JP3361995B2 - 搬送波再生回路並びに搬送波再生方法 - Google Patents

搬送波再生回路並びに搬送波再生方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル変調信号
を位相同期復調する搬送波再生回路並びに搬送波再生方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】図7に、従来の搬送波再生回路の構成を
示す。搬送波再生回路はフィードバックループの構成と
なるのが一般的である。復調されるデジタル変調信号
は、直交変調されており、互いにキャリアが直交する入
力I(同相)信号(a)と入力Q(直交)信号(b)と
して、入力端子101、103を介してして入力され
る。
【0003】これらは、それぞれA/D変換器105と
107でサンプリングされ、後段はデジタル信号処理を
行う。デジタルサンプリング化された入力I信号と入力
Q信号は、複素乗算器109で再生されたキャリアによ
って復調され、周波数誤差および位相誤差が除去され
る。
【0004】それら出力は、それぞれロールオフフィル
タ111と113で波形整形され、デジタル復調の結果
の出力信号(c)と(d)として、それぞれ出力端子1
37と139に出力される。
【0005】この出力信号(c)と(d)の値は、I−
Q直交座標平面上に一つの座標を指定している。これを
シンボルという。あるシンボルがあらかじめ決められた
座標にあれば周波数誤差および位相誤差は無いというこ
とであり、このシンボルのI−Q座標平面上での位相を
測るのが位相検出器121である。
【0006】位相検出器121の前には折畳回路119
があり、入力するどのシンボルもI−Q平面上の第1象
限に収まるように90°単位で回転移動させる。位相検
出器121は、シンボルの位相角を求めて出力する。
【0007】位相検出器121の出力(e)は、差分器
123と切換器127に入力される。差分器123は、
連続したシンボルの位相の間の差分を計算し、その正負
符号を符号判別器125に出力する。符号判別器125
は、入力がゼロならばゼロを出力する。
【0008】切換器127は、位相検出器121の出力
(e)と、符号判別器125の出力(f)とを、切り換
えて出力する。切り換えるタイミングは切換制御器12
9により、搬送波再生回路が周波数同期を行う場合に、
信号(f)が出力されるように、搬送波再生回路が位相
同期を行う場合に、信号(e)が出力されるようにす
る。
【0009】切換器127の出力は、ゲイン調節回路1
31でゲインが与えられ、2次LPF133で高域雑音
が削減されて平滑化される。2次LPF133の出力
は、NCO(数値制御発振)回路135で再生搬送波の
角周波数に変換され、cos変換器115、sin変換
器117でそれぞれ余弦波、正弦波に変換されて、複素
乗算器109で入力I信号と入力Q信号のキャリアを復
調するために用いられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図7に示したようなフ
ィードバックループは、ループ遅延を持つ。ループ遅延
は、フィードバックループに入力した信号がループを一
周して戻ってくるまで、例えば、A/D変換器105、
107から複素乗算器109に入力した信号の影響が、
cosおよびsin変換器115と117を経て複素乗
算器109に戻ってくるまでに必要な時間のことであ
る。
【0011】デジタル変調信号の搬送波再生回路は、デ
ジタル動作で信号処理するので、信号の同期をとるため
にフリップフロップなどによる待ち回路(以下、ラッチ
という)が各所に存在する。
【0012】ラッチは、回路のいたるところで不可欠で
あるが、信号経路上の個数だけループ遅延が増加する。
また、フィードバックループには、ロールオフフィルタ
111と113のように、周波数または位相同期ループ
の構造に直接関係しないが性能向上のために付加されて
いる回路が含まれており、この部分でさらにラッチが使
われるためにフィードバックループのループ遅延はより
増加する。
【0013】フィードバックループのループ遅延が増加
すると、搬送波周期回路の周波数引き込み範囲の減少、
位相同期後の位相ジッタの増大などの問題がある。特に
周波数引き込み範囲はループ遅延、すなわちラッチ数に
大きく左右され、復調性能向上のためにラッチ数の削減
が問題となっていた。
【0014】本発明は、ループ遅延の原因となるラッチ
数を減少して周波数引き込み範囲を拡大し、搬送波再生
性能の向上が可能な搬送波再生回路並びに搬送波再生方
法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】入力同相信号をデジタル
サンプリングする第1のA/D変換器と、入力直交信号
をデジタルサンプリングする第2のA/D変換器と、前
記第1と第2のA/D変換器の2出力を、余弦変換波お
よび正弦変換波と複素乗算し、出力同相信号と出力直交
信号を出力する複素乗算器と、前記複素乗算器の前記出
力同相信号のシンボル座標と前記出力直交信号のシンボ
ル座標とからキャリア位相の位相角を求める位相検出器
と、前記位相検出器の出力位相角から誤差成分を検出す
る誤差検出手段と、前記誤差検出手段の出力にあらかじ
め定めたゲインを与えるゲイン調節回路と、前記ゲイン
調節回路の出力を平滑化する低域通過フィルタと、前記
低域通過フィルタの出力にともなう大きさのキャリア周
波数を再生する第1の数値制御発振回路と、前記第1の
数値制御発振回路の出力位相角を余弦変換波にする余弦
変換器と、前記第1の数値制御発振回路の出力位相角を
正弦変換波にする正弦変換器と、前記低域通過フィルタ
の出力によって発振する第2の数値制御発振回路と、前
記低域通過フィルタの出力を、前記第1の数値制御発振
回路と前記余弦変換器と前記正弦変換器を通して、前記
複素乗算器に与えるかどうかを切り換える第1の切換器
と、前記低域通過フィルタの出力を前記第2の数値制御
発振回路を通して前記誤差検出手段に与えるかどうかを
切り換える第2の切換器とを具備したことを特徴とす
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下の説明は、復調すべき変調信
号の形式としてQPSK(quadrature ph
ase shift keying)を仮定する。しか
し、本発明の意図する所はQPSKに限定されない。
【0017】図1に、本発明の搬送波再生回路並びに搬
送波再生方法の一実施の形態の構成を示す。デジタル変
調信号である入力I(同相)信号(a)と入力Q(直
交)信号(b)は、IF信号であり、入力端子1と3を
介して入力され、それぞれA/D変換器5と7でデジタ
ルサンプリングされる。
【0018】デジタルサンプリング化された入力I信号
と入力Q信号は、複素乗算器9によってcos変換器1
5とsin変換器17が出力する再生キャリア位相角と
複素乗算されて、周波数誤差および位相誤差が除去され
る。複素乗算器9からの2つの復調出力は、それぞれロ
ールオフフィルタ11と13で波形等化され、出力I
(同相)信号(c)と出力Q(直交)信号(d)となっ
て出力端子53と55に供給される。
【0019】折畳回路19は、信号(c)と(d)で示
されるシンボル座標を90°単位で回転移動し、I−Q
座標平面の第1象限に収める。これは、デジタル変調さ
れた信号からキャリア位相の位相角を検出するための予
備動作である。
【0020】位相検出器21は、折畳回路19からの信
号(c)のシンボル座標と信号(d)のシンボル座標と
から位相角を求める。
【0021】位相検出器21の出力位相角(e)は、誤
差検出器23で信号(f)の位相角が引かれ、位相の差
分がとられる。誤差検出器23の出力信号(g)は、差
分器29と切換器33に入力される。
【0022】差分器29は、あるシンボルの位相と、そ
の次にサンプリングされた、時間的に隣り合うシンボル
の位相の差分をとって出力する。符号判別器31は、差
分器29の出力の正/負/ゼロを判別し、それぞれ+1
/−1/ゼロとなる信号(h)を出力する。
【0023】切換器33は、切換制御器35からの制御
信号によって信号(g)か(h)を選択し、ゲイン調節
回路37に出力する。ゲイン調節回路37は、入力信号
にあらかじめ定めたゲインを与える。
【0024】ゲイン調節回路37の出力信号は、2次L
PF39で高域周波数成分が抑圧されて、ホールド回路
41とNCO(数値制御発振)回路45に入力される。
【0025】NCO回路45は、入力信号の大きさに応
じた発振周波数で発振し、その位相角を継断器25に入
力する。継断器25は、切換制御器27からの信号に応
じてNCO回路45の出力信号(f)を出力するか、ま
たはゼロを出力するかを切り換える。
【0026】ゼロを出力するとは、この場合、誤差検出
器23が、位相検出器21の出力位相角(e)をそのま
ま信号(g)とすることを示す。
【0027】ホールド回路41は、一般に2次LPF3
9の出力信号(i)をそのまま出力するが、ホールド制
御回路51の出力信号によって、2次LPF39の出力
信号(i)を保持し、その間は2次LPF39の出力信
号(i)の値によらず固定値を出力する。
【0028】加算器49は、ホールド回路41の出力信
号と、継断器47の出力信号を加算してNCO回路43
に入力する。継断器47は、切換制御器53の信号に応
じて、2次LPF39の出力信号(i)を出力するか、
またはゼロを出力するかを切り換える。
【0029】継断器47がゼロを出力するとは、加算器
49が、ホールド回路41の出力信号をそのままNCO
回路43へ出力することを示す。
【0030】NCO回路43の出力信号は、再生キャリ
ア周波数の位相角で、これはcos変換器15とsin
変換器17でそれぞれ余弦波と正弦波に変換され、入力
I信号と入力Q信号のキャリア周波数を除去するために
使われる。
【0031】この実施の形態の切換制御器27、35お
よびホールド制御器51は、例えば、タイマー構成の回
路であり、復調開始から一定時間の後にそれぞれ制御信
号を発生するものとしてよい。
【0032】次に図2、図3、図4で、図1に示した実
施の形態の動作を説明する。各図で同じ参照符号を振っ
てある構成要素は、同一の構成要素を指す。
【0033】図1の回路構成において、最初に切換制御
器35により切換器33が入力信号(h)を出力し、か
つ切換制御器53により継断器47がゼロを出力すると
ともに、切換制御器27により継断器25がゼロを出力
する。
【0034】ホールド制御回路51は、ホールド回路4
1に入力信号をそのまま出力するようにする。この結
果、図1の回路構成は、図2の回路構成と等価の構造と
なる。
【0035】図2の回路構成では、入力I信号(a)と
入力Q信号(b)は、それぞれA/D変換器5と7でサ
ンプリングされ、複素乗算器9においてNCO回路43
で再生されたキャリア周波数をcos変換器15、si
n変換器17で余弦波、正弦波に変換された信号により
復調される。
【0036】ここで、NCO回路43の入力は、位相検
出器21の出力である位相角(e)を差分器29で差を
とった結果から、符号判別器31で正負の位相方向成分
を抽出し、これにゲイン調節回路37でゲインを与えて
2次LPF39で平滑化したものである。
【0037】差分器29で時間的に隣り合うシンボル間
の位相差を求めることは、入力キャリアの周波数を求め
ていることなので、図2に示す回路は周波数同期回路で
ある。この同期回路は、NCO回路43が入力信号キャ
リア周波数で発振したときに安定となり、そのとき回路
構成は周波数同期している。この周波数同期の結果、ホ
ールド回路41は、ホールド制御回路51によって、2
次LPF39の出力を保持する。
【0038】図2の回路構成の周波数同期性能は、妨害
によって大きく劣化するので、動作結果として正確な周
波数同期の精度は期待できない。そこで、次に切換器3
3は入力信号(g)を出力し、かつ切換制御器27は継
断器25がNCO回路45の出力信号(f)を出力する
ようにさせる。そして、切換制御器53は、継断器47
がゼロを出力するようにさせ、切換制御器35は信号
(g)がゲイン調節回路37に出力されるように切換器
33を制御する。
【0039】ホールド回路41は、ホールド制御回路5
1によって、図2の動作の最後に上記したように2次L
PF39の出力をホールドした値を出力し続ける。
【0040】この結果、図1の回路構成は、図3の回路
構成と等価の構造となる。
【0041】図3の回路構成では、入力I信号(a)と
入力Q信号(b)は、それぞれA/D変換器5と7でサ
ンプリングされ、複素乗算器9においてNCO回路43
で再生されたキャリア周波数をcos変換器15、si
n変換器17で余弦波、正弦波に変換された信号により
復調される。
【0042】ここで、NCO回路43の入力は、ホール
ド回路41で保持された一定値なので、複素乗算器9は
入力信号キャリアの周波数離調から一定の周波数差を除
去するに留まる。この複素乗算器9の出力は、ロールオ
フフィルタ11と13で波形等化され、折畳回路19で
90°毎の位相不定性を除去され、位相検出器21で位
相角(e)が求められる。
【0043】この出力位相角(e)は、誤差検出器23
でNCO回路45からの信号(f)の位相角との位相誤
差を求められ、ゲイン調節回路37に入力した後、2次
LPF39で平滑化されてNCO回路45の発振位相を
決定する入力信号となる。
【0044】ここで、NCO回路45が出力する発振位
相角と位相検出器21の出力位相角が同じとき、誤差検
出器23の出力がゼロになって、誤差検出器23とゲイ
ン調節回路37と2次LPF39とNCO回路45でな
るフィードバック回路57は位相同期する。
【0045】このとき、2次LPF39の出力で決定さ
れるNCO回路45の発振周波数は、入力I信号(a)
と入力Q信号(b)のキャリア周波数に完全に一致して
いる。またNCO回路45の発振位相は、複素乗算器
9、ロールオフフィルタ11、13などの構成要素内で
の遅延分だけずれる。
【0046】図3では、NCO回路45の出力である入
力信号の周波数の離調除去または位相の離調除去のため
に使われる位相信号を、同じ位相の量を示す信号である
位相検出器21の出力へフィードバックする回路を設定
することで、フィードバック回路内部の構造を単純に出
来る。
【0047】単純にすることで、搬送波再生回路内部の
ラッチ数を従来よりも大幅に減少できるので、このフィ
ードバック回路57の周波数引き込み範囲を従来よりも
大きく拡大することが出来る。
【0048】さらに、フィードバック回路57は、入力
として位相角(e)を用いており、誤差検出器23で位
相誤差を求めているから、このフィードバック回路57
は位相同期回路である。この位相同期回路は、妨害に強
く、周波数引き込み範囲が広く、精度の良い周波数同期
性能が期待できる。
【0049】つまり図3の回路構成は、図2の動作後に
残った周波数離調を、精度良く周波数同期し、かつ位相
同期する。
【0050】図3の回路構成の動作結果、2次LPF3
9の出力は、入力I信号(a)と入力Q信号(b)の周
波数離調を除去するに十分な量の誤差信号となってNC
O回路45を発振させるが、この誤差信号は複素乗算器
9にフィードバックされていないので、復調出力の出力
信号(c)、(d)は周波数離調および位相離調を持っ
たままである。
【0051】そこで図3の動作のあと、図1において切
換器33は切換制御器35により信号(g)をゲイン調
節回路37に出力し、継断器25は切換制御器27によ
りゼロを出力する。そして継断器47は切換制御器53
で2次LPF39の出力を加算器49に出力し、ホール
ド回路41はホールド制御回路51で以前から図2の動
作の最後でホールドしている2次LPF39の値をその
まま保持し続ける。
【0052】各切換器がこのように動作することで。図
4は、図1と等価の回路構造となる。
【0053】図4の回路構成では、入力I信号(a)と
入力Q信号(b)は、それぞれA/D変換器5と7でサ
ンプリングされ、複素乗算器9においてNCO回路43
で再生されたキャリア周波数をcos変換器15、si
n変換器17で余弦波、正弦波に変換した信号によって
復調される。
【0054】複素乗算器9の出力は、ロールオフフィル
タ11と13で復調信号(c)と(d)となって出力端
子53と55に出力される。
【0055】折畳回路19は、信号(c)と(d)で示
されるシンボル座標を90°単位で回転移動し、I−Q
座標平面の第1象限に収める。
【0056】位相検出器21は、折畳回路19からの出
力I信号(c)ののシンボル座標と出力Q信号(d)の
シンボル座標とから位相角を求め、信号(j)として出
力する。ゲイン調節回路37は信号(j)にあらかじめ
定めたゲインを与え、2次LPF39に入力する。
【0057】2次LPF39は、入力を平滑化して加算
器49に出力する。加算器49は、2次LPF39の出
力と、ホールド回路41が保持している値を加算し、N
CO回路43に与える。故にNCO回路43の発振周波
数は、図2の動作の最後にNCO回路43が発振してい
た周波数に、図3の動作の最後でNCO回路45が発振
していた周波数を加算したものになる。
【0058】NCO回路43の出力周波数の位相角は、
cos変換器15、sin変換器17で余弦波、正弦波
に変換して複素乗算器9で入力I信号とQ信号(a)、
(b)を復調するために用いられる。
【0059】この図4の回路構成は、位相検出器21の
出力がゲイン調節され平滑化されてNCO回路43を発
振させる信号となっているので、位相同期フィードバッ
クループである。
【0060】この位相同期フィードバックループは、位
相同期を図3の回路構成の動作で終らせており、周波数
引き込み性能は必要でない。このためループゲインを小
さく設定可能である。図7に示す従来例の位相同期回路
と同様にロールオフフィルタや複素乗算器を含んでラッ
チ数の多くなりやすい構造のフィードバックループにも
かかわらずループゲインを小さく設定した場合には位相
ジッタを小さくすることが出来る。
【0061】ここで、図1の回路構成のまた別の動作状
態も考えられる。これを図5に示す。図1において、切
換器33は切換制御器35によって、信号(h)をゲイ
ン調節回路37に出力し、継断器25は切換制御器27
によってNCO回路45の出力信号(f)を出力する。
そして継断器47は切換制御器53によってゼロを出力
し、ホールド回路41はホールド制御回路51であらか
じめ決めた値を出力させたものである。あらかじめ決め
た値はゼロであっても良い。
【0062】ここでいうゼロとは、NCO回路43の発
振周波数がゼロになる値である。NCO回路43の発振
周波数を、入力I信号(a)と入力Q信号(b)の予想
される特性によって特定の周波数にする場合には、ホー
ルド回路41の値をそれに見合った値に設定すればよ
い。
【0063】図5において、入力I信号(a)と入力Q
信号(b)は、それぞれA/D変換器5と7によってデ
ジタル変換され、複素乗算器9においてcos変換器1
5とsin変換器17の出力と複素乗算されて出力され
る。
【0064】これら出力信号は、ロールオフフィルタ1
1と13で波形整形されて、出力I信号(c)と出力Q
信号(d)となる。
【0065】動作開始時には、ホールド回路41は、ホ
ールド制御回路51によって一定値を出力するので、N
CO回路43は一定周波数で発振し、その結果、cos
変換器15、sin変換器17の出力波形は一定周期と
なる。
【0066】信号(c)と(d)は、折畳回路19と位
相検出器21で位相角(e)に変換される。ここで、誤
差検出器23は、信号(f)の位相角と位相角(e)の
差分をとって差分器29に出力する。
【0067】差分器29は、誤差検出器23から出力さ
れるシンボル位相差信号に関して、あるシンボル位相差
信号とその次のシンボル位相差信号の間の差分をとり、
符号判別器31に出力する。
【0068】符号判別器31は、入力信号の正/負/ゼ
ロを判定し、それぞれ+1/−1/ゼロをゲイン調節回
路37に出力する。ゲイン調節回路37は、信号(h)
にあらかじめ決めたゲインを与えて2次LPF39に出
力し、2次LPF39は、これを平滑化してNCO回路
45に与える。NCO回路45は、2次LPF39の出
力値に応じた周波数で発振し、発振位相信号(f)を出
力する。
【0069】ここで、回路59は、入力I信号(a)と
入力Q信号(b)のシンボル座標から誤差検出器23に
よって位相誤差を検出し、差分器29でその位相誤差か
ら周波数誤差を検出して、この周波数誤差をゼロにする
ように動作する周波数同期回路である。
【0070】差分器29の出力である周波数誤差がゼロ
になったときに周波数同期回路59は安定し、このとき
2次LPF39は、入力I信号(a)と入力Q信号
(b)を複素乗算器9で復調した後のキャリア周波数離
調の大きさで、NCO回路45を発振させている。
【0071】この周波数誤差がゼロになった時、図5の
回路構成が動作開始した時にホールド回路41がゼロを
ホールドして出力している時には、ホールド制御回路5
1によって2次LPF39の出力がホールド回路41に
ホールドされる。
【0072】または、図5の回路構成が動作開始した時
にホールド回路41がゼロ以外をホールドしていた時に
は、図5のホールド回路41への入力値の部分を、図6
の様に変更する必要がある。
【0073】図6は、図5のゲイン調節回路37からc
os変換器15、sin変換器17の間を拡大したもの
で、ここに示すように、ホールド回路41へは加算器6
1の出力が、ラッチ63を通して入力するようになって
おり、加算器61は2次LPF39とホールド回路41
の出力を加算する。
【0074】ラッチ63で信号が遅延する時間は、ホー
ルド回路41やホールド制御回路51などの設計によ
る。図5の一部を図6の様に変更すると、図5の回路動
作終了時には、図5の回路構成の動作開始時点でホール
ド回路41の出力値によってNCO回路43が発振する
発振周波数に、2次LPF39の出力値で発振するNC
O回路45の発振周波数を加算しただけの発振周波数
を、図5のNCO回路43に与えることが出来る。
【0075】この図5の回路構成の動作は、上述したよ
うに周波数同期回路であり、例えば、図1を図5の構成
で回路動作させた後、図3と図4の回路動作によって位
相同期させ、復調動作を完了するという実施例が一例と
して考えられる。
【0076】図1の回路構成において、NCO回路45
は、図3においても図5においても広い周波数引き込み
範囲を持たせるために用いられている。周波数同期回路
のキャリア再生のためのNCO回路は位相ジッタ抑制の
ための性能が必要無いので、位相同期のためのNCO回
路に比べて精度が必要無いことが一般に知られている。
【0077】このため、NCO回路43に比べてNCO
回路45が持つ処理ビット数は少なくても良い。また、
NCO回路43とNCO回路45の処理ビット数が異な
る場合は、2次LPF39やゲイン調節回路37のビッ
ト精度も、切換制御器27や切換制御器53の出力に応
じて切替えるようにしても良い。
【0078】さらに、折畳回路19と位相検出器21の
設計によっては、位相角(e)の値が一周−π〜+πの
あいだに分布せず、1/4周のゼロ〜π/2の間にのみ
存在する場合が考えられる。この場合、NCO回路45
の発振周波数を表現する位相範囲をゼロ〜π/2に制限
し、π/2〜2πまでの間の位相は90°ずつに折り畳
まれてゼロ〜π/2の間を繰り返すように構成すること
も出来る。この場合には、NCO回路45の処理ビット
数をさらに2ビット減少させることが出来る。
【0079】ここでゼロ〜π/2の値を出したのはQP
SKを念頭にしたものであって、8PSK(phase
shift keying)ならばゼロ〜π/4な
ど、その他復調すべき変調信号の形式に依存した特定の
角度に応用されるべきである。
【0080】以上のように本発明による搬送波再生回路
は、周波数誤差あるいは位相誤差を、従来のように再生
キャリアの位相を余弦、正弦変換して入力信号との複素
乗算を行うことで求めるのではなく、出力I信号のシン
ボル座標(c)と出力Q信号とから位相角(e)を求
め、NCO45からの位相角(f)と差分をとって直接
求める回路を含むことに特徴がある。
【0081】前記位相角(e)とNCO回路(45)か
らの位相角(f)を直接比較することで制御ループ内の
時間的な余分なオーバーヘッドを削減することが出来、
その結果、位相同期回路としては理論的な限界に近い周
波数引き込み範囲を得ることが出来る。
【0082】また、加算器とホールド回路および切換器
と切換えのための制御器を用いて、周波数引き込み後の
値を、入力信号の周波数離調除去および位相離調除去を
行うための複素乗算器に再生キャリア位相角の値を与え
るNCO回路43に供給することで、直接に位相を比較
して得た周波数離調および位相離調の大きさの結果を入
力信号の復調に用い、最終的には入力信号の位相同期復
調が可能である。
【0083】このように、本発明による搬送波再生回路
によると、位相角(e)の値とNCO45の位相角を直
接比較する回路を用いることで、位相同期回路や周波数
同期回路の周波数引き込み範囲を拡大し、さらに、引き
込み後の再生キャリア周波数の精度を向上させることが
出来る。復調回路において周波数引き込み範囲と精度は
直接に性能を左右する重要な課題であり、本発明による
回路構成によって、搬送波再生回路の性能を向上させる
ことが可能となる。
【0084】(付記) (1) 前記第1の数値制御発振回路と前記第2の数値
制御発振回路とで処理ビット数を変え、前記第1の数値
制御発振回路の発振位相の精度と前記第2の数値制御発
振回路の発振位相の精度に差があることを特徴とし、前
記第1の数値制御発振回路に比べて前記第2の数値制御
発振回路の処理ビット数を減らし、これに伴って発振位
相精度が低いことを特徴とする請求項1乃至請求項4の
中のいずれか1つに記載の搬送波再生回路。
【0085】(2) 前記第1の数値制御発振回路と第
2の数値制御発振回路とで処理ビット数を変え、前記第
1の数値制御発振回路の発振位相の精度と前記第2の数
値制御発振回路の発振位相の精度に差があることを特徴
とし、前記第2の数値制御発振回路の位相範囲を、折畳
回路でシンボル位相の範囲が縮小される範囲と合わせる
ことで縮小し、縮小した分だけ前記第2の数値制御発振
回路の処理ビット数を減少することを特徴とする請求項
1乃至請求項4および前記(1)のいずれか1つに記載
の搬送波再生回路。
【0086】(3) 前記入力同相信号を直接復調する
ための前記第1の数値制御発振回路に対して、前記位相
検出器の出力位相角を求めた後前記第1の数値制御発振
回路からの再生キャリアの位相角との差を直接に求める
ための前記第2の数値制御発振回路が処理するためのビ
ット数を変え、前記第2の数値制御発振回路が処理する
信号のビット数を前記第1の数値制御発振回路が処理す
る信号のビット数より少なくして信号のビット精度を低
下させることを特徴とする請求項5乃至請求項7の中の
いずれか1つのデジタル信号復調方法。
【0087】(4) 入力同相信号を直接復調するため
の前記第1の数値制御発振回路に対して、前記位相検出
器からの出力位相角を求めた後に前記第1の数値制御発
振回路からの再生キャリアの位相角との差を直接求める
ための前記第2の数値制御発振回路が処理するためのビ
ット数を変え、前記第2の数値制御発振回路の位相範囲
を、折畳回路でシンボル位相の範囲が縮小される範囲と
合わせて縮小し、縮小した分だけ前記第2の数値制御発
振回路の処理ビット数を減少させることを特徴とする請
求項5乃至請求項7および前記(3)の中のいずれか1
つに記載の搬送波再生方法。
【0088】
【発明の効果】以上本発明によれば、ループ遅延の原因
となるラッチを減少して周波数引き込み範囲を拡大し、
搬送波再生性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の搬送波再生回路の一実施の形態の構成
を示すブロック図である。
【図2】図1の搬送波再生回路の動作を示すブロック図
である。
【図3】図1の搬送波再生回路の動作を示すブロック図
である。
【図4】図1の搬送波再生回路の動作を示すブロック図
である。
【図5】図1の搬送波再生回路の動作を示すブロック図
である。
【図6】図5のゲイン調整回路37からcos変換器1
5、sin変換器17の間を拡大したブロック図であ
る。
【図7】従来の搬送波再生回路の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
5、7・・・A/D変換器、9・・・複素乗算器、15
・・・cos変換器、17・・・sin変換器、19・
・・折畳回路、21・・・位相検出器、23・・・誤差
検出器、25・・・継断器、27・・・切換制御器、2
9・・・差分器、31・・・符号判別器、33・・・切
換器、35・・・切換制御器、37・・・ゲイン調整回
路、39・・・2次LPF、41・・・ホールド回路、
43・・・NCO(数値制御発振)回路、45・・・N
CO、47・・・継断器、49・・・加算器、51・・
・ホールド制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−155005(JP,A) 特開 平7−87145(JP,A) 特開 平8−274832(JP,A) 特開 平5−145588(JP,A) 特開 平6−78009(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 27/00 - 27/38

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力同相信号をデジタルサンプリングす
    る第1のA/D変換器と、 入力直交信号をデジタルサンプリングする第2のA/D
    変換器と、 前記第1と第2のA/D変換器の2出力を、余弦変換波
    および正弦変換波と複素乗算し、出力同相信号と出力直
    交信号を出力する複素乗算器と、 前記複素乗算器の前記出力同相信号のシンボル座標と前
    記出力直交信号のシンボル座標とからキャリア位相の位
    相角を求める位相検出器と、 前記位相検出器の出力位相角から誤差成分を検出する誤
    差検出手段と、 前記誤差検出手段の出力にあらかじめ定めたゲインを与
    えるゲイン調節回路と、 前記ゲイン調節回路の出力を平滑化する低域通過フィル
    タと、 前記低域通過フィルタの出力にともなう大きさのキャリ
    ア周波数を再生する第1の数値制御発振回路と、 前記第1の数値制御発振回路の出力位相角を余弦変換波
    にする余弦変換器と、 前記第1の数値制御発振回路の出力位相角を正弦変換波
    にする正弦変換器と、 前記低域通過フィルタの出力によって発振する第2の数
    値制御発振回路と、 前記低域通過フィルタの出力を、前記第1の数値制御発
    振回路と前記余弦変換器と前記正弦変換器を通して、前
    記複素乗算器に与えるかどうかを切り換える第1の切換
    器と、 前記低域通過フィルタの出力を前記第2の数値制御発振
    回路を通して前記誤差検出手段に与えるかどうかを切り
    換える第2の切換器とを具備したことを特徴とする搬送
    波再生回路。
  2. 【請求項2】 前記誤差検出手段は、前記位相検出器の
    出力位相角と前記第2の数値制御回路の出力位相角の差
    をとることを特徴とする請求項1に記載の搬送波再生回
    路。
  3. 【請求項3】 前記第2の切換器によって、第2の数値
    制御発振回路の出力位相角が前記誤差検出手段に入力し
    て前記位相検出器からの位相角との差を出力している時
    には、前記第1の数値制御発振回路の入力を一定にして
    その発振周波数を一定にし、かつ、前記第2の切換器に
    よって前記第2の数値制御発振回路の出力が前記誤差検
    出手段に入力せずに前記位相検出器からの位相角がその
    まま前記誤差検出手段の出力である時に、前記低域通過
    フィルタの出力を前記第1の数値制御発振回路に入力し
    てその発振周波数が前記低域通過フィルタの出力に応じ
    て変化するようにするホールド手段と、 前記第2の切換器によって第2の数値制御発振回路の出
    力位相角が前記誤差検出手段に入力して前記位相検出器
    からの位相角との差を出力したあとで、前記第1の切換
    器によって前記低域通過フィルタの出力が前記第1の数
    値制御発振回路に与えられる時に、前記第1の数値制御
    発振回路が発振する周波数に前記第2の数値制御発振回
    路の発振周波数を加算する加算手段とを具備したことを
    特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1つに記
    載の搬送波再生回路。
  4. 【請求項4】 前記誤差検出手段は、 前記位相検出器の出力位相角と前記第2の数値制御発振
    回路の出力位相角の差をとる誤差検出器と、 前記誤差検出器の出力のある時点の位相値と、その次の
    位相値の差分をとる差分器と、 前記差分器の出力の正、負、ゼロを判別する符号判別器
    とを具備したことを特徴とする請求項1乃至請求項3の
    中のいずれか1つの搬送波再生回路。
  5. 【請求項5】 入力同相信号をデジタルサンプルし入力
    直交信号をデジタルサンプルし、 デジタルサンプル化された前記入力同相信号と前記入力
    直交信号を、余弦波および正弦波と複素乗算して、出力
    同相信号と出力直交信号を生成し、 位相検出器は、前記出力同相信号のシンボル座標と前記
    出力直交信号のシンボル座標とから位相角を求め、 前記位相角から誤差成分を検出し、 前記誤差成分にあらかじめ定めたゲインを与え、 ゲインを与えられた前記誤差成分を平滑化し、 第1の数値制御発振回路は、前記平滑化された出力にと
    もなう大きさのキャリア周波数を再生し、 前記第1の数値制御発振回路の出力位相角を前記余弦波
    にし、 前記第1の数値制御発振回路の出力位相角を前記正弦波
    にし、 第2の数値制御発振回路は、前記平滑化された出力によ
    って発振し、 前記平滑化された出力を、前記第1の数値制御発振回路
    と、前記余弦変調波にする余弦変調器と、前記正弦変調
    波にする正弦変調器を通して、前記複素乗算する複素乗
    算器に与えるかどうかを切り換え、 前記平滑化された出力を、前記第2の数値制御発振回路
    を通して、前記誤差成分を検出する誤差検出手段に与え
    るかどうかを切り換えることを特徴とする搬送波再生方
    法。
  6. 【請求項6】前記誤差成分の生成は、 前記位相検出器の出力位相角と前記第2の数値制御発振
    回路の出力位相角の差をとることを特徴とする請求項5
    に記載の搬送波再生方法。
  7. 【請求項7】 前記誤差成分を、前記第2の数値制御発
    振回路の出力位相角と前記位相検出器の出力位相角との
    差を計算して得る場合には、前記第1の数値制御発振回
    路の入力は一定に保持してその発振周波数を一定にし、 または、前記第2の数値制御発振回路の出力位相角と前
    記位相検出器の出力位相角との差がとられず、前記誤差
    成分が前記位相検出器からの位相角そのものであるとき
    には、前記平滑化された出力を前記第1の数値制御発振
    回路の入力に与え、前記第1の数値制御発振回路の出力
    位相角は前記複素乗算器を用いて前記入力同相信号と前
    記入力直交信号を復調するために用いられ、 前記第2の数値制御発振回路の出力位相角と前記位相検
    出器の出力位相角との差を計算して前記誤差成分を得た
    後で、前記第1の数値制御発振回路の発振周波数に前記
    第2の数値制御発振回路の発振周波数を加算することを
    特徴とする請求項5または請求項6のいずれかに記載の
    搬送波再生方法。
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