JPH01188314A - 複合同時成型金型及びこの金型を用いた複合材の製造方法並びに複合材 - Google Patents

複合同時成型金型及びこの金型を用いた複合材の製造方法並びに複合材

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JPH01188314A
JPH01188314A JP1187388A JP1187388A JPH01188314A JP H01188314 A JPH01188314 A JP H01188314A JP 1187388 A JP1187388 A JP 1187388A JP 1187388 A JP1187388 A JP 1187388A JP H01188314 A JPH01188314 A JP H01188314A
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樋口 雅守
Satoru Hirosaki
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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、金属板と合成樹脂との複合材を成型する金型
及びこの金型を用いた当該複合材の製造方法に関する。
[従来の技#I] 従来、2枚の金属板の間に樹脂層を形成した複合材は、
例えば、押し出しにより板状に形成した合成樹脂の両面
を接着剤より金属板と接合して製造されている。このよ
うな方法にて製造された複合材は、いわゆるサンドイッ
チ鋼板とよばれるもので、その構造は、単に金属板の間
に樹脂層が形成された平面板材であり、曲げ、絞り客種
々の形状を実現するものではない。
そこで、本願発明者等は、板金のプレス加工と樹脂の射
出成型とを組合わせて種々の形状となる複合材の製法を
提案している(特願昭61−224223号、特願昭6
2−211322号)。具体的には、対になるプレス加
工用のパンチ、ダイス等の凹凸部を形成した移動型と固
定型との間に被成型板となる金属板を2枚重ねた状態で
配置し、移動型の移動による型締めを行なって、まず、
プレス加工を行なう。その後、各型に金属板を1枚ずつ
保持した状態で移動型を型締め解除方向に移動して両金
属板間に所定幅のキャビティ、あるいは、プレス加工に
よる穴を通して金属板の外側にキャビティを形成し、そ
のキャビティ内に溶融樹脂を射出注入して樹脂層を形成
する。そして、樹脂層が固化した後に複合材成型品を取
り出すようにしている。
[発明が解決しようとする課題1 ところで、上記のような製法に従って製造される複合材
は、樹脂層を挟む金属板に形成される穴の位置、形状、
あるいは、曲げ形状は同一のものであり、形状の自由度
が未だ小さいものである。
また、金属板として内面に接着層が形成された、例えば
、ラミネート鋼板を使用する場合、プレス加工時の打抜
き部において、剪断の際の応力、熱等により接着層同志
の接着現象が発生し、両金属板を分離するのが困難にな
る場合がある。
上記のような不具合は、被成型板となる2枚の金属板を
重ねた状態で同時にプレス加工することに起因している
そこで、本発明の課題は、2枚の被成型板を分離した状
′態で同時プレス加工を行ない、その分離した状態でプ
レス加工のなされた開被成型板間への樹脂層形成を可能
にすることである。
[課題を解決するための技術的手段] 上記課題を解決するための技術的手段は、複合材を製造
する金型に注目し、第1図に(a)(b)(C)に示す
ように、第1の型体1と、第2の型体2と、第1の型体
1と第2の型体2との間に進退自在に配置され、第1及
び第2の型体1,2と共に同時型締め可能な第3の型体
3とを備え、第1の型体1と第3の型体3の各対向面に
は対をなすプレス加工用の第1の凹凸部4が、第2の型
体2と第3の型体3の各対向面には対をなすプレス加工
用の第2の凹凸部5が夫々形成され、第1の型体1と第
3の型体3との間及び第2の型体2と第3の型体3との
間に夫々被成型板6を配置した状態での各型体の同時型
締めによるプレス加工後に当該型締めを解除したときに
プレス加工済みの各被成型板6を第1の型体1及び第2
の型体2の型面に夫々保持する材料保持体7a、7bが
当該箱1及び第2の型体1.2に設けられると共に、第
3の型体3が退避した状態で、上記被成型板6が保持状
態となる第1の型体と第2の型体1.2とを型締めした
ときに夫々の型面の当接によって被成型板6間にキャビ
ティ8を形成するキャビティ形成部材9が設けられ、上
記被成型板6間に形成されたキャビティ8に溶融樹脂を
注入するための射出経路10が上記第1または第2の型
体1゜2に形成されたものである。
また、各被成型板6の外側に突起状樹脂層の形成を可能
にする場合、上記第1または第2の凹凸部4.5の少な
くとも一方は、対になるパンチとダイスを有し、第3の
型体3が退避した状態で、上記被成型板6が保持状態と
なる第1の型体1と第2の型体2とを型締めしたときに
、上記第1、第2、及び第3の型体1,2.3の同時型
締め時に上記パンチとダイスにて被成型板6に形成され
た穴を通して上記被成型板6間のキャビティ8と連通す
る所定形状のキャビティを形成する他のキャビティ形成
部材が当該被成型板6を保持した型体に設けられたもの
となる。
更に、被成型板6に絞り加工を旅すことを可能にする場
合、上記第1または第2の凹凸部4.5の少なくとも一
方は、対応する第1または第2の型体1,2側に樹脂圧
絞り用凹部を有するものとなる。
[作用1 製造方法と共に、上記構成となる複合同時成型金型の作
用を説明する。
第1の型体1と第3の型体3との間及び第2の型体2と
第3の型体3との間に夫々被成型板6を配置しく第1図
(a)参照)、この状態で、第1、第2、第3の型体1
,2.3の同時型締めを行なう。すると、第1と第3の
型体1.3間に配置された被成型板6は、第1の凹凸部
4の形状に暴づいた形状でのプレス加工がなされ、第2
と第3の型体2.3間に配置された被成型板6は、第2
の凹凸部5の形状に基づいた形状でのプレス加工がなさ
れる(第1図(b)参照)。その模、当該型締めを解除
すると、各被成型板6は材料保持体7a、7bにより各
型体1.2に保持された状態となり、この状態にて第3
の型体3を第1の型体と第2の型体2との間から退避せ
しめる。すると、第1の型体1に保持された被成型板6
と第2の型体2に保持された被成型板6とが対向した状
態となる。次いで、第1の型体1と第2の型体2との型
締めを行なうと、キャビティ形成部材9により被成型板
6間にキャビティ8が形成される(第1図(C)参照)
。そして、射出経路10を通して溶融樹脂をキャビティ
8内に射出注入すると、両波成型板6間に樹脂層が形成
される。
当該樹脂層が固化した後に第1の型体1と第2の型体2
との型締めを解除し、被成型板6と樹脂との複合成形品
を取り出す。
第1または第2の凹凸部4.5の少なくとも一方が額に
なるパンチとダイスを有すると、上記第1、第2、第3
の型一体1.2.3の同時型締めによるプレス加工時に
、パンチとダイスにより被成型板6に穴開けがなされる
。そして、上記バンチとダイスに対応して他のキャピテ
イ部材が設けられた場合、上記のように射出経路10を
通して溶融樹脂をキャピテイ8に注入するときに当該穴
を通して他のキャビティ形成部材にて形成されるキャビ
ティ内に溶融樹脂が導かれる。その結果、複合材成型品
は、被成型板6間に樹脂層が形成されると共に、”被成
型板6の上記穴開は位置の外側に突起した樹脂層が形成
されたものとなる。
第1または第2の凹凸部4.5の少なくとも一方が対応
する第1または第2の型体1.2側に樹脂圧絞り用凹部
を有したものとなる場合、上記第1、第2、第3の型体
1.2.3の同時型締めによるプレス加工時には、樹脂
圧絞り用凹部に位置する被成型板は打抜き等の加工はな
されない。そして、形成されるキャビティ8内に溶融樹
脂を射出注入する際に、その注入圧により樹脂圧絞り用
凹部の形状に合せて被成型板6が絞り変形してゆく。そ
の結果、複合材成型品は、上記絞り四部に対応した位置
の外側に被成型板6が当該絞り凹部の形状と同形状にて
突出したものとなる。
[実施例コ 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は本発明像る複合同時成型金型の構造例を示す図
である。
15は通常の射出成型に用いるものと同様の可動型(第
1の型体)、16は同固定型(第2の型体)であり、こ
の可動型15と固定型16との間に中間型(第3の型体
)17が配置された構造となっている。可動型15にお
いて、型本体21の内部に、穴抜きパンチ29と穴抜き
パンチをも兼ねた空洞部33を有するキャビティ形成具
31とが立設固定されたパンチプレート27が固定され
るとともに、この固定状態となる穴抜きパンチ29及び
キャビティ形成具31とが挿通する孔を有したノックア
ウト25が上記パンチプレート27と隙間35を介して
配置されている。また、固定型16において、型本体2
2の内部に穴抜きパンチ28が立設固定されたパンチプ
レート26が固定され、更に、このパンチプレート26
を貫いて型本体22の背面側から型面側に向けて穴抜き
パンチをも兼ねる樹脂射出注入用のスプルー30が立設
固定されている。そして、穴抜きパンチ28及びスプル
ー30が挿通する孔を有したノックアウト24がパンチ
プレート26と隙間34を介して配置されている。この
ノックアウト24の露出面には樹脂圧絞り用凹部32が
形成されている。上記可動型15及び固定型16の各型
本体21.22内に形成される隙間34.35には油圧
系が介在しており、この油圧系の作用に基づいて各ノッ
クアウト24.25は各隙間34.35の分だけ進退動
するようになっている。
中間型17ついてみると、型本体23の可動型15側に
は当該可動型15に設けられた穴抜きパンチ29及びキ
ャビティ形成具31と対になるダイが形成され、同固定
型16側にも同様に当該固定型16に設けられた穴抜き
パンチ28及びスプルー30と対になるダイが形成され
ている。また、型本体23の周囲には、可動型15側に
ストリッパプレート37aが、固定型16側にストリッ
パプレート37bが夫々設けられ、この各ストリッパプ
レート37a、37bと型本体23との間の隙間39a
、39bには夫々スプリングが配設されている(図示路
)。
なお、上記金型において、可動型15と中間型17との
間及び固定型16と中間型17との間の夫々に被成型板
となる金属板11a、11bが配置される。
第3図は中間型17の移動機構例を示す図である。
同図において、可動型15と固定型16は通常の射出成
型機のものを使用するもので、固定型16はプランジャ
、スクリュー等の射出機構部50に固定され、可動型1
5は油圧等の作用により、型締め、型開きが行なわれる
ようになっている。このような可動型15と固定型16
との間に配置される中間型17の移動機構は、可動型1
5の移動方向(図面左右方向)に順次並設されるロー5
40を備えたローラコンベア41と、このローラコンベ
ア41に載置され、それと直交する方向(図面に垂直方
向)に並設されるロー543を備えたローラコンベア4
2とからなり、上段のローラコンベア42上に中間型1
7が載置される。
この中間型17が直接載置されるローラコンベア42に
は、型締め方向に対して中間型17のストッパとなると
共に、中間型17のローラコンベア42上での移動に際
してのガイドとなるストッパ兼ガイド部材45が設けら
れている。
上記移動機構により、中間型17は可動型15と固定型
16との型締めに際して可動型15が中間型17に当接
すると、ローラコンベア42が中間型17と一体となっ
てローラコンベア41上を移動し、可動型15、固定型
16、中間型17の同時型締めが可能になる一方、中間
型17をローラコンベア42上を移動させて可動型15
と固定型16との間から中間型17を退避させることが
可能となる。
次に、上記複合同時成型金型を用いた複合材の製造工程
を第4図に示す金型の作動図に基づいて説明する。
可動型15と中間型17との間に被成型板となる金属板
11aを配置すると共に、固定型16と中間型17との
間に同金属板11bを配置する(第4図(a)参照)。
この金属板11a。
11bは、例えば、接着フィルムが表面に張付けられた
ラミネート鋼板が用いられ、夫々そのフィルム面を中間
型17に向けてセットされる。そのセットの方法は、例
えば、ストリッパブレー1・37a、37b内に設けた
電磁石の吸引力にて行なう。
上記のように金属板11a、11bをセットした状態で
、可動型15を固定型16に向けて移動させ、その過程
で、中間型17を押して当該可動型15.固定型16、
中間型17の同時型締めを行なう(第4図(b)参照)
。この型締めの際、上記のようにセットされた金属板1
1a’、Ilbのプレス加工が行なわれる。具体的には
、可動型15と固定型16の各ノックアウト25.24
が仮押えの役割をし、各型の移動に伴って当該ノックア
ウト25.24がパンチプレート27.26との間の隙
間35.34の分だけ移動して、パンチブレニドと当接
した状態で完全な型締めがなされる。このとき、可動型
15側では、穴扱きパンチ29とキャビティ形成具31
がノックアウト25の表面から突出して金属板11aに
対応する穴開けがなさ−れ、固定型16側では、穴抜き
パンチ28とスプルー30がノックアウト24の表面か
ら突出して金属板11bに対応する穴開けがなされる。
また、各金属板11a、1’1bの周辺部は、可動型1
5本体の周辺部と中間型23の周辺部の部分、固定型1
6本体の周辺部と中間型23の周辺部の部分により夫々
打抜かれ、ストリッパープレート37a、37bにより
押出される。
上記のようにして、各金属板1″1a、11bのプレス
加工が終了すると、可動型15を固定型16と反対の方
向に移動さ・せ、可動型15と中間型17と固定型15
とが夫々離れる位置なで型開きを行ない、その後、中間
型17を型締め方向と垂直方向に退避させる(第、4図
(C)参照)。このとき、金属板11aからの加工済板
13aは型本体21、穴抜きパンチ29、キャビティ形
成具31との剪断部分での擦り合せ抵抗等によりノック
アウト25の表面に密着した状態で型本体21内に保持
され、金属板11bからの加工済板13bも同様に、ノ
ックアウト24の表面に密着した状態で型本体22内に
保持される。また、中間型17のストリッパープレート
37a、37bにはブランク材14a、14bが、更に
、可動型15、固定型16の穴抜きパンチ等に対応した
大部分には抜きカス18a、’18b等が残留する。
上記のように中間型17を退避させた後、可動型15と
固定型16との型締めを行なう(第4図(d)参照)。
このとき、各ノックアウト24゜25はパンチプレート
26.27位置まで引いており、可動型15における型
本体21の周辺部と固定型16における型本体22の周
辺部の当接により、加工済板13a、13bとの間にキ
ャビティ38が形成される。また、キャビティ形成具3
1の空洞部33が上記加工済板13a、13b間に形成
されるキャビティ38と連通ずる他のキャビ千イを形成
する。このような状態において、射出機構部50から射
出される溶融樹脂がスプルー30を通して上記のように
形成されたキャビティに注入される(第4図(d)−点
鎖線矢印)。
この樹脂の注入に際して、固定型16のノックアウト2
4に形成した樹脂圧絞り用凹部32に位置する加工済板
13bがキャビティ内の樹脂圧によって当該凹部32に
合致した絞り加工される。このように樹脂がキャビティ
内に充填されると、加工済板13a、13bの内面を覆
う接着フィルムによって当該加工済板13a、13bと
注入樹脂とが接着状態となる。当該可動型15と固定型
16との型締めに際しては、可動型15側の穴抜きパン
チ29と固定型16側の穴抜きパンチ28とが突合せ状
態となり、その部分についての樹脂の流入を阻止してい
る。
上記のように樹脂注入の後、保圧、冷却の工程を経た後
に、可動型15を固定型16と逆方向に移動させて型開
きを行なう(第4図(e)参照)。
その際、油圧系の作動により、各型15.16のノック
アウト25.24を押出すと、加工済板13a、13b
iflに樹脂層61が形成された複合材60が取出され
る。この複合材60は、キャビティ形成具31の空洞部
33に対応した樹脂の突出部62が加工済板13aの外
側に形成され、穴抜きパンチ28.29に対応した位置
に貫通孔63が形成され、更に、加工済板13bには樹
脂圧絞り用凹部32に対応した絞り加工部64が形成さ
れたものとなる。
なお、上記複合材を製造するに際して、本願発明者が使
用した材料及び成形条件は、例えば、次のようなもので
ある。
鋼板・・・電気亜鉛メツキ鋼板 接着フィルム・・・アトマーフィルム(QE305)二
乗セロ化学(株) 樹脂・・・ノープレン(AXS68)  :住友化学(
株)プレス圧力・・・20 ton程度 射出圧力・・・240に9/ci程度 上記のように本実施例によれば、被成型板として接着フ
ィルムにて覆ったラミネート鋼板を用いても、各接着フ
ィルムを当接した状態でプレス加工がなされないことか
ら、′鋼板が重なって樹脂の注入が不可能となることは
ない。また、加工済板13a側には樹脂の突出部62が
、加工板13b側には絞り加工部64が夫々別々に形成
される等、複合材60の形状はより複雑なものが可能と
なる。
なお、可動型15と中間型17の各対向する面、固定型
16と中間型17の各対向する面の形状は、パンチとダ
イに対応するものに限られず、各種の曲げ加工を実現す
る形状等、成型される複合材の目的等により各対向面の
凹凸形状は任意に定められる。
本発明の構成要件となるキャビティ形成部材は、可動型
15と固定型16とを突合わせた状態で、実施例に示す
ように可動型15側、固定型16側双方にキャビティが
形成されるもののほか、いずれか一方の型側に形成され
るものであってもよい。
本発明の構成要件となる射出経路は、上記実施例のスプ
ルー30のように被成型板を打抜いて樹脂を注入するも
ののほか、特に被成型板を打法かずに型の合せ目側から
樹脂を注入することも可能である。
また、本発明は、上述したようなラミネート鋼板に限ら
れず、通常の鋼板を用いた場合にも適用可能である。
更に、樹脂成形は、上述のよう射出成形に限られず。例
えば、トランスファプレス機によっても可能である。
(発明の効果1 以上説明してきたように、本発明によれば、2枚の被成
型板を分離した状態で同時プレス加工を行ない、その分
離した状態でプレス加工のなされた両波成型板間への樹
脂層形成が可能になる。これにより、各被成型板につい
て独自の形状でのプレス加工が可能となり、成形される
複合材の形状の自由度が増すと共に、ラミネート鋼板等
の接着フィルムにて覆った被成型板を対象としても分離
不能の不具合もなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示す図、第2図は本発明に係る
複合同時成型金型の構造例を示す図、第3図は中間型体
の移動機構例を示す図、第4図は複合材の製造工程の一
例を示す図である。 1・・・第1の型体 2・・・第2の型体 3・・・第3の型体 4・・・第1の凹凸部 5・・・第2の凹凸部 6・・・被成型板 7a、7b・・・材料保持体 8・・・キャピテイ 9・・・キャピテイ形成部材 10・・・射出経路 15・・・可動型 16・・・固定型 17・・・中間型 24.25・・・ノックアウト 26.27・・・パンチプレート 28.29・・・穴抜きパンチ 30・・・スプルー 31・・・キャビティ形成具 第1図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)第1の型体(1)と、 第2の型体(2)と、 第1の型体(1)と第2の型体(2)との間に進退自在
    に配置され、第1及び第2の型体(1)(2)と共に同
    時型締め可能な第3の型体(3)とを備え、第1の型体
    (1)と第3の型体(3)の各対向面には対をなすプレ
    ス加工用の第1の凹凸部(4)が、第2の型体(2)と
    第3の型体(3)の各対向面には対をなすプレス加工用
    の第2の凹凸部(5)が夫々形成され、 第1の型体(1)と第3の型体(3)との間及び第2の
    型体(2)と第3の型体(3)との間に夫々被成型板(
    6)を配置した状態での各型体の同時型締めによるプレ
    ス加工後に当該型締めを解除したときにプレス加工済み
    の各被成型板(6)を第1の型体(1)及び第2の型体
    (2)の型面に夫々保持する材料保持体(7a)(7b
    )が当該第1及び第2の型体(1)(2)に設けられる
    と共に、 第3の型体(3)が退避した状態で、上記被成型板(6
    )が保持状態となる第1の型体と第2の型体(1)(2
    )とを型締めしたときに夫々の型面の当接によつて被成
    型板(6)間にキャビティ(8)を形成するキャビティ
    形成部材(9)が設けられ、 上記被成型板(6)間に形成されたキャビティ(8)に
    溶融樹脂を注入するための射出経路(10)が上記第1
    または第2の型体(1、2)に形成されたことを特徴と
    する複合同時成型金型。 2)請求項1記載の複合同時成型金型において、第1ま
    たは第2の凹凸部(4、5)の少なくとも一方は、対に
    なるパンチとダイスを有し、 第3の型体(3)が退避した状態で、上記被成型板(6
    )が保持状態となる第1の型体(1)と第2の型体(2
    )とを型締めしたときに、上記第1、第2、及び第3の
    型体(1)(2)(3)の同時型締め時に上記パンチと
    ダイスにて被成型板(6)に形成された穴を通して上記
    被成型板(6)間のキャビティ(8)と連通する所定形
    状のキャビティを形成する他のキャビティ形成部材が当
    該被成型板(6)を保持した型体に設けられたことを特
    徴とする複合同時成型金型。 3)請求項1または請求項2記載の複合同時成型金型に
    おいて、 第1または第2の凹凸部(4、5)の少なくとも一方は
    、対応する第1または第2の型体(1、2)側に樹脂圧
    絞り用凹部を有することを特徴とする複合同時成型金型
    。 4)請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の複合同
    時金型を用い、 第1の型体(1)と第3の型体(3)との間及び第2の
    型体(2)と第3の型体(3)との間に夫々被成型板(
    6)を配置し、 この状態で、第1、第2、及び第3の型体(1)(2)
    (3)の同時型締めを行なって各被成型板(6)のプレ
    ス加工を行ない、 その後当該型締めを解除して、第3の型体(3)を第1
    の型体(1)と第2の型体(2)との間から退避せしめ
    、 次いで、被成型板(6)が保持部材(7a)(7b)に
    より保持状態となる第1の型体(1)と第2の型体(2
    )との型締めを行ない、 その状態にて、溶融樹脂を射出経路(10)を介して上
    記第1の型体(1)と第2の型体(2)の型締めにより
    形成れたキャビティ(8)内に注入して樹脂層を形成し
    、 当該樹脂層が固化した後に第1の型体(1)と第2の型
    体(2)との型締めを解除し、被成型板と樹脂との複合
    材成型品を取り出すことを特徴とする複合材の製造方法
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20000059180A (ko) * 2000-07-20 2000-10-05 박차철 겉창과 중창의 동시 성형 및 접착으로 이루어진 신발용밑창 및 그 제조방법
CN109570416A (zh) * 2018-11-14 2019-04-05 鲍灵杰 一种汽车刹车调整臂预成型工艺

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CN109570416B (zh) * 2018-11-14 2020-06-05 浙江越安科技有限公司 一种汽车刹车调整臂预成型工艺

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