JPH04196010A - 架橋ポリエチレン絶縁電力ケーブルの半導電層の製造方法 - Google Patents
架橋ポリエチレン絶縁電力ケーブルの半導電層の製造方法Info
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- JPH04196010A JPH04196010A JP32659890A JP32659890A JPH04196010A JP H04196010 A JPH04196010 A JP H04196010A JP 32659890 A JP32659890 A JP 32659890A JP 32659890 A JP32659890 A JP 32659890A JP H04196010 A JPH04196010 A JP H04196010A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、電線被覆材として用いられる架橋ポリエチレ
ン絶縁電力ケーブルの半導電層に関するものである。
ン絶縁電力ケーブルの半導電層に関するものである。
周知のように、架橋ポリエチレン絶縁電力ケーブルは、
導体の外層に内部半導電層を被覆し、その外層に絶縁体
を被覆し、さらにこの絶縁体の外層に外部半導電層を被
覆して構成される。 このように構成される架橋ポリエチレン絶縁電力ケーブ
ルにおいて、半導電層は、一般に、マトリクスとなる樹
脂に導電性カーボンブラックを必要量添加することによ
って導電化され、かつ耐熱性を付与することを目的に有
機過酸化物等の架橋剤によって架橋される。ただし、半
導電層としての必要導電性(通常、103Ω−cm程度
以下)を得るために、導電性カーボンブラックは相当多
量(5〜100重量部程重量部加される。 しかし、このようにカーボンブラックを多量に添加する
と、引張り伸ひ値や脆化温度などの機械的物性が著しく
低下する。そこで、マトリクス樹脂としては、フィラー
受容量の多い低結晶性あるいは非結晶性のエチレン系共
重合体樹脂、例えばEEA (エチレン−アクリル酸エ
チル共重合体)、EMA (エチレン−アクリル酸メチ
ル共重合体)、EVA (エヂレンー酢酸ビニル共重合
体)などが用いられる。 ところか、これらの樹脂は、通常、第2成分く非エチレ
ン成分=アクリル酸エチル、アクリル酸メチル、i!i
l:酸ヒニル)の含有量が増えると、軟化点か低くなる
傾向にあり、従って電カケープルの半導電層としての耐
熱性が不十分になるという問題がある。この問題は、有
機過酸化物系架橋剤を増量することによって解決するこ
とができる。
導体の外層に内部半導電層を被覆し、その外層に絶縁体
を被覆し、さらにこの絶縁体の外層に外部半導電層を被
覆して構成される。 このように構成される架橋ポリエチレン絶縁電力ケーブ
ルにおいて、半導電層は、一般に、マトリクスとなる樹
脂に導電性カーボンブラックを必要量添加することによ
って導電化され、かつ耐熱性を付与することを目的に有
機過酸化物等の架橋剤によって架橋される。ただし、半
導電層としての必要導電性(通常、103Ω−cm程度
以下)を得るために、導電性カーボンブラックは相当多
量(5〜100重量部程重量部加される。 しかし、このようにカーボンブラックを多量に添加する
と、引張り伸ひ値や脆化温度などの機械的物性が著しく
低下する。そこで、マトリクス樹脂としては、フィラー
受容量の多い低結晶性あるいは非結晶性のエチレン系共
重合体樹脂、例えばEEA (エチレン−アクリル酸エ
チル共重合体)、EMA (エチレン−アクリル酸メチ
ル共重合体)、EVA (エヂレンー酢酸ビニル共重合
体)などが用いられる。 ところか、これらの樹脂は、通常、第2成分く非エチレ
ン成分=アクリル酸エチル、アクリル酸メチル、i!i
l:酸ヒニル)の含有量が増えると、軟化点か低くなる
傾向にあり、従って電カケープルの半導電層としての耐
熱性が不十分になるという問題がある。この問題は、有
機過酸化物系架橋剤を増量することによって解決するこ
とができる。
しかし、上述のように、エチレン系共重合体樹脂からな
る71〜リクス樹脂には、必要導電性を付与するために
カーホンブラックを多量に添加している。従って、溶融
温度が高くなり、流動性が悪くなっているので、単に有
機過酸化物系架橋剤を増量したたけでは、押出し成形時
に早期架橋(スコーチ)か生してしまうという問題があ
った。 早期架橋か生じると、この早期架橋が生じた部分か半導
電層の押出し表面(絶縁体との界面)に突起を形成し、
これが水トリーあるいは絶縁破壊の起点となって電気的
な信頼性を低ドさせる等の弊害が発生するので好ましく
ない。 本発明はこのような問題を解決するためになされたもの
で、早期架橋の恐れかなく、しかも良好な機械的物性と
耐熱性を有する架橋ポリエチレン絶縁電力ケーブルの半
導電層を提供することを目的としている。
る71〜リクス樹脂には、必要導電性を付与するために
カーホンブラックを多量に添加している。従って、溶融
温度が高くなり、流動性が悪くなっているので、単に有
機過酸化物系架橋剤を増量したたけでは、押出し成形時
に早期架橋(スコーチ)か生してしまうという問題があ
った。 早期架橋か生じると、この早期架橋が生じた部分か半導
電層の押出し表面(絶縁体との界面)に突起を形成し、
これが水トリーあるいは絶縁破壊の起点となって電気的
な信頼性を低ドさせる等の弊害が発生するので好ましく
ない。 本発明はこのような問題を解決するためになされたもの
で、早期架橋の恐れかなく、しかも良好な機械的物性と
耐熱性を有する架橋ポリエチレン絶縁電力ケーブルの半
導電層を提供することを目的としている。
一ト記目的を達成するために、本発明の架橋ポリエチレ
ン絶縁型カケーフルの半導電層は、エチレン系j(重合
体樹脂]、 O0重量部に対して導電性カーボン797
25〜100重量部と有機過酸化物系架橋剤および粒子
径10μm以下の酸化マグネシウムを05〜5重量重量
部上てなるものである。
ン絶縁型カケーフルの半導電層は、エチレン系j(重合
体樹脂]、 O0重量部に対して導電性カーボン797
25〜100重量部と有機過酸化物系架橋剤および粒子
径10μm以下の酸化マグネシウムを05〜5重量重量
部上てなるものである。
上記構成によれは、有機過酸化物系架橋物に加え、粒子
径10μm以下の酸化マグネシウムが05〜5重量部添
加されているので、押出し機内での架橋の立」二がり速
度がやや抑制され、最終の架橋度合いのみを上けること
ができる。すなわら、架橋の立上がり速度が抑制される
ので、早期架橋が防止されると同時に、良好な機械的物
性と耐熱性を有する架橋ポリエヂレン絶縁電カケープル
の半導電層を得ることができる。
径10μm以下の酸化マグネシウムが05〜5重量部添
加されているので、押出し機内での架橋の立」二がり速
度がやや抑制され、最終の架橋度合いのみを上けること
ができる。すなわら、架橋の立上がり速度が抑制される
ので、早期架橋が防止されると同時に、良好な機械的物
性と耐熱性を有する架橋ポリエヂレン絶縁電カケープル
の半導電層を得ることができる。
以下、図示する実施例に基づいて本発明の架橋ポリエチ
レン絶縁電力ケーブルの半導電層について説明する。 第1表は、本発明の実施例の半導電層と比較例の半導電
層の組成を示すものである。 なお、実施例1.2の組成には酸化防止剤、滑剤く加工
助剤)が添加されているが、これは必要に応じて添加さ
れるものである。 また、酸化マグネシウムは粒子径が10μm以下のもの
か望ましい。粒子径が10μm以下の酸化マグネシウム
とは、粒子径10μmを越える粒子か体積基準の粒度分
布において10%以下のものを言う。粒子径を10μm
以下とする理由は、押し出し表面か極めて平滑であるこ
とが要求される半導電層において配合剤の巨大粒子が核
となり、押出し表面突起を形成し、これがケーブルの電
気的信頼性を低下させる原因となるがらである。 −5= 実施例1 この実施例1は、マトリクス樹脂としてのEVA(エチ
レン−酢酸ビニル共重合体)100重量部に対して、カ
ーホンブラックとしてのファーネスフラッフへを50重
量部、酸化防止剤としての4.4′−チオヒス−(6−
第3−ブチル−3−メチルフェノール)を05重量部、
加工助剤としてのステアリン酸亜鉛を2重量部、架橋剤
としての2,5−ジメチル−2,5(第3−ブチルバー
オキシ)ヘキシン3を1重量部、酸化マグネシウムを2
重量部配合したものである。 この実施例1によれは、レオメータ最高トルク値が30
4、レオメータスコーチ時間か21分であり、ケーブル
押出し時の耐スコーチ性は良好であり、また50°Cて
の剥離作業性も良好である。 実施例2 この実施例2は、マトリクス樹脂としてのEVA(エヂ
レンーアクリル酸エチル共重合体)100重量部に対し
て、カーホンブラックとしてのファーネスブラックBを
60重量部、酸化防止剤としての4.4′−チオヒス−
〈6−第3−ブチル−3−メチルフェノール)を05重
量部、加工助剤としてのステアリン酸亜鉛を2重量部、
架橋剤としての2,5−ジメチル−2,5(第3−ブチ
ルバーオキシ)ヘキシン3を1重量部、酸化マクネシウ
ムを2重旦部配合したものである。 この実施例2によれは、レオメータ最高1〜ルク値か3
11、レオメータスコーチ時間か20分であり、ケーブ
ル押出し時の耐スコーチ性は良好であり、また50°C
ての剥離作業性も良好である。 上比較例 1 この比較例1は、マ)〜リクス樹脂としてのEVA(エ
チレン−i!i):酸ビニル共重合体)100重量部に
対して、カーボンブラックとしてのファーネスブラック
Δを50重量部、酸Cヒ防止剤としての4.4′−チオ
ビス−く6−第3−フチルー3−メチルフェノール)を
05重量部、加工助剤としてのステアリン酸亜鉛を2重
量部、架橋剤としての2,5−ジメチル−2,5(第3
−ブチルバーオキシ)ヘキシン3を1重量部、酸化マク
ネシウムを2重量部配合したものである。 すなわち、実施例1において酸化マグネシウムを配合し
ないものである。 この比較例1によれは、レオメータ最高1〜ルク値か1
8.4、レオメータスコーチ時間が21分であり、ケー
ブル押出し時の耐スコーチ性は良好であるか、50°C
での剥離作業性は良くない9上ヒ 車受 C刀I 2 こび)比較例2は、マトリクス樹脂としての)巳■A(
エヂレンー酢酸ビニル共重合体)100重量部に対して
、カーホンブラックとしてのファーネスブラックAを5
0重量部、酸化防止剤としての71.4′−チオビス−
(6−第3−ブチル−3−メチルフェノール)を05重
量部、加工助剤としてのステアリン酸亜鉛を2重量部、
架橋剤としての2.5−ジメチル−2,5く第3−ブチ
ルバーオキシ)ヘキシン3を1.4重量部配合したもの
である。 すなわち、実施例1において酸化マクネシウムを配合ぜ
す、架橋剤を40%増量したものである。 この比較例2によれは、レオメ〜り最高トルク値が31
4、レオメータスコーチ時間が17分であり、50°C
での剥離作業性も良好であるが、ケーブル押出し時の耐
スコーチ性が悪くなっている。すなわち、早期架橋か生
じている。 比較例3 この比較例3は、マトリクス樹脂としてのEVA(エヂ
レンー酢酸ビニル共重合体)100重量部に対して、カ
ーホンブラックとしてのファーネスブラックAを50重
量部、酸化防止剤としての4.4′−チオヒス−(6−
第3−ブチル−3−メチルフェノール)を05重量部、
加工助剤としてのステアリン酸亜鉛を2重量部配合した
ちのである。 すなわち、実施例1において架橋剤および酸化マグネシ
ウムを配合しないものである。 この比較例3によれは、レオメータ最高トルク値か4
/1とな−)でおり、50°Cての剥離作業性か悪い。 比較例4 この比較例4は、マトリクス樹脂としてのEVA(エヂ
レンーアクリル酸エチル共重合体)100重量部に対し
て、カーボンブラックとしてのファーネスブラックBを
60重足部、酸化防止剤としての4.4′−チオビス−
(6−第3−ブチル−3−メチルフェノール)を0.5
重量部、加工助剤としてのステアリン酸亜鉛を2重量部
、架橋剤としての2.5−ジメチル−2,5(第3−ブ
チルバーオキシ)ヘキシン3を1重量部、酸化マグネシ
ウムを2重量部配合したものである。 すなわち、実施例2において酸化マグネシウムを配合し
ないものである。 この比較例4によれば、レオメータ最高トルク値が21
8、レオメータスコーチ時間が2.0分であり、ケーブ
ル押出し時の耐スコーチ性は良好であるが、50°Cで
の剥離作業性は良くない。 比較例5 この比較例5は、マトリクス樹脂としてのEVA(エチ
レン−アクリル酸エチル共重合体)100重量部に対し
て、カーホンブラックとしてのファーネスブラックBを
60重量部、酸化防止剤としての4.4′−チオヒス−
(6−第3−ブチル−3−メチルフェノール)を0.5
重量部、加工助剤としてのステアリン酸亜鉛を2重量部
、架橋剤としての2,5−ジメチル−2,5く第3−ブ
チルバーオキシ)ヘキシン3を1.4重量部配合したも
のである。 すなわち、実施例2において酸化マグネシウムを配合ぜ
す、架橋剤を40%増址したものである。 この比較例5によれは、レオメータ最高トルク値が32
5、レオメータスコーチ時間が1.6分であり、50°
Cでの剥離作業性も良好であるが、ケーブル押出し時の
耐スコーチ性が悪くなっている。すなわち、早期架橋が
生じている。 比較例に の比較例6は、マトリクス樹脂としてのEVA(エチレ
ン−アクリル酸エチル共重合体)100重足部に対して
、カーホンブラックとしてのファーネスブラックBを6
0重量部、酸化防止剤としての4.4′−チオビス−(
6−第3−ブチル−3−メチルフェノール)を0.5重
量部、加工助剤としてのステアリン酸亜鉛を2重量部配
合したものである。 すなわち、実施例2において架橋剤および酸化マグネシ
ウムを配合しないものである。 この比較例6によれば、レオメータ最高トルク値か5.
6となっており、50℃での剥離作業性が悪い。 第1図は、上記実施例1.2および比較例1〜6におけ
る半導電層の架橋特性をレオメータの時間−トルク曲線
で示したものである。 第1図において、曲線Aは実施例1.2の架橋特性、す
なわち酸化マグネシウムを添加した場合の架橋特性を示
し、曲線Bは架橋剤は添加するが、酸化マグネシウムは
添加しない場合(比較例1゜4)の架橋特性、曲線Cは
酸化マグネシウムは添加せず、架橋剤を40%増量した
場合(比較例2゜5)の架橋特性、曲線りは架橋剤およ
び酸化マグネシウムの両方を添加しない場合(比較例3
,6)の架橋特性をそれぞれ示している。 通常、架橋ポリエチレン絶縁電力ケーブルの製造に際し
、押出し架橋被覆材料の架橋特性はレオメータの時間−
トルク曲線でみると、押出し機内の早期架橋を防止する
ために架橋の立上がりができるだけ遅く、最終的な到達
架橋度が高い方が望ましい。 この点で考察すると、架橋剤を増量しただけの比較例2
.5の組成では、架橋の立上がりが早く、早期架橋の恐
れかある。これに対し、実施例1゜2の組成では、架橋
の立上がりか緩やかであり、最終的な架橋度のみか高く
なっている。 すなわち、実施例1.2のように、酸化マグネシウムを
添加することにより、早期架橋の恐れがなく、耐熱性、
機械的物性に優れ、しかも剥離作業性に優れた半導電層
を得ることかできる。
レン絶縁電力ケーブルの半導電層について説明する。 第1表は、本発明の実施例の半導電層と比較例の半導電
層の組成を示すものである。 なお、実施例1.2の組成には酸化防止剤、滑剤く加工
助剤)が添加されているが、これは必要に応じて添加さ
れるものである。 また、酸化マグネシウムは粒子径が10μm以下のもの
か望ましい。粒子径が10μm以下の酸化マグネシウム
とは、粒子径10μmを越える粒子か体積基準の粒度分
布において10%以下のものを言う。粒子径を10μm
以下とする理由は、押し出し表面か極めて平滑であるこ
とが要求される半導電層において配合剤の巨大粒子が核
となり、押出し表面突起を形成し、これがケーブルの電
気的信頼性を低下させる原因となるがらである。 −5= 実施例1 この実施例1は、マトリクス樹脂としてのEVA(エチ
レン−酢酸ビニル共重合体)100重量部に対して、カ
ーホンブラックとしてのファーネスフラッフへを50重
量部、酸化防止剤としての4.4′−チオヒス−(6−
第3−ブチル−3−メチルフェノール)を05重量部、
加工助剤としてのステアリン酸亜鉛を2重量部、架橋剤
としての2,5−ジメチル−2,5(第3−ブチルバー
オキシ)ヘキシン3を1重量部、酸化マグネシウムを2
重量部配合したものである。 この実施例1によれは、レオメータ最高トルク値が30
4、レオメータスコーチ時間か21分であり、ケーブル
押出し時の耐スコーチ性は良好であり、また50°Cて
の剥離作業性も良好である。 実施例2 この実施例2は、マトリクス樹脂としてのEVA(エヂ
レンーアクリル酸エチル共重合体)100重量部に対し
て、カーホンブラックとしてのファーネスブラックBを
60重量部、酸化防止剤としての4.4′−チオヒス−
〈6−第3−ブチル−3−メチルフェノール)を05重
量部、加工助剤としてのステアリン酸亜鉛を2重量部、
架橋剤としての2,5−ジメチル−2,5(第3−ブチ
ルバーオキシ)ヘキシン3を1重量部、酸化マクネシウ
ムを2重旦部配合したものである。 この実施例2によれは、レオメータ最高1〜ルク値か3
11、レオメータスコーチ時間か20分であり、ケーブ
ル押出し時の耐スコーチ性は良好であり、また50°C
ての剥離作業性も良好である。 上比較例 1 この比較例1は、マ)〜リクス樹脂としてのEVA(エ
チレン−i!i):酸ビニル共重合体)100重量部に
対して、カーボンブラックとしてのファーネスブラック
Δを50重量部、酸Cヒ防止剤としての4.4′−チオ
ビス−く6−第3−フチルー3−メチルフェノール)を
05重量部、加工助剤としてのステアリン酸亜鉛を2重
量部、架橋剤としての2,5−ジメチル−2,5(第3
−ブチルバーオキシ)ヘキシン3を1重量部、酸化マク
ネシウムを2重量部配合したものである。 すなわち、実施例1において酸化マグネシウムを配合し
ないものである。 この比較例1によれは、レオメータ最高1〜ルク値か1
8.4、レオメータスコーチ時間が21分であり、ケー
ブル押出し時の耐スコーチ性は良好であるか、50°C
での剥離作業性は良くない9上ヒ 車受 C刀I 2 こび)比較例2は、マトリクス樹脂としての)巳■A(
エヂレンー酢酸ビニル共重合体)100重量部に対して
、カーホンブラックとしてのファーネスブラックAを5
0重量部、酸化防止剤としての71.4′−チオビス−
(6−第3−ブチル−3−メチルフェノール)を05重
量部、加工助剤としてのステアリン酸亜鉛を2重量部、
架橋剤としての2.5−ジメチル−2,5く第3−ブチ
ルバーオキシ)ヘキシン3を1.4重量部配合したもの
である。 すなわち、実施例1において酸化マクネシウムを配合ぜ
す、架橋剤を40%増量したものである。 この比較例2によれは、レオメ〜り最高トルク値が31
4、レオメータスコーチ時間が17分であり、50°C
での剥離作業性も良好であるが、ケーブル押出し時の耐
スコーチ性が悪くなっている。すなわち、早期架橋か生
じている。 比較例3 この比較例3は、マトリクス樹脂としてのEVA(エヂ
レンー酢酸ビニル共重合体)100重量部に対して、カ
ーホンブラックとしてのファーネスブラックAを50重
量部、酸化防止剤としての4.4′−チオヒス−(6−
第3−ブチル−3−メチルフェノール)を05重量部、
加工助剤としてのステアリン酸亜鉛を2重量部配合した
ちのである。 すなわち、実施例1において架橋剤および酸化マグネシ
ウムを配合しないものである。 この比較例3によれは、レオメータ最高トルク値か4
/1とな−)でおり、50°Cての剥離作業性か悪い。 比較例4 この比較例4は、マトリクス樹脂としてのEVA(エヂ
レンーアクリル酸エチル共重合体)100重量部に対し
て、カーボンブラックとしてのファーネスブラックBを
60重足部、酸化防止剤としての4.4′−チオビス−
(6−第3−ブチル−3−メチルフェノール)を0.5
重量部、加工助剤としてのステアリン酸亜鉛を2重量部
、架橋剤としての2.5−ジメチル−2,5(第3−ブ
チルバーオキシ)ヘキシン3を1重量部、酸化マグネシ
ウムを2重量部配合したものである。 すなわち、実施例2において酸化マグネシウムを配合し
ないものである。 この比較例4によれば、レオメータ最高トルク値が21
8、レオメータスコーチ時間が2.0分であり、ケーブ
ル押出し時の耐スコーチ性は良好であるが、50°Cで
の剥離作業性は良くない。 比較例5 この比較例5は、マトリクス樹脂としてのEVA(エチ
レン−アクリル酸エチル共重合体)100重量部に対し
て、カーホンブラックとしてのファーネスブラックBを
60重量部、酸化防止剤としての4.4′−チオヒス−
(6−第3−ブチル−3−メチルフェノール)を0.5
重量部、加工助剤としてのステアリン酸亜鉛を2重量部
、架橋剤としての2,5−ジメチル−2,5く第3−ブ
チルバーオキシ)ヘキシン3を1.4重量部配合したも
のである。 すなわち、実施例2において酸化マグネシウムを配合ぜ
す、架橋剤を40%増址したものである。 この比較例5によれは、レオメータ最高トルク値が32
5、レオメータスコーチ時間が1.6分であり、50°
Cでの剥離作業性も良好であるが、ケーブル押出し時の
耐スコーチ性が悪くなっている。すなわち、早期架橋が
生じている。 比較例に の比較例6は、マトリクス樹脂としてのEVA(エチレ
ン−アクリル酸エチル共重合体)100重足部に対して
、カーホンブラックとしてのファーネスブラックBを6
0重量部、酸化防止剤としての4.4′−チオビス−(
6−第3−ブチル−3−メチルフェノール)を0.5重
量部、加工助剤としてのステアリン酸亜鉛を2重量部配
合したものである。 すなわち、実施例2において架橋剤および酸化マグネシ
ウムを配合しないものである。 この比較例6によれば、レオメータ最高トルク値か5.
6となっており、50℃での剥離作業性が悪い。 第1図は、上記実施例1.2および比較例1〜6におけ
る半導電層の架橋特性をレオメータの時間−トルク曲線
で示したものである。 第1図において、曲線Aは実施例1.2の架橋特性、す
なわち酸化マグネシウムを添加した場合の架橋特性を示
し、曲線Bは架橋剤は添加するが、酸化マグネシウムは
添加しない場合(比較例1゜4)の架橋特性、曲線Cは
酸化マグネシウムは添加せず、架橋剤を40%増量した
場合(比較例2゜5)の架橋特性、曲線りは架橋剤およ
び酸化マグネシウムの両方を添加しない場合(比較例3
,6)の架橋特性をそれぞれ示している。 通常、架橋ポリエチレン絶縁電力ケーブルの製造に際し
、押出し架橋被覆材料の架橋特性はレオメータの時間−
トルク曲線でみると、押出し機内の早期架橋を防止する
ために架橋の立上がりができるだけ遅く、最終的な到達
架橋度が高い方が望ましい。 この点で考察すると、架橋剤を増量しただけの比較例2
.5の組成では、架橋の立上がりが早く、早期架橋の恐
れかある。これに対し、実施例1゜2の組成では、架橋
の立上がりか緩やかであり、最終的な架橋度のみか高く
なっている。 すなわち、実施例1.2のように、酸化マグネシウムを
添加することにより、早期架橋の恐れがなく、耐熱性、
機械的物性に優れ、しかも剥離作業性に優れた半導電層
を得ることかできる。
以上の説明から明らかなように、本発明の架橋ポリエチ
レン絶縁電力ケーブルの半導電層は、工チレン系共重合
体樹脂100重量部に対して導電性カーホン79175
〜100重量部と有機過酸化物系架橋剤および粒子径1
0μm以下の酸化マクネシウムを05〜5重量部配合し
てなるものである。これにより、早期架橋の恐れがなく
、しかも良好な機械的物性と耐熱性を得ることができる
。
レン絶縁電力ケーブルの半導電層は、工チレン系共重合
体樹脂100重量部に対して導電性カーホン79175
〜100重量部と有機過酸化物系架橋剤および粒子径1
0μm以下の酸化マクネシウムを05〜5重量部配合し
てなるものである。これにより、早期架橋の恐れがなく
、しかも良好な機械的物性と耐熱性を得ることができる
。
第1図は本発明の実施例および比較例における半導電層
の架橋特性をレオメータの時間−トルク曲線で示した特
性図である。 特 許 出 願 人 矢崎総業株式会社代理人
弁理士 小 林 保間
大 塚 明 博手続補正書
(n1 1.事件の表示 平成2年特許願第326598号 2 発明の名称 架橋ポリエチレン絶縁電力ケーブルの半導電層3、補正
をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都港区三田1丁目4番28号名 称
矢崎総業株式会社 4、代理人 住所 東京都千代田区岩木町2−2−16〒101
玉用ビル 5、補正命令の日付 6、補正の対象 (1)明細書の発明の詳細な説明の欄。 7、補正の内容 (1)明細書第2頁第7行の「10 」をrl、O”J
と補正する。 (2)同書第4頁第13行の「架橋物Jを「架橋剤」と
補正する。 (3)同書同頁第14行〜第15行の[酸化マグネシウ
ム・・・・・・添加されているので、Jを次の通り補正
する。 「酸化マグネシウムを0.5〜5重量部添加することに
よって、有機過酸化物系架橋剤の増量のみによって架橋
度合いを上げる場合に比べ、」 (4)同書同頁第16行の「やや抑制され」を「抑制さ
れ」と補正する。 (5)同書第5頁第4行の「ケーブルの半導電層に」を
「ケーブルの剥離性半導電層に適用した場合に」と補正
する。 (6)同書第6頁の第1表を別紙の通り補正する。 (7)同書第7頁第9行〜第10行の「ブチルバーオキ
シ)ヘキシン3」を「ブチルパーオキシ)ヘキシン−3
」と補正する。 (8)同書同頁第18行のrEVJをrEE、と補正す
る。 (9)同書第8頁第5行〜第6行の「ブチルパーオキシ
)ヘキシン3」を[ブチルパーオキシ)ヘキシン−3」
と補正する。 (10)同書第9頁第1行〜第2行の「ブチルパーオキ
シ)ヘキシン3」を「ブチルパーオキシ)ヘキシン−3
」と補正する。 (11)同書同頁第2行〜第3行の「1重量部、酸化マ
グネシウムを2重量部」を[1重量部Jと補正する。 (12)同書同頁第18行〜第19行の[ブチルパーオ
キシ)ヘキシン3」を「ブチルパーオキシ)ヘキシン−
3」と補正する。 (13)同書第10頁第5行の「作業性も」を「作業性
は」と補正する。 (14)同書第11頁第3行のrEVJをrEEJと補
正する。 (15)同書同頁第10行〜第11行の「プチルバーオ
= 3− キシ)ヘキシン3」を「ブチルパーオキシ)ヘキシン−
3」と補正する。 (16)同書同頁第11行〜第12行の「1重量部、酸
化マグネシウムを2重量部」を「1重量部」と補正する
。 (17)同書同頁第20行のrEV、をrEEJと補正
する6 (18)同書第12頁第7行〜第8行の「ブチルパーオ
キシ)ヘキシン3」を「ブチルパーオキシ)ヘキシン−
3」と補正する。 (19)同書同頁第14行の「作業性も」を「作業性は
」と補正する。 (20)同書同頁第18行のrEV、をrEEJと補正
〈21)同書第14頁第7行の「到達架橋度」を「到達
架橋度(最高トルク)」と補正する。 (22)同書同頁第16行〜第17行の「しかも・・・
・・半導電層」を次の通り補正する。 「従って、例えば高温(50℃)における剥離作業性に
優れた剥離性半導電層」 以上
の架橋特性をレオメータの時間−トルク曲線で示した特
性図である。 特 許 出 願 人 矢崎総業株式会社代理人
弁理士 小 林 保間
大 塚 明 博手続補正書
(n1 1.事件の表示 平成2年特許願第326598号 2 発明の名称 架橋ポリエチレン絶縁電力ケーブルの半導電層3、補正
をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都港区三田1丁目4番28号名 称
矢崎総業株式会社 4、代理人 住所 東京都千代田区岩木町2−2−16〒101
玉用ビル 5、補正命令の日付 6、補正の対象 (1)明細書の発明の詳細な説明の欄。 7、補正の内容 (1)明細書第2頁第7行の「10 」をrl、O”J
と補正する。 (2)同書第4頁第13行の「架橋物Jを「架橋剤」と
補正する。 (3)同書同頁第14行〜第15行の[酸化マグネシウ
ム・・・・・・添加されているので、Jを次の通り補正
する。 「酸化マグネシウムを0.5〜5重量部添加することに
よって、有機過酸化物系架橋剤の増量のみによって架橋
度合いを上げる場合に比べ、」 (4)同書同頁第16行の「やや抑制され」を「抑制さ
れ」と補正する。 (5)同書第5頁第4行の「ケーブルの半導電層に」を
「ケーブルの剥離性半導電層に適用した場合に」と補正
する。 (6)同書第6頁の第1表を別紙の通り補正する。 (7)同書第7頁第9行〜第10行の「ブチルバーオキ
シ)ヘキシン3」を「ブチルパーオキシ)ヘキシン−3
」と補正する。 (8)同書同頁第18行のrEVJをrEE、と補正す
る。 (9)同書第8頁第5行〜第6行の「ブチルパーオキシ
)ヘキシン3」を[ブチルパーオキシ)ヘキシン−3」
と補正する。 (10)同書第9頁第1行〜第2行の「ブチルパーオキ
シ)ヘキシン3」を「ブチルパーオキシ)ヘキシン−3
」と補正する。 (11)同書同頁第2行〜第3行の「1重量部、酸化マ
グネシウムを2重量部」を[1重量部Jと補正する。 (12)同書同頁第18行〜第19行の[ブチルパーオ
キシ)ヘキシン3」を「ブチルパーオキシ)ヘキシン−
3」と補正する。 (13)同書第10頁第5行の「作業性も」を「作業性
は」と補正する。 (14)同書第11頁第3行のrEVJをrEEJと補
正する。 (15)同書同頁第10行〜第11行の「プチルバーオ
= 3− キシ)ヘキシン3」を「ブチルパーオキシ)ヘキシン−
3」と補正する。 (16)同書同頁第11行〜第12行の「1重量部、酸
化マグネシウムを2重量部」を「1重量部」と補正する
。 (17)同書同頁第20行のrEV、をrEEJと補正
する6 (18)同書第12頁第7行〜第8行の「ブチルパーオ
キシ)ヘキシン3」を「ブチルパーオキシ)ヘキシン−
3」と補正する。 (19)同書同頁第14行の「作業性も」を「作業性は
」と補正する。 (20)同書同頁第18行のrEV、をrEEJと補正
〈21)同書第14頁第7行の「到達架橋度」を「到達
架橋度(最高トルク)」と補正する。 (22)同書同頁第16行〜第17行の「しかも・・・
・・半導電層」を次の通り補正する。 「従って、例えば高温(50℃)における剥離作業性に
優れた剥離性半導電層」 以上
Claims (1)
- エチレン系共重合体樹脂100重量部に対して導電性カ
ーボンブラック5〜100重量部と有機過酸化物系架橋
剤および粒子径10μm以下の酸化マグネシウムを0.
5〜5重量部配合してなる架橋ポリエチレン絶縁電力ケ
ーブルの半導電層。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02326598A JP3097920B2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | 架橋ポリエチレン絶縁電力ケーブルの半導電層の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02326598A JP3097920B2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | 架橋ポリエチレン絶縁電力ケーブルの半導電層の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04196010A true JPH04196010A (ja) | 1992-07-15 |
JP3097920B2 JP3097920B2 (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=18189605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02326598A Expired - Fee Related JP3097920B2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | 架橋ポリエチレン絶縁電力ケーブルの半導電層の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3097920B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5450982A (en) * | 1977-09-30 | 1979-04-21 | Tatsuta Densen Kk | Insulated cable having internal conductive layer |
JPS61190804A (ja) * | 1985-02-18 | 1986-08-25 | 日立電線株式会社 | 電力ケ−ブル用半導電性組成物 |
-
1990
- 1990-11-28 JP JP02326598A patent/JP3097920B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5450982A (en) * | 1977-09-30 | 1979-04-21 | Tatsuta Densen Kk | Insulated cable having internal conductive layer |
JPS61190804A (ja) * | 1985-02-18 | 1986-08-25 | 日立電線株式会社 | 電力ケ−ブル用半導電性組成物 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3097920B2 (ja) | 2000-10-10 |
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