JPH0418747Y2 - - Google Patents

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JPH0418747Y2
JPH0418747Y2 JP6863287U JP6863287U JPH0418747Y2 JP H0418747 Y2 JPH0418747 Y2 JP H0418747Y2 JP 6863287 U JP6863287 U JP 6863287U JP 6863287 U JP6863287 U JP 6863287U JP H0418747 Y2 JPH0418747 Y2 JP H0418747Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は1本の圧入ラムの先部にエコライザ
機構を介して2本のパンチを装着し、前記圧入ラ
ムにて2本のパンチを常に均等に加圧して2軸同
時に圧入作業を行えるようにした圧入装置に関す
るものである。
従来の技術 例えばエンジンのシリンダヘツド1に形成され
た吸排気ポート2のバルブ着座面3には第4図に
示す様にバルブシート4が装着されている。前記
バルブシート4はシリンダヘツド1のバルブ着座
面3に隙間なく密着するように圧入する必要があ
る。一方シリンダヘツドには多数の吸排気ポート
2が形成されており、生産性を向上させるには各
吸排気ポート2へ同時にバルブシート4を圧入す
ればよいが、各バルブ着座面3及びバルブシート
4は共に寸法誤差を生じており、個々のバルブシ
ート4でその圧入量が異なるため、1本のラムで
複数のパンチを直接押圧して圧入作業を行う圧入
装置では、完全に圧入されないバルブシートが発
生し、当該装置で作業をすることができない。
従つて、従来は、個々の吸排気ポート2毎に圧
入装置を配置させて個別にバルブシート4の圧入
を行つていた。
考案が解決しようとする問題点 従来の圧入装置では、シリンダヘツドに設けら
れるポート数と同数の圧入装置が必要で、設備費
が高くついていた。特に近時、エンジンは吸排気
効率を高くするために1気筒当りのバルブ数が増
加する傾向にあり、それだけ多くの圧入装置が必
要となり、設備費がさらに高くなつていた。
またバルブシート4は圧入代が大きく、非常に
強い力で押圧しなければ圧入できない。そのため
圧入装置は大型のラムを備えたものを使用せねば
ならず、隣接するポート2,2間の間隔が狭い
と、これらと対向させて圧入装置を配置させるこ
とができず、複数同時に作業できない。特に1気
筒当りのバルブ数が増せば当然各ポート間の間隔
は狭くなり、上記問題が生じる。そこで、この場
合は、圧入工程を2工程に分け、最初の圧入工程
で奇数列のポートに対してバルブシートの圧入を
行い、次の圧入工程で偶数列のポートに対してバ
ルブシートの圧入を行つており、工数が多くなつ
て生産性が悪かつた。
問題点を解決するための手段 この考案は、1本の圧入ラムでもつて2本のパ
ンチを常に均等に加圧できるようにした圧入装置
であつて、適宜の駆動手段でもつて前後動させら
れる圧入ラムに、先端面から軸方向に沿つて適当
長さの摺動穴を2本形成し、且つ両摺動穴の後端
にこれらと連通する縦穴を形成し、この圧入ラム
の各摺動穴にパンチを摺動可能に挿入すると共
に、縦穴にこれより小さい揺動板を揺動可能に収
容する。そして円筒形の作用ピンを、前記縦穴の
後壁面中央部と揺動板の中央部との間に摺動穴の
配列方向と直交させて介在させ、その外周面一部
を夫々後壁面及び揺動板に摺動回転可能に収容さ
せ、外周面一部を切欠いて平坦面に形成した2個
の作用ピンを各パンチと揺動板との間に支点ピン
と平行状態に介在させ、作用ピンの円弧部を揺動
板に摺動回転可能に収容させ、且つ平坦面をパン
チの後端面に接触させたものである。
作 用 この考案は圧入ラムの圧力を支点ピンを介して
揺動板に伝達し、さらに揺動板から作用ピンを介
してパンチに伝達し、圧入時、一方のパンチに大
きな圧入荷重が作用すると、当該パンチが相対的
に後退し、一方の作用ピンを介して揺動板を押
し、これを支点ピンを支点として揺動させる。揺
動板の揺動により他方の作用ピンが前進して他方
のパンチを前進させ、双方のパンチに均等な圧入
荷重が作用するようにしたものである。
実施例 第1図及び第2図は本考案の一実施例を示す図
面で、バルブシートを2個同時に圧入するように
構成した場合を示している。
第1図及び第2図において、10は圧入ラム
で、先端面から軸方向に沿つて、適当長さの摺動
穴11,12を2本平行に形成し、且つ両摺動穴
11,12の後端に両摺動穴11,12と連通す
る縦穴13を形成してある。
この圧入ラム10は中空円筒状の支持フレーム
14内に挿入され、軸受15を介して前後動可能
に支持されており、油圧シリンダ等の適宜の駆動
手段〔図示せず〕にて前後動するように構成され
ている。
16,17は圧入ラム10の各摺動穴11,1
2に装着したパンチである。両パンチ16,17
は同一構造を有しており、大径軸部16a,17
aと小径軸部16b,17bとから成つており、
大径軸部16a,17aの先端面にバルブシート
4を支持するための小径の支持突起18,19を
一体に形成してある。また各パンチ16,17の
大径軸部16a,17aの先部及び支持突起1
8,19には周方向3個所に保持片20,21を
径方向に揺動可能に装着してあり、中心部に軸方
向に摺動自在に収容され、且つスプリング24,
25にて常時前方への弾性力が付与された押出棒
22,23にて保持片20,21の先端部20
a,21aを押圧して支持突部18,19の外周
面から僅かに突出するようにしてある。前記保持
片20,21の先端部20a,21aはバルブシ
ート4の挿入が容易なように曲面に形成してあ
り、他方押出棒22,23の先端面を半球面に形
成して保持片20,21をスムースに揺動させ得
るようになつている。また各保持片20,21は
押出棒22,23の押圧力が作用しない場合には
自重でもつて先端部20a,21aが中心方向へ
揺動するようにバランスをとつてある。さらに各
パンチ16,17には大径軸部16a,17a及
び小径軸部16b,17bに跨がつてエアー通路
26,27を形成し、当該エアー通路26,27
の後端を小径軸部16b,17bの周面に開放さ
せ、先端を大径軸部16a,17aの先端面に開
放させてある。また小径軸部16b,17bの外
周面にはシール溝28,29及び係止溝30,3
1を形成してある。上記パンチ16,17は小径
軸部16b,17bを圧入ラム10の各摺動穴1
1,12へ摺動可能に挿入し、圧入ラム10に貫
通させた抜止めピン32,33を係止溝30,3
1に挿入し、エアー通路26,27を圧入ラム1
0に形成したエアー供給口34,35に連通させ
てある。またシール溝28,29にはOリング3
6,37を装着してある。
38,39は圧入ラム10の各摺動穴11,1
2内に摺動可能に収容させたスペーサで、各パン
チ16,17の後方に配置してあり、各パンチ1
6,17の圧入ラム10からの突出量を調整し、
圧入ラム10とパンチ16,17の大径軸部16
a,17aの後端面との隙間を調整する。両スペ
ーサ38,39は周面一部に軸方向に長い係止溝
40,41を形成してあり、圧入ラム10に挿入
した抜止ピン42,43の端部が嵌り込んでい
る。
44は圧入ラム10の縦穴13に収容させた揺
動板で、軸方向長さが縦穴13より短く、幅寸法
が縦穴13より僅かに狭い大きさに形成されてお
り、縦穴13内で前後方向に自由に動けるように
してある。前記揺動板44は後端面中央部に摺動
穴11,12の配設方向と直交する方向、即ち、
水平方向に半円形状の第1円弧溝45を形成し、
且つ、先端面の各パンチ16,17と対向する位
置に半円より深い第2、第3円弧溝46,47を
第1円弧溝45と平行に形成してある。また圧入
ラム10の縦壁面中央部にも第1円弧溝45と対
向させて半円より浅い第4円弧溝48を形成して
ある。尚、第1円弧溝45と第4円弧溝48とは
同一曲率中心を有している。49は圧入ラム10
の縦穴13の外周に装着した割りリングで、縦穴
13を塞いでいる。
50は圧入ラム10の縦穴13の後壁面を揺動
板44の後端面との間に介在させた支点ピンで、
揺動板44の幅より十分に長くその周面一部を第
1円弧溝45及び第4円弧溝48内に夫々摺動回
転可能に収容させ、且つ、その両端を圧入ラム1
0に形成した貫通孔51,52に嵌入んで支持さ
せてある。尚、前記貫通孔51,52の外側開口
部は割りリング49によつて塞いである。53,
54は揺動板44の先端面と各スペーサ38,3
9との間に介在させた作用ピンで、揺動板44の
幅寸法より僅かに狭い長さで、周面の一部を切欠
いて平坦面53a,54aを形成してあり、各々
の円弧部を揺動板44の第2円弧溝46,47に
摺動回転可能に収容させ、且つ平坦面53a,5
4aを揺動板44より前方へ突出させてスペーサ
38,39の後端面に接触させてある。
55は圧入ラム10の先端面に取付けた前カバ
ーである。
上記構造の圧入装置は、圧入ラム10に形成し
たエアー供給口34,35に、圧力検知スイツチ
を備えたエアー供給回路に接続されたエアー配管
〔共に図示せず〕を接続し、エアー供給口34,
35からエアー通路26,27へ夫々エアーを供
給し、エアー通路26,27内のエアーをパンチ
16,17の大径軸部16a,17aの先端面か
ら前方へ噴出させ、エアー通路26,27内のエ
アーの圧力変動を圧力検知スイツチで検知してバ
ルブシート4がパンチ16,17にて正常に圧入
されているか否かを検出するようにしている。
而して、バルブシート4,4の圧入時、適宜の
手段でバルブシート4,4をパンチ16,17の
先端に形成された支持突部18,19に装着す
る。この後圧入ラム10を前進させ、バルブシー
ト4,4をシリンダヘツド1のバルブ着座面3に
押付け、続いて、圧入ラム10の圧力を支点ピン
50を介して揺動板44へ伝達し、揺動板44か
ら作用ピン53,54及びスペーサ38,39を
介してパンチ16,17に伝達し、パンチ16,
17の大径軸部16a,17aの先端面にてバル
ブシート4,4を押圧してバルブ着座面3,3に
圧入する。圧入時バルブシート4,4の後端面が
大径軸部16a,17aの先端面に密着してエア
ー通路26,27を閉じ、エアー通路26,27
内のエアー圧が急激に上昇すると、これを圧力検
知スイツチが検知して正常な圧入が行われている
ことを検出する。またエアー通路26,27の一
方或いは双方が閉じられず、そのエアー圧力が上
昇しない場合、エアー圧力が上昇しないパンチで
の圧力が正常に行われなかつたことを検出し、不
良信号を出す。
圧力が完了すると、圧入ラム10が後退し、圧
入ラム10に設けられた各抜止めピン32,33
が各パンチ16,17に引掛かり、パンチ16,
17も一緒に後退する。
上記圧入動作時、バルブシート4,4やバルブ
着座面3の寸法誤差により、一方のパンチ16に
先に圧入荷重が作用すると、パンチ16が停止し
て相対的に後退し、圧入荷重がスペーサ38及び
作用ピン53を介して揺動板44に伝達され、第
3図に示す様に、揺動板44が支点ピン50を支
点として反時計方向に揺動し、他方のパンチ17
のみが前進を続ける。そして他方のパンチ17に
も圧入荷重が作用すると、そのままの状態で両パ
ンチ16,17は前進し、圧入を行う。また一方
のパンチ16が先に圧入を完了したときも、同様
に他方のパンチ17が前進を続け、圧入を行う。
そして双方のパンチ16,17の圧入が完了する
と、圧入ラム10は後退する。尚、他方のパンチ
17に先に圧入荷重が作用した場合は、揺動板4
4が支点ピン50を支点として時計方向に揺動
し、一方のパンチ16の圧入を継続させる。
尚、本考案はバルブシートの圧入だけでなく、
他のあらゆる部品の圧入も行うことができる。
考案の効果 この考案は一本のラムでもつて2本のパンチを
動作させることができ、しかも両パンチは、圧入
部品等に寸法誤差を生じておつても、これを吸収
して常に均等に圧入部品を押圧して圧入するた
め、2軸同時に正確な圧入を行うことができる。
また両パンチの間隔を狭くしても圧入ラムは大型
のものができ、大きな圧入荷重が得られるため、
隣接する2つの被圧入位置が狭くても圧入作業を
行うことができ、当該装置をシリンダヘツドのバ
ルブシートの圧入に適用すると、一気筒当りのバ
ルブ数が多いシリンダヘツドにおいても隣接する
狭い間隔のポートへバルブシートを同時に圧入さ
せることができ、作業性が向上して生産性が向上
する。また設備も簡単となり、コストも安価にな
る。
また圧入装置は支点ピン及び作用ピンにせん断
荷重が作用しないようにしてあるので、支持ピン
及び作用ピンは変形することがなく、揺動板もス
ムースに揺動でき、誤動作することがなく、信頼
性が非常に高い装置である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る圧入装置の縦断正面図、
第2図はその横断底面図、第3図は動作状態を示
す縦断正面図、第4図はバルブシートの装着部の
要部断面図である。 10……圧入ラム、11,12……摺動穴、1
3……縦穴、16,17……パンチ、44……揺
動板、50……支点ピン、53,54……作用ピ
ン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端面から軸方向に沿つて適当長さの摺動穴を
    2本形成し、かつ両摺動穴の後端にこれらと連通
    する縦穴を形成した圧入ラムと、前記圧入ラムの
    摺動穴に夫々摺動可能に挿入した2本のパンチ
    と、圧入ラムの縦穴に揺動可能に収容した揺動板
    と、縦穴の後壁面中央部と揺動板の中央部との間
    に介在させ、且つ外周面一部を夫々後壁面及び揺
    動板に摺動回転可能に収容させた1個の支点ピン
    と、外周面一部を切欠いて平坦面に形成し、揺動
    板の各パンチと対向する位置に摺動回転可能に収
    容させ、且つ前記平坦面を揺動板から突出させて
    パンチの後端面に接触させた2個の作用ピンとを
    具備し、圧入ラムの圧力を支点ピンを介して揺動
    板に伝達し、伝達板から作用ピンを介して各パン
    チに伝達するようにしたことを特徴とする圧入装
    置。
JP6863287U 1987-05-07 1987-05-07 Expired JPH0418747Y2 (ja)

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JP6863287U JPH0418747Y2 (ja) 1987-05-07 1987-05-07

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JPS63179027U JPS63179027U (ja) 1988-11-18
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JP2009297866A (ja) * 2008-06-17 2009-12-24 Honda Motor Co Ltd 圧入装置
JP5300675B2 (ja) * 2009-09-24 2013-09-25 ダイハツ工業株式会社 バルブシート圧入装置
FR3024061B1 (fr) * 2014-07-22 2017-02-17 Peugeot Citroen Automobiles Sa Procede et presse de frettage simultane des sieges de soupape dans une culasse de moteur de vehicule automobile
FR3024062B1 (fr) * 2014-07-22 2017-02-17 Peugeot Citroen Automobiles Sa Procede et presse de frettage simultane des sieges de soupape dans une culasse de moteur de vehicule automobile avec compensation de la force de pressage

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