JPH0420020Y2 - - Google Patents

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JPH0420020Y2
JPH0420020Y2 JP1986015996U JP1599686U JPH0420020Y2 JP H0420020 Y2 JPH0420020 Y2 JP H0420020Y2 JP 1986015996 U JP1986015996 U JP 1986015996U JP 1599686 U JP1599686 U JP 1599686U JP H0420020 Y2 JPH0420020 Y2 JP H0420020Y2
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molding
mold insert
lower mold
cores
slide cores
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、シート・モールデイング・コンパウ
ンドからなる成形材料を成形する圧縮成形金型に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来、シート・モールデイング・コンパウンド
からなる成形材料を使用して自動車用のデイスク
ホイールを成形する際には、第4図ないし第6図
に示すような圧縮成形金型が一般に利用されてい
る。
第4図ないし第6図において、51は下型入子
であつて、この下型入子51の対向面側には上型
入子52が配設されており、下型入子51の型合
わせ面51a側にはデイスクホイールを形成する
シート・モールデイング・コンパウンドからなる
成形材料Mをセツトする凸状の成形部51bが中
心部に形成され、上型入子52の型合わせ面52
a側には成形材料Mを押し圧して成形する成形部
52bが中心部に形成されている。
また、下型入子51の型合わせ面51a上には
二分割されたスライドコア53,54が対向して
配設されており、その一端にはそれぞれ油圧シリ
ンダ55,56のロツド55a,56aが固着さ
れ、成形部51bに対して進退自在とされてい
る。そして、それぞれのスライドコア53,54
には下型入子51の成形面51b側にそれぞれ断
面が半円形の成形面53a,54aが形成されて
いる。さらに、上型入子52の成形部52bの周
辺にはヒールコツタ57が固着されている。
また、下型入子51の下部は二つのスペサーブ
ロツク58a,58bを介在して下型取付け板5
9に固着されており、上型入子52の上部は上型
取付け板60に固着されている。さらに、二つの
スペサーブロツク58a,58bの間には二つの
エジユクタープレート61a,61bが配設され
ており、その二つのエジユクタープレート61
a,61bには成形材料Mがセツトされる成形部
51bの両サイドに突出するエジユクタピン6
2、が設けられている。
そして、デイスクホイールを圧縮成形する際に
は、両シリンダ55,56によつて二つのスライ
ドコア53,54および上型入子52を型開きし
た状態で、下型入子51の成形部51bにシー
ト・モールデイング・コンパウンドからなる円筒
状の成形材料Mを挿通してセツトする。次に、両
シリンダ55,56によつて二つのスライドコア
53,54を同時に型閉めし、スライドコア5
3,54が前進端到達と同時に、下型入子51と
上型入子52とを型閉めして成形材料Mを圧縮成
形する。その際、ヒールコツタ57が二つのスラ
イドコア53,54を挟み込み、微動を押さえ
る。
この状態で、所定時間放置して成形材料Mを圧
縮成形した後、下型入子51と上型入子52とを
型開きするとともに、二つのスライドコア53,
54を型開きする。その後、エジユクタープレー
ト61a,62bによつてエジユクターピン62
を上昇させ、下型入子51の成形部51bに成形
されたデイスクホイールを取り除き、成形のため
の1サイクルが完了する。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような圧縮成形金型におい
ては、成形材料Mを下型入子51の成形部51b
にセツトして二つのスライドコア53,54を同
時に型閉めする際に、二つのスライドコア53,
54の合わせ面(両端面)により、その間Aにお
いて第4図に示すように成形材料Mを咬み込み、
その結果、圧縮成形後において第4図および第6
図に示すように、合わせ面の間Aに厚バリMaが
発生することがある。このため、成形材料M中に
含まれる強化繊維が厚バリMa部で破断され、成
形品であるデイスクホイールの強度を低下させる
ことはもとより、圧縮成形後において厚バリMa
を取り除くための作業が必要となる不具合が生じ
る。
そこでの考案は、スライドコアの型閉め時にそ
の合わせ面が互いに当接しないようにして、スラ
イドコアによる成形材料の咬み込みを防止し、圧
縮成形後における成形品の厚バリの発生を防止す
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕 そのためこの考案は、下型入子に対向して上型
入子を配設し、この下型入子と上型入子の対向す
る型合わせ面側にそれぞれ凸状の成形部を形成せ
しめ、さらに、下型入子の型合わせ面上に、成形
面が分割された複数のスライドコアを凸状の成形
部に対して進退自在に配設してなる圧縮成形金型
であつて、前記複数のスライドコアのそれぞれ対
向する合わせ面部における少なくとも一方の合わ
せ面部を所定幅切欠いて切欠部を形成し、この切
欠部に略対応する幅に形成されるとともに、この
切欠部内を進退自在となり、スライドコアの型閉
め後に型閉めされる複数のシールコアを配設した
ものである。
〔作用〕
上述の手段により、成形品を圧縮成形する際に
は、複数のスライドコアとシールコアおよび上型
入子を型開きした状態で、下型入子の凸状の成形
部の周囲にシート・モールデイング・コンパウン
ドからなる成形材料をセツトする。次に、複数の
スライドコアを同時に型閉めする。この時、スラ
イドコアの両端面によつて一部の成形材料がシー
ルコア側に押し出されるが、スライドコアの型閉
めの完了と同時に、複数のシールコアを同時に型
閉めすることによつて、シールコア側に押し出さ
れた一部の成形材料が下型入子の成形部側に押し
戻され、所定の形状となつてセツトが完了する。
この状態で、下型入子と上型入子とを型閉めし
て成形材料を圧縮成形し、所定時間放置して成形
材料の圧縮成形が完了したところで、下型入子と
上型入子とを型開きするとともに、複数のスライ
ドコアとシールコアと型開きして成形品を取出
し、圧縮成形の1サイクルが完了する。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
第1図は本考案に係る圧縮成形金型の下型入子
の平面図、第2図は第1図の−線に沿つて見
た圧縮成形金型の全体の断面図、第3図は第1図
の−線に沿つて見た圧縮成形金型の全体の断
面図である。
第1図ないし第3図において、1は下型入子で
あつて、この下型入子1に対向して上型入子2が
上下動自在に配設されている。そして、下型入子
1の型合わせ面1aの中心部には、所定形状の成
形面を有する凸状の成形部1bが形成さりてお
り、デイスクホイールを成形するシート・モール
デイング・コンパウンドからなる成形材料Mをセ
ツトするようになつている。また、上型入子2の
型合わせ面2aの中心部には、所定形状の成形面
を有する凸状の成形部2bが形成されており、下
型入子1の成形部1bにセツトされた成形材料M
を押し圧して成形するようになつている。
また、下型入子1の型合わせ面1a上には、二
分割された成形面3a,4aを有する2個のスラ
イドコア3,4が対向して配設されている。さら
に、その後端には下型入子1の両端部に配設され
ている二つの油圧シリンダ5,6のロツド5a,
6aが固着されており、2個のスライドコア3,
4を下型入子1の成形部1bに対して進退自在と
している。また、下型入子1の型合わせ面1aに
はそれぞれのスライドコア3,4の下面に相当す
る部位に凹溝7a,7bが形成されており、それ
ぞれのスライドコア3,4の下面に形成されてい
る突片3b,4bが収容され、それぞれのスライ
ドコア3,4の進退時の摺動案内をするようにな
つている。
さらに、2個のスライドコア3,4のそれぞれ
に対向する合わせ面部には、その合わせ面部を所
定幅で切欠いた切欠部3b,4bが形成されてい
る。
また、下型入子1の型合わせ面1a上には、ス
ライドコア3,4の切欠部3b,4bに対応する
幅にそれぞれ形成された2個のシールコア8,9
が対向して配設されており、その後端には下型入
子21の両端部に配設されている二つの油圧シリ
ンダ10,11のロツド10a,11aが固着さ
れ、スライドコア3,4の切欠部3b,4b内
を、下型入子1の成形部1bに対して進退自在と
されている。さらに、それぞれのシールコア8,
9の前端には2個のスライドコア3,4の成形面
3a,4aにならう成形面8a,9aが形成され
ており、下型入子1の成形部1bの成形面および
スライドコア3,4の成形面3a,4aと共同し
て成形空間部を形成するようになつている。
また、下型入子1の下面は二つのスペサーブロ
ツク12a,12bを介在して下型取付け板13
に固着されている。そして、二つのスペサーブロ
ツク12a,12bの間には二つのエジユクター
プレート14a,14bが重ねて配設されてお
り、その二つのエジユクタープレート14a,1
4bには成形材料Mがセツトされる成形部1bの
両サイドに突出するエジユクターピン15が固着
されている。
また、上型入子2の上面は上型取付け板16が
固着されてあり、上型入子2の成形部2bの周辺
にはヒールコツタ17が固着されており、2個の
スライドコア3,4が型閉めされた際に挟み込
み、微動を押さえるようになつている。
上記のように構成された圧縮成形金型におい
て、デイスクホイールを圧縮成形する際には、4
個の油圧シリンダ5,6,10,11を作動させ
て、2個のスライドコア3,4と2個のシールコ
ア8,9を型開きするとともに、上型入子2も型
開きする。
次に、下型入子1の成形部1bにシート・モー
ルデイング・コンパウンドからなる円筒状の成形
材料Mを挿通してセツトする。この状態で、両油
圧シリンダ5,6を逆に作動させて、二つのスラ
イドコア3,4を同時に型閉めする。この時、第
1図に示すように、スライドコア3,4の両端面
によつて一部の成形材料Mbが成形空間部の外側
(シールコア8,9側)に押し出されるが、スラ
イドコア3,4の型閉めの完了につづいて、両油
圧シリンダ10,11を逆に作動させ、2個のシ
ールコア8,9を同時に型閉めすることによつ
て、成形空間部の外側に押し出された一部の成形
材料Mbが下型入子1の成形部1b側に押し戻さ
れ、所定の形状となつてセツトされる。
この状態で、上型入子2を下型入子1に型閉め
して成形材料Mを圧縮成形する。そして、所定時
間放置して成形材料Mの圧縮成形が完了したとこ
ろで、上型入子2を下型入子1から型開きする。
また、四つの油圧シリンダ5,6,10,11を
作動させて、2個のスライドコア3,4と2個の
シールコア8,9を型開きする。
その後、エジユクタープレート14a,14b
を作動させてエジユクターピン15、を上昇さ
せ、下型入子1の成形部1bに成形されたデイス
クホイールを取り除き、成形のための1サイクル
が完了する。
このようにして、スライドコア3,4による成
形材料Mの咬み込みを防止することができるた
め、厚バリの発生のないデイスクホイールを得る
ことができる。
また、成形品の厚バリの発生が防止されること
によつて、成形品の強度低下を防止することがで
きるとともに、厚バリを取り除く作業を皆無とす
ることができる。
さらに、成形品の厚バリを取り除く作業が皆無
となることによつて、作業性が向上されるととも
に、厚バリを取り除くための工程を排除すること
ができ、圧縮成形のためのコストを低減すること
ができる。
〔考案の効果〕
この考案は上述のように、複数のスライドコア
の合わせ面部を切欠き、この切欠部内にシールコ
アを進退自在に配設するとともに、スライドコア
の型閉め後にシールコアを型閉めするようにした
ので、スライドコア型閉め時における成形材料の
咬み込みを防止することができるため、圧縮成形
後における成形品の厚バリの発生を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る圧縮成形金型の下型入子
の平面図である。第2図は第1図の−線に沿
つて見た圧縮成形金型の全体の断面図である。第
3図は第1図の−線に沿つて見た圧縮成形金
型の全体の断面図である。第4図は従来の圧縮成
形金型の下型入子の平面図である。第5図は第4
図の−線に沿つて見た圧縮成形金型の全体の
断面図である。第6図は第4図の−線に沿つ
て見た圧縮成形金型の全体の断面図である。 1……下型入子、1a……型合わせ面、1b…
…成形部、2……上型入子、2a……型合わせ
面、2b……成形部、3,4……スライドコア、
3a,4a……成形面、3b,4b……切欠部、
5,6……油圧シリンダ、8,9……シールコ
ア、8a,9a……成形面、10,11……油圧
シリンダ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下型入子に対向して上型入子を配設し、この下
    型入子と上型入子の対向する型合わせ面側にそれ
    ぞれ凸状の成形部を形成せしめ、さらに、下型入
    子の型合わせ面上に、成形面が分割された複数の
    スライドコアを凸状の成形部に対して進退自在に
    配設してなる圧縮成形金型であつて、前記複数の
    スライドコアのそれぞれ対向する合わせ面部にお
    ける少なくとも一方の合わせ面部を所定幅切欠い
    て切欠部を形成し、この切欠部に略対応する幅に
    形成されるとともに、この切欠部内を進退自在と
    なり、スライドコアの型閉め後に型閉めされる複
    数のシールコアを配設したことを特徴とする圧縮
    成形金型。
JP1986015996U 1986-02-06 1986-02-06 Expired JPH0420020Y2 (ja)

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JP1986015996U JPH0420020Y2 (ja) 1986-02-06 1986-02-06

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JP1986015996U JPH0420020Y2 (ja) 1986-02-06 1986-02-06

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JPS62128812U JPS62128812U (ja) 1987-08-14
JPH0420020Y2 true JPH0420020Y2 (ja) 1992-05-07

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5128309B2 (ja) * 2008-02-20 2013-01-23 Towa株式会社 電子部品の圧縮成形方法及び金型

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55133949A (en) * 1979-02-22 1980-10-18 Motor Wheel Corp Fiber reinforced compound wheel and its preparation and its device
JPS5818225A (ja) * 1981-07-28 1983-02-02 Nissan Motor Co Ltd 繊維強化プラスチツク製ロ−ドホイ−ルの製造方法
JPS613242A (ja) * 1984-06-14 1986-01-09 Sharp Corp デイジタル録音再生機の録音再生方式

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