JPH04189284A - エレベーターのいたずら揺動防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、エレベータ−に係ｊＪ、特に、エレベータ−
に対するいたずらによる強制加振（いたずら揺動）によ
り、だバナが誤動作するのを未然に防止することができ
るようにしたエレベータ−のいたずら揺動防止装置に関
する。

［従来の技術］ エレベータ−のいたずら揺動防Ｉｉ−に関する従来技術
として、例えば、特開平２−８１８Ｃ）号公報等に記載
された技術が知られている、 この従来技術は、乗りかごがいたずらじ−より上下に揺
動したことを検出すると、警報を発し５．または、乗り
かごを最寄階に強制停止させ扉を開ける等により、いた
ずら揺動を停止させ、ガバナの誤動作を未然に防止しよ
うとするものである。

［発明が解決しようとする課題Ｊ 前記従来技術は、警報を発して乗客Ｑこ注意を促し、さ
らに、乗りかごを最寄階に強制停止させ扉を開けること
により、いたずら揺動を止めさせようとするものである
が、例えば、まれに、警報を発しても効き目がなく、い
たずら揺動を止、ハない乗客がいる場合に、乗りかごが
最寄Ｎ＋こ停止するまでの間にガバナが動作してしまい
、乗客が乗りかご内に閉じ込められる事故を発生させる
場合があるという問題点を有している。

本発明の目的は、前記従来技術の問題点を解決し、いた
ずら揺動を直ちに止めさせ、ガバナの誤動作事故を有効
に防止することができるエレベータ−のいたずら揺動防
止装置を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 本発明によれば前記目的は、いたずらによる乗りかごの
揺動を検出すると直ちに警報を発すると共に、乗りかご
を非常停止させることによって、乗客に強力な警告を与
え、いたずらによる乗りかごの揺動を止めさせるように
することにより、また、乗りかごを非常停止させ、ガバ
ナが誤動作に至ることがないように、いたずらによる揺
動の影響を少なくすることにより達成される。

［作　用］ エレベータ−乗りかごがいたずらにより揺動した場合、
本発明による装置は、これを検出すると直ちに乗りかご
内に警報を発すると共に、その場で乗りかごを非常停止
させる。これによって１本発明は、乗客に対する強力な
警告を与えると共に、いたずら揺動によるガバナ誤動作
に対する影響を少なくすることができるので、いたずら
による乗りかごの揺動を防止することができ、ガバナの
誤動作による乗客のかご内閉じ込め事故を未然に防止す
ることができる。

［実施例コ 本発明によるエレベータ−のいたずら揺動防止装置の一
実施例を図面により詳細に説明する。

第１図は本発明の一実施例のを示すシステム構成図、第
２図はガバナ系の構成を示す図、第３図は動作を説明す
る図である。第１図、第２図において、１は乗りかご、
２はガイドローラ、３はレール、５は油圧シリンダ、６
はプランジャ、９は油圧制御弁、１０は油ポンプ、１１
はモータ、］２はエンコーダ、１３は演算制御装置、１
４は制御指令装置、１５は警報器、１８はガバナである
。

第１図に示す本発明の一実施例は、本発明を油圧式エレ
ベータ−に適用したものである。

第１図において、シリンダ５内の油圧は、油圧制御弁９
が作動油７をシリンダＳ内に給排することにより制御さ
れ、この油圧制御によりプランジャ６が上下動する。乗
りがご１は、プランジャ６の上端に取付けられたプーリ
４、コープ８を介して支持されており、作動油７の圧力
によりプランジャ６が上下動すると、プーリ４、ロープ
８を介して、ガイドローラー２によりガイドされレール
３に添って上下動する。

油圧制御弁９は、モータ１１により駆動される油ポンプ
１０より供給される圧油を演算制御装置１３からの指令
に基づいてシリンダ７に給排する。

乗りかごに連動するロータリエンコーダ（パルス発生装
置）１２は、エレベータ−乗りがごの加速度及び速度を
検出し、エレベータ−を駆動制御する演算制御装置１３
に与える、制御指令装置１４は、エレベータ−に種々の
動作指令を与える。

演算制御装置１３は、エレベータ−の動作に必要な各種
演算を行うと共に、ロータリエンコーダ１２からのパル
ス信号に基づき、単位時間のパルスをカウントし、微分
演算して、エレベータ−の走行速度、加速度を演算する
回路と、この走行速度や加速度の演算値（検出値）を予
め定めた基準値と比較して、乗りかごのいたずら揺動を
判定する回路とを有している。警報器１５は、この判定
回路の出力により作動制御される。

演算制御装置１３で定める基準値のうち、加速度の基準
値ｇ１　は、エレベータ−停止時の乗客等の乗り込みに
より生じる正常な加速度ｇ２よりも大きく、ガバナを作
動させる耐振加速度ｇ、よりも小さく（ｇ、＜ｇ、＜ｇ
、）設定され、一方、速度の基準値Ｖ１　　は、エレベ
ータ−走行中の定格速度Ｖ、よりも大きく、ガバナスイ
ッチを作動させる速度■、よりも小さく　（Ｖ、＜Ｖ、
＜Ｖ、）設定される。

本発明が適用されるエレベータ−のガバナ系の一例が第
２図に示されている。このガバナ系は、乗りかご１に装
備される図示しない非常止め装置を作動させるレバー１
６と、ガバナロープ１７と、ガバナ１８とにより構成さ
れている。

次に、前述のように構成されている本発明の一実施例の
動作を説明する。

エレベータ−の運転時、ロータリエンコーダ１２は、乗
りかご１の動きに応じてパルスを発生し、その出力パル
スを演算制御装置１３に送る。

演算制御装置１３は、このパルス数をカウントし、微分
演算して、乗りかご１の速度及び加速度を算出する。そ
して、演算制御装置１３は、演算の結果得られた乗りか
ご１の速度検出値、あるいは、加速度検出値のいずれか
が、これらの基準値ｇ１．７１以上である場合に、いた
ずら揺動があるものと判定する。

演算制御装置１３は、この判定が得られると、警報器１
５に作動指令を出力し、警報音を発生させると共に、制
御指令装置１４にその旨を通知し、制御指令装置１４か
らの非常停止指令を受けて、乗りかご１をその場で一旦
非常停止させる。制御指令装置１４は、所定時間経過後
に、乗りかご１を低速で運転制御して最寄りの階に停止
させ扉を開ける。

その後、扉が閉められると、制御指令装置１４は、エレ
ベータ−を通常の運転モードに戻す。

前述した本発明の一実施例の動作をさらに詳述すれば、
次のようになる。

いま、例えば、エレベータ−停止中に乗りかごｌにいた
ずら揺動が生じ、この揺動が次第に大きくなるとする。

この場合、一般に基準速度■１　以前に、加速度が加速
度基準値ｇ、を超えることになるので、乗りかごの加速
度が二のｇｌ　　を超えた時点で警報及び非常停止指令
が発せられる。すなわち、加速度検出値が乗客の乗り込
み等で生じる正常な加速度ｇ８　レベル以上で、かつ、
ガバナの耐振加速度ｇ、に達する前に警報及び非常停止
指令が発せられることになる。

また、エレベータ−が定格速度で走行しているときに、
乗りかごにいたずら揺動が生じたとする。

この場合、第３図に示すように、定格速度■オに加速度
ｇが乗って、加速度ｇが成るレベルに至ると、加速度の
基準値ｇ１　　より小さな揺動（加速度）であっても、
その揺動に起因してエレベータ−走行速度の変動値が速
度基準値Ｖ１　　を超えることが多く、この速度変動値
（検出値）が、速度基準値ｖ１　　を超えた時点で警報
が発生せられ、非常停止指令が発せられて、乗りかご１
が非常停止させられる。

本発明の一実施例は、前述により乗りかご１がガバナの
作動速度ｖ３　に至ることを確実に防止することができ
る。すなわち、この場合には、第３図にも示すように、
乗りかご１の速度検出値が定格速度ｖ２とガバナ作動速
度ｖ５との間の所定レベルになると警報及び非常停止指
令が発せられることになる。

前述した本発明の実施例は、乗りかごをシリンダ上部の
プーリーに掛けられたロープにより駆動する油圧エレベ
ータ−に、本発明を適用したものとして説明したが、本
発明は、通常のロープ式のエレベータ−に適用すること
もできる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、いたずら揺動を検
出したとき、確実にいたずら揺動を止めさせることがで
きると共に、ガバナの誤動作を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のシステム構成図、第２図は
ガバナ系の構成を示す図、第３図は動作を説明する図で
ある。 ■・・・・・・乗りかご、２・・・・・・ガイドローラ
、３・・・・・・レール、５・・・・・・油圧シリンダ
、６・・・・・・プランジャ、９・・・・・・油圧制御
弁、１０・・・・・・油ポンプ、１１・・・・・・モー
タ、１２・・・・・・エンコーダ、１３・・・・・・演
算制御装置、１４・・・・・・制御指令装置、１５・・
・・・・警報器、１８・・・・・・ガバナ。 第２図 １６：作動レバー １７：カ゛バブローア １８：力゛′バブ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、エレベーター乗りかごの加速度及び速度を検出しこ
   の加速度あるいは速度のいずれか１つの検出値が、予め
   設定されているそれぞれの基準値を超えたことにより、
   前記乗りかごにいたずらによる揺動があったと検出する
   手段を有するエレベーターにおいて、いたずらによる揺
   動を検出したとき、乗りかご内に警報を発すると共に、
   乗りかごを一旦非常停止させることを特徴とするエレベ
   ーターのいたずら揺動防止装置。 ２、乗りかごを一旦非常停止させた後、所定時間後に、
   乗りかごを最寄階まで低速走行させ、扉を開くことを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載のエレベーターのい
   たずら揺動防止装置。