JPH04171978A - メモリ素子 - Google Patents

メモリ素子

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JPH04171978A
JPH04171978A JP2300161A JP30016190A JPH04171978A JP H04171978 A JPH04171978 A JP H04171978A JP 2300161 A JP2300161 A JP 2300161A JP 30016190 A JP30016190 A JP 30016190A JP H04171978 A JPH04171978 A JP H04171978A
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mim
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gate
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Yasuo Isono
磯野 靖雄
Naoyuki Matsuoka
直之 松岡
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B41/00Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、有機物超薄膜を用いたメモリ素子に関する。
[従来の技術] エレクトロニクス分野に於けるLSI技術の進歩の段階
が、超微細化の方向に進み、現在の材料及び製造技術で
はその限界が既に意識されだしている近年、メゾスコピ
ック領域に関する理解がますます重要になりつつある。
ここで、メゾスコピック領域とは、量子力学が支配する
ミクロな領域とマクロな領域との中間領域である。
このメゾスコピック領域の素子を作製するために、分子
エレクトロニクスという研究分野が生まれた。この分野
に於いて、LB(ラングミュア・プロジェット)膜の研
究及びその応用に強い関心が寄せられている。ここで、
LB膜とは、有機物超薄膜作製法の−っであるLB法を
用いて常温。
常圧の条件下で分子オーダ、即ちオングストロームオー
ダで規則正しく分子を配列して作製した膜の総称である
一般に、親水性基と疎水性基の双方を持つ分子を水面に
展開すると、親水性基を水面に接した形で単分子膜を形
成する。このようにしてできた単分子膜に絶えず一定の
圧力を加え、それと共に基板を水中で上下運動させるこ
とにより、基板上に単分子膜を何層にも累積させること
ができる。
LB膜は、通常、以上のような方法で作製される。
一般に、有機物分子集合体は、電子が動き難い。
従って、その電子の動き難さ、即ち絶縁性をより制御さ
れた形で用いるためには、このLB法を用いて薄膜化す
ることが第1に考えられる。このような有機物超薄膜の
応用として、例えば、特願平2−32703号に、第8
図に示すように、MIM素子100をスイッチング素子
として用い、それとキャパシタ102を直列接続して成
るメモリセルのメモリ電荷量を、キャパシタ102に接
続されたn−MOS)ランジスタ104及びp−MOS
)ランジスタ106を介して読み出し、電流計108に
より読出すメモリ素子が開示されている。なお、図中の
参照番号110は、書き込み電極である。
ここで、M I M素子100の絶縁H(1)には有機
物超薄膜を用いているため、素子にはトンネル電流が流
れ、その非線形性により極めて単純な回路構成でクロス
トークを除去することができる。
また、MIM素子100の上下電極(M)を同種金属に
することにより、対称のポテンシャル障壁を形成し、正
負対称のスイッチング特性を持たせることができる。従
って、1つのメモリセルに最低3値の情報を記録するこ
とができ、ニューラルネットワーク等の論理演算素子へ
の応用が期待されている。
C発明が解決しようとする課題] このような機能は、基本的には、有機物超薄膜の特性に
負うものである。しかし、実際に素子を作製する場合に
は、有機物超薄膜プロセスは、所謂無機半導体製造プロ
セスと基本的に異なるため、工程数が増えたり、作業が
複雑化し、コスト増加、歩留まり低下等の可能性がある
。従って、従来の半導体製造プロセスの内、有機物超薄
膜プロセスで置き換えられるところは、積極的に置き換
える必要がある。
本発明は、半導体製造プロセスの内、有機物超薄膜プロ
セスで置き換え得るところを積極的に置き換えることに
より、工程数減少、作業の簡略化を可能とするメモリ素
子を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段〕 本発明によるメモリ素子は、導電体(M)−絶縁体(1
)−導電体(M)の積層構造で構成された非線形導電率
を持ったMIM素子と、上記MIM素子に直列に接続さ
れた電荷保持特性を持った電荷保持素子と、上記電荷保
持素子にゲートが並列に接続された電界効果トランジス
タとを備えている。
ここで、上記MIM素子の絶縁体と、上記電界効果トラ
ンジスタのゲート絶縁膜とは、同一のプロセスで形成さ
れたラングミュア・プロジェット膜から成り、上記電荷
保持素子は誘電体1強誘電体、電荷トラップ性物質の何
れかから成る。また、上記MIM素子の一方の電極が上
記電界効果トランジスタのドレイン端子又はソース端子
を兼ねている。
また本発明によるメモリ素子は、電荷保持特性を持った
電荷保持素子と、上記電荷保持素子にゲートが並列に接
続された電界効果トランジスタとを具備し、上記電界効
果トランジスタのゲート絶縁膜が有機物超薄膜により形
成されていることを特徴とするものである。
ここで、上記有機物超薄膜はラングミュア・プロジェッ
ト膜から成り、上記電荷保持素子が誘電体9強誘電体、
電荷トラップ性物質の何れかから成る。また、上記電荷
保持素子の一方の電極は上記電界効果トランジスタのド
レイン端子又はソース端子を兼ねている。
[作用] LB法は有機物超薄膜の絶縁性をより制御された形で発
現させるために有効な方法モある。
一方、従来の半導体素子では、シリコン熱酸化膜(S 
r O2)が良好な絶縁性を持つため広く利用されてい
る。特に、MOS)ランジスタのゲート絶縁膜として用
いられ、このことはシリコンブレーナIC技術の重要な
ポイントとなっている。
従って、MOSトランジスタのゲート絶縁膜として、L
B法で作成した有機物超薄膜を用いることは、前述した
ように有機物超薄膜MIM素子と無機半導体素子とを複
合させたメモリ素子を作製する場合、工程数減少、作業
の簡略化にとって極めて有効な方法となる。
また、LB膜は、任意の電極の上に数10オングストロ
ームの厚さで作製することができ、これを用いてMIM
素子を作るとトンネル電流が流れる。トンネル電流は、
電圧に対して極めて高次の非線形性を示すため、大略的
に言えば、LB膜は比較的低電圧では絶縁膜として作用
し、比較的高電圧では導電性膜として作用する。従って
、このようなLB膜をMOSトランジスタのゲート絶縁
膜として用いると、単純にゲートをチャネルから絶縁す
る他に、スイッチング素子として能動的な動作もするた
めに、小さな素子面積に多くの機能を詰め込むことがで
きる。即ち、集積度のより高いICを作ることも容易に
なる。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図は第1の実施例のメモリ素子の構造を示すための
断面図であり、第2図はこのメモリ素子の電気的等価回
路である。
即ち、ポリイミドLB(ラングミュア・プロジェット)
膜を絶縁層(1層)として用いた導電体(M)−絶縁体
(1)−導電体(M)素子(以降、MIM素子と略す)
10と、PZT(PbZnO−PbTiO3固溶体)強
誘電体キャパシタ12が直列に接続され、その接続点に
n−チャネルFET(電界効果トランジスタ)14のゲ
ート電極が接続された構造になっている。
このメモリ素子は、p型Si基板16上に作り込まれて
いるため、FET14はn−チャネルとなっているが、
ソース拡散領域18及びドレイン拡散領域20を、基板
16の一部に形成したnウェル領域内に作り込むことに
より、p−チャネルFETとすることも可能である。ま
た、PZT膜22は、スパッタリング法により作製され
、厚みは1μmである。MIM素子10.PZT強誘電
体キャパシタ12.及びn−チャネルFET14の間の
接続には、All電極24が用いられるが、他の金属、
あるいは多結晶シリコン等、導電性物質なら何れも用い
ることができる。
ポリイミドLB膜26は、絵本等の方法(電気学会論文
誌A、106巻9号、P435 (昭6l−9))に従
って作製されることができる。このポリイミドLB膜2
6の厚みは、7分子層(28オングストローム)である
。このポリイミドLB膜26には、トンネル電流が流れ
ることが確認されている。
第2図のポリイミドL B111M I M素子と等価
なMIM素子のみを作製して、その電流−電圧特性(I
−V特性)を測定した結果を第3図に示す。
図中、実線Aが実測値を示す。電極は直径3mmの円と
した。シモンズの方法(J、G、5ilIIIlons
J、AI)pl、Phys、、  Vol、34.  
No、8.  P、1793  (1963))による
と、充分に薄い絶縁膜を電子がトンネルする際、トンネ
ル電流jと印加電圧Vの関係は、次の(1)式のように
なる。
j−jo  (Vexp (−AV ”2)−(V+e
V) exp  [−A (V+eV) ”’ ]l 
 −・・(1)ここで、 (但し、V (x)は電極のフェルミ面から見た絶縁膜
のポテンシャルであり、S  S は絶縁膜の各端面の
X座標 1″  2 (X座標は膜の垂直方向)であり、 ΔS−S  −S   即ち絶縁膜の厚み2 1ゝ である。) また、AI電極の裏面にできた自然酸化膜(Af!20
3)は容量の測定からその厚みが29オングストローム
、またそのエネルギ障壁の高さが4.3eVであること
から存在を無視することができず、ポリイミドLB膜と
複合した形で絶縁膜として作用すること、またポリイミ
ドLB膜のエネルギ障壁の高さが120オングストロー
ム厚の素子を流れるファウラーノルドハイム電流の解析
から0.65eVと見積られたことを考慮して、(1)
式からトンネル電流理論値を計算した結果が第3図中に
破線B(各計算値を×て示す)に示されている。但し、
この理論値の絶対値は、実測値に最もよく一致するよう
なJ□を任意に選んだものである。また、高電圧部に於
いては、ポリイミドLB膜は存在しない。即ち、自然酸
化(Ag2O3)膜のみが絶縁膜として作用しているM
IM素子のI−V特性(破線C)に制限されている。
従って、本実施例で作製したメモリ素子のポリイミドL
B膜MIM素子10には、トンネル電流が支配的に流れ
ている。このトンネル電流は極めて高次の非線形性を持
っているため、このMIM素子10は良好なスイッチン
グ素子として作用し、スイッチング閾値は0.7Vであ
る。
そこで、第1の書き込み電極28に、第2の書き込み電
極30に対して1vの電位差で100μsの矩形パルス
を印加すると、PZT強誘電体キャパシタ12には0.
5Vの電圧が保持される。
このPZT強誘電体キャパシタ12への電圧書き込みの
後、第2の書き込み電極30とソース端子32を同電位
にし、それに対してドレイン端子34に2Vの電圧を印
加すると、ドレイン−ソース間に電流が流れることから
、PZT強誘電体キャパシタ12の保持電圧をそれによ
り確認することができる。
第1図に示したような構造のメモリ素子を作製する場合
、ポリイミドLB[LMIM素子10の絶縁膜として用
いられたポリイモドLB膜が同時にn−チャネルFET
14のゲート絶縁膜としても利用されているため、ゲー
ト酸化膜作製工程及びそのエツチング工程が不要となり
、作製プロセスを極めて簡略化することができる。
また、n−チャネルFET14のゲート絶縁膜(ポリイ
ミドLB膜)を誘電体としたキャパシタンスCoが、ポ
リイミドLB膜の厚みが薄いために大きくなり、その結
果、FETのスイッチング閾値電圧vTが低くなる。従
って、PZT強誘電体キャパシタ12の保持電圧を比較
的低くしておいても容易に読出すことができる。そのた
め、メモリ書き込み電圧が低く抑えられること、それに
より消費電力や発熱を低く抑えられること、また書き込
み時間を短くすること、等のメモリ素子にとって望まし
い要件を実現することができる。
本実施例の重要な点は、ポリイミドLB膜MIM素子1
0に用いられる絶縁膜と、n−チャネルFET14のゲ
ート絶縁膜とが同一のプロセスで作製された同一の物質
からなっているということであり、その他の部分の構造
やプロセスは様々な場合か可能である。また、このよう
に用いられる絶縁膜は、トンネル電流が流れる程度の厚
みで電極間を絶縁できる物質であればどの様なものでも
良く、特に高分子有機化合物分子をLB法によって膜化
したものが有効である。また、PZT強誘電体キャパシ
タ12を構成するPZT膜22もこれに限定されるもの
ではなく、他の誘電体又は強誘電体を用いることも可能
である。
特に、SiOAN  OSi  N 2″   23’34  ・ T a  OP b N b  OK N b O3。
2 5’      2 6’ BaTi0   PbTa  OPbTiO3゜3° 
    26゜ Cd  N b  OS b S I 、  N a 
N O2。
2 27″ PLZT (PZTにLaを添加したもの)、ポリフッ
化ビニリデン(PVDF)、又はフッ素を含む有機重合
体が有効である。
第4図は本発明の第2の実施例のメモリ素子の構造を示
すための断面図であり、第5図はこのメモリ素子の電気
的等価回路である。これらの図に於いて、第1図及び第
2図と同一のものには同一の参照番号を付すものとする
即ち、第1の実施例のメモリ素子にp−チャネルFET
36を追加し、そのゲート電極をn−チャンネルFET
14のゲート電極に接続した形となっている。
このような構成とすると、PZT強誘電体キャパシタ1
2に正及び負の2種類の電圧を保持させることができる
。例えば、第2の書き込み電極30に対して1vの電位
差で100μsの矩形パルスを第1の書き込み電極28
に印加すると、第2の書き込み電極30を基準にして、
+Q、5Vの電圧がPZT強誘電体キャパシタ12に保
持される。この場合、第2の書き込み電極30とn −
チャネルFET14のソース端子(N)32を同電位と
し、それに対してドレイン端子(N)34に+2vの電
圧を印加すると、ドレイン端子34とソース端子32と
の間に電流が流れ、これによりPZT強誘電体キャパシ
タ12に正の電圧が保持されたことが確認されることが
できる。
一方、上記の場合と正負対称の電位差を第1及び第2の
書き込み電極28.30間に印加すると、PZT強誘電
体キャパシタ12には、第2の書き込み電極30に対し
て一〇、5vの電圧が保持される。これは、第2の書き
込み電極30とp−チャネルFET36のドレイン端子
(P)38を同電位とし、それに対してソース端子(P
)40に一2vの電圧を印加した時に、ドレイン端子3
8とソース端子40との間に電流が流れるかどうかによ
り、PZT強誘電体キャパシタ12に負の電圧が保持さ
れたことが確認できる。
このようにして、本節2の実施例のメモリ素子にあって
は、正及び負の電圧を保持し、且つそれを読出すことが
できる。また、電圧を保持していない状態も情報の1つ
と考えれば、メモリ素子1つにつき最低3つの情報を記
録し、且つ読出すことが可能となる。従って、このよう
な構造のメモリ素子を多数並べたメモリICを作製した
場合、単位面積当り、あるいは1チツプ当りに記録され
る情報の数を極めて増加させることができる。
また、同一のメモリ素子に正又は負の情報を任意に記録
できるということは、ニューラルネットワーク等の論理
演算回路への応用する際に極めて有益な要件となる。
なお、p型Si基板16上にpチャネルFET36を作
り込むために、このFET36は、第4図に示すように
、ソース拡散領域42及びドレイン拡散領域44を、基
板16の一部に形成したnウェル領域46内に作り込む
ことにより作製されている。
第6図は本発明の第3の実施例のメモリ素子の構造を示
すための断面図であり、第7図はこのメモリ素子の電気
的等価回路である。これらの図に於いて、第1図及び第
2図と同一のものには同一の参照番号を付すものとする
即ち、本実施例のメモリ素子は、第1実施例のメモリ素
子の第1の書き込み電極28を省いた構造となっている
。この場合でも、各端子への供給電圧を適当に選択する
ことにより、n−チャネルFET14のゲート絶縁膜と
して使用されているポリイミドLB膜26が、第1の実
施例で用いられたポリイミドLB[MIM素子10の絶
縁膜(1層)と等価の作用をする。その場合の必要な条
件は、第2の書き込み電極30をソース端子32及びド
レイン端子34よりも高い電位にし、且っn−チャネル
FET14のゲート絶縁膜には、そのトンネルスイッチ
ング閾値よりも高い電位差がかかるようにすることであ
る。例えば、ソース端子32を基準にしてドレイン端子
34に+0,2Vの直流電圧を印加しながら、第2の書
き込み電極30にIV、100μsの矩形パルスを印加
することにより、第2の書き込み電極30を基準にして
+0.5Vの電圧がPZT強誘電体キャパシタ12に保
持されることができる。これは、n−チャネルFET1
4のnチャネルを流れる電子の内、ゲート絶縁膜の厚み
方向の速度成分を持つものがゲート絶縁膜(ポリイミド
LB膜)をトンネル伝導してPZT強誘電体キャパシタ
12を充電したためである。
従って、本第3の実施例では、n−チャネルFET14
は単なる電圧感知素子としてのみてなく、電流制御(ス
イッチング)素子としての作用も持っている。従って、
単位面積当りの機能の数が増えるため、集積度あるいは
歩留まり向上にとって有利な素子構成である。また、配
線パターンもより単純になるため、作製プロセスが単純
になり、また駆動回路構成も単純になる。
なお、上記第1乃至第3の実施例では、メモリ素子を作
り込む半導体基板となる半導体としてp型Siを例にと
って説明したが、本発明はそれに限定されるものではな
く、Ai)P、AIAS。
Al)Sb、GaP、GaAs、GaSb、1nP。
InAs、InSb、等、化合物半導体基板全てのもの
を用いることができる。
ところで、GaAs半導体ICは、その高易動度のため
高速信号処理用ICへの応用が期待されているが、VL
SI化にとって重要なデバイスであるI G F E 
T (In5ulated Gate FET、ゲート
電極がチャネルから絶縁されているFETのこと)の特
性が充分に改善されないため、その実現には至っていな
い。
GaAsの表面を高温プロセスにより酸化すると多数の
界面準位が形成され、デバイスが動作しなかったり、大
きなドリフトを示すといった問題があった。LB法によ
ると、プラズマCVD法や陽極酸化法に比べて穏やかに
絶縁膜を形成することができる。従って、化合物半導体
を用いたI CEFT開発にとって重要なプロセス技術
となり得る。
そこで第4の実施例として、GaAs基板を用いて、メ
モリ素子を構成することができる。本第4の実施例のメ
モリ素子は、濃度5×1016cm−3にSがドープさ
れたn−GaAs活性層上にポリイミドLB膜7分子層
を製膜し、その上にAll電極を蒸着してそれをゲート
電極としてメモリ素子を構成することができる。この場
合、n−GaAsとポリイミドLB膜絶縁層の界面にで
きた界面準位は1×1011 −2 −1cm    
 eV と非常に低く抑えることができる。ゲート長2 u m
+ゲート幅300μmの時、2GHzに対する相互コン
ダクタンスG   =10msとなる。
O 従って、PZT強誘電体キャパシタ12に保持されたメ
モリ電圧をこのGaAs−IGFETで読出す場合、そ
のソース−ドレイン間にかけるバイアス電圧は、5i−
FETの場合より充分に短くても動作し、即ち読み出し
速度が大幅に増加する。これは、GaAsのキャリヤ易
動度がSiのそれに比べて大きいためである。従って、
第3の実施例で示したようにFETのチャネルからゲー
ト絶縁膜を経由してPZT強誘電体キャパシタに電荷を
書き込むメモリ書き込みの場合も、Si半導体の場合よ
り書き込み速度が大幅に増加する。
また、GaAsは、直接遷移型半導体のため、上記メモ
リ素子と同一の半導体基板上に発光素子を作り込むこと
ができる。従って、極めて高集積度の0EIC,あるい
は制御機能の付加された光素子、又は光情報ネットワー
ク等への幅広い応用が期待される。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、半導体製造プロセ
スの内、有機物超薄膜プロセスで置き換え得るところを
積極的に置き換えることにより、工程数減少、作業の簡
略化を可能としたメモリ素子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の構造を示す断面図、第
2図は第1の実施例の電気的等価回路、第3図は第1の
実施例に用いられるMIM素子の電流−電圧特性図、第
4図は本発明の第2の実施例の構造を示す断面図、第5
図は第2の実施例の電気的等価回路、第6図は本発明の
第3の実施例の構造を示す断面図、第7図は第3の実施
例の電気的等価回路、第8図は従来のメモリ素子の電気
的等価回路図である。 10・・・ポリイミドLB膜MIM素子、12・・・P
ZT強誘電体キャパシタ、14・・・n−チャネルFE
T、26・・・ポリイミドLB膜、36・・・p−チャ
ネルFET。 出願人代理人 弁理士 坪井  淳 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 ’u48図

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電体−絶縁体−導電体の積層構造で構成された
    非線形導電率を持ったMIM素子と、上記MIM素子に
    直列に接続された電荷保持特性を持った電荷保持素子と
    、 上記電荷保持素子にゲートが並列に接続された電界効果
    トランジスタと、 を具備することを特徴とするメモリ素子。
  2. (2)上記MIM素子の絶縁体と、上記電界効果トラン
    ジスタのゲート絶縁膜とが、同一のプロセスで形成され
    た有機物超薄膜で成ることを特徴とする請求項1記載の
    メモリ素子。
  3. (3)上記有機物超薄膜はラングミュア・プロジェット
    膜から成り、 上記電荷保持素子が誘電体、強誘電体、電荷トラップ性
    物質の何れかから成ることを特徴とする請求項2記載の
    メモリ素子。
  4. (4)上記MIM素子の一方の電極が上記電界効果トラ
    ンジスタのドレイン端子又はソース端子を兼ねているこ
    とを特徴とする請求項1記載のメモリ素子。
  5. (5)電荷保持特性を持った電荷保持素子と、上記電荷
    保持素子にゲートが並列に接続された電界効果トランジ
    スタとを具備し、 上記電界効果トランジスタのゲート絶縁膜が有機物超薄
    膜により形成されていることを特徴とするメモリ素子。
  6. (6)上記有機物超薄膜はラングミュア・プロジェット
    膜から成り、 上記電荷保持素子が誘電体、強誘電体、電荷トラップ性
    物質の何れかから成ることを特徴とする請求項5記載の
    メモリ素子。
  7. (7)上記電荷保持素子の一方の電極が上記電界効果ト
    ランジスタのドレイン端子又はソース端子を兼ねている
    ことを特徴とする請求項5記載のメモリ素子。
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