JPS606934B2 - α−クロロ−ジエチルカ−ボネ−トの製造方法 - Google Patents

α−クロロ−ジエチルカ−ボネ−トの製造方法

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JPS606934B2
JPS606934B2 JP56145592A JP14559281A JPS606934B2 JP S606934 B2 JPS606934 B2 JP S606934B2 JP 56145592 A JP56145592 A JP 56145592A JP 14559281 A JP14559281 A JP 14559281A JP S606934 B2 JPS606934 B2 JP S606934B2
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diethyl carbonate
carbonate
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尚雨 朴
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KANKOKU KAGAKU GIJUTSUIN
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KANKOKU KAGAKU GIJUTSUIN
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C43/00Ethers; Compounds having groups, groups or groups
    • C07C43/02Ethers
    • C07C43/03Ethers having all ether-oxygen atoms bound to acyclic carbon atoms
    • C07C43/04Saturated ethers
    • C07C43/12Saturated ethers containing halogen
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C68/00Preparation of esters of carbonic or haloformic acids
    • C07C68/06Preparation of esters of carbonic or haloformic acids from organic carbonates
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J19/00Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
    • B01J19/08Processes employing the direct application of electric or wave energy, or particle radiation; Apparatus therefor
    • B01J19/12Processes employing the direct application of electric or wave energy, or particle radiation; Apparatus therefor employing electromagnetic waves

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、次式〔1〕 で示されるQークロロージェチルカーボネートの新規製
造法に関する。
上記化合物が、3ーラクタム系抗生物質であるペニシリ
ンやセフアロスポリン等のカルボキシル基と反応してェ
ステルを形成し、経口用製剤の吸収性を増加させ、これ
らの製剤の薬効を高めるに有用であることは公知である
従釆、Qークロロージェチルカーボネートの製造方法と
しては、唯一の方法、すなわち、エッチ.ミューフー(
日.MUIler,AnMienderChemje,
258,50(1890))により提案されたものが
あるだけである。
この方法によれば、上記化合物1と全く同一の目的化合
物が、次式〔皿〕:で示されるエチルクロロホルメート
を、太陽光照射下において塩素化し、次に、その反応生
成物である次式〔W〕:で示されるQークロローエチル
クロロホルメートを、次の反応式【W]十CH3CH2
0日 [1]一日CIに従って、反応させ
ることにより製造されている。
しかしながら、この先行技術においては、太陽光のもと
で塩素化して得られる化合物Wの収率は、非常に低く(
20%未満)、更にまた、望ましからぬ副反応が顕著に
生起する。
それ故、生成する副生成物の混合物から構造式Nを有す
る純粋なQ−ク0ローェチルクロロホルメートのみを単
機することは不可能であった。実際に、先行技術によれ
ば、化合物1以外に5種類の副生成物が生成することが
開示されているが、主生成物である化合物1の収率は、
その中に記述されていない。ただ単に、5種類の副生成
物の一つである二塩化物の生成量が著しく多いことが記
載されているだけである。特に問題なことは、化合物m
の塩素化工程において、化合物Wを調製するに太陽光の
存在が不可決であり、このことが工業的製造方法の障害
となることである。本発明により調製される化合物の有
用性は、種々の先行特許、例えば、米国特許第3,87
3,521号(1975.3.25)及び米国特許第3
,939,270号(1976.2.17)、並びに特
開昭48−8796号(1973.2.3)に開示され
ている。
しかしながら、その化合物自身を調製する別の進歩した
方法に関しては、エッチ・ミュラー(日.MUller
)法以来何も提案がなされていない。本発明者らは、Q
−クロロージェチルカーボネートの製造方法について、
工業的に受け入れられ、上記先行技術方法に伴う問題点
を殆んど解決する方法について、長期間研究を行なった
その結果、本発明者らは、簡便な操作で、特定波長を有
する柴外線の照射下、ジェチルカーボネートを3直接塩
素化することにより、化合物1が高収率で製造されるこ
とを見出した。要約すれば、本発明のQ−クロロージェ
チルカーボネートの製造方法は、次式〔ロ〕:で示され
るジェチルカーボネートを、乾燥塩素ガスを用いて、柴
外線照射下に塩素化を行ない、目的化合物1を得ること
を特徴とするものである。
塩素化は、反応媒体として四塩化炭素溶媒中で行なうこ
とが好ましいが、溶媒の存在は必須要件ではない。本発
明においては、柴外線照射下で化合物0の溶液中に塩素
ガスを通過させるが、そのため、化合物1を得るための
方法は、より簡素化される。
かかる塩素化においては、出発物質として非常に高い純
度を有するジェチルカーボネートを用いることが必要で
ある。工業的なジヱチルカーボネートの純度は低く、そ
のため、目的化合物の収率を増大させるために、それを
、先ず塩化カルシウムで処理し、次いで分別蒸留法によ
り精製しなければならない。塩素化反応の重要な要件は
、適切な反応温度範囲及び反応時間、反応系に導入され
る塩素ガス量、及び反応媒体の種類を選択することであ
る。例えば、反応温度が約0℃の場合には、反応は低い
収率(約7%)をもたらし、同様に、反応温度が80℃
乃至それ以上の場合には、2乃至それ以上の塩素原子が
、エチル基と容易に反応して二塩化物を生成するために
、反応活性もまた低下する。本発明においては、好まし
い温度範囲は45〜55℃であり、そして反応時間は、
前記温度範囲において、約5時間を要することが見出さ
れている。
同一の反応条件下で、反応時間を短縮させると、収率の
低下が起こる。従って、望ましい結果を得るためには、
塩素ガスを、出発物質であるジェチルカーボネート1モ
ルに対し、1.2〜1.4モルの範囲で使用することが
好ましい。本発明によれば、反応遂行にあたり、四塩化
炭素溶媒を、反応媒体としてジェチルカーボネート溶液
に添加することにより、乾燥塩素ガスをジェチルカ−ボ
ネート溶液中に直接通ずるよりも、最終生成物の収率を
、10%もしくはそれ以上増加させることが可能となる
かかる塩素化においては、100W水銀灯およびガス導
入管を取り付けた1そのフラスコ(エース・ハノビア(
Ace−舷novia))を用いることが好ましい。本
発明の方法は、次記反応式により要約することができる
。以下において、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、これらの実施例は、本発明の方法に対する理解と
その実施を容易ならしめるものであり、本発明がこれら
の実施例により制約されるものでないことは言うまでも
ない。
なお、下記実施例において、その収率は、未反応ジェチ
ルカーボネートの量を除外して計算した値である。実施
例 1100W水銀灯(柴外線波長:185〜35mm
)およびガス導入管を取り付けた1クフラスコ中に、精
製ジェチルカーポネート236.6夕(2モル)を入れ
、次いでフラスコを冷却し、フラスコの内容物を−3〜
000に維持した。
この温度に保ちながら、柴外線を反応物に照射し、それ
と同時に、塩素および窒素ガスを、ガス導入管を通して
フラスコ内に導入した。フラスコを時々冷却して、その
内容物が上記温度範囲内に維持できるようにした。2モ
ル(44,800の‘)の塩素ガスおよび過剰の窒素ガ
スを、5時間に亘ってフラスコ中に一定に通せしめ、そ
の後、塩素ガスの導入を停止し、残存する塩素および塩
化水素ガスを、窒素ガスで追い出すことにより、反応混
合物から完全に取り除いた。
次いで、分別蒸留管をフラスコに取り付け、未反応ジェ
チルカーボネートを留去したところ、目的生成物である
Q−クロロージェチルカーボネート24夕が得られた。
沸点:160〜163ご○ 収率:7.2%(対消費ジェチルカーボネート)IR(
液膜法)伽‐1:2950,1740,1430,13
60,1330,1250,1100,1000,90
0,850,780。
NMR(CC14)6側:1.3(t,班)、1.8(
d,汎)、4.22(q,が)、6.32(q,IH)
実施例 2フラスコ内容物の温度を20oCに維持した
ことを除いては、実施例1と同様の操作を繰り返したと
ころ、Qークロロージエチルカーボネートが34タ得ら
れた。
沸点は、160〜163qoで、収率は、消費されたジ
ェチルカーボネートに対して13.5%であった。IR
およびNMRのデータは、実施例1のものと同一であっ
た。実施例 3フラスコ内容物の温度を40午0に維持
したことを除いては、実施例1と同様の操作を繰り返し
たところ、Qークロロ−ジエチルカーボネートが66タ
得られた。
沸点は、160〜163午○で、収率は、消費されたジ
ェチルカーポネートに対して53.5%であった。IR
およびNMRのデータは、実施例1のものと同一であっ
た。実施例 4反応温度を80ooに変えたことを除い
ては、実施例1と同様の操作を繰り返したところ、Q−
クロロージェチルカーポネートが118タ得られた。
沸点は、160〜163ooで、収率は、消費されたジ
ェチルカーボネートに対して53.5%であった。IR
およびNMRのデータは、実施例1のものと同一であつ
た。実施例 5 反応温度を50〜520の範囲に維持したことを除いて
は、実施例1と同様の操作を繰り返したところ、Qーク
ロロージエチルカーボネートが121.2タ得られた。
沸点は、160〜163qoで、収率は、消費されたジ
ェチルカーボネートに対して57.3%であった。IR
およびNMRのデータは、実施例1のものと同一であっ
た。実施例 6 実施例1で使用したものと同じフラスコ内に、精製した
ジェチルカーボネートを236.6夕(2モル)添加し
、次いで、塩素ガスを2.6モルを、フラスコ中へ5時
間かけて、50〜520の範囲で、柴外線照射下に導入
した。
反応完了後、未反応ジェチルカーボネートを分別蒸留に
より実施例1と同様に除去したところ、Qークロロージ
ェチルカーポネートが131タ得られた。沸点は、16
0〜163qoで、収率は、消費されたジェチルカーボ
ネートに対して59.8%であった。IRおよびNM庇
のデータは、実施例1のものと同一であった。実施例
7 ジエチルカーボネート236.6夕(2モル)に、四塩
化炭素40の【(0.29モル)を添加したことを除い
ては、同様の条件を使用して、実施例6の操作を繰り返
したところ、Qークロロージェチルカ一ボネートが14
6タ得られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示されるジエチルカーボネートを、柴外線照射下に、
    塩素ガスを用いて、直接又は四塩化炭素溶媒中で塩素化
    することを特徴とする次式▲数式、化学式、表等があり
    ます▼ で示されるα−クロロ−ジエチルカーボネートの製造方
    法。 2 反応温度範囲が45〜55℃である特許請求の範囲
    第1項記載の製造方法。 3 塩素ガスの使用量が、出発物質であるジエチルカー
    ボネート1モルに対し1.2〜1.4モルの範囲である
    特許請求の範囲第1項記載の製造方法。
JP56145592A 1980-12-23 1981-09-17 α−クロロ−ジエチルカ−ボネ−トの製造方法 Expired JPS606934B2 (ja)

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KR4891/1980 1980-12-23
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JPS57109744A JPS57109744A (en) 1982-07-08
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