JPH0352052Y2 - - Google Patents

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JPH0352052Y2
JPH0352052Y2 JP14009286U JP14009286U JPH0352052Y2 JP H0352052 Y2 JPH0352052 Y2 JP H0352052Y2 JP 14009286 U JP14009286 U JP 14009286U JP 14009286 U JP14009286 U JP 14009286U JP H0352052 Y2 JPH0352052 Y2 JP H0352052Y2
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rotation
light
rotating body
tire
encoder
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、たとえば携帯型印字機に備えるタ
イヤのような回転体にエンコーダを取り付け、そ
のエンコーダの回転をホトセンサで検知して回転
体の回転を検出する回転検出装置に適用し得る。
詳しくは、そのような回転検出装置において、そ
の回転体の逆転時にホトセンサの光を遮断して回
転体の逆転を検知する回転体の逆転検知機構に関
する。
従来の技術 従来、この種のエンコーダは回転体の一方向の
回転しか検出できないことから、そのエンコーダ
を使用して回転体の正逆両方向の回転を検知する
場合には、エンコーダを2個使用し、位相差によ
り正逆回転の検知を行つていた。
考案が解決しようとする問題点 しかし、エンコーダを2個使用し位相差により
正逆回転を検知する構造では、そのエンコーダの
他にホトセンサ等の検出部材が2セツト必要とな
り、機構が大型化し、コストアツプを招くという
問題点があり、また、回転数を検出するカウンタ
回路だけでなく位相検出回路も必要となり、回路
構成が複雑となるという問題点があつた。
そこで、この考案の目的は、そのようなエンコ
ーダを用いて回転体の正逆回転を検知する場合の
問題点を解消し、1個のエンコーダで回転体の正
逆両方向の回転の検知を可能として部品点数の少
ない簡略な構成による回転体の逆転検知機構を提
供することにある。
問題点を解決するための手段 そのため、この考案による回転体の逆転防止機
構は、以下に説明するその実施例に示すように、
タイヤ19のような回転体にエンコーダ23を取
り付け、そのエンコーダ23の回転をホトセンサ
24で検知して前記回転体の回転を検出する回転
検出器22のような回転検出装置において、前記
回転体の正逆両方向の回転が伝達される歯車60
やローラ70のような回転部材と、その回転部材
の回転方向にしたがい前記ホトセンサ24の光を
遮断する位置と遮断しない位置との間を移動する
アーム63やL型部材72のような光遮断部材と
を備えてなることを特徴とする。
作 用 しかして、回転体の逆転時には、ホトセンサ2
4の光を光遮断部材で遮断してその逆転を検知す
ることとなる。
実施例 以下、図面に示すこの考案の実施例にしたが
い、この考案につき具体的かつ詳細に説明する。
図面はこの考案による逆転検知機構の実施例と
してこの考案を携帯型転写機に適用した場合を示
し、第1図はこの考案による逆転検知機構を備え
る携帯型転写機の分解斜視図、第2図ないし第4
図はその組立て正面図、側面図、底面図である。
図中符号10は、ベースフレームである。ベー
スフレーム10は、側板部11と取付板部12と
からなる。側板部11は、上部を後方に向けて斜
めに曲げ、右側方から見ると“く”の字型をな
す。そして、先端に位置決め突部11aを有し、
屈曲部分にフイード軸孔11bをあけ、下端手前
寄りに軸受孔11cを設ける。他方、取付板部1
2は、その側板部11の下部手前寄りからそれと
直角に形成し、先端からは下向きに足部12aを
のばしてその下端に上記側板部11の軸受孔11
cと対向する軸受孔12bをあける。そして、そ
のような取付板部12の正面には、下方から上方
に向け順にLEDアレイ13、基板14、レンズ
ユニツト15、CCD型イメージセンサ16をそ
れぞれねじ止めし、メモリ部Aを取り付ける。
LEDアレイ13は、細長で、それを取付板部1
2の下方に左右に配して下向きに取り付けてな
る。基板14は、矩形状をなし、その四隅をそれ
ぞれ取付板部12の取付台12c……に取り付け
る。レンズユニツト15は、上記LEDアレイ1
3から出た光が原稿面で反射してその反射光がレ
ンズ17に入るように、レンズ17を水平に保持
するごとく取付板部12に取り付ける。そして、
イメージセンサ16は、レンズ17で集光した反
射光が入るように、取付板部12上端の折曲部1
2dの中央に取り付ける。
さて、上述したベースフレーム10には、側板
部11の軸受孔11cと取付板部12の軸受孔1
2bとに、それぞれ軸受18,18を介してタイ
ヤ19の中心軸20を掛け渡す。そして、リング
21,21で抜け止めする。しかして、この中心
軸20の回転を、回転検出器22で検出する。回
転検出器22は、中心軸20に固着するエンコー
ダ23と、そのエンコーダ23の回転を検出する
ホトセンサ24とからなる。ところで、その中心
軸20にはまた左端に駆動プーリ25を取り付
け、タイヤ19とともに一体に回転させる。その
回転は、ベルト26を介して従動プーリ27に伝
達する。従動プーリ27は、フイード軸28のま
わりを回転する。フイード軸28は、上述したベ
ースフレーム10の側板部11にあけたフイード
軸孔11bを貫通し、その従動プーリ27の回転
がワンウエイクラツチ機構Cを介して伝達される
ようにする。すなわち、フイード軸28には右巻
きのスプリング29を巻き付け、そのスプリング
29の一端を従動プーリ27に固着する。故に、
タイヤ19の第1図中矢示方向の回転は駆動プー
リ25・ベルト26・従動プーリ27を介して該
スプリング29に伝達され、そのスプリング29
を締め付けてフイード軸28を回すが、反対方向
の回転はスプリング29を緩めてそのフイード軸
28には伝達しない構成となつている。なお、フ
イード軸28の先端面28aには、図示省略する
が連結突起を形成する。
ところで、上述したベースフレーム10には、
また取付板部12の後方にそれとほぼ平行に支持
フレーム31を配し、その一側をねじ等で側板部
11に固着してなる。支持フレーム31は、左右
両端をともに後方に向けて直角に折り曲げ、上か
ら見ると“コ”の字型に形成し、その左右折曲部
31a,31aの対応する位置にはそれぞれ内向
きに係止ピン32,32を立てる。また、この支
持フレーム31には、正面中央の上段真ん中に1
つ、下段左右に各1つ、計3つの長孔33……を
垂直にあける。そして、これらの長孔33……に
それぞれガイドピン34……を嵌め合わせてリン
グ35……で抜け止めし、ヘツド組立体36を取
り付ける。ヘツド組立体36は、奴型をなす板状
のヘツドブラケツト37にサーマルヘツド38を
ねじ止め固着してなる。そして、ヘツドブラケツ
ト37の上部から左右にのびる腕部37a,37
aに各々引張ばね39,39の一端を掛け、その
引張ばね39,39の他端を前述した係止ピン3
2,32に掛けて、そのヘツド組立体36を常に
下向きに付勢する。これにより、プリンタ部Bを
支持フレーム31を介してベースフレーム10に
固着する。
しかして、上述したベースフレーム10はケー
ス本体40内に固定し、また上述したすべての部
品はそのケース本体40内に収納する。ケース本
体40は、頭部を後方に向けて曲げ、右側方から
見ると“く”の字型に屈曲し、片手で持ちすべて
の操作をその片手で行うことができる大きさとな
つている。そして、右側面には、後述するフイル
ムカセツト45の挿入用開口40aをあける。ま
た、底面には、前半分を底壁40bで遮蔽してそ
こに走査面部分aを、また後半分を開口してそこ
に転写面部分bを形成し、前者に対して後者を傾
斜して設けるようにする。そして、走査面部分a
には、内部に収納する上述したLEDアレイ13
と対向して、底壁40bの手前寄りに第4図に示
すごとく細長のスキヤン窓40cを左右にあけ、
そこにカバーガラス41を取り付ける。また、転
写面部分bとの境界寄りにはそのスキヤン窓40
cと平行にタイヤ窓40dをあけ、そこから内部
に収納する上述したタイヤ19の一部を突出す
る。他方、転写面部分bには、保護カバー42を
取り付けて開口を塞ぐ。保護カバー42は、第3
図に示すように、底面42aを後方に向かうにし
たがい徐々に深くなるように傾斜して形成し、後
壁42bは立ち上がらせ、その上端から後向きに
折り曲げて先端係止突部42cを設ける。そし
て、底面42aには、大きな矩形状の転写窓42
dを横長にあけてなる。しかして、手前側両端を
ケース本体40に取り付けて回動自在とし、圧縮
ばね43で付勢して上述した先端係止突部42c
をケース本体40の下縁40eに掛け止めする。
そして、常時は転写窓42dから、ケース本体4
0内に収納する上述したサーマルヘツド38が突
出しないようにする。ところで、圧縮ばね43
は、ケース本体40の後向き突部40f内に収納
する。その後向き突部40fは、ケース本体40
の下端を“コ”の字型に折り曲げて後向きに突出
して形成し、その内向き下端を前述の下縁40e
とする。
さて、このようなケース本体40内には、上述
した挿入用開口40aからフイルムカセツト45
を挿入する。フイルムカセツト45は、その挿入
用開口40aを塞いで該携帯型転写機の外装ケー
スの一部を構成する側壁部46と、その側壁部4
6の内側に底部を開口して設けるフイルムシート
収納ケース部47とからなる。その収納ケース部
47の側壁部46と対向する側面47aには、中
央に下方から上方に向かう逃げ溝47bをあけ
る。この逃げ溝47bは、該フイルムカセツト4
5をケース本体40内に挿入するとき、そのケー
ス本体40内に収納する前述したヘツド組立体3
6を逃げるものである。そして、該フイルムカセ
ツト45内には、上述した側壁部46と側面47
a間に掛け渡し、操出ローラ48・複数のガイド
ピン49……・巻取ローラ50を設ける。操出ロ
ーラ48には転写用インク層を有するフイルムシ
ート51を巻き付けてなり、その操出ローラ48
から該フイルムシート51を引き出し、複数のガ
イドピン49……で案内して巻取ローラ50に巻
き付ける。このとき、フイルムシート51は、2
つのガイドピン49a,49bで案内し、該収納
ケース部47の底部開口に向けて水平に張り渡
す。すなわち、ガイドピン49a,49bは、底
部開口の前後に掛け渡してなる。そして、該フイ
ルムカセツト45をケース本体40内に挿入した
とき、その水平に張り渡したフイルムシート51
上にサーマルヘツド38を位置させる。また、巻
取ローラ50の一端をフイード軸28の先端面2
8aに形成した前述の連結突起と接続する。しか
して、巻取ローラ50に負荷が加わつていないと
きには従動プーリ27の第1図中矢印方向の回転
はスプリング29を介してフイード軸28に伝達
するが、反対に負荷が加わつているときにはスプ
リング29がフイード軸28のまわりでスリツプ
し、その回転は該フイード軸28に伝達しない構
成となつている。なお、巻取ローラ50の他端
は、側壁部46の外面に備えるノブ52と接続す
る。ノブ52は、マニユアル操作でフイルムシー
ト51の弛みを解消するものである。
第1図ないし第4図に示す携帯型転写機は、上
述したごとく構成される。故に、この転写機を用
いてデータを読み取るときには、たとえばスイツ
チによつて走査モードに切り換え、ケース本体4
0を手で持つて第5図に示すようにその走査面部
分aを原稿面と対向し、タイヤ19を原稿面54
上に乗せる。そして、ケース本体40を第5図中
矢印方向に移動する。すると、タイヤ19が回転
し、その回転を回転検出器22で検出する。同時
に、LEDアレイ13から出た光がスキヤン窓4
0cのカバーガラス41を透して原稿面を照射
し、その原稿面で反射されて再びカバーガラス4
1を透してケース本体40内に入り、レンズ17
で集光してイメージセンサ16で電気信号に変換
し、上記タイヤ19の回転と同期して基板14上
のメモリに記憶する。
ところで、詳しい説明を省略するが、このデー
タ読み取り時は巻取ローラ50の回転は規制され
る構造となつている。そこで、このときタイヤ1
9の回転は、駆動プーリ25およびベルト26を
介して従動プーリ27に伝達されるが、スプリン
グ29がフイード軸28のまわりでスリツプし、
該フイード軸28には伝達されない。よつて、こ
のデータ読み取り時、フイルムシート51は搬送
されない。
なお、ケース本体40を第5図中矢示とは反対
方向に移動するときには、ワンウエイクラツチ機
構Cでフイード軸28への回転伝達を遮断すると
ともに、データの読み取り動作も行わない構成と
なつている。
つぎに、第1図ないし第4図に示す携帯型転写
機を用いて記憶したデータを転写するときには、
たとえばスイツチによつて転写モードに切り換
え、同様にケース本体40を手で持つて第6図に
示すように今度はその転写面部分bを用紙面と対
向する。そして、保護カバー42を用紙55に押
し当てて圧縮ばね43に抗して回動し、その転写
窓42dからサーマルヘツド38を覗かせてそれ
をフイルムシート51を介して該用紙面と接触す
る。しかして、長孔33……に沿つてヘツド組立
体36を上方に移動し、引張ばね39,39の弾
性で押し当てる。同時に、タイヤ19も、該用紙
面と接触する。そして、ケース本体40を第6図
中矢示方向に移動する。すると、上述したデータ
読み取り時と同様に、タイヤ19が回転し、その
回転を回転検出器22で検出する。しかして、そ
のタイヤ19の回転と同期してメモリに記憶した
データを読み出し、フイルムシート51を用いて
サーマルヘツド38で該用紙55に順次印字を行
うものである。
ところで、詳しい説明を省略するが、この転写
時には保護カバー42の回動とともに前述した巻
取ローラ50の回転規制が解除される構造となつ
ている。そこで、このときタイヤ19の回転は、
駆動プーリ25およびベルト26を介して従動プ
ーリ27に伝達され、スプリング29を介してフ
イード軸28に伝えられる。そして、巻取ローラ
50が回転され、前記記憶データの読み出しと同
期してフイルムシート51を搬送する。
なお、ケース本体40を第6図中矢示とは反対
方向に移動するときには、ワンウエイクラツチ機
構Cでフイード軸28への回転伝達を遮断するか
ら、フイルムシート51の搬送を行わないととも
に、データの読み出しも行わない構成となつてい
る。
このように、図示携帯型転写機によれば、手で
持つて原稿面上を走査することにより適宜データ
を記憶することができ、またその記憶したデータ
を随時にしかも所望の用紙の任意の位置に自由に
転写できるものである。
ところで、この図示した携帯型転写機は、前述
したとおり、ケース本体40をたとえ第5図およ
び第6図中矢示とは反対方向に移動しても、それ
ぞれデータの読み取り、読み出し動作を行わない
構成になつていると簡単に説明したが、以下にそ
の点につきまず第7図および第8図を参照し、詳
細に説明することとする。
タイヤ19の中心軸20に取り付けるエンコー
ダ23は、全体に円板状をなし、その外周部に多
数のスリツト23aをあけてなる。このエンコー
ダ23のスリツト23aが間に位置するようにそ
の左右にホトセンサ24の発光素子24aと受光
素子24bとを配する。そして、このエンコーダ
23の中心軸20と平行な支持軸64を介してベ
ースフレーム10に歯車60を取り付ける。歯車
60には、図示省略したが伝達歯車が噛み合い、
その伝達歯車を介してタイヤ19の回転が伝達さ
れる。この歯車60には小歯車61が噛み合う。
そして、この小歯車61の中心軸62には、基端
63aを歯車60の支持軸64に回動可能に取り
付けたアーム63を固着する。アーム63は、そ
の先端63bがエンコーダ23のスリツト23a
に届く長さを有する。さらに、このアーム63の
先端側を挟んで間隔をおいてストツパ65,66
を設け、そのストツパ65,66間でアーム63
の回動範囲を規制する。そして、一側のストツパ
65は、アーム63の先端63bをスリツト23
aと対向し、ホトセンサ24の光を遮断する位置
で止めるように設ける。他側のストツパ66は、
アーム63の先端63bがホトセンサ24の光を
遮断しない位置で止めるように設ける。しかし
て、歯車60が回転すると、小歯車61はその反
対方向に自転しながら、歯車60の回転力に押さ
れてその回転方向に歯車60の外周を公転し、そ
れに従つてアーム63が支持軸64を中心として
ストツパ65,66間を移動することとなる。し
たがつて、タイヤ19の正転時つまり歯車60が
第7図中時計方向に回転すると、アーム63はホ
トセンサ24の光を遮断しない位置に移動するか
ら、発光素子24aから発する光がエンコーダ2
3のスリツト23aを透過する。しかし、タイヤ
19が逆転し、歯車60が反時計方向に回転する
場合には、アーム63はホトセンサ24の光を遮
断する位置に移動し、その光がスリツト23aを
透過しないようにする。
さてそこで、携帯型転写機は、たとえば、記憶
したデータを転写する場合には、ケース本体40
を第6図中矢示する正方向に移動し、タイヤ19
を正回転する。したがつて、そのタイヤ19の正
転時には、アーム63がホトセンサ24の光を遮
断しないから、このタイヤ19の正回転と同期し
てメモリに記憶したデータを読み出し、フイルム
シート51を用いてサーマルヘツド38で用紙5
5に順次印字を行うこととなる。
しかし、この転写時に仮にケース本体40を第
6図中矢示とは逆方向に移動した場合には、上述
したとおり、内蔵するワンウエイクラツチ機構C
でフイード軸28への回転伝達を遮断してフイル
ムシート51の搬送を行わない構成とする。同時
に、そのときには歯車60の回転に従つてアーム
63がホトセンサ24の光を遮断する位置に移動
し、そのアーム先端63bでその光を断つから、
サーマルヘツド38による用紙55への印字が行
われない構成とする。
また、上述した実施例では、前記携帯型転写機
によるデータ転写時にタイヤ19が逆回転した場
合について説明した。しかし、この考案は、その
携帯型転写機を用いてデータを読み取るときにそ
のタイヤが逆回転する場合にも適用がある。すな
わち、その場合も同様に、前述した歯車60の回
動にしたがつてアーム63を移動してその先端6
3bでホトセンサ24の光を遮断することによつ
て、データ読み取り動作を阻止することができる
こととなる。
ところで、第7図および第8図に示したこの考
案の実施例では、歯車60とその周りを自転しな
がら公転する小歯車61とで構成した遊星歯車機
構を利用し、アーム63を光遮断部材としてホト
ホンサ24の光を遮断する構成とした。しかし、
この考案は第9図および第10図に示すように構
成することもできる。
この他の実施例では、回転部材として歯車に代
えてローラ70を用い、そのローラ70を前記ベ
ースフレーム10に回動自在に取り付け、そのロ
ーラ70にタイヤ19の回転が伝達され、互いに
異なる方向に回転するようにする。そして、光遮
断部材としてベースフレーム10に支持軸71を
介してL型部材72を回動可能に取り付ける。こ
のL型部材72は、その各部に丸味をつけて形成
する。また、その一片72aは、図示の如くそれ
を立てた位置でエンコーダ23のスリツト23a
に届かないが、他方72bは十分にそのスリツト
23aに届くだけの長さに形成してなる。そし
て、このL型部材72をその屈曲部分の外周面が
ローラ70の外周面と接触するようにそのローラ
70とエンコーダ23との間に配する。
しかして、前述したように携帯型転写機を移動
操作してタイヤ19が正転する時には、その回転
が伝達してローラ70が第9図中矢示方向に回動
する。すると、ローラ70とL型部材72の接触
面で生ずる摩擦力によつて、L型部材72が支持
軸71を中心として時計方向に回動する。そし
て、このL型部材72は、その他片72bの屈曲
部分がローラ70の外周面に当たり、そこでスリ
ツプしてその回動が規制されることとなる。この
とき、長手の他片72bがホトセンサ24の光を
遮断しない位置で保持されることとなるから、前
記したホトセンサ24の光はスリツト23aを透
過することとなる。したがつて、このタイヤ19
の正転時のデータ読み取り・データ読み出しを可
能とする。
他方、タイヤ19の逆転時には、ローラ70は
第10図中矢示する反対方向に回動する。する
と、今度はローラ70とL型部材72の接触面に
生ずる摩擦力によつてL型部材72を反時計方向
に回動する。そして、そのL型部材72は、一片
72aの屈曲部分がローラ70の外周面に当た
り、そこでスリツプしてその回動が規制される。
そのとき、長手の他片72bがその先端でエンコ
ーダ23のスリツト23aを被う位置に保持さ
れ、ホトセンサ24の光を遮断することとなる。
したがつて、タイヤ19が逆転したとき、データ
の読み取りや読み出し動作が行われるのを阻止す
ることができることとなる。
このように、この考案による逆転検知機構を上
述した携帯型転写機に適用すれば、タイヤ19が
逆転したときそれを検知し、ホトセンサ24の光
がエンコーダ23のスリツト23aを透過するの
を遮断するから、必要な場合つまりタイヤ19の
正転時にのみデータの読み取り・読み出しを行え
るようにすることができる。
なお、上述した実施例では、この考案を携帯型
転写機に適用した。しかし、この考案は、タイヤ
19のような回転体を備え、その回転体にエンコ
ーダを取り付け、ホトセンサの光をそのエンコー
ダのスリツトに透して回転体の回転を検知し、そ
れに基づいて各種動作を行うようにした他の機器
に広く適用し得るものである。
考案の効果 したがつて、この考案によれば、回転体の正逆
両方向の回転が伝達される回転部材を設け、その
回転に対応して光遮断部材を移動し、回転体の逆
回転時にホトセンサの光を遮断する構成とするか
ら、1つのエンコーダで簡単に回転体の正逆両方
向の回転を検知することが可能となり、しかも、
回転体の必要な回転方向つまり正回転時のみその
機器本体の動作が可能となるようにすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による回転体の逆転防止機構
を適用した携帯型転写機の分解斜視図、第2図は
下部を破断して示すその組立て正面図、第3図は
縦断面で示すその組立て側面図、第4図はその組
立て底面図である。第5図はデータ読み取り時の
状態、第6図は転写時の使用状態を示す説明図で
ある。第7図および第8図はこの考案による回転
体の逆転防止機構の一実施例であり、第7図は側
面図であり、第8図は正面図である。第9図およ
び第10図はこの考案の他の実施例であり、第9
図は携帯型転写機におけるタイヤの正転時の状
態、第10図はそのタイヤの逆転時の状態を示す
機構説明図である。 19……タイヤ(回転体)、23……エンコー
ダ、24……ホトセンサ、60……歯車(回転部
材)、63……アーム(光遮断部材)、70……ロ
ーラ(回転部材)、72……L型部材(光遮断部
材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転体にエンコーダを取り付け、そのエンコー
    ダの回転をホトセンサで検知して前記回転体の回
    転を検出する回転検出装置において、前記回転体
    の正逆両方向の回転が伝達される回転部材と、そ
    の回転部材の回転方向にしたがい前記ホトセンサ
    の光を遮断する位置と遮断しない位置との間を移
    動する光遮断部材とを備えてなる、回転体の逆転
    検知機構。
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