JPH04183683A - 作業車の操向操作構造 - Google Patents

作業車の操向操作構造

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JPH04183683A
JPH04183683A JP31040590A JP31040590A JPH04183683A JP H04183683 A JPH04183683 A JP H04183683A JP 31040590 A JP31040590 A JP 31040590A JP 31040590 A JP31040590 A JP 31040590A JP H04183683 A JPH04183683 A JP H04183683A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、クローラ式や片側4輪等の多輪式の走行装置
を左右一対備えた作業車の操向操作構造に関する。
〔従来の技術〕
前述のような作業車の一つとして、クローラ式の走行装
置を左右一対備えたコンバインがあり、その操向系の構
造の一例が実開平1−106642号公報に開示されて
いる。
この構造では、走行装置の入力用のサイドギヤ(前記公
報の(3R)、 (3L))の各々に対して、前進用の
正転動力を伝達可能な咬合式のサイドクラッチ(前記公
報の((R)、 (CL))と、サイドギヤを制動可能
な多板摩擦式のサイドブレーキ(前記公報の(BR)、
 (BL))とを設けている。
従って、左右のサイドクラッチを入り操作した直進状態
から、例えば右のサイドクラッチを切り操作すると伝動
が断たれて右の走行装置が自由回転状態となり、機体は
緩やかに右に向きを変える。その後、右のサイドブレー
キを入り操作すれば、右の走行装置に制動が掛かり機体
は右に信地旋回していくのである。
〔発明が解決しようとする課題〕
以上のようなサイドクラッチ及びサイドブレーキを用い
ての2段階の旋回は、作業地が比較的乾いた条件のよい
場合に可能となるものである。
これに対し水の多い湿田等のように、地面からの走行抵
抗の非常に大きい作業地では、一方のサイドクラッチを
切り操作した場合には、地面からの走行抵抗により一方
の走行装置が停止してしまうような状態となる。これで
は、先のサイドブレーキを入り操作したのど略同じよう
な状態となって機体か大きく向きを変えてしまうので、
サイドクラッチを切り操作して機体の向きを僅かに変え
ると言うような操向操作は、実質的に不可能となってし
まう。
本発明は湿田等の走行抵抗の大きな作業地においても、
機体の向きを僅かに変える操向操作や、機体の向きを大
きく変える操向操作が自由に行えるような構成を得るこ
とを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の特徴は以上のような作業車の操向操作構造にお
いて、次のように構成することにある。つまり、 ■〔A〕走行装置の入力用のサイドギヤの各々に対して
、前進用の正転動力を伝達可能な油圧多板摩擦式の前進
クラッチと、サイドギヤを制動可能な油圧多板摩擦式の
サイドブレーキとを設ける。
〔B〕左右に操作自在な人為操作具を備えて、この人為
操作具の中立位置にて前進クラッチが入り状態で、サイ
ドブレーキが切り状態となるように設定する。
(C)人為操作具を中立位置から一方の所定位置に操作
すると、前進クラッチが入り状態から切り状態となるま
で伝動トルクが連続的に低下して行くように、前進クラ
ッチ用の圧力調節機構と人為操作具とを連係する。
〔D〕人為操作具を所定位置からさらに操作すると、サ
イドブレーキが切り状態から入り状態となるまで制動ト
ルクが連続的に上昇して行くように、サイドブレーキ用
の圧力調節機構と人為操作具とを連係する。
■〔E〕走行装置の入力用のサイドギヤの各々に対して
、前進用の正転動力を伝達可能な油圧多板摩擦式の前進
クラッチと、逆転動力を伝達可能な油圧多板摩擦式の逆
転クラッチとを設ける。
CF)左右に操作自在な人為操作具を備えて、この人為
操作具の中立位置にて前進クラッチが入り状態で、逆転
クラッチが切り状態となるように設定する。
〔G〕人為操作具を中立位置から一方の所定位置に操作
すると、前進クラッチが入り状態から切り状態となるま
で伝動トルクか連続的に低下して行くように、前進クラ
ッチ用の圧力調節機構と人為操作具とを連係する。
〔H〕人為操作具を所定位置からさらに操作すると、逆
転クラッチが切り状態から入り状態となるまで伝動トル
クが連続的に上昇して行くように、逆転クラッチ用の圧
力調節機構と人為操作具とを連係する。
■ 前項■の構成において、前記逆転クラッチへの逆転
動力の伝動を断ち、この逆転クラッチの伝動上手側部を
係止固定する状態に切り換え可能な切換手段を備える。
〔作 用〕
(1)前項■のように構成した場合、例えば第3図及び
第2図に示すように人為操作具(例えば操作レバー(4
0)等)を中立位置(N)に操作していると左右の前進
クラッチ(25)が入り状態となって、機体は直進する
。そして、人為操作具を右又は左に操作して行くと、圧
力調節機構により前進クラッチの伝動トルクが連続的に
低下操作されて行き、人為操作具を所定位置(R+)、
 (L1)にまで操作すると、一方の走行装置への伝動
が断たれた状態となる。
つまり、サイドクラッチを入り切り操作する従来構造の
ように一方の走行装置への伝動を突然断つのではなく、
本発明では人為操作具の操作位置に応じて、伝動トルク
を連続的に低下操作しながら伝動の遮断状態に至ってい
る。このように、低伝動トルクであっても一方の走行装
置を駆動していれば、走行抵抗の大きな作業地において
も一方の走行装置が停止することなく、他方の走行装置
よりも低速で駆動される。
これにより、機体は左右の走行装置の速度差に応じた旋
回半径で向きを変えていくのであり、前述のように伝動
トルクを変化させることにより、向き変更の旋回半径を
任意に調節できるのである。
そして、人為操作具を前述の所定位置(R+)。
(L1)からさらに操作していくと、次は一方の走行装
置のサイドブレーキ(逆転クラッチ(30)に相当)の
制動トルクが連続的に上昇操作されて行き、一方の走行
装置に徐々に制動が掛かっていく。これにより、機体は
徐々に信地旋回状態に入って行き、前述の中立位置(N
)から所定位置(R1)、 (L1)までの範囲よりも
小半径で旋回していくのである。
又、前述のように人為操作具の操作位置に応じて制動ト
ルクを変化させることにより、信地旋回の半径を任意に
調節できるのである。
(2)前項■のように構成した場合、人為操作具を中立
位置(N)から所定位置(R1)、(Lυに操作すれば
、前述と同様に前進クラッチの伝動トルクが連続的に低
下操作されて行く。
そして、人為操作具を所定位置(R,)、 (L1)か
らさらに操作していくと、一方の走行装置の逆転クラッ
チの伝動トルクが連続的に上昇操作されて行き、一方の
走行装置か徐々に逆転駆動されていく。これにより、機
体は徐々に超信地旋回状態に入って行くのである。
この場合、前述と同様に逆転の伝動トルクを変化させる
ことにより、超信地旋回の半径を任意に調節できるので
ある。
(3)前項■のように構成した場合、通常は前項■と同
様な状態となる。そして、切換手段により逆転クラッチ
の伝動上手側部を係止固定すると、逆転クラッチを入り
操作した場合この逆転クラッチがブレーキと同じ機能を
果たすことになる。つまり前項■の状態に切り換えるこ
とかできるのである。
〔発明の効果〕
以上の請求項1又は2のように、単純に走行装置への伝
動を断つのではなく、正転の伝動トルクを連続的に低下
させ、次に制動トルク又は逆転の伝動トルクを連続的に
上昇させるように構成することにより、走行抵抗の大き
な作業地においても、大小の所望の旋回半径にて旋回か
行えるようになって、作業車の操向操作性の向上を図る
ことができた。
又、請求項3のように構成すれば、一方の走行装置に制
動を掛けるか逆転の動力を伝達するかを、作業地の状態
により選択できるようになり、さらに操向操作性の向上
を図ることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は作業車の1つであるコンバインの走行系のミッ
ションケース(8)内の構造を示しており、エンジン(
図外)からの動力かテンションクラッチを備えたベルト
伝動機構(図示せず)を介して静油圧式無段変速装置(
1)の入力プーリー(2)に伝達されると共に、静油圧
式無段変速装置(1)の出力軸(3)からの動力が第1
伝動軸(4)、ワンウェイクラッチ(5)及び出力プー
リー(7)を介して刈取部(図示せず)に伝達されて行
く。
第1伝動軸(4)からの動力は第1ギヤ(9)及び第2
ギヤ(10)を介して第2伝動軸(11)に伝達さる。
この第2伝動軸(11)と第3伝動軸(15)との間に
は第1.2.3油圧クラツチ(6)、 (12)。
(13)及びギヤ等にて副変速装置(14)が構成され
ており、第1.2.3油圧クラツチ(6)、 (12)
(13)を択一的に入り操作することにより、動力を高
中低の3段に変速できるのであり、この動力は低速ギヤ
(16)に咬合する第3ギヤ(19)に伝達される。
第3ギヤ(19)を支持する支持軸(20)には左右一
対のサイドギヤ(21)が相対回転自在に外嵌されると
共に、左右の車軸(22)の入力ギヤ(23)が左右の
サイドギヤ(21)に常時咬合している。そして、左右
のサイドギヤ(21)と第3ギヤ(19)との間の各々
に、油圧多板摩擦式の前進クラッチ(25)が設けられ
ている。これにより、右又は左の前進クラッチ(25)
を入り切り操作することによって、クローラ式の走行装
置(24)に対し直進用の正転動力の伝動及び遮断操作
を行うのである。
次に一方の走行装置(24)に制動を掛ける構造につい
て説明する。第2図に示すように、支持軸(20)に左
右一対の第4ギヤ(26)が相対回転自在に外嵌される
と共に、第4伝動軸(27)に外嵌された左右一対の第
5ギヤ(29)が各々左右の第4ギヤ(26)に咬合し
ている。そして、第4伝動軸(27)と左右の第5ギヤ
(29)との間の各々に、油圧多板摩擦式の逆転クラッ
チ(30)(サイドブレーキに相当)が設けられている
。これに対して、第4伝動軸(27)にシフト部材(1
7X切換手段に相当)がスプライン構造にてスライド操
作自在に支持されている。
以上の構造により、ミッションケース(8)の内壁に固
定された係止部(18)にシフト部材(17)を係合さ
せると、第4伝動軸(27)か固定された状態となる。
この状態で、一方の逆転クラッチ(30)を入り操作す
ると、一方の走行装置(24)に制動を掛けることかで
きる。そして、これが借地旋回状態である。
次に一方の走行装置(24)を逆転駆動する構造につい
て説明する。第2図に示すように、第3伝動軸(15)
の第7ギヤ(28)に咬合する第8ギヤ(31)が第4
伝動軸(27)に相対回転自在に外嵌されるている。こ
の構造によって、シフト部材(17)を係止部(18)
から外し第8ギヤ(31)に咬合させた状態で、一方の
逆転クラッチ(30)を入り操作すると第8ギヤ(31
)からの動力が逆転状態で、且つ、1/2に減速されて
一方の走行装置(24)に伝達されて行くのである。そ
して、これが超信地旋回状態である。
次に前進及び逆転クラッチ(25)、 (30)の油圧
回路について説明する。第1図に示すように、ポンプ(
32)からの作動油が、一対の常開型の第1可変リリー
フ弁(33)(圧力調節機構に相当)を介して、左右の
前進クラッチ(25)に並列的に供給されると共に、左
右の前進クラッチ(25)の排油路(34)にパイロッ
ト式で3位置切換式の開閉弁(35)が接続されている
。又、ポンプ(32)からの油路(36)に常閉型のパ
イロット式の開閉弁(37)が設けられている。さらに
、開閉弁(37)の下手側に、逆転クラッチ(30)用
の切換弁(38)及び第2可変リリーフ弁(39) (
圧力調節機構に相当)が接続されている。
次に第1及び第2可変リリーフ弁(33)、 (39)
、切換弁(38)の操作構造について説明する。第1図
に示すように機体の操縦部に、左右に操作自在な操作レ
バー(40)(人為操作具に相当)が備えられ、この操
作レバー(40)にブツシュフルワイヤ(41)が接続
されている。第1可変リリーフ弁(33)を閉側に操作
する一対の揺動式の操作アーム(42)が設けられ、ブ
ツシュフルワイヤ(41)の他端部(41a)が左右の
操作アーム(42)に挟まれている。又、長孔(43a
)の作用によりブツシュフルワイヤ(41)が設定以上
に伸縮操作されると、これに伴って揺動操作される操作
部(43)が設けられ、この操作部(43)と切換弁(
38)とが機械的に連係されている。そして、第2可変
リリーフ弁(39)も操作レバー(40)と機械的に連
係されている。
第1図に示す状態は、第2図のシフト部材(17)を係
止部(18)に係合させて逆転クラッチ(30)をサイ
ドブレーキとして機能させる状態であり、操作レバー(
40)を中立位置(N)に操作している状態である。こ
の状態でポンプ(32)からの作動油が、第1可変リリ
ーフ弁(33)から左右の前進クラッチ(25)に供給
され、開閉弁(35)により前進クラッチ(25)の両
排油路(34)が閉じられているので、左右の前進クラ
ッチ(25)が入り状態となっている。これに対し、開
閉弁(37)か閉じているので逆転クラッチ(30)は
切り状態となっている。これにより、機体は直進状態と
なっている。
この状態から操作レバー(40)を例えば右に操作して
いくと、ブツシュフルワイヤ(41)の押し作用により
、右の操作アーム(42)により右の第1可変リリーフ
弁(33)が徐々に閉操作されて行き、第3図に示すよ
うに右の前進クラッチ(25)の圧力、つまり伝動トル
クが操作レバー(40)の操作位置に応じて徐々に低下
して行く。
そして、操作レバー(40)を右の所定位置(R+)に
まで操作すると右の第1可変リリーフ弁(33)が完全
に閉操作されて、前進クラッチ(25)の圧力か略零に
なって開閉弁(37)が開くと共に、操作部(43)に
より切換弁(38)が右の逆転クラッチ(30)への作
動油の供給位置(38a)に切り換え操作される。この
場合、切換弁(38)からのパイロット圧により、開閉
弁(35)が右の排油路(34)をアンロードし、左の
排油路(34)を遮断する位置(35a)に切り換え操
作される。しかし、第2可変リリーフ弁(39)が開位
置にあるので、右の逆転クラッチ(30)は切り状態と
なっている。
この右の所定位置(Rυから操作レバー(40)ををさ
らに右側に操作して行くと、第2可変リリーフ弁(39
)が徐々に閉側に操作されて行く。これにより、第3図
に示すように右の逆転クラッチ(30)の圧力、つまり
制動トルクが操作レバー(40)の操作位置に応じて徐
々に上昇して右の走行装置(24)に制動が掛かって行
き、機体が右に信地旋回して行く。
次に、第2図のシフト部材(17)を係止部(18)か
ら外し、第8ギヤ(31)に咬合させる。この状態で操
作レバー(40)を中立位置(N)から例えば右の所定
位置(R8)に操作して行けば、前述と同様に右の前進
クラッチ(25)の圧力、つまり伝動トルクが徐々に低
下して行く。
そして、この右の所定位置(R1)から操作レバー (
40)ををさらに右側に操作して行くと、第2可変リリ
ーフ弁(39)が徐々に閉側に操作されて行く。これに
より、第3図に示すように右の逆転クラッチ(30)の
圧力、つまり逆転の伝動トルクが徐々に上昇して右の走
行装置(24)が逆転駆動されて行き、機体が右に超信
地旋回して行くのである。
〔別実施例〕
第2図に示す構造では副変速装置(14)を3組の油圧
クラッチにより構成したが、第4図に示すようにシフト
ギヤ(44)を第2伝動軸(11)にスプライン構造に
て取り付け、このシフトギヤ(44)をスライド操作す
るギヤ変速式に構成してもよい。
第1図の油圧回路に替えて第5図に示すように、前進ク
ラッチ(25)用の電磁操作式の切換弁(45)、及び
逆転クラッチ(30)用の電磁操作式の切換弁(46)
を備える。そして、前進及び逆転クラッチ(25)、 
(30)に対し電磁操作式の開閉弁(47)、 (48
X圧力調節機構に相当)を設けると共に、第1図の操作
レバー(40)の操作位置に応じて開閉弁(47)、 
(48)を高速で開閉操作して流量制御(所謂、デユー
ティ制御)を行い、伝動及び制動トルクを変更操作して
もよい。
第5図の油圧回路に替えて第6図に示すように切換弁(
45)、 (46)を装備せずに、ポンプ(32)に、
高速で開閉操作して流量制御が可能な4組の開閉弁(4
7)、 (48X圧力調節機構に相当)を並列に接続す
ると共に、各開閉弁(47)、 (48)に前進及び逆
転クラッチ(25)、 (30)を接続する構造として
もよい。
前進クラッチ(25)及び逆転クラッチ(30)として
、第7図に示すような構造のものを備えてもよい。つま
り、第3ギヤ(19)と左右のサイドギヤ(21)の間
に多板摩擦式の前進クラッチ(25)を設け、左右のサ
イドギヤ(21)と第4ギヤ(26)の間に逆転クラッ
チ(30)を設けた構造である。そして、第4伝動軸(
27)のシフト部材(17)をスライド操作することに
より、左右の第4ギヤ(26)に逆転動力を伝達するか
、第4ギヤ(26)を固定するかの切り換えを行う。
この場合、前進及び逆転クラッチ(25)、 (30)
は第2図のような型式ではなく、サイドギヤ(21)を
左右のスライド操作してサイドギヤ(21)により前進
及び逆転クラッチ(25)、 (30)の摩擦板を押圧
して、これを入り操作する構成となっている。
そして、左右のサイドギヤ(21)のスライド操作は第
8図に示すように、左右一対の複動型の油圧シリンダ(
49)により操作アーム(50)によって行う。この場
合、油圧シリンダ(49)はバネ(49a)により収縮
側、つまり前進クラッチ(25)の入り側に付勢されて
おり、第1可変リリーフ弁(33)を閉側に操作して油
圧シリンダ(49)を伸長させて、前進クラッチ(25
)の伝動トルクを低下させていく。そして、第2可変リ
リーフ弁(39)を閉側に操作して油圧シリンダ(49
)をさらに伸長させて、逆転クラッチ(30)の制動又
は逆転の伝動トルクを上昇させていくのである。
以上の実施例はクローラ式の走行装置を左右一対備えた
型式であるが、本発明は片側6輪又は片側8輪等の多輪
式の走行装置を備えた作業車にも適用できる。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る作業車の操向操作構造の実施例を示
し、第1図は前進及び逆転クラッチの油圧回路、並びに
操作系を示す図、第2図はミッションケースの概略正面
図、第3図は前進及び逆転クラッチの圧力と操作レバー
の操作位置との関係を示す図、第4図は第1別実施例に
おけるミッションケースの部分概略正面図、第5図は第
2別実施例における油圧回路図、第6図は第3別実施例
における油圧回路図、第7図は第4別実施例におけるミ
ッションケースの概略正面図、第8図は第4別実施例に
おける油圧回路図である。 (17)・・・・・・切換手段、(21)・・・・・・
サイドギヤ、(24)・・・・・・走行装置、(25)
・・・・・・前進クラッチ、(30)・・・・・・逆転
クラッチ(サイドブレーキ)、(33)、 (47)・
・・・・・前進クラッチ用の圧力調節機構、(39)、
 (48)・・・・・・逆転クラッチ用の圧力調節機構
、(40)・・・・・・人為操作具、(N)・・・・・
・中立位置、(R,)、 (L1)・・・・・・所定位
置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、左右一対の走行装置(24)、(24)を備えた作
    業車の操向操作構造であって、下記の〔A〕〜〔D〕に
    記載の構成を備えている作業車の操向操作構造。 〔A〕前記走行装置(24)、(24)の入力用のサイ
    ドギヤ(21)の各々に対して、前進用の正転動力を伝
    達可能な油圧多板摩擦式の前進クラッチ(25)と、前
    記サイドギヤ(21)を制動可能な油圧多板摩擦式のサ
    イドブレーキ(30)とを設ける。 〔B〕左右に操作自在な人為操作具(40)を備えて、
    この人為操作具(40)の中立位置(N)にて前記前進
    クラッチ(25)が入り状態で、前記サイドブレーキ(
    30)が切り状態となるように設定する。 〔c〕前記人為操作具(40)を中立位置(N)から一
    方の所定位置(R_1)、(L_1)に操作すると、前
    記前進クラッチ(25)が入り状態から切り状態となる
    まで伝動トルクが連続的に低下して行くように、前記前
    進クラッチ(25)用の圧力調節機構(33)、(47
    )と人為操作具(40)とを連係する。 〔D〕前記人為操作具(40)を前記所定位置(R_1
    )、(L_1)からさらに操作すると、前記サイドブレ
    ーキ(30)が切り状態から入り状態となるまで制動ト
    ルクが連続的に上昇して行くように、前記サイドブレー
    キ(30)用の圧力調節機構(39)、(48)と人為
    操作具(40)とを連係する。 2、左右一対の走行装置(24)、(24)を備えた作
    業車の操向操作構造であって、下記の〔E〕〜〔H〕に
    記載の構成を備えている作業車の操向操作構造。 〔E〕前記走行装置(24)、(24)の入力用のサイ
    ドギヤ(21)の各々に対して、前進用の正転動力を伝
    達可能な油圧多板摩擦式の前進クラッチ(25)と、逆
    転動力を伝達可能な油圧多板摩擦式の逆転クラッチ(3
    0)とを設ける。 〔F〕左右に操作自在な人為操作具(40)を備えて、
    この人為操作具(40)の中立位置(N)にて前記前進
    クラッチ(25)が入り状態で、前記逆転クラッチ(3
    0)が切り状態となるように設定する。 〔G〕前記人為操作具(40)を中立位置(N)から一
    方の所定位置(R_1)、(L_1)に操作すると、前
    記前進クラッチ(25)が入り状態から切り状態となる
    まで伝動トルクが連続的に低下して行くように、前記前
    進クラッチ(25)用の圧力調節機構(33)、(47
    )と人為操作具(40)とを連係する。 〔H〕前記人為操作具(40)を前記所定位置(R_1
    )、(L_1)からさらに操作すると、前記逆転クラッ
    チ(30)が切り状態から入り状態となるまで伝動トル
    クが連続的に上昇して行くように、前記逆転クラッチ(
    30)用の圧力調節機構(39)、(48)と人為操作
    具(40)とを連係する。 3、前記逆転クラッチ(30)への逆転動力の伝動を断
    ち、この逆転クラッチ(30)の伝動上手側部を係止固
    定する状態に切り換え可能な切換手段(17)を備えて
    ある請求項2記載の作業車の操向操作構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6346973A (ja) * 1987-07-20 1988-02-27 Kubota Ltd 作業車の操向装置
JPH0245276A (ja) * 1988-08-04 1990-02-15 Kubota Ltd 作業車
JPH0427674A (ja) * 1990-05-21 1992-01-30 Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd 操向機構

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