JPH04189993A - 緩動回転軸装置 - Google Patents

緩動回転軸装置

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JPH04189993A
JPH04189993A JP2319205A JP31920590A JPH04189993A JP H04189993 A JPH04189993 A JP H04189993A JP 2319205 A JP2319205 A JP 2319205A JP 31920590 A JP31920590 A JP 31920590A JP H04189993 A JPH04189993 A JP H04189993A
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shaft body
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torsion bar
cap
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Juji Kojima
小島 銃二
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NHK Spring Co Ltd
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    • E05F1/10Closers or openers for wings, not otherwise provided for in this subclass spring-actuated, e.g. for horizontally sliding wings for swinging wings, e.g. counterbalance
    • E05F1/12Mechanisms in the shape of hinges or pivots, operated by springs
    • E05F1/123Mechanisms in the shape of hinges or pivots, operated by springs with a torsion bar
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2900/00Application of doors, windows, wings or fittings thereof
    • E05Y2900/20Application of doors, windows, wings or fittings thereof for furniture, e.g. cabinets
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は第1の部材に対して相対回転する第2の部材を
回転可能に支持する緩動回転軸装置に関する。
この緩動回転軸装置は、例えば化粧用コンパクトケース
、ラジオカセット、あるいは自動車のダツシュボード等
の開閉装置の枢支部に用いられている。
[従来の技術] この種の緩動回転軸装置は、第7図に示すように固定部
材2に相対回転する回転部材1を回転可能に支持する軸
体3から構成されている。
この軸体3は第8図及び第9図に示すように中空軸本体
31と、この軸本体31の両側部に回転自在に外挿され
るキャップ部材32及び33と、一端フツク部41を軸
本体31内に係合させ、他端フック部42をキャップ部
材33内に係合させたトーションバー4と、軸本体31
とキャップ部材32及び33間に封入された粘性グリス
(図示せず)とから大略構成されている。
軸本体31は中央の大径軸部31aの両側にキャップ部
材32.及び33をそれぞれ回転自在に外挿する小径軸
部31bが形成された段付の軸体で形成されると共に、
長さ方向にスリット状の貫通孔34が形成されており、
大径軸部31a:こはキー35が突出形成されている。
キャップ部材32及び33は内径が小径軸部31bの外
径に、外径が大径軸部31aの外径に路間−の有底円筒
体で形成されると共に、各キャップ部材32及び33の
外周にはキー37及び38が突出形成されている。
一方のキャップ部材33の底部には、スリット状の凹部
36が形成されている。このキャップ部材32及び33
は各小径軸部31b及び31bに外挿されると共にキャ
ップ部材32及び33の環状溝32a及び33aが各小
径軸部31bの環状リブ31cに嵌り込んで抜は止めが
図られることによって軸本体31に回転自在に組付けら
れる。
この組付は状態において、トーションバー4は軸本体3
1の貫通孔34に内挿されると共に、−端フツク部41
を貫通孔34に係合させ、かつ他端フック部42をキャ
ップ部材33の凹部36に係合させて組付けられており
、かつ粘性グリスはキャップ部材32及び33と各小径
軸部31bとの間に封入されている。
このように組付けられた軸体3は、第10図に示すよう
に回転部材1を固定部材2に対して90°起立させて回
転部材1及び固定部材2の各軸支部位に設けたキー溝(
図示せず)を一致させることによって前記軸支部位に挿
入される。この挿入により軸体3は軸本体31の大径軸
部31aを固定部材2の軸受部21内に位置させ、かつ
キャップ部材32及び33をそれぞれ回転部材1の軸支
部11及び12内に位置させると共に、各キー35,3
7.及び38を軸受部21.軸支部11及び12にそれ
ぞれ形成されたキー溝(図示せず)に嵌入させて、大径
軸部31aを軸受部21に、キャップ部材32及び33
を軸支部11及び12にそれぞれ回転不能状態で取付け
られる。
このように構成された従来の緩動回転軸装置においては
、回転部材1を中立点すから閉方向へ回転させることに
よってトーションバー4に跳ね上げトルクが蓄積され、
この跳ね上げトルクが最大となる全閉点aにおいて回転
部材lは適宜のロック手段を用いて固定部材2に固定さ
れる(第10図参照)、このため前記ロック手段を解除
すると回転部材1はトーションバー4の跳ね上げトルク
により開方向へ回動するが、この回動の際粘性グリスの
剪断抵抗が生じて、トーションバー4のトルク負荷にも
拘らず緩スピードで回動し中立点すで停止することがで
きる。
このように従来の緩動回転軸装置は、第10図に示すよ
うに回転部材1の全閉点aから中立点すまでのa、域で
緩動作用を奏する。
[発明が解決しようとする課題] このような開閉装置においては、第10図に示すように
回転部材1の最大回転角度αを略135°にし、中立点
すから全開点Cまでのα2域を回転部材1が任意の位置
で停止することのできるフリーストップ領域にしたいと
の要望がある。この場合、前述した従来の緩動回転軸装
置を用いたのでは前記要望を達成することができない。
即ち、回転部材1を中立点すから全開点Cへ回転させる
と、軸体3内のトーションバー4は前述したa、域での
閉方向回転時とは逆方向に捩られ、トーションバー4に
トルクが蓄積される。この蓄積されたトルクは回転部材
1を粘性グリスの剪断抵抗に打勝って中立点す方向へ戻
すように作用するので、回転部材1を任意の位置で停止
させることができない。
また、トーションバー4に初期トルクを付与してal域
及びα2域の全領域をトーションバー4のトルクにより
回転部材1を回転させた場合α2域においては回転部材
1の回転モーメントとトーションバー4のトルクの作用
方向とが一致し粘性グリスの剪断抵抗だけでは回転部材
−1を任意の位置に停止させることができない。
その上、トーションバー4はセッチングにより使用時の
捩り方向に制限があり、α2域の回転角度が大きくなる
とベタリを生じてトーションバー4の耐久性が低下する
、と云う問題点をも有する。
本発明は前述した事情に鑑みてなされたものであり、そ
の目的は回転部材の回転角度が中立点を越える開閉装置
の枢支部位に用いられる緩動回転軸装置であって、中立
点以内の回転域においては回転部材をトーションバーの
跳ね上げトルクにより緩スピードで回転させ、かつ中立
点を越える回転域においては回転部材を任意の位置に停
止させることのできるフリーストップ領域にすることを
可能とした緩動回転軸装置を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 前記した目的を達成するため、本発明は第1の部材に対
して相対回転する第2の部材を回転可能に支持する軸体
が、第1の部材に係合された中空軸本体と、この軸本体
の端部に回転自在に外挿されると共に、第2の部材に係
合されたキャップ部材と、前記軸本体に一端が係合され
他端がキャップ部材に係合されたトーションバーと、前
記軸本体とキャップ部材間に封入された粘性グリスとか
らなり、前記中空軸本体及びキャップ部材のいずれか一
方が回転不能に係合されると共に、他方が空転可能な空
隙を有して係合されていることを特徴としている。
[作 用] 軸本体とキャップ部材はそれぞれ第1及び第2の部材と
一体化し、第1及び第2の両部材の内−方の部材が他方
の部材に対して枢支部位を中心にして回転する。この回
転はトーションバーの正方向捩り領域と負方向捩り領域
に亘って行われる。
この場合正方向捩り領域における第1あるいは第2の部
材の相対回転はトーションバーのトルクによって行われ
るが、このトルク負荷にも拘らず、軸本体とキャップ部
材間に封入された粘性グリスの剪断抵抗により緩スピー
ドとなる。
また、トーションバーの正方向捩りから負方向捩りへ変
換した当初の領域における第1あるいは第2の部材の相
対回転は外力の負荷によりトーションバーの何等関与し
ないキャップ部材あるいは軸本体の第2あるいは第1の
部材に対する空転域内で行われる。この領域内の被回転
部材はその回転モーメントも小さく、該部材への外力負
荷を解除すると枢支部位の摩擦及び粘性グリスの剪断抵
抗により任意の位置で停止する。
さらに、上記空転領域を越えたトーションバーの負方向
捩り領域における第1あるいは第2の部材の相対回転は
外力負荷によりトーションバーを負方向へ捩りながら行
われる。この領域内の被回転部材は該部材への外力負荷
を解除すると被回転部材の回転モーメントと粘性グリス
の剪断抵抗との合力がトーションバーのトルクとバラン
スして被回転部材を任意の位置で停止させることができ
る。
このようにトーションバーの負方向捩り領域における第
1あるいは第2の部材の相対回転は空転領域を経て行わ
れるものであるからトーションバーの負方向への捩り角
度を小さくすることができると共に、前記負方向捩り領
域全体を外力の解除により被回転部材を任意の位置に停
止させることのできるフリーストップ領域とすることが
できる。
[実施例コ 以下、本発明を図示した実施例に基づいて具体的に説明
する。
なお、本実施例において従来例と同一要素は同一符号を
付して説明する。
第1図及び第2図において、本実施例の軸体3は前述し
た従来の軸体と同様に中空軸本体31と、この軸本体3
1の両側部に回転自在に外挿されるキャップ部材32及
び33と、一端フツク部41を軸本体31内に係合させ
他端フック部42をキャップ部材33内に係合させたト
ーションバー4と、軸本体31とキャップ部材32及び
33間に封入された粘性グリス5とから大略構成されて
いる。
軸本体31は中央の大径軸部31aの両側にキャップ部
材32及び33をそれぞれ回転自在に外挿する小径軸部
31b及び31bが形成された段付の軸体で形成される
。そしてこの軸本体31に一端側に開口するスリット状
孔34aと、このスリット状孔34aに連通し他端側に
開口する円形孔34bとからなる貫通孔が形成されてお
り、かつ大径軸部31aの外側にはキー35が形成され
ている。
キャップ部材32及び33は前記軸本体31の小径軸部
31bに外挿される有底円筒体で形成されると共に、一
方のキャップ部材33の底部にはスリット状凹部36が
穿設されている。
また、キャップ部材32及び33の外径は軸本体31の
大径軸部31aと同一となるように形成され、かつ外側
にはそれぞれキー37及び38が形成されている。
そしてキャップ部材32及び33は各小径軸部31b及
び31bにそれぞれ外挿することによって軸本体31に
回転自在に組付けられる。
粘性グリス5はキャップ部材32及び33の前記外挿時
に小径軸部31b及び31bの外表面に塗布しておき、
キャップ部材32及び33の外挿によりキャップ部材3
2及び33と各小径軸部31b、31bとの間に封入さ
れる。
この組付は状態においてトーションバー4は軸本体31
の貫通孔に内挿されると共に、一端フツク部41をスリ
ット状孔34aに係合させ、かつ他端フック部42を軸
本体31の貫通孔から外方へ抜き出してキャップ部材3
3のスリット状凹部36に係合させて軸体3内に組付け
られている。
このように組付けられた軸体3は第3図に示す開閉装置
60の枢支部に取り付けられて緩動回転軸装置を構成す
る。
開閉装置60は回転部材1が固定部材2に対して軸体3
回りに回転可能に支持されている。回転部材lには一側
端面に軸体3の挿通可能な軸支部11が形成されており
、かつ前記軸支部11の上面はテーパ面12に形成され
ると共に、このテーパ面12の頂部端面にストッパー面
13が形成されている。
また、固定部材2には回転部材1の軸支部11を挟むよ
うにして軸受部21.22が形成されており、かつこの
軸受部21.22の形成側端面には回転部材1のストッ
パー面13が突当る当り面23が形成されている。
このため開閉装置60においては回転部材1は第3図(
C)の全閉状態から略垂直に起立した第4図(a)の中
立点を経てストッパー面13が当り面23に突き当るこ
とによって回転が規制される第4図(b)の全開状態と
なる。この時の回転部材1の全閉状態から全開状態まで
の回転角度αは略135°である。
軸体3は回転部材1の中立点において回転部材1の枢支
部位に挿入される。
即ち、第4図(a)に示すように回転部材1を略垂直に
起立させて固定部材2の軸受部21.22と回転部材1
の軸支部11とにそれぞれ設けられた挿通孔及びキー溝
を一致させた後、軸体3を前記挿通孔に透通させると共
に、キャップ部材32のキー37を軸受部22のキー溝
に、軸本体31のキー35を軸支部11のキー溝に、及
びキャップ部材33のキー38を軸受部21のキー溝に
それぞれ嵌入させることによって、軸本体31及びキャ
ップ部材32.33がそれぞれ回転部材1及び固定部材
2に取り付けられる。このとき固定部材2に一体形成さ
れた軸受部21及び22のキー溝はキャップ部材32及
び33のキー37及び38に相当する形状に穿設されて
おり、キー37及び38の軸受部21及び22のキー溝
への嵌入によりキャップ部材32及び33は軸受部21
及び22に回転不能状態に取付けられる。
また、回転部材1の軸支部11のキー溝は第5図に示す
ように軸本体31の大径軸部31aに形成されたキー3
5に相当するキー溝に回転部材1が六方向(回転部材1
の開方向)へ空転可能な空隙部7を膨出させて形成され
ている。このためキー35を軸支部11のキー溝に嵌入
した軸本体31 (大径軸部31a)は前記空隙部7を
空隙のまま残して軸支部11に係合しており、これによ
り回転部材1は空隙部7内を軸本体31とは無関係に空
転することができるようになっている。
次に本実施例の作動を説明する。
回転部材lが中立点(第4図(a))に位置するときの
軸本体31の大径軸部31aと回転部材1の軸支部11
との係合状態は第5図に示すように軸支部ll内の空隙
部7を空隙のままに残して係合している。
この中立点から回転部材1を閉方向(第5図B方向)へ
回転させると、軸本体31が第2図(c)に示すC方向
に回転部材1と共に回動する。この回転部材1の閉方向
への回転でトーションバー4は正方向へ捩られて、回転
部材1を開方向へ回転させるエネルギーが蓄積される。
そして第3図(c)に示す全閉状態になる。この全閉状
態においては回転部材lは適宜のロック手段(図示せず
)により全閉状態が維持される。
また、全閉状態にある回転部材1のロックを解除すると
回転部材1はトーションバー4のトルクにより開方向へ
回転する。この時の回転は粘性グリスの剪断抵抗を生じ
、トーションバー4のトルク負荷にも拘らず緩スピード
で行われる。しかして回転部材1は第4図(a)の中立
点付近に至って停止する。それ以降の回転部材1の開方
向への回転は手動で行われる。
まず、中立点付近に停止している回転部材1に外力を負
荷して更に開方向へ回転させる。この回転は第5図に示
す回転部材1の六方向回転となり、回転部材1は軸支部
11の空隙部7内を空転し、空隙部7の規制壁7aが第
5図の2点鎖線で示すようにキー35に当接することに
よってこの空転が規制される。この回転部材1の回転で
は軸本体31の回転を伴なわないのでトーションバー4
は何ら捩られることがなく無負荷状態となっているもの
であり、回転部材1は外力の解除により任意の位置で停
止することができる。これは回転部材1の上記回転角度
α、が略30°であり、回転部材1の回転モーメントも
小さいので回転部材1の回転を軸支部11と大径軸部3
1aとの摩擦だけで停止させることができるからである
さらに、回転部材1に外力を負荷して開方向(第5図へ
方向)へ回転させて回転部材1を全開状態(第4図(b
))に至らしめる。この全開状態を第5図に3点鎖線で
示す。この間の回転部材1の回転は軸本体31を第2図
(c)のD方向回転を伴ない、トーションバー4を前述
した回転部材1の閉方向回転時とは逆の負方向へ捩りな
がら行われるものであり、かつ回転部材1は外力の解除
により任意の位置で停止することができる。これは回転
部材1の上記回転角度α4が略15°であり、該回転角
度に相当する捩りがトーションバー4に付加されたとし
ても回転部材1を中立点へ戻すまでのトルクとはならず
、該トルクが回転部材1の回転モーメントと粘性グリス
の剪断抵抗の合力にバランスして回転部材1を任意の位
置で停止することができるからである。
また、このときのトーションバー4の負方向への捩り角
度は小さくなるので、負方向への捩りによるトーション
バー4のへたりも生じない。
このように本実施例においては回転部材1の中立点以降
の開方向回転領域をフリーストップ領域とすることがで
きる。
次に他の実施例を示す。
この他の実施例は開閉装置が前記実施例と異なる場合で
ある。
従来技術に述べた開閉装置6の枢支部に軸体3を取付け
た場合がこの例で、この場合、キャップ部材32.及び
33はそれぞれ回転部材1の軸支部11.及び12に、
軸本体31は固定部材2の軸受部21にそれぞれ取付け
られる。このとき固定部材2に形成された軸受部21の
キー溝は軸本体31のキー35に相当する形状に穿設さ
れており、キー35の軸受部21のキー溝への嵌入によ
り軸本体31は軸受部21に回転不能状態に取付けられ
る。
また、回転部材1に形成された一方の軸支部11のキー
溝は第6図に示すようにキャップ部材33のキー38に
相当するキー溝に回転部材1がA方向(回転部材1の開
方向)へ空転可能な空隙部7を膨出させて形成されてい
る。このためキー38を軸支部11のキー溝に嵌入した
キャップ部材33は前記空隙部6を空隙のまま残して軸
支部11に取付けられる。
また、他方の軸支部12のキー溝はキャップ部材32の
キー37に相当する形状に穿設しても良く、又前記した
軸支部11と同様に軸支部12のキー溝に空隙部を膨出
させて形成しても良い。前者の場合は軸支部12にキャ
ップ部材32は回転不能に取付けられ、後者の場合は軸
支部12の空隙部を空隙のまま残して軸支部12にキャ
ップ部材32が取付けられる。この後者の取付は状態は
第5図に示す軸本体31 (大径軸部31a)と軸支部
11との取付は状態と同様である。
この実施例は、第5図に示すα3領域においては回転部
材1がトーションバー4を何ら捩ることなく軸支部11
内の空隙部を空転し、α4領域においては回転部材1が
キャップ部材33の回転を伴なってトーションバー4を
負方向へ捩りながら開方向へ回転する。このとき、α3
領域のフリーストップはキャップ部材32が軸支部12
に回転不能状態で取付けられる場合ではキャップ部材3
2と軸本体の小径軸部31bとの間に封入された粘性グ
リス5の剪断抵抗と、キャップ部材33と軸支部11と
の間の摩擦力によって得られ、キャップ部材32が空隙
部を残したまま軸支部12に取付けられる場合ではキャ
ップ部材32及び33と各軸支部12及び11との間に
生じる摩擦力によって得られる。
そしてα4領域のフリーストップは前記した実施例と同
様にして得られる。
尚、本実施例においてもキャップ部材32及び33と軸
支部12及び11との間に粘性グリスを封入しても良く
この場合、α、領領域フリーストップは前記粘性グリス
の剪断抵抗を利用することができる。
このように本実施例においても回転部材が空転域を経た
後、トーションバー4を負方向へ捩ることとなるのでト
ーションバー4の負方向への捩り角度が小さくなり、ト
ーションバー4のへタリも生じない。
[発明の効果コ 以上述べたように、本発明によれば固定部材に対して回
転する回転部材を全閉状態から中立点までトーションバ
ーのばね力と粘性グリスの剪断抵抗により緩スピードで
回転させることができると共に、トーションバーが負方
向へ捩られる中立点以降の開方向回転領域をフリースト
ップ領域とすることができるので使い勝手の良好な開閉
装置を提供することができる9 また、中立点以降の開方向回転領域においては、トーシ
ョンバーは空転域を経て負方向へ捩られるものであるか
らその捩り角度はトーションバーにヘタリを生じない程
度に小さくなって本来の耐久性を維持することができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る緩動回転軸装置を構成する軸体な
示し、同図(a)はその縦断面図、同図(b)はその左
側面図、第2図は同上軸体の横断面図を示し、同図(a
)はそのa−a線断面図、同図(b)はそのb−b線断
面図、同図(c)はそのC−C線断面図、同図(d)は
そのd−d線断面図、同図(e)はそのe−C線断面図
、第3図は同上軸体が取付けられる開閉装置を示し、同
図(a)はその正面図、同図(b)及び(c)はその側
面図、第4図は同上開閉装置の作動を示し、同図(a)
はその中立点状態の側面図、同図(b)は全開状態の側
面図、第5図は第4図(a)に相当する中央縦断面図、
第6図は第4図(a)に相当する他の実施例の側面図、
第7図は従来の緩動回転軸装置が用いられる開閉装置の
斜視図、第8図は同上緩動回転軸装置を構成する軸体の
分解縦断面図、第9図(a)は同上軸体の一方のキャッ
プ部材の右側面図、第9図(b)は同上軸体のb−b線
断面図、第9図(、c)は同上軸体の他方のキャップ部
材の左側面図、第10図は同上開閉装置の作動を示す側
面図である。 1・・・回転部材(第2の部材)、 2・・・固定部材(第1の部材)、3・・・軸体、4・
・・トーションバー、5・・・粘性グリス、6.60・
・・開閉装置、7・・・空隙部、31・・・中空軸本体
、 32.33・・・キャップ部材、 41・・・一端フツク部、42・・・他端フック部。 拓3図 第ろ図 羊8目

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1の部材に対して相対回転する第2の部材を回
    転可能に支持する軸体が、 第1の部材に係合された中空軸本体と、 この軸本体の端部に回転自在に外挿されると共に、第2
    の部材に係合されたキャップ部材と、前記軸本体に一端
    が係合され他端がキャップ部材に係合されたトーション
    バーと、 前記軸本体とキャップ部材間に封入された粘性グリスと
    からなり、 前記中空軸本体及びキャップ部材のいずれか一方が回転
    不能に係合されると共に、他方が空転可能な空隙を有し
    て係合されていることを特徴とする緩動回転軸装置。
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