JPH04173732A - 新規ポリアセチレン系化合物および該化合物を有効成分とする血小板凝集抑制剤 - Google Patents

新規ポリアセチレン系化合物および該化合物を有効成分とする血小板凝集抑制剤

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JPH04173732A
JPH04173732A JP2297244A JP29724490A JPH04173732A JP H04173732 A JPH04173732 A JP H04173732A JP 2297244 A JP2297244 A JP 2297244A JP 29724490 A JP29724490 A JP 29724490A JP H04173732 A JPH04173732 A JP H04173732A
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JP
Japan
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compound
platelet aggregation
formula
solvent
active ingredient
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JP2297244A
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English (en)
Inventor
Makoto Morita
誠 森田
Shunji Sato
俊次 佐藤
Yukinobu Iketani
幸信 池谷
Hiroshi Mihashi
博 三橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsumura and Co
Original Assignee
Tsumura and Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、血小板凝集抑制作用を有する新規ポリアセチ
レン系化合物に関するものである。
[従来の技術および課題1 近年、我が国における食生活の変化や高年齢化現象に伴
い、心筋梗塞や脳血栓症等の血栓症疾患の急増が大きな
社会問題に、なっている。
そこで、この血栓性疾患の治療薬がその薬理作用上あら
ゆる面から検討され、開発されている。
[課題を解決するための手段] 本発明者等は、血栓性疾患の疾患の治療に有効な血小板
凝集抑制作用を有する化合物を求めて、鋭意研究を重ね
た結果、臨床的にも広く用いられている生薬蒼t(At
racylodes 1ancea L)またはその他
同属植物に含まれる下記式■ −C −C−H ■ で表される新規ポリアセチレン系化合物(以下、本発明
の化合物と称する)に血小板凝集抑制作用を有すること
を見いだし、本発明を完成させた。
すなわち本発明は、式工 HHHHHHH )l      Ill −C−H ■ で表される新規ポリアセチレン系化合物および上記式1
で表される新規ポリアセチレン系化合物を有効成分とす
る血小板凝集抑制剤である。
本発明の化合物を得るには例えば次のような方法が挙げ
られる。
本発明の化合物は、蒼准をヘキサン、ジエチルエーテル
、石油エーテル、酢酸エチル、クロロホルム、アセトン
、メタノ−ノーエタノールより選ばれる少なくとも一つ
の溶媒で抽出し、得られた抽出液から溶媒を除去して得
た残渣をヘキサン、ジエチルエーテル、石油エーテル、
酢酸エチル、クロロホルム、アセトン、メタノール、エ
タノール、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、水よ
り選ばれる少なくとも一つの溶媒を溶出溶媒として、ダ
イヤイオンHP−20、MCIゲルCHP20Pなどの
ポーラスポリマー、セファデックスLH−20などのセ
ファデックス、逆相系シリカゲル、シリカゲル、ポリア
ミドまたはセルロース等を担体に用いたカラムクロマト
グラフィーまたは高速液体クロマトグラフィーに1回ま
たは数回付し、薄層クロマトグラフィーまたは高速液体
クロマトグラフィーで目的成分を確認しながら分画する
ことにより得ることができる。
次に本発明の化合物の製造例を以下に示す。
製造例1 粉砕した蒼t616gをヘキサン31で3回還流抽出を
行った。この抽出液の溶媒を減圧留去して、エキス45
gを得た。このエキスを、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーに付し、最初はn−ヘキサン、逐次酢酸エチル
を増やして溶出させた。n−ヘキサン:酢酸エチル(4
:1)で溶出したフラクション(以下、フラクションA
という) 23.12gおよび酢酸エチルで溶出したフ
ラクション(以下、フラクションBという) 0.82
gを得た。さらにフラクションBをシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに付し、n−ヘキサン:アセトン(7
:3)で溶出したフラクションの溶媒を減圧下留去する
ことにより、淡黄色油状物質40mgを得た。この淡黄
色油状物質を、下記に示す理化学的性質から式1で表さ
れる12−イソバレロイル−2E、8E、l0E−)リ
エンー4,6−ダイン−1,14−デイオール(12−
isovaleroyl−2E、8E、l0E−tri
en−4,6−diyn−1,14−dial)である
と決定した。
比旋光度:[α]智−79.5゜ (c=0.60.クロロホルム) マススペクトル FAB−HR−MS  m/z: 計算値 316.16746  C19H2404実測
値 316.16650 FD−MS  m/z:  317[M+H]”、  
215.157.85赤外線吸収スペクトルνCCl4
 cm4 :3680.3480.3020.2964
.2936.2876、2200.2124゜1726
、1466、1372.1294.1260.1188
.1170.1118゜1092、1054.982.
946.908紫外線吸収スペクトルλ盟nm(log
ε):338(4,37)、316(4,50)、29
7(4,36)、280(4,12)。
267(4,37)、 251(4,14)、 209
(4,20)プロトン核磁気共鳴スペクトル (δppm in CDCl5): 0.96(6H,d、 J = 6.6Hz)、 1.
86(2H,m)。
2.11(IH,t、q、 J=6.7Hz、 J =
6.6Hz)。
2.22(2H,d、 J = 6.7Hz)、 3.
61(LH,m)。
3.67(LH,m)、 4.25(2H,d、d、 
J = 4.9Hz、 J = 2.2Hz)。
5.51(LH,t、d、d、 J = 14.9Hz
、 J = 6.8Hz、 J = 1.3Hz)。
5.70(IH,br、d、J=15.5Hz)。
5.81(LH,br、 d、d、 J= 15.4H
z、 J=6.8Hz、 )。
5.87(IH,d、t、d、 J = 15.9Hz
、 J = 2.2Hz、 J = 1.0Hz)。
6.31(IH,d、d、t、 J = 15.4Hz
、 J = 11.0Hz、J = 0.9Hz)。
6.41(LH,d、t、 J = 15.9Hz、 
J =4.9Hz)。
6.67 (IH,d、d、d、 J = 15.5H
z、 J = 11.0Hz、 J = 0.6Hz)
13C−核磁気共鳴スペクトル (δppm in CDC13): 22.40(q)X 2.25.76(d)、 37.
45(t)、 43.57(t)。
58.50(t)、 62.69(t)、 70.85
(d)、 74.65(s)、 80.63(s)。
81.03(s)、 108.94(d)、 111.
30(d)、 130.99(d)。
134.92(d)、143.45(d)、145.5
4(d)、173.00(s)。
次に本発明の化合物が優れた血小板凝集抑制作用を有し
、血栓性疾患および循環器系薬剤として有用であること
について実験例を挙げて説明する。
[実験例1](血小板凝集抑制作用) ■多血小板血漿の調整 ウサギの下肢大腿動脈から、1容の3.8%クエン酸ナ
トリウムを入れたポリプロピレン製シリンジに、9容の
動脈血を採取した。この血液を室温にて800rpmで
10分間遠心分離し、その上清を多血小板血漿(pla
telet−rich−plasma、PRP)として
得た。
この残渣を3.OOOrpm、15分間遠心分離して上
溝を貧血小板血漿(platelet−poor−pl
asma、PPP)として得た。このPPPをもちいて
PRPを希釈し、血小板数が2.5〜3.2X105個
/mm3となるように調整した。
■アラキドン酸による血小板凝集能の測定上記のように
して得たPRP O,4mlに、前述の製造例1で得た
本発明の化合物の溶液50□lを加えて37℃で2分間
インキュベートした後、アラキドン酸溶液(最終濃度8
0〜100μg/ml)を加えて凝集を惹起して凝集能
を測定した。コントロールとして、本発明の化合物を加
えるかわりに2%エタノール−生理食塩水を用いた。測
定は、ペイトンアグリゲーションモジュール[PAYT
ON AGGREGATIONMODULE(MODEL60
0B。
PAYTON ASSOCIATES月を用いて比濁法
によって行い、最大凝集時の透過率を測定し、コントロ
ールを100%としたときの凝集抑制率を求めた。その
結果を第1表に示す。
第1表 [実験例2](コラーゲンによる凝集能の測定)アラキ
ドン酸溶液のかわりにコラーゲン溶液(最終濃度10〜
20μg/ml)を加える以外は上記と同様にして測定
した結果を第2表に示す。
第2表 次に、製造例1で得た化合物の急性毒性試験をICR系
雄性マウスを用いて行ったところ、Ig/kgの経口投
与で死亡例がなかった。
次に、本発明の化合物の製剤化について説明する。
本発明の化合物はそのまま、あるいは慣用の製剤担体と
共に動物および人に投与することができる。投与形態と
しては、特に限定がなく、必要に応じ適宜選択して使用
され、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、細粒剤、散剤等の経
口剤、注射剤、半開等の非経口剤が挙げられる。
経口剤として所期の効果を発揮するためには、患者の年
令、体重、疾患の程度により異なるが、通常成人で式の
化合物の重量として10rrLg〜7gを、1日数回に
分けての服用が適当と思われる。
経口剤は、例えばデンプン、乳糖、白糖、マンニット、
カルボキシメチルセルロース、コーンスターチ、無機塩
類等を用いて常法に従って製造される。
この種の製剤には、適宜前記賦形剤の他に、結合剤、崩
壊剤、界面活性剤、滑沢剤、流動性促進剤、矯味剤、着
色剤、香料等を使用することができる。それぞれの具体
例は以下に示す如くである。
[結合剤] デンプン、デキストリン、アラビアゴム末、ゼラチン、
ヒドロキシプロピルスターチ、メチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、結晶セルロース、エチルセルロース、ポ
リビニルピロリドン、マクロゴール。
[崩壊剤] デンプン、ヒドロキシプロピルスターチ、カルボキシメ
チルセルロースナトリウム、カルボキシメチルセルロー
スカルシウム、カルボキシメチルセルロース、低置換ヒ
ドロキシプロピルセルロース。
[界面活性剤] ラウリル硫酸ナトリウム、大豆レシチン、ショ糖脂肪酸
エステル、ポリソルベート80゜[滑沢剤] タルク、ロウ類、水素添加植物油、ショ糖脂肪酸エステ
ル、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸アルミニウム、ポリエチレングリコー
ル。
[流動性促進剤] 軽質無水ケイ酸、乾燥水酸化アルミニウムゲル、合成ケ
イ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム。
また、本発明の化合物は、懸濁液、エマルジョン剤、シ
ロップ剤、エリキシル剤としても投与することができ、
非経口剤として所期の効果を発揮するためには、患者の
年令、体重、疾患の程度により異なるが、通常成人で式
の化合物の重量として1日0.5rng〜1.5.まで
の静注、点滴静注、皮下注射、筋肉注射が適当と思われ
る。これらの各種剤形には、矯味矯臭剤、着色剤を含有
してもよい。
非経口剤は常法に従って製造され、希釈剤として一般に
注射用植物油、ゴマ油、ラッカセイ油、ダイズ油、トウ
モロコシ油、プロピレングリコール、ポリエチレングリ
コール等を用いることができる。
さらに必要に応じて、殺菌剤、防腐剤、安定剤を加えて
もよい。また、この非経口剤は安定性の点から、バイア
ル等に充填後冷凍し、通常の凍結乾燥技術により水分を
除去し、使用直前に凍結乾燥物から液剤を再調製するこ
ともできる。
さらに、必要に応じて適宜、等張化剤、安定剤、防腐剤
、無痛化剤等を加えても良い。
その他の非経口剤としては、外用液剤、軟膏等の塗布剤
、直腸内投与のための半開等が挙げられ、常法に従って
製造される。
[実施例1] ■コーンスターチ        44g■結晶セルロ
ース       40g■カルボキシメチル セルロースカルシウム    5g ■軽質無水ケイ酸       0.5g■ステアリン
酸マグネシウム  0.5g製造例1で得られた化合物
  10 計     100g 上記の処方に従って■〜■を均一に混合し、打錠機にて
圧縮成型して一錠200mgの錠剤を得た。
この錠剤−錠には、製造例1で得られた化合物20mg
が含有されており、成人1日3〜10錠を数回にわけて
服用する。
[実施例2] ■結晶セルロース      84.5g■ステアリン
酸マグネシウム  0.5g■カルボキシメチル セルロースカルシウム     5g 製造例1で得られた化合物   10 計     100g 上記の処方に従って■、■および■の一部を均一に混合
し、圧縮成型した後、粉砕し、■および■の残量を加え
て混合し、打錠機にて圧縮成型して一錠200mgの錠
剤を得た。
この錠剤−錠には、製造例1で得られた化合物20mg
が含有されており、成人1日3〜10錠を数回にわけて
服用する。
[実施例3] ■結晶セルロース      34.5g■10%ヒド
ロキシプロピル セルロースエタノール溶液 50g ■カルボキシメチル セルロースカルシウム    5g ■ステアリン酸マグネシウム  0.5g製造例1で得
られた化合物  10 計     100g 上記の処方に従って■、■および■を均一に混合し、常
法によりねつ和し、押し出し造粒機により造粒し、乾燥
・解砕した後、■および■を混合し、打錠機にて圧縮成
型して一錠200mgの錠剤を得た。
この錠剤−錠には、製造例1で得られた化合物20mg
が含有されており、成人1日3〜10錠を数回にわけて
服用する。
[実施例4] ■コーンスターチ        84g■ステアリン
酸マグネシウム  0.5g■カルボキシメチル セルロースカルシウム    5g ■軽質無水ケイ酸       0.5g製造例1で得
られた化合物  10 計     100g 上記の処方に従って■〜■を均一に混合し、圧縮成型機
にて圧縮成型後、破砕機により粉砕し、篩別して顆粒剤
を得た。
この顆粒剤1gには、製造例1で得られた化合物100
mgが含有されており、成人1日0.6〜2gを数回に
わけて服用する。
[実施例5] ■結晶セルロース       55g■10%ヒドロ
キシプロピル セルロースエタノール溶液  35g 製造例1で得られた化合物   10 計     100g 上記の処方に従って■〜■を均一に混合し、ねつ和した
。押し出し造粒機により造粒後、乾燥し、篩別して顆粒
剤を得た。
この顆粒剤1gには、製造例1で得られた化合物100
mgが含有されており、成人1日0.6〜2gを数回に
わけて服用する。
[実施例6] ■コーンスターチ       89.5g■軽質無水
ケイ酸       0.5g製造例1で得られた化合
物  10 計     100g 上記の処方に従って■〜■を均一に混合し、200mg
を2号カプセルに充填した。
このカプセル剤1カプセルには、製造例1で得られた化
合物20mgが含有されており、成人1日3〜10カプ
セルを数回にわけて服用する。
[実施例7] ■注射用蒸留水        89.5g■犬豆油 
           5g■犬豆リン脂質     
    2.5g■グリセリン          2
g製造例1で得た化合物      1 全量    100g 上記の処方に従って■を■および■に溶解し、これに■
と■の溶液を加えて乳化し、注射剤を得た。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 I ▲数式、化学式、表等があります▼ I で表される新規ポリアセチレン系化合物。
  2. (2)式 I ▲数式、化学式、表等があります▼ I で表される新規ポリアセチレン系化合物を有効成分とす
    る血小板凝集抑制剤。
JP2297244A 1990-11-05 1990-11-05 新規ポリアセチレン系化合物および該化合物を有効成分とする血小板凝集抑制剤 Pending JPH04173732A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114349723A (zh) * 2021-12-23 2022-04-15 中山大学 多烯炔类化合物及其制备方法和应用

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114349723A (zh) * 2021-12-23 2022-04-15 中山大学 多烯炔类化合物及其制备方法和应用
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