JPH05135495A - 記録装置および再生装置 - Google Patents

記録装置および再生装置

Info

Publication number
JPH05135495A
JPH05135495A JP3323813A JP32381391A JPH05135495A JP H05135495 A JPH05135495 A JP H05135495A JP 3323813 A JP3323813 A JP 3323813A JP 32381391 A JP32381391 A JP 32381391A JP H05135495 A JPH05135495 A JP H05135495A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
afm
chroma
band suppression
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3323813A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyuki Nakayama
克之 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP3323813A priority Critical patent/JPH05135495A/ja
Publication of JPH05135495A publication Critical patent/JPH05135495A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 例えば8ミリVTRをオーディオ信号の記録
/再生専用として用いる場合、より歪みの少ない状態で
記録/再生を可能にする。 【構成】 オーディオ入力端子11に印加されたオーデ
ィオ信号は、第1のFM変調回路14によってFM変調
され、この出力はさらに第2のFM変調回路15によっ
てFM変調されて磁気テープ24に対して記録される。
この場合、例えばクロマ信号帯域抑圧回路17をバイパ
スさせて、第2のFM変調回路15の出力を記録させる
ようにしたので、クロマ信号帯域に存在する第2のFM
変調回路15の出力のサイドバンド成分を欠落させるこ
となく記録できる。このために、復調されたオーディオ
信号の歪みを少なくさせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば携帯用の8ミリ
VTRを音声信号の記録/再生用に用いて好適な記録装
置および再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】8ミリVTRにおける音声記録は、オー
ディオ信号をFM変調し、このFM変調されたオーディ
オ信号を、FM信号輝度信号と低域変換したクロマ信号
との間に周波数分割多重化した状態で記録するいわゆる
AFM方式が採用されている。
【0003】ところで、8ミリVTRのAFM方式は、
従来モノラル記録であったが、モノラル記録では臨場感
のあるオーディオ再生を行なえない。また8ミリVTR
ではオーディオ信号をデジタル化し、時間軸圧縮して映
像トラックの延長上に記録するPCM方式が採り得る。
ところがPCM方式においてはVTR本体のコストアッ
プになるため、手軽にハイファイ再生を行ないたいとい
う要望から、オーディオ信号をステレオでFM変調し、
ビデオ信号と周波数分割多重化して記録/再生するステ
レオAFM方式の8ミリVTRが登場している。
【0004】8ミリVTRにおけるカセットは、オーデ
ィオ用のいわゆるコンパクトカセット以下の大きさであ
り、集積回路化の技術の発展により、携帯用の8ミリV
TRの大きさは、携帯型のステレオカセットテープレコ
ーダの大きさに四敵するものとなってきている。そし
て、8ミリVTRでは、ステレオAFM方式の採用によ
り、オーディオ用のコンパクトカセット以上の高音質な
オーディオ再生が行なえる。このことから、携帯用の8
ミリVTRをコンパクトカセットを用いた携帯型のステ
レオテープレコーダの代わりとして、オーディオ専用に
使用することが考えられる。
【0005】ところでAFM方式においては、かなり高
音質なオーディオ再生が可能であるが、オーディオ専用
として用いた場合にはクロストーク量が若干大きく、S
/Nが十分ではない。特にテープの種類によってはノイ
ズ量に差が生ずる。そこで、8ミリVTRをオーディオ
専用に使用する際に、より記録/再生のクォリティを高
めることができる次のような記録装置および再生装置が
本件出願人より既に提案が成されている。
【0006】すなわちこれは、第1のFM変調回路によ
ってステレオオーディオ信号をFM変調して成るAFM信
号を作り、また前記第1のFM変調回路によってFM変
調されたAFM信号を、第2のFM変調回路によって更に
FM変調したAFM-FM 信号を作り、前記AFM信号と、A
FM-FM 信号とを周波数分割多重化して磁気テープに記録
するものである。
【0007】図8は、この時の周波数スペクトラムの例
を示しており、1は前記AFM信号であり、2はAFM-FM
信号のセンターキャリア信号であり、3はAFM-FM 信号
サイドバンド信号を示す。また4はATFパイロット信
号を示している。従って、前記磁気テープに記録された
多重化信号を再生復調する場合には、AFM-FM 信号を第
1のFM復調回路によって復調し、更にこれを第2のF
M復調回路によって復調することで元のステレオオーデ
ィオ信号に変換することができる。なお、磁気テープに
多重記録されているAFM信号を前記第2のFM復調回路
によって復調するようにしても、元のステレオオーディ
オ信号が得られるように、本来のAFM記録/再生と互換
性を持たせてある。
【0008】以上のように、第1のFM変調回路によっ
てFM変調されたAFM信号を、第2のFM変調回路によ
って更にAFM-FM 信号に変調すると、オーディオ信号の
周波数成分が高い周波数帯に上がるため、回転ヘッドの
アジマスロスが大きくなり、クロストーク量が小さくな
る。またノイズが低減でき、磁気テープの種類によるノ
イズ量のバラツキを少なくさせることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記したよ
うな記録および再生装置においては、8ミリVTRの機
能をそのまま利用してステレオオーディオ信号のみを記
録/再生させるものである。従って、本来ビデオ信号お
よびオーディオ信号の双方を記録再生させるようにして
いる8ミリVTRにおいては、ビデオ信号記録時におい
て必要とする低域クロマ信号を抑圧するためのOTL
(Over Trap Limiter)またはハーフ
トラップ(Half Trap)が、前記AFM-FM 信号
のサイドバンド信号を抑圧するように作用する。このた
めに前記したAFM-FM 方式により、ステレオオーディオ
信号を記録/再生した場合、AFM-FM 信号のサイドバン
ドの一部が欠落し、復調再生されたステレオオーディオ
信号の歪みが増加するという問題点が発生する。
【0010】本発明は、この様な点に鑑みて成されたも
のであり、AFM-FM 方式によりオーディオ信号を記録再
生するに際し、オーディオ信号の歪みが低減できる記録
装置および再生装置を提供することを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に成された本発明の請求項1に記載の記録装置は、オー
ディオ信号をFM変調してAFM信号を得る第1のFM変
調回路と、第1のFM変調回路から出力されるAFM信号
を更にFM変調してAFM-FM 信号を得る第2のFM変調
回路と、第2のFM変調回路から出力されるAFM-FM 信
号を受けるクロマ信号帯域抑圧回路と、クロマ信号帯域
抑圧回路の機能を選択的に停止させる切り替え回路とを
具備し、切り替え回路の作用によって得られる第2のF
M変調回路から出力されるAFM-FM 信号を磁気テープに
記録するようにした点に特徴を有する。
【0012】前記課題を達成するために成された本発明
の請求項2に記載の再生装置は、磁気テープから再生さ
れるAFM-FM 信号を受けるクロマ信号帯域抑圧回路と、
クロマ信号帯域抑圧回路の機能を選択的に停止させる切
り替え回路と、切り替え回路の作用によって得られるA
FM-FM 信号を復調してAFM信号を得る第1のFM復調回
路と、第1のFM復調回路によって得られるAFM信号を
復調してオーディオ信号を得る第2のFM復調回路とを
具備した点に特徴を有する。
【0013】さらに本発明の請求項3に記載の再生装置
は、磁気テープから再生されるAFM-FM 信号を受けるA
FM信号帯域抑圧回路およびクロマ信号帯域抑圧回路と、
AFM信号帯域抑圧回路およびクロマ信号帯域抑圧回路の
機能を選択的に停止させる切り替え回路と、切り替え回
路の作用によって得られるAFM-FM 信号を復調してAFM
信号を得る第1のFM復調回路と、第1のFM復調回路
によって得られるAFM信号を復調してオーディオ信号を
得る第2のFM復調回路とを具備した点に特徴を有す
る。
【0014】
【作用】請求項1に記載の記録装置においては、切り替
え回路によってクロマ信号帯域抑圧回路の機能を選択的
に停止させるようにしたので、第2のFM変調回路から
出力されるAFM-FM 信号は、クロマ信号帯域抑圧回路に
よってクロマ信号帯域に相当するサイドバンド周波数が
抑圧されることなく、磁気テープに記録される。
【0015】請求項2に記載の再生装置においては、切
り替え回路によってクロマ信号帯域抑圧回路の機能を選
択的に停止させるようにしたので、磁気テープから再生
されるAFM-FM 信号は、クロマ信号帯域抑圧回路の影響
によってサイドバンド成分に欠落を起こすことがない。
【0016】さらに請求項3に記載の再生装置において
は、切り替え回路によってAFM信号帯域抑圧回路および
クロマ信号帯域抑圧回路の機能を選択的に停止させるよ
うにしたので、磁気テープから再生されるAFM-FM 信号
は、AFM信号帯域抑圧回路およびクロマ信号帯域抑圧回
路の影響によってサイドバンド成分に欠落を起こすこと
がない。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照して説明する。本発明の一実施例は、例えば8ミリV
TRに適用される。そして本発明が適用された8ミリV
TRでは、ビデオ信号とオーデイオ信号の記録/再生を
行なう通常モードと、オーディオ信号の記録/再生だけ
を行なうオーディオ専用モードが設定できる。図1は本
発明が適用された8ミリVTRの記録系の構成を示して
いる。
【0018】まず、図1に示す記録系の構成について説
明する。図1において、Y信号入力端子10には、ビデ
オ信号の輝度信号が入力される。またA信号入力端子1
1にはオーディオ信号が入力され、さらにC信号入力端
子12には、3.58MHzのクロマ信号が入力され
る。Y信号入力端子10に印加された輝度信号は、切り
替え回路13の第1の入力接点13Aに供給される。ま
たA信号入力端子11に印加されたオーディオ信号は、
第1のFM変調回路14に供給され、ここでFM変調さ
れてAFM信号に変換され、前記切り替え回路13の第2
の入力接点13Bに供給される。前記切り替え回路13
は、入力接点13Aおよび13Bに供給される信号を択
一的に選択して第2のFM変調回路15に印加する。
【0019】第2のFM変調回路15は入力信号をFM
変調し、その出力は1.4乃至1.8MHzのAFM信号
帯域を抑圧するAFM信号帯域抑圧回路16に供給され
る。前記AFM信号帯域抑圧回路16からの出力信号は、
さらに低域変換されたクロマ信号の帯域である743K
Hzを抑圧するクロマ信号帯域抑圧回路17に供給さ
れ、その出力信号は切り替え回路18に印加される。
【0020】前記切り替え回路18は2つの入力接点を
具備しており、前記クロマ信号帯域抑圧回路17からの
出力は第1の入力接点18Aに供給され、またクロマ信
号帯域抑圧回路17をバイパスした前記AFM信号帯域抑
圧回路16からの出力信号が第2の入力接点18Bに供
給される。すなわち、前記切り替え回路18は第2の入
力接点18Bを選択した場合、前記クロマ信号帯域抑圧
回路17の機能を停止させる作用を有する。
【0021】前記切り替え回路18によって選択された
出力は、加算回路19に供給される。そして前記加算回
路19には、第1のFM変調回路14からのAFM信号も
供給される。
【0022】一方、前記C信号入力端子12に印加され
た3.58MHzのクロマ信号は、クロマ信号処理回路
20によって743KHzの低域クロマ信号に周波数変
換され、このクロマ信号はクロマ信号ミュートスイッチ
21を介して前記加算回路19に供給される。加算回路
19からの出力は、記録アンプ22に供給され、この記
録アンプ22で増幅されて回転ヘッド23にもたらさ
れ、回転ヘッド23によって磁気テープ24に記録され
る。
【0023】前記した図1の構成において、ビデオ信号
とオーデイオ信号の記録を行なう通常モードにおいて
は、前記切り替え回路13は第1の入力接点13A側に
選択され、また切り替え回路18は第1の入力接点18
A側に選択される。さらにクロマ信号ミュートスイッチ
21はオン状態に成される。
【0024】従って、Y信号入力端子10に印加された
ビデオ信号における輝度信号Yは、第2のFM変調回路
15によってFM変調され、FM変調輝度信号YFMと成
される。FM変調輝度信号YFMは、AFM信号帯域抑圧回
路16およびクロマ信号帯域抑圧回路17によってそれ
ぞれの帯域のレベルが抑圧され、加算回路19に供給さ
れる。この時のFM変調輝度信号YFMの周波数スペクト
ラムの状態を図2に示す。すなわち、横軸は周波数であ
り、また縦軸は信号レベルを示している。FM変調され
た輝度信号は、図2におけるAFM部分およびC部分にお
いてそれぞれの帯域のレベルが抑圧されている。
【0025】また、A信号入力端子11に印加されたオ
ーディオ信号は、第1のFM変調回路14に供給され
る。そして第1のFM変調回路14によってFM変調さ
れ、AFM信号に変換されて加算回路19に供給される。
【0026】さらにC信号入力端子12に印加された
3.58MHzのクロマ信号は、クロマ信号処理回路2
0によって743KHzの低域クロマ信号CAに周波数
変換され、クロマ信号ミュートスイッチ21を介して前
記加算回路19に供給される。
【0027】この結果、加算回路19によって低域変換
クロマ信号CAとFM変調輝度信号YFMとの 間にFM変
調オーディオ信号AFMが周波数分割多重化される。すな
わち、図2においてC部分に低域クロマ信号CAが重畳
され、またAFM部分に第1のFM変調回 路14によっ
てFM変調されたオーディオのAFM信号が重畳されるこ
とになる。そして加算回路19によって得られた周波数
分割多重化信号は、記録アンプ22で増幅されて回転ヘ
ッド23にもたらされ、回転ヘッド23によって磁気テ
ープ24に記録される。
【0028】一方、前記した図1の構成において、オー
ディオ信号の記録だけを行なうオーディオ専用モードに
おいては、前記切り替え回路13は第2の入力接点13
B側に選択され、また切り替え回路18は第2の入力接
点18B側に選択される。さらにクロマ信号ミュートス
イッチ21はオフ状態に成される。
【0029】従って、第1のFM変調回路14から出力
されるAFM信号は、第2のFM変調回路15によってさ
らにFM変調され、AFM-FM信号に変換される。そして
AFM信号帯域抑圧回路16によってその帯域のレベルが
抑圧され、加算回路19に供給される。また前記第1の
FM変調回路14から出力されるAFM信号は、そのまま
加算回路19に供給され、前記AFM-FM信号およびAFM
信号は周波数分割多重化され、 この周波数分割多重化
信号は、記録アンプ22で増幅されて回転ヘッド23に
もたらされ、回転ヘッド23によって磁気テープ24に
記録される。
【0030】図3は、オーディオ専用モードにおける記
録信号のスペクトラムの状況を示したものである。すな
わち、30はAFM-FM信号におけるセンターキャリア信
号を示しており、31はAFM-FM信号におけるサイドバ
ンド信号を示している。また、1.4乃至1.8MHz
の帯域のサイドバンド信号は、AFM信号帯域抑圧回路1
6によってその帯域のレベルが抑圧され、その帯域には
第1のFM変調回路14によって得られたAFM信号32
が重畳される。
【0031】前記クロマ信号ミュートスイッチ21は、
これをオフ状態にさせることで、低域クロマ信号帯域に
ノイズ等が重畳された場合、これがAFM-FM信号のサイ
ドバンド信号に対して妨害信号33として働くのを防止
させるものである。なお、図3における34は103K
Hz乃至165KHzに分布するATF信号であり、こ
れはトラッキング制御用のパイロット信号である。
【0032】次に図4は、本発明が適用された8ミリV
TRの再生系の構成を示している。この図4に示す構成
においても、ビデオ信号とオーデイオ信号の再生を行な
う通常モードと、オーディオ信号の再生だけを行なうオ
ーディオ専用モードが設定できる。図4において、回転
ヘッド23により再生された磁気テープ24に記録され
た信号は、再生アンプ40によって増幅され、103K
Hz乃至165KHzの周波数帯域を抑圧するATFト
ラップ回路41に供給される。ATFトラップ回路41
の出力は、1.4乃至1.8MHzのAFM信号帯域を抑
圧するAFM信号帯域抑圧回路42に供給される。前記A
FM信号帯域抑圧回路42からの出力信号は、さらに低域
変換されたクロマ信号の帯域である743KHzを抑圧
するクロマ信号帯域抑圧回路43に供給され、その出力
信号は切り替え回路18に印加される。
【0033】前記切り替え回路44は2つの入力接点を
具備しており、前記クロマ信号帯域抑圧回路43からの
出力は第1の入力接点44Aに供給され、またクロマ信
号帯域抑圧回路43をバイパスした前記AFM信号帯域抑
圧回路42からの出力信号が第2の入力接点44Bに供
給される。すなわち、前記切り替え回路44は第2の入
力接点44Bを選択した場合、前記クロマ信号帯域抑圧
回路43の機能を停止させる作用を有する。
【0034】前記切り替え回路44によって選択された
出力は、第1のFM復調回路45に供給され、FM復調
される。第1のFM復調回路45によってFM復調され
た出力は、輝度信号ミュートスイッチ46を介してY信
号出力端子47に輝度信号を出力する。
【0035】また前記第1のFM復調回路45によって
FM復調された出力は、切り替え回路48の第2の入力
接点48Bに供給される。この切り替え回路48の第1
の入力接点48Aには、前記再生アンプ40からの出力
が供給されており、切り替え回路48は、これらを択一
的に選択する。
【0036】切り替え回路48によって択一的に選択さ
れた信号は、第2のFM復調回路49に供給され、ここ
でFM復調され、A信号出力端子50にオーディオ信号
を出力する。
【0037】さらに前記AFM信号帯域抑圧回路42から
の出力信号は、クロマ信号処理回路51に供給され、こ
こで743KHzの低域クロマ信号は、3.58MHz
のクロマ信号に周波数変換される。そして周波数変換さ
れたクロマ信号はクロマ信号ミュートスイッチ52を介
してC信号出力端子53にクロマ信号を出力する。
【0038】前記した図4の構成において、ビデオ信号
とオーデイオ信号の再生を行なう通常モードにおいて
は、前記切り替え回路44は第1の入力接点44A側に
選択され、また切り替え回路48は第1の入力接点48
A側に選択される。さらに輝度信号ミュートスイッチ4
6およびクロマ信号ミュートスイッチ52は共にオン状
態(ミュートオフ状態)に成される。
【0039】ここで再生アンプ40から供給される信号
出力は、図5に示すような周波数スペクトラムを有して
いる。図5において60はFM変調された輝度信号Yの
成分であり、61はFM変調されたオーディオ信号AFM
成分であり、62は低域変換されたクロマ信号C成分で
ある。また63はATF信号成分である。従って、通常
モードにおいては、再生アンプ40から供給される信号
出力は、ATFトラップ回路41、AFM信号帯域抑圧回
路42および低域クロマ信号帯域抑圧回路43によって
それぞれの帯域周波数が抑圧されて図6に示すFM変調
輝度信号YFM成分60のみが第1のFM復調回路45に
供給される。
【0040】第1のFM復調回路45においては、輝度
信号が復調され、輝度信号ミュートスイッチ46を介し
て出力端子47に輝度信号Yを出力する。また、再生ア
ンプ40から供給される信号出力は、切り替え回路48
を介して第2のFM復調回路49に供給され、このFM
復調回路49によってAFM信号61がオーディオ信号に
復調されて、A信号出力端子50にオーディオ信号がも
たらされる。さらに、前記AFM信号帯域抑圧回路42か
ら得られた出力信号62は、クロマ信号処理回路51に
よって3.58MHzのクロマ信号に周波数変換され、
クロマ信号ミュートスイッチ52を介してC信号出力端
子53にクロマ信号を出力する。
【0041】一方、図4の構成において、オーディオ信
号の再生だけを行なうオーディオ専用モードにおいて
は、前記切り替え回路44は第2の入力接点44B側に
選択され、また切り替え回路48は第2の入力接点48
B側に選択される。さらに輝度信号ミュートスイッチ4
6およびクロマ信号ミュートスイッチ52は共にオフ状
態(ミュートオン状態)に成される。
【0042】この時再生される磁気テープ24は、図1
に示した構成におけるオーディオ専用モードで記録され
たものが使用される。従って再生アンプ40よりもたら
される信号は、図3に示したスペクトラムを有してい
る。
【0043】AFM信号帯域抑圧回路42からの出力信号
は、クロマ信号帯域抑圧回路43を介さずに、第1のF
M復調回路45に供給される。このためにクロマ信号帯
域に分布するAFM-FM信号のサイドバンド成分は、クロ
マ信号帯域抑圧回路43によって欠落を起こすことなく
第1のFM復調回路45によって復調される。第1のF
M復調回路45によって復調された復調出力は、第2の
FM復調回路49によってさらにFM復調され、オーデ
ィオ信号として出力端子50に供給される。
【0044】この時、ミュートスイッチ46および52
はオフ状態であり、従って出力端子47および53に対
し、テレビ受像機がたとえ接続されていても、テレビ受
像機に対して雑音成分をもたらすことがない。
【0045】なお図7は、記録装置における本発明の他
の実施例を示したものである。すなわちこの例は、オー
ディオ信号の記録だけを行なうオーディオ専用モードに
おいて、図1に示した記録装置に比較して、AFM信号帯
域抑圧回路16およびクロマ信号帯域抑圧回路17の双
方の機能を停止させるために、切り替え回路18に第3
の入力接点18Cを設けている。そして、第1のFM変
調回路15より、切り替え回路18の第3の入力接点1
8Cに対して直接信号がバイパスされるよう成されてい
る。また第1のFM変調回路14と加算回路19との間
には、AFM信号ミュートスイッチ25がさらに具備さ
れ、これをオフ状態にするよう構成されている。他の構
成は図1と同一であり、同一部分は同一符号で表してい
る。
【0046】図7に示した構成によると、第2のFM変
調回路15によって得られるAFM-FM信号の サイドバン
ド成分は、AFM信号帯域抑圧回路16およびクロマ信号
帯域抑圧回路17によって欠落されることなく、磁気テ
ープに記録される。この場合、AFM信号ミュートスイッ
チ25がミュート状態(スイッチオフ状態)と成され、
AFM信号が重畳されるのが阻止される。この結果、AFM
信号が前記AFM-FM信号のサイド バンド成分に妨害を与
えることがない。
【0047】また図4に示した破線部分は、図7の構成
によって記録された磁気テープを再生する場合の例を示
している。すなわち、AFM信号帯域抑圧回路42および
クロマ信号帯域抑圧回路43の双方の機能を停止させる
ために、第1のFM復調回路41より、切り替え回路4
4の第3の入力接点44Cに対して直接信号がバイパス
されるよう成されている。
【0048】この構成を選択した場合には、AFM-FM信
号のサイドバンド成分が、AFM信号帯域抑圧 回路42
およびクロマ信号帯域抑圧回路43によって欠落される
ことがなく、従って再生時における信号の歪みを極めて
少なくすることができる。
【0049】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
に記載の記録装置によれば、第1のFM変調回路によっ
てオーディオ信号をFM変調し、さらにFM変調オーデ
ィオ信号AFMを、第2のFM変調回路によってFM変調
してAFM-FM 信号とし、このAFM-FM 信号は、クロマ信
号帯域抑圧回路の作用を停止させて磁気テープに記録す
るように成される。このために、クロマ信号帯域におけ
るAFM-FM 信号のサイドバンド成分がクロマ信号帯域抑
圧回路によって欠落されることなく、磁気テープに記録
される。
【0050】請求項2に記載の再生装置によれば、切り
替え回路によってクロマ信号帯域抑圧回路の機能を選択
的に停止させるようにしたので、磁気テープから再生さ
れるAFM-FM 信号は、クロマ信号帯域抑圧回路の影響に
よってサイドバンド成分に欠落を起こすことがない。こ
のために、復調されたオーディオ信号の歪みを少なくさ
せることができる。
【0051】さらに請求項3に記載の再生装置において
は、切り替え回路によってAFM信号帯域抑圧回路および
クロマ信号帯域抑圧回路の機能を選択的に停止させるよ
うにしたので、磁気テープから再生されるAFM-FM 信号
は、AFM信号帯域抑圧回路およびクロマ信号帯域抑圧回
路の影響によってサイドバンド成分に欠落を起こすこと
がない。このために、復調されたオーディオ信号の歪み
をより少なくさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録装置の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】図1の実施例において記録されるビデオ信号の
スペクトラムを示す図である。
【図3】図1の実施例において記録されるオーディオ信
号のスペクトラムを示す図である。
【図4】本発明の再生装置の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。
【図5】図4の実施例において再生される信号のスペク
トラムを示す図である。
【図6】図4の実施例において再生されるビデオ信号の
スペクトラムを示す図である。
【図7】本発明の記録装置の他の実施例の構成を示すブ
ロック図である。
【図8】従来のAFM-FM記録方式によって記録された信
号のスペクトラムを示す図である。
【符号の説明】
10 輝度信号入力端子 11 オーディオ信号入力端子 12 クロマ信号入力端子 13,18,44,48 切り替え回路 14 第1のFM変調回路 15 第2のFM変調回路 16,42 AFM信号帯域抑圧回路 17,43 クロマ信号帯域抑圧回路 19 加算回路 20 クロマ信号処理回路 21,25,46,52 ミュートスイッチ 22,40 アンプ 23 回転ヘッド 24 磁気テープ 45 第1のFM復調回路 47 輝度信号出力端子 49 第2のFM復調回路 50 オーディオ信号出力端子 53 クロマ信号出力端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーディオ信号をFM変調してAFM信号
    を得る第1のFM変調回路と、 前記第1のFM変調回路から出力されるAFM信号を更に
    FM変調してAFM-FM信号を得る第2のFM変調回路
    と、 前記第2のFM変調回路から出力されるAFM-FM 信号を
    受けるクロマ信号帯域抑圧回路と、 前記クロマ信号帯域抑圧回路の機能を選択的に停止させ
    る切り替え回路とを具備し、 前記切り替え回路の作用によって得られる前記第2のF
    M変調回路から出力されるAFM-FM 信号を磁気テープに
    記録するようにして成る記録装置。
  2. 【請求項2】 磁気テープから再生されるAFM-FM 信号
    を受けるクロマ信号帯域抑圧回路と、 前記クロマ信号帯域抑圧回路の機能を選択的に停止させ
    る切り替え回路と、 前記切り替え回路の作用によって得られるAFM-FM 信号
    を復調してAFM信号を得る第1のFM復調回路と、 前記第1のFM復調回路によって得られるAFM信号を復
    調してオーディオ信号を得る第2のFM復調回路とを具
    備して成る再生装置。
  3. 【請求項3】 磁気テープから再生されるAFM-FM 信号
    を受けるAFM信号帯域抑圧回路およびクロマ信号帯域抑
    圧回路と、 前記AFM信号帯域抑圧回路およびクロマ信号帯域抑圧回
    路の機能を選択的に停止させる切り替え回路と、 前記切り替え回路の作用によって得られるAFM-FM 信号
    を復調してAFM信号を得る第1のFM復調回路と、 前記第1のFM復調回路によって得られるAFM信号を復
    調してオーディオ信号を得る第2のFM復調回路とを具
    備して成る再生装置。
JP3323813A 1991-11-12 1991-11-12 記録装置および再生装置 Withdrawn JPH05135495A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3323813A JPH05135495A (ja) 1991-11-12 1991-11-12 記録装置および再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3323813A JPH05135495A (ja) 1991-11-12 1991-11-12 記録装置および再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05135495A true JPH05135495A (ja) 1993-06-01

Family

ID=18158892

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3323813A Withdrawn JPH05135495A (ja) 1991-11-12 1991-11-12 記録装置および再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05135495A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5337196A (en) Stereo/multivoice recording and reproducing video tape recorder including a decoder developing a switch control signal
KR880000481B1 (ko) 음성신호의 기록이 향상된 비데오 레코더
US5027229A (en) Magnetic recording apparatus and magnetic recording/reproducing apparatus
JPH0417162A (ja) Vtr
US5343531A (en) Audio reproducing apparatus
JPH05135495A (ja) 記録装置および再生装置
JPS61177086A (ja) 磁気記録再生装置
JP3681783B2 (ja) ダブルデッキビデオテープレコーダ
JPS5942611A (ja) ビデオテ−プレコ−ダ
JPH05135496A (ja) 記録装置
KR100223572B1 (ko) 복합형 vcr의 음성출력 자동전환 제어회로
JP3632333B2 (ja) 磁気記録再生装置およびその制御方法
JP2768126B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPS61288583A (ja) ビデオテ−プレコ−ダにおけるステレオ音声信号の記録再生方式
KR0140189B1 (ko) 영상신호를 분리기록하는 비디오카세트레코더
JP2910047B2 (ja) 映像信号再生回路
KR930005436B1 (ko) 멀티방식의 음성신호 기록시스템
JPH0442749B2 (ja)
JPH04274053A (ja) 記録装置及び再生装置
JPS63117302A (ja) 情報信号記録再生装置
JPS60237684A (ja) 磁気記録再生装置
JPH01143073A (ja) 再生装置
JPH01276470A (ja) 磁気記録再生装置
JPS60191469A (ja) Vtr用アダプタ
JPS60109990A (ja) 色信号処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990204