JP3026752B2 - コーナー部材の製造装置と製造方法 - Google Patents

コーナー部材の製造装置と製造方法

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JP3026752B2
JP3026752B2 JP8093350A JP9335096A JP3026752B2 JP 3026752 B2 JP3026752 B2 JP 3026752B2 JP 8093350 A JP8093350 A JP 8093350A JP 9335096 A JP9335096 A JP 9335096A JP 3026752 B2 JP3026752 B2 JP 3026752B2
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隆憲 黒木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物のコーナー
部に配するコーナー部材(出隅又は入隅)の製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】建物の外装材として防火性,耐久性に優
れた窯業系外装材(サイディングボード)が用いられる
ことが多い。近年ではタイル,レンガ,天然石を模した
意匠性に優れ高級感に富んだ製品が安価に得られるよう
になってきた。
【0003】コーナー部にはコーナー部材たる出隅又は
入隅を配するが、これらも従来から用いられていた鉄板
製のものよりも、外装材と同質の意匠性に優れたものが
好んで用いられる。
【0004】しかしながら、このような外装材と同質の
コーナー部材は、意匠が単純な場合は押出成形で生産で
きるが、天然石調やタイル目地のような複雑な意匠が施
されている場合には押出成形により生産することができ
ない。
【0005】そこで、端部を斜めに切断した板材の切断
面同士を接着することにより、板材を角度を有して接続
させてコーナー部材を形成させている。接着の際には合
板等からなる角柱状の型枠に貼り合わせた板材をのせて
釘等で接着剤が硬化するまで仮止めしておく。これらの
作業は手作業で行われている。
【0006】作業者の技術熟練度の程度によっては貼り
合わせの精度が高くなかったり、貼り合わせ箇所から破
損する場合も生じた。このことは、単に作業者だけの問
題ではなく、板材を固定するための接着剤にも原因があ
った。すなわち、従来から接着剤としてウレタン系やエ
ポキシ系のものが使用されているが、これらは硬化時間
が長く、生産効率が悪くなるだけでなく、硬化まで固定
しておく型枠を数多く必要としたり、長時間の型枠固定
中にズレを生じて接合の精度の低下を招く要因にもなっ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、作業者が熟練
者でない場合でも、容易に接合精度の高いコーナー部材
を安定した品質で供給できる手段が求められており、特
に短時間で強固に精度よく接合できる手段が求められて
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のコーナー部材の
製造装置は上面に載置された2枚の板材(2),(3)の接合
面(2a),(3a)同士を当接させるために下方にくの字状に
屈曲可能なプレート(1)と、屈曲した該プレート(1)上の
板材(2),(3)を三方から押圧することにより接合面(2a),
(3a)を密着させる押圧手段(5),(6)を備えたことを特徴
とする。
【0009】又、本発明のコーナー部材の製造方法は、
下方にくの字状に屈曲可能なプレート(1)の上に2枚の
板材(2),(3)を板材の接合面(2a),(3a)が並ぶように載置
し、次いで板材の接合面(2a),(3a)に接着剤を塗布し、
次いで該プレート(1)をくの字形に屈曲させることによ
り板材の接合面(2a),(3a)を当接させ、次いで板材の接
合面(2a),(3a)が密着するように板材(2),(3)を三方から
押圧することを特徴とする。
【0010】更には上記の製造方法において、接着剤と
してポリイソシアネートとポリオールからなる反応性ホ
ットメルト接着剤を用いることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を好適な実施例を用
いて説明する。図1は実施例の製造装置の作動を説明す
る正面図、図2はその斜視図である。
【0012】図2(a)のように2枚のプレート(1)が並べ
て配されている。次に図1(a)及び図2(b)に示す
ようにプレート(1)上にコーナー部材の材料となる板材
(2),(3)が並んで載置される。この板材(2),(3)は接合
面となる斜めに切断された端面(2a),(3a)を有してお
り、載置する際にはこの接合面(2a),(3a)が内側(すな
わち、2枚のプレート(1)の屈曲部の略上方)に位置す
るようにする。
【0013】接合面(2a),(3a)の一方又は双方に接着剤
を塗布する。本実施例ではポリイソシアネートとポリオ
ールからなる反応性ホットメルト接着剤を用いた。
【0014】プレート(1)は蝶番のように「くの字状」
に屈曲することができる。図示していないが、プレート
(1)の底部にはプレート(1)を折り曲げるためのアクチュ
エーターが備えられている。アクチュエーターの作動に
より図1(b)に示すようにプレート(1)はその内側端
面の上辺(4)を回転軸として上方に回転し、「くの字
状」に折れ曲がる。
【0015】すると、接合面(2a),(3a)同士が接触する
こととなり、接合面(2a),(3a)には接着剤が塗布されて
いるため両者は接着される。しかし、単にプレート(1)
を「くの字状」に折れ曲げてることにより、板材の接合
面(2a),(3a)を合わせるだけでは接合にズレが生じやす
く、接合部は折り曲げられて斜めになったプレート(1)
から滑り落ちるように働く引力により軽く接しているだ
けであるので密着していない。したがって、このままの
状態で接着剤を硬化させると、ズレや接合部隙間などの
接着不良を生じる。
【0016】そこで、本発明では板材を3方から押圧
し、接合面(2a),(3a)をズレなく密着させている。図1
(c)及び図2(c)はそのような押圧状態を示した図
であり、(5)はアクチュエータ(5a)により作動する側方
押圧体、(6)はアクチュエータ(6a)により作動する上方押
圧体である。
【0017】側方押圧体(5)は板材(2)と板材(3)の接合
面(2a),(3a)と反対側の端面を板材(2),(3)がプレート
(1)に沿って下方に移動するように押圧する。反発力に
より板材(2),(3)が上方に移動してズレが生じるのを防
止するために上方押圧体(6)により接合部上方から板材
を押圧する。
【0018】この押圧は、接着剤がある程度硬化して板
材の接合部がずれなくなるまで行うが、接着剤が完全に
硬化するまで押圧する必要はない。
【0019】従来のような型枠を必要とせず、作業者は
プレート上に板材を配するだけで板材のズレを生じるこ
となく接合面(2a),(3a)を密着させることができるの
で、作業に熟練を要しない。
【0020】又、板材(2),(3)を三方から押圧した状態
で接着剤を硬化させるため、強固な接着力が得られ、貼
り合わせの不良や被損を防止することができる。
【0021】尚、板材の寸法を変更する場合は大きさの
異なる側方押圧体(5)に変更するとよい。
【0022】実施例では側方押圧体(5)と上方押圧体(6)
が略同時に板材(2),(3)を押圧開始するようにしたが、
両押圧体(5),(6)の作動のタイミングは調整可能であ
る。
【0023】接着剤として本実施例のようにポリイソシ
アネートとポリオールからなる反応性ホットメルト接着
剤を使用すると、極めて短時間(温度により異なるが通
常十〜数十秒程度)で硬化して一次強度を発生する。こ
の段階で接合部のズレは生じなくなるので押圧を解除し
て装置からコーナー部材を取り出すことができる。この
ように装置に板材をセットしてから取り出すまでの間隔
が短くなるため、連続生産が可能となり、生産性の向上
とコストダウンを図ることができる。
【0024】また、通常のホットメルト接着剤と異な
り、冷却による物理的硬化後は空気中や板材の水分と反
応して化学的に硬化(架橋構造を形成)して二次強度を
発生するため、接着力が強く耐久性が向上すると共に、
高温時に再度熔融して接着部が剥離するという現象が起
こらないため防火性も向上する。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、本発明により作業者
が熟練者でない場合でも、容易に接合精度の高いコーナ
ー部材を安定した品質で製造することができる。特に接
着剤としてポリイソシアネートとポリオールからなる反
応性ホットメルト接着剤を使用すると短時間で接合でき
るため生産性が向上すると共に、耐久性や防火性も向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造装置の作動を説明する正面図。
【図2】本発明の製造装置の作動を説明する斜視図。
【符号の説明】
(1) プレート (2) 板材 (2a) 接合面 (3) 板材 (3a) 接合面 (4) プレート折り曲げ軸 (5) 側方押圧体 (6) 上方押圧体
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23P 21/00 302 B23P 19/00 304 E04F 13/08 - 13/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に載置された2枚の板材の接合
    面同士を当接させるために下方にくの字状に屈曲可能な
    プレートと、屈曲した該プレートの板材を三方から押圧
    することにより接合面を密着させる押圧手段を備えたこ
    とを特徴とするコーナー部材の製造装置。
  2. 【請求項2】 下方にくの字状に屈曲可能なプレー
    トの上に2枚の板材を板材の接合面が並ぶように載置
    し、次いで板材の接合面に接着剤を塗布し、次いで該プ
    レートをくの字形に屈曲させることにより板材の接合面
    を当接させ、次いで板材の接合面が密着するように板材
    を三方から押圧することを特徴とするコーナー部材の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 接着剤としてポリイソシアネートとポリ
    オールからなる反応性ホットメルト接着剤を用いること
    を特徴とする請求項2記載のコーナー部材の製造方法。
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