JP2565601Y2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2565601Y2 JP1991094801U JP9480191U JP2565601Y2 JP 2565601 Y2 JP2565601 Y2 JP 2565601Y2 JP 1991094801 U JP1991094801 U JP 1991094801U JP 9480191 U JP9480191 U JP 9480191U JP 2565601 Y2 JP2565601 Y2 JP 2565601Y2
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悦洋 村上
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、磁気記録再生装置に関
するものであり、特に8mmVTRに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気記録再生装置としては図2に
示すもの知られている。
【0003】以下、図2を用いて従来の磁気記録再生装
置の説明を行う。
【0004】今、記録系において、映像信号中の輝度
(Y)信号は記録輝度信号処理回路2でFM変調された
後にMIX回路5に入力される。また、クロマ(C)信
号は記録クロマ信号処理回路3において低域変換された
後にバンドパスフィルタ(以下、BPFと略す。)4を
通してMIX回路5に入力される。そして、MIX回路
5ではこれらの輝度信号とクロマ信号が記録信号として
加算され、この記録信号が、磁気ヘッド7により磁気テ
ープ8に記録される。
【0005】一方、再生系において、磁気テープ8に記
録された映像信号は磁気ヘッド7により検出された後に
再生アンプ9で増幅される。そして、再生された信号の
うち、輝度信号は再生輝度信号処理回路10で復調され
るとともに、クロマ信号はBPF13を介して再生クロ
マ信号処理回路14で再生処理される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
磁気記録再生回路では、各製品毎にクロマ信号処理回路
を構成しているAPC回路の時定数は各製品毎に最適な
S/Nとなるように選定されている。このため、他の製
品により記録された磁気テープを再生する場合、メカニ
ズムの差、テープリニアリティの差、またはテープスピ
ードの差等により最適のS/Nとはならず、S/Nが劣
化することになる。
【0007】本考案は、簡単な構成により異なる製品に
おいて記録された信号を最適なS/Nで再生することが
できる磁気記録再生装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、磁気記録再生
装置の製品番号を記憶する製品番号記憶手段と、該製品
番号記憶手段から読み出された製品番号を磁気テープに
記録/再生する製品番号記録再生手段と、前記磁気テー
プに記録された製品番号を読み出して製品の種類を判別
する製品判別手段とからなる。
【0009】
【作用】本考案は上述の構成とすることにより、磁気テ
ープから製品番号を読み出し、その読み出した製品番号
に基づきクロマ信号処理回路を構成しているAPC回路
の時定数を切り換え、その製品に最適なS/Nとなるよ
うにする。
【0010】
【実施例】以下、図面に従い、本考案磁気記録再生装置
の一実施例を説明する。
【0011】図1において、本考案磁気記録再生装置の
記録系は、各製品(例えば、8mmVTR)毎に付され
た製品番号を記憶し、固有の製品番号に関する信号を発
生する製品番号発生回路1と、入力映像信号を輝度信号
とクロマ信号に分離し、このうち、輝度信号をFM変調
する記録輝度信号処理回路2と、クロマ信号を低域変換
する記録クロマ信号処理回路3と、BPF4と、FM変
調された輝度信号と低域変換されたクロマ信号を加算す
るMIX回路5と、MIX回路5からの記録信号を増幅
する記録アンプ6と、磁気テープ8へ記録する磁気ヘッ
ド7とから構成されている。
【0012】一方、再生系は磁気テープ8に記録された
映像信号、及び製品番号信号を読み出す磁気ヘッド7
と、磁気ヘッド7から読み出された再生信号を増幅する
再生アンプ9と、再生信号から輝度信号を分離し、分離
された輝度信号をFM復調する再生輝度信号処理回路1
0と、輝度信号中から製品番号信号を抜き取るための製
品番号信号抜き取り回路11と、製品番号信号抜き取り
回路11からの製品番号信号により製品番号を特定する
製品番号検出回路12と、再生信号からクロマ信号を分
離するためのBPF13と、BPF13からのクロマ信
号を元のクロマ信号に変換する再生クロマ信号処理回路
14と、再生クロマ信号処理回路14に接続された第1
APC時定数15,第2APC時定数16と、製品番号
検出回路12からの信号により第1,第2APC時定数
15,16を切り換えるAPC時定数切り換えスイッチ
17とから構成されている。
【0013】次に本考案の動作について説明する。
【0014】尚、映像信号の記録/再生の動作について
は従来と同様なためその説明は省略する。
【0015】まず、記録時においては、製品番号発生回
路1より各々の製品番号に関する信号が出力され、この
信号が映像信号の垂直帰線部分に重畳される。そして、
この製品番号信号を含んだ映像信号は記録アンプ6によ
り増幅された後、磁気ヘッド7により磁気テープ8に記
録される。
【0016】一方、再生時においては、磁気テープ8に
記録された映像信号が磁気ヘッド7により読み出され、
再生アンプ9で増幅された後、映像信号は再生輝度信号
処理回路10、及び再生クロマ信号処理回路14により
通常の映像信号に変換される。また、製品番号信号は製
品番号信号抜き取り回路11により抜き取られ、この抜
き取られた製品番号信号は製品番号検出回路12に入力
される。この製品番号検出回路12では、抜き取られた
製品番号信号と再生するために使用した8mmVTRの
製品番号信号とを比較し、一致するのであればハイレベ
ルの信号を、また、一致しなければローレベルの信号を
作成し、スイッチ17に出力する。そして、スイッチ1
7では、製品番号検出回路12からハイレベルの制御信
号が入力されるとa側に切り換わり、再生クロマ信号処
理回路14に第1APC時定数15が接続される。この
第1APC時定数は大きく設定されており、この大きな
時定数により再生クロマ信号処理回路14が処理され
る。逆に、製品番号検出回路12からローレベルの制御
信号が出力されるとスイッチ17はb側に切り換わり、
再生クロマ信号処理回路14に第2APC時定数16が
接続される。第2APC時定数16の時定数は小さく設
定されており、このため、再生クロマ信号処理回路14
は小さな時定数に従い処理される。この結果、再生動作
は磁気テープ8に記録された製品番号信号により好まし
い時定数に選択される。
【0017】尚、本実施例では製品番号検出回路12か
らの出力によりAPC時定数を切り換える構成となって
いるが、本考案はこれに限定されるものではなく、この
出力によりノイズキャンセル回路、AFC回路等に供給
してもよい。また、本実施例では製品番号信号を輝度信
号帯域中に重畳したが、本考案はこれに限定されるもの
ではなく、8mmVTRのPCM領域、オーディオトラ
ックに記録してもよい。
【0018】
【考案の効果】本考案は、上述の如く構成することによ
り、記録時、磁気テープに磁気記録再生装置の製品番号
を示す信号を記録し、再生時に再生に使用する磁気記録
再生装置の製品番号と磁気テープより再生された製品番
号とを比較し、この比較出力によりAPC時定数を切り
換え、テープリニアリティの差、テープスピードのバラ
ツキ等による画質の劣化を抑える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の磁気記録再生装置の一実施例を示す図
である。
【図2】従来の磁気記録再生装置を示す図である。
【符号の説明】
1 製品番号発生回路 2 記録輝度信号処理回路 7 磁気ヘッド 8 磁気テープ 11 製品番号抜き取り回路 12 製品番号検出回路 15 第1APC時定数 16 第2APC時定数 17 APC時定数切り換えスイッチ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録再生装置の製品番号を記憶する
    製品番号記憶手段と、該製品番号記憶手段から読み出さ
    れた製品番号を磁気テープに記録/再生する製品番号記
    録再生手段と、前記磁気テープに記録された製品番号を
    読み出して製品の種類を判別する製品判別手段と、該製
    品判別手段からの出力に応じて回路の時定数、特性等を
    切り換えることを特徴とした磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 磁気記録再生装置の製品番号を記憶する
    製品番号記憶手段と、該製品番号記憶手段から読み出さ
    れた製品番号を磁気テープに記録/再生する製品番号記
    録再生手段と、前記磁気テープに記録された製品番号を
    読み出して製品の種類を判別する製品判別手段と、該製
    品判別手段からの出力に応じてAPC回路の時定数、特
    性等を切り換えることを特徴とした磁気記録再生装置。
JP1991094801U 1991-11-19 1991-11-19 磁気記録再生装置 Expired - Fee Related JP2565601Y2 (ja)

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JPH0546191U JPH0546191U (ja) 1993-06-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02162587A (ja) * 1988-12-16 1990-06-22 Hitachi Ltd テープカセットおよび記録再生装置

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