JPS6223179Y2 - - Google Patents
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- JPS6223179Y2 JPS6223179Y2 JP1416479U JP1416479U JPS6223179Y2 JP S6223179 Y2 JPS6223179 Y2 JP S6223179Y2 JP 1416479 U JP1416479 U JP 1416479U JP 1416479 U JP1416479 U JP 1416479U JP S6223179 Y2 JPS6223179 Y2 JP S6223179Y2
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- audio
- switch
- signal
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- 230000005236 sound signal Effects 0.000 claims description 25
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 claims description 7
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 21
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 21
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
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- Television Receiver Circuits (AREA)
- Stereo-Broadcasting Methods (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はテレビジヨン音声多重放送用受信機の
音声再生回路の改良に関する。
音声再生回路の改良に関する。
近年、テレビジヨン音声多重放送の本放送が行
なわれるようになつたが、この多重放送の信号型
式は第1図のようになつている。即ち、第1図イ
はステレオ放送の場合であり、この場合はステレ
オの左右和信号(L+R)をベースバンドの主チ
ヤンネル信号とし、ステレオの左右差信号(L−
R)で第1副搬送波(Fs)をFM変調して得る信
号を副チヤンネル信号Asとすると共に、982.5Hz
のパイロツトトーン信号で第2副搬送波(Fs)
をAM変調して得る信号をステレオパイロツト信
号Spとし、これら各信号Am,As,Spを合成
(周波数多重)した信号でテレビジヨンの各チヤ
ンネルの音声搬送波(主搬送波)をFM変調した
型式となつている。また、第1図ロは二言語放送
の場合であり、この場合も第1第2副搬送波の周
波数及び変調方式はステレオ放送の場合と同じ
(ただし、副チヤンネル信号による主搬送波の周
波数偏移量は相違する)であり、主副各チヤンネ
ル信号Am′,As′の内容が例えば一方が日本語で
他方が英語であると云うように二言語で構成され
ている他は、922.5Hzのパイロツトトーン信号で
前述の第2副搬送波(Fp)をFM変調して二言語
パイロツト信号Sp′としている点が異なるだけで
ある。
なわれるようになつたが、この多重放送の信号型
式は第1図のようになつている。即ち、第1図イ
はステレオ放送の場合であり、この場合はステレ
オの左右和信号(L+R)をベースバンドの主チ
ヤンネル信号とし、ステレオの左右差信号(L−
R)で第1副搬送波(Fs)をFM変調して得る信
号を副チヤンネル信号Asとすると共に、982.5Hz
のパイロツトトーン信号で第2副搬送波(Fs)
をAM変調して得る信号をステレオパイロツト信
号Spとし、これら各信号Am,As,Spを合成
(周波数多重)した信号でテレビジヨンの各チヤ
ンネルの音声搬送波(主搬送波)をFM変調した
型式となつている。また、第1図ロは二言語放送
の場合であり、この場合も第1第2副搬送波の周
波数及び変調方式はステレオ放送の場合と同じ
(ただし、副チヤンネル信号による主搬送波の周
波数偏移量は相違する)であり、主副各チヤンネ
ル信号Am′,As′の内容が例えば一方が日本語で
他方が英語であると云うように二言語で構成され
ている他は、922.5Hzのパイロツトトーン信号で
前述の第2副搬送波(Fp)をFM変調して二言語
パイロツト信号Sp′としている点が異なるだけで
ある。
第2図は斯る音声多重放送を受信する従来の受
信機の要部概略構成を示している。即ち、アンテ
ナ1で受信されたUHF又はVHFのテレビジヨン
音声多重信号はUHF・VHF分離器2を通つて
UHFチユーナ3又はVHFチユーナ4に導入され
る。そして、そのテレビジヨン信号がVHF信号
の時はVHFチユーナ4で中間周波数(IF)に変
換された信号が映像中間周波(VIF)増幅回路5
に直接導入され、UHF信号の時はUHFチユーナ
3から出力されたIF信号がVHFチユーナ4で増
幅されたのち上記VIF増幅回路5に導入される。
そして、この回路5からのVIF信号が映像検波回
路6で検波され、それによつて得たテレビジヨン
映像信号が増幅回路7で増幅されたのち図示しな
いテレビジヨン受像機内の映像回路及び同期分離
回路等に導びかれるようになつている。
信機の要部概略構成を示している。即ち、アンテ
ナ1で受信されたUHF又はVHFのテレビジヨン
音声多重信号はUHF・VHF分離器2を通つて
UHFチユーナ3又はVHFチユーナ4に導入され
る。そして、そのテレビジヨン信号がVHF信号
の時はVHFチユーナ4で中間周波数(IF)に変
換された信号が映像中間周波(VIF)増幅回路5
に直接導入され、UHF信号の時はUHFチユーナ
3から出力されたIF信号がVHFチユーナ4で増
幅されたのち上記VIF増幅回路5に導入される。
そして、この回路5からのVIF信号が映像検波回
路6で検波され、それによつて得たテレビジヨン
映像信号が増幅回路7で増幅されたのち図示しな
いテレビジヨン受像機内の映像回路及び同期分離
回路等に導びかれるようになつている。
一方、前記VIF増幅回路5から取り出された中
間周波の音声多重信号は音声中間周波数(SIF)
増幅回路8で増幅されたのちSIF弁別回路9で
FM復調され、それによつてこの回路から第1図
イ又はロの音声多重信号が得られる。そのうち、
主チヤンネル信号は主チヤンネル用の低域増幅回
路10を通ることにより上記多重信号から分離さ
れ第1スイツチ手段としてのリレースイツチ15
の可動端子に導かれる。また、副チヤンネル用の
帯域増幅回路11によつて上記弁別回路9の出力
信号から分離された副チヤンネル信号は副チヤン
ネル弁別回路12で復調され、それによつて得た
副チヤンネルの音声信号が前記スイツチ15と同
様に構成される第2スイツチ手段としてのリレー
スイツチ16の可動端子に導かれる。
間周波の音声多重信号は音声中間周波数(SIF)
増幅回路8で増幅されたのちSIF弁別回路9で
FM復調され、それによつてこの回路から第1図
イ又はロの音声多重信号が得られる。そのうち、
主チヤンネル信号は主チヤンネル用の低域増幅回
路10を通ることにより上記多重信号から分離さ
れ第1スイツチ手段としてのリレースイツチ15
の可動端子に導かれる。また、副チヤンネル用の
帯域増幅回路11によつて上記弁別回路9の出力
信号から分離された副チヤンネル信号は副チヤン
ネル弁別回路12で復調され、それによつて得た
副チヤンネルの音声信号が前記スイツチ15と同
様に構成される第2スイツチ手段としてのリレー
スイツチ16の可動端子に導かれる。
一方、例えばAM検波回路と狭帯域フイルタの
縦続接続で構成されるステレオパイロツト信号検
出回路13は前記弁別回路9の出力信号からステ
レオ放送のパイロツトトーン信号Apを検出し、
その各検出出力がスイツチ駆動回路14に印加さ
れる。このスイツチ駆動回路14は上記検出回路
13で上記パイロツトトーン信号Ap(982.5Hz)
が検出された時のみ前記第1第2スイツチ手段を
それぞれ構成する各2個のリレースイツチ15,
15′及び16,16′を図示と逆の状態(b側)
に切換え、その他の場合即ち二言語放送(パイロ
ツトトーン信号Ap′=922.5Hz)及びモノラル放
送(パイロツト信号なし)の各受信時は上記各リ
レースイツチを図示の状態(a側)に切換えるよ
う動作するようになつている。
縦続接続で構成されるステレオパイロツト信号検
出回路13は前記弁別回路9の出力信号からステ
レオ放送のパイロツトトーン信号Apを検出し、
その各検出出力がスイツチ駆動回路14に印加さ
れる。このスイツチ駆動回路14は上記検出回路
13で上記パイロツトトーン信号Ap(982.5Hz)
が検出された時のみ前記第1第2スイツチ手段を
それぞれ構成する各2個のリレースイツチ15,
15′及び16,16′を図示と逆の状態(b側)
に切換え、その他の場合即ち二言語放送(パイロ
ツトトーン信号Ap′=922.5Hz)及びモノラル放
送(パイロツト信号なし)の各受信時は上記各リ
レースイツチを図示の状態(a側)に切換えるよ
う動作するようになつている。
このため、二言語放送受信時には増幅回路10
からの主チヤンネル信号即ち例えば日本語の音声
信号がリレースイツチ15,15′のa側を通つ
て第1音声増幅回路18に入力され、弁別回路1
2からの副チヤンネルの例えば英語の音声信号が
リレースイツチ16,16′のa側を通つて第2
音声増幅回路19に入力される。従つて、この各
音声増幅回路18,19にそれぞれ接続された第
1第2スピーカ20,21の一方20から日本語
放送が再生され、他方21から英語放送が再生さ
れる訳である。
からの主チヤンネル信号即ち例えば日本語の音声
信号がリレースイツチ15,15′のa側を通つ
て第1音声増幅回路18に入力され、弁別回路1
2からの副チヤンネルの例えば英語の音声信号が
リレースイツチ16,16′のa側を通つて第2
音声増幅回路19に入力される。従つて、この各
音声増幅回路18,19にそれぞれ接続された第
1第2スピーカ20,21の一方20から日本語
放送が再生され、他方21から英語放送が再生さ
れる訳である。
一方、ステレオ放送受信時には前記回路10,
12からそれぞれ出力されたステレオ和信号(L
+R)及び差信号(L−R)がスイツチ15,1
6のb側をそれぞれ通つてステレオマトリツクス
回路17に導入され、この回路で加減算を行つて
得たステレオ左信号L及び右信号Rがスイツチ1
5′,16′のb側を通つて第1第2音声増幅回路
18,19にそれぞれ入力される。
12からそれぞれ出力されたステレオ和信号(L
+R)及び差信号(L−R)がスイツチ15,1
6のb側をそれぞれ通つてステレオマトリツクス
回路17に導入され、この回路で加減算を行つて
得たステレオ左信号L及び右信号Rがスイツチ1
5′,16′のb側を通つて第1第2音声増幅回路
18,19にそれぞれ入力される。
また、モノラル放送受信時にもスイツチ15,
15′,16,16′は図示の状態になつているの
で、この場合は増幅回路10からの音声信号だけ
が第1スピーカ20から再生されることになる。
15′,16,16′は図示の状態になつているの
で、この場合は増幅回路10からの音声信号だけ
が第1スピーカ20から再生されることになる。
ところで、このような受信機では、ステレオ放
送受信時には第1第2音声増幅回路18,19の
両方を動作させ、二言語放送受信時はその回路1
8,19の選択された一方のみを動作(或いは他
方の音量を絞る)させ、モノラル放送受信時には
第2音声増幅回路19を不動作にする必要があ
る。なお、モノラル放送受信時にそのようにしな
ければならないのは副チヤンネルの音声信号が伝
送されて来ないにも拘らず、第2音声増幅回路1
9は副チヤンネル弁別回路12に接続されたまゝ
であるので、第2スピーカ21から雑音が発生す
るからである。このため、放送がステレオ、二言
語、モノラルと切換わる毎に上記のような操作を
行なわねばならず、その操作は煩しいものであ
る。また、二言語放送の受信時に視聴者が二人以
上の場合は、その全ての視聴者は好むと好まざる
とに拘らず選択された一方の言語しか聴取できな
いことになり、非常に不都合である。
送受信時には第1第2音声増幅回路18,19の
両方を動作させ、二言語放送受信時はその回路1
8,19の選択された一方のみを動作(或いは他
方の音量を絞る)させ、モノラル放送受信時には
第2音声増幅回路19を不動作にする必要があ
る。なお、モノラル放送受信時にそのようにしな
ければならないのは副チヤンネルの音声信号が伝
送されて来ないにも拘らず、第2音声増幅回路1
9は副チヤンネル弁別回路12に接続されたまゝ
であるので、第2スピーカ21から雑音が発生す
るからである。このため、放送がステレオ、二言
語、モノラルと切換わる毎に上記のような操作を
行なわねばならず、その操作は煩しいものであ
る。また、二言語放送の受信時に視聴者が二人以
上の場合は、その全ての視聴者は好むと好まざる
とに拘らず選択された一方の言語しか聴取できな
いことになり、非常に不都合である。
そこで、本考案は特に実用性及び低価格化に重
点を置いて叙上の各欠点を解消した此種多重放送
用受信機を提案するものであり、以下、その内容
を第3図を参照して説明する。
点を置いて叙上の各欠点を解消した此種多重放送
用受信機を提案するものであり、以下、その内容
を第3図を参照して説明する。
第3図では第2図と同一構成部分には同一図番
を付けて説明を省略するが、この第3図の回路で
は第2図に示されたものの他に、二言語放送のパ
イロツトトーン信号(Ap′=922.5Hz)を検出す
る二言語パイロツト信号検出回路22及びその出
力で駆動されるスイツチ駆動回路23と、ヘツド
ホーン又はイヤホーン25に接続された第3の音
声増幅回路24と、第1第2スイツチ手段の後方
のリレースイツチ15′,16′と第1第2第3音
声増幅回路18,19,24の間に接続された切
換回路26を設けた事を特徴としている。そし
て、上記切換回路26はリレー27によつて切換
えられる第3第4スイツチ手段としてのスイツチ
28,29と、スイツチ駆動回路14によつて切
換えられる第5スイツチ手段としてのスイツチ3
0と、スイツチ駆動回路23によつて切換えられ
る第6スイツチ手段としてのスイツチ31と、手
動によつて切換えられる第7スイツチ手段として
の常閉型スイツチ32及び常開型スイツチ33
と、前記リレー27の自己保持用のスイツチ34
を有している。
を付けて説明を省略するが、この第3図の回路で
は第2図に示されたものの他に、二言語放送のパ
イロツトトーン信号(Ap′=922.5Hz)を検出す
る二言語パイロツト信号検出回路22及びその出
力で駆動されるスイツチ駆動回路23と、ヘツド
ホーン又はイヤホーン25に接続された第3の音
声増幅回路24と、第1第2スイツチ手段の後方
のリレースイツチ15′,16′と第1第2第3音
声増幅回路18,19,24の間に接続された切
換回路26を設けた事を特徴としている。そし
て、上記切換回路26はリレー27によつて切換
えられる第3第4スイツチ手段としてのスイツチ
28,29と、スイツチ駆動回路14によつて切
換えられる第5スイツチ手段としてのスイツチ3
0と、スイツチ駆動回路23によつて切換えられ
る第6スイツチ手段としてのスイツチ31と、手
動によつて切換えられる第7スイツチ手段として
の常閉型スイツチ32及び常開型スイツチ33
と、前記リレー27の自己保持用のスイツチ34
を有している。
斯る第3図の実施例に於いて、先ず、常閉型ス
イツチ32及び常開型スイツチ33が何れも図示
のようになつている状態で、二言語放送が受信さ
れた場合には、スイツチ15,15′,16,1
6′は第2図の場合と同様に図示の状態(a側)
にあり、且つスイツチ30もa側に切換つてい
る。また、この時にはスイツチ駆動回路23によ
つてスイツチ31も図示の状態(a側)に切換え
られるが、常開型スイツチ33が開放しているの
でリレー27が駆動されず、従つてスイツチ2
8,29も図示の状態になつている。このため、
増幅回路10からの主チヤンネルの例えば日本語
の音声信号はスイツチ15,15′及び28を通
つて第1音声増幅回路18に導かれ、弁別回路1
2からの副チヤンネルの例えば英語の音声信号は
スイツチ16,16′及び29を通つて第3音声
増幅回路24に導かれる。従つて、第1スピーカ
20から日本語放送が再生され、ヘツドホーン2
5から英語放送が再生されるので、視聴者が複数
の場合、その各人は自分の好む方の放送をそれぞ
れ聴取できることになる。その際、第2音声増幅
回路19はスイツチ29,30によつて弁別回路
12から切離されているので、第2スピーカ21
から雑音が発生することはない。
イツチ32及び常開型スイツチ33が何れも図示
のようになつている状態で、二言語放送が受信さ
れた場合には、スイツチ15,15′,16,1
6′は第2図の場合と同様に図示の状態(a側)
にあり、且つスイツチ30もa側に切換つてい
る。また、この時にはスイツチ駆動回路23によ
つてスイツチ31も図示の状態(a側)に切換え
られるが、常開型スイツチ33が開放しているの
でリレー27が駆動されず、従つてスイツチ2
8,29も図示の状態になつている。このため、
増幅回路10からの主チヤンネルの例えば日本語
の音声信号はスイツチ15,15′及び28を通
つて第1音声増幅回路18に導かれ、弁別回路1
2からの副チヤンネルの例えば英語の音声信号は
スイツチ16,16′及び29を通つて第3音声
増幅回路24に導かれる。従つて、第1スピーカ
20から日本語放送が再生され、ヘツドホーン2
5から英語放送が再生されるので、視聴者が複数
の場合、その各人は自分の好む方の放送をそれぞ
れ聴取できることになる。その際、第2音声増幅
回路19はスイツチ29,30によつて弁別回路
12から切離されているので、第2スピーカ21
から雑音が発生することはない。
また、上記の二言語放送の受信状態に於いて、
常開型スイツチ33を閉成した時はリレー27が
駆動され、スイツチ24によつてこの状態が保持
されると共に、スイツチ28,29がそれぞれ図
示と逆の状態(b側)に切換えられる。このた
め、前述の主チヤンネルの音声信号がスイツチ2
8を通つて第3音声増幅回路24に導かれ、副チ
ヤンネルの音声信号がスイツチ29を通つて第2
音声増幅回路19に導かれることになり、従つ
て、ヘツドホーン25で日本語を再生し、第2ス
ピーカ21で英語を再生することができる。更
に、この状態で常閉型スイツチ32を開放すれ
ば、リレー27の自己保持が解除されるので、前
の状態に復帰させることができる。
常開型スイツチ33を閉成した時はリレー27が
駆動され、スイツチ24によつてこの状態が保持
されると共に、スイツチ28,29がそれぞれ図
示と逆の状態(b側)に切換えられる。このた
め、前述の主チヤンネルの音声信号がスイツチ2
8を通つて第3音声増幅回路24に導かれ、副チ
ヤンネルの音声信号がスイツチ29を通つて第2
音声増幅回路19に導かれることになり、従つ
て、ヘツドホーン25で日本語を再生し、第2ス
ピーカ21で英語を再生することができる。更
に、この状態で常閉型スイツチ32を開放すれ
ば、リレー27の自己保持が解除されるので、前
の状態に復帰させることができる。
次に、このような二言語放送の受信モードの時
に、二言語放送からステレオ放送に切換つた場合
は、スイツチ駆動回路23によつてスイツチ31
がb側に切換えられてリレー27の給電(+B)
路が開放状態になるので、スイツチ28,29は
前の状態に関係なく必ずa側(図示の状態)に切
換えられる。また、この時には、スイツチ15,
15′,16,16′及び30はスイツチ駆動回路
14によつてb側に切換えられる。このため、マ
トリツクス回路17からのステレオ左信号Lはス
イツチ15′及び28を通つて第1音声増幅回路
18に導かれ、ステレオ右信号Rはスイツチ1
6′及び30を通つて第2音声増幅回路19に導
かれる。従つて、第1第2スピーカ20,21に
よつてステレオ放送を聴取できることになる。な
お、その際、上記ステレオ右信号Rはスイツチ2
9を通つてヘツドホーン25にも導かれて再生さ
れることになるが、これはステレオ放送聴取時に
何等支障とはならない。
に、二言語放送からステレオ放送に切換つた場合
は、スイツチ駆動回路23によつてスイツチ31
がb側に切換えられてリレー27の給電(+B)
路が開放状態になるので、スイツチ28,29は
前の状態に関係なく必ずa側(図示の状態)に切
換えられる。また、この時には、スイツチ15,
15′,16,16′及び30はスイツチ駆動回路
14によつてb側に切換えられる。このため、マ
トリツクス回路17からのステレオ左信号Lはス
イツチ15′及び28を通つて第1音声増幅回路
18に導かれ、ステレオ右信号Rはスイツチ1
6′及び30を通つて第2音声増幅回路19に導
かれる。従つて、第1第2スピーカ20,21に
よつてステレオ放送を聴取できることになる。な
お、その際、上記ステレオ右信号Rはスイツチ2
9を通つてヘツドホーン25にも導かれて再生さ
れることになるが、これはステレオ放送聴取時に
何等支障とはならない。
次に、前述の二言語放送の受信モードの時に、
二言語放送からモノラル放送に切換つた場合を考
えると、その場合にスイツチ28,29がa側に
なつている時〔即ち、第1スピーカ20から主チ
ヤンネルの音声信号が再生され、ヘツドホーン2
5から副チヤンネルの音声信号が再生されていた
時〕は増幅回路10からの音声信号はそのまゝス
イツチ15,15′及びスイツチ28のa側を通
つて第1スピーカ20から再生されるが、スイツ
チ28,29がb側になつている時〔即ち、上記
と逆の状態になつていた時〕は上記音声信号はス
イツチ15,15′及びスイツチ28のb側を通
つてヘツドホーン25から再生されることになる
ので、スピーカでモノラル放送を聴取したい場合
は常閉型スイツチ32を一旦開放することによつ
て上記スイツチ28,29をa側に切換えればよ
い訳である。その際、モノラル放送を第1スピー
カ20から再生している場合は、第2音声増幅回
路19は図示の状態にあるスイツチ29,30に
よつて弁別回路12から切離されているので、第
2スピーカ21から雑音が発生することはない。
二言語放送からモノラル放送に切換つた場合を考
えると、その場合にスイツチ28,29がa側に
なつている時〔即ち、第1スピーカ20から主チ
ヤンネルの音声信号が再生され、ヘツドホーン2
5から副チヤンネルの音声信号が再生されていた
時〕は増幅回路10からの音声信号はそのまゝス
イツチ15,15′及びスイツチ28のa側を通
つて第1スピーカ20から再生されるが、スイツ
チ28,29がb側になつている時〔即ち、上記
と逆の状態になつていた時〕は上記音声信号はス
イツチ15,15′及びスイツチ28のb側を通
つてヘツドホーン25から再生されることになる
ので、スピーカでモノラル放送を聴取したい場合
は常閉型スイツチ32を一旦開放することによつ
て上記スイツチ28,29をa側に切換えればよ
い訳である。その際、モノラル放送を第1スピー
カ20から再生している場合は、第2音声増幅回
路19は図示の状態にあるスイツチ29,30に
よつて弁別回路12から切離されているので、第
2スピーカ21から雑音が発生することはない。
ところで、第3図の実施例では、二言語放送受
信時に第2スピーカ21でチヤンネルの音声信号
を再生し、ヘツドホーン25で主チヤンネルの音
声信号を再生している状態から、ステレオ放送に
切換わつたのち再び二言語放送に切換つた時は、
これまでの説明から分るように、前の再生モード
とは逆に第1スピーカ20から主チヤンネルの音
声信号が再生され、ヘツドホーン25で副チヤン
ネルの音声信号が再生されることになる。
信時に第2スピーカ21でチヤンネルの音声信号
を再生し、ヘツドホーン25で主チヤンネルの音
声信号を再生している状態から、ステレオ放送に
切換わつたのち再び二言語放送に切換つた時は、
これまでの説明から分るように、前の再生モード
とは逆に第1スピーカ20から主チヤンネルの音
声信号が再生され、ヘツドホーン25で副チヤン
ネルの音声信号が再生されることになる。
そこで、このように放送が二言語→ステレオ→
二言語と切換つた場合に必ず元の再生モードに戻
るように考慮したのが第4図の実施例である。即
ち、第4図の回路は第3図の常閉型スイツチ3
2、常開型スイツチ33、及び自己保持用スイツ
チ34の代りに言語指定用の切換スイツチ35を
設けたものである。従つて、この回路では上記ス
イツチ35をa側に切換えておけば、ステレオ放
送の受信時も二言語放送の受信時もリレー27は
全く動作せず、従つて、スイツチ28,29は常
にa側になつているので、二言語放送受信時には
必ず主チヤンネルの音声信号が第1スピーカ20
で再生され、副チヤンネルの音声信号がヘツドホ
ーン25で再生される。そして上記スイツチ35
をb側に切換えておけば、二言語放送の受信時に
はリレー27が動作してスイツチ28,29をa
側からb側に切換えるので、必ず主チヤンネルの
音声信号がヘツドホーン25で再生され、副チヤ
ンネルの音声信号が第2スピーカ21で再生され
ることになる。なお、第4図で同一図番を付けた
ところ及び図示していないところは第3図と同様
に構成されている。
二言語と切換つた場合に必ず元の再生モードに戻
るように考慮したのが第4図の実施例である。即
ち、第4図の回路は第3図の常閉型スイツチ3
2、常開型スイツチ33、及び自己保持用スイツ
チ34の代りに言語指定用の切換スイツチ35を
設けたものである。従つて、この回路では上記ス
イツチ35をa側に切換えておけば、ステレオ放
送の受信時も二言語放送の受信時もリレー27は
全く動作せず、従つて、スイツチ28,29は常
にa側になつているので、二言語放送受信時には
必ず主チヤンネルの音声信号が第1スピーカ20
で再生され、副チヤンネルの音声信号がヘツドホ
ーン25で再生される。そして上記スイツチ35
をb側に切換えておけば、二言語放送の受信時に
はリレー27が動作してスイツチ28,29をa
側からb側に切換えるので、必ず主チヤンネルの
音声信号がヘツドホーン25で再生され、副チヤ
ンネルの音声信号が第2スピーカ21で再生され
ることになる。なお、第4図で同一図番を付けた
ところ及び図示していないところは第3図と同様
に構成されている。
なお、第3図及び第4図の実施例とも二言語放
送の受信時に主チヤンネルの音声信号をヘツドホ
ーン25で再生し、副チヤンネル信号を第2スピ
ーカ21で再生している状態から、モノラル放送
に切換つた場合は前述したように常閉型スイツチ
32を一旦操作する必要があるが、前述した如き
日本語と英語等の外国語の多重放送を考えた場
合、主チヤンネルが日本語で副チヤンネルが外国
語となつており、従つて、一般には主チヤンネル
の音声信号をスピーカで再生しているのが通常で
あるからそのような操作を必要とする場合は少な
く、従つて、実用上煩しいものではない。
送の受信時に主チヤンネルの音声信号をヘツドホ
ーン25で再生し、副チヤンネル信号を第2スピ
ーカ21で再生している状態から、モノラル放送
に切換つた場合は前述したように常閉型スイツチ
32を一旦操作する必要があるが、前述した如き
日本語と英語等の外国語の多重放送を考えた場
合、主チヤンネルが日本語で副チヤンネルが外国
語となつており、従つて、一般には主チヤンネル
の音声信号をスピーカで再生しているのが通常で
あるからそのような操作を必要とする場合は少な
く、従つて、実用上煩しいものではない。
本考案の音声再生回路は以上詳述した如く、二
言語放送の受信時に、その各言語の放送をそれぞ
れスピーカとヘツドホーン(又はイヤホーン)か
ら再生できるようにしているので、視聴者が複数
の場合に、その各人は自分の好む方の放送をそれ
ぞれ選択して聴取することができ、また、二言語
放送からステレオ放送やモノラル放送に切換つて
も、その各放送をスピーカから引き続いて自動的
に聴取することができ、また二言語放送及びモノ
ラル放送受信時に2個のスピーカのうち不動作と
される側のものから雑音が発生することも妨止で
きる。しかも、それらはマトリツクス回路等の多
重信号処理回路に複雑な構成を採ることなしに、
単なるスイツチを使用した切換回路によつて達成
しているので、安価に実現できると云う利点もあ
り、テレビジヨン音声多重放送用受信機に実施し
て好適である。
言語放送の受信時に、その各言語の放送をそれぞ
れスピーカとヘツドホーン(又はイヤホーン)か
ら再生できるようにしているので、視聴者が複数
の場合に、その各人は自分の好む方の放送をそれ
ぞれ選択して聴取することができ、また、二言語
放送からステレオ放送やモノラル放送に切換つて
も、その各放送をスピーカから引き続いて自動的
に聴取することができ、また二言語放送及びモノ
ラル放送受信時に2個のスピーカのうち不動作と
される側のものから雑音が発生することも妨止で
きる。しかも、それらはマトリツクス回路等の多
重信号処理回路に複雑な構成を採ることなしに、
単なるスイツチを使用した切換回路によつて達成
しているので、安価に実現できると云う利点もあ
り、テレビジヨン音声多重放送用受信機に実施し
て好適である。
第1図はテレビジヨン音声多重信号の信号構成
を示す図、第2図はテレビジヨン音声多重放送用
受信機の一般的な構成を示すブロツク図、第3図
は本考案音声再生回路の一実施例を示す回路図、
第4図は他の実施例の要部を示す回路図である。 10……主チヤンネル用低域増幅回路、12…
…副チヤンネル用弁別回路、13,22……パイ
ロツト信号検出回路、14……スイツチ駆動回
路、17……ステレオマトリツクス回路、15,
15′……第1スイツチ手段、16,16′……第
2スイツチ手段、18,19,24……第1第2
第3音声増幅回路、28,29……第3第4スイ
ツチ手段、30……第5スイツチ手段、31……
第6スイツチ手段、32,33……第7スイツチ
手段。
を示す図、第2図はテレビジヨン音声多重放送用
受信機の一般的な構成を示すブロツク図、第3図
は本考案音声再生回路の一実施例を示す回路図、
第4図は他の実施例の要部を示す回路図である。 10……主チヤンネル用低域増幅回路、12…
…副チヤンネル用弁別回路、13,22……パイ
ロツト信号検出回路、14……スイツチ駆動回
路、17……ステレオマトリツクス回路、15,
15′……第1スイツチ手段、16,16′……第
2スイツチ手段、18,19,24……第1第2
第3音声増幅回路、28,29……第3第4スイ
ツチ手段、30……第5スイツチ手段、31……
第6スイツチ手段、32,33……第7スイツチ
手段。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) テレビジヨン音声多重信号から復調分離され
た主副各チヤンネルの音声信号の加減算を行う
ステレオマトリツクス回路と、第1のスピーカ
を備える第1音声再生手段と、第2のスピーカ
を備える第2音声再生手段と、ヘツドホーン又
はイヤホーンを備える第3音声再生手段と、前
記音声多重信号中の一方のパイロツト信号によ
つて切換えられ前記主チヤンネル音声信号と前
記マトリツクス回路からの第1出力信号の何れ
か一方を選択して導出するための第1のスイツ
チ手段と、このスイツチ手段と連動し前記副チ
ヤンネル音声信号と前記マトリツクス回路から
の第2出力信号の何れか一方を選択して導出す
るための第2のスイツチ手段と、前記第1スイ
ツチ手段から導出された信号を前記第1第3音
声再生手段の何れか一方に選択的に導くための
第3のスイツチ手段と、この第3スイツチ手段
と連動し前記第2スイツチ手段から導出された
信号を前記第2第3音声再生手段の何れか一方
に選択的に導くための第4のスイツチ手段と、
前記第2スイツチ手段と第2音声再生手段の間
で前記第4スイツチ手段と並列になるよう接続
され前記パイロツト信号によつて開閉される第
5のスイツチ手段と、前記音声多重信号中の他
方のパイロツト信号によつて開閉される第6の
スイツチ手段と、この第6スイツチ手段と直列
に接続されて前記第3第4スイツチ手段の駆動
手段をオン、オフする第7のスイツチ手段を備
え、二言語放送受信時は、第1若しくは第2音
声再生手段のどちらか一方が主若しくは副チヤ
ンネル信号により駆動されると共に第3音声再
生手段が前記副若しくは主チヤンネル信号によ
り駆動され、ステレオ放送受信時は、第1及び
第2音声再生手段がそれぞれ右及び左チヤンネ
ル信号により駆動されてなるテレビジヨン音声
多重放送用受信機の音声再生回路。 (2) 前記第7スイツチ手段は常閉型スイツチと、
このスイツチに直列接続された前記駆動手段の
自己保持用スイツチと、この両スイツチに並列
に接続された常開型スイツチとからなり、この
第7スイツチ手段と前記第6スイツチ手段が前
記駆動手段と動作電源との間に接続されている
事を特徴とする登録請求の範囲第1項記載の音
声再生回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1416479U JPS6223179Y2 (ja) | 1979-02-05 | 1979-02-05 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1416479U JPS6223179Y2 (ja) | 1979-02-05 | 1979-02-05 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55115167U JPS55115167U (ja) | 1980-08-14 |
JPS6223179Y2 true JPS6223179Y2 (ja) | 1987-06-12 |
Family
ID=28833578
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1416479U Expired JPS6223179Y2 (ja) | 1979-02-05 | 1979-02-05 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6223179Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-02-05 JP JP1416479U patent/JPS6223179Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55115167U (ja) | 1980-08-14 |
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