JPH04173752A - パーフルオロアルキルブロマイドの製造法 - Google Patents

パーフルオロアルキルブロマイドの製造法

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JPH04173752A
JPH04173752A JP30112290A JP30112290A JPH04173752A JP H04173752 A JPH04173752 A JP H04173752A JP 30112290 A JP30112290 A JP 30112290A JP 30112290 A JP30112290 A JP 30112290A JP H04173752 A JPH04173752 A JP H04173752A
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JP
Japan
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perfluoroalkyl
bromine
photosensitizer
perfluoroalkyl iodide
reaction
Prior art date
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Pending
Application number
JP30112290A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Enokida
貴司 榎田
Kazuhiro Yamamoto
和弘 山本
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Nippon Mektron KK
Original Assignee
Nippon Mektron KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、パーフルオロアルキルブロマイドの製造法に
関する。更に詳しくは、パーフルオロアルキルアイオダ
イドと臭素とを反応させてパーフルオロアルキルブロマ
イドを製造する方法に関する。
〔従来の技術〕
パーフルオロアルキルブロマイドは、X線遮蔽“能を有
する化合物であることが知られており、特にパーフルオ
ロオクチルブロマイドはX@造影剤として用いられてい
る(日本化学会誌1985年10月号第1846頁)に のパーフルオロアルキルブロマイドは、パーフルオロア
ルキルアイオダイドと臭素との反応により合成されてお
り、即ちパーフルオロアルキルアイオダイドのC−I結
合は、C−Br結合よりもはるかに安定性が低く、熱、
光などによるラジカル反応により開裂し、ヨウ素を容易
に遊離する性質を有しているので、臭素と反応させるこ
とによりハロゲン置換反応するのである。
こうしたC−I結合の反応性を利用し、ラジカル開始剤
の存在下で40〜90℃で臭素化反応させる方法(特開
昭60−184,033号公報)などが提案されている
。しかしながら、この方法は約40%程度の低い収率し
か与えない。
一方、種々のパーフルオロアルキルアイオダイドを紫外
線照射下で臭素と反応させる方法も知られているが(化
学学級ACTA C)IIMICA 5INICA第4
2巻第1106〜1108頁、1984年)、この方法
は反応時間が長く、工業的には必ずしも満足し得るレベ
ルにはない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、パーフルオロアルキルアイオダイドと
臭素とを反応させるに際し、ハロゲン置換反応を比較的
短時間で行い、しかも高収率でパーフルオロアルキルブ
ロマイドを与える方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
かかる本発明の目的は、光照射下でパーフルオロアルキ
ルアイオダイドと臭素とを光増感剤の存在下で反応させ
ることにより達成される。
原料として用いられるパーフルオロアルキルアイオダイ
ドC1F2n+IIのnの数に特に限定はないが、一般
にはn=8のパーフルオロオクチルアイオダイドがその
用途との関係で好適である。
反応は、市販の内部照射型反応容器中に、パーフルオロ
アルキルアイオダイド、臭素および光増感剤を仕込み、
一般に室温条件下で、高圧水銀灯で光照射することによ
り行われる。ここで用いられる光増感剤としては三重項
増感剤が望ましく、具体的にはベンゾフェノン、ピレン
、アントラセン、フェノチアジンなどが、パーフルオロ
アルキルアイオダイドに対して約10モル2以下、好ま
しくは約5〜1モル2の割合で用いられる。
反応原料間のモル比については、パーフルオロアルキル
アイオダイド1モルに対して、化学量論的には0.5モ
ルの臭素が当量であるが、実際には過剰に用いられた場
合の方が転化率がよく、一般には1.5〜2倍量程度の
当量比で用いられる。
反応終了後は、反応混合物を10%水酸化ナトリウム水
溶液中に滴下し、過剰量用いられた臭素および反応で生
成したヨウ素の中和を行い、その後水洗し、必要に応じ
て蒸留により精製して目的物たるパーフルオロアルキル
ブロマイドを得る。
〔発明の効果〕
パーフルオロアルキルアイオダイドと臭素とを反応させ
るに際し、光増感剤の存在下に光照射下でハロゲン置換
反応を行わせることにより、比較的短時間、具体的には
24時間程度の反応でも、高収率で目的物たるパーフル
オロアルキルブロマイドを得ることができる。
〔実施例〕
次に、実施例について本発明を説明する。
実施例1 容量500m nの市販内部照射型反応容器中に、パー
フルオロオクチルアイオダイド327.6g (0,6
モル)、臭素95.9g(0,6モル)およびフェノチ
アジン5.98g(0,03モル)を仕込み、アルゴン
置換を行った後、400W高圧水銀灯で30時間の光照
射を行い、ハロゲン置換反応を行った。
反応終了後、10%NaOH水溶液中への滴下および水
洗を行い、粗製物(C,F、、Br 98.0%、C,
F、、I O,16%;ガスクロマトグラフィーによる
。以下同じ)279.18g(収率91.4%)を得た
実施例2〜4 実施例1において、フェノチアジンの代わりに、いずれ
も同モル量のベンゾフェノン5.46g(実施例2)、
ピレン6.06g(実施例3)またはアントラセン5.
34g(実施例4)が用いられた。
比較例1 実施例1において、フェノチアジンが用いられなかった
比較例2 実施例1において、光照射が行われず、暗反応として行
われた。
実施例2〜4および比較例1〜2における粗製物量、そ
れの組成および収率は、次の表に示される。
表 一例一 粧」10 戸丘述妖訃 1R」u 収町鼾実施
例2  294.83   92.0     ?、5
   90.6113   286.89     g
8,5    11,1    84.8+7 4  
 292.69    98.8     0.51 
   96.8比較例1  303.20   78.
8   20.7   78.8〃2   321,0
5     0     98.5      0
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1〜4および比較例1〜2における経
時的なCRF□7Br生成率を示すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、光照射下でパーフルオロアルキルアイオダイドと臭
    素とを光増感剤の存在下に反応させることを特徴とする
    パーフルオロアルキルブロマイドの製造法。
JP30112290A 1990-11-08 1990-11-08 パーフルオロアルキルブロマイドの製造法 Pending JPH04173752A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994012453A1 (en) * 1992-11-30 1994-06-09 Daikin Industries, Ltd. Process for producing perfluoroalkyl bromide
JPH06234671A (ja) * 1992-12-17 1994-08-23 Elf Atochem Sa 対応するヨウ化物の光化学的臭素化によるペルフルオロアルキル臭化物の合成
JP2008044908A (ja) * 2006-08-18 2008-02-28 Nagoya Industrial Science Research Inst カルボニル化合物の製造方法
JP2012136549A (ja) * 2012-03-12 2012-07-19 Nagoya Industrial Science Research Institute カルボニル化合物の製造方法
JP2019172709A (ja) * 2019-07-17 2019-10-10 ダイキン工業株式会社 C8F17Brを含む組成物及びC8F17Brの製造方法

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JP2021155451A (ja) * 2019-07-17 2021-10-07 ダイキン工業株式会社 C8F17Brを含む組成物及びC8F17Brの製造方法

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