JPH074922Y2 - 手動走査型印字装置 - Google Patents

手動走査型印字装置

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JPH074922Y2
JPH074922Y2 JP6793287U JP6793287U JPH074922Y2 JP H074922 Y2 JPH074922 Y2 JP H074922Y2 JP 6793287 U JP6793287 U JP 6793287U JP 6793287 U JP6793287 U JP 6793287U JP H074922 Y2 JPH074922 Y2 JP H074922Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は手動走査型印字装置に関するものである。
〔従来の技術〕
最近、手動により装置本体を走査移動させて外部の記録
紙に印字するハンディタイプの手動走査型印字装置が開
発されている。
この手動走査型印字装置は、手動により外部の記録紙上
を走査移動される手で持てる大きさの印字装置本体の下
端部に、前記記録紙に接触して装置本体の移動により回
転する主接紙ローラおよび補助接紙ローラを装置本体の
移動方向に対しその前方および後方に位置させて設ける
とともに、この主接紙ローラと補助接紙ローラとの間に
前記記録紙に熱転写インクテープを介して印字するサー
マル印字ヘッドを設け、かつ装置本体内に、上記主接紙
ローラの回転により回転駆動されてインクテープを巻取
るインクテープ巻取軸を設けたもので、装置本体内の下
端部に設けられている印字ヘッドおよび接紙ローラを記
録紙に接触(印字ヘッドはインクテープを介して記録紙
に接触)させ、この状態で記録紙面に沿って装置本体を
手動で走査移動させると、主接紙ローラの回転によりイ
ンクテープ巻取軸が回転駆動されてインクテープの送り
を行なうとともに、装置本体の走査移動に同期して印字
ヘッドが駆動されて記録紙に印字する。
すなわち、この手動走査型印字装置は、印字装置自体を
手動で走査移動させることによって外部の記録紙に印字
するもので、この手動走査型印字装置は、印字巾は小さ
いが、プラテンを使用する印字装置と異なってノート等
のプラテンに巻付けることができない厚みのあるものに
も印字することができるし、また小型でかつ軽量でもあ
るために携帯にも便利である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来の手動走査型印字装置では、上記イ
ンクテープ巻取軸を主接紙ローラの回転だけで駆動する
ようにしているために、ノート等の厚みのある記録紙の
端部付近に印字する際に、インクテープをうまく送れな
くなって印字文字にかすれや欠け等を生ずるという問題
をもっていた。これは、装置本体を記録紙の端部近くま
で移動させて行くと、この装置本体の移動方向前方に設
けられている主接紙ローラが記録紙上から外れてしまう
ためであり、ノート等の厚みのある記録紙に印字する場
合には、主接紙ローラが記録紙上から外れたときにこの
主接紙ローラが浮上り状態となって回転を停止したり回
転むらを発生するために、この主接紙ローラの回転によ
って回転駆動されるインクテープ巻取軸も回転停止や回
転むらを起すから、インクテープの未使用部分を確実に
印字ヘッド下に送れなくなって、印字文字にかすれや欠
け等を生ずることになる。
この考案は上記のような実情にかんがみてなされたもの
であって、その目的とするところは、主接紙ローラが記
録紙上から外れた場合にも、インクテープを装置本体の
走査移動に応じて確実に送って、かすれや欠け等のない
良好な印字を行うことができる手動走査型印字装置を提
供することにある。
〔問題点を解決する手段〕
この考案は、装置本体の移動方向前方および後方に設け
られ外部の記録紙に接触して装置本体の移動により回転
する主接紙ローラおよび補助接紙ローラと、この主接紙
ローラと補助接紙ローラとの間に設けられてインクテー
プを介し前記記録紙に印字する印字ヘッドと、上記主接
紙ローラの回転により回転駆動されて前記インクテープ
を巻取るインクテープ巻取軸とを備え、かつ前記装置本
体内に、上記補助接紙ローラの回転を前記インクテープ
巻取軸にその回転駆動力として伝達する機構を設けたこ
とを特徴とするものである。
〔作用〕
すなわち、この考案の手動走査型印字装置は、装置本体
内に補助接紙ローラの回転をインクテープ巻取軸にその
回転駆動力として伝達する機構を設けることによって、
主接紙ローラの回転により回転駆動されるインクテープ
巻取軸を、主接紙ローラだけでなく補助接紙ローラの回
転によっても駆動するようにしたものであり、この手動
走査型印字装置によれば、主接紙ローラが記録紙上から
外れても、印字ヘッドを挟んで主接紙ローラとは反対側
にある補助接紙ローラは記録紙上に接しているために、
この補助接紙ローラの回転によりインクテープ巻取軸を
駆動することができるから、主接紙ローラが記録紙上か
ら外れた場合でも、インクテープを装置本体の走査移動
に応じて確実に送って、かすれや欠け等のない良好な印
字を行なうことができる 〔実施例〕 以下この考案の一実施例を図面を参照して説明する。
この実施例の手動走査型印字装置は、第3図および第4
図に示すような外観のもので、第3図は非印字状態、第
4図は印字状態を示している。この手動走査型印字装置
は、ワードプロセッサ(以下ワープロと略称する)とし
ての機能を備えたもので、第3図および第4図において
1は手で持てる大きさの装置本体であり、この装置本体
1の前面には、表示部2とキー入力部3とが設けられて
いる。上記キー入力部3には、多数の文字入力キー3a,3
aが縦横に配列されるとともに、その一側には変換文字
指定キー、変換実行キー、印字情報選択キー、印字リピ
ートキー等の各種制御キー3b,3bが配列され、さらに上
側部には同音異語漢字選択キー3c,3cが配列されてい
る。
この手動走査型印字装置の構成を説明すると、この印字
装置は、装置本体1を構成するフロントブロックAおよ
びリヤーブロックBと、装置本体1内に設けられる第9
図に示したセンタブロックCとからなっている。
まず、フロントブロックAについて説明すると、このフ
ロントブロックAは、第7図に示すように、装置本体1
の前面を構成するフロントケース1aに上記表示部2とキ
ー入力部3とを設けたもので、表示部2は、フロントケ
ース1aの前面に表示窓4を形成するとともに、この表示
窓4に対向させてフロントケース1a内に液晶表示パネル
5を配置して構成されている。また、第7図において6
はフロントケース1a内に設けられるメイン回路基板であ
る。このメイン回路基板6は印字装置のメイン回路を構
成したもので、液晶表示パネル5はヒートシールコネク
タ7によってメイン回路基板6に接続されている。8は
上記メイン回路基板6上に配置された固定接点シート、
9は固定接点シート8と対向する可動接点シートであ
り、固定接点シート8と可動接点シート9はスペーサシ
ート10を介して積層接着されている。固定接点シート8
は、可動接点シート9との対向面に多数の固定キー接点
(図示せず)を縦横に配列形成したもので、この固定接
点シート8はその一側に延出形成したフレキシブルコネ
クタ部8aにおいてメイン回路基板6に接続されている。
また、可動接点シート9は、固定接点シート8との対向
面に可動接点シート面の各固定キー接点と対向する多数
の可動キー接点(図示せず)を縦横に配列形成したもの
で、この可動接点シート9もその一側に延出形成したフ
レキシブルコネクタ部9aにおいてメイン回路基板6に接
続されている。なお、このフレキシブルコネクタ部9aは
スペーサ10および固定接点シート8の外側を迂回させて
メイン回路基板6に接続されている。一方、上記スペー
サシート10は、固定接点シート8および可動接点シート
9の各キー接点と対応する部分にそれぞれ開口11,11
(第5図参照)を形成したもので、可動接点シート9面
の可動キー接点は、可動接点シート9の押圧により上記
開口11内において固定接点シート8面の固定キー接点に
接触するようになっている。また、12は可動接点シート
9上に重合されたゴムシートである。このゴムシート12
は、可動接点シート9面の各可動キー接点と対応する部
分をそれぞれ表面側に膨出させて前記各キー3a,3b,3cの
キー釦部13,13(第5図参照)を形成したもので、各キ
ー釦部13,13の頂部内面には可動接点シート9のキー接
点形成部を押圧する突起部が形成されている。この各キ
ー釦部13,13は、フロントケース1aの表面に縦横に配列
形成したキー用開口14,14からフロントケース表面に突
出しており、この突出部の押圧操作によって弾性変形し
て上記突出部により可動接点シート9を押圧するように
なっている。なお、上記メイン回路基板6は、第5図に
示すようにフロントケース1a内に設けたポスト部15,15
にビス止めされており、スペサシート10を介して接着さ
れた固定接点シート8および可動接点シート9と可動接
点シート9上に重合されたゴムシート12はフロントケー
ス1aの内面とメイン回路基板6との間に挟持され、液晶
表示パネル5もフロントケース1aの内面とメイン回路基
板6との間に挟持されている。また、フロントケース1a
の上面にはメモリカード挿入口16と充電孔17が開口され
ており、さらにフロントケース1aの一側面には電源スイ
ッチを兼ねるスライド式のモード切換スイッチ18が設け
られ、他側面にはプッシュスイッチからなる印字開始釦
19が設けられている。
一方、リヤーブロックBは、第8図に示すように、装置
本体1の背面を構成するリヤーケース1bに電源用二次電
池20と電源回路基板21とを収納したもので、リヤーケー
ス1bはその下端側をフロントケース1aよりも短くした大
きさとさており、電源回路基板21は接着またはビス止め
によりリヤーケース内面に固定され、二次電池20は電源
回路基板21と並べてリヤーケース1b内の一側に配置され
ている。この二次電池20は第5図に示すように、リヤー
ケース1b内の両端に設けた一対の電池接続ばね22a, 22b(図では一方は板ばね、他方はコイルばね)で電池
両端の電極を挟持されてリヤーケース1b内に固定されて
おり、電池接続ばね22a, 22bはリード線23a,23bによって電源回路基板21と接続さ
れている。また、電源回路基板21の上端側には、前記フ
ロントケース1aの上面に設けた充電孔16と対向させて上
記二次電池20に充電するための充電用アダプタ24が取付
けられている。なお、25は、記録紙上を手動で走査移動
される印字装置の移動速度が速すぎる場合に警報音を発
する圧電ブザー25であり、この圧電ブザー25は電源回路
基板21に接続されている。
次に、センタブロックCについて第9図を参照し説明す
る。このセンタブロックCは、上記フロントブロックA
とリヤーブロックBとを組合わせて構成される装置本体
1内に収納されるもので、このセンタブロックCは次の
ような構成となっている。すなわち第9図において、26
は樹脂成形品からなるシャーシであり、このシャーシ26
の一面にはその上端縁から中央部にわたって、フロント
ケース1aの上面に設けたメモリカード挿入口16から挿入
されるメモリカード90(第4図参照)を収納するメモリ
カード収納部27が形成されている。なお、27aはメモリ
カード収納部27の両側に形成されたカード案内レール部
である。また、第9図において、28はシャーシ26上にメ
モリカード収納部27を覆うように重ねられてシャーシ26
に接着またはビス止めされる補助回路基板であり、この
補助回路基板28には、メモリカード収容部27の内奥部に
入り込むメモリカードコネクタ29が取付けられている。
このメモリカードコネクタ29、樹脂ベースに、メモリカ
ード90の端面に形成されている多数のコンタクト孔(図
示せず)に嵌入する多数本のコンタクトピン29a,29aを
列設したもので、この各コンタクトピン29a,29aの他端
側は、第5図に示すように補助回路基板28に設けた孔部
30に挿入されて補助回路基板28に半田付けされている。
また、補助回路基板28のメモリカード収容部27内に対向
する部分には、摩擦係数の小さい樹脂シート31が接着さ
れており、メモリカード90は、メモリカード収容部27の
レール部27aと上記樹脂シート31によりカード両面を案
内されながらメモリカード収容部27に挿入されてメモリ
カードコネクタ29に接続される。また第9図において、
32はシャーシ26の下端側に取付けられた印字ユニットで
あり、この印字ユニット32は次のような構成となってい
る。
第1図および第2図は上記印字ユニット32を示したもの
で、図中33は金属板からなる基台であり、この基台33面
には樹脂成形品からなるテープカセット支持台34がビス
止め固定されている。35および36は記録紙面に接触して
装置本体1の走査移動により回転する主接紙ローラおよ
び補助接紙ローラであり、この両接紙ローラ35,36は、
基台33の下端両側部に形成したローラ取付け部37,38に
回転自在に軸支されている。なお、主接紙ローラ35は、
印字時における装置本体1の走査移動方向の前方側に設
けられ、補助接紙ローラ36は移動方向の後方側に設けら
れている。また、39は上記主接紙ローラ35の回転から装
置本体1の移動量を検出するエンコーダである。このエ
ンコーダ39は、基台33に垂設した支軸40に回転可能に軸
支された回転円板41と、この回転円板41の回転量を検出
する回転量検出器42とからなっており、上記回転円板41
はその外周部に全周にわたって多数のスリット41a,41を
一定間隔で設けたものとされている。また回転量検出器
42は、回転円板41の外周部をその両面側からかかえるコ
字状のもので、この回転量検出器42には、発光ダイオー
ド等の発光素子とフォトトランジスタ等の受光素子(い
ずれも図示せず)が回転円板41をはさんで対向するよう
に設けられている。この回転量検出器42は基台33に固定
されており、またそのリード端子42aは補助回路基板28
に接続されている。上記回転円板41は主接紙ローラ35の
回転により第1中間ギヤ43および第2中間ギヤ44を介し
て回転されるもので、第1中間ギヤ43は、主接紙ローラ
35の一端側に設けた駆動ギヤ45に噛合され、第2中間ギ
ヤ44は回転円板41に固定した受動ギヤ46と第1中間ギヤ
43とに噛合されている。すなわち、上記エンコーダ39
は、主接紙ローラ35の回転によって回転される回転円板
41の回転量つまり装置本体1の走査移動量を回転量検出
器42によって検出するもので、回転量検出器42は、発光
素子からの光が回転円板41のスリット41aを通って受光
素子に受光されたときにパルス信号を出力するようにな
っている。また、第1図および第2図において、47は上
記テープカセット支持台34に支持させて装置本体1に装
填される第10図に示したインクテープカセット84の巻取
側スプール87を回転させるインクテープ巻取軸である。
このインクテープ巻取軸47は、基台33に垂設した支軸48
に回転可能に嵌合される中空回転軸49の上端にスプール
係合駒50を嵌合固定したもので、回転軸49には巻取軸駆
動ギヤ51が回転可能に嵌合されており、この巻取駆動ギ
ヤ51は、前記第2中間ギヤ44に噛合させた第3中間ギヤ
53と噛合されている。さらに回転軸49には、その基端に
設けられている円形フランジ部49aと巻取軸駆動ギヤ51
との間に挟持される摩擦板52が回転可能に嵌合されると
ともに、巻取軸駆動ギヤ51とスプール係合駒50との間に
回動プレート54およびワッシャ55が回転可能に嵌合され
ており、ワッシャ50と回動プレート54と巻取軸駆動ギヤ
51と摩擦板52および回転軸49のフランジ部49aは、スプ
ール係合駒50とワッシャ55との間に介在させたコイルば
ね56のばね力によって互いに押付け接触されている。上
記インクテープ巻取軸47は、主接紙ローラ35の回転に連
動して第1〜第3の中間ギヤ43,44,53および巻取軸駆動
ギヤ51を介して回転駆動されるもので、巻取軸駆動ギヤ
51の回転は摩擦板52を介して回転軸49のフランジ部49a
に伝達され、これによって回転軸49がスプール係合駒と
ともに回転する。また上記回動プレート54には、その外
方に延出するアーム部が形成されており、このアーム部
の先端には、装置本体1を正規の印字走査方向とは逆方
向に移動させたときにインクテープ巻取軸47が逆回転さ
れるのを防ぐための逆転防止ギヤ57が軸支されている。
この逆転防止ギヤ57は、常に巻取軸駆動ギヤ51と噛合し
ており、巻取軸駆動ギヤ51と接触して巻取軸駆動ギヤ51
の回転方向に回動する回動プレート54の回動によって巻
取軸駆動ギヤ51の周方向に変位する。この逆転防止ギヤ
57によるインクテープ巻取軸47の逆転防止動作を説明す
ると、装置本体1を正規の印字走査方向(第2図におけ
る鎖線矢印方向)に移動させた場合は、記録紙に接触し
ている主接紙ローラ35が矢印方向に回転するために、各
中間ギヤ43,44,53および巻取軸駆動ギヤ51はそれぞれ矢
印方向に回転するから、インクテープ巻取軸47はインク
テープ巻取方向に回転される。この場合、回動プレート
54は巻取軸駆動ギヤ51の回転方向に回動され、テープカ
セット支持台34の側面に形成したストッパ部58で受止め
られてこの位置に保持される。なお、巻取軸駆動ギヤ51
は回動プレート54との間に滑りを生じて回転する。ま
た、回動プレート54とワッシャ55との接触面にはグリス
が塗布されており、したがってインクテープ巻取軸47は
回転プレート54とワッシャ55との間においても滑りを生
じて巻取軸駆動ギヤ51とともに回転する。一方、印字時
に装置本体1を誤って正規の印字走査方向とは逆方向に
移動させた場合、記録紙に接触している主接紙ローラ35
が矢印方向と逆方向に回転して各中間ギヤ43,44、53お
よび巻取軸駆動ギヤ51がそれぞれ矢印方向と逆方向に回
転するために、インクテープ巻取軸47がインクテープ巻
取方向と逆方向に回転されるが、この場合は、巻取軸駆
動ギヤ51の逆回転により回動プレート54が破線印方向に
回動されて、巻取軸駆動ギヤ51と噛合している逆転防止
ギヤ57が第3中間ギヤ53とも噛合するから、ギヤ系の回
転が阻止されてインクテープ巻取軸47の逆回転が防止さ
れ、同時にエンコーダ39の回転円板41の回転も阻止され
る。なお、このときは主接紙ローラ35は回転することな
く記録紙面を滑り移動する。
また、第1図および第2図において、35aおよび36aは上
記主接紙ローラ35および補助接紙ローラ36のローラ軸に
それぞれ固定されたプーリであり、この両プーリ35a,36
aには回転伝達ベルトaが巻き掛けられている。上記両
プーリ35a,36aは、主接紙ローラ35と補助接紙ローラ36
との径比に対応する径のものとされており、上記回転伝
達ベルトaは、主接紙ローラ35と補助接紙ローラ36との
両方が記録紙に接して装置本体1の走査移動により共に
等しい周速度で回転しているときはプーリ35a,36aの等
周速度で回転している。この回転伝達ベルトaは、主接
紙ローラ35が記録紙上から外れたときに、記録紙に接し
て装置本体1の走査移動により回転している補助接紙ロ
ーラ36の回転を主接紙ローラ35に伝達してこの主接紙ロ
ーラ35を補助接紙ローラ36と等周速度で回転させること
により、この主接紙ローラ35を介してエンコーダ39およ
びインクテープ巻取軸47に駆動力を伝達するするもの
で、主接紙ローラ35は、記録紙上から外れたときでも、
補助接紙ローラ36の回転により回転伝達ベルトaを介し
て記録紙に接して装置本体1の走査移動により回転して
いるときと同様に回転されるから、主接紙ローラ35の回
転により中間ギヤ43,44および53を介して駆動されるエ
ンコーダ39の回転円板41およびインクテープ巻取軸47
は、主接紙ローラ35が記録紙上から外れたときも装置本
体1の走査移動に応じて回転駆動される。
一方、第1図および第2図において、59はサーマル印字
ヘッド、60は印字ヘッドホルダであり、印字ヘッドホル
ダ60は基台33の下端側にビス止め固定されている。この
印字ヘッドホルダ60は、下面に印字ヘッド突出用開口61
を設けた箱状のもので、その内部には印字ヘッド取付け
台62が設けられている。この印字ヘッド取付け台62は、
印字ヘッドホルダ60内に垂直に固定した2本のガイドロ
ッド63,63に上下動可能にしじされており、この印字ヘ
ッド取付け台62は、ガイドロッド63,63に嵌装して印字
ヘッド取付け台52と印字ヘッドホルダ60の上端部との間
に介在させたコイルばねからなる押しばね64,64によっ
て下方に押圧されている。また印字ヘッド取付け台62の
中央部には、ボルト通し孔65が水平に穿設されている。
そして、印字ヘッド59は、その先端(下端)を前記印字
ヘッド突出用開口61から印字ヘッドホルダ60下に突出さ
せた状態で印字ヘッドホルダ60内に収容されており、こ
の印字ヘッド59は、その背面を印字ヘッド取付け台62に
接面させるとともに、上記ボルト通し孔65を通して印字
ヘッド59の背面中央部に螺合固定したヘッド支持ボルト
66を介して印字ヘッド取付け台62に取付けられている。
なお、第2図において67は、印字ヘッドホルダ60の側面
に開口されたボルト挿入孔である。上記ヘッド支持ボル
ト66は、印字ヘッド取付け台62に対して回転可能に支承
されており、したがって印字ヘッド59は、ヘッド支持ボ
ルト66を中心としてローリング回動できるようになって
いる。
上記印字ユニット32は、その基台33をシャーシ26の下端
側表面に重ねてビス止め固定することによってシャーシ
26に取付けられている。また、第1図において、68は印
字ヘッド59を駆動する印字ドライバ回路を構成したフレ
キシブル基板からなる印字ドライバ回路基板であり、こ
の回路基板68は第5図に示すようにシャーシ26の裏面に
重ねられている。なお、69は回路基板68に取付けられた
LSIチップである。この印字ドライバ回路基板68の両端
側には、それぞれコネクタ部68a,68bが延出形成されて
おり、下端側のコネクタ部68aは、シャーシ26および基
台33に設けたスリット部70,71を通して基台33の表面側
に引出され、さらに印字ヘッドホルダ60の上面に設けた
スリット部72から印字ヘッドホルダ60内に挿入されて印
字ヘッド59に接続されている。また、上端側のコネクタ
部68bは、シャーシ26に設けたコネクタ引出し開口73か
らシャーシ26の表面側に引出され、補助回路基板28に設
けたコネクタ74に挿入接続されている。
すなわち、前記センタブロックCは、主接紙ローラ35お
よび補助接紙ローラ36、エンコーダ39、インクテープ巻
取軸47およびこれらを駆動するギヤ機構および印字ヘッ
ド59を共通の基台33に取付けた印字ユニット32をシャー
シ26に支持させるとともに、このシャーシ26に補助回路
基板28および印字ドライバ回路基板68を取付けたもので
ある。このセンタブロックCは、印字ユニット32の接紙
ローラ35,36の下側がフロントケース1aの下端縁より僅
かに突出するように位置決めして印字ヘッドフロントケ
ース1a内に収納されており、メイン回路基板6を支持し
ているポスト15,15の先端にシャーシ26をビス止めして
フロントブロックAに取付けられている。
そして、装置本体1は、センタブロックCを取付けたフ
ロントブロックAとリヤーブロックBとを組合わせて両
ブロックA,Bのフロントケース1aとリヤーケース1bを接
合することによって組立てられており、リヤーブロック
Bの電源回路基板21とセンタブロックCの補助回路基板
28は、それぞれフレキシブルコネクタ75,76(第7図〜
第9図参照)を介してフロントユニットAのメイン回路
基板6に接続されている。
第11図は上記印字装置の回路を示したもので、フロント
ブロックAの表示部2およびキー入力部3はメイン回路
基板6に構成されたメイン回路100に接続され、リヤー
ブロックBの二次電池20は電源回路基板21に構成された
電源回路101に接続され、センタブロックCの印字ユニ
ット32の印字ドライバ回路基板68に構成された印字ドラ
イバ回路103と、メモリカードコネクタ29は補助回路基
板に構成された補助回路102に接続されており、電源回
路101および補助回路102はメイン回路100に接続されて
いる。
また、センタブロックCの印字ユニット32は、第6図に
示すようにリヤーケース1bの下端側に露出しており、こ
の印字ユニット32は、着脱可能な蓋体1cで覆われてい
る。この蓋体1cは、その上縁部の複数箇所に形成した弾
性掛止爪77をリヤーケース1bの下面に設けた孔部78に挿
入してリヤーケース1b内面の掛止部79(第5図参照)に
掛止することにより、蓋体下端縁がフロントケース1aの
下端縁と面一になるように装置本体1に取付けられるも
ので、この蓋体1cはこれを下方に引張ることによって取
外される。なお、インクテープカセット84の供給側スプ
ール86に対応させて蓋体1cに形成されたテープ残量確認
用透明窓である。また、第6図において、80は印字装置
に印字を行なわせないときに装置本体1の下端面に露出
している印字ヘッド59および接紙ローラ35,36を保護す
る保護カバーであり、この保護カバー80は、その両端に
形成した先端に爪部を有する弾性掛止片81をフロントケ
ース1aの他端部両側面に設けた掛止部82に掛止すること
によって装置本体1に着脱可能に取付けられる。なお、
印字ヘッド59は、保護カバー80を装置本体1に取付けた
状態では、この保護カバー80で押されて押しばね64のば
ね力に抗して装置本体1内側に押込まれており、印字装
置に印字を行なわせる際に保護カバー80を取外すと、押
しばね64のばね力によって装置本体1の下面側に突出す
る。また、上記保護カバー80は、印字時に装置本体1の
前面に第4図に示すように取付けられて装置本体1を把
持するための差渡し部材としても使用されるもので、こ
の保護カバー80はその掛止片81の先端の爪部を、フロン
トケース1aの両側面にケース前面に沿わせて形成した掛
止溝83に掛止することにより、装置本体1の前面から浮
かせた状態つまりキー入力部3の各キーに接触しない状
態で取付けられる。なお、上記掛止溝83は、保護カバー
80の取付け位置を任意に選択できるようにするために、
キー入力部3の下縁付近から上縁付近にわたって設けら
れている。
次に、上記印字装置に使用されるインクテープカセット
84について説明すると、第10図においれ85は透明樹脂か
らなるカセットケースである。このカセットケース85は
図示のような形状のもので、その一側部には装置本体1
の印字ヘッドホルダ60が入り込む切欠部85aが形成され
るとともにテープ引出しスリット85bとテープ引込みス
リット85cとが設けられている。このカセットケース85
内には、供給側スプール86と巻取側スプール87とが設け
られおり、供給側スプール86に巻付けられている熱転写
インクテープ88は、テープ引出しスリット85bから外部
に引出されて切欠部85aの開放端部を横切り、テープ引
込みスリット85cからカセットケース85内に引込まれて
巻取側スプール87に巻付けられている。また、第10図に
おいて、89はカセットケース85の切欠部85aに嵌め込ま
れる着脱可能な中詰め部材である。この中詰め部材89は
例えば発泡スチロール樹脂等からなるもので、切欠部85
a内に密に嵌合する大きさとされ、その先端には切欠部8
5aの開放端より外方に突出する円弧状のインクテープ支
持面89aが形成されている。この中詰め部材89は、切欠
部85aの開放端を横切っているインクテープ88の露出部
分を外方に膨出させた状態に支持するもので、インクテ
ープカセット84は、中詰め部材89をカセットケース85の
切欠部85aに嵌め込んだ状態で箱詰め梱包して出荷され
る。
上記インクテープカセット84は、中詰め部材89を取外し
て印字装置に第6図に示すように装填されるもので、こ
のインクテープカセット84は、装置本体1から保護カバ
ー80および蓋体1cを外して印字ユニット32のテープカセ
ット支持台34上に装填される。このテープカセット支持
台34の側縁部には、第1図に示すように先端部に掛止爪
をもった2本のテープカセット掛止片34a,34aが一体に
突設されており、インクテープカセット84は、この掛止
片34a,34aを外側に弾性変形させながらテープカセット
支持台34に接面されて掛止片34a,34aにより第6図に示
すように掛止固定される。なお、印字ユニット32の各中
間ギヤ43,44,53およびエンコーダ39の回転円板41と、イ
ンクテープ巻取軸47の回動プレート54および巻取軸駆動
ギヤ51は、いずれもテープカセット支持台34のテープカ
セット支持面よりも低い位置に設けられており、したが
ってインクテープカセット84はこれらギヤ等に当ること
なくテープカセット支持台34上に装填される。また、印
字ユニット32のインクテープ巻取軸47のスプール係合駒
50は、インクテープカセット84の巻取側スプール78に嵌
入係合し、印字ヘッドホルダ60はインクテープカセット
84の切欠部85a内に入り込む。この場合、印字ヘッドホ
ルダ60に支持されている印字ヘッド59は、押しばね64,6
4のばね力で押圧されてヘッド先端が印字ヘッドホルダ6
0の下方の突出しているために、インクテープカセット8
4の切欠部85aの開放端を横切っているインクテープ88の
露出部分が直線状になっていると、このインクテープ88
の露出部分が印字ヘッド59に当ることになるが、上記の
ようにインクテープカセット84の切欠部85aに中詰め部
材89を嵌め込んでおいてインクテープ88の露出部分を印
字ヘッド59の先端より外方に露出させておけば、この中
詰め部材89を取外してもインクテープ88は上記膨出状態
を保つために、インクテープカセット84の装填時にイン
クテープ88の露出部分が印字ヘッド59に当ることはない
から、インクテープ88が印字ヘッド59に当って折れ曲が
ったりよじれたりすることはない。
次に、上記手動走査型印字装置の使用方法を説明する。
この手動走査型印字装置は、一般の日本語ワードプロセ
ッサと同様に、仮名またはローマ字で入力された文字情
報を漢字、平仮名、片仮名、数字、記号等の文字情報に
変換して、この文字情報を第3図に示すように表示部2
に表示するとともに、この文字情報をメモリ部に書込
み、このメモリ部に書込んだ文字情報を外部の記録紙に
印字すもので、文字情報の入力は、モード切換えスイッ
チ18をWポジションに切換えて印字装置をワープロモー
ドにした状態で行なわれる。一方、上記メモリ部に書込
まれている文字情報を印字させる場合は、まずモード切
換えスイッチ18をPポジションに切換えて印字装置を印
字モードにするとともに、メモリカード挿入口16から装
置本体1内にメモリカード90を挿入し、さらに装置本体
1の下端から保護カバー80を取外して接紙ローラ35,36
および印字ヘッド59を露出させるとともにこの保護カバ
ー80を装置本体1の前面に第4図に示すように取付け
る。上記メモリカード90は、印字字体を指定するROMカ
ードであり、このメモリカード90は複数種類のものが用
意されている。次に、装置本体1の前面に取付けた保護
カバー80と装置本体1の背面とに指を当てて装置本体1
を第4図に示すように把持し、装置本体1下に露出して
いる接紙ローラ35,36および印字ヘッド59を記録紙91面
に接触させる。この場合、印字ヘッド59は記録紙91との
接触により押しばね64,64を圧縮させながら接紙ローラ3
5,36の記録紙接触レベルまで上昇し、押しばね64,64の
反発力によって記録紙91面に押圧接触される。この後
は、印字開始釦19を押してから装置本体1を横方向(第
4図に矢印で示す方向)に手動で走査移動させて行けば
よく、このように装置本体1を走査移動させていくと、
主接紙ローラ35の回転にともないってエンコーダ39から
装置本体1の移動量に応じたパルス信号が出力され、こ
のタイミングパルスに応じてメモリ部から印字情報が順
次読み出されてこの印委情報が印字ヘッド59によりイン
クテープ88を介して記録紙91に印字されるとともに、主
接紙ローラ35の回転に連動して回転するインクテープ巻
取軸47によりインクテープカセット84の巻取側スプール
87が回転されてインクテープ88を巻取って行く。なお、
第4図は装置本体1に毛筆字体を印字させるメモリカー
ド90を挿入して毛筆文字の印字を行なわせている状態を
示している。
この印字を行なう場合、上記印字装置では、装置本体1
の一側(走査移動方向に対して前方側)に設けた主接紙
ローラ35と、装置本体1の他側(移動方向に対して後方
側)に設けた補助接紙ローラ36とで印字装置本体1を記
録紙91上に支持させるとともに、この両接紙ローラ35,3
6の間に印字ヘッド59を設けてこの印字ヘッド59を記録
紙91に押しばね64,64のばね力で押圧接触させるように
しているから、印字ヘッド59を常に一定に接触圧でイン
クテープ88を介し記録紙91面に接触させて印字を行なわ
せることができるし、また印字ヘッド59を印字ヘッドホ
ルダ60の印字ヘッド取付け台62にローリング回動可能に
支持させているために、走査移動中に装置本体1が前面
側または背面側に傾いても、印字ヘッド59は装置本体1
の傾き角だけ反対側にローリングして常にフラットに記
録紙91面に接触するから、印字文字がかすれたりするこ
とはない。また、装置本体1を把持して走査移動させる
場合、装置本体1の前面に直接指を当てて装置本体1を
把持したのでは、装置本体前面のキー入力部3に配列さ
れている文字入力キー3a,3aや制御キー3c,3cの上から装
置本体1を把持することになるために、ゴムシート12に
膨出形成されているキー釦部13,13が把持力の強弱によ
り凹入したり突出したりして装置本体1がくらつくこと
になるが、上記印字装置では、装置本体1の下端から取
外した保護カバー80を装置本体1の前面に取付けてこの
保護カバー80の上から装置本体1を把持させるようにし
ているら、前面側からも装置本体1をしっかりと押さえ
て装置本体1をぐらつかないように安定させて把持する
ことができる。
しかして、上記手動走査型印字装置においては、ノート
等の厚みのある記録紙の端部付近に印字するときに主接
紙ローラ35が記録紙上から外れても、印字ヘッド59を挟
んで主接紙ローラ35とは反対側にある補助接紙ローラ36
は記録紙上に接して装置本体1の走査移動により回転し
ているために、記録紙上から外れた主接紙ローラ35は、
補助接紙ローラ36の回転により回転伝達ベルトaを介し
て記録紙に接して装置本体1の走査移動により回転して
いるときと同様に回転されることになり、したがって主
接紙ローラ35が記録紙上から外れたときでも、主接紙ロ
ーラ35の回転により中間ギヤ43,44および53を介して駆
動されるエンコーダ39の回転円板41およびインクテープ
巻取軸47を装置本体1の走査移動量に応じて駆動するこ
とができる。このため、上記手動走査型印字装置にそれ
ば、主接紙ローラ35が記録紙上から外れた場合でも、イ
ンクテープ巻取軸47が装置本体1の走査移動に応じて回
転駆動することができるために、インクテープ88を確実
に送ることができ、したがって装置本体1の走査移動つ
まり印字の進行にともなってインクテープ88の未使用部
分を印字ヘッド59下に送って、かすれや欠け等のない良
好な印字を行なうことができるし、また、装置本体1の
移動量をエンコーダ39で正しく検出して装置本体1の走
査移動に同期させて印字ヘッド59を駆動することができ
るから、文字の乱れ等がない正しい印字を行なうことが
できる。
なお、上記実施例では、補助接紙ローラ36の回転をイン
クテープ巻取軸47にその駆動力として伝達する機構を、
主接紙ローラ35と補助接紙ローラ36とを回転伝達ベルト
aによって連動回転させる構成としているが、この機構
は上記実施例に限られるものではなく、例えば各中間ギ
ヤ43,44および53のいずれかあるいはインクテープ巻取
軸47と補助接紙ローラ36とをベルト駆動機構等により連
結してもよい。また、上記実施例では、エンコーダ39を
接紙ローラ35と別に設けているが、このエンコーダ39は
接紙ローラ35の回転を直接検出するものでもよいし、ま
た装置本体1の移動量の検出は、上記エンコーダによら
ずに、例えば記録紙に印字した印字文字をイメージセン
サで読取ることによって行なってもよい。さらに、上記
実施例では、ワープロ機能を備えた手動走査型印字装置
について説明したが、この考案は、コンピュータ等に接
続されて外部の記録紙に印字する手動走査型印字装置
や、原稿の読取り機能を備えて原稿から読取ったデータ
を外部の記録紙に印字する手動走査型印字装置等にも適
用できることはもちろんである。
〔考案の効果〕
この考案の手動走査型印字装置は上述したような構成の
ものであるから、主接紙ローラが記録紙上から外れた場
合にも、インクテープを装置本体の走査移動に応じて確
実に送って、かすれや欠け等のない良好な印字を行なう
ことができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示したもので、第1図およ
び第2図は印字装置本体に設けられる印字ユニットの分
解斜視図および正面図、第3図および第4図は印字装置
の非印字状態および印字状態の外観図、第5図は印字装
置の縦断側面図、第6図は印字ユニットを覆う蓋体を取
外した状態の印字装置の背面側から見た斜視図、第7
図,第8図および第9図は印字装置を構成するフロント
ブロック,リヤーブロックおよびセンタブロックの分解
斜視図、第10図は印字装置に使用されるインクテープカ
セットの斜視図、第11図は印字装置の回路構成を示すブ
ロック図である。 1…装置本体、35…主接紙ローラ、36…補助接紙ロー
ラ、35a,36a…プーリ、a…回転伝達ベルト、43,44,53
…中間ギヤ、47…インクテープ巻取軸、51…巻取軸駆動
ギヤ、59…印字ヘッド、84…インクテープカセット、86
…供給側スプール、87…巻取側スプール、88…インクテ
ープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】手動により装置本体を走査移動させて外部
    の記録紙に印字する手動走査型印字装置であって、装置
    本体の移動方向前方および後方に設けられ前記記録紙に
    接触して装置本体の移動により回転する主接紙ローラお
    よび補助接紙ローラと、この主接紙ローラと補助接紙ロ
    ーラとの間に設けられてインクテープを介し前記記録紙
    に印字する印字ヘッドと、上記主接紙ローラの回転によ
    り回転駆動されて前記インクテープを巻取るインクテー
    プ巻取軸とを備え、かつ前記装置本体内に、上記補助接
    紙ローラの回転を前記インクテープ巻取軸にその回転駆
    動力として伝達する機構を設けたことを特徴とする手動
    走査型印字装置。
JP6793287U 1987-04-17 1987-05-08 手動走査型印字装置 Expired - Lifetime JPH074922Y2 (ja)

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JP6793287U JPH074922Y2 (ja) 1987-05-08 1987-05-08 手動走査型印字装置
US07/474,626 US5024541A (en) 1987-04-17 1990-01-30 Manually operable sweeping-type printing apparatus

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JPS63176642U JPS63176642U (ja) 1988-11-16
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