JP3632333B2 - 磁気記録再生装置およびその制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気テープの再生時にテレビジョン受像機(以下、TVと記す)からの妨害波の影響を除去する周波数トラップ回路を備えた磁気記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
磁気記録した磁気テープの再生時に、TVのフライバックトランスからの妨害波を磁気ヘッド等が受け、復調した再生画にノイズが出ることがある。
これに対し、ヘッドの再生出力を増幅した後に周波数トラップ回路でTVからの妨害波の周波数を除去する方法が従来から知られている。このトラップ回路の構成を図2に示す。図2において、24は磁気テープから磁気ヘッド(図示せず)で再生した再生映像信号が入力される入力端子、11は入力端子24から入力される再生映像信号を増幅する増幅器、12は抵抗、13はコイル、14はコンデンサであり、これら抵抗12とコイル13とコンデンサ14でTVからの妨害波を除去する周波数トラップ回路19を構成する。15は再生アンプ11から周波数トラップ回路19を介した映像信号を復調する再生信号復調回路、17は映像信号を磁気テープに記録するためにFM変調する記録信号変調回路、16は記録信号変調回路17で変調した映像信号を増幅する記録アンプ、25は記録アンプ16で増幅された映像信号を磁気ヘッドに出力する出力端子である。
【0003】
以上のように構成された従来の磁気記録再生装置における妨害除去トラップについて、以下その動作について説明する。
まず、磁気テープに記録された信号は磁気ヘッドで再生され入力端子24から入力される。この再生映像信号を再生アンプ11で増幅し、復調に十分な利得を得る。ところがこの過程でTVからの妨害波が磁気ヘッドや再生アンプ11等に混入し、再生映像信号に対しノイズ成分となる。このTVからの妨害波によるノイズ成分を周波数トラップ回路19で除去する。ノイズ成分が除去された再生映像信号は再生信号復調回路15で復調される。また、記録時は記録信号変調回路17で映像信号をFM変調し、記録アンプ16で増幅して出力端子25から出力され、磁気テープに記録される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、記録系と再生系が各々別の信号経路であったため、回路構成が大型化するという問題点があり、そこで記録系及び再生系を1つの信号経路にまとめる方法があるが、周波数トラップ回路19のトラップ効果が再生系でのみ必要であるにも関わらず、記録系において不必要なトラップ効果が働いてしまうという問題点を有していた。
【0005】
本発明は上記の問題点を解決するもので、記録系と再生系の信号経路を1本にまとめつつ、かつTVからの妨害を除去する周波数トラップ回路を再生系でのみ動作させる磁気記録再生装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明の磁気記録再生装置は、磁気テープから再生され入力される映像信号を増幅する再生アンプと、前記磁気テープに映像信号を記録する際に増幅する記録アンプと、再生時は前記再生アンプ側に切り換え記録時は前記記録アンプ側に切り換える第1のスイッチと、前記映像信号を復調する再生信号復調回路と、映像信号を前記磁気テープに記録するために変調する記録信号変調回路と、再生時は前記再生信号復調回路側に切り換え記録時は前記記録信号変調回路側に切り換える第3のスイッチと、前記第1及び第3のスイッチ間に設けられ前記再生アンプから前記第1のスイッチを介して入力される映像信号に含まれる妨害波を除去する周波数トラップ回路と、前記周波数トラップ回路を再生時は動作状態にかつ記録時は非動作状態に切り換える第2のスイッチと、前記第1から第3のスイッチを切り換え制御する切換制御回路とを備えた構成を有している。
【0007】
この構成によって、記録系と再生系の信号経路を単一化できると共に記録系に影響を与えずに再生系でTVからの妨害を除去する周波数トラップが得られる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1及び2に記載の発明は、磁気テープから再生され入力される映像信号を増幅する再生アンプと、前記磁気テープに映像信号を記録する際に増幅する記録アンプと、再生時は前記再生アンプ側に切り換え記録時は前記記録アンプ側に切り換える第1のスイッチと、前記映像信号を復調する再生信号復調回路と、映像信号を前記磁気テープに記録するために変調する記録信号変調回路と、再生時は前記再生信号復調回路側に切り換え記録時は前記記録信号変調回路側に切り換える第3のスイッチと、前記第1及び第3のスイッチ間に設けられ前記再生アンプから前記第1のスイッチを介して入力される映像信号に含まれる妨害波を除去する周波数トラップ回路と、前記周波数トラップ回路を再生時は動作状態にかつ記録時は非動作状態に切り換える第2のスイッチと、前記第1から第3のスイッチを切り換え制御する切換制御回路とを備えたものであり、記録系と再生系で信号経路を単一化でき、かつ記録側に影響を与えずに再生信号のTV妨害波を除去することが出来るという作用を有する。
【0009】
以下、本発明の実施の形態について、図1を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本実施の形態の磁気記録再生装置の構成を示す回路図である。図1において、22は磁気ヘッドで再生された再生映像信号が入力される入力端子、1は入力端子22から入力される再生映像信号を復調に必要な利得に増幅する再生アンプ、4は抵抗、5はコイル、6はコンデンサであり、これら抵抗4とコイル5とコンデンサ6とでTVからの妨害波を除去する周波数トラップ回路20を構成する。7は周波数トラップ回路20を動作状態または非動作状態に切り換える第2のスイッチであり、例えばトランジスタ等により構成される。3は再生時に再生アンプ1からの再生映像信号を周波数トラップ回路20に入力するよう切り換えかつ記録時は周波数トラップ回路20からの映像信号を記録アンプ2に入力するよう切り換える第1のスイッチ、8は再生時に周波数トラップ回路20からの再生映像信号を再生信号復調回路9に入力するよう切り換えかつ記録時は記録信号変調回路10からの映像信号を周波数トラップ回路20に入力するよう切り換える第3のスイッチ、9は周波数トラップ回路20から入力される再生映像信号を復調する再生信号復調回路、10は映像信号を磁気テープに記録するためにFM変調する記録信号変調回路、2は周波数トラップ回路20から入力される映像信号を増幅する記録アンプ、21は第1のスイッチ3、第2のスイッチ7及び第3のスイッチ8を再生時及び記録時に切り換え制御する切換制御回路である。
【0010】
以上のように構成された本実施の形態の磁気記録再生装置について、以下その動作を説明する。
まず、再生時の動作について説明する。切換制御回路21の制御により、第1〜第3のスイッチ3、7、8はそれぞれ端子a側に接続される。磁気ヘッドで出力された再生映像信号は入力端子22から再生アンプ1に入力される。再生映像信号は再生アンプ1で増幅された後、第1のスイッチ3を介して、周波数トラップ回路20に入力される。この過程でTVからの妨害波が磁気ヘッドや再生アンプ1等に混入し、再生映像信号に対しノイズ成分となる。しかしながら第2のスイッチ7は端子a側に接続されているため、周波数トラップ回路20は動作状態となっており、再生映像信号に含まれるTVからの妨害波を除去する。周波数トラップ回路20から出力された再生映像信号は、第3のスイッチ8を介して再生信号復調回路9に入力され復調される。
【0011】
次に、記録時について説明する。切換制御回路21の制御により、第1〜第3のスイッチ3、7、8はそれぞれ端子b側に接続される。記録信号変調回路10で変調された映像信号は、第3のスイッチ8を介して周波数トラップ回路20に入力される。この時、第2のスイッチ7が端子b側に接続されているため、周波数トラップ回路20は非動作状態となっており、第3のスイッチ8から入力される映像信号の周波数特性は、周波数トラップ回路20の影響を受けない。周波数トラップ回路20から出力される映像信号は記録アンプ2で増幅され、出力端子23から出力されて、磁気ヘッドで磁気テープに記録される。
【0012】
以上のように本実施の形態によれば、TV妨害波の除去用の周波数トラップ回路20を再生時のみに動作状態になるように第2のスイッチ7で切り換えることで、記録系と再生系の信号経路を単一化した時に、記録時にトラップの影響を与えずに再生映像信号のTV妨害波を除去することが出来る。
【0013】
【発明の効果】
以上のように本発明は、記録系と再生系の信号経路を単一化ことができるので、回路構成を簡素化することができると共に、再生時のみトラップ効果を得ることができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の磁気記録再生装置の構成を示す回路図
【図2】従来の磁気記録再生装置の構成を示す回路図
【符号の説明】
1 再生アンプ
2 記録アンプ
3 第1のスイッチ
7 第2のスイッチ
8 第3のスイッチ
9 再生信号復調回路
10 記録信号変調回路
20 周波数トラップ回路
Claims (2)
- 磁気テープから再生され入力される映像信号を増幅する再生アンプと、前記磁気テープに映像信号を記録する際に増幅する記録アンプと、再生時は前記再生アンプ側に切り換え記録時は前記記録アンプ側に切り換える第1のスイッチと、前記映像信号を復調する再生信号復調回路と、映像信号を前記磁気テープに記録するために変調する記録信号変調回路と、再生時は前記再生信号復調回路側に切り換え記録時は前記記録信号変調回路側に切り換える第3のスイッチと、前記第1及び第3のスイッチ間に設けられ前記再生アンプから前記第1のスイッチを介して入力される映像信号に含まれる妨害波を除去する周波数トラップ回路と、前記周波数トラップ回路を再生時は動作状態にかつ記録時は非動作状態に切り換える第2のスイッチと、前記第1から第3のスイッチを切り換え制御する切換制御回路とを備えたことを特徴とする磁気記録再生装置。
- 磁気テープから再生され入力される映像信号を増幅する再生アンプと、前記磁気テープに映像信号を記録する際に増幅する記録アンプと、再生時は前記再生アンプ側に切り換え記録時は前記記録アンプ側に切り換える第1のスイッチと、前記映像信号を復調する再生信号復調回路と、映像信号を前記磁気テープに記録するために変調する記録信号変調回路と、再生時は前記再生信号復調回路側に切り換え記録時は前記記録信号変調回路側に切り換える第3のスイッチと、前記第1及び第3のスイッチ間に設けられ前記再生アンプから前記第1のスイッチを介して入力される映像信号に含まれる妨害波を除去する周波数トラップ回路と、を備える磁気記録再生装置の制御方法であって、
再生時には、前記第1のスイッチを前記再生アンプ側に切り換え、前記第3のスイッチを前記再生信号復調回路側に切り換え、前記周波数トラップ回路を動作状態にする一方、
記録時には、前記第1のスイッチを前記記録アンプ側に切り換え、前記第3のスイッチを前記記録信号変調回路側に切り換え、前記周波数トラップ回路を非動作状態にする
磁気記録再生装置の制御方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP31458396A JP3632333B2 (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 磁気記録再生装置およびその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP31458396A JP3632333B2 (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 磁気記録再生装置およびその制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10164515A JPH10164515A (ja) | 1998-06-19 |
JP3632333B2 true JP3632333B2 (ja) | 2005-03-23 |
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Family Applications (1)
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JP31458396A Expired - Fee Related JP3632333B2 (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 磁気記録再生装置およびその制御方法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3632333B2 (ja) |
-
1996
- 1996-11-26 JP JP31458396A patent/JP3632333B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH10164515A (ja) | 1998-06-19 |
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