JPH0419877Y2 - - Google Patents

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JPH0419877Y2
JPH0419877Y2 JP989487U JP989487U JPH0419877Y2 JP H0419877 Y2 JPH0419877 Y2 JP H0419877Y2 JP 989487 U JP989487 U JP 989487U JP 989487 U JP989487 U JP 989487U JP H0419877 Y2 JPH0419877 Y2 JP H0419877Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、手で持つて原稿面上を走査し、そ
の原稿面上の記載を読み取るハンデイータイプの
スキヤナ装置に関し、たとえば原稿面上の記載を
読み取つて備え付けの用紙に複写する携帯型複写
機や別の外部用紙に転写する携帯型転写機などに
適用することができ、さらには原稿面上の記載を
読み取つてたとえばデイスプレイ上に表示するよ
うな単なる読み取り装置そのものにももちろん使
用し得る。
従来の技術 従来、この種のスキヤナ装置では、外装ケース
に印刷・刻印等を施して読み取り幅を示すものが
あつた。
他方、その走査部分を原稿面に対し確実に対向
させるためには、走査時に該スキヤナ装置を持つ
てその走査部分を原稿面に意識的に押さえ付ける
ようにしていた。
考案が解決しようとする問題点 ところが、このような従来の構成では、 1 読み取り幅を平面的に表示するため、その読
み取り幅の確認が難しい、 2 印刷・刻印等を施さなければならないから、
工程数が増えてコストアツプとなる、 3 意識的に押さえ付けるためにかなりの押し付
け力を必要とするとともに、実行スイツチを押
しながら走査しなければならない場合が多いか
ら、読み取り操作に特段の注意力を払わなけれ
ばならない面倒がある、 などの問題点があつた。
そこで、この考案の目的は、上述したスキヤナ
装置において、そのような問題点を解消し、読み
取り幅の確認が容易であるとともに、印刷・刻印
等を施す必要をなくして工程数を削減し、且つ読
み取り操作を簡単とすることにある。
問題点を解決するための手段 そのため、この考案は、たとえば以下の図示実
施例に示すとおり、手で持つて走査部分aを原稿
面gと対向し、その原稿面g上を移動して読み取
りを行うスキヤナ装置において、前記走査部分a
に近接して読み取り幅を示す突部tを設け、その
突部t上に把持部hと隣接して指係止段部yを形
成することを特徴とする。
作 用 そして、把持部hを持つて指係止段部yに指を
掛け、走査部分aを原稿面gと対向して確実に押
さえ付け、突部tで示す読み取り幅dで範囲を確
認しながら、その原稿面g上を移動して読み取り
を行うものである。
実施例 以下、図面に示す実施例を参照しつつ、この考
案についてさらに具体的かつ詳細に説明する。
図面第2図はこの考案によるスキヤナ装置を備
える携帯型転写機の分解斜視図、第3図ないし第
5図はそれぞれその組立て正面図、側面図、底面
図である。第6図および第7図は、その転写機で
使用する副スイツチ機構を示す断面図および側面
図である。
図中符号10は、ベースフレームである。ベー
スフレーム10は、正面板部11と、その正面板
部11の両側からそれぞれ後方に向け直角に折り
曲げて形成する左側面板部12および右側面板部
13とからなる。左側面板部12および右側面板
部13は各々上下に分割され、左側面板部12は
左上側面板部14と左下側面板部15とから、ま
た右側面板部13は右上側面板部16と右下側面
板部17とからなる。
そして、ベースフレーム10の正面板部11に
は、まず表側下部にブラケツト19を介して細長
のLEDアレイ20を左右に配して下向きに取り
付ける。正面板部11の上部中央には手前側に折
り曲げて後上に向けクランク状に屈曲して一対の
垂直取付板部11a,11aを形成し、その垂直
取付板部11a,11aの裏面にまずレンズユニ
ツト21の両端をねじ止めし、レンズ22を水平
に保持するとともに、その上にレンズキヤツプ2
3の両端を同じくねじ止めする。また、正面板部
11の上端両側には手前側に折り曲げ真直ぐのば
して一対の水平取付板部11b,11bを形成
し、その上にCCD型イメージセンサユニツト2
4の両端をねじ止め、そのCCD型イメージセン
サユニツト24を水平に保持する。
次に、ベースフレーム10の左右側面板部1
2,13には、まず左右下側面板部15,17の
下端に各々軸受孔15a,17aを対向してあけ
る。軸受孔15a,17aには、それぞれ軸受2
6,26を介してタイヤ27の中心軸28を掛け
渡す。そして、リング29,29で抜け止めす
る。しかして、中心軸28の右端には、タイヤ2
7の回転を検出する回転検出器30を配する。回
転検出器30は、中心軸28に固着するエンコー
ダ31と、そのエンコーダ31の回転を検出する
ホトセンサ32とからなる。他方、中心軸28の
左端には、タイヤ27と一体に回転する駆動プー
リ33を取り付ける。また、中心軸28は、両軸
受26,26を貫通し、その両端でヘツドカバー
34を回動自在に支持する。ヘツドカバー34
は、箱形状をなし、先端上縁に沿つて外向きに突
出する爪部34aを有し、また底面には大きな矩
形状の転写窓34bをあけてなる。
また、ベースフレーム10の左下側面板部15
にはスタツド36を内向きに立て、そのスタツド
36に詳しくは第6図および第7図で示す副スイ
ツチ機構Aを取り付ける。すなわち、そのスタツ
ド36の先端をローラ37の中心孔に嵌め込み、
該ローラ37をそのスタツド36の外周に回動自
在に取り付ける。そして、リング38で抜け止め
する。ところで、ローラ37の外周には、2つの
円周溝37a,37bを形成する。基端よりの幅
狭の円周溝37aにはOリング39を嵌め込ん
で、タイヤ27の回転が該ローラ37に伝達され
るようにその外周をタイヤ27の外周に当てる。
他方、先端よりの幅広の円周溝37bにはスイツ
チバネ40の基端を巻き付け、自身の弾性により
ローラ37上で容易に回動不能とする。そのスイ
ツチバネ40の先端には、ブラケツト41上に固
定するマイクロスイツチ42のスイツチバネ部4
2aを対向する。そして、この副スイツチ機構A
では、第7図中タイヤ27が時計方向に回転した
場合には、その回転がOリング39を介してロー
ラ37に伝えられ、ローラ37を図中反時計方向
に回転する。しかして、スイツチバネ40を回動
し、その先端をマイクロスイツチ42のスイツチ
バネ部42aに当ててそのマイクロスイツチ42
を閉とする。ところが、タイヤ27が反時間方向
に回転した場合には、その回転がOリング39を
介してローラ37に伝えられ、ローラ37を図中
時計方向に回転する。すると、スイツチバネ40
を回動し、その先端をスイツチバネ部42aから
引き離してそのマイクロスイツチ42を開とす
る。なお、ブラケツト41は、ベースフレーム1
0の正面板部11裏側にねじ止め固着する。ま
た、その正面板部11裏側には、ローラ37が時
計方向に回転するときスイツチバネ40が必要以
上に回動するのを規制するため、ストツパ43を
取り付けている。なお、ストツパ43は、ブラケ
ツト41に設けることも可能である。
他方、ベースフレーム10の左上側面板部14
には上端に固定軸45を内向きに突出して立て、
その固定軸45を中心として回転自在にフイード
ギヤ46を取り付け、そのフイードギヤ46の中
心軸46aを中心として回転自在に従動プーリ4
7を取り付ける。従動プーリ47には前述した駆
動プーリ33との間にベルト48を掛け渡し、タ
イヤ27の回転がそのベルト48を介して該従動
プーリ47に伝達されるようにする。そして、中
心軸46aの外周に配した圧縮ばね49で付勢し
てその従動プーリ47を該中心軸46a上を軸方
向に移動し、クラツチ板50を介してフイードギ
ヤ46に押し当て、そのフイードギヤ46の先端
に連結部材51を圧入固着してそれらクラツチ板
50・従動プーリ47・圧縮ばね49の抜け出し
を阻止し、スリツプ機構Bを構成する。
さて、左上側面板部14には若干手前にのびて
後直ちに右方向に屈曲しそのまま正面板部11と
平行にのびるアーム部14aを形成し、そのアー
ム部14aにフイードギヤ46の逆止機構Cを取
り付ける。すなわち、そのアーム部14aの先端
に板ばね53の基端をねじ止め固着する。板ばね
53の先端は前述したフイードギヤ46と係合
し、そのフイードギヤ46の図中反時計方向への
回転を阻止する。
また、左上側面板部14には固定ピン55を立
て、その固定ピン55を中心として揺動自在に揺
動杆56を取り付け、リング57で抜け止めす
る。揺動杆56は、先端に係合爪56aを有する
とともに、基端に長孔56bをあけてなる。長孔
56bには、作動杆58先端の係合突起58aが
入り込む。作動杆58は、細長で2つの長孔58
b,58cを有し、立てて一方の長孔58bには
左上側面板部14の内向きピン59を挿入し、ま
た他方の長孔58cには左下側面板部15の外向
きピン60を挿入し、ともにリング61,62で
抜け止めする。そして、左上下側面板部14,1
5で段違いに挟んでベースフレーム10で上下動
自在に支持し、下端を前述のヘツドカバー34の
一側壁34c上面に隣接する。作動杆58には、
また上述した2つの長孔58b,58c間にフツ
ク部58dを設ける。そして、そのフツク部58
dに引張ばね63の一端を掛け、作動杆58に常
に下向きの移動習性を与える。しかして、揺動杆
56を図中時計方向に揺動し、係合爪56aをフ
イードギヤ46に係合し、そのフイードギヤ46
の図中時計方向への回転を阻止するストツプ機構
Dを構成してなる。このストツプ機構Dは、ヘツ
ドカバー34が回動し、作動杆58を突き上げる
と、揺動杆56を図中反時計方向に揺動してフイ
ードギヤ46に対する係合爪56aの係合を解除
し、そのフイードギヤ46の図中時計方向への回
転を可能とする。
ところで、上述したベースフレーム10には、
また正面板部11の後方に左下側面板部15で確
実に固定してヘツドステー65を取り付ける。ヘ
ツドステー65は、上部中央から若干後向きに突
出しその後直ぐに左に向けて折れ曲がるアーム部
65aを設け、そのアーム部65a裏面にマイク
ロスイツチ66を下向きにねじ止めする。また、
そのアーム部65aの先端には、前述した引張ば
ね63の他端を掛ける。さらに、該ヘツドステー
65の下部左右からはそれぞれ係止片65b,6
5bを後向きにのばすとともに、正面には中央上
段真ん中に1つ、下段左右に各1つ、計3つの長
孔65c……を縦長にあける。そして、これらの
長孔65c……にそれぞれガイドピン67……を
嵌め合わせてリング68……で抜け止めし、ヘツ
ド組立体69を取り付ける。ヘツド組立体69
は、ほぼ奴型をなす板状のヘツドブラケツト70
にサーマルヘツド71をねじ止め固着してなる。
そして、ヘツドブラケツト70の上部から左右に
のびる腕部70a,70aに各々引張ばね72,
72の一端を掛け、その引張ばね72,72の他
端を前述した係止片65b,65bに掛けて、そ
のヘツド組立体69を常に下向きに付勢する。そ
うして、このヘツド組立体69のヘツドブラケツ
ト70には、上部左端から後方に倒し直ちに右方
向に折り曲げて水平にのばす作動片70bを形成
し、その先端を前述したマイクロスイツチ66と
対向する。しかして、主スイツチ機構Eを構成
し、図示実施例ではこの主スイツチ機構Eおよび
前述した副スイツチ機構Aがともに閉のとき、サ
ーマルヘツド71へと電流を供給する。その他の
ときには、サーマルヘツド71へと電流は供給し
ない。
以上のとおり、図示携帯型転写機では、すべて
の部分をベースフレーム10で支持する。そし
て、そのベースフレーム10をケース本体74内
に固定する。ケース本体74は、頭部を後方に向
けて曲げ、右側方から見ると“く”の字型に屈曲
する。そして、前後面中央に把持部h,iを形成
し、前面の把持部hに人差し指から小指までの4
本の指を当て、また後面の把持部iに親指を当て
て該転写機を片手で持ちすべての操作を行い得る
ようにする。そのため、まずケース本体74の前
面には、把持部h内に実行スイツチ73を押動操
作自在に備え、また下部中央に後述する走査部分
aに近接して立方体形状の箱型突部tを前方に向
け突出して形成する。しかして、その突部tの幅
dで、丁度該携帯型転写機の読み取り幅を示すよ
うにする。また、その突部tの上面には指係止段
部yを設け、前述の把持部hと隣接する。次に、
該ケース本体74の右側面には、後述するリボン
カセツト75の挿入用開口74aを“イ”の字型
に縦長にあける。さらに、該ケース本体74の底
面には、走査部分aと転写部分bとを前後に設け
る。走査部分aには底壁74bがあり、その突部
t前面との境界部分には突き当て突部sがある。
また、第1図に示すように、その境界部分から少
し内に入つた中央位置には円筒凹部eを設け、そ
の中にスプリング90で付勢してスイツチノブ9
1を収納し、ケース本体74を貫通してその内側
で止め輪92で抜け止めする。そして、そのスイ
ツチノブ91の先端を、前述した突き当て突部s
の先端と後述するタイヤ窓74dから突出するタ
イヤ27の先端とを結ぶ線より若干突出して保持
する。スイツチノブ91の基端は、スキヤナスイ
ツチ93と対向する。スキヤナスイツチ93は、
前述したLEDアレイ20を取り付けるブラケツ
ト19に固着する。第5図に示すように、該底壁
74bにはさらに内部に収納するLEDアレイ2
0と対向して中央に細長のスキヤン窓74cを左
右にあけ、そこにカバーガラス76を取り付けて
なる。その底壁74bには、また転写部分bとの
境界に上述したスキヤン窓74cと平行にタイヤ
窓74dをあけ、そこから内部に収納する前述し
たタイヤ27の一部を突出する。他方、転写部分
bは、そのような走査部分aとは境界部が凸とな
るように所要の角度で互いに傾斜して設け、開口
を前述したヘツドカバー34で遮蔽してなる。と
ころで、ケース本体74の後面下部には、その下
端に沿つて左右に細長にのびる縦断面矩形状の箱
型突出部74eを後方に向け突出して形成し、そ
の突出部74eの下縁に沿つてフツク部74fを
内向きに設ける。そして、その箱型突出部74e
内の圧縮ばね77,77でヘツドカバー34を付
勢し、その爪部34aをフツク部74fに掛け止
めする。しかして、常時は転写窓34bから、ケ
ース本体74内に収納する上述したサーマルヘツ
ド71が突出しないようにする。
さて、このようなケース本体74内には、上述
した挿入用開口74aからリボンカセツト75を
挿入する。リボンカセツト75は、その挿入用開
口74aを塞いで該携帯型転写機の外装ケースの
一部を構成する側壁部79と、その側壁部79の
内側に底部を開口して設けるフイルムリボン収納
ケース部80とからなる。その収納ケース部80
の側壁部79と対向する側面80aには、中央に
下方から上方へ向かう逃げ溝80bをあける。こ
の逃げ溝80bは、リボンカセツト75をケース
本体74内に挿入するとき、そのケース本体74
内に収納する前述したヘツド組立体69を逃げる
ものである。そして、そのリボンカセツト75内
には、上述した側壁部79と側面80a間に複数
のガイドローラ81……を掛け渡す。しかして、
それらのガイドローラ81……の適宜のものに、
繰出ローラ82および巻取ローラ83を回転自在
に取り付ける。繰出ローラ82には転写用インク
層を有するシート状のフイルムリボン84を巻き
付けてなり、その繰出ローラ82から該フイルム
リボン84を引き出し、残りのガイドローラ81
……で案内して巻取ローラ83に巻き付ける。こ
のとき、フイルムリボン84は、2つのガイドロ
ーラ81a,81bで案内し、収納ケース部80
の底部開口に向けて水平に張り渡す。すなわち、
ガイドローラ81a,81bは、底部開口の前後
に掛け渡してなる。そして、繰出ローラ82およ
び巻取ローラ83の各々に巻き付けるフイルムリ
ボン84の外周にフリクシヨンスプリング85の
両端をそれぞれ押し当て、両ローラ82,83か
らのフイルムリボン84の余分な繰り出しを防止
する。また、繰出ローラ82と最初のガイドロー
ラ81との間には、テンシヨンスプリング86の
先端を押し当て、フイルムリボン84のたるみを
防止する。しかして、リボンカセツト75をケー
ス本体74内に挿入したとき、その水平に張り渡
したフイルムリボン84上に、内蔵するサーマル
ヘツド71を位置させる。また、そのリボンカセ
ツト75をケース本体74内に挿入したとき、フ
イードギヤ46の回転を巻取ローラ83に伝達し
得るようにその巻取ローラ83の一端を前述した
連結部材51と接続する。
図面に示す携帯型転写機は、上述したごとく構
成する。故に、この転写機を用いてデータを読み
取るときには、ケース本体74の把持部h,iを
手で持つて実行スイツチ73をオンとするととも
に、指係止段部yに指を掛けて該転写機をしつか
りと押さえ付け、第8図に示すようにその走査部
分aを原稿面gと対向してその原稿面g上にタイ
ヤ27と突き当て突部sとを確実に接触する。す
ると、スプリング90に抗してスイツチノブ91
を押し込み、その基端でスキヤナスイツチ93を
動作して読み取りモードとすることができる。そ
こで、突部tの幅dで読み取り範囲を確認しなが
ら、ケース本体74を第8図中矢示方向に移動す
る。すると、タイヤ27が図中時計方向に回転
し、その回転を回転検出器30で検出する。同時
に、LEDアレイ20から出た光がスキヤン窓7
4cのカバーガラス76を透して原稿面gを照射
し、その原稿面gで反射して再びカバーガラス7
6を透してケース本体74内に入り、レンズ22
で集光してイメージセンサユニツト24に入れ、
イメージセンサで電気信号に変換し、上記タイヤ
27の回転と同期して図示しない回路基板上のメ
モリに記憶する。
ところで、このデータ読み取り時では、タイヤ
27の回転は駆動プーリ33およびベルト48を
介して従動プーリ47に伝達される。しかし、こ
のとき引張ばね63の力で作動杆58を引き下げ
るから、揺動杆56はその係合爪56aをフイー
ドギヤ46に係合する。すなわち、ストツプ機構
Dが働いてそのフイードギヤ46の回転を阻止す
る。よつて、スリツプ機構Bが働いて従動プーリ
47とフイードギヤ46との間でスリツプを生
じ、前述の従動プーリ47の回転は該フイードギ
ヤ46に伝達されず、したがつて巻取プーリ83
は回転せず、フイルムリボン84の送りは阻止さ
れる。
なお、ケース本体74を第8図中矢示とは反対
の方向に移動した場合には、タイヤ27は図中反
時計方向に回転し、そのタイヤ27の回転は同じ
く駆動プーリ33およびベルト48を介して従動
プーリ47に伝達される。しかし、フイードギヤ
46には板ばね53の先端が係合し、この逆止機
構Cの働きでスリツプ機構Bでスリツプを生じ、
そのフイードギヤ46の図中反時計方向への回転
を阻止してなる。すなわち、逆止機構Cとスリツ
プ機構Bとで構成されるワンウエイクラツチ機構
でタイヤ27の図中時計方向への回転のみがフイ
ードギヤ46へと伝達されるようになつている。
よつて、この場合にも前述の従動プーリ47の回
転は該フイードギヤ46に伝達されず、したがつ
て同様に巻取プーリ83は回転せず、フイルムリ
ボン84の逆送りは阻止される。
また、このデータ読み取り時では、主スイツチ
機構Eは開であるから、サーマルヘツド71への
電流供給は行われない状態にある。
次に、図面に示す携帯型転写機を用いて記憶し
たデータを転写するときには、同様に、ケース本
体74の把持部h,iを手で持つて実行スイツチ
73をオンとするとともに、指係止段部yに指を
掛けて該転写機をしつかりと押さえ付け、第9図
に示すように今度はその転写部分bを適宜選択し
た所望の用紙面pと対向する。そして、その用紙
面pにヘツドカバー34を押し当てて圧縮ばね7
7,77に抗して回動し、その転写窓34bから
サーマルヘツド71を覗かせてそれをフイルムリ
ボン84を介して該用紙面pに接触する。同時
に、タイヤ27も用紙面pに押し当てる。しかし
て、さらにその転写部分bを用紙面pに近付け、
引張ばね72,72に抗してヘツド組立体69を
長孔65c……に沿つて上方へと移動する。する
と、ヘツドブラケツト70の作動片70bがマイ
クロスイツチ66を作動し、主スイツチ機構Eを
動作してはじめてサーマルヘツド71への電流供
給を可能とする。そして、突部tの幅dで印字範
囲を確認しながら、ケース本体74を第9図中矢
示印字方向に移動すると、上述したデータ読み取
り時と同様にタイヤ27を時計方向に回転し、そ
の回転を回転検出器30で検出する。しかして、
そのタイヤ27の回転と同期してメモリに記憶し
たデータを読み出し、フイルムリボン84を用い
て内蔵するサーマルヘツド71で該用紙面pに順
次印字を行うものである。
ところで、この転写時では、上述したヘツドカ
バー34の回動とともに、そのヘツドカバー34
の一側壁34c上面が作動杆58を押し上げ、揺
動杆56を図中反時計方向に回動し、ストツプ機
構Dを解除して係合爪56aをフイードギヤ46
から外す。そこで、タイヤ27の回転は駆動プー
リ33およびベルト48を介して従動プーリ47
に伝達され、その従動プーリ47の回転はフイー
ドギヤ46に伝達され、連結部材51を介して巻
取ローラ83を回し、前述した記憶データの読み
出しと同期してフイルムリボン84を搬送する。
なお、ケース本体74を第9図中矢示印字方向
とは反対方向に移動した場合も、タイヤ27は図
中反時計方向に回転するが、同様にワンウエイク
ラツチ機構の働きでフイルムリボン84の逆送り
は阻止される。また、副スイツチ機構Aを開とす
るから、サーマルヘツド71への電流供給も行わ
れない状態にある。
このように、図示携帯型転写機によれば、手で
持つて原稿面上を走査することにより適宜データ
を記憶することができ、またその記憶したデータ
を随時にしかも所望の用紙の任意の位置に自由に
転写することができるものである。
そして、この実施例によれば、突部t中にスキ
ヤナスイツチノブ91を設けるから、そのスイツ
チノブ91の位置をタイヤ27から離れた位置と
することができ、該スイツチノブ91のストロー
クを大きくすることができる利点がある。また、
読み取り時に、突部t上の指係止段部yに指を掛
けて該携帯型転写機をしつかりと押さえ付け、そ
のスイツチノブ91を確実に動作してその不動作
による読み取り抜けを防止することができる。他
方、この実施例によれば、転写時に、同じく突部
t上の指係止段部yに指を掛けて該携帯型転写機
をしつかりと押さえ付け、その転写部分bを用紙
面pと確実に対向させることが容易となるから、
該携帯型転写機の浮き上がりによる印字かすれや
印字欠け等の虞れをなくすことができる。また、
その突部tで印字幅を示すから、印字範囲の確認
を容易とすることができる利点もある。
さて、上述した実施例では、この考案を携帯型
転写機に適用した場合について説明した。しか
し、この考案は、携帯型転写機に限らず、原稿面
上の記載を読み取つて備え付けの用紙に複写する
携帯型複写機などにも適用することができ、さら
には原稿面上の記載を読み取つてそれをたとえば
デイスプレイ上に表示するような単なる読み取り
装置にも使用し得るものである。
考案の効果 したがつて、この考案によれば、以下の効果を
生ずる。
1 突部を設け、その突部上に把持部と隣接して
指係止段部を形成するから、把持部を持つと同
時に自然に指係止段部に指を掛けることがで
き、そのスキヤナ装置をしつかりと押さえ付け
てその走査部分を原稿面に対向することが容易
となる。よつて、読み取り操作を簡易とし、た
とえ実行スイツチを押しながら走査するもので
も該スキヤナ装置の浮き上がりをなくして読み
取りの確実性を増すことができる。
2 突部を走査部分に近接して設け、その突部で
読み取り幅を示すようにするから、その幅を平
面的な印刷・刻印等で表示する従来の場合に比
し、その読み取り範囲の確認が一段と容易とな
る。また、突部はケース本体の成型時に一体で
つくることができるから、上述した従来の場合
に比し、印刷・刻印等の工程数を減らしコスト
ダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例であるスキヤナ装置
を備える携帯型転写機を示し、第1図はそのケー
ス本体の突部拡大断面図、第2図は全体の分解斜
視図、第3図ないし第5図はそれぞれその全体組
立て正面図・側面図・底面図である。第6図およ
び第7図は、該転写機の副スイツチ機構を示す断
面図および側面図である。第8図はその読み取り
時の使用状態、第9図は転写時の使用状態を示す
説明図である。 a……走査部分、d……読み取り幅、g……原
稿面、t……突部、h……把持部、y……指係止
段部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 手で持つて走査部分を原稿面と対向し、その
    原稿面上を移動して読み取りを行うスキヤナ装
    置において、前記走査部分に近接して読み取り
    幅を示す突部を設け、その突部上に把持部と隣
    接して指係止段部を形成してなる、スキヤナ装
    置。 2 前記突部の幅を読み取り幅と等しくすること
    により、その突部で読み取り幅を示してなる、
    前記実用新案登録請求の範囲第1項に記載のス
    キヤナ装置。 3 携帯型転写機に適用し、前記突部で読み取り
    幅とともに印字幅を示してなる、前記実用新案
    登録請求の範囲第1項に記載のスキヤナ装置。
JP989487U 1987-01-28 1987-01-28 Expired JPH0419877Y2 (ja)

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