JPH079642Y2 - 小型印字装置 - Google Patents

小型印字装置

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JPH079642Y2
JPH079642Y2 JP10068287U JP10068287U JPH079642Y2 JP H079642 Y2 JPH079642 Y2 JP H079642Y2 JP 10068287 U JP10068287 U JP 10068287U JP 10068287 U JP10068287 U JP 10068287U JP H079642 Y2 JPH079642 Y2 JP H079642Y2
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ribbon
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ink ribbon
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【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は、例えばキー入力により作成された文書情報を
装置本体を記録紙上で移動させることで副走査を得イン
クリボンを介し転写印字する小型印字装置に関する。
[従来技術とその問題点] 一般に、ワードプロセッサ等、OA機器のプリンタには据
置型のものが使用されるが、この種のプリンタは予め定
められたサイズ(A4,B5等)の記録紙に対してプリント
するものであるため、例えば綴じたノートや規定サイズ
以外の記録紙に対して任意の位置に自在にプリントする
ことはできない。
そこで、最近では、装置本体を記録紙上で手動により走
査移動させることでプリントを行なう小型熱転写式のプ
リンタが考えられている。この小型プリンタは、プリン
トモードにおける走査移動の際に、記録紙に接して回転
するローラの回転動作に基づき、そのプリント動作が制
御されるもので、例えば記録紙に対し印字ヘッドと共に
圧接されるインクリボンは、上記ローラの回転により検
出される装置本体の移動量に応じて供給,巻取りが行な
われる。
しかしながら、上記小型プリンタにおいて、例えばプリ
ント走査移動中に移動操作を誤ってローラが記録紙から
離間すると、インクリボンは正常な供給,巻取りが行な
われないにも拘らず記録紙との間の摩擦により外部に引
出されることになる。この場合、インクリボンの絡みや
プリミスが発生する恐れがある。
[考案の目的] 本考案は上記のような問題点に鑑みなされたもので、例
えば正常なインクリボンの供給,巻取りが行なわれない
にも拘らず、インクリボンが外部に引出された場合に
は、そのインクリボンの異常引出し状態を報告すること
が可能となる小型印字装置を提供することを目的とす
る。
[考案の要点] すなわち本考案に係わる小型印字装置は、インクリボン
の印字ヘッドの印字部に対する供給状態を検出するリボ
ン供給検出手段と、装置本体の記録紙に対する相対的な
移動を検出する筐体移動検出手段とを備え、上記筐体移
動検出手段により記録紙に対する装置本体の移動が検出
されない状態で上記リボン供給検出手段により上記印字
ヘッドの印字部に対するインクリボンの供給が検出され
た場合にはそれをブザー等により報知するよう構成した
ものである。
[考案の実施例] 以下図面を参照して本考案の一実施例を説明する。
第1図は本考案を実施した印字装置の外観構成を示すも
ので、この装置本体10は、ユーザの手で充分に持てる程
度の大きさで構成される。まず、装置本体10の左側面に
は、モード切換えスイッチ11が設けられる。このモード
切換えスイッチ11は、電源のオン・オフ、及びワープロ
モード(文書作成モード)WP、プリントモード(印字モ
ード)PRの切換を行なうもので、ワープロモードWP又は
プリントモードPRを指定した際に電源がオンされる。一
方、装置本体10の前面には、キー入力部12及び表示部13
が設けられる。キー入力部12には、文字・記号入力キー
14、機能キー15、カーソルキー16、かな/漢字変換キー
17、次候補キー18、漢字選択キー19a〜19f、プリントキ
ー20が配置される。ここで、上記表示部13は、例えば上
下2行の全16文字表示とする。また、装置本体10の下面
には、例えば1ライン48ドットのライン型のサーマルヘ
ッドが、そのライン方向を装置本体10の幅方向に向けて
備えた印字ヘッド部HAが設けられる。
上記文字・記号入力キー14は、作成文書のかな入力、あ
るいは機能キー15との兼合いで英数字・記号等を入力す
るのに使用されるもので、機能キー15には、例えば、文
書入力の開始・終了あるいはカーソルkによる文書上の
移動指定範囲を区切る実行キー15aを始めとして、挿
入、削除、シフトキー等、上記文字・記号入力キー14に
よる文書作成・印字に必要な様々な機能を指定するキー
が配置される。そして、この文字・記号入力キー14及び
機能キー15による入力文字及び記号は、順次、上記表示
部13にて表示される。カーソルキー16は、表示部13上に
上記入力文書や記号と共に表示されるカーソルkを左右
方向へ移動させるもので、このカーソルの移動により入
力位置の指定、機能範囲の指定等を行なう。かな/漢字
変換キー17は、上記文字・記号入力キー14によりかな入
力した作成文書を、定形句,熟語,単漢字毎にかな→漢
字変換するのに使用されるもので、この際、変換先の漢
字は被変換かな文書と共に表示部13上に所定数表示さ
れ、次候補キー18を操作することでその他多数の同音異
義語が代わる代わる表示される。このかな/漢字変換に
より変換したい漢字が表示部13上に表示された場合に
は、対応する漢字選択キー19a〜19fにより所望の漢字を
選択指定する。
つまり、モード切換スイッチ11によりワープロモードWP
を指定し、上記文字・記号のキー入力操作、及びかな/
漢字変換操作、漢字選択操作を繰返すことで、所望の文
書が作成される。そして、キー入力作成された文書をプ
リントする場合には、モード切換スイッチ11によりプリ
ントモードPRを指定した後、ヘッド部HAを記録紙A面に
接触させ、プリントキー20を押しながら装置本体10を矢
印Xで示す方向に移動させる。これにより、作成文書の
プリントが行なわれる。この場合、例えば使用者の操作
ミスにより、装置本体10を正規の印字方向Xとは逆に移
動させようとした場合には、内部の移動阻止機構が作動
し、印字ミスの発生は防止されることになる。
第2図は上記印字装置内に構成されるプリント部21を示
すもので、同図において、22はインク・リボン・カセッ
トであり、このカセット22はプリント部21を中心とする
装置本体10の内部に、精度よく着脱可能な形状に構成さ
れる。インク・リボン・カセット22には、2本のリボン
スプール23a,23bが設けられ、それぞれが熱転写インク
・リボン24の繰出しスプール,巻取りスプールとなる。
熱転写インク・リボン24は、そのリボン・カセット22の
下面部においてヘッド設置用切り欠き25から一部範囲露
出してセットされる。上記プリント部21の印字ヘッド部
HAには、リボン装填用切り欠き26が形成され、この切り
欠き26の中央部には、そのヘッド面を装置本体10の下面
からやや突出させてサーマルヘッド27が配置される。こ
のサーマルヘッド27は、ヘッド取付け部材28に立設され
るスライドステー28a,28bにより微少上下動可能にして
設けられ、このステー28a,28bに一体的に巻回されるば
ねの作用により常時下方向への印字圧力が保持される。
さらに、このサーマルヘッド27の配置された装置本体10
の下面側には、上記リボン装填用切り欠き26の両側に大
小2つの開口29,30が形成され、そのそれぞれにゴムロ
ーラ31,32が配置される。このゴムローラ31,32は、プリ
ント操作の際に装置本体10を矢印Xで示す方向に移動さ
せると、前記記録紙Aに接して回転するもので、一方の
ゴムローラ31には、その側部に同軸的に歯車33が固着さ
れる。この歯車33はゴムローラ31より小径に形成され、
歯車34,35a,35bを介して巻取り歯車36に連結される。こ
の巻取り歯車36には、同軸上にリボン巻取り軸37が立設
され、この巻取り軸37の基部には、上記巻取り歯車36に
圧接するストッパアーム38が取付けられる。このストッ
パアーム38は、巻取り歯車36との圧接力により、歯車36
の回転する方向に回動するもので、このアーム38の先端
には、巻取り歯車36に噛合するストッパギア39が設けら
れる。また、巻取り軸36の巻取り回転方向に対応するア
ーム38の回動方向には、アームストッパ40が設けられ
る。ここで、巻取り歯車36がリボン巻取り方向(正転)
に回転した場合には、ストッパアーム38はアームストッ
パ40まで回動して止まり、また、逆方向に回転した場合
には、上記アーム38はその先端のストッパギア39が歯車
35bに噛合するまで回動して止まる。つまり、上記歯車3
5b,36、ストッパアーム38、ストッパギア39、アームス
トッパ40により、逆転阻止機構が構成されることにな
る。
一方、上記歯車35aには、エンコーダディスク41が連結
される。ここで、ゴムローラ31の回転は上記リボン巻取
り軸37及びエンコーダディスク41に伝わる構成となる。
このエンコーダディスク41には、複数のスリット41a,41
b,…が一定間隔を保って放射状に形成され、このエンコ
ーダディスク41のスリット形成部を間に介して相対向す
る2箇所位置に、それぞれ隣接してLED42a,42b及びフォ
トセンサ43a,43bが配置される。この場合、LED42a,42b
からの投射光は、エンコーダディスク41のスリット41a,
41b,…を通ってフォトセンサ43a,43bに入射するもの
で、装置本体10のX方向への移動によりエンコーダディ
スク41が正転すると、フォトセンサ43a→43bの順で、ま
た逆転すると43b→43aの順で、各対応するLED42a,42bか
らの投射光が入射する。つまり、エンコーダディスク4
1、LED42a,42b、フォトセンサ43a,43b等によりエンコー
ダ44が構成される。そして、このプリント部21に対して
は、リボン巻取り軸37を支持軸としてインク・リボン・
カセット22が装着される。この場合、リボン・カセット
22の下端部の一部範囲で露出する熱転写インク・リボン
24は、装置本体10のリボン装填用切り欠き26に配置され
たサーマルヘッド27のヘッド面に当接してセットされ
る。また、インク・リボン・カセット22が装着される
と、そのリボン・カセット22内に構成されるリボン供給
状態検出スイッチ49(第3図参照)からの検出信号は、
接点46a,46bを介して導出される。ここで、装置本体10
の裏蓋10aは、ヒンジ10bによって開閉可能に構成されて
おり、インク・リボン・カセット22の交換操作、内部の
点検等が容易に実施できるようになっている。一方、プ
リント部21と装置本体10の前面パネルとの間には、回路
基板45が配置され、前記第1図におけるキー及びスイッ
チ群、また上記プリント部21のエンコーダ44やサーマル
ヘッド27、そして上記リボン供給状態検出信号の導出接
点46a,46bが接続される。
第3図は上記インク・リボン・カセット22の内部構造を
示すもので、繰出しスプール23aから巻取りスプール23b
までのリボン通過経路には、繰出し側に3本、巻取り側
に2本のガイドポスト47a,47b,47c,47d,47eが設けら
れ、繰出しスプール23a直後のガイドポスト47a部分、及
びサーマルヘッド27手前のリボン供給部に相当する繰出
し側ガイドポスト47bと47cとの間、また、巻取り側のガ
イドポスト47dと47eとの間には、それぞれインクリボン
24の弛みを防ぐためのテンションアーム48a、48b、48c
が設けられる。上記リボン供給部に設けられたテンショ
ンアーム48bには、そのアーム48bに取付けられた可動接
点49とカセット壁面に取付けられた固定接点49a,49bと
からなるリボン供給状態検出スイッチが設けられ、その
検出信号は、接点50a,50bから出力され、前記第2図に
おけるプリント部21の接点46a,46bに導出される。つま
り、リボン供給状態検出スイッチは49,49a,49bは、例え
ばプリント中においてインク・リボン24がサーマルヘッ
ド27に対し引出し状態にあると、テンションアーム48b
が矢印a方向に倒されることで非導通し、また、インク
・リボン24が引出し状態にないと、テンションアーム48
bが矢印b方向に立上がることで導通する。
第4図は上記回路基板45上に形成される電子回路の構成
を示すもので、同図において51は制御部であり、この制
御部51には、モード切換スイッチ11からのモード切換信
号を始めとして、キー入力部12からの各種キー入力操作
信号、及びエンコーダ44からの装置本体10の移動量に応
じたパルス信号、つまり、移動量検出信号が入力され
る。そして、制御部51は、上記モード切換スイッチ11及
びキー入力部12からの各種キー操作信号に応じて変換デ
ータ(キー入力データ)記憶部52、表示用RAM53、かな
/漢字変換部54、候補漢字記憶部55、文章データ記憶部
56、サーマルヘッド駆動回路57を制御する。変換データ
記憶部52は、キー入力部12から文字・記号入力キー14及
び機能キー15の操作により入力される「かな」及び「記
号」等の文字記号データを順次記憶するもので、この変
換データ記憶部52に入力されるキー入力文字記号データ
は、表示用キャラクタジェネレータ58及び表示用RAM53
を介して表示部13にて表示される。かな/漢字変換部54
は、キー入力部12のかな/漢字変換キー17の操作に応じ
制御部51から変換信号が出力されると、上記変換データ
記憶部52に記憶されたキー入力文字記号データの中の
「かな」文字に対応する漢字検索を行なうもので、この
際、漢字は定形句→熟語→単漢字の順に検索され、検索
された漢字は候補漢字記憶部55に記憶され、該候補漢字
記憶部55から読出され表示部13で表示される。ここで、
上記かな/漢字変換部54にて検索された漢字が同音異義
語あるいは同音異字語が複数存在する場合であって、表
示部13による表示限度個数分(例えば下1行分8文字)
以上ある場合には、キー入力部12の次候補キー18の操作
により制御部51から次候補信号が入力されることでその
他の未表示分の候補漢字が読出され順次入替わり表示さ
れる。この候補漢字記憶部55に、キー入力部12の漢字選
択キー19a〜19fの操作による制御部51からの選択信号が
入力されると、その選択漢字データが文章データ記憶部
56に出力される。一方、上記交換データ記憶部52で記憶
されたキー入力データのうち、漢字変換を必要としない
文字記号データも、上記文章データ記憶部56に転送され
記憶される。すなわち、文章データ記憶部56は、キー入
力部12の操作により作成された文書情報を、かな/漢字
変換された漢字、無変換のかな、カタカナ、記号及び外
字よりなる文書キャラクタデータとして記憶する。
そして、上記文章データ記憶部56に記憶された文書デー
タの個々のキャラクタの文字及び記号データは、表示用
キャラクタジェネレータ58及び表示用RAM53を介して表
示部13に出力され表示されると共に、印字用キャラクタ
ジェネレータ59を介して実際のキャラクタとして呼出さ
れサーマルヘッド駆動回路57に出力される。サーマルヘ
ッド駆動回路57には、制御部51からプリントモード信号
及びプリントキー信号が出力された際にエンコーダ44か
らのエンコーダパルスが入力され、このエンコーダパル
スに同期して印字用キャラクタジェネレータ59を介し入
力されるキャラクタデータを1ライン毎にサーマルヘッ
ド27に転送する。この場合、サーマルヘッド27による印
字品質は、例えば24×24ドット(全角)であるので、上
記1ラインとは1キャラクタの1/24ラインを意味する。
ここで、上記エンコーダ44において、エンコーダディス
ク41の正転によりそのエンコーダパルスが第2図におけ
るフォトセンサ43a→43bの順で受光されると、フォトセ
ンサ43aで受光したエンコーダパルスが出力され、ま
た、エンコーダディスク41の逆転によりエンコーダパル
スがフォトセンサ43b→43aの順で受光されると、エンコ
ーダパルスは出力さなくなる。つまり、エンコーダディ
スク41が逆転すると、プリントモードPRの設定時におい
ても、サーマルヘッド27は駆動されないことになる。
また、前記第3図においてインク・リボン・カセット22
内に構成されたリボン供給状態検出スイッチ49,49a,49b
からの検出信号は制御部51に与えられ、制御部51はその
リボン供給状態検出スイッチ49,49a,49bが導通しないイ
ンク・リボン24の引出しが検出される状態で、一定時間
エンコーダ44からのエンコーダパルスが与えられない
と、インク・リボン24は不要な引出し状態にあるとして
ブザー駆動命令を出力する。このブザー駆動命令信号
は、ブザー駆動回路60に出力されブザー61が駆動され
る。
第5図は上記制御部51内に構成されるリボン供給異常判
断回路を示すもので、リボン供給状態検出スイッチ49,4
9a,49bからの検出信号は、まず、フリップフロップFF1
のリセット端子Rに与えられると共に、インバータINV
を介してそのセット端子Sに与えられる。このフリップ
フロップFF1のQ出力は、クロックパルスΦと共にアン
ドゲートANDに出力され、このアンドゲートANDの出力は
カウンタCTのクロック端子CKに与えられる。そして、こ
のカウンタCTのカウンタキャリCは、フリップフロップ
FF2のセット端子Sに出力され、このフリップフロップF
F2のQ出力がブザー駆動命令信号としてブザー駆動回路
60に出力される。ここで、上記カウンタCT及びフリップ
フロップFF2のリセット端子Rには、エンコーダ44から
のエンコーダパルスが与えられる。つまり、リボン供給
状態検出スイッチ49,49a,49bが導通しない場合に、エン
コーダパルスが出力されない状態が一定時間経過する
と、カウンタキャリCが出力されブザー駆動命令信号が
出力される。
次に、上記構成の印字装置の動作について説明する。
まず、所望の文書を作成するには、モード切換スイッチ
11を操作してワープロモードWPを指定する。すると、制
御部51はワープロモードWPにセットされる。ここで、ユ
ーザは、装置本体10のキー入力部12を操作し所望の文字
・記号等を順次入力する。
始めに、文字・記号入力キー14及び機能キー15を操作し
て作成したい文書情報をキー入力すると、その入力文書
データは制御部51を介してアドレス仕手される変換デー
タ記憶部52に順次転送される。同時に、上記入力文書デ
ータは、表示用キャラクタジェネレータ58及び表示用RA
M53を介して表示部13上に表示されていく。そして、上
記所望文書のかな入力後、かな/漢字変換キー17を操作
すると、かな/漢字変換部54にて、入力文字の先頭から
定形句→熟語→単漢字の順でかな/漢字変換処理が行な
われる。ここで、予め、候補漢字記憶部55内で記憶され
る候補漢字の何れかにかな文字の読みが一致すると、変
換対象となるかな文字がカーソルkで示されると共に、
同音の候補漢字列が表示部下段に表示される。ここで、
ユーザが漢字選択キー19a〜19fを操作して同音候補漢字
中の所望の漢字を指定すると、候補漢字記憶部55にその
選択信号が出力され、上記変換対象のかな文字が漢字変
換されると共に、次の変換対象となるかな文字がカーソ
ルkで示される。この場合、変換後の漢字データは、文
書データ記憶部56に転送され記憶される。この後、再び
上記と同様にして漢字選択処理を繰返しかな/漢字変換
を行なう。
ここで、変換不要な漢字に一致するかな文字の読みが示
された場合には、カーソルキー16を操作して所望のかな
文字を示し、その読みに一致する候補漢字を表示させ
る。一方、上記一連のかな/漢字変換時における同音候
補漢字の表示状態において、表示部13上に表示される候
補漢字中に所望の漢字が存在しない場合には、次候補キ
ー18を操作し制御部51から候補漢字記憶部55に対し次候
補信号を出力させる。すると、その他の同音候補漢字が
入替わり表示されるもので、この次候補漢字内に所望の
漢字が存在すれば、再び上記と同様の漢字選択処理を繰
返しかな/漢字変換を実行する。また、上記1回の次候
補キー18の操作で所望の漢字が表示されない場合には、
さらに次候補キー18を操作して他の同音候補漢字を表示
させる。ここで、かな/漢字変換により選択指定された
漢字は、順次、上記候補漢字記憶部55から文章データ記
憶部56に転送されるが、かな/漢字変換の必要が無いか
な文字・記号等は、機能キー15の無変(無変換)キーを
操作することで、変換データ記憶部52での記憶データの
まま文章データ記憶部56に転送される。以上の文字記号
入力処理、かな/漢字変換処理、漢字選択処理を繰返す
ことで、所望の文章が作成され文章データ記憶部56に記
憶される。
次に、上記のようにしてキー入力作成した文章データを
プリント・アウトする場合の動作について説明する。文
章データをプリントする場合は、モード切換スイッチ11
をプリントモードPR位置に切換える。このモード切換ス
イッチ11の切換えにより制御部51はプリントモードにセ
ットされ、文章データ記憶部56は読出し状態に、また、
サーマルヘッド駆動回路57はエンコーダ44からのエンコ
ーダパルスの入力持ち状態となる。この状態で、ユーザ
は第1図で示すように、印字ヘッド部HAを記録紙Aに接
触させ、プリントキー20を押しながら装置本体10を矢印
Xの方向に移動させる。この装置本体10の移動に伴いゴ
ムローラ31,32が回転し、その回転が第2図における歯
車34,35a,35bに伝達される。そして、この歯車35aの回
転に伴ってエンコーダディスク41が回転し、このエンコ
ーダディスク41の回転により各LED42a,42bからスリット
41a,41b,…を介して各対応するフォトセンサ43a,43bに
送られる光が断続制御される。この場合、装置本体10の
X方向への移動に伴い、エンコーダディスク41は正転状
態にあるので、フォトセンサ43aから出力されるパルス
信号がエンコーダ41の出力となり、装置本体10に対する
移動量検出信号として制御部51、及びサーマルヘッド駆
動回路57に送られる。また、上記ゴムローラ31の回転
は、巻取り歯車36及びリボン巻取り軸36に伝達され、さ
らに、インク・リボン・カセット22内の巻取りスプール
23bに伝えられる。これにより、リボン巻取りスプール2
3bが回転し、リボン繰出しスプール23aからリボン装填
用切り欠き26を通り案内されてきた熱転写インク・リボ
ン24を巻取る。この場合、上記リボン巻取り軸37は、装
置本体10の移動に伴い、記録紙Aとインク・リボン24と
の間に滑りを生じさせないよう装置本体10の移動量に合
わせて回転し、また、インク・リボン24はスライドステ
ー28a,28bのばねによる常時下方向への印字圧力を有す
るサーマルヘッド27により記録紙Aに軽く押し当てられ
る。ここで、装置本体10のX方向への印字移動時には、
巻取り歯車36は正転状態にあり、ストッパアーム38はア
ームストッパ40に当接保持される。
一方、上記フォトセンサ43aからエンコーダパルスとし
て出力される移動量検出信号は、上記したようにエンコ
ーダ44の出力信号として制御部51及びサーマルヘッド駆
動回路57に送られる。すると、制御部51は、エンコーダ
44からの移動量検出信号に応じて文章データ記憶部56の
メモリアドレスを順次指定し、そこで記憶されている文
章データを読出し、この文書データを印字用キャラクタ
ジェネレータ59を通して個々のキャラクタデータとして
サーマルヘッド駆動回路57へ出力する。このサーマルヘ
ッド駆動回路57は、上記エンコーダ44からの移動量検出
信号に同時して、つまり制御部51による文書データの読
出しタイミングに同期してサーマルヘッド27を駆動す
る。このサーマルヘッド27の駆動により、文章データが
インク・リボン24を介して記録紙A上に熱転写される。
この場合、装置本体10の移動に伴い、インク・リボン・
カセット22の繰出しスプール23aからインク・リボン24
の未使用部分が送出され、上記サーマルヘッド27により
熱転写された後の使用済み部分が同カセット22内の巻取
りスプール23bに順次巻取られる。上記のようにして装
置本体10をX方向に移動操作することにより、文章デー
タ記憶部56に記憶されている作成文書データが記録紙A
に順次プリントされる。この場合、小型な装置本体10自
身を移動させて記録紙A上にプリントを行なうため、サ
ーマルヘッド27の副走査方向への移動機構及び記録紙A
の送り機構は必要なく、機構駆動用モータ等を使用しな
いので、印字に係る電力消費量は極めて低い値となる。
次に、上記したように、手動操作により印字処理が行な
える印字装着において、使用者の操作ミスにより、装置
本体10を、例えばX方向とは逆に移動させようとした場
合の印字ミス防止動作について説明する。
例えば記録紙A上で装置本体10を逆移動させると、ゴム
ローラ31の逆転動作が歯車34,35a,35bを介して巻取り歯
車36にも伝わる。この巻取り歯車36が逆転すると、この
逆転動作に伴いストッパアーム38はその先端に設けられ
たストッパギア39が上記歯車35bに嵌合するまで回動し
て止まる。この時、歯車35bと巻取り歯車36とは、互い
にストッパギア39を引込む状態でその回転動作が阻止さ
れる。これにより、上記ゴムローラ31を始め、リボン巻
取り軸37及びエンコーダディスク41の逆転動作も阻止さ
れ、装置本体10の逆方向への移動操作は勿論、インク・
リボン24の送り動作、エンコーダパルスの出力動作が停
止されることになり、装置本体10の逆方向操作による印
字ミスは、確実に防止されるようになる。この場合、さ
らに、エンコーダ44は、エンコーダディスク41の逆転時
にはエンコーダパルスを出力しないので、上記ストッパ
アーム38がアームストッパ40から離れストッパギア39の
嵌合により停止するまでの間、装置本体10が多少逆方向
に動いたとしても、サーマルヘッド27は駆動されず、完
ぺきな印字ミズ防止が図られることになる。
次に、インク・リボン24の供給異常報知動作について説
明する。
例えば前記プリントモードPRにおける装置本体10の記録
紙A上での走査移動中に、インク・リボン24の正常な供
給,巻取り,印字が行なわれている状態では、第6図
(A)に示すように、インク・リボン・カセット22内の
インク・リボン24は、その巻取り動作により全体的にテ
ンションが掛かった状態にある。この場合、テンション
アーム48bはインク・リボン24の張りにより矢印a方向
に倒され、インク・リボン24の、サーマルヘッド27に対
する引出しが、リボン供給状態検出スイッチ49,49a,49b
により非導通として検出される。ここで、正常なプリン
ト移動処理が継続され、エンコーダ44から順次エンコー
ダパルスが出力される状態にあっては、第5図における
リボン供給異常判断回路のカウンタCT及びフリップフロ
ップFF2は常にリセットされ、ブザー駆動命令信号は出
力されない。
一方、例えば上記プリント処理が終了し、装置本体10の
走査移動が停止されると、第6図(B)に示すように、
インク・リボン24の巻取り動作が停止されることで、イ
ンク・リボン24は全体的に各テンションアーム48b,48c
のばね力により弛む。この場合、テンションアーム48b
はインク・リボン24の弛みにより矢印b方向立上がり、
インク・リボン24のサーマルヘッド27に対する引出し停
止が、リボン供給状態検出スイッチ49,49a,49bにより導
通として検出される。ここで、第5図におけるリボン供
給異常判断回路のフリップフロップFF1はセットされな
いので、カウンタCTはカウント動作せず、ブザー駆動命
令信号は出力されない。
そして、例えば上記プリントモードPRにおける装置本体
の走査移動中に、ユーザが移動操作を誤って第2図にお
けるゴムローラ31が記録紙Aから離間すると、リボン巻
取り軸37の回転動作が停止し、インク・リボン24の正常
な供給,巻取りは行われなくなる。ここで、インク・リ
ボン24が記録紙Aとの摩擦によりサーマルヘッド27側に
引出されると、その引出し状態が第6図(A)で示した
ようにリボン供給状態検出スイッチ49,49a,49bにより非
導通として検出される。すると、第5図におけるリボン
供給異常判断回路では、上記ゴムローラ31の回転が止ま
りエンコーダパルスが与えられなくなった時点からカウ
ンタCTによるカウント動作が開始され、一定時間経過後
のカウンタキャリ出力により、制御部51よりブザー駆動
命令信号が出力される。これにより、ブザー駆動回路60
が作動しブザー61が駆動されてインク・リボン24が不要
な引出し状態にあること、つまりインク・リボン24の異
常供給状態がユーザに知らされるようになる。
したがって、上記構成の小型印字装置によれば、規定サ
イズ以上の記録紙や、綴じたノート等に対しても印字す
ることができるばかりか、例えばプリント中に正常なイ
ンク・リボン24の巻取り動作が行なわれなくなり、サー
マルヘッド27に対する不要なリボン引出しが生じた場合
には、その異常状態を直ちにユーザに知らせることがで
きるようになる。
尚、上記実施例では、インク・リボン24の供給状態を検
出するのに、サーマルヘッド27手前のテンションアーム
48bにリボン供給状態検出スイッチ49,49a,49bを設けて
構成したが、例えば繰出しスプール23aのスプール軸の
回転を検知してリボン供給状態を判断するよう構成して
もよい。
[考案の効果] 以上のように本考案によれば、インクリボンの印字ヘッ
ドの印字部に対する供給状態を検出するリボン供給検出
手段と、装置本体の記録紙に対する相対的な移動を検出
する筐体移動検出手段とを備え、上記筐体移動検出手段
により記録紙に対する装置本体の移動が検出されない状
態で上記リボン供給検出手段により上記印字ヘッドの印
字部に対するインクリボンの供給が検出された場合には
それをブザー等により報知するよう構成したので、例え
ば正常なインクリボンの供給,巻取り動作が行なわれな
いにも拘らず、インクリボンが外部に引出された場合に
は、そのインクリボンの異常引出し状態をユーザに知ら
せることが可能になる小型印字装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係わる小型印字装置を示す
外観構成図、第2図は上記小型印字装置のプリント部を
示す構成図、第3図は上記小型印字装置のインク・リボ
ン・カセットの内部構造を示す図、第4図は上記小型印
字装置の電子回路を示すブロック構成図、第5図は上記
小型印字装置のリボン供給異常判断回路を示す図、第6
図(A)及び(B)はそれぞれ上記第3図におけるイン
ク・リボン・カセットのリボン供給状態及び非供給状態
を示す図である。 10……装置本体、10a……裏蓋、10b……ヒンジ、11……
モード切換スイッチ、12……キー入力部、13……表示
部、14……文字・記号入力キー、15……機能キー、15a
……実行キー、16……カーソルキー、17……かな/漢字
変換キー、18……次候補キー、19a〜19f……漢字選択キ
ー、20……プリントキー、21……プリント部、22……イ
ンク・リボン・カセット、23a……繰出しスプール、23b
……巻取りスプール、24……熱転写インク・リボン、5
……ヘッド設置用切り欠き、26……リボン装填用切り欠
き、27……サーマルヘッド、28……ヘッド取付け部材、
28a,28b……スライドステー、29,30……開口、31,32…
…ゴムローラ、33,34,35a,35b……歯車、36……巻取り
歯車、37……リボン巻取り軸、38……ストッパアーム、
39……ストッパギア、40……アームストッパ、41……エ
ンコーダディスク、41a,41b……スリット、42a,42b……
LED、43a,43b……フォトセンサ、44……エンコーダ、45
……回路基板、46a,46b……リボン供給状態検出信号導
出接点、47a〜47e……ガイドポスト、48a〜48c……テン
ションアーム、49,49a,49b……リボン供給状態検出スイ
ッチ、50a,50b……リボン供給状態検出信号出力接点、5
1……制御部、52……変換データ記憶部、53……表示用R
AM、54……かな/漢字変換部、55……候補漢字記憶部、
56……文章データ記憶部、57……サーマルヘッド駆動回
路、58……表示用キャラクタジェネレータ、59……印字
用キャラクタジェネレータ、60……ブザー駆動回路、61
……ブザー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体と、この筐体から印字部を突出させて
    設けられた印字ヘッドと、上記筐体に着脱自在に設けら
    れその一部が上記印字ヘッドと記録紙との間に介在され
    るインクリボンと、このインクリボンの上記印字ヘッド
    の印字部に対する供給状態を検出するリボン供給検出手
    段と、上記筐体の記録紙に対する相対的な移動を検出す
    る筐体移動検出手段と、この筐体移動検出手段による筐
    体の記録紙に対する移動検出結果に基づき上記印字ヘッ
    ドを駆動する印字ヘッド駆動手段と、上記筐体移動検出
    手段により記録紙に対する筐体の移動が検出されない状
    態で上記リボン供給検出手段により上記印字ヘッドの印
    字部に対するインクリボンの供給が検出された場合には
    それを報知する非移動時リボン供給報知手段とを具備し
    たことを特徴とする小型印字装置。
JP10068287U 1987-06-30 1987-06-30 小型印字装置 Expired - Lifetime JPH079642Y2 (ja)

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