JPS61276492A - 映像信号処理回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、ＶＴＲ等に用いて好適な映像信号処理回路に
係わり、特に、輝度信号の周波・数帯域を広げるのに有
効な映像信号処理回路に関する。

〔発明の背景〕

まず、「ホームビデオ技術」（日本放送協会編昭５５．
　ｐ　６９及びＰ９４）を参照にして、従来のＶＴＲの
記録信号処理回路を説明する。

第２図はＶＴＲ，の記−録信号処理回路を示すブロック
図であって、１は入力端子、２はＡＧＣ回路、３はＬＰ
Ｆ、４はＦＭ変調回路、５はＨＰＦ、６はＢＰＦ、ｙは
ＡＣＣ回路、８はバースト信号増幅回路、９は周波数変
換回路、１ｏはＬＰＦ、１１は加算回路、１２は記録増
幅回路、１３は磁気ヘッドである。

同図において、入力端子１より入力されたカラー映像信
号はＡＧＣ回路２で振幅が制御され、ＨＰＦ５に供給さ
れて輝度信号が分離される。

この輝度信号は、ＦＭ変調回路４によってＦＭ変調され
た後、ＨＰＰｓを通過して加算回路１１　　　　。

へ供給される。

一方、カラー映像信号はＢＰＦ６ＡＣ供給されて搬送色
信号が分離され、この搬送色信号は、ＡＣＣ回路７で振
幅が制御された後、バースト信号増幅回路８により、バ
ースト信号のみが約６ｄＢ増幅される。さらにこの搬送
色信号は周波数変換回路９に加えられ、キャリア信号ｆ
ｏにより周波数変換されてＬＰＦｌｏからａｏ　ｈ　（
ｆａは水平走査周波数）の低域周波数の色信号が得られ
る。この低域周波数色信号は、加算回路１１により、Ｆ
Ｍ変調された輝度信号と混合され、記録増幅回路１２、
磁気ヘッド１３を介して磁気テープ（図示せず）に記録
される。

ところで、カラー映倫信号を記録再生する場合、輝度信
号の記録帯域を広帯域化し、解像度を向上させる事で再
生画像の画質を向上させる。

この画質向上について説明する。

いわゆるＶＨ８方式ＶＴ几の記録周波数特性は第２図の
ＬＰＦ５の周波数特性ａによりて制限されている。しか
し、広帯域化するためＫ、単４ＣＬＰＦ５の通過帯域を
広げたのでは、輝度信号にインターリーブの関係で多重
されている色信号の除去が不十分となり、画面上に妨害
が生じる。そこでＬＰＦ５の通過帯域を広げ、かつ第３
図すのよう忙、高域側では、そこにインターリーブの関
係で多重されている色度信号のみを従来どおり除去する
輝度記録用くし形フィルタ（以下、Ｙ形くし形フィルタ
と略す）特性和して、記録周波数特性を広げる方式が実
現化されている。

かかる映像信号処理回路のＩＣ化された一例を第４図に
示す。なお、同図において、４０．４１゜４２はＩＣ１
４５〜４７　、５０はＩＣピン、４８はくし形フィルタ
、４９は減衰器、５１　、５２は増幅器、５５は減算器
であり、第２図に対応する部分には同一符号をつけてい
る。

この従来例では、ＩＣは５つで構成される。

すなわち、輝度信号処理ＩＣ４０とカラー信号処理ＩＣ
４１とＹ形くし形フィルタ用ＩＣ４２である。

ＩＣピン４２　、４４　、４５　、４６　、４７　、５
０は本発明に関係のある信号の流れを説明するのく必要
な所のみ示す。

以下、この従来例の動作を説明する。

広帯域化したＬＰｐ　５を通過した輝度信号はＩＣ４２
の増幅器５１と減算器５５に入力する。増幅器５１から
出力された輝度信号には、色度信号が混入しているが、
くし形フィルタ４８によって搬送色信号のみが抽出され
る。この抽出された搬送色信号は減衰器４９と増幅器５
２によって適当なレベルとなって、減算器５５に供給さ
れる。ここで輝度信号から搬送色信号が減算され、その
結果、搬送色信号を含まない輝度信号が得られ、これが
ＦＭ復調器４に入力される。

以上のように、輝度信号の広帯域化が可能となり、また
、搬送色信号の妨害を除くことができる。しかし、この
従来技術においては、ＩＣやくし形フィルタの増加によ
り、部品点数が増加し、大幅なコストアップをまねくこ
とＫなり、小型、軽量、低価格化を重視する家庭用ＶＴ
Ｒでは問題となる。また、省電力が重要なポータプルＶ
ＴＲでは消費電力の増加となって好ましくない。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、上記従来技術の欠点をなくし、ＩＣ個
数の増加を抑制し、必要最少限のＩＣピンで、輝度信号
の広帯域化を実現可能とした映像信号処理回路を提供す
るにある。

〔発明の概要〕

この目的を達成するために、本発明は、記録時に、再生
時の搬送色信号処理のみに使用しているくし形フィルタ
を利用するとともに、回路ブロックの兼用化により最少
のピン数で輝度信号処理ＩＣとカラー信号処理ＩＣＫ、
輝度信号の広帯域化機能をもたせるようにした点に特徴
がある。

〔発明の実施例〕

まず、磁気テープから再生された信号を元のカラー映像
信号に戻すための再生信号処理回路について、第５図を
用いて説明する。なお、第５図において、２４は前置増
幅器、２５はピーキン　　　゛グ回路、２６はＦＭ復調
器、２７はＬＰＦ、２Ｂは周波数変換回路、３０はＡＣ
Ｃ回路、５１はバースト信号低減回路、３３は加算回路
、６４は出力端子、５５　、５６は増幅器であり、記録
信号処理回路と兼用される第２図に対応する部分には同
一符号をつけている。

第５図において、磁気テープ（図示せず）に記録された
信号は磁気ヘッド１５で再生され、前置増幅器２４で増
幅された後、ＦＭ変調された輝度信号はキャリア周波数
近傍をピーキングするピーキング回路２５を介し、ＦＭ
変調器２６とＬＰＦ５により、元の輝度信号に復調され
る。

一方、前置増幅器２４の出力信号のうちの低域周波数に
変換された色信号はＬＰＦ２７で抽出され、周波数変換
回路２８に加えられる。周波数変換回路２８には、キャ
リア信号ｆｏ’が入力されているため、ＢｒＦ３で差周
波数成分を取り出し、ＡＣＣ回路３０でもって信号レベ
ルが制御される。

この信号はバースト信号低減回路５１によりバースト信
号のみ６ｄＢ減少させることにより、元の搬送色信号に
戻している。

この搬送色信号はさらに増幅器３５を通過した後、くし
形フィルタ５２に供給されてノイズが除かれ、さらに増
幅器５６を通り、輝度信号と加算回路５５にて混合され
て出力端子（４に元のカラー映像信号が再現される。

ここで、増幅器５５はくし形フィルタ３２を駆動するた
めの増幅器である。また、増幅器３６はくし形フィルタ
での減衰量を補うとともに、白黒信号の時に信号を遮断
するキラー回路の働きをする。くし形フィルタ５２は、
搬送色信号ＪＩＣ３，５８Ｍ　Ｈｚを中心にインターリ
ーブ関係で重畳されている輝度信号を除く周波数特性と
している。従来は、これら増幅器５５、くし形フィルタ
３２および増幅器５６は再生時のみ使用し、記録時には
使用しない。

次に、本発明の実施例を図面によりて説明するが１本発
明は、再生された搬送色信号の処理に用いられたくし形
フィルタを輝度信号の記録処理に用いられるＹ形くし形
フィルタにも兼用し、輝度信号処理用ＩＣと搬送色信号
地理ＩＣの両方に輝度信号の広帯域化機能をもたせるよ
うにする。

第１図は本発明による映像信号処理回路の一実施例を示
すブロック図であって、６０は輝度信号処理用ＩＣ１６
１は搬送色信号処理用ＩＣ１６２〜６７はＩＣピン、６
８は入力端子、７０　、７１はスイッチであり、第４図
および第５図に対応する部分には同一符号をつげて重複
する説明は省略する。

同図において、輝度信号処理用ＩＣ６０は輝度信号の記
録および再生処理を行ない、減算器５３とスイッチ７０
も内蔵している。カラー信号処理用ＩＣ６１は搬送色信
号の記録および再生処理を行なうが、輝度信号の広帯域
化処理も行ない、スイッチ７１を内蔵している。ＩＣピ
ン６２　、６５　。

６４　、６５　、６６　、６７は輝度信号の広帯域化に
関する部分のみを示した。入力端子６８には再生時忙再
生輝度信号が入力される。

ここで注目すべき点は、従来の広帯域化を行なっていな
い輝度信号処理用ＩＣとカラー信号処理用ＩＣに比べて
、 （１）入出力ピンが５ピン増加。（ピン６２　、６５　
。

６４のみ。） （２）　　減算器５５とスイッチ回路７０とスイッチ回
路７１の増加。

（５）　　アッテネータ４９の追加とその調整が必要。

が追加されただけで輝度信号の広帯域化が可能となって
いる点である６ すなわち、第４図に示すＩＣ４２に内蔵されている各機
能を輝度信号処理用ＩＣとカラー信号処理用ＩＣＫ分割
し、機能ブロックとＩＣピンの兼用化を大幅に図ってい
る。

この実施例の要部の動作を説明すると、スイッチ７０　
、７１は、記録時ＲＩ１１１に、再生時Ｐ側に閉じるが
、記録時には、増幅器５５、くし形フィルタ５２、減衰
器４９、増幅器５６および加算回路５５でＹ形くし形フ
ィルタ５５が形成され、ＬＰＦ　５を広帯域とすること
により、輝度信号の広帯域化が可能となる。

次に、第１図における搬送色信号処理ＩＣ６１の要部の
具体例を第６図によって説明する。

第６図において、増幅器５５の入力端子５５αと５５ｈ
　Ｋは、バースト信号低減回路５１から再生された搬送
色信号が入力される。また、入力端子７０には、再生時
のみ電圧が印加されて増幅器３５が動作する。

スイッチ７１はトランジスタ７４　＃　７５　、７６　
、８５等で構成される。トランジスタ７４０ベースには
、輝度信号処理用ＩＣ５ｏからＩＣピン６４を介して輝
度信号がスカされる。トランジスタ７５のベースには、
増幅器５５の出力信号が供給される。これらトランジス
タ７４　、７５の切換は入力端子７２と７３に印加され
る電圧によって行なわれる。すなわち、記録時には、入
力端子７５に電圧が印加さ。

れ、トランジスタ７５のベースに信号が伝わらないよう
にする。再生時には、入力端子７２に電圧が印加され、
トランジスタ７４０ベース忙信号が伝わらないようにす
る。なお、トランジスタ８５のベースには常圧一定の電
圧が印加され、記録時、再生時とも動作状態とする。

増幅器５６の入力端子５６αと５６ｂには、くし形フィ
ルタ５２（第１図）を通過した信号が入力される。トラ
ンジスタ８３と８４のベースには、電源８６から一定の
電圧が印加される。入力端子８２には、白黒信号時に、
入力端子３６αと５６ｈに供給される直流電圧より充分
く高い電圧が印加される。その結果、出力ビン６７には
、搬送色信号が出力されない状態となる。白黒信号の判
別はキラー検出で行なわれ（図示せず）バースト信号を
利用する。入力端子８１には、記録時に電圧が印加され
、キラー回路からの判別信号により、信号の遮断を行な
わないようにし【いる。

さて、くし形フィルタ！＋２の出力レベル変動を調整す
るために、減衰器４９が設けられている（第。

１図）。再生された搬送色信号を処理する場合には、レ
ベル変動は実用上問題とならないため。

減衰器４９は不用である。

しかし、輝度信号の広帯域化を行なうには、減算器５５
（第１図）での搬送色信号の減算量を適量とする必要が
ある。そうしないと、輝度信号に混入し【いる搬送色信
号が充分に除去されずに１画質劣化を生じる事になる。

ＶＴＲでは、低価格化の競争が激しく、ＩＣ数、周辺部
品数、調整箇所数の増加はコストアソッとなるため好ま
しくない。そこで、ニーズに合わせて、高級機種には、
輝度信号の広帯域化機能をもたせ、低価格機種では、こ
の広帯域化機能を削除している。したがって、低価格機
種用として減衰器４９が不要となると同時Ｋ、下記の簡
単な手段により、簡単に対応出来る。すなわち、第６図
に示すＩＣビン６４をアースに接地する。

ＩＣピン６４がアースに接地されていると、トランジス
タ７６のベースが零電圧となる。この時、入力端子８８
がＬ６ｗ　　の場合、インバータ８０の出力は　ＬＯｔ
ｎ　　となり、トランジスタ８５と８４のベースには電
圧が印加されず、増幅器３６は働らかな−スには電圧が
印加され、増幅器５６は働らく。

生時Ｈｉｔへの信号を入力する事で、増幅器３６を必要
な時のみ働らかせることかでき消費電流の値鋪）−たム
− ＩＣピン６４がアースに接地されていない場合を次忙説
明する。抵抗７７　、７８　、７９の抵抗値を適当に選
ぶと、トランジスタ７６のベースに電圧が印加され、ト
ランジスタ７６はＯＮ状態となる。

の場合にも、増幅器３６は働らく。したがって、記録時
には、増幅器３６は輝度信号広帯域化用の増幅器とし【
働らき、再生時にはキラー回路として働らく。

〔発明の効果〕

以上本発明によれば、ＩＣ数を増加させず、最少ピン数
の増加で輝度信号の広帯域化ができるし、また、輝度信
号の広帯域化を行なわない場合にも、ＩＣ周辺部の増加
なく対応出来、さらに省電力化が可能となりＶＴＲの低
コスト化、小型・軽量化、部品点数の削減に効果は極め
て大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による映像信号処理回路の一実施例を示
すブロック図、第２図は従来のＶＴ凡の記録信号処理回
路の一例を示すブロック図、第５図は輝度信号を広帯域
化するための説明図、第４図は、輝度信号の広帯域化の
ための従来の記録信号処理回路を示すブロック図、第５
図はＶＴＲの再生信号処理回路を示すブロック図、第６
図は第１図における搬送色信号処理用ＩＣの一具体例を
示す要部回路図である。 ６・・・ＬＰＦ、４・・・ＦＭ変調回路、３２・・べし
形、フィルタ、５５　、３６・・・増幅器、５３・・・
減算器、６０・・２輝度信号処理用ＩＣ１６１・・・搬
送色信号処理用ＩＣ，７０，７１・・・スイッチ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 映像信号から該映像信号中の搬送色信号のみを抽出して
   該映像信号から搬送色信号を減算する事で、広帯域の輝
   度信号を得るようにした映像信号処理回路において、該
   映像信号から該搬送色信号のみを取り出すくし形フィル
   タと、該くし形フィルタを駆動する第１の増幅器および
   該くし形フィルタの出力信号を増幅する第２の増幅器を
   、再生された搬送色信号の処理のための増幅器とくし形
   フィルタとで兼用化する事を特徴とする映像信号処理回
   路。