JP2910047B2 - 映像信号再生回路 - Google Patents

映像信号再生回路

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JP2910047B2 JP1114285A JP11428589A JP2910047B2 JP 2910047 B2 JP2910047 B2 JP 2910047B2 JP 1114285 A JP1114285 A JP 1114285A JP 11428589 A JP11428589 A JP 11428589A JP 2910047 B2 JP2910047 B2 JP 2910047B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、例えば回転ヘッドによって磁気テープの
走行方向に対して傾斜したトラックに映像信号を記録
し、同時にこの記録トラックに重畳して周波数変調され
音声信号が記録されているような磁気テープを再生する
再生装置に関するものである。
[発明の概要] 本発明は、映像信号が記録されるトラックに対し所定
の周波数で周波数変調した音声信号(AFM信号)を重畳
して記録したテープを再生する装置の再生回路系に、音
声信号の搬送波のレベルを平均的に−6dBだけ減衰する
ようなハーフトラップ回路を設け、再生映像信号の解像
度を低下することなく再生することができると同時に、
AFM信号のビート妨害も低減するようにしたものであ
る。
[従来の技術] 映像信号と音声信号を磁気テープに記録する場合、通
常の記録方式では、第4図に示すように低域側に周波数
変換された搬送色信号CLと高域側で周波数変調された輝
度信号YFの合成された映像信号を2個の回転ヘッドに供
給し、この回転磁気ヘッドによって前記輝度信号YFと搬
送色信号CLをテープの走向方向に対して傾斜したトラッ
クに交互に記録している。
そして、音声信号は固定ヘッドによってテープの長手
方向に記録している。
しかしながら、上記したような記録方式は長時間録画
モードでテープの走行速度が低下するときは、音声の記
録再生能力が低下するため、音声信号を周波数変調した
AFM音声信号も映像信号の記録トラックに重畳して記録
することが行われている。
第5図は、このAFM音声信号を映像信号と同時に記録
する際の周波数スペクトラムを示したもので、2チャン
ネルの音声信号を周波数変調したAFM音声信号は輝度信
号YFの低域周波数と搬送色信号CLの高域周波数の中間の
帯域に4つの搬送波周波数f1〜f4で周波数変調されて挿
入されている。
搬送波周波数は、例えばf1≒1.38MHz、f2≒1.53MHz
f3≒1.68MHz、f4≒1.83MHzとされており、f1・f2はLチ
ャンネルの音声信号を、f3・f4はRチャンネルの音声信
号を回転ヘッドA、Bに供給する際のキャリア周波数に
設定される。
第6図は磁気テープに上記した第5図の記録信号を再
生する際に適用されている再生系回路のブロック図を示
したもので、11A・11Bは回転ヘッド、12A・12Bは再生RF
信号を増幅するヘッドアンプ、13はドラムの回転周期に
同期して切り換わるRFスイッチ回路であり、このRFスイ
ッチ回路13によって連続した映像信号が得られるように
構成されている。
14は再生された映像信号の中に混入された前記したAF
M信号を除去するためのトラップ回路を示し、このトラ
ップ回路はスイッチSWによって映像信号の再生系回路に
接続される。
15Y、16Y、17Y、18Y、及び19Yは再生された映像信号
の中の輝度信号成分を抽出するハイパスフィルタと、こ
の輝度信号成分の振幅を制限するリミッタ回路と、輝度
信号の復調器と、復調された輝度信号を通過するローパ
スフィルタ、及び輝度信号の高域周波数を抑圧するディ
エンファシス回路を示し、これらは輝度信号再生回路を
示す。
又、15C、16C、17C、18C、19Cは再生RF信号の低域側
に配置されている搬送色信号を抽出するローパスフィル
タと、このローパスフィルタで抽出された色信号のレベ
ルを自動的に制御するAPL回路と、搬送色信号を高域の
周波数(3.5MHz)に変換する周波数変換器と、この搬送
色信号のみを通過するバンドパスフィルタと、クロスト
ーク成分を除去するくし形フィルタである。
次に、AFM音声信号のキャリア周波数を抽出するため
に4つのバンドパスフィルタ23LA、23LB、23RA、23RBが
設けられており、このバンドパスフィルタによって抽出
された4つのAFM音声信号のキャリア周波数信号は、そ
れぞれ振幅制限器25LA、25LB、25RA、25RBを介して復調
器26LA、26LB26RA、26RBに供給される。
そして、復調されたAFM音声信号は、それぞれのロー
パスフィルタ27LA、27LB、27RA、27RBを介してスイッチ
回路28A、28Bのa、b接点に供給される。
このスイッチ回路28A、28Bは前記スイッチ回路13と同
様にRFスイッチングパルスによって1トラック再生毎に
切り換えられているため、スイッチ回路28Aからは連続
したRチャンネルの音声信号が出力されディエンファシ
ス回路29Aを介してRチャンネルの音声信号として出力
される。
又、同様にスイッチ回路28Bからは連続したLチャン
ネルの音声信号が出力されたディエンファシス回路29B
を介してLチャンネルの音声信号として出力されてい
る。
前記したトラップ回路14は、AFM音声信号が輝度信号
に混入して、妨害を与えることを防止するものであり、
又、低域側に変換されている搬送色信号への混入を防止
するものである。
したがって、磁気テープにAFM音声信号が重畳されて
いないときは、AFM検出器24の検出信号によってスイッ
チSWを開き、トラップ回路14を回路から切り離している
が、AFM音声信号が重畳されているときはスイッチSWが
オンとなり、AFM音声信号を除去するようにしている。
トラップ回路14の回路構成としては、例えば第7図に
示すように、エミッタホロワトランジスタQ1の出力側に
C1、L1、r1からなる第1の直列共振回路とC2、L2、r2
らなる第2の直列共振回路を接続し、この2つの共振回
路によってAFM音声信号成分を除去し、トランジスタQ2
のエミッタから輝度信号成分及び搬送色信号成分のみを
抽出するようにしていた。
このようなトラップの周波数特性は例えば、第8図に
示すようにAFM音声信号の帯域では、約−20dBの減衰特
性が得られるように設計し、隣接する輝度信号成分及び
搬送色信号成分を除去しないように急峻な減衰特性とし
ている。
[発明が解決しようとする問題点] 上記した従来例の再生回路は、AFM音声信号が重畳し
て記録されていないときは、トラップ回路14が再生系回
路から切り離され、AFM音声信号を記録しているテープ
を再生する際は、トラップ回路がスイッチを介して再生
系回路に接続されるため、輝度信号の帯域に混入するAF
M音声信号や搬送色信号の記録帯域内に混入するAFM音声
信号を除去して出力することができ、画質の劣化を殆ど
ない状態で再生することができるようになる。
しかし、AFM音声信号を検出する手段と、このAFM音声
信号の有無によって開閉するスイッチ手段が必要とな
り、部品点数、及びコストアップを招くという問題があ
った。
又、従来は比較的狭い帯域のAFM周波数を除去するた
めに急峻な減衰特性と大きな減衰量(−20dB)を与える
ようにしていたため、信号の位相廻りを補償するイコラ
イザが必要になり、回路構成が複難になるという問題が
あった。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、かかる問題点にかんがみてなされたもの
で、例えば、AFM音声信号の帯域周波数に対する減衰量
が−6dB〜−10dB程度となるように設定されているトラ
ップ回路(以下ハーフトラップ回路という)を使用し、
このハーフトラップ回路をAFM音声信号の有無にかかわ
らず常に、映像信号の再生回路を挿入した状態にしたも
のである。
〔作用〕
−6dB程度の減衰量に設定されたトラップ回路が常時
再生系回路に接続されるようにしているためAFM検出手
段及び、スイッチの開閉手段が省略され、回路構成を簡
易化することができる。
又、ハーフトラップ回路は搬送色信号及び輝度信号に
対する位相廻りの影響が小さいため、従来例と比較して
AFM音声信号の除去率が低下しても、結果的に画質の劣
化が低減され特に、ハイバンドの記録再生を行わないよ
うな普及型のVTRの場合は、輝度信号の帯域を制限する
ことが少ないため、好適な周波数特性を与えることがで
きる。
〔実施例〕
第1図は、本発明の映像信号再生装置のブロック図を
示したもので、第6図と同一記号は同一部分を示してい
る。
この実施例の場合は、前記した再生装置のAFM検出器2
4を省略し、映像信号の再生回路にはトラップ14に代え
て、AFM音声信号のレベルを約1/2に減衰するハーフトラ
ップ回路30が使用されている。
第2図は、本発明のハーフトラップ回路の周波数特性
を示したもので横軸は周波数、縦軸は減衰量を示してい
る。
この減衰カーブは、例えば、1.1MHzで2.6±1.0dB、1.
3MHzで6.5±1.5dB、1.7MHzで5.6±1.5dB1.9MHzで3.0±
1.5dB程度となるように設定されており、AFM音声信号帯
域内で平均いて約−6dB(1/2)となるようにしている。
第3図は、上記したような特性を得るハーフトラップ
回路の一実施例を示したもので、エミッタホロワートラ
ンジスタQ1、Q2の中間にL1、C1及びL3、C3からなる直列
共振回路と、L2、C2からなる並列共振回路が設けられて
いる。
又R1、R2は上記共振回路のQ特性を調整する抵抗であ
って、この抵抗値を所定の値に設定することにより、上
記したようなハーフトラップ特性を与えるようにしてい
る。
したがって、本発明の映像信号再生装置では、従来の
AFM音声信号トラップに比較して除去率は低下している
が、搬送色信号の帯域、及び輝度信号の帯域に接する減
衰特性は比較的滑らかな曲線となるように設定されてい
るので、この領域に対する信号の位相廻りは小さくなり
イコライザを使用しない場合でも、映像信号の周波数特
性の劣化を低減するという利点がある。
又、AFM音声信号が記録されていないテープを再生す
る際にも、このハーフトラップ回路30によって映像信号
の信号帯域が大きく制限されることがなくなり、画質の
低下をあまり起こさない。
AFM音声信号が記録されているテープを再生するとき
は、再生されたAFM音声信号が少なくとも−6dB程度減衰
されるため、輝度信号にAFM音声信号が混入して発生す
るモワレを減少することができ、又、搬送色信号にAFM
音声信号が混入することによって発生する色ずれを抑圧
することができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の映像信号の再生装置
は、その再生回路系にAFM音声信号に対して減衰量が半
減するようなハーフトラップ回路を常時挿入しておき、
このハーフトラップ回路によってAFM音声信号の除去作
用を持たせると同時に、輝度信号又は搬送色信号の帯域
制限を暖和しているため、AFM音声信号検出器及び、開
閉手段等を省略することが可能になり、回路構成の簡易
化とコストダウンを計ることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示すブロック図。 第2図は、本発明の映像信号再生装置の再生系回路に挿
入されているハーフトラップ回路の減衰特性を示すグラ
フ。 第3図は、ハーフトラップ回路の一例を示す回路図。 第4図は、映像信号の記録特性を示す図。 第5図は,AFM音声信号を重畳して記録するときの特性
図。 第6図は、従来の映像信号再生装置のブロック図。 第7図、第8図は従来の音声トラップ回路図とその減衰
特性を示すグラフである。 図中11A、11Bは回転ヘッド、12A、12Bはヘッドアンプ、
30はハーフトラップ回路を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 友田 賢司 千葉県木更津市潮見8丁目4番地 ソニ ー木更津株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−109884(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 5/91 - 5/956 G11B 20/02 G11B 20/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】低域側に周波数変換された搬送色信号と、
    高域側で周波数変調された輝度信号からなる映像信号
    と、 前記搬送色信号の周波数帯域の高域側と、前記映像信号
    の周波数帯域の低域側に隣接した周波数帯域に周波数変
    調された音声信号とを重畳して記録した記録媒体を再生
    する映像信号再生装置に於て、 再生された前記映像信号を輝度信号成分と搬送色信号成
    分に分離するフイルタ回路の前段に、前記音声信号の搬
    送波のレベルを、ほぼ−6dB減衰するためのハーフトラ
    ップ回路が挿入されていることを特徴とする映像信号再
    生装置。
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