JP2516399B2 - 開閉装置 - Google Patents

開閉装置

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JP2516399B2
JP2516399B2 JP63082986A JP8298688A JP2516399B2 JP 2516399 B2 JP2516399 B2 JP 2516399B2 JP 63082986 A JP63082986 A JP 63082986A JP 8298688 A JP8298688 A JP 8298688A JP 2516399 B2 JP2516399 B2 JP 2516399B2
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JP
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pipe
torsion bar
outer pipe
shaft
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銃二 小島
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NHK Spring Co Ltd
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NHK Spring Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は回転部材が固定部材に対して軸を介して回転
する機構を具備した開閉装置に関する。
[従来の技術] この種の開閉装置としては、化粧用コンパクトケー
ス、ラジオカセット、あるいは自動車のダッシュボード
等に代表される水平軸タイプのものと、キャビネット
蓋、玄関ドアあるいは門扉ドアに代表される垂直軸タイ
プのものとがある。
水平軸タイプのものはさらに、第5図(イ)、
(ロ)、(ハ)に示すような三種のタイプのものがあ
る。第5図(イ)に示すものは蓋体100が閉時には適宜
のロック手段(図示せず)で水平状態で固定本体101に
ロックされており、このロックを解除することによって
適宜の付勢手段(図示せず)により蓋体100は軸102回り
に上方へ回動して開作動するようになっている。同図
(ロ)に示すものは蓋体100が閉時には垂直状態で固定
本体101にロックされており、このロックを解除するこ
とによって蓋体100は軸102回りに上方へ付勢回動して開
作動するものである。さらに、同図(ハ)に示すものは
上記(ロ)と同様に蓋体100が閉時には垂直状態で固定
本体101にロックされており、このロックを解除するこ
とによって蓋体100は軸102回りに自重あるいは付勢され
て下方へ回動して開作動するものである。
また、垂直軸タイプのものは第6図に示すように門、
あるいはキャビネットの固定本体103に扉104が軸105に
より開閉自在に取り付けられたものであり、適宜の付勢
手段(図示せず)により、扉104が自動的に開あるいは
閉作動するようになっている。
[発明が解決しようとする課題] このように従来の開閉装置は、小型で軽量な化粧用コ
ンパクトケースから大型で重量のある門扉まで種々のも
のがあるが、これらに共通して使用できる機構を具備し
た開閉装置はなかった。これは、化粧用コンパクトケー
ス、あるいは門扉等のように開閉装置が異なると要求さ
れる付勢手段の付勢力が異なること、及び化粧用コンパ
クトのようにデザイン上の制約から機構部が露出するこ
とは好まれない等、装置が異なれば違った要求を満足し
なければならないことに起因している。
本発明は上記した事情に鑑みてなされたものであり、
その目的は機構部を内蔵して小型化が可能であると共
に、上記機構部内の付勢力を可変可能として、水平軸タ
イプ、あるいは垂直軸タイプに拘らず小型装置から大型
装置まで共通して適用可能な機構部を具備した開閉装置
を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明は回転部材が固定部
材に対して軸を介して回動する開閉装置において、 上記軸が回転部材あるいは固定部材のいずれか一方の
部材に連係する外パイプと、他方の部材に連係する内パ
イプとからなる二重パイプで構成され、粘性物質が二重
パイプを構成する外パイプと内パイプとの間に充填さ
れ、かつ上記二重パイプ内にトーションバーを挿通させ
てその一端を回転部材に他端を固定部材にそれぞれ連係
させたことを特徴とする。
[作 用] 軸が回転部材あるいは固定部材のいずれか一方の部材
に連係する外パイプと、他方の部材に連係する内パイプ
とからなる二重パイプで構成され、粘性物質は外パイプ
と内パイプとの間に充填されているので、回転部材の回
動に際して粘性抵抗を付与して回転部材の急激な回動を
防止するように作用する。
また、二重パイプ内に挿通されたトーションバーは回
転部材に回動付勢力を付与すると共に、その装着本数及
び捩りの増減によって上記付勢力を可変することができ
る。
[実施例] 以下、本発明を図示した実施例に基づいて具体的に説
明する。第1図(イ)、(ロ)は本発明の機構部を省略
した水平軸タイプの開閉装置の正面図及び側面図であ
り、回転部材1は固定部材2に対して軸3回りに上方へ
回転するようになっている。
本発明の機構部を第2図乃至第4図に示す。
軸3は外パイプ4と、この外パイプ4に適宜のクリア
ランスを維持して内挿された内パイプ5とからなる二重
パイプ構造になっている。第4図に示すように外パイプ
4の先端は直径が絞られて小径部6となっており、この
小径部6の下側には軸方向にスリット6aが形成されてい
る。外パイプ4の略中央部には外方へ突出するキー7が
形成されている。内パイプ5は外パイプ4にその先端が
外パイプ4の絞り部に突き当るまで挿入され、外パイプ
4の後端から突出する後端軸部の下側には軸方向にスリ
ワリ8が形成されている。そして、この二重パイプは固
定部材2の貫通孔2aを貫通し両端が回転部材1に懸るよ
うに取り付けられる。即ち、二重パイプの外パイプ4は
そのキー7を固定部材2の貫通孔2aに形成されたキー溝
9に係合させることによって固定部材2に連係され、か
つ先端小径部6近傍の軸部及び後端軸部をそれぞれ回転
部材1の左側軸受穴10及び右側軸受穴11に回転自在に支
持されている。
また、二重パイプの内外パイプ5,4の間隙には粘性グ
リス12が充填されている。この粘性グリス12は内外パイ
プ5,4の相対回転に対して粘性抵抗を示し、上記回転ス
ピードを緩めるように作用する。
さらに、内パイプ5にはトーションバー13が挿通され
ており、このトーションバー13はその先端13aを直角状
に屈曲させて外パイプ4の小径部6に形成したスリット
6aに係合させ、後端13bを幾分長めに直角状に屈曲させ
て内パイプ5の後端軸部に形成したスリワリ8に係合さ
せると共に、さらにその先端を回転部材1の右側軸受穴
11の外側に設けたフック係止溝14に係止されている。こ
のようにトーションバー13を装着することによってトー
ションバー13の先端フック部13aは外パイプ4を介して
固定部材2に連係しており、その後端フック部13bは内
パイプ5を回転部材1に連係させて回転部材1に係止さ
れる。従って、回転部材1は固定部材2に拘束された外
パイプ4回りに回動するが、この回動はトーションバー
13の後端フック部13bを介して回転部材1に連係された
内パイプ5の回転を伴う。
そして、トーションバー13は上記回転部材1を回動付
勢するものであるが、その付勢力はトーションバー13の
装着の際トーションバー13の捩りの増減によって可変で
きる他、トーションバー13の装着本数の増減によっても
可変できる。
このような構造を有する本実施例では、回転部材1は
閉止状態(第1図(ロ)の実線)のロックを解除すると
トーションバー13の反発力によって第1図(ロ)の二点
鎖線状態に回動する。そして、この回動はトーションバ
ー13の反発力にも拘らず、二重パイプ構造中の粘性グリ
ス12の粘性抵抗を受けて、急激な回動が阻止されて適宜
な緩スピードで回動する。
次に本実施例の組み立てについて述べる。
まず、直線状のトーションバー13の後端部を略直角に
屈曲形成して後端フック部13bを形成し、このトーショ
ンバー13を内パイプ5の後端から挿入して後端フック部
13bを内パイプ5のスリワリ8に係止する。その後、内
パイプ5の先端から突出したトーションバー13の先端部
を略直角に形成して先端フック部13aを形成する。この
ときの後端フック部13bの長さは回転部材1に形成され
たフック係止溝14に係止可能な長さに形成され、先端フ
ック部13aの長さは外パイプ4内を摺動可能な長さに形
成される。このように内パイプ5にトーションバー13を
挿入セットした状態で、低温歪取り焼鈍を行う。その
後、内パイプ5の外周面に粘性グリス12を塗布して、内
パイプ5を外パイフ4の後端から挿入する。この挿入に
よって、内パイプ5の先端が外パイプ4の絞り部に当接
し、内パイプ5のスリワリ8が形成された後端部が外パ
イプ4の後端から突出した状態でセットされる。この状
態ではトーションバー13の先端フック部13aが外パイプ
4の小径部に形成されたスリット6aに係止されている。
このようにセットされた二重パイプは回転部材1の右
側に貫通形成された右側軸受穴11から外パイプ4の小径
部6を先端として挿入し、外パイプ4の先端部及び後端
部をそれぞれ回転部材1の左側軸受穴10及び受側軸受穴
11に回転自在に支持し、外パイプ4の中央部を固定部材
2の貫通孔2aに回転を拘束されて支持される。この回転
の拘束は外パイプ4のキー7が貫通孔2aに形成されたキ
ー溝9に嵌合することで行われる。
このように回転部材1及び回転部材2に二重パイプを
セットした後、トーションバー13の後端フック部13bを
内パイプ5のスリワリ8から引き出し、かつ先端フック
部13aが外パイプ4の小径部6のスリット6aに係止した
状態で後端フック部13bを必要トルクが得られるまで捩
り、その後、後端フック部13bをスリワリ8及び回転部
材1のフック係止溝14内に押し戻す。このトーションバ
ー13の捩り方向で回転部材1の開き勝手、閉じ勝手が決
められる。
このようにして本実施例の組み立てが完了する。
尚、第3図中、回転部材1の右側軸受穴11には、固定
部材2に形成されたキー溝9に連通するキー案内溝15が
形成されている。
[発明の効果] 本発明は上記したように回転部材を固定部材に対して
回転自在に支持する軸内に回転部材の回動を付勢するト
ーションバーを内蔵させ、かつ軸が回転部材あるいは固
定部材のいずれか一方の部材に連係する外パイプと、他
方の部材に連係する内パイプとからなる二重パイプで構
成され、粘性物質は外パイプと内パイプとの間に充填さ
れているので、軸径方向にコンパクトに設計可能であ
り、初期トルクの設定及び組付けが容易となり、機構部
は上記軸と一本化してコンパクトに設計できると共に、
機構部を露出しないので外観上良好である。
また、本発明は上記した構造の機構部を具備している
ので構造が簡単で組み立てが容易であると共に、水平軸
タイプ及び垂直軸タイプの両者に併用することができ適
用範囲は広くなる。
さらに、本発明の回転部材の回動付勢手段にトーショ
ンバーを用いているので、トーションバーの捩り方向で
開き勝手、閉じ勝手のどちらにも利用できると共に、そ
の付勢力をトーションバーの装着本数、及び捩りの増減
によって容易に制御することができるので、小型装置か
ら大型装置まで共通して適用できる等、種々の効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
第1図(イ)及び(ロ)は本発明の機構部を省略した開
閉装置の正面図及び側面図、第2図(イ)、及び(ロ)
は機構部を加入した同上装置の部分正面図及び側面図、
第3図は第2図(ロ)のX−X線断面図、第4図
(イ)、(ロ)及び(ハ)は同上装置の外パイプの縦断
面図、右側面図及び左側面図、第5図(イ)、(ロ)は
従来の水平軸タイプの開閉装置の三種のタイプを示す斜
視図、第6図は従来の垂直軸タイプの開閉装置の斜視図
である。 1……回転部材、2……固定部材、3……軸、 4……外パイプ、5……内パイプ、 13,19……トーションバー、 12,21……粘性グリス(粘性物質)、 16……パイプ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転部材が固定部材に対して軸を介して回
    動する開閉装置において、 上記軸が回転部材あるいは固定部材のいずれか一方の部
    材に連係する外パイプと、他方の部材に連係する内パイ
    プとからなる二重パイプで構成され、粘性物質が二重パ
    イプを構成する外パイプと内パイプとの間に充填され、
    かつ上記二重パイプ内にトーションバーを挿通させてそ
    の一端を回転部材に他端を固定部材にそれぞれ連係させ
    たことを特徴とする開閉装置。
JP63082986A 1988-04-06 1988-04-06 開閉装置 Expired - Lifetime JP2516399B2 (ja)

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JPS5832874U (ja) * 1981-08-27 1983-03-03 オイレス工業株式会社 粘性せん断抵抗を利用したドアチェック
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