JPH04172734A - 遅延検波器 - Google Patents

遅延検波器

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JPH04172734A
JPH04172734A JP2301871A JP30187190A JPH04172734A JP H04172734 A JPH04172734 A JP H04172734A JP 2301871 A JP2301871 A JP 2301871A JP 30187190 A JP30187190 A JP 30187190A JP H04172734 A JPH04172734 A JP H04172734A
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clock
data
frequency
timing
phase
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JP2301871A
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Mamoru Sawahashi
衛 佐和橋
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ディジタル無線通信において復調器として用
いられる遅延検波器に関する。
〔従来の技術〕
PSK信号の復調には、同期検波や遅延検波が用いられ
ている。同期検波は、信号と直交する位相の雑音成分の
除去が可能であるために、遅延検波に比べて誤り率特性
が優れている。しかし、同期検波では、搬送波再生回路
で基準搬送波を再生する必要があり、移動通信のように
フェージングで受信信号レベルの変動が激しい場合には
、搬送波再生回路で同期はずれが生じ、かえって遅延検
波よりも誤り率特性が劣化することがある。
したがって、移動通信システムでは、フェージングに比
較的強い遅延検波器を用いることが多い。
第7図は、従来のIF(中間周波数)帯遅延検波器の構
成を示すブロック図である。
図において、IF帯の変調信号は図外のりミタ回路で矩
形波にされ、IF変調信号入力端子701に入力される
。マスタクロック入力端子703に入力されるマスタク
ロツタは、中間周波数よりも非常に高い周波数をもつ。
矩形波のIF変調信号は、Dフリップフロップ705で
マスタクロックに同期がとられ、さらにその出力がマス
タクロツタで駆動されるシフトレジスタ707を介して
データクロックの1周期分遅延される。
■チャネルの検波は、排他的論理和回路(Ex 0R)
709に、Dフリップフロップ705の出力信号と、シ
フトレジスタ707を介して得られる1タイムスロット
前の信号とを取り込んで乗算演算を行う。さらに、低域
通過フィルタ(LPF)711でその出力から高調波成
分を除去し、データ識別器713で再生クロックのタイ
ミングで識別することにより復調データが得られる。デ
ータ識別器713から出力されるIチャネルデータは、
Iチャネルデータ出力端子715に出力される。
このようにIチャネルの検波は、データクロックの1周
期分を遅延させて乗算すればよいが、Qチャネルの検波
は、データクロックの1周期分を遅延させた後に、さら
にシフトレジスタ708で中間周波数の1/4周期分遅
延させた信号を生成し、排他的論理和回路(ExOR,
)710でDフリップフロップ705の出力信号との乗
算演算を行う。以下同様に、低域通過フィルタ712お
よびデータ識別器714を介して、Qチャネルデータ出
力端子716にQチャネルデータが出力される。
なお、クロック位相同期回路717は、低域通過フィル
タ712の出力を取り込み、データクロックと同じ周波
数のクロックを再生してデータ識別器713.714に
送出する。
1F帯遅延検波器では、上述したようにアナログ・ディ
ジタル変換器を使わずにディジタル処理を行うことがで
きるが、中間周波数により決まる処理速度の限界からベ
ースバンド信号の伝送レートには制約がある。したがっ
て、高速PSK信号を復調する場合には、■チャネルお
よびQチャネルの各ベースバンド信号に変換してから、
ディジタル処理を行うベースバンド遅延検波器が用いら
れる。
第8図は、従来のベースバンド遅延検波器の構成を示す
ブロック図である。
図において、IF変調信号入力端子801に入力された
IF変調信号は、ハイブリッド803、ミクサ804.
805.90度移相器806、局部発振器807で構成
される直交検波器に取り込まれ、■チャネルおよびQチ
ャネルの各ベースバンド信号に変換され、さらにそれぞ
れ低域通過フィルタ(LPF)808.809で高調波
成分を除去され、アナログ・ディジタル変換器(A/D
)811.812を介してディジタル信号に変換される
ここで、各チャネルのベースバンド信号に1タイムスロ
ットの遅延を与える遅延器813.814、■チャネル
ベースバンド信号と遅延器813を介したIチャネルベ
ースバンド信号との乗算を行う乗算器815、Qチャネ
ルベースバンド信号と遅延器813を介したIチャネル
ベースバンド信号との乗算を行う乗算器817、■チャ
ネルベースバンド信号と遅延器814を介したQチャネ
ルベースバンド信号との乗算を行う乗算器816、Qチ
ャネルベースバンド信号と遅延器814を介したQチャ
ネルベースバンド信号との乗算を行う乗算器818、乗
算器815.818の出力を加算する加算器819、乗
算器816.817の出力を加算する加算器820にお
いて、 cos (φ0−φn−1) = cosφ1lCO3φ、−、十sinφ、 sin
φ、l−、−(1)sin(φ7−φ、、−1) =sinφ、 cosφ、−、+cosφ、sinφn
−1’−・(2)の演算を行い、各加算器819.82
0の出力をデータ識別器821.822で処理すること
により、■チャネルデータ出力端子823およびQチャ
ネルデータ出力端子824に、■チャネルおよびQチャ
ネルの各復調信号を取り出すことができる。
なお、この構成において、データ識別器821.822
には、データクロツタと同じ周波数で位相同期したクロ
ックが必要となる。クロックタイミング同期回路825
は、Qチャネルベースバンド信号を低域通過フィルタ8
09の出力から取り込み、ベースバンド信号のゼロクロ
ス点を駆動タイミングとして、データクロツタと同じ周
波数のクロックを再生し、アナログ・ディジタル変換器
811.812、遅延器813.814、乗算器815
〜818、加算器819.820を駆動するとともに、
インバータ829を介してデータ識別器821.822
に再生クロックを供給する。
ここで、クロックタイミング同期回路825として、デ
ィジタルPLL形の回路構成例を第9図に示す。
第9図において、符号851はデータ入力端子、符号8
53は比較クロック(f、)入力端子、符号855はマ
スタクロツタ(mfb)入力端子である。マスタクロツ
タに同期した入力データを出力するDフリップフロップ
857は、その出力をアップダウンカウンタ861のク
ロック端子CKに送出する。Dフリップフロップ859
は、入力データと比較クロックとの位相の前後関係の情
報データをアップダウン判定出力をアップダウンカウン
タ861のアップダウン制御端子U/Dに送出する。計
数値検出回路863は、アップダウンカウンタ861の
計数値が設定計数になったときに、クロック位相制御回
路865に選択制御信号を送出する。
一方、シフトレジスタ867は、マスタクロックから複
数のタイミングの出力信号を生成し、クロック位相制御
回路865はシフトレジスタ867の各出力から1つの
タイミングを選択し、分周回路869を介して同期クロ
ック出力端子871にデータクロックに同期した再生ク
ロックが取り出される。
このような構成により、クロックタイミング同期回路8
25は、直交検波した後のアナログのベースバンド信号
からゼロクロス点を検出したタイミングでクロックを再
生することができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、このクロックを用いたデータ識別点では、Q
PSK変調の場合に、■チャネルおよびQチャネルの各
々の検波出力は2値になるが、π/4シフトQPSK変
調の場合には、タイミングの取り方によって5値、ある
いは2値+3値になる。
ここで、受信中間周波数と局部発振器807の発振周波
数との周波数誤差がない場合には、第1θ図(a)に示
すように、直交検波信号の信号点配置は固定するのでク
ロックは安定に再生される。しかし、実際の伝送系では
、受信中間周波数と局部発振周波数との周波数誤差Δf
があり、受信信号は、cos(2π(f c+Δf)t
+φ、)     ・(3)となる。なお、fCは搬送
波の中心周波数である。
したがって、■チャネルおよびQチャネルの各検波信号
は、それぞれ 1 : cos(2xΔft+φfi)・(4)Q :
 5in(2πΔft十φ、)−(5)となる、このよ
うに、各検波信号が周波数誤差成分を有するので、第1
0図[有])に示すようにI−Q軸上で位相回転を生じ
て位相検波面をよぎることになる。すなわち、検波信号
のゼロクロスタイミングでクロックタイミング同期回路
825を駆動できなくなる。
さらに、Tをデータ周期として1シンボルごとに、 2πΔfT                 ・・・
(6)の位相回転が生じる。したがって、従来のバース
ト伝送で用いられるデータクロツタとデータとの初期位
相だけを合わせる方式において、バースト長が長い場合
には、データクロックのタイミングがデータのアイアパ
ーチャ(アイパターンにおける縦のアイの開き)が最大
となるタイミングからずれ、正しいタイミングでデータ
を識別できなくなることがあった。
このように、直交検波後のベースバンド信号のゼロクロ
ス点をクロックタイミング同期回路825の入力タイミ
ングとすると、受信変調信号の中心周波数と局部発振器
の発振周波数との周波数誤差のために、安定にデータク
ロックを再生することができなかった。
このような問題点を解決するものとして、データクロツ
タと非同期でそのm倍の周波数のクロックによりアナロ
グ・ディジタル変換および積和演算を行い、アイアパー
チャが最大となるクロックでデータを識別する遅延検波
器を出願した(特願平2−234199)。その構成例
を第11図に示す。
基本的な部分は、第8図に示す従来のベースバンド遅延
検波器と同様である。データクロック周波数をf、とし
たときに、発振器901において非同期でm倍の周波数
mfbのクロックを生成し、このクロックでベースバン
ド検波信号をアナログ・ディジタル変換してディジタル
化し、乗算および加算演算を行って1タイムスロット前
のデータとの位相差を算出する。ここで、加算器819
.820の出力データを2の補数で出力すれば、データ
のゼロクロス点で符号ビットが反転する。この符号ビッ
トが極性反転するタイミングでクロックタイミング同期
回路903を駆動する。
なお、クロックタイミング同期回路903としては、第
9図に示す従来のPLL形のものを用いることができる
。また、この場合のクロックタイミング同期回路903
の入力タイミングは、ゼロクロス点に対してl / m
 f、のジッタを有する。
このように、直交検波後のベースバフ)”信号0:)ゼ
ロクロス点からクロックタイミング同期回路825の入
力タイミングを抽出するのではなく、乗算、加算演算後
の差分信号のアイのゼロクロス点をトリガとすれば、位
相差信号は、 1:cos(2g(Δf7−Δfn−+)T+<φ、−
a、−,))・・・(7) Q:5in(2z(Δf7−Δf、−+)T+<φ7−
φ、、−,))・・・(8) となり、位相誤差は抑圧されてクロック再生を安定に行
うことができる。
すなわち、受信変調信号の中心周波数と局部発振器の周
波数との周波数誤差がある場合でも、受信復調データか
ら安定にデータ識別用のクロックを再生することができ
る。
しかし、このような構成では、データクロツタのm倍の
クロックが不可欠となる。実際上、データに対してデー
タ識別クロックのジッタが無視できる程度にするには、
m=32程度にする必要がある。そこで、データクロッ
クの32倍の周波数のクロックを使用すると、例えばデ
ータクロック周波数カ512k)lzの場合には、15
MHzのクロック周波数でアナログ・ディジタル変換器
、乗算器、加算器を駆動することになり、消費電力の点
で実用的でなくなる。特に、自動車電話の移動機や携帯
電話機でベースバンド遅延検波器を使用する場合には、
この消費電力の問題は重要であり、先願の構成とは別な
手段が必要である。さらに、このクロック周波数に対す
る動作周波数の上限により、検波できるデータクロック
周波数にも制約が生しる。
本発明は、受信変調信号の中心周波数と局部発振器の発
振周波数との周波数誤差がある場合でも、安定したデー
タクロックを再生し、データ識別を行うことができる遅
延検波器を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は、本発明遅延検波器の原理構成を示すブロック
図である。
図において、請求項1に記載の発明は、中間周波数に変
換された受信変調信号を取り込み、TチャネルおよびQ
チャネルのベースバンド信号に変換する直交検波手段1
01と、各ベースバンド信号をディジタルデータに変換
し、1タイムスロット前のデータとの乗算を行い、さら
に各乗算結果を加算して各チャネル対応に1タイムスロ
ット前のデータとの位相差を検出する位相差検出手段1
03と、各チャネル対応の位相差信号を取り込み、再生
クロックに同期してデータ識別を行うデータ識別手段1
05とを備えた遅延検波器において、所定のクロックを
サンプリングタイミングとして位相差検出を行い、連続
する複数の位相差信号の符号からサンプリングのタイミ
ング誤差を検出するタイミング誤差検出手段107と、
データクロツタ周波数より高い周波数のクロックを入力
し、タイミング誤差検出手段107で検出されたタイミ
ング誤差に応じてそのタイミング誤差を補正するクロッ
ク位相を設定し、前記所定のクロックとして出力するク
ロック位相制御手段109とを備えて構成する。
請求項2に記載の発明では、タイミング誤差検出手段1
07は、位相差検出手段の出力信号の絶対値を検出し、
その大きさに応してクロック位相制御手段で設定するク
ロック位相を制御する構成である。
[作 用] 乗算、加算演算後の位相差信号のゼロクロス点をトリガ
とすれば、(7)式および(8)式に示すように位相誤
差は抑圧されてクロック再生を安定に行うことができる
。すなわち、 Δf、l嬌Δf、−1               
・・・(9)とみなすことができるので、 ■、。os(φ7−φ。−1)         ・・
°00)Q:5in(φ0−φ、1− 、)     
     −01)となる。
しかし、従来のように、1タイムスロットで1サンプリ
ングの方法では、この位相差信号のアイのゼロクロス点
は検出できない。
本発明の遅延検波器では、データクロツタ周波数fbに
対して、ジッタが無視できる程度の高周波数(例えばm
fb(mは自然数))のクロックを用意し、クロック位
相制御手段109がこのクロックからデータクロック周
波数の2倍の周波数(2fb)のクロックを生成する。
このクロックで直交検波後のベースバンド信号のアナロ
グ・ディジタル変換、1タイムスロット前のデータとの
位相差検出演算を行い、2値のデータを算出する。
タイミング誤差検出手段107は、2の補数で出力され
る位相差データを取り込み、複数の連続するデータごと
にその符号ビットからデータの符号を検出し、符号が異
なる場合にアイアパーチャが最大の点からサンプリング
タイミングの遅れあるいは進み情報をパラメータとして
クロック位相制御手段10\9に送出する。したがって
、サンプリング点がアイアパーチャ最大の点になるよう
に制御することができる。
クロック位相制御手段109は、各部に出力するクロッ
クの位相を1 / m f、の時間間隔で制御する。
また、請求項2に記載の発明の構成では、位相差信号の
符号のみでなく、絶対値情報を用いてアイアパーチャが
最大の点からのサンプリングタイミングのずれの大きさ
を検出し、ずれが大きい場合には、最小補正時間間隔1
7mfbの数倍の時間間隔でタイミングを補正すること
により、従来に比べて再生クロックがデータに同期する
までの時間を短縮することができる。
このように、位相差検出手段103で用いるサンプリン
グクロックのタイミングを各データごとに制御し、アイ
アパーチャが最大となる識別データを復調データとして
抽出することにより、データクロック周波数と局部発振
周波数の周波数誤差の影響を除去することができる。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて本発明の実施例について詳細に説
明する。
第2図は、本発明遅延検波器の一実施例として、π/4
シフトQPSK変調のベースバンド遅延検波器の構成を
示すブロック図である。
図において、IF変調信号入力端子801、ハイブリッ
ド803、ミクサ804.805.90度移相器806
、局部発振器807、低域通過フィルタ(LPF)80
8.809、アナログ・ディジタル変換器(A/D)8
11.812、遅延器813.814、乗算器815〜
818、加算器819.820、データ識別器821.
822、Iチャネルデータ出力端子823、Qチャネル
データ出力端子824の構成は、基本的に第8図および
第11図に示すものと同様である。
本発明の特徴とするところは、本実施例では、タイミン
グ誤差検出回路201に加算器820の出力を取り込み
、連続する3つのデータの符号を検出し、アイアパーチ
ャ最大の点にサンプリングタイミングをもっていくため
のサンプリング点をシフトする方向を検出する。また、
クロック位相制御手段109として、シフトレジスタ2
03およびクロック位相選択回路205を有し1.デー
タクロック周波数より高い周波数(mfb)のマスクク
ロック207をシフトレジスタ203で分周し、データ
クロック周波数の2倍の周波数のクロックを生成し、ク
ロック位相選択回路205がこのタイミング誤差検出回
路201の出力信号に応じて、シフトレジスタ203が
出力する複数の位相のクロックから最適なものを選択し
て各部に出力する構成にある。
また、加算器820から出力される位相差データの絶対
値ビットを検出し、絶対値が小さいとき、すなわちアイ
アパーチャ最大の点からサンプリングタイミングが大き
くずれている場合には、従来の17 m f、の時間間
隔の制御ではなく、最適点からのずれの程度に応じてl
/mf、の自然数倍の時間間隔の制御を行う。したがっ
て、クロック同期までの収束時間を従来より短縮するこ
とができる。
また、第11図に示す高1周波クロック(mfb)でサ
ンプリングを行う場合には、クロックとデータとの非同
期性に起因するジッタの他に、第9図に示すPLL形ク
ロりクタイミング同期回路が有するジッタがあり、全体
として2/mrbのジッタがあったが、本発明の構成に
より最大で1/mfbのジッタに抑えることができる。
第3図は、サンプリングタイミングの誤差の検出動作を
説明する図である。
データクロツタ周波数の2倍の周波数でサンプリングを
行う。また、図中実線矢印のサンプリングタイミングが
メインクロックであり、破線矢印のサンプリングタイミ
ングがサブクロックである。
タイミング誤差検出回路201では、メインクロックの
タイミングがアイアパーチャ最大の点に、サブクロツタ
のタイミングがデータの識別面とクロスする点に(るよ
うに制御する。ここで、データが1から0に変化する場
合に、サブクロックのタイミングは、第3図(a)に示
すようにサンプリングタイミングが遅れているときに1
となり、第3図(b)に示すようにサンプリングタイミ
ングが進んでいるときにOになる。同様に、データが1
から0に変化する場合も、サンプリングタイミングの遅
れあるいは進みに応じてサブクロツタのタイミングの符
号が変化する。
ここで、タイミング誤差検出回路201において、デー
タクロックからメインクロックおよびサブクロックを生
成するクロック制御部の実施例構成を第4図に示し、メ
インクロックおよびサブクロックからサンプリングタイ
ミングの制御方向を検出する制御方向検出部の実施例構
成を第5図に示す。
第4図において、加算器820の出力データをラッチ回
路401.402を介して絶対値比較回路403に取り
込む。一方、クロック位相選択回路205が出力するデ
ータクロックを2分周回路404に取り込み、データク
ロックの1/2の周波数で互いに極性が反転する2つの
クロック1、クロック2に分ける。絶対値比較回路40
3には、各クロックのタイミングで加算器820の出力
データが取り込まれ、その絶対値が比較されて大きい方
のタイミングのクロックが、クロックセレクタ405か
らメインクロック406として取り出され、絶対値が小
さい方のタイミングのクロックがサブクロック407と
して取り出される。以下、メインクロックのタイミング
がアイアパーチャ最大の点になり、サブクロックのタイ
ミングがデータの識別面とクロスする点にくるようにク
ロックタイミングが制御される。
第5図(a)において、加算器820の出力データの最
上位ビット(MSB)を入力し、メインクロック406
で動作する2段のDフリップフロップ501.502は
、それぞれメインクロックのタイミングで計算される位
相差信号の符号Q3、Q。
を出力する。また、加算器820の出力データの最上位
ビット(MSB)を入力し、サブクロック407で動作
するDフリップフロップ503の出力を入力し、インバ
ータ505を介したサブクロック407で動作するDフ
リップフロップ504は、サブクロックのタイミングで
計算される位相差信号の符号Q2を出力する。
排他的論理和回路506、排他的否定論理和回路507
.508、論理積回路509.510は、第5図(b)
に示すように、Q、 、Q2、Q3の符号パターンを検
出することにより、「101」あるいはro 10Jで
あればサンプリングタイミングの遅れ、また「100」
あるいはrollJであればサンプリングタイミングの
進みを検出することができる。すなわち、論理積回路5
09は、サンプリングタイミングが遅れているときに論
理「l」のタイミング遅れ信号511を出力する。また
、論理積回路510は、サンプリングタイミングが進ん
でいるときに論理「1」のタイミング進み信号512を
出力する。
第6図は、クロック位相選択回路205の実施例構成を
示すブロック図である。
図において、シフトレジスタ203には、データクロッ
ク周波数のm倍の周波数のクロックが入力され、17 
m f bの時間間隔でタイミングが異なる信号を出力
する。論理積回路601.602は、加算器820の絶
対値の最上位ビットと、それぞれタイミング遅れ信号5
11およびタイミング進み信号512を入力する。論理
積回路603.604は、インバータ605を介した加
算器820の絶対値の最上位ビにトの反転値と、それぞ
れタイミング遅れ信号511およびタイミング進み信号
512を入力する。
論理積回路601.602の出力は、1 / m r 
b遅れおよび17mf、進みを示すクロックとともに論
理積回路606.607に入力され、論理積回路603
.604の出力は、2 / m f b遅れおよび2 
/ m f b進みを示すクロックとともに論理積回路
608.609に入力され、各論理積回路606〜60
9の出力が論理和回路610を介して選択されたタイミ
ングのクロックとして取り出される。
なお、クロック位相選択回路205では、第5図に示す
タイミング誤差検出回路2010制御方向検出部で検出
されたタイミング遅れあるいはタイミング進みの情報と
ともに、タイミングのずれの大きさを示す加算器820
の出力の絶対値を情報源とする。第6図に示す構成例で
は、絶対値の最上位ビットの符号により、正規のサンプ
リングタイミングからのずれの大きさを検出し、ずれが
大きい場合には2/mfbの時間間隔でサンプリングタ
イミングを補正する。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明は、受信変調信号の中心周波数
と局部発振器の発振周波数との周波数誤差がある場合で
も、データ識別を行うクロックを安定して再生すること
ができる。
また、本発明では、データクロック周波数の最低2倍の
クロック周波数で各部の駆動ができるので、高い伝送レ
ートの信号に対して低い消費電力で動作する遅延検波器
を実現することができる。
さらに、アイアパーチャが最大となる部分に近いクロッ
クタイミングを選択することにより、常にアイアパーチ
ャが最大となるところでデータの識別を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理構成を示すブロック図。 第2図は本発明の一実施例構成を示すブロック図。 第3図はサンプリングタイミングの誤差の検出動作を説
明する図。 第4図はタイミング誤差検出回路のクロック制御部の実
施例構成を示すプロ、り図。 第5図はタイミング誤差検出回路の制御方向検出部の実
施例構成を示すブロック図。 第6図はクロック位相選択回路の実施例構成を示すブロ
ック図。 第7図は従来のIF(中間周波数)帯遅延検波器の構成
を示すブロック図。 第8図は従来のベースバンド遅延検波器の構成を示すブ
ロック図。 第9図はPLL形のクロック再生回路の構成例を示すブ
ロック図。 第10図はπ/4シフトQPSK信号点の配置図。 第11図は先願のベースバンド遅延検波器の構成を示す
ブロック図。 101・・・直交検波手段、103・・・位相差検出手
段、105・・・データ識別手段、107・・・タイミ
ング誤差検出手段、109・・・クロック位相制御手段
、201・・・タイミング誤差検出回路、203・・・
シフトレジスタ、205・・・クロック位相選択回路、
207・・・マスタクロツタ、401.402・・・ラ
ッチ回路、403・・・絶対値比較回路、404・・・
2分周回路、405−・・クロックセレクタ、406・
・・メインクロック、407・・・サブクロック、50
1〜504・・・Dフリップフコツブ、505・・・イ
ンバータ、506・・・排他的論理和回路、507.5
08・・・排他的否定論理和回路、509.510・・
・論理積回路、51’l・・・タイミング遅れ信号、5
12・・・タイミング進み信号、601〜604・・・
論理積回路、605・・・インバータ、606〜609
・・・論理積回路、610・・・論理和回路、701・
・・IF変調信号入力端子、703・・・マスタクロツ
タ入力端子、705・・・Dフリップフコツブ、707
・・・シフトレジスタ、709.710・・・排他的論
理和回路(ExOR)、711.712・・・低域通過
フィルタ(LPF)、7’13.714・・・≠−タ識
別器、715・・・■チャネルデータ出力端子、716
・・・Qチャネルデータ出力端子、717・・・クロッ
ク位相同期回路、801・・・IF変調信号入力端子、
803・・・ハイブリッド、804.805・・・ミク
サ、806・・・90度移相器、807・・・局部発振
器、808.809・・・低域通過フィルタ(LPF)
、811.812・・・アナログ・ディジタル変換器(
A/D) 、813.814・・・遅延器、815〜8
18・・・乗算器、819.820・・・加算器、82
1.822・・・データ識別器、823・・・Iチャネ
ルデータ出力端子、824・・・Qチャネルデータ出力
端子、825・・・クロックタイミング同期回路、85
1・・・データ入力端子、853・・・比較クロック入
力端子、855・・・マスククロック入力端子、857
.859・・・Dフリップフロップ、861・・・アッ
プダウンカウンタ、863・・・計数値検出回路、86
5・・・クロック位相制御回路、867・・・シフトレ
ジスタ、869・・・分周回路、901・・・発振器、
903・・・クロックタイミング同期回路。 本発明の原理ブロック図 第1図 !゛  ↑  : ↑  ′i ↑  !゛  ↑  
!゛  ↑(al  サンプリングクロックが遅れてい
る場合第3図 (a) 周波数誤差なし         0フ)周波
数誤差ありπ/4シフトQPSK信号点配置図 第10図 タイミング誤差検出回路(クロック制御部)第4図 (a、) (′b) 第5図 クロック位相選択回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)中間周波数に変換された受信変調信号を取り込み
    、IチャネルおよびQチャネルのベースバンド信号に変
    換する直交検波手段と、 各ベースバンド信号をディジタルデータに変換し、1タ
    イムスロット前のデータとの乗算を行い、さらに各乗算
    結果を加算して各チャネル対応に1タイムスロット前の
    データとの位相差を検出する位相差検出手段と、 各チャネル対応の位相差信号を取り込み、再生クロック
    に同期してデータ識別を行うデータ識別手段と を備えた遅延検波器において、 所定のクロックをサンプリングタイミングとして位相差
    検出を行い、連続する複数の位相差信号の符号からサン
    プリングのタイミング誤差を検出するタイミング誤差検
    出手段と、データクロック周波数より高い周波数のクロ
    ックを入力し、前記タイミング誤差検出手段で検出され
    たタイミング誤差に応じてそのタイミング誤差を補正す
    るクロック位相を設定し、前記所定のクロックとして出
    力するクロック位相制御手段とを備えたことを特徴とす
    る遅延検波器。
  2. (2)請求項1に記載の遅延検波器において、タイミン
    グ誤差検出手段は、位相差検出手段の出力信号の絶対値
    を検出し、その大きさに応じてクロック位相制御手段で
    設定するクロック位相を制御する構成である ことを特徴とする遅延検波器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007060443A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Fujitsu Ltd Dqpsk光受信回路

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007060443A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Fujitsu Ltd Dqpsk光受信回路
JP4516501B2 (ja) * 2005-08-25 2010-08-04 富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社 Dqpsk光受信回路

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