JPH05135496A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH05135496A
JPH05135496A JP3323814A JP32381491A JPH05135496A JP H05135496 A JPH05135496 A JP H05135496A JP 3323814 A JP3323814 A JP 3323814A JP 32381491 A JP32381491 A JP 32381491A JP H05135496 A JPH05135496 A JP H05135496A
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JP
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signal
afm
frequency
mhz
modulation circuit
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JP3323814A
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Katsuyuki Nakayama
克之 中山
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 例えば8ミリVTRをオーディオ信号の記録
専用として用いる場合、より歪みの少ない状態で記録/
再生することを可能にする。 【構成】 オーディオ入力端子11に印加されたオーデ
ィオ信号は、第1のFM変調回路13によってFM変調
され、この出力は切り替え回路12を介してさらに第2
のFM変調回路14によってFM変調されて磁気テープ
18に対して記録される。この場合、第2のFM変調回
路14によってFM変調されることによって生ずるサイ
ドバンド信号が、第1のFM信号によって変調されるF
M信号と干渉を起こさないように、第2のFM変調回路
14のキャリア周波数が選定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば携帯用の8ミリ
VTRを音声信号の記録/再生用に用いて好適な記録装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】8ミリVTRにおける音声記録はオーデ
ィオ信号をFM変調し、このFM変調されたオーディオ
信号を、FM信号輝度信号と低域変換したクロマ信号と
の間に周波数分割多重化した状態で記録するいわゆるA
FM方式が採用されている。
【0003】ところで、8ミリVTRのAFM方式は、
従来モノラル記録であったが、モノラル記録では臨場感
のあるオーディオ再生を行なえない。また8ミリVTR
ではオーディオ信号をデジタル化し、時間軸圧縮して映
像トラックの延長上に記録するPCM方式が採り得る。
ところがPCM方式においてはVTR本体のコストアッ
プになるため、手軽にハイファイ再生を行ないたいとい
う要望から、オーディオ信号をステレオでFM変調し、
ビデオ信号と周波数分割多重化して記録/再生するステ
レオAFM方式の8ミリVTRが登場している。
【0004】8ミリVTRにおけるカセットは、オーデ
ィオ用のいわゆるコンパクトカセット以下の大きさであ
り、集積回路化の技術の発展により、携帯用の8ミリV
TRの大きさは、携帯型のステレオカセットテープレコ
ーダの大きさに四敵するものとなってきている。そし
て、8ミリVTRでは、ステレオAFM方式の採用によ
り、オーディオ用のコンパクトカセット以上の高音質な
オーディオ再生が行なえる。このことから、携帯用の8
ミリVTRをコンパクトカセットを用いた携帯型のステ
レオテープレコーダの代わりとして、オーディオ専用に
使用することが考えられる。
【0005】ところで、AFM方式においてはかなり高
音質なオーディオ再生が可能であるが、オーディオ専用
として用いた場合には、クロストーク量が若干大きく、
S/Nが十分ではない。特にテープの種類によってはノ
イズ量に差が生ずる。
【0006】そこで、8ミリVTRをオーディオ専用に
使用する際に、より記録/再生のクォリティを高めるこ
とができる次のような記録装置および再生装置が本件出
願人より既に提案が成されている。
【0007】すなわちこれは、第1のFM変調回路によ
ってステレオオーディオ信号をFM変調して成るAFM信
号を作り、また前記第1のFM変調回路によってFM変
調されたAFM信号を、第2のFM変調回路によって更に
FM変調したAFM-FM 信号を作り、前記AFM信号と、A
FM-FM 信号とを周波数分割多重化して磁気テープに記録
するものである。
【0008】図7は、この時の周波数スペクトラムの例
を示しており、1は前記AFM信号であり、2はAFM-FM
信号のセンターキャリア信号であり、3はAFM-FM 信号
サイドバンド信号を示す。また4はATFパイロット信
号を示している。従って、前記磁気テープに記録された
多重化信号を再生復調する場合には、AFM-FM 信号を第
1のFM復調回路によって復調し、更にこれを第2のF
M復調回路によって復調することで元のステレオオーデ
ィオ信号に変換することができる。なお、磁気テープに
多重記録されているAFM信号を前記第2のFM復調回路
によって復調するようにしても、元のステレオオーディ
オ信号が得られるように、本来のAFM記録/再生と互換
性を持たせてある。
【0009】以上のように、第1のFM変調回路によっ
てFM変調されたAFM信号を、第2のFM変調回路によ
って更にAFM-FM 信号に変調すると、オーディオ信号の
周波数成分が高い周波数帯に上がるため、回転ヘッドの
アジマスロスが大きくなり、クロストーク量が小さくな
る。またノイズが低減でき、磁気テープの種類によるノ
イズ量のバラツキを少なくさせることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記したよう
な記録装置においては、第1のFM変調回路によってF
M変調されたAFM信号と、第2のFM変調回路によって
前記AFM信号をさらにFM変調してなるAFM-FM 信号と
を周波数分割多重化して磁気テープに記録するため、前
記AFM信号と、AFM-FM 信号のn次のサイドバンド信号
成分が同一または極めて近い周波数帯に存在する場合が
生ずる。
【0011】すなわちこの様な場合には、特にAFM信号
がAFM-FM信号のサイドバンド信号成分によって妨害を
受け、AFM信号を復調した場合ノイズ或いは歪みが発生
するという問題点が生ずる。
【0012】本発明は、この様な点に鑑みて成されたも
のであり、AFM信号に対しAFM-FM信号のサイドバンド
信号成分が妨害を与えることがなく、AFM信号の復調信
号にノイズ或いは歪みが発生することのない記録装置を
提供することを課題としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に成された本発明の請求項1に記載の記録装置は、オー
ディオ信号をFM変調してAFM信号を得る第1のFM変
調回路と、第1のFM変調回路から出力されるAFM信号
を更にFM変調してAFM-FM 信号を得る第2のFM変調
回路とを備え、第1のFM変調回路および第2のFM変
調回路によって得られたAFM信号およびAFM-FM 信号を
磁気テープに記録するようにしたもであって、前記AFM
-FM 信号のキャリア周波数をfc、前記AFM信号のキャ
リア周波数をfa、前記AFM信号のデビエーション周波
数をfω、前記AFM-FM 信号のn次のサイドバンドの下
側の周波数をβ、前記AFM-FM 信号のn+1次のサイド
バンドの上側の周波数をαとしたとき、前記fcおよび
nの値が、(n+1)(fa+fω/2)<fc<(n
+2)(fa−fω/2)およびn<(fa−fω)/
fω−1/2の範囲をとり、前記AFM信号およびAFM-F
M 信号を周波数分割多重化して磁気テープに記録するよ
うにした点に特徴を有する。
【0014】また本発明の請求項2に記載の記録装置
は、AFM信号におけるキャリア周波数faを1.6MH
z、また前記AFM信号のデビエーション周波数fωを
0.4MHzとし、前記nの値を“1”としたとき、前
記AFM-FM 信号のキャリア周波数fcの値が3.6MH
z<fc<4.2MHzの範囲に設定された点に特徴を
有する。
【0015】さらに本発明の請求項3に記載の記録装置
は、AFM信号におけるキャリア周波数faを1.6MH
z、また前記AFM信号のデビエーション周波数fωを
0.4MHzとし、前記nの値を“2”としたとき、前
記AFM-FM 信号のキャリア周波数fcの値が5.4MH
z<fc<5.6MHzの範囲に設定された点に特徴を
有する。
【0016】
【作用】請求項1に記載の記録装置においては、AFM-F
M 信号のキャリア周波数をfc、AFM信号のキャリア周
波数をfa、AFM信号のデビエーション周波数をfω、
AFM-FM 信号のn次のサイドバンドの下側の周波数を
β、AFM-FM 信号のn+1次のサイドバンドの上側の周
波数をαとしたとき、前記fcおよびnの値が、(n+
1)(fa+fω/2)<fc<(n+2)(fa−f
ω/2)およびn<(fa−fω)/fω−1/2の範
囲をとるようにしたので、AFM信号およびAFM-FM 信号
を周波数分割多重化した場合、AFM-FM 信号のサイドバ
ンド信号成分が、AFM信号に対して妨害を与えることが
ない。
【0017】また請求項2に記載の記録装置において
は、例えば8ミリVTRを記録装置として用いた場合の
ように、AFM信号におけるキャリア周波数faを1.6
MHz、また前記AFM信号のデビエーション周波数fω
を0.4MHzとし、前記nの値を“1”としたとき、
前記AFM-FM 信号のキャリア周波数fcの値が3.6M
Hz<fc<4.2MHzの範囲に設定させることによ
り、AFM-FM 信号のサイドバンド信号成分が、AFM信号
に対して妨害を与えることがない。
【0018】さらに請求項3に記載の記録装置において
は、例えば同じく8ミリVTRを記録装置として用いた
場合のように、AFM信号におけるキャリア周波数faを
1.6MHz、また前記AFM信号のデビエーション周波
数fωを0.4MHzとし、前記nの値を“2”とした
とき、前記AFM-FM 信号のキャリア周波数fcの値が
5.4MHz<fc<5.6MHzの範囲に設定させる
ことにより、AFM-FM 信号のサイドバンド信号成分が、
AFM信号に対して妨害を与えることがない。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。本発明の一実施例は、例えば8ミリVT
Rに適用され、図1は本発明が適用された8ミリVTR
の記録系の構成を示している。
【0020】まず、図1に示す記録系の構成について説
明する。図1において、Y信号入力端子10には、ビデ
オ信号における輝度信号が供給される。またA信号入力
端子11にはオーディオ信号が入力される。入力端子1
0に印加された輝度信号は、切り替え回路12の第1の
入力接点12Aに供給される。また入力端子11に印加
されたオーディオ信号は、第1のFM変調回路13に供
給され、ここでFM変調されてAFM信号に変換され、前
記切り替え回路12の第2の入力接点12Bに供給され
る。前記切り替え回路12は、入力接点12Aおよび1
2Bに供給される信号を択一的に選択して第2のFM変
調回路14に印加する。
【0021】第2のFM変調回路14は入力信号をFM
変調し、その出力は1.4乃至1.8MHzのAFM信号
帯域を抑圧するAFM信号帯域抑圧回路15に供給され
る。このAFM信号帯域抑圧回路15は、OTL(Ove
r Trap Limiter)またはハーフトラップ
(Half Trap)が採用される。前記AFM信号帯
域抑圧回路15からの出力信号は、記録アンプ16に供
給される。
【0022】一方、前記第1のFM変調回路13によっ
て、FM変調された信号は、前記記録アンプ16に供給
され、ここで前記帯域抑圧回路15からの出力信号と多
重化され、この記録アンプ16で増幅されて回転ヘッド
17にもたらされ、回転ヘッド17によって磁気テープ
18に記録される。
【0023】前記した図1の構成において、ビデオ信号
とオーデイオ信号の記録を行なう通常モードにおいて
は、前記切り替え回路12は第1の入力接点12A側に
選択される。従って、Y信号入力端子10に印加された
ビデオ信号における輝度信号Yは、第2のFM変調回路
14によってFM変調され、FM変調輝度信号YFMと成
される。FM変調輝度信号YFMは、AFM信号帯域抑圧回
路15によってAFM帯域のレベルが抑圧され、記録アン
プ16に供給される。 また、A信号入力端子11に印
加されたオーディオ信号は、第1のFM変調回路13に
よってFM変調され、AFM信号に変換されて記録アンプ
16に供給される。
【0024】この結果、記録アンプ16によってFM変
調輝度信号YFMとFM変調オーディオ信号AFMが周波数
分割多重化され、記録アンプ16で増幅されて回転ヘッ
ド17にもたらされ、磁気テープ18に記録される。従
って、以上の構成によって、ビデオ信号とオーディオの
AFM信号とが多重化された8ミリVTRによる記録が成
される。
【0025】一方、前記した図1の構成において、オー
ディオ信号の記録だけを行なうオーディオ専用モードに
おいては、前記切り替え回路12は第2の入力接点12
B側に選択される。従って、第1のFM変調回路13か
ら出力されるAFM信号は、第2のFM変調回路14によ
ってさらにFM変調され、AFM-FM信号に変換される。
そしてAFM信号帯域抑圧回路15によってその帯域のレ
ベルが抑圧され、記録アンプ16に供給される。また前
記第1のFM変調回路13から出力されるAFM信号は、
そのまま記録アンプ16に供給され、回転ヘッド23に
よって磁気テープ24に記録される。
【0026】図2は、オーディオ専用モードにおける記
録信号のスペクトラムの状況を示したものである。すな
わち、20はAFM-FM信号におけるセンターキャリア信
号を示しており、21はAFM-FM信号におけるサイドバ
ンド信号を示している。またAFM-FM信号のサイドバン
ド信号の一部は、AFM信号帯域抑圧回路15によってそ
の帯域のレベルが抑圧されており、その帯域には第1の
FM変調回路13によって得られたAFM信号22が重畳
される。なお23は103KHz乃至165KHzに分
布するATF信号であり、これはトラッキング制御用の
パイロット信号である。
【0027】図3は、前記図2におけるAFM-FM信号に
おけるセンターキャリア信号20、AFM-FM信号におけ
るサイドバンド信号21およびAFM信号22の関係をさ
らに詳細に示している。すなわち、20および22は前
述のとおり、AFM-FM信号におけるセンターキャリア信
号およびAFM信号である。そして21(n)はAFM-FM信号
におけるn次のサイドバンド信号を示し、21(n+1)は
AFM-FM信号におけるn+1次のサイドバンド信号を示
している。ここで、前記AFM-FM信号のキャリア周波数
をfc、前記AFM信号のキャリア周波数をfa、前記A
FM信号のデビエーション周波数をfω、前記AFM-FM 信
号のn次のサイドバンドの下側の周波数をβ、前記AFM
-FM 信号のn+1次のサイドバンドの上側の周波数をα
としたとき、AFM信号と、AFM-FM 信号のサイドバンド
信号が妨害し合わない条件は、 fa+(1/2)fω<β ……(1) fa−(1/2)fω>α ……(2) である。また、 α=fc−(n+1)fa+〔(n−1)/2〕fω ……(3) β=fc−n・fa−(n/2)fω ……(4) であり、これら(1)乃至(4)式をといて、fcとn
の関係を調べると、 (n+1)(fa+fω/2)<fc<(n+2)(fa−fω/2) ……(5) となる。また、前記(1)、(2)式から、 β−α=>fω ……(6) となり、前記(3)、(4)式を代入すると、 fa−(2n+1)(fω/2)>fω ……(7) となる。故に、 n<(fa−fω)/fω−1/2 ……(8) となる。
【0028】ここで8ミリVTRの場合を例にとり、f
cの値を計算してみる。8ミリVTRのステレオオーデ
ィオ信号は、図4に示すように、L(左チャンネル)+
R(右チャンネル)から成るメイン信号Sが、センター
周波数1.5MHz、そのデビエーションが±0.1M
HzでFM変調され、またL−Rから成るサブ信号S
が、センター周波数1.7MHz、そのデビエーション
が±0.05MHzでFM変調されて、AFM信号を構成
する。
【0029】近似的には図5に示すように、AFM信号の
キャリア周波数faは1.6MHz、また、AFM信号の
デビエーション周波数fωは0.4MHzとすることが
できる。この場合、前記(8)式より、 n<(1.6−0.4)/0.4−0.5 であり、結果としてnは次の範囲を採り得る。 n<2.5 従ってn=1を採った場合には、前記(5)式より、 2(1.6+0.4/2)<fc<3(1.6−0.4/2) 故に、 3.6<fc<4.2(MHz)となる。 またn=2を採った場合には、同様に前記(5)式よ
り、 3(1.6+0.4/2)<fc<4(1.6−0.4/2) 故に、 5.4<fc<5.6(MHz)となる。
【0030】従って、8ミリVTRによってAFM-FM信
号を記録するに際し、AFM-FM信号のサイドバンド周波
数を2次まで記録可能とする場合には、AFM-FM 信号の
キャリア周波数fcを3.6MHz乃至4.2MHzに
選択することで、AFM-FM 信号のサイドバンド信号と、
AFM信号とが干渉を起こすという不都合を避けることが
できる。
【0031】また同様に、8ミリVTRによってAFM-F
M信号を記録するに際し、AFM-FM信号のサイドバンド周
波数を3次まで記録可能とする場合には、AFM-FM 信号
のキャリア周波数fcを5.4MHz乃至5.6MHz
に選択することで、AFM-FM信号のサイドバンド信号
と、AFM信号とが干渉を起こすという不都合を避けるこ
とができる。
【0032】図6は、以上のようにして磁気テープに記
録されたオーディオ信号の再生系の構成を示したもので
ある。図6において、回転ヘッド17により再生された
磁気テープ18に記録された信号は、再生アンプ30に
よって増幅され、103KHz乃至165KHzの周波
数帯域および1.4乃至1.8MHzの周波数帯域を抑
圧するATFおよびAFM信号帯域抑圧回路31に供給さ
れる。ATFおよびAFM信号帯域抑圧回路31の出力
は、さらに低域変換されたクロマ信号の帯域である74
3KHzを抑圧するクロマ信号帯域抑圧回路32に供給
され、その出力信号は第1のFM復調回路33に印加さ
れ、FM復調が成される。FM復調回路33によってF
M復調が成された出力信号は、切り替え回路34に印加
される。
【0033】前記切り替え回路34は2つの入力接点を
具備しており、前記第1のFM復調回路33からの出力
は第1の入力接点34Aに供給され、また前記再生アン
プ30からの出力信号は第2の入力接点34Bに供給さ
れる。
【0034】前記切り替え回路34によって選択された
出力は、バンドパスフィルタ(BPF)35を介して第
2のFM復調回路36に供給されてFM復調され、この
第2のFM復調回路36によってFM復調された出力
は、出力端子37に出力される。
【0035】前記した図6の構成において、AFM-FM方
式によって記録された磁気テープを再生する場合には、
前記切り替え回路34は第1の入力接点34A側に選択
される。この場合、再生アンプ30から供給される信号
出力は、図2に示すような周波数スペクトラムを有して
いる。そして再生アンプ30から供給される信号出力
は、ATFおよびAFM信号帯域抑圧回路31、低域クロ
マ信号帯域抑圧回路32によってそれぞれの帯域周波数
が抑圧されて第1のFM復調回路33に供給される。
【0036】第1のFM復調回路33においては、AFM
-FM が復調され、AFM信号に変換される。このAFM信号
は、さらに切り替え回路34、BPF35を介して第2
のFM復調回路36によってFM復調され、出力端37
にオーディオ信号をもたらす。
【0037】なお、8ミリVTRによるAFM方式によっ
て記録された磁気テープを再生する場合には、前記切り
替え回路34は第2の入力接点34B側に選択される。
この場合、再生アンプ30から供給される信号出力は、
直接BPF35を介して第2のFM復調回路36に供給
される。第2のFM復調回路36は、1.6MHzをキ
ャリア信号とするFM信号を復調する機能を有してお
り、従ってAFM信号は第2のFM復調回路35によって
オーディオ信号に復調され、出力端子37にもたらされ
る。
【0038】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
に記載の記録装置によれば、第1のFM変調回路によっ
てオーディオ信号をFM変調し、さらにFM変調オーデ
ィオ信号AFMを、第2のFM変調回路によってFM変調
してAFM-FM 信号とするに際し、前記AFM信号は、AFM
-FM 信号のサイドバンド信号によって妨害を受ける度合
いをきわめて少なくすることができる。このため、再生
時におけるAFM信号の復調信号は、AFM-FM 信号の干渉
によるノイズ或いは歪みの発生を極力少なくさせること
が可能となる。
【0039】また請求項2に記載の記録装置によれば、
記録装置として例えば8ミリVTRを用いた場合、AFM
-FM 信号のキャリア周波数fcの値を3.6MHz<f
c<4.2MHzの範囲に設定させることにより、AFM
-FM 信号のサイドバンドを2次高調波まで記録すること
が可能であり、AFM-FM 信号を復調した場合、歪みの少
ないオーディオ信号の再生が可能となる。しかもAFM-F
M 信号が、AFM信号に対して妨害を与えることがなく、
AFM信号にノイズ或いは歪みを発生させる度合いを少な
くできる。
【0040】さらに請求項3に記載の記録装置によれ
ば、記録装置として例えば8ミリVTRを用いた場合、
AFM-FM 信号のキャリア周波数fcの値を5.4MHz
<fc<5.6MHzの範囲に設定させることにより、
AFM-FM 信号のサイドバンドを3次高調波まで記録する
ことが可能であり、AFM-FM 信号を復調した場合、より
歪みの少ないオーディオ信号の再生が可能となる。しか
もAFM-FM 信号が、AFM信号に対して妨害を与えること
がなく、AFM信号にノイズ或いは歪みを発生させる度合
いを少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録装置の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】図1の実施例において記録されるオーディオ信
号のスペクトラムを示す図である。
【図3】図2に示したスペクトラムの一部を詳細に示し
た図である。
【図4】8ミリVTRの規格におけるAFM信号のスペク
トラムを示す図である。
【図5】図4におけるスペクトラムを模式的に示す図で
ある。
【図6】図1の記録装置によって記録された磁気テープ
を再生する場合の再生装置の例を示したブロック図であ
る。
【図7】AFM-FM信号の基本スペクトラムを示す図であ
る。
【符号の説明】
10 輝度信号入力端子 11 オーディオ信号入力端子 12,34 切り替え回路 13 第1のFM変調回路 14 第2のFM変調回路 15 AFM信号帯域抑圧回路 16 記録アンプ 17 回転ヘッド 18 磁気テープ 30 再生アンプ 31 ATFおよびAFM信号帯域抑圧回路 32 クロマ信号帯域抑圧回路 33 第1のFM復調回路 35 バンドパスフィルタ 36 第2のFM復調回路 37 出力端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーディオ信号をFM変調してAFM信号
    を得る第1のFM変調回路と、 前記第1のFM変調回路から出力されるAFM信号を更に
    FM変調してAFM-FM信号を得る第2のFM変調回路と
    を備え、 前記第1のFM変調回路および第2のFM変調回路によ
    って得られたAFM信号およびAFM-FM 信号を磁気テープ
    に記録するようにしたものであって、 前記AFM-FM 信号のキャリア周波数をfc、 前記AFM信号のキャリア周波数をfa、 前記AFM信号のデビエーション周波数をfω、 前記AFM-FM 信号のn次のサイドバンドの下側の周波数
    をβ、 前記AFM-FM 信号のn+1次のサイドバンドの上側の周
    波数をαとしたとき、前記fcおよびnの値が、 (n+1)(fa+fω/2)<fc<(n+2)(fa−fω/2) および n<(fa−fω)/fω−1/2 の範囲をとり、前記AFM信号およびAFM-FM 信号を周波
    数分割多重化して磁気テープに記録するようにして成る
    記録装置。
  2. 【請求項2】 前記AFM信号におけるキャリア周波数f
    aを1.6MHz、また前記AFM信号のデビエーション
    周波数fωを0.4MHzとし、前記nの値を“1”と
    したとき、前記AFM-FM 信号のキャリア周波数fcの値
    が3.6MHz<fc<4.2MHzの範囲に設定され
    たことを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記AFM信号におけるキャリア周波数f
    aを1.6MHz、また前記AFM信号のデビエーション
    周波数fωを0.4MHzとし、前記nの値を“2”と
    したとき、前記AFM-FM 信号のキャリア周波数fcの値
    が5.4MHz<fc<5.6MHzの範囲に設定され
    たことを特徴とする請求項1記載の記録装置。
JP3323814A 1991-11-12 1991-11-12 記録装置 Withdrawn JPH05135496A (ja)

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JP3323814A Withdrawn JPH05135496A (ja) 1991-11-12 1991-11-12 記録装置

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