JPH04181385A - 光学的文字読取装置のスキャナ機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、文字読取りの対象とする用紙の表裏（両面）
に記録された文字等を含むイメージの読取りを行なう光
学的文字読取装置のスキャナ機構に関する。　　　　　
　　　− （従来の技術）− 一般に、光学的文字読取装置のスキャナ機構は、文字読
取りの対象とする用紙を搬送させながら、搬送路上の所
定の読取り位置に蛍光灯等の光源からの光を照射し、そ
の反射光をミラー、レンズ等を介してＣＣＤセンサ等に
集光して用紙全体のイメージを検出している。こうして
検出されたイメージは、文字読取り処理に供される。

光学的文字読取装置には、−度の搬送で用紙の表裏（両
面）のイメージを検出するスキャナ機構を設けたものか
ある。本出願人は、先に、この種光学的文字読取装置の
スキャナ機構について、特願平２−２７９４０号におい
て出願している。特願平２−２７９４０号は、第１読取
位置において用紙の表面が読取方向に向くようにし、第
１読取位置の先で用紙の搬送方向を逆転させることによ
って第２読取位置において用紙の裏面が読取方向に向く
ようにして用紙を搬送し、搬送路の上部に設けられた光
学系によって第１．第２読取位置での用紙における反射
光を１箇所の光電変換部（ＣＣＤセンサ）に集光するこ
とによって用紙の表裏（両面）のイメージ検出を行なう
ものである。

この特願平２−２７９４０号では、第１．第２読取位置
での用紙における反射光を、搬送路の上部に設けられた
光学系によって、すなわちミラーの角度を切り換えるこ
とによって１箇所の光電変換部に集光している。

（発明が解決しようとする課題） このように、第１．第２読取位置での用紙における反射
光を、ミラーを用いて１箇所の光電変換部に集光する場
合、正確なイメージを検出するために高精度にミラー角
度の切り換えを行なう必要がある。このため、ミラーの
角度切り換えのための高精度な制御系か必要となってし
まう。

本発明は前記のような点に鑑みてなされたもので、簡単
な構成によって、１回の搬送で用紙両面のイメージ検出
が可能な光学的文字読取装置のスキャナ機構を提供する
ことを目的とする。

［発明の構成コ （課題を解決するための手段） 本発明は、第１読取位置が設定された第１搬送路から、
同第１搬送路の延長先の第２搬送路において搬送方向を
逆転させて第２搬送路から第２読取位置が設定された第
３搬送路へ用紙を搬送する用紙搬送手段と、受光した光
に応じて充電変換を行なう光電変換手段と、前記第１読
取位置において、搬送される用紙の一方の面に光を照射
する第１の光源と、前記第２読取位置において、搬送さ
れる用紙の他方の面に光を照射する第２の光源と、前記
第１読取位置、及び前記第２読取位置からの用紙面にお
いて反射した光の光路を前記光電変換手段の方向に変更
するための、設定位置が固定されたミラー、及びハーフ
ミラ−の組み合わせによって構成された光学手段とを具
備し、１回の搬送で用紙の両面についてのイメージ検出
を行なうものである。

（作　用） このような構成によれば、いわゆるスイッチバック方式
の用紙搬送手段によって搬送される用紙に対して、第１
読取位置、第２読取位置において光源からの光を照射し
、用紙面における各読取位置からの反射光の光路を、設
定位置が固定されたミラー及びハーフミラ−の組み合わ
せによって構成された光学手段により、一つの光電変換
手段方向への同一の光路に変更される。

（実施例） 以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。第
１図は同実施例に係わる光学的文字読取装置のスキャナ
機構の構成を示す図である。はしめに、搬送系の構成に
ついて説明する。第１図において、１１はホッパであり
、文字読取処理に供される用紙束１２を積載するための
ものである。

ホッパｌ】には、図示せぬスプリングが下部に取り付け
られ、このスプリングの力により積載された用紙束１２
の最上部に位置する用紙をフィードローラ１３に圧接さ
せる。フィードローラ１３は、モータ（図示せず）の回
転動力によって図中矢印方向に回転され、圧接している
用紙を第１搬送路１４（後述するゲート１９までの搬送
路）方向に取り出すものである。セパレータローラｉ５
ａ、１５ｂは、搬送路面の上下に設けられ、その摩擦力
によってフィードローラ１３によってホッパＩＬから取
り出された用紙が複数枚重なっている場合に１枚毎に分
離するものである。第１搬送路１４には、その搬送面に
沿って、用紙を所定の方向に搬送するための図中矢印方
向に回転する複数の搬送ローラＩ６が設けられている。

第１搬送路１４の終端には、ゲート１９が設けられてい
る。第１搬送路Ｉ４の延長先搬送路は、第２搬送路２０
（スイッチバック部）となる。第２搬送路２０には、そ
の搬送面に沿って、用紙を順方向（図中Ｃ方向）、また
は逆方向に搬送するように回転する複数の搬送ローラ２
１が設けられている。

第２搬送路２０の逆方向の延長先搬送路は、第３搬送路
３０となる。第３搬送路３０には、ゲート１９の動作に
よって、第２搬送路２０において逆方向に搬送された用
紙が導入される。第３搬送路３０には、搬送面に沿って
、用紙を所定の方向に搬送するための図中矢印方向に回
転する複数の搬送ローラ３Ｉが設けられている。第３搬
送部３０の終端には、イメージ検出が終了した用紙を収
納するためのスタッカ３２が設けられている。

第１図に示すように、第１搬送路１４から第２搬送路２
０に帳票を搬送し、このスイッチバック部において帳票
の搬送方向を逆転し、ゲート１９を切り換えて第３搬送
路３０に搬送するスイッチバック方式の搬送系（用紙搬
送手段）となっている。

次に、光学系の構成について説明する。第１搬送路１４
上の所定位置には第１読取位置（図中Ａ点）が設定され
、蛍光灯等によって構成される光源４゜からイメージ検
出を行なうための光か照射される。

光源４０からの第１搬送路１４における反射光の光路上
には、入射光を全反射するミラー４１が設定される。ミ
ラー４１によって変更された光路上には、反射光を集光
するレンズ４３が設けられ、集光光に光の強度に応じて
光電変換を行なうＣＣＤセンサ４４（光電変換手段）が
設けられている。第３搬送路３０の搬送路下面の所定位
置には、第２読取位置（図中Ｂ点）が設定され、蛍光灯
等によって構成される光源４５からイメージ検出を行な
うための光が照射される。光源４５からの第３搬送路３
０における反射光の光路上には、ハーフミラ−４６が設
けられている。ハーフミラ−４６は、入射光の１／２を
反射し、残りの１／２を透過させる特性を有している。

ハーフミラ−４Ｂによって変更された光路は、ミラー４
１による第１読取位置からの反射光の光路と同一となっ
ている。すなわち、その光路上には、レンズ４３、ＣＣ
Ｄ４４が位置している。

次に、同実施例の動作について説明する。

まず、読取りが行われる用紙は、表面を上にしてホッパ
ｔｉにセットされる。ホッパ１１ｉ、：８を載された用
紙は、フィードローラ１３に圧接されており、フィード
ローラ１３が回転されることによって第１搬送路１４方
向に取り出される。この際、用紙間の摩擦力によって２
枚以上の用紙が重なって取り出された場合には、セパレ
ータローラ１５ａ、　Ｌ５ｂによって１枚毎に分離され
、第１搬送路１４に送り出される。第１搬送路Ｉ４に送
り出された用紙は、複数の搬送ローラ１６によって第１
搬送路上の第１読取り位置まで搬送される。第１読取位
置においては、光源４０によって第１搬送路１４上を搬
送される用紙にイメージ検出のための光を照射する。第
１読取位置を通過する用紙による反射光は、ミラー４１
によって所定の方向に光路が変更され、レンズ４３を介
してＣＣＤセンサ４４に集光される。第１図に示す構成
では、光路上にハーフミラ−４６が存在するが、入射光
の１７２を透過させるので用紙による反射光が到達する
。ＣＣＤセンサ４４は、受光した光に応じて光電変換を
行ない信号を出力する。

ＣＣＤセンサ４４から出力された信号は、後続する増幅
器、２値化回路等によって処理され、用紙の表面のイメ
ージデータとして保持される。

第１読取位置を通過した用紙は、第１搬送路１４から第
２搬送路２０へ搬送される。用紙が第２搬送路２０を順
方向（図中矢印Ｃ方向）に搬送されて、用紙後端がゲー
ト１９を通過すると、第２搬送路２０の搬送ローラ２１
を逆回転して、用紙を逆方向に搬送させる。この時、ゲ
ート１９は、用紙が第３搬送路３０の方向に搬送される
ように切り換えられる。

ゲート１９によって第３搬送路３０方向に送り出された
用紙は、搬送ローラ３１によって第２読取位置まで搬送
される。第２読取位置においては、光源４５によって第
３搬送路３０上を搬送される用紙の裏面にイメージ検出
のための光を照射する。第２読取位置を通過する用紙の
裏面における反射光は、ハーフミラ−４６によって所定
の方向に進路が変更され、レンズ４３を介してＣＣＤセ
ンサ４４に集光される。ハーフミラ−４６は、入射光の
１／２を反射するので、用紙の裏面における反射光がＣ
ＣＤセンサ４４に到達する。ＣＣＤセンサ４４は、受光
した光に応じて光電変換を行ない信号を出力する。

ＣＣＤセンサ４４から出力された信号は、後続する増幅
器、２Ｍ化回路等によフて処理され、用紙の表面のイメ
ージデータとして保持される。

こうして、表裏（両面）についてイメージ検出された用
紙は、第３搬送路３０を搬送されて、スタッカ３２に排
出される。

このようにして、スイッチバック方式によって構成され
た搬送系を有し、第１．第２の読取位置からの用紙面に
おける反射光を、設定位置が固定された全反射するミラ
ー４１と半透過するハーフミラ−４Ｂの組み合わせで１
つのＣＣＤセンサ４４に集光するので、光学系において
高精度な制御系を不要とし、１回の搬送で用紙の表裏（
両面）のイメージ検出を行なうことができる。また、Ｃ
ＣＤセンサ４４をＩｌｌ所としているので、ＣＣＤセン
サ４４に後続する増幅器、２値化回路等も複数必要とし
ないので、装置にかかる費用を低減させることができる
。

なお、第１図においては、第１読取位置に対応するミラ
ー４１を全反射するものとし、第２読取位置に対応する
ミラー（ハーフミラ−）４６を半透過させるものとした
が、構成上、ＣＣＤセンサ４４に近い方をハーフミラ〜
とするものであり、第１読取位置に対応するミラー４１
を半透過するものとし、第２読取位置に対応するミラー
を全反射させるものであっても良い。

〔発明の効果］ 以上のように本発明によれば、スイッチバック方式の用
紙搬送手段によって搬送される用紙に対して、第１読取
位置、第２読取位置において光源からの光を照射し、用
紙面における各読取位置からの反射光の光路を、設定位
置が固定されたミラー及びハーフミラ−の組み合わせに
よって構成された光学手段により、一つの光電変換手段
方向への同一の光路に変更されるので、光路変更のため
の高精度な制御系が必要のない簡単な構成により、１回
の搬送で用紙両面のイメージ検出か可能となるものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係わる光学的文字読取装置
のスキャナ機構の構成を示す図である。 １１・・・ホッパ、１２・・・帳票束、１３・・・フィ
ードローラ、１４・・−第１搬送路、１５ａ、１５ｂ・
・・セパレータローラ、１Ｂ、２１．３１・・・搬送ロ
ーラ、１９・・・ゲート、２ｏ・・・第２搬送路、３０
・・・第３搬送路、３２・・・スタッカ、４０．４５・
・・光源、４１・・・ミラー、４３・・・レンズ、４４
・・・ＣＣＤセンサ、４Ｂ・・・ハーフミラ−１Ａ・・
・第１読取位置、Ｂ・・・第２読取位置。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 第１読取位置が設定された第１搬送路から、同第１搬送
   路の延長先の第２搬送路において搬送方向を逆転させて
   第２搬送路から第２読取位置が設定された第３搬送路へ
   用紙を搬送する用紙搬送手段と、 受光した光に応じて光電変換を行なう光電変換手段と、 前記第１読取位置において、搬送される用紙の一方の面
   に光を照射する第１の光源と、 前記第２読取位置において、搬送される用紙の他方の面
   に光を照射する第２の光源と、 前記第１読取位置、及び前記第２読取位置からの用紙面
   において反射した光の光路を前記光電変換手段の方向に
   変更するための、設定位置が固定されたミラー、及びハ
   ーフミラーの組み合わせによって構成された光学手段と
   、 を具備し、 １回の搬送で用紙の両面についてのイメージ検出を行な
   うことを特徴とする光学的文字読取装置のスキャナ機構
   。