を作動し、また制御弁4cを切り換えて圧気をエ
アチユーブ4dを通じて通気室4内に供給し通気
室4内のインクを噴気口4b側に圧出してゆく
が、この過程で覆板4bの内面には撥液性の膜7
が形成されているため、インクは通気室4内に留
まることなく、円滑に排出され、通気室4内にイ
ンクが残留することはない。
第4図イ,ロに示す例の場合にも通気室4内の
インクは円滑に排出され、インクの残留が生じ
ず、同様の効果が得られることは勿論である。
〔効果〕
以上の如く本案品にあつては通気室内にインク
を充填して、オリフイスの乾燥目詰まりを防止す
るインク噴射ヘツドにおいて、印写開始に際して
の通気室からのインクの排出を円滑に促進し、イ
ンクの残留を確実に防止し得て、インク滴の正確
な噴射を行い得て印写品質の向上を図れるなど本
考案は優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案品の模式的断面図、第2図は同じ
くインク噴射ヘツドの拡大断面図、第3図は第2
図の−線による内面図、第4図イ,ロは撥液
性材料製の膜の他の例を示す第3図と同じ態様の
内面図、第5図は通気室内のインク排出時の模式
的断面図、第6,7図は従来品の動作説明図であ
る。 1……インク噴射ヘツド、2……圧力室、3…
…インク溜り、4……通気室、5……カートリツ
ジ、6……エアポンプ、7,7a,7b,7d…
…撥液性材料製の膜、10……回転ドラム、11
……記録用紙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 周壁の一部にオリフイスを備え、ここからダイ
    ヤフラムの振動によつてインク滴を噴射するイン
    ク溜りと、前記オリフイスを介してインク溜りに
    連通し、前記オリフイスと対向する位置にインク
    滴を空気流と共に噴射する噴気口を備えた通気室
    とを有し、非使用時に前記通気室をインクで満た
    すようにしたインクジエツトプリンタにおいて、
    前記通気室の前面であつて噴気孔を開口させた覆
    板の内面に撥液性材料製の膜を施したことを特徴
    とするインクジエツトプリンタ。
JP1985190837U 1985-12-10 1985-12-10 Expired JPH0420055Y2 (ja)

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JP1985190837U JPH0420055Y2 (ja) 1985-12-10 1985-12-10

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JP1985190837U JPH0420055Y2 (ja) 1985-12-10 1985-12-10

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JPS6297746U JPS6297746U (ja) 1987-06-22
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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4837030A (ja) * 1971-09-14 1973-05-31
JPS5987163A (ja) * 1982-11-12 1984-05-19 Fujitsu Ltd インクジエツトプリンタ用ヘツドの撥水処理方法
JPS60122159A (ja) * 1984-07-30 1985-06-29 Sanyo Electric Co Ltd インク滴噴射装置に於ける目詰まり防止方法
JPS60132768A (ja) * 1983-12-22 1985-07-15 Fujitsu Ltd インクジエツト記録ヘツド
JPS60224556A (ja) * 1984-04-20 1985-11-08 Fujitsu Ltd インクジエツトヘツド

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JPS6297746U (ja) 1987-06-22

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