JPH04176952A - 曲面石膏ボードの成形方法及び曲面形成型枠 - Google Patents

曲面石膏ボードの成形方法及び曲面形成型枠

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JPH04176952A
JPH04176952A JP30475990A JP30475990A JPH04176952A JP H04176952 A JPH04176952 A JP H04176952A JP 30475990 A JP30475990 A JP 30475990A JP 30475990 A JP30475990 A JP 30475990A JP H04176952 A JPH04176952 A JP H04176952A
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JP
Japan
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gypsum board
curved
grooves
adhesive
formwork
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Application number
JP30475990A
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English (en)
Inventor
Tadao Koizumi
小泉 忠夫
Takashi Saito
孝 斉藤
Mitsuyoshi Shimazaki
潤悦 島崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YOSHINO SEKKO KK
Yoshino Gypsum Co Ltd
Original Assignee
YOSHINO SEKKO KK
Yoshino Gypsum Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 :産業上の利用分野二 本発明:i、曲面石膏ボードの成形方法及び該成形方法
に用−)ちれる曲面形成型枠に関するものである。
:従来O技術二 建築物の湾曲仕上げ表面を形成する曲面を、石膏ボード
を用し)で施工する場合、石膏ボードは、かかる曲面:
二相応するよう:二、現場加工などによって、予備加工
される。一般jこ、このような施工法においては、石膏
ボードの片面に、現場作業工程で、多数の切り筋を設i
す、これによって、湾曲可能な石膏ボードを形成し、こ
の石膏ボードを、所定の湾曲形状に沿って配置された下
地材に対して、ビス等によって固定していた。
しかし、このような現場作業工程は、極めて煩雑且つ非
効率的なものであり、これを改善すべく、零圧願人は、
実願平1−94100号において、石膏ボードの片面に
設けた互いに平行な多数の凹溝に、ペースト状接合材が
、充填、固化され、これによって、曲面を形成するよう
に構成された曲面石膏ボートを提案して′、する。そし
て、かかる曲面石膏ボードの成形工程におり)では、第
1図及び第1A図に示す如く、裏面4に互し)に平行な
複数の溝3を有する所謂スダレ状の石膏ボード(以下、
スダレ状石膏ボードと称する)2が、第6図に示すよう
に、所定の曲率半径及び所定の長さの外周面を有する円
弧状木型18の凸状面上に、裏面4を上方に向)すて載
置され、各々の溝3に、接着材6が充填される。このよ
うにして、接M材6が充填されたスダレ状石膏ボード2
は更に、接着材3が硬化し、スダレ状石膏ボード2がそ
の湾曲形状を保持し得るまで木型18上に放置された後
、木型18から除去され、所定の使用に供される。この
ような構成及び成形方法によれば、大きな曲率半径を有
するものから、例えば、曲率半径的10cm程度の非常
に小さい曲率半径を有するものまで、種々の曲面石膏ボ
ード1aを、効率的に成形することが可能となる。
=発明が解決しようとする課題〕 しかしながち、このような成形方法では、石膏ボート用
接着材の硬化前に、成形した曲面石膏ボードを移動又:
′!変位させると、成形した曲面石膏ボードの湾曲形状
が変形してしまうので、接着材が硬化する迄、曲面石膏
ボードを木枠上に静止状態に保持しなければなるなかっ
た。しかも、石膏ボード用接着材には、曲面石膏ボード
の防火性能や、施工にお(する作業性を確保し得る接着
材の可使時間等を考慮し、一般に、パテ状の石膏系接着
材−二どの比較的長゛9)硬化時間を要する遅硬性接着
材が採用されており、このため、成形した曲面石膏ボー
ドを、かなりの長時間に亘って、木型上に静置しな(す
ればなるなかった。この結果、上記成形方法は、一般に
限られた時間及びスペースで多数の曲面石膏ボードを成
形しなければならない工場又は施工現場の工程に対して
、好ましく適用し得ないことから、更に改善すべき余地
が残されていた。
また、上記の如く、所定の形状の木型を用いた場合、曲
率半径が異なる曲面石膏ボードを成形する際に、その都
度、各々の曲率半径に相応する木型が必要となることか
ら、種々の曲率半径ををする多数の木型を予め用意して
おかなければなろず、この点にお2八でも又、更に改善
すべき余地が残されていた。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、多数
の曲面石膏ボードを効率良く成形することができる曲面
石膏ボードの成形方法を提供することを目的としている
本発明は又、種々の曲率半径を有する曲面石膏ボードの
成形に用いることができる曲面石膏ボード成形用の曲面
形成型枠を提供することにある。
二課題を解決するための手段及び作用〕上記目的を達成
するために、本発明は、所定の曲率の載置面ををする型
枠を用いて、一方の面に互いに平行な複数の溝を備えた
石膏ボードを湾曲させ、前記溝に接着材を充填すること
により曲面石膏ボードを成形する曲面石膏ボードの成形
方法におL)で、型枠の載置面上に石膏ボードを載置し
て、前記石膏ボードを湾曲させるとともに、前記溝の両
側j二位置する部分を互いに架橋して、前記石膏ボード
の湾曲形状を保持するように、補強材を、速乾性接着剤
によって、該溝を有する石膏ボードの面に接着すること
を特徴とする曲面石膏ボードの成形方法を提供する。
本発明の上記構成によれば、石膏ボードは、上記補強材
によって、その湾曲形状を保持し得ることから、溝に充
填される接着材の充填時期及び硬化時間に関わるず、石
膏ボードを支持している型枠の載置面かろ取外し、他の
作業領域又は養生領域に移動し得るので、曲面石膏ボー
ドの成形作業の効率を改善し、その生産性を向上させる
ことが可能となる。
なお、石膏ボードは、石膏芯と、その両面に貼着された
原紙とからなるものに限定されず、石膏ボードの片面に
、例えば、発泡スチロール又は発泡ウレタンなどの断熱
材層を積層した複合板をも包含する。この場合には、断
熱材層等の特殊層が設けられた側から石膏ボードに上記
溝を形成するのが良1.)、。
また、上記溝の深さは、少なくとも、溝を形成しなり)
面に配置された原紙を切断しなし)深さてあれば良′、
)。従って、該溝を、石膏芯、′)厚さ全体:こ亘って
設(すず、溝によって分離されなし1石膏芯の連続部分
を残することができる。更に、上記溝を、単なる切り込
み、凹状、或5):ま、7字状に形成しても良い。
また、上記補強材は、溝の両側に位置する石膏芯などの
部分が、曲面石膏ボードの移動中に離開し、或いは、接
近することにより、その湾曲形状が変形しないような強
度を有するものであれば良く、例えば、厚紙、所謂スチ
ールバンドのような金属製薄板、所謂PPバンドのよう
な樹脂製薄板を好ましく適用できる。また、補強材とし
て、曲面石膏ボードを形成する石膏ボードと同等なスダ
レ状石膏ボードを用いても良い。なお、このようプ:補
強材(スダレ状石膏ボード)を用いるときには、該補強
材の溝側の面又は溝と反対側の面を、曲面石膏ボードを
形成するスダレ状石膏ボードの溝側の面に、補強材の溝
とスダレ状の溝とが互5)に平行に、且つ重ならないよ
うに固定するのが良く、もしも成る補強材の溝と石膏ボ
ードの側のスダレ状の溝とが重なってしまい、架橋され
ずに曲面形状を保持できない溝の部分が生じたなろば、
次に積層する他の補強材の溝がこの溝のところで重なら
ないようにすることが望ましい。
更j二、補強材の幅、長さ、本数及び配置等は、特に限
定されるものでなく、所望により、幅又は長さの変更、
本数の増減、或5)は、配置の変更を適宜行い得る。
また、速乾性接着剤として、ゴム系、エポキシ系、アク
リル系等の速乾性を有する種々の接着剤を好ましく適用
し得る。
本発明は又、上記目的を達成するために、一方の面に互
いに平行な複数の溝を備えた石膏ボードを湾曲させ、前
記溝に接着材を充填することにより曲面石膏ボードを成
形する曲面石膏ボードの成形方法に用いろれる型枠にお
いて、前記石膏ボードを支持するための可撓性板材と、
該板材の幅方向両端部を幅方向内方に付勢する複数の引
張り部材とを有し、前記引張り部材:ま、その全長を伸
縮可能な長さ調整手段を備えていることを特徴とする曲
面形成型枠を提供する。
この構成によれば、型枠は、前記石膏ボードを載置すべ
き湾曲した載置面の曲率半径を、調整手段により、適宜
変更できるので、種々の曲率半径を有する曲面石膏ボー
ドの成形に適用し得る。
口実流側: 以下、添付図面に基づき、本発明の実施例について詳細
に説明する。
第1図は、曲面石膏ボードを成形するためのスダレ状の
石膏ボードの斜視図であり、第1A図は、第1図のA 
−A線における拡大縦断面図である。
第1図及び第1A図に示す如く、スダレ状の石膏ボード
2は、一方の面(本例におし)では、石膏ボードの裏面
4)に、互いに平行な複数の凹状の溝3を備えており、
溝3内の空間の幅を収縮又は拡開させることにより、表
面の側、或51は、裏面の側に容易に湾曲し得るように
構成されている。
第2図は、曲面石膏ボード1を成形するための型枠を示
す斜視図であり、第2A図は、第2図における。へ部分
を示す型枠の部分拡大縦断面図である。また、第3図は
、該型枠によって曲面石膏ボード1を成形する過程を示
す説明図である。更に、第4図:ま、本発明による曲面
石膏ボードの成形方法によって得ろれる曲面石膏ボード
1の斜視図であり、第4A図は、第4図に示す曲面石膏
ボードlの部分拡大縦断面図である。
第2図において、型枠8:ま、可撓性を有する板材9と
、板材90幅方向両端部に、板材9の長さ全体に亘って
取付けられた枠部材10と、枠部材10を介して、板材
9の幅方向両端部を幅方向内方に付勢して′、)る複数
の引張り部材11とより略構成されている。枠部材10
は、第2A図に示すように、一対の鋼製り形ランナー1
0a、10bから構成され、各り形ランナー10a、l
Obは、板材9の縁部分に、その両側から取付けられて
いる。また、引張り部材11の各々は、その外端部分に
外ねじを備えており、この外端部分は、板材9及び各り
形ランナー10a、10bに形成された通し孔に挿通さ
れる。一対のす−y ) 11 a、11bが各引張り
部材11の間外端部分(=締結され、これによって、引
張り部材11と板材9の端部分とは一体的に連結されて
いる。各引張り部材11は又、ターンバックルllcを
備えており、ターンバックルIICの回転に伴って、そ
の全長が伸縮される。
各引張り部材11は、板材9の両端部を互いに近づくよ
うに引張ることにより、板材9を凸状に湾曲させている
。、また、ターンバックルllcの回転位置は、成形す
べき曲面石膏ボード1の曲率半径に相応する曲率半径に
板材9を保持するように調整されている。
板材9の材質として、弾力性をもった可撓性材料が用い
ろれ、殊に、引張り部材11の伸縮により、その曲率を
短時間で容易に所望の曲率半径に変化させることができ
る材料、例えば、アクリル板、塩ビ板などの樹脂板、或
いは、鋼板等が、かかる材料として、好ましく用いられ
る。
第3図に示すように、スダレ状石膏ボード2は、溝3を
有する面を上方に向けた状態で、型枠8の凸状の湾曲面
に載置され、該湾曲面の形状に相応する形状をなして、
型枠8に支持される。次・、為で、スダレ状石膏ボード
2の長さ方向の両端部及び中央部に夫々、溝3と直交す
る方向に、上側から、速乾性接着剤7によって、厚紙5
が接着される。
厚紙5は、第4A図に示すように、溝3によって互いに
分離したスダレ状石膏ボード2の部分に跨がって、これ
る部分を互いに架橋する補強層を形成し、この補強層に
よって、スダレ状石膏ボード2の互いに分離された各溝
30部分は、各部分同士の間隔の拡大が禁止される。か
くして、スダレ状石膏ボード2は、厚紙5によって、所
定の曲率を越えて過剰に湾曲しないように、拘束される
次いで、スダレ状石膏ボード2は、溝3の各々に、パテ
状の接着材6が充填される。スダレ状石膏ボード2は更
に、接着材6の乾燥硬化時間の経過を待たずに、型枠8
から取外され、所定の養生領域又は作業領域に移動され
る。このとき、曲面状のスダレ状石膏ボード2は、上言
己厚紙5の補強層によって、その曲率半径が保持されて
いるので、その形状を維持した状態で型枠8から取外さ
れ、移動される。なお、溝3内に充填される接着材6は
、曲面石膏ボードlの防火性、遮音性及び強度、殊に、
衝撃強度を向上させるためのものであり、接着材6とし
て、石膏系接着材又(まセメント系接着材などの遅硬性
接着材を好ましく適用できる。
また、接着材6が溝3の切削面に強■に接着するように
、溝3の切削面に酢ビ系又はアクリル系等のシーラーを
予め塗布するのが良い。更に、接着材6を溝3に充填す
る時期は、厚紙5によって曲面状が保持されたスダレ状
石膏ボード2を型枠8から取外した後にすることも可能
である。
第4図及び第4A図に示すように、曲面石膏ボード1を
構成するスダレ状石膏ボード2は、溝3を半径方向外側
に向けて、所定の曲率半径を有する凸状に湾曲され、仕
上げ面を構成する表面4′が、凹状表面形状に形成され
ている。スダレ状石膏ボード2の長さ方向両端部及び中
央部にはそれぞれ、その′5径方向外側面に、補強材を
構成する厚紙5が、スダレ状石膏ボード2の湾曲形状に
沿って、接着剤7によって接着されている。また、パテ
状の接着材6が、溝3の各々に充填されており、接着材
6は、溝3によって互いに分離されたスダレ状石膏ボー
ド2の部分を一体的に接続している。
第5図は、上記成形方法の変形例によって得られる曲面
石膏ボード1の部分拡大縦断f図である。
第5図に示すように、スダレ状石膏ボード2は、溝3を
半径方向内側に向けて、所定の曲率半径を有する凹状に
湾曲され、仕上げ面を構成する表面4′が、凸状表面形
状に形成されている。スダレ状石膏ボード2の長さ方向
両端部及び中央部にはそれぞれ、その半径方向内側面に
、補強材を構成する厚紙5が、スダレ状石膏ボード2の
湾曲形状に沿って、接着剤7によって接着されている。
また、パテ状の接着材6が、溝3の各々に充填されてお
り、接M材6は、溝3によって互いに分離されたスダレ
状石膏ボード2の部分を一体的に接続してヒ−る。
かかる凸状の曲面石膏ボード1を形成するためには、ま
ず、複数の厚紙5が、型枠8の凸状の面の上に、長さ方
向に所定の間隔を隔てて、型枠8の幅方向j=延びるよ
うに夫々配列され、次″、)で、スダレ状石膏ボード2
が、溝3を有する裏面4を下方に向けて、該型枠8上に
置かれるC厚紙5■上面及び/又は石膏ボード2の下面
の所定の部分には、速乾性接着剤が塗布されており、厚
紙5と、厚紙5に接触するスダレ状石膏ボード2の裏面
4の部分とは、該接着剤によって互し)に接着される。
かくして、厚紙5が接着されたスダレ状石膏ボード2は
、所定の湾曲形状を保持し得る曲面石膏ボード1として
、型枠8かる取外され、所定の作業領域に移動され、多
溝3にパテ状の接着材6が充填される。
また、型枠8の凸状の面の裏側を用いる二ともでき、こ
のように裏側の凹状の湾曲面を使用して凸状の曲面石膏
ボードを成形するときは、引張り部材11が上孔に位置
するように型枠8の上下関係を逆転させ、当て木等によ
って型枠8の姿勢を下側から保持して型枠8を安定させ
、更に、予め各a3に接着材6を充填したスダレ状石膏
ボード2の表面(溝3と反対側の面)を型枠8の凹状の
湾曲面に密着するように載せる。次5)で、補強材とし
ての厚紙5を積層すべき個所におし)て溝3がらはみ畠
した接着材6を除去して、接着剤7によって厚紙5を接
着し、これによって、凸面状のスダレ状石膏ボード2の
曲面を固定する。
上述の成形方法の使用例を以下に示す。
(1)厚さ9韮、幅813闘、長さ1mの石膏ボードの
裏面に、石膏ボードの長手方向の縁と平行に、16uピ
ツチに、幅3闘、深さ7. D ml1lの凹状の溝を
50本切削しくこの結果、約1玉の石膏芯が残される)
、これによって、スダレ状の石膏ボードを成形した。か
かる石膏ボードを2枚用意した。
(2)補強材として、厚さ2rMB1幅100mm、長
さ813mmの厚紙を6本用意した。
(3)厚さ3mm、長さ1゜5mの可撓性塩化ビニル板
を湾曲させることにより、曲率牢径約30cmの凸状に
湾曲した載置面を有する型枠を用意した。
(4)溝を上方に向けた状態で、上記石膏ボードを、型
枠の載置面上に載置した。
(5′J  溝に、吉野石膏側製品、商品名−タイガー
TRセメント」(石膏系接着材)を充填した。
〔6)石膏ボードの長さ方向両端部及び中央部に夫々、
■コニシ製品、商品名rc77、<ゴム系の速乾性接着
剤)を用いて、前記厚紙を接着した。
(7)充填した上記石膏系接着材の硬化前に、曲面状の
石膏ボードを型枠から取外し、所定の養生領域に移動さ
せ、曲率半径30cmの曲面石膏ボードを得た。
(8)次いで、型枠の引張り部材のターンバックルを調
整して、引張り部材を短縮させ、これによって、上記載
置面の曲率半径を約25CI[iに変更した。更に、上
記(1)乃至(7)と同様にして、曲率半径25cmの
曲面石膏ボードを得た。
このように、本実施例に係る曲面石膏ボード1の成形方
法では、互いに複数の溝3を一方の面に有する石膏ボー
ド2を湾曲させるとともに、溝3の両側に位置する部分
を互いに連結して、石膏ボード2の湾曲形状を保持する
ように、速乾件接着剤7によって、厚紙5を、′a3を
有する石膏ボード2の裏面4に接着している。したがっ
て、石膏ボード2は、厚紙5によって、その湾曲形状を
保持し得るので、溝3に充填されるパテ状の接着材6の
充填時期及び硬化時間に関わるず、型枠8から取外しで
き、他の作業領域又は養生領域に移動し得る。かくして
、型枠8による曲面石膏ボード1の成形作業の効率を著
しく改善でき、その生産性を向上させることが可能とな
る。
また、上記成形方法に用いろれる型枠8は、可撓性を有
する板材9と、板材9の幅方向両端部に、板材9の長さ
全体に亘って取付けられた枠B材10と、枠部材10を
介して、板材90幅方向両端部を幅方向内方に付勢して
いる複数の引張り部材11とより略構成されており、引
張り部材11は、その全長を伸縮可能なターンバックル
llcを備えている。したがって、型枠8は、石膏ボー
ド2を載置すべき凸状の湾曲面の曲率半径を、ターンハ
フ・クルIICの調整により、適宜変更できる。かくし
て、型枠8は、種・セの曲率半径を有する目面石膏ボー
ド1の成形に適用し得る。
本発明は、上言己実施例に限定されることなく、種々の
変更又は変形が可能であり、それるも、特許請求の範囲
に記載された発明の範囲内にお−)で、本発明の範囲内
に含まれるものであることは云うまでもなし)。
例えば、パテ状の接着材6を溝3に充填する時期は、石
膏ボード2に厚紙5を接着する前であっても、その後で
あっも良い。
また、上記実施例では、厚紙5をスダレ状石膏ボード2
の溝3に直交する方向に配置したが、溝3に対して任意
の角度をなして、厚紙5を配置しても良い。また、必ず
しも、−枚の厚紙5を石膏ボード2の幅全体に亘って接
着しなくとも良く、例えば、石膏ボード2の幅よりも短
い複数の厚紙5を千鳥状に配列しても良し)。
こ発明の効果〕 本発明の上記構成によれば、多数の曲面石膏ボードを効
率良く成形する二とができる曲面石膏ボードの成形方法
を提供することが可能となる。
また、本発明の上記構成によれば、種々の曲率半径を有
する曲面石膏ボードの成形に用′、)ることができる曲
面石膏ボード成形用の曲面形成型枠を提供することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、曲面石膏ボードを成形するためのスダレ状の
石膏ボードの斜視図である。 第1A図は、第1図の、へ−へ線における拡大縦断面図
である。 第2図は、曲面石膏ボードを成形するための型枠を示す
斜視図であり、第2A図は、第2図のA部分を示す型枠
の部分拡大縦断面図である。 第3図は、第2図に示す型枠によって曲面石膏ボードを
成形する過程を示す説明図である。 第4図は、本発明による曲面石膏ボードの成形方法によ
って得られる曲面石膏ボードの斜視図であり、第4A図
は、第4図に示す曲面石膏ボードの部分拡大縦断面図で
ある。 第5図は、第3図j二示す成形方法の変形例によって得
ちれる曲面石膏ボードの部分拡大縦断面図であるう 第6図は、従来の曲面石膏ボードの成形方法を示す説明
図である。 (符号の説明) 1.1a・・・曲面石膏ボード、 2・・・スダレ状石膏ボード、 3・・・溝、 5・・・厚紙、 6・・・接着材、 7・・・接着剤、 8・・・型枠、 9・・・板材、 10・・・枠部材、 11・・・引張り部材、 11c・・・ターンバックル。 第1図 第1A図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所定の曲率の載置面を有する型枠を用いて、一方
    の面に互いに平行な複数の溝を備えた石膏ボードを湾曲
    させ、前記溝に接着材を充填することにより曲面石膏ボ
    ードを成形する曲面石膏ボードの成形方法において、 型枠の載置面上に石膏ボードを載置して、前記石膏ボー
    ドを湾曲させるとともに、前記溝の両側に位置する部分
    を互いに架橋して、前記石膏ボードの湾曲形状を保持す
    るように、補強材を、速乾性接着剤によって、該溝を有
    する石膏ボードの面に接着することを特徴とする曲面石
    膏ボードの成形方法。
  2. (2)一方の面に互いに平行な複数の溝を備えた石膏ボ
    ードを湾曲させ、前記溝に接着材を充填することにより
    曲面石膏ボードを成形する曲面石膏ボードの成形方法に
    用いられる型枠において、前記石膏ボードを支持するた
    めの可撓性板材と、該板材の幅方向両端部を幅方向内方
    に付勢する複数の引張り部材とを有し、前記引張り部材
    は、その全長を伸縮可能な長さ調整手段を備えているこ
    とを特徴とする曲面形成型枠。
JP30475990A 1990-11-09 1990-11-09 曲面石膏ボードの成形方法及び曲面形成型枠 Pending JPH04176952A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009013636A (ja) * 2007-07-03 2009-01-22 Maeda Corp コーナー用仮囲いパネル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009013636A (ja) * 2007-07-03 2009-01-22 Maeda Corp コーナー用仮囲いパネル

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