JPH0417162A - Ｖｔｒ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はＶＴＲに関する。

〔発明の概要〕

この発明は、ＶＴＲにおいて、その内蔵チューナの出力
をマトリックスしないで記録することにより、音声信号
の特性の改善ができるようにしたものである。

〔従来の技術〕

例えば８ミリビデオの場合、その音声信号は、モノラル
で記録再生する規格からスタートし、その後、ステレオ
あるいはバイリンガルで記録再生する規格が追加されて
いる。

そこで、８ミリビデオにおいては、モノラル、ステレオ
、バイリンガルの間で互換性をとるため、磁気テープに
記録再生される信号は、第３図に示すような周波数多重
化信号ＳＦとされている。

すなわち、同図Ａはモノラル時の信号成分ＳＦを示し、
輝度信号によりＦＭ変調されたＦＭ輝輝度信号Ｓ色、モ
ノラル音声信号ＭによりＦＭ変調されたＦＭ音音声信号
Ｓ色、低域側の搬送色信号ＳＣと、トラッキングサーボ
用のパイロット信号ＳＰとが周波数多重化されている。

また、同図Ｂはステレオ時の信号成分を示し、モノラル
時のＦＭ信号針の周波数位置に、左及び右チャンネルの
音声信号り、Ｒの和信号（Ｌ＋Ｒ）によりＦＭ変調され
たＦＭ信号Ｓ　（Ｌ＋Ｒ）が位置するとともに、モノラ
ル時のＦＭ信号ＳＭの上側に、信号り、Ｒの差信号（Ｌ
−Ｒ）によりＦＭ変調されたＦＭ信号５（Ｌ−１？）が
位置する。

さらに、同図Ｃはバイリンガル時の信号成分を示し、ス
テレオ時のＦＭ信号Ｓ（Ｌ＋Ｒ）の周波数位置に例えば
日本語の音声信号ＪによりＦＭ変調されたＦＭ信号ＳＪ
が位置するとともに、ＦＭ信号５（Ｌ−Ｒ）の周波数位
置に例えば英語の音声信号ＥによりＦＭ変調されたＦＭ
信号ＳＥが位置する。

したがって、モノラル、ステレオ及びバイリンガルの間
で、互換性をとることができる。

一方、テレビ放送においても音声多重放送が行われ、そ
の音声信号は、モノラル放送、ステレオ放送あるいはバ
イリンガル放送とされている。

第４図は、その音声信号のベースバンドにおける信号成
分子Ｆを示し、同図Ａはモノラル放送時で、モノラルの
音声信号Ｍだけが分布する。

また、同図Ｂはステレオ放送時で、モノラル放送時の音
声信号Ｍの周波数位置に、信号り、Ｒの和信号（Ｌ＋Ｒ
）が位置するとともに、その上側に差信号（Ｌ−Ｒ）に
よりＦＭ変調されたＦＭ信号Ｔ（Ｌ−Ｒ）と、ステレオ
放送であることを示すパイロット信号ＴＰとが分布する
。

さらに、同図Ｃはバイリンガル放送時で、ステレオ時の
和信号Ｔ　（Ｌ＋Ｒ）の周波数位置に例えば日本語の音
声信号Ｊが位置するとともに、ＦＭ信号５（Ｌ−Ｒ）の
周波数位置に例えば英語の音声信号ＥによりＦＭ変調さ
れたＦＭ信号ＴＥが位置する。また、パイロット信号Ｓ
Ｐもバイリンガル放送であることを示す。

そして、８ミリビデオ及びテレビ放送の音声信号は、以
上のようなフォーマットとされているので、８ミリビデ
オに音声多重に対応したＴＶチューナ回路を内蔵した場
合には、ステレオ放送時、そのステレオ音声信号り、Ｒ
を第５図に示すようにして記録再生している。

すなわち、ＴＶチューナ回路から第４図Ｂに示す信号（
Ｌ＋Ｒ）、Ｔ（Ｌ−Ｒ）が出力されるが、第５図Ａに示
すように、その信号（Ｌ＋Ｒ）がマトリックス回路（１
）に供給されるとともに、信号Ｔ（Ｌ−Ｒ）が復調回路
（２）に供給されて信号（Ｌ−Ｒ）が復調され、この信
号（Ｌ−Ｒ）がマトリックス回路（１）に供給され、マ
トリックス回路（１）から信号り、Ｒが取り出される。

そして、この信号り、Ｒが、同図Ｂに示すように、再び
マトリックス回路（３）に供給されて和信号（Ｌ＋Ｉ？
）及び差信号（Ｌ−１？）が取り出され、これら信号が
変調回路（４）、（５）に供給されて第３図Ｂに示す記
録用のＦＭ信号Ｓ（Ｌ＋Ｒ）、５（Ｌ−Ｒ）とされ、こ
れらＦＭ信号が記録される。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが、上述のようにしてステレオ放送された音声信
号り、Ｒを記録すると、その音声信号し、Ｒは、２個の
マトリックス回路（１）、（３）を通過するので、これ
らマトリックス回路（１）、（３）のアンバランスやぼ
らつきなどにより左右チャンネルのセパレーション特性
、歪率特性、周波数特性、Ｓ／Ｎなどの悪化を招いてし
まう。

しかも、再生時には、その再生された信号（Ｌ＋Ｒ）、
（Ｌ−Ｒ）をさらにマトリックスして音声信号り、Ｒを
得ることになるので、音声信号り、Ｒは、実際には３個
のマトリックス回路を通過することになり、特性はいっ
そう悪化してしまう。

この発明は、このような問題点を解決しようとするもの
である。

〔課題を解決するための手段〕

このため、この発明においては、後述する実施例に対応
させると、 音声多重放送に対応したＴＶチューナ回路（１１）と、 このＴＶチューナ回路（１１）の出力信号ＴＦがステレ
オ放送の信号のとき、その出力信号ＴＦから差信号（Ｌ
−Ｒ）を復調する復調回路（３２）と、モノラル放送時
にＴＶチューナ回路（１１）から得られるモノラルの音
声信号Ｍと、ステレオ放送時にＴＶチューナ回路（１１
）から得られる和信号（Ｌ＋Ｒ）とを、第１のＦＭ信号
に変換する第１のＦＭ変調回路（３３）と、 復調回路（３２）の復調した差信号（Ｌ−Ｒ）を第２の
ＦＭ信号Ｓ（＋、−Ｒ）に変換する第２のＦＭ復調回路
（３３）とを設ける。

〔作用〕

ステレオ放送時、左及び右チャンネルの音声信号り、Ｒ
は、マトリックス回路を通じることなく記録される。

〔実施例〕

第１図は記録系を示し、（１１）はＶＴＲに内蔵された
音声多重放送対応のチューナ回路であり、その音声の放
送モードにしたがって第４図Ａ−Ｃに示す信号がそれぞ
れ出力されるとともに、カラーコンポジット映像信号も
出力される。

そして、チューナ回路（１１）からのカラーコンポジッ
ト信号が、映像信号記録回路（１２）に供給されて第３
図Ａ−Ｃに示すＦＭ輝度信号ｓｙ、搬送色信号ＳＣ及び
パイロット信号ＳＰが取り出され、これら信号が加算回
路（１３）に供給される。

さらに、モノラル放送時には、チューナ回路（１１）か
らは、音声系の出力信号ＴＦとして第４図Ａに示す音声
信号Ｍが出力されるが、この信号Ｍがローパスフィルタ
（２１）を通じてＦＭ変調回路（２２）に供給されて第
３図ＡにおけるＦＭ音声信号罪に変換され、この信号針
が加算回路（１３）に供給される。

また、チューナ回路（１１）の音声系の出力信号ＴＦが
、検出回路（４１）に供給されてパイロット信号ＳＰが
得られるかどうか、得られるとすればステレオ放送とバ
イリンガル放送とのどちらを示しているかを検出した検
出信号ＲＤが取り出され、この信号ＲＤが制御回路（４
２）に供給されて所定の制御信号ＲＣが取り出され、こ
の信号ＲＣがアンプ（３４）に利得の制御信号として供
給されてアンプ（３４）はミューティング状態とされる
。

したがって、今の場合、すなわち、モノラル放送時には
、加算回路（１３）からは、第３図Ａに示す周波数多重
化信号ＳＦが取り出される。

そして、この信号ＳＦが、記録アンプ（１４）を通じて
１対の回転磁気ヘッド（１５）、（１５）に供給されて
磁気テープ（１６）に１フイ一ルド期間ごとに斜めの１
本の磁気トラックとして８ミリビデオの規格で記録され
る。

また、ステレオ放送時には、チューナ回路（１１）から
は、音声系の出力信号ＴＦとして第４図Ｂに示す周波数
多重化信号が出力されるが、この信号ＴＦがローパスフ
ィルタ（２１）に供給されて和信号（Ｌ＋Ｒ）が取り出
され、この信号（Ｌ＋Ｒ）がＦＭ変調回路（２２）に供
給されて第３図ＢにおけるＦＭ音声信号Ｓ（Ｌ＋Ｒ）に
変換され、この信号Ｓ（Ｌ＋Ｒ）が加算回路（１３）に
供給される。

また、チューナ回路（１１）からの信号ＴＦがバンドパ
スフィルタ（３１）に供給されてＦＭ信号Ｔ（Ｌ−Ｒ）
が取り出され、この信号Ｔ（Ｌ−Ｒ）がＦＭ復調回路（
３２）に供給されて差信号（Ｌ−Ｒ）が復調され、この
信号（Ｌ−Ｒ）がＦＭ変調回路（３３）に供給されて第
３図ＢにおけるＦＭ信号５（Ｌ−Ｒ）に変換され、この
信号５（Ｌ−Ｒ）がアンプ（３４）に供給される。

さらに、チューナ回路（１１）からの信号ＴＦが、検出
回路（４１）に供給されてそのパイロット信号ＳＰによ
りステレオ放送であることが検出され、その検小信号Ｒ
Ｄが制御回路（４２）に供給されて制御信号ＲＣが取り
出され、この信号ＲＣがアンプ（３４）に利得の制御信
号として供給されてアンプ（３４）は所定の利得とされ
る。

したがって、アンプ（３４）からは、所定のレベルのＦ
Ｍ信号５（Ｌ−Ｒ）が得られるが、この信号５（Ｌ−Ｒ
）が加算回路（１３）に供給される。

したがって、ステレオ放送時には、加算回路（１３）か
らは、第３図Ｂに示す周波数多重化信号ＳＦが取り出さ
れる。

そして、この信号ＳＦが、記録アンプ（１４）を通じて
ヘッド（１５）、（１５）に供給され、磁気テープ（１
６）に８ミリビデオの規格で記録される。

さらに、バイリンガル放送時には、チューナ回路（１１
）からは、音声系の出力信号ＴＦとして第４図Ｃに示す
周波数多重化信号が出力されるが、この信号ＴＦがロー
パスフィルタ（２１）に供給されて信号Ｊが取り出され
、この信号ＪがＦＭ変調回路（２１）に供給されて第３
図ＣにおけるＦＭ音声信号ＳＪに変換され、この信号Ｓ
Ｊが加算回路（１３）に供給されまた、チューナ回路（
１１）からの信号ＴＦがバンドパスフィルタ（３１）に
供給されてＦＭ信号ＴＥが取り出され、この信号ＴＥが
ＦＭ復調回路（３２）に供給されて信号Ｅが復調され、
この信号ＥがＦＭ変調回路（３３）に供給されて第３図
ＣにおけるＦＭ信号ＳＨに変換され、この信号ＳＲがア
ンプ（３４）に供給される。

さらに、チューナ回路（１１）からの信号ＴＦが、検出
回路（４１）に供給されてそのパイロット信号ＳＰによ
りバイリンガル放送であることが検出され、その検出信
号ＲＤが制御回路（４２）に供給されて制御信号ＲＣが
取り出され、この信号ＲＣがアンプ（３４）に利得の制
御信号として供給され、アンプ（３４）からは、垂直走
査期間には所定の基準レベルとされ、垂直ブランキング
期間には基準レベルよりも例えば８ｄＢ大きいレベルと
された信号ＳＥが取り出され、この信号ＳＥが加算回路
（Ｉ３）に供給される。

したがって、バイリンガル放送時には、加算回路（１３
）からは、第３図Ｃに示す周波数多重化信号ＳＦが取り
出される。

そして、この信号ＳＦが、記録アンプ（１４）を通じて
ヘッド（１５）、（１５）に供給され、磁気テープ（１
６）に８ミリビデオの規格で記録される。

第２図は再生系を示し、ヘッド（１５）、（１５）によ
りテープ（１６）から周波数多重化信号ＳＦが連続して
再生され、この再生された信号ＳＦが、再生アンプ（５
１）を通じてフィルタ（５２）に供給されてＦＭ輝度信
号ｓｙと搬送色信号ＳＣとが取り出され、これら信号が
映像信号再生回路（５３）に供給されてもとのカラーコ
ンポジット映像信号が再生され、この信号が端子（５４
）に取り出される。

さらに、アンプ（５１）からの信号ＳＦがバンドパスフ
ィルタ（６１）に供給されて信号ＳＦからＦＭ信号ＳＭ
、Ｓ　（Ｌ＋Ｒ）あるいはＳＪが取り出され、この信号
がリミッタ（６２）を通じてＦＭ復調回路（６３）に供
給されて音声信号Ｍ、（Ｌ＋Ｉ？）あるいはＪが復調さ
れ、この信号がマトリックス回路（６４）とスイッチ回
路（６５Ｌ）、（６５Ｒ）とに供給される。

また、アンプ（５１）からの信号ＳＦがバンドパスフィ
ルタ（７１）に供給されて信号ＳＦからＦＭ信号５（Ｌ
−Ｒ）あるいはＳＥが取り出され、この信号がリミッタ
（７２）を通じてＦＭ復調回路（７３）に供給されて信
号（Ｌ−Ｒ）あるいはＥが復調され、この信号がマトリ
ックス回路（６４）トスイッチ回路（６５Ｌ）　、（ｅ
１５Ｒ）とに供給される。

さらに、マトリックス回路（６４）においては、これに
信号（Ｌ＋Ｒ）、（Ｌ−Ｒ）が供給されたとき、信号し
、Ｒが取り出され、これら信号り、Ｒがスイッチ回路（
６５Ｌ）、（６５Ｒ）に供給される。

また、フィルタ（７１）からのＦＭ信号５（Ｌ−Ｒ）あ
るいはＳＥが検出回路（８１）に供給され、そのＦＭ信
号５（Ｌ−Ｒ）あるいはＳＥが得られるかがどうか、得
られるとすれば、垂直ブランキング期間にレベルが変化
するかどうかを検出することにより、再生された信号Ｓ
Ｐが、モノラル放送、ステレオ放送及びバイリンガル放
送のどれによるものであるかが検出され、その検出信号
ＰＤが制御回路（８２）に供給される。

さらに、制御回路（８２）には、マニュアル操作めスイ
ッチ（８３）が設けられ、そのスイッチ出力が回路（８
２）に供給される。

そして、制御回路（８２）からは、検出信号ＰＤと、ス
イッチ（８３）の出力とに基づいた制御信号ＰＣが取り
出され、この信号ｐｃがスイッチ回路（６５Ｌ）、（６
５Ｒ）にその制御信号として供給され、スイッチ回路（
６５Ｌ）、（６５Ｒ）は次のように制御される。

すなわち、再生された多重化信号ＳＦがモノラル放送に
よる場合には、スイッチ（８３）の切り換え状態にかか
わらずスイッチ回路（６５Ｌ）、（６５１１）は、第２
図に示すように、復調回路（６３）側の接点に接続され
、したがって、このときの復調回路（６３）の復調出力
であるモノラル音声信号Ｍが、スイッチ回路（６５Ｌ）
、（６５Ｒ）を通じて端子（６６Ｌ）、（６６Ｒ）に取
り出される。

また、再生された多重化信号ＳＦがステレオ放送による
場合には、スイッチ（８３）の切り換え状態にかかわら
ずスイッチ回路（６５Ｌ）、（６５Ｒ）は、マトリック
ス回路（６４）側の接点に接続され、したがって、この
ときのマトリックス回路（６４）のマトリックス出力で
あるステレオ音声信号り、Ｒが、スイッチ回路（６５Ｌ
）、（６５Ｒ）を通じて端子（６６Ｌ）、（６６Ｒ）に
取り出される。

さらに、再生された多重化信号ＳＦがバイリンガル放送
による場合で、スイッチ（８３）が例えばオフのときに
は、スイッチ回路（６５Ｌ）、（６５Ｒ）は、第２図に
示すように、復調回路（６３）側の接点に接続され、し
たがって、このときの復調回路（６３）の復調出力であ
る日本語の音声信号Ｊが、スイッチ回路（６５Ｌ）、（
６５Ｒ）を通じて端子（６６Ｌ）、（６６Ｒ）に取り出
される。

また、再生された多重化信号ＳＦがバイリンガル放送に
よる場合で、スイッチ（８３）がオンのときには、スイ
ッチ回路（６５Ｌ）、（６５Ｒ）は、復調回路（７３）
側の接点に接続され、したがって、このときの復調回路
（７３）の復調出力である英語の音声信号Ｅが、スイッ
チ回路（６５Ｌ）、（６５Ｒ）を通じて端子（６６Ｌ）
、（６６Ｒ）に取り出される。

以上のようにして、この発明によれば、テレビ放送の映
像信号及び音声信号が記録再生されるが、１に の場合、特にこの発明によれば、音声放送がステレオ放
送時には、ＴＶチューナ回路（１１）からの和信号（Ｌ
＋Ｒ）及び復調回路（３２）からの差信号（Ｌ−１？）
を、マトリックスすることなくそのままＦＭ信号Ｓ　（
ＬＳＩ？）、５（Ｌ−Ｒ）に変換しているので、すなわ
ち、第５図におけるマトリックス回路（１）、（３）を
音声信号り、Ｒが通過することがないので、左右チャン
ネルのセパレーション特性、歪率特性、周波数特性、Ｓ
／Ｎなどの悪化を招くことがない。

また、そのようなマトリックス回路（１）、（３）が不
要なので、構成を簡略化できるとともに、コストダウン
ができる。

なお、アメリカなどのように、テレビ放送の信号Ｔ（Ｌ
−Ｒ）、ＴＥがＡＭ信号のときには、復調回路（３２）
をＡＭ復調回路とすればよい。

〔発明の効果〕

この発明によれば、音声放送がステレオ放送時には、Ｔ
Ｖチューナ回路（１１）からの和信号（Ｌ＋Ｒ）及び復
調回路（３２）からの差信号（Ｌ−Ｒ）を、マトリック
スすることなくそのままＦ’Ｍ信号Ｓ　（Ｌ＋Ｒ）、５
（Ｌ−Ｒ）に変換しているので、すなわち、第５図にお
けるマトリックス回路（１）、（３）を音声信号Ｉ１、
Ｒが通過することがないので、左右チャンネルのセパレ
ーション特性、歪率特性、周波数特性、Ｓ／Ｎなどの悪
化を招′くことがない。

また、そのようなマトリックス回路（１）、（３）が不
要なので、構成を簡略化できるとともに、コストダウン
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一例の系統図、第２図〜第５図はそ
の説明のための図である。 （１１）はＴＶチューナ回路、（１２）は映像信号記録
回路、（１５）は回転磁気ヘッド、（？１）、（３１）
、（５２）、（６１）、（７１）はフィルタ、（３２）
、（６３）、（７３）はＦＭ復調回路、（２２）、（３
３）はＦＭ変調回路、（４１）、（８１）は検出回路、
（４２）、（８２）は制御回路、（６４）はマトリック
ス回路である。 く く ρ５ ζり 一 偽り

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 音声多重放送に対応し、音声がモノラル放送のときには
   、そのモノラルの音声信号と、映像信号とを出力し、上
   記音声がステレオ放送のときには、そのステレオの左及
   び右チャンネルの音声信号の和信号と、その差信号によ
   り変調された被変調信号と、映像信号とを出力するＴＶ
   チューナ回路と、このＴＶチューナ回路の出力信号に含
   まれる上記被変調信号から上記差信号を復調する復調回
   路と、 上記音声がモノラル放送のときに上記ＴＶチューナ回路
   から得られる上記モノラルの音声信号と、上記音声がス
   テレオ放送のときに上記ＴＶチューナ回路から得られる
   上記和信号とを、第１のＦＭ信号に変換する第１のＦＭ
   変調回路と、 上記復調回路の復調した差信号を第２のＦＭ信号に変換
   する第２のＦＭ変調回路とを有し、上記音声がモノラル
   放送のときにには、上記映像信号と、上記第１のＦＭ信
   号とを回転磁気ヘッドにより磁気テープに記録し、 上記音声がステレオ放送のときにには、上記映像信号と
   、上記第１のＦＭ信号と、上記第２のＦＭ信号と上記回
   転磁気ヘッドにより上記磁気テープに記録する ようにしたＶＴＲ。