JPH03231389A - 光学的文字読取装置のスキャナ機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、文字読取りの対象とする用紙の表裏（両面）
に記録された文字等を含むイメージの読取りを行なう光
学的文字読取装置のスキャナ機構に関する。

（従来の技術） 一般に、光学的文字読取装置におけるスキャナ機構は、
文字読取処理の対象とする用紙を搬送させながら、搬送
路上の所定の読取位置に蛍光灯等の光源からの光を照射
し、その反射光をミラーレンズ等を介してＣＣＤセンサ
等に集光して用紙全体のイメージを検出している。こう
して検出されたイメージは、文字読取処理に供される。

光学的文字読取装置には、−度の搬送で用紙の表裏（両
面）のイメージを検出するスキャナ機構を設けたものが
ある。このような、従来のスキャナ機構の概略構成を第
３図に示している。第３図に示すように、従来では、用
紙表面のイメージ読取用の上側読取部（光源１ａ、ｌｂ
　、ミラー２ａ、２ｂ　。

レンズ３ａ、３ｂ　ＳＣＣＤセンサ４ａ、４ｂ等によっ
て構成される）と、用紙裏面のイメージ読取用の下側読
取部が、用紙搬送路を挟んで上下それぞれに設けられて
いる。このような、スキャナ機構においては、用紙搬送
路５上を搬送される用紙に対して、上及び下側読取部に
よりそれぞれ独立してイメージの検出が行われる。

（発明が解決しようとする課題） このような従来のスキャナ機構においては、二つの読取
部がそれぞれ独立してイメージ検出を行なうので、ＣＣ
Ｄセンサに後続する増幅器、２値化回路等もそれぞれに
必要となる。このため、読取部が１箇所の場合に比較し
て、装置にかかる費用が高くなっていた。また、用紙搬
送路の下側に設けられた読取部については、光源、ミラ
ー等が上方向を向いているために埃等が付着しやすい。

また、スキャナ機構の構造上、搬送路下に設けられた読
取部についてのメインテナンス等が困難となっていた。

このように、従来の光学的文字読取装置のスキャナ装置
は、用紙の表裏のイメージを検出するためのそれぞれに
対応する独立した読取部が設けられていたために装置に
かかる費用が高くなっていた。また、搬送路下に設けら
れた読取部についてのメインテナンス等が困難となって
いた。

本発明は前記のような点に鑑みてなされたもので、用紙
搬送路上部に設けられた１箇所の光電変換部（ＣＣＤセ
ンサ）によって用紙の表裏（両面）のイメージ検出を行
なうことが可能な光学的文字読取装置のスキャナ機構を
提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） 本発明は、第１読取位置において用紙の表面が読取方向
に向くようにし、第１読取位置の先で前記用紙の搬送方
向を逆転させることによって第２読取位置において前記
用紙の裏面が読取方向に向くようにして用紙を搬送する
用紙搬送手段と、受光した光に応じて光電変換を行なう
光電変換手段と、第１読取位置において搬送される帳票
に光を照射する第１の光源と、第２読取位置において搬
送される帳票に光を照射する第２の光源と、第１の光源
から照射されて帳票によって反射した光、または第２の
光源から照射されて帳票によって反射した光を切り換え
て、前記光電変換手段に集光する集光手段とを具備して
構成するものである。

（作用） このような構成によれば、２箇所の読取位置（第１．第
２読取位置）において検出された帳票による反射光を、
切り換えによって一つの光電変換手段に集光することが
できる。すなわち、用紙搬送手段によって処理対象とす
る用紙が第１読取位置を搬送される場合には、集光手段
によって第１読取位置からの反射光が光電変換手段に集
光され、第２読取位置を搬送される場合には、第２読取
位置からの反射光が光電変換手段に集光されるように切
り換えられる。また、第１読取位置においては用紙の表
面が読取方向に向き、第２読取位置においては用紙の裏
面が読取方向に向くように搬送される。従って、一つの
光電変換手段を用いて用紙の表裏（両面）のイメージ読
取を行なうことができる。

（実施例） 以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。第
１図は同実施例に係わる光学的文字読取装置のスキャナ
機構の構成を示す図である。第１図において、ｌ！はホ
ッパであり、文字読取処理に供される用紙束１２を積載
するものである。ホッパ１１には、図示せぬスプリング
が下部に取り付けられ、このスプリングの力によって積
載された用紙束１２の最上部に位置する用紙をフィード
ローラ１３に圧接させる。フィードローラ１３は、モー
タ（図示せず）の回転動力によって図中矢印方向に回転
され、圧接している用紙を第１搬送路１４方向に取り出
すものである。セパレータローラ１５ａ。

１５ｂは、搬送路面の上下に設けられ、その摩擦力によ
ってフィードローラ１３によってホッパ１１から取り出
された用紙が複数枚重なっている場合に１枚毎に分離す
るものである。第１搬送路１４の一方の側には用紙を所
定の方向に搬送するために図中矢印方向に回転駆動され
る駆動ローラ１６が設けられ、他方の側には各駆動ロー
ラ１６に対応する複数のアイドラローラ１７が設けられ
ている。第１搬送路１４の終端には、第１搬送路１４を
搬送された用紙の搬送方向を、第２搬送路２０、または
第３搬送路３０の何れか一方に選択するゲート１９が設
けられている。このゲート１９についての詳細について
は後述する。第２搬送路２０の一方の側には、用紙を順
ｈ゛向（図中Ｃ方向）または逆方向に搬送するよう二回
転する複数の駆動ローラ２１が設けられ、他方の側には
各駆動ローら２１に対応する複数のアイドラローラ２３
が設けられている。第３搬送路３０には、ゲート１９の
動作によって、第１搬送路１４を搬送された用紙、また
は第２搬送路２０において逆方向に搬送された用紙が導
入される。第３搬送路３０の一方の側には用紙を所定の
方向に搬送するために図中矢印方向に回転駆動される駆
動ローラ３Ｉが設けられ、他方の側には各駆動ローラ３
１に対応する複数のアイドラローラ３２が設けられてい
る。

第１搬送路１４上の所定位置には第１読取位置（図中Ａ
点）が設定され、蛍光灯等によって構成される光源４０
からイメージ検出を行なうための光か照射される。光源
４０からの第１搬送路１４における反射光の光路上には
、ミラー４１が設定される。

ミラー４１によって変更された光路上には、回転ミラー
４２が設定される。回転ミラー４２は、イメージ検出を
行なう読取位置（第１．第２読取位置）に応じて所定量
回転され、図中ａまたはｂの位置に設定される。回転ミ
ラー４２がａ位置に設定された際の光路上には、反射光
を集光するレンズ４３が設けられ、集光光に光の強度に
応じて光電変換を行なうＣＣＤセンサ４４が設けられる
。第３搬送路３０上の所定位置には第２読取位置（図中
Ｂ点）が設定され、蛍光灯等によって構成される光源４
５からイメージ検出を行なうための光が照射される。光
源４５からの第３搬送路３０における反射光の光路上に
は、ミラー４６が設定される。ミラー４６によって変更
された光路上には、回転ミラー４２が設定される。回転
ミラー４２がｂ位置に設定された際の光路上には、レン
ズ４３．ＣＣＤセンサ４４が設けられる。

第２図はゲート１９の詳細を示す図である。第１搬送路
Ｉ４を搬送された用紙を第２搬送路２０に搬送させる場
合には、図中実線で示す１９ａの位置に設定される。ま
た、第１搬送路１４を搬送された用紙を第３搬送路３０
に搬送させる場合には、図中破線で示す１９ｂの位置に
設定される。また、第２搬送路２０を逆方向に搬送され
た用紙を第３搬送路３０に搬送させる場合には、図中破
線で示す１９ｃの位置に設定される。

次に、同実施例の動作を説明する。

まず、ホッパ１１に積載された用紙の表裏（両面）のイ
メージの検出を行なう場合について説明する。

ホッパ１１に積載された用紙は、フィードローラ１３に
圧接されており、フィードローラ１３が回転されること
によって第１搬送路１４方向に取り出される。

この際、用紙間の摩擦力によって２枚以上の用紙が重な
って取り出された場合には、セパレータローラ１５ａ　
　１５ｂによって１枚毎に分離され、第１搬送路１４に
送り出される。第１搬送路１４に送り出された用紙は、
複数の駆動ローラ１６、及びアイドラローラ１７によっ
て第１搬送路１４上の第１読取位置まで搬送される。第
１読取位置においては、光源４０によって第１搬送路１
４上を搬送される用紙にイメージ検出のための光を照射
する。第１読取位置を通過する用紙による反射光は、ミ
ラー４１１回転ミラー４２によって所定の方向に進路が
変更され、レンズ４３を介してＣＣＤセンサ４４に集光
される。

第１読取位置においてイメージの検出を行なう場合には
、回転ミラー４２は、ミラー４１によって反射される光
を、ＣＣＤセンサ４４に導く方向（図中ａの位置）に設
定される。ＣＣＤセンサ４４は、受光した光に応じて光
電変換を行ない信号を出力する。

ＣＣＤセンサ４４から出力された信号は、後続する増幅
器、２値化回路等によって処理され、用紙の表面のイメ
ージデータとして保持される。

第１読取位置を通過した用紙は、ゲート１９を通過して
第２搬送路２０方向に搬送される。この時、ゲート１９
は、第２図中に示す１９ａの位置に設定さされている。

用紙が第２搬送路２０を順方向（図中矢印Ｃ方向）に搬
送されて、用紙後端がゲート１９を通過すると、第２搬
送路２０の駆動ローラ２１を逆回転して、用紙を逆方向
に搬送させる。この時、ゲート１９は、第２図中に示す
１９ｃの位置に設定さされる。これより、用紙はゲート
１９によって第２搬送路２０から第３搬送路３０方向に
搬送される。すなわち、第２搬送路２０において用紙の
搬送方向を逆転させて、第１搬送路！４と別の搬送路（
第３搬送路３０）方向にすることによって、用紙の裏面
を読取方向（ＣＣＤセンサ４４に光を集光するための光
学系が設けられた側）に向けることができる。

ゲート１９によって第３搬送路３０方向に送り出された
用紙は、駆動ローラ３１．アイドラローラ３２によって
第２読取位置まで搬送される。第２読取位置においては
、光源４５によって第３搬送路３０上を搬送される用紙
にイメージ検出のための光を照射する。第２読取位置を
通過する用紙による反射光は、ミラー４６１回転ミラー
４２によって所定の方向に進路が変更され、レンズ４３
を介してＣＣＤセンサ４４に集光される。第２読取位置
においてイメージの検出を行なう場合には、回転ミラー
４２は、ミラー４Ｂによって反射される光を、ＣＣＤセ
ンサ４４に導く方向（図中すの位置）に設定される。Ｃ
ＣＤセンサ４４は、受光した光に応じて光電変換を行な
い信号を出力する。こうして、ＣＣＤセンサ４４から出
力された信号は前記同様にして処理され、用紙の裏面の
イメージデータとして保持される。

こうして、表裏（両面）についてのイメージ検出に供さ
れた用紙は、第３搬送路３０上を搬送され、後続する例
えばソータ機構等に送り出される。

次に、用紙の表面（片面）のイメージ検出を行なう場合
には、回転ミラー４２をａ位置に設定し、ゲート１９を
第２図中に示す１９ｂの位置に設定する。

すなわち、第１読取位置においてイメージ検出された用
紙は、第１搬送路１４からゲート１９によって第３搬送
路３０に送り出される。第２読取位置では、イメージ検
出を行わず、そのまま用紙をソータ機構等に送り出す。

このようにして、用紙からの反射光をＣＣＤセンサ４４
に集光するための光学系を搬送路の上部に設けたので、
埃等が付着しにくく、また光学系部分についてのメイン
テナンス等が行ない昌くなる。

また、ＣＣＤセンサ４４を１箇所としているので、ＣＣ
Ｄセンサ４４に後続する増幅器、２値化回路等も複数必
要としないので、装置にかかる費用を低減させることが
できる。また、光学系に必要な７スペースも、従来の装
置と比較して少なくて良いため、装置の小型化を図るこ
とができる。

［発明の効果］ 以上のように本発明によれば、第１読取位置において用
紙の表面が読取方向に向くようにし、第１読取位置の先
で前記用紙の搬送方向を逆転させることによって第２読
取位置において用紙の裏面が読取方向に向くようにして
用紙を搬送し、搬送路の上部に設けられた光学系によっ
て第１．第２読取位置での用紙における反射光を１箇所
の光電変換部（ＣＣＤセンサ）に集光することによって
用紙の表裏（両面）のイメージ検出を行なうので、従来
の２１所に読取部が設けられた場合に比較して装置にか
かる費用を低減させることができると共に、光学系部分
のメインテナンス等を行ない易くすることができるもの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係わる光学的文字読取装置
のスキャナ機構の構成を示す図、第２図は第１図中にお
けるゲートの詳細を示す図、第３図は従来の光学的文字
読取装置のスキャナ機構の構成を示す図である。 １１・・・ホッパ、１２・・・帳票束、１３・・・フィ
ードローラ、Ｉ４・・・第１搬送路、１５ａ、　１５ｂ
・・・セパレータローラ、１６、２１　３１・・・駆動
ローラ、１７．２３．３２・・・アイドラローラ、１９
・・・ゲート、２０・・・第２搬送路、３０・・・第３
搬送路、４０．４５・・・光源、４１．４６・・・ミラ
ー、４２・・・回転ミラー、４３・・・レンズ、４４・
・・ＣＣＤセンサ、Ａ・・・第１読取位置、Ｂ・・・第
２読取位置

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 第１読取位置において用紙の表面が読取方向に向くよう
   にし、前記第１読取位置の先で前記用紙の搬送方向を逆
   転させることによって第２読取位置において前記用紙の
   裏面が読取方向に向くようにして用紙を搬送する用紙搬
   送手段と、 受光した光に応じて光電変換を行なう光電変換手段と、 前記第１読取位置において搬送される帳票に光を照射す
   る第１の光源と、 前記第２読取位置において搬送される帳票に光を照射す
   る第２の光源と、 前記第１の光源から照射されて帳票によって反射した光
   、または前記第２の光源から照射されて帳票によって反
   射した光を切り換えて、前記光電変換手段に集光する集
   光手段と、を具備したことを特徴とする光学的文字読取
   装置のスキャナ機構。