JPH0419876B2 - - Google Patents

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JPH0419876B2
JPH0419876B2 JP56178648A JP17864881A JPH0419876B2 JP H0419876 B2 JPH0419876 B2 JP H0419876B2 JP 56178648 A JP56178648 A JP 56178648A JP 17864881 A JP17864881 A JP 17864881A JP H0419876 B2 JPH0419876 B2 JP H0419876B2
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Tsutomu Yamao
Kenji Miki
Takao Sawano
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Nintendo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はビデオスクロール表示装置に関し、
特に例えばテレビゲーム機又はビデオゲーム機の
ような背景画像と動画を合成して表示する画像表
示装置において、背景画面を水平方向に移動させ
ながら表示するビデオスクロール表示装置にす
る。
(従来技術) 家庭用テレビゲーム機や業務用ビデオゲーム機
のような画像表示装置においては、従来より、背
景画面を水平方向へ移動させて、背景画面全体が
連続的に変化するような、いわゆるスクロール効
果を持たせた装置が知られている。このようなス
クロール装置の従来技術としては、例えば特開昭
55−96186号が知られている。この技術は、1画
面分の読出書込可能メモリ(RAM)を設け、動
作においては1画面分の画像データをRAMに書
込みかつ起点アドレスのオフセツト値を設定し、
水平走査が1キヤラクタ分移動する毎に水平走査
位置データを加算して読出アドレスを指定し、1
画面分表示する毎に縦方向1列分のデータを書換
える一方、起点アドレスのオフセツト値を増加さ
せるように変更するものである。
(発明が解決しようとする問題点) 上記従来技術は、1画面分の背景画面しか表示
できず、複数層の背景画面を表示することによ
り、奥行きのある背景画面を表示できなかつた。
また、RAMの記憶容量が1画面分しかないた
め、1フレーム毎に頻繁に画像データ(キヤラク
タコード)を書換えなければならず、CPUの負
担が増大する。そのため、CPUが背景画像の表
示のための動作に占有される時間が長くなり、動
画表示処理や操作器の入力処理やゲーム中の得点
等の各種演算処理のための時間が短くなり、背景
画像処理以外の処理に制約を受ける。特に、背景
画面が複数層になると、なおさらCPUの負担が
増大する。
それゆえに、この発明の目的は、複数層の背景
画面を表示することにより奥行きのある画像表現
の豊かな背景を表示し、しかもCPUの負担を軽
減し得る、ビデオスクロール表示装置を提供する
ことである。
(発明の構成) この発明は、走査形デイスプレイの表示画面上
に背景画面を水平方向へスクロールさせながら表
示するビデオスクロール表示装置であつて、表示
画面上に複数層の背景画面を表示するために複数
設けられ、それぞれが前記表示画面の垂直方向表
示範囲に対応しかつ水平方向表示範囲を超える表
示領域に相当する記憶領域を有し、背景画面とし
て表示すべき背景画像データをデイジタル的に記
憶する記憶手段と、記憶手段の画像データを読出
す読出手段と、優先順序指定手段と、データ切換
手段と、表示制御手段とを備える。
(作 用) 読出手段は、水平方向表示範囲の所望の位置に
対応する複数の記憶手段の読出し起点アドレスを
指定した後、指定した起点アドレスの記憶領域か
ら1画面のデータを水平走査に同期して順次読出
し、さらに表示画面の1フレーム毎に読出し起点
アドレスを順次更新する。優先順序指定手段は、
複数の記憶手段から読出された各層の背景画面の
背景画像データのいずれを優先させるかを指定す
る。データ切換手段は、優先順序指定手段の出力
に基づいて、複数の記憶手段からそれぞれ読出さ
れた各層の背景画面の背景画像データを切換え
て、優先順序の高い背景画像のデータから順次出
力する。表示制御手段は、データ切換手段によつ
て選択的に出緑されたデータを走査形デイスプレ
イに表示させる。
第1図ないし第3図はこの発明の一実施例の原
理を説明するための図解図である。
まず、第1図を参照して、この実施例では、デ
イスプレイ1上の表示画像の最小単位をエレメン
トと称し、このエレメントは水平方向8ドツトお
よび垂直方向8ドツトのパターンによつて規定さ
れるものとする。そして、水平方向32エレメント
および垂直方向32エレメントで規定される表示領
域が1画面とされる。このような表示画面に表示
画像を水平方向にスクロールして表示するための
表示画像(以下、単位セルと称する)は8×8ド
ツトのエレメントを基本にして水平方向256エレ
メントおよび垂直方向32エレメントからなる。す
なわち、単位セルの垂直方向は表示画面の垂直方
向に対応するが、水平方向は表示画面の水平方向
の8倍の表示画像を有していることになる。そし
て、水平方向256エレメントのうちの32エレメン
ト分がデイスプレイに表示される範囲となり、こ
のような範囲を以下ウインドウと称する。このウ
インドウを通して単位セル全体を連続的に水平方
向にスムーズに移動させると、デイスプレイに映
し出される映像は乗物の窓から見た場合に風景が
移動していくかのような映像効果をもたらすこと
ができる。
単位セルはたとえばリードオンメモリ
(ROM)に記憶されていて、スクロールすべき
水平方向のアドレスの起点を指定し、1フレーム
ごとに、アドレスの起点を更新しかつ水平走査期
間内に水平方向に相当するアドレスを順次指定し
て、ROMからデータを読出すことによつて、表
示画像を水平方向にスクロールすることができ
る。なお、単位セルを第3図に示すようにたとえ
ば4層にし、それぞれの層の単位セルに異なる映
像のデータを記憶しておき、各層のデータを一括
的にスクロールしながら読出すこともできる。こ
の場合、たとえばセル1には動物が、セル2には
太陽や家などが、セル3には木が、セル4には山
を表わすアニメーシヨンのデータが記憶されてい
るものとすると、それらが一括して読出される
と、ウインド5の枠を通じて、第2図に示すよう
な合成スクリーンとなる。そして、ウインド5の
部分が走査形デイスプレイに映し出され、このウ
インド5が左右に移動していく。より好ましく
は、各セル1ないし4のそれぞれの移動速度が異
なるようにしておけば、見かけ上三次元描写のよ
うな錯覚を得ることができる。
第4図はこの発明の一実施例のブロツク図であ
る。構成において、マイクロプロセツサ10は図
示しないがプログラムを記憶するためのROMお
よびデータを記憶するためのRAMを含み、スク
ロールを制御するとともにゲームの制御を行なう
ためのものである。すなわち、マイクロプロセツ
サ10はスクロールを行なうために、単位セルの
水平方向256エレメントのうちのいずれのエレメ
ントからスクロールを開始するか(起点)を示す
水平列座標(データ長8ビツト)Hのデータを出
力する。この水平列座標Hのデータは出力ポート
11を介して加算器13に与えられる。また、マ
イクロプロセツサ10は出力ポート11を介して
加算器13に与えた水平列座標Hのエレメントを
何ドツト水平方向に移動させるかを示す水平付加
座標(データ長3ビツト)△Hのデータを出力ポ
ート12を介してEXORゲート24に与える。
一方、テレビ用同期カウンタ14は1水平走査期
間内に前述の第1図ないし第3図で説明したウイ
ンド5の水平方向の位置を表わすデータ(0ない
し31)をデータ長5ビツトで出力する。このデー
タはEXORゲート23を介して加算器13に与
えられる。加算器13は水平列座標Hとテレビ用
同期カウンタ14の出力とを加算して単位セルの
水平位置を演算する。EXORゲート23には、
出力ポート12を介してマイクロプロセツサ10
から1ビツトの信号が与えられる。この信号はス
クロールの方向を水平方向左または右に切替える
ためのものである。
スクリーン発生回路15ないし18は第3図に
示す各セル1ないし4に応じたセルスクリーンを
発生するものである。これらのスクリーン発生回
路15ないし18はそれぞれ同様にして構成され
るが、ここではスクリーン発生回路15について
のみ具体的に説明する。スクリーン発生回路15
はセル用ROM151とキヤラクタ用ROM15
2と並列直列変換器153とシフトレジスタ15
4とマルチプレクサ155とを含む。セル用
ROM151は前述の第2図に示す垂直方向32エ
レメントおよび水平方向256エレメントに対応す
る8192バイトの記憶領域を含み、背景となる画像
を記憶する。このセル用ROM151には、加算
器13の出力が上位8ビツトのアドレス信号とし
て与えられる。また、テレビ用同期カウンタ14
は垂直行座標信号を出力してセル用ROM151
の下位アドレスに与える。この垂直行座標信号は
ウインド5を垂直方向に32分割した0ないし31の
信号であつて、5ビツトで表わされる。したがつ
て、セル用ROM151には合計ビツト長が8+
5=13ビツトのアドレス信号が与えられることに
なる。したがつて、セル用ROM151は8192バ
イトの記憶領域すなわち水平方向256エレメント
垂直方向32エレメントで構成されることになる。
このセル用ROM151はキヤラクタの種類を表
わすデータを記憶する。
セル用ROM151はアドレス指定されると8
ビツトのデータを出力し、このデータをキヤラク
タ用ROM152の上位アドレス信号として与え
る。このキヤラクタ用ROM152の下位アドレ
スには、テレビ用同期カウンタ14からライン座
標△V(データ長3ビツト)が与えられる。この
ライン座標△Vはエレメントの垂直方向8ビツト
を順次指定するためのものである。キヤラクタ用
ROM152は8×8ドツトのエレメントからな
るキヤラクタを256種類記憶するためのものであ
つて、2048バイトの記憶領域を含む。なお、後述
のデイスプレイ22としてカラーテレビ受像管を
用いる場合、色信号として3ビツト(8色)を出
力する必要があるので、実際にはキヤラクタ用
ROM152としては2048バイトの3倍の記憶領
域を含むことになる。
キヤラクタ用ROM152から出力されたデー
タはデータ長8ビツトのキヤラクタ色コード信号
として並列直列変換器153に与えられる。この
並列直列変換器153には、テレビ用同期カウン
タ14からクロツク信号が与えられる。したがつ
て、並列直列変換器153はクロツク信号に基づ
いて、8ビツトのキヤラクタ色コードを直列信号
に変換して出力する。この出力信号は8ビツトの
シフトレジスタ154に与えられる。このシフト
レジスタ154にもテレビ用同期カウンタ14か
らクロツク信号が与えられる。したがつて、シフ
トレジスタ154はクロツク信号に基づいて、8
ビツトの直列のキヤラクタ色コード信号を順次シ
フトする。したがつて、シフトレジスタ154か
ら8ビツトの色コード信号が並列的に出力されて
マルチプレクサ155に入力される。
マルチプレクサ155には、出力ポート12か
らEXORゲート24を介して3ビツトの水平付
加座標信号△Hが入力される。この水平付加座標
信号△Hは前述のごとく水平列座標Hからの変位
量すなわちスクロールの移動速度を表わす信号で
ある。したがつて、マルチプレクサ155は、水
平列座標Hの変位量に応じて、シフトレジスタ1
54から出力された8ビツトの色コード信号を順
次切替えて直列的なカラーコード信号として出力
する。このカラーコード信号はマルチプレクサ1
93に与えられるとともに、ORゲート194を
介して優先決定ROM192に与えられる。
他のスクリーン発生回路16,17および18
も同様にして構成される。すなわち、スクリーン
発生回路16,17,18はそれぞれセル用
ROM161,171,181と、キヤラクタ用
ROM162,172,182と、並列直列変換
器163,173,183と、シフトレジスタ1
64,174,184と、マルチプレクサ16
5,175,185とを含む。そして、各スクリ
ーン発生回路から出力された色コード信号はマル
チプレクサ193に与えられるとともに、それぞ
れがORゲート195,196,197を介して
優先決定ROM192に与えられる。優先決定
ROM192は各スクリーン発生回路15ないし
18から出力された色コード信号のいずれを優先
して表示するかを決定するものである。このため
に、優先決定ROM192には出力ポート191
を介してマイクロプロセツサ10から優先順位を
決定するための信号が入力される。そして、優先
決定ROM192は決定された優先順位にしたが
つて、マルチプレクサ193に入力されている色
コード信号を順次切替えて直列的なカラーコード
信号として出力する。このカラーコード信号は色
コード変換器20に与えられる。色コード変換器
20は入力されたカラーコード信号を変換してテ
レビインターフエイス回路21に与える。テレビ
インターフエイス回路21はカラーコード信号を
映像信号に変換してデイスプレイ22に与える。
次に、第1図ないし第4図を参照してこの発明
の一実施例の具体的な動作について説明する。マ
イクロプロセツサ10は、第1図に示すように、
たとえば16番目のエレメントを指定するために水
平列座標16を表わすデータを出力する。この水平
列座標データは出力ポート11を介して加算器1
3に与えられる。加算器13にはEXORゲート
23を介してテレビ用同期カウンタ14から水平
同期信号が与えられる。この水平同期信号はウイ
ンド5の水平方向のエレメント0ないし31を順次
指定するものである。したがつて、加算器13は
水平方向256のエレメントのうち、16+0=16な
いし16+31=47の各エレメントを順次指定する。
加算器13の出力信号はセル用ROM151の水
平方向アドレス16ないし47を順次指定する。セル
用ROM151には、テレビ用同期カウンタ14
から垂直行座標0ないし31を示す信号が与えられ
ている。したがつて、セル用ROM151は、水
平方向256エレメントでありかつ垂直方向32エレ
メントのうち、水平方向16ないし47でありかつ垂
直方向0ないし31の範囲すなわちウインドウに対
応するエレメントを指定する。このセル用ROM
151の出力信号とテレビ用同期カウンタ14か
ら出力されるライン座標△Vとに基づいてキヤラ
クタ用ROM152のアドレスが指定される。そ
して、キヤラクタ用ROM152からキヤラクタ
色コード信号が出力される。このキヤラクタ色コ
ード信号は並列直列変換器153およびシフトレ
ジスタ154を介してマルチプレクサ155に与
えられる。
マルチプレクサ155には3ビツトの水平付加
座標△Hが与えられている。この水平付加座標△
Hは水平方向のエレメントを何ビツトずらせるか
を指定するものである。したがつて、第1図に示
す例では、△H=4であるのでセルを右側に4ビ
ツトずらせる。これを連続的に水平方向にスクロ
ールさせるためには、1フレームごとにマイクロ
プロセツサ10から水平付加座標△Hを0ないし
7に変化させ、水平付加座標△Hが7になつたと
き、水平列座標を+1して17にし、水平付加座標
△Hを0から+1ずつ順次加算すればよい。この
水平付加座標△Hを0ないし7に変化させる速さ
または変位量を変えればスクロールの速度を任意
に変えることができる。すなわち、水平付加座標
△Hの変位量がスクロールの速度に対応すること
になる。セルスクリーン1の水平長をドツトに換
算すると、256×8=2048ドツトとなる。したが
つて、1フレーム(1/60秒)ごとに1ドツトの
速度でセルスクリーン1をスクロールすると、セ
ルスクリーン1の左端から右端までスクロールす
るのに約34秒要することとなる。なお、スクロー
ルを右から左の方向にする場合は、マイクロプロ
セツサ10から出力ポート12を介して反転信号
をEXORゲート23に与えるとともに、EXOR
ゲート24に与える。すると、EXORゲート2
3から出力される水平同期信号およびEXORゲ
ート24から出力される水平付加座標信号△Hが
反転する。すなわち、水平付加座標△Hが7ない
し0に順次減少し、水平付加座標△Hが0になつ
たとき水平列座標Hを−1にする。
上述のごとくして、スクリーン発生回路15か
らカラーコード信号が出力されるが、同時にスク
リーン発生回路16,17および18からもそれ
ぞれキヤラクタ用ROM162,172および1
82によつて決定されるカラーコード信号が出力
される。各カラーコード信号は表示優先回路19
によつて優先順序が決められてデイスプレイ22
に表示される。
なお、上述の説明では、セルスクリーンを4層
にしたが、これに限ることなく、セルスクリーン
回路をさらに増やせば何層でもセルスクリーンを
増加することができる。また、上述の説明では、
スクリーン発生回路15ないし18によるスクロ
ールの動作速度を一定とするようにしたが、出力
ポート11,12と加算器13とをそれぞれ各ス
クリーン発生回路15ないし18に対応して設け
て各セルスクリーン1ないし4のそれぞれのスク
ロールする動作速度を変えることも可能である。
すなわち、見かけ上遠方の風景をゆつくりスクロ
ールさせ、手前の風景を速くスクロールさせるこ
とができる。これは見かけ上手前にある像は後方
の像の前を通り過ぎるようにもできることを意味
する。これによつて、三次元的表示の効果を得る
ことができる。ただし、この場合、セル用ROM
151,161,171,181の各記憶容量を
異ならせる必要がある。すなわち、速くスクロー
ルするセルスクリーンほどメモリ容量を大きくす
る必要がある。
第5図は第4図に示す優先決定ROMに記憶さ
れるデータを示す図解図であり、第6図は表示優
先回路に与えられる信号を説明するための図であ
り、第7図は表示優先回路の動作原理を説明する
ための図解図である。
次に、第5図ないし第7図を参照して表示優先
回路について説明する。ここで、優先表示とは、
第3図に示す各セルスクリーン1ないし4のそれ
ぞれのスクロール速度が異なる場合に、第2図に
示すアニメーシヨンで言えば、動物が家の手前を
通り抜けかつ木の後側を通り抜けることができる
イメージを持たせることを言う。このような優先
表示を行なうためには、たとえば第3図に示すセ
ルスクリーン3の優先順位を最も高くし、次にセ
ルスクリーン1、セルスクリーン2、セルスクリ
ーン4の優先順位に決めておきかつセルスクリー
ン1のスクロール速度を最も速くし、その次にセ
ルスクリーン3、セルスクリーン2、セルスクリ
ーン4の順でスクロール速度が遅くなるようにし
ておく。そうすると、動物が木の後側を通りかつ
家の前を通るように表示させることができる。こ
の優先順位は1フレームごとにリアルタイムでマ
イクロプロセツサ10によつて自由に切替えるこ
とができる。そして、各セルスクリーン1ないし
4の組合わせはセル用ROM151ないし181
の数と優先決定ROM192の記憶容量によつて
決められる。
優先決定ROM192の内容を説明し易くする
ために、セルスクリーン1,2,3のうちの3に
ついてより具体的に説明すると、第6図に示すよ
うにマルチプレクサ193のデータ入力は4本と
され、それぞれカラーコード1(C1)、カラーコ
ード2(C2)、カラーコード3(C3)、黒(BK)と
する。このようなカラーコードはそれぞれスクリ
ーン発生回路15ないし17から出力されるもの
である。また、優先決定ROM192は32バイト
の記憶容量を有していて、アドレスA0にC1、ア
ドレスA1にC2、アドレスA2にC3、アドレスA3
にポート1およびアドレスA4にポート2が与え
られる。ポート1とポート2とは第4図に示す出
力ポート191を介してマイクロプロセツサ10
から与えられるものであつて、4つのモードに選
択可能とされる。すなわち、モード00と01と10と
11の4つである。第5図に示すように優先決定
ROM192の各アドレスにデータを記憶させる
と、マイクロプロセツサ10から出力されるポー
ト1,2の制御によつて優先順位を一元的に決定
することができる。
第7図はポート2と1とが00のモードのときの
各セルの配列を図示したものである。ここで、黒
(BK)はC1,C2,C3のすべてが0のとき、すな
わち実体が存在しないときにデイスプレイ22の
表示画面がすべて黒になることである。そして、
優先決定ROM192から出力されるデータによ
つて優先順位が決まる。たとえば、優先決定
ROM192から出力されるデータのビツトが00
であればC1が選ばれ、01ではC2が選ばれ、10で
はC3が選ばれ、11ではBKが選ばれる。たとえ
ば、優先決定ROM192のアドレスが6番目の
とき、アドレスビツトが00110となつている。こ
れはモードが00であり、C3の映像の実体が存在
するので1となり、C2の映像の実体も存在する
ので1となり、C1の映像の実体が存在しないの
で0となる。したがつて、この場合にはC2を優
先しているために、出力されるデータのビツトは
01となる。このデータのビツトによつてマルチプ
レクサ193が切替えられ、C2が最優先に出力
されることになる。
以上のように、この発明によれば、複数層の背
景画面を表示するための画像データを記憶した複
数の記憶手段を設け、その読出しに際して優先順
次指定手段で指定された層に対応する記憶手段の
順序で画像データを読出しているので、複数層の
背景画面を表示することができ、その結果画像表
現が豊かで奥行きのある多種多様な背景画面をス
クロール表示することができる。また、表示範囲
の水平方向表示範囲を超える表示領域に相当する
記憶領域を有する記憶手段を設けているので、
CPUが背景画面の表示のための画像データを1
フレーム単位で頻繁に書換える必要がなくなり、
CPUの負担を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図はこの発明の一実
施例の原理を説明するための図解図である。第4
図はこの発明の一実施例のブロツク図である。第
5図は優先決定ROMに記憶されるデータを示す
図である。第6図は表示優先回路に与えられる信
号を説明するための図である。第7図は表示優先
回路の動作原理を説明するための図解図である。 図において、10はマイクロプロセツサ、1
1,12は出力ポート、13は加算器、14はテ
レビ同期用カウンタ、15ないし18はスクリー
ン発生回路、151,161,171,181は
セル用ROM、152,162,172,182
はキヤラクタ用ROM、19は表示優先回路、1
92は優先決定ROM、193はマルチプレク
サ、22はデイスプレイ、23,24はEXOR
ゲートを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 走査形デイスプレイの表示画面上に背景画面
    を水平方向へスクロールさせながら表示するビデ
    オスクロール表示装置であつて、 前記表示画面上に複数層の背景画面を表示する
    ために複数設けられ、それぞれが前記表示画面の
    垂直方向表示範囲に対応しかつ水平方向表示範囲
    を超える表示領域に相当する記憶領域を有し、背
    景画面として表示すべき背景画像データをデイジ
    タル的に記憶する記憶手段、 前記水平方向表示範囲の所望の位置に対応する
    前記複数の記憶手段の読出し起点アドレスを指定
    した後、指定した起点アドレスの記憶領域から1
    画面分のデータを水平走査に同期して順次読出
    し、さらに前記表示画面の1フレーム毎に読出し
    起点アドレスを順次更新する読出手段、 前記複数の記憶手段から読出された各層の背景
    画面の背景画像データのいずれを優先させるかを
    指定する優先順序指定手段、 前記優先順序指定手段の出力に基づいて、前記
    複数の記憶手段からそれぞれ読出された各層の背
    景画面の背景画像データを切替えて、優先順序の
    高い背景画像のデータから順に出力するデータ切
    換手段、および 前記データ切換手段によつて選択的に出力され
    たデータを前記走査形デイスプレイに表示させる
    表示制御手段を備えた、ビデオスクロール表示装
    置。 2 前記表示画面は、水平方向と垂直方向にぞれ
    ぞれ複数ビツトから成る表示エレメントが水平方
    向に複数列と垂直方向に複数行だけ配列されるよ
    うに、1画面の表示領域が規定され、 前記記憶手段は、各層の背景画面毎に、前記表
    示エレメントを水平方向表示範囲に相当する複数
    列を超える列数と、垂直方向表示範囲に相当する
    複数行だけ記憶するための記憶領域を含み、 前記読出手段は、 水平方向複数列の表示エレメントのうちの所望
    のものを指定して、水平方向へのスクロールの起
    点を指定する起点指定手段と、 前記表示画面の1フレーム毎に前記起点指定手
    段によつて指定された表示エレメントに含まれる
    水平方向複数ビツトのアドレスを順次更新して指
    定するアドレス指定手段とを含む、特許請求の範
    囲第1項記載のビデオスクロール表示装置。 3 前記記憶手段は、水平方向表示範囲の2倍以
    上の表示領域に対応する背景画面の画像データを
    記憶する記憶領域を含む、特許請求の範囲第1項
    記載のビデオスクロール表示装置。 4 前記読出手段は、 前記複数層の背景画面のスクロール方向を指示
    する信号を発生するスクロール方向指定手段と、 前記スクロール方向指定手段からの信号に基づ
    いて、前記起点アドレスからの読出順序を変化さ
    せて、スクロール方向を変更する手段とを含む、
    特許請求の範囲第1項記載のビデオスクロール表
    示装置。
JP56178648A 1981-11-06 1981-11-06 ビデオスクロ−ル表示装置 Granted JPS5881064A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56178648A JPS5881064A (ja) 1981-11-06 1981-11-06 ビデオスクロ−ル表示装置

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