JPH04164124A - 過給機付エンジンの制御装置 - Google Patents

過給機付エンジンの制御装置

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JPH04164124A
JPH04164124A JP2284331A JP28433190A JPH04164124A JP H04164124 A JPH04164124 A JP H04164124A JP 2284331 A JP2284331 A JP 2284331A JP 28433190 A JP28433190 A JP 28433190A JP H04164124 A JPH04164124 A JP H04164124A
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JP
Japan
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valve
intake
turbocharger
switching valve
negative pressure
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JP2284331A
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Mamoru Yoshioka
衛 吉岡
Toshihisa Sugiyama
敏久 杉山
Toru Kidokoro
徹 木所
Yuji Kanto
関東 勇二
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、主ターボチャージャと副ターボチャージャを
有し、低速域では主ターボチャージャのみで過給し、高
速域では両ターボチャージャを作動させて両ターボチャ
ージャで過給する過給機付エンジン、いわゆる2ステー
ジツインターボエンジンに関する。
〔従来の技術〕
エンジン本体に対し、主、副二つのターボチャージャを
並列に配置し、低速域では主ターボチャージャのみ作動
させて1個ターボチャージャとし、高速域では両ターボ
チャージャを作動させるようにした、いわゆる2ステー
ジターボシステムを採用した過給機付エンジンが知られ
ている。
この種の過給機付エンジンの構成は、たとえば第4図に
示すようになっている。エンジン本体的に対し、主ター
ボチャージャ(T/C−1>92と副ターボチャージャ
(T/C−2)93が並列に設けられている。副ターボ
チャージャ93に接続される吸、排気系には、それぞれ
吸気切替弁94、排気切替弁95が設けられ、副ターボ
チャージャ93のコンプレッサをバイパスする吸気バイ
パス通路97には、吸気バイパス弁96が設けられてい
る。吸気切替弁94、排気切替弁95をともに弁閉とす
ることにより、主ターボチャージャ92のみを過給作動
させ、両切替弁94.95をともに弁閉とし、吸気バイ
パス弁96も閉じることにより、副ターボチャージャ9
3にも過給作動を行わせ、2個ターボチャージャ作動と
することができる。
答弁94.95.96は、一般にダイヤフラム式のアク
チュエータに連結されており、アクチュエータの作動に
より開閉動作するようになっている。アクチュエータに
は電磁弁が接続されており、アクチュエータのダイヤフ
ラム室内には電磁弁を介して過給圧または負圧が導かれ
るようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、吸気切替弁、吸気バイパス弁、排気切替
弁を制御する電磁弁が故障したり、電磁弁へ加圧空気を
供給するホースが外れたりした場合は、条件がそろって
いても2個ターボチャージャに切替えることができなく
なる。この場合は、副ターボチャージャ側へ流入すべき
排気ガスが主ターボチャージャ側へ流入し、オーバラン
によって主ターボチャージャの破損を招くとともに、エ
ンジン主の大幅な低下を招くことになる。
本発明は、上記の問題に着目し、吸気切替弁、吸気バイ
パス弁、排気切替弁を制御する電磁弁が故障したり、ホ
ースが外れたりした場合、強制的に2個ターボチャージ
ャ作動状態に切替え、異常時においても確実に主ターボ
チャージャの破損を防止することが可能な過給機付エン
ジンの制御装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この目的に沿う本発明に係る過給機付エンジンの制御装
置は、主ターボチャージャと、副ターボチャージャとを
備え、前記副ターボチャージャのコンプレッサ下流に吸
気通路を開閉する吸気切替弁を設けるとともに、副ター
ボチャージャのタービン下流または上流に排気通路を開
閉する排気切替弁を設け、低速域では前記吸気切替弁と
排気切替弁を共に閉弁させることにより主ターボチャー
ジャのみを過給作動させ、高速域では前記吸気切替弁と
排気切替弁を共に開弁させることにより主ターボチャー
ジャおよび副ターボチャージャの両方を過給作動させ、
前記副ターボチャージャのコンプレッサをバイパスする
吸気バイパス通路に配置された吸気バイパス弁を、前記
排気切替弁の開弁作動よりも先に閉弁作動させて副ター
ボチャージャの助走回転数を高めるようにした過給機付
エンジンの制御装置において、 前記吸気切替弁、排気切替弁、吸気バイパス弁のうち少
なくとも一つの弁の異常を検出する弁異常検知手段を設
け、前記答弁を開閉作動させる各ダイヤフラムアクチュ
エータに、正常時に正圧が導入される正圧ダイヤフラム
室と、弁の異常時のみに負圧が導入される負圧ダイヤフ
ラム室とをそれぞれ形成し、前記答弁のうち少なくとも
一つの弁の異常時には各負圧ダイヤフラム室に負圧を導
入させて主、副ターボチャージャの双方を過給作動させ
る強制切替手段を設けたものから成る。
〔作用〕 このように構成された過給機付エンジンの制御装置にお
いては、答弁のいずれか一つでも故障した場合は、その
故障の発生は弁異常検知手段によって検知される。弁の
異常が検知されると、正圧で動くべきダイヤフラムアク
チュエータが負圧で作動するようになる。つまり、弁の
故障時には、通常使用されていない負圧ダイヤフラム室
に負圧が強制的に導かれ、アクチュエータの作動により
答弁が駆動される。この場合、強制切替手段は、主、副
ターボチャージャの双方を過給作動させるように答弁を
作動させるので、主ターボチャージャのオーバーランが
解消され、主ターボチャージャの破損が防止される。
〔実施例〕
以下に、本発明に係る過給機付エンジンの制御装置の望
ましい実施例を、図面を参照して説明する。
第1図ないし第3図は、本発明の一実施例を示しており
、とくに車両に搭載される6気筒エンジンに適用した場
合を示している。
第2図において、1はエンジン、2はサージタンク、3
は排気マニホルドを示す。排気マニホルド3は排気干渉
を伴わない#1〜#3気筒群と#4〜#6気筒群の2つ
に集合され、その集合部が連通路3aによって互いに連
通されている。1.8は互いに並列に配置された主ター
ボチャージャ、副ターボチャージャである。ターボチャ
ージャ7.8のそれぞれのタービン7a、8aは排気マ
ニホルド3の集合部に接続され、それぞれのコンプレッ
サ7b、8bは、インククーラ6、スロットル弁4を介
してサージタンク2に接続されている。
主ターボチャージャ7は、エンジン低速域から高速域ま
で作動され、副ターボチャージャ8はエンジン低速域で
停止される。双方のターボチャージャ7.8の作動、停
止を可能ならしめるために、副ターボチャージャ8のタ
ービン8aの下流に排気切替弁17が、コンプレッサ8
bの下流に吸気切替弁18が設けられる。吸、排気切替
弁18.17の両方とも弁開のときは、両方のターボチ
ャージャ7.8が作動される。
副ターボチャージャ8のタービン8aの下流と主ターボ
チャージャ7のタービン7aの下流とは、排気バイパス
通路40を介して連通可能となっている。排気バイパス
通路40には、この排気バイパス通路40を開閉する排
気バイパス弁41が設けられている。排気バイパス弁4
1は、ダイヤフラム式アクチュエータ42によって開閉
されるようになっている。
低速域で停止される副ターボチャージャ8の吸気通路に
゛は、1個ターボチャージャがら2個ターボチャージャ
への切替を円滑にするために、コンプレッサ8bの上流
と下流とを連通ずる吸気バイパス通路13と、吸気バイ
パス通路13の途中に配設される吸気バイパス弁33が
設けられる。吸気バイパス弁33はダイヤフラム式のア
クチュエータ1oによって開閉される。吸気切替弁18
の上流と下流とを連通するバイパス通路には、逆止弁1
2を設けられており、吸気切替弁18の閉時において副
ターボチャージャ8側のコンプレッサ出口圧力が主ター
ボチャージャ7側より大になったとき、空気が上流側か
ら下流側に流れることができるようにしである。なお、
図中、14はコンプレッサ出口側の吸気通路、15はコ
ンプレッサ入口側の吸気通路を示ず。
吸気通路15はエアフローメータ24を介してエアクリ
ーナ23に接続される。排気通路を形成するフロントパ
イプ20は、排気ガス触媒21を介して排気マフラーに
接続される。吸気切替弁18はアクチュエータ11によ
って開閉され、排気切替弁17はダイヤフラム式アクチ
ュエータ16によって開閉されるようになっている。ウ
ェストゲートバルブ31は、アクチュエータ44によっ
て開閉されるようになっている。
アクチュエータ9.10.11.16.42は、過給圧
または負圧の導入によって作動するようになっている。
各アクチュエータ9.10.11.16.42には、流
路を選択的に切り替えるために、第1、第2、第3、第
4、第5、第6の電磁弁25.26.27.28.32
.44が接続されている。各電磁弁25.26.27.
2B、32.44の切替は、エンジンコントロールコン
ピュータ29からの指令に従って行なわれる。
、 第1の電磁弁25は、チエツク弁46を介してイン
ククーラ6の上流側の通路と連通可能となっている。第
2の電磁弁26は、チエツク弁45を介してサージタン
ク2内と連通可能となっている。第3の電磁弁27は、
チエツク弁47を介してインククーラ6の上流側の通路
と連通可能となっている。第4の電磁弁28は、同様に
チエツク弁48を介してインククーラ6の上流側の通路
と連通可能となっている。
吸気バイパス弁33用のアクチュエータ10には、正圧
が導入される正圧ダイヤフラム室10aと負圧が導入さ
れる負圧ダイヤフラム室10bが形成されている。正圧
ダイヤフラム室10aには、第3の電磁弁27を介して
正圧(過給圧)が導かれ、負圧ダイヤフラム室10bに
は、後述する強制切替手段70から負圧が導かれるよう
になっている。
吸気切替弁18用のアクチュエータ11には、正圧が導
入される正圧ダイヤフラム室11aと負圧が導入される
負圧ダイヤフラム室11bが形成されている。正圧ダイ
ヤフラム室11aには、第1の電磁弁25を介して正圧
が導かれ、負圧ダイヤフラム室11bには、強制切替手
段70から負圧が導かれるようになっている。
排気切替弁17用のアクチュエータ16には、正圧が導
入される正圧ダイヤフラム室16aと負圧が導入される
負圧ダイヤフラム室16bが形成されている。正圧ダイ
ヤフラム室16aには、第4の電磁弁28を介して正圧
が導かれ、負圧ダイヤフラム室16bには、強制切替手
段70から負圧が導かれるようになっている。
強制切替手段70は、リザーブタンク71、第7の電磁
弁72、切替指令部73とから構成されている。
リザーブタンク71は、サージタンク2内と連通可能と
なっており、内部には吸気の流れを一方向にのみ許すチ
エツク弁71aが収納されている。リザーブタンク71
は、サージタンク2内のが負圧になったとき、負圧を蓄
積する機能を有している。第7の電磁弁72は、リザー
ブタンク71と接続されており、吸気バイパス弁33、
吸気切替弁18、排気切替弁17を作動させる各電磁弁
が故障した際に、各アクチュエータ10.11.16の
負圧ダイヤフラム室10b 、llb 、16bに負圧
を導く機能を有する。切替指令部73ハ、エンジンコン
トロールコンピュータ29に形成されており、答弁が故
障した際に、第7の電磁弁72に切替信号を出力する機
能を有する。
第1の電磁弁25のONは、吸気切替弁18を弁開とす
るようにアクチュエータ11を作動させ、OFFは吸気
切替弁18を全閉とするようにアクチュエータ11を作
動させる。第4の電磁弁28のONは、排気切替弁17
を全開とするようにアクチュエータ16を作動させ、O
FFは排気切替弁17を全閉するようにアクチュエータ
IGを作動させる。第3の電磁弁27のONは、吸気バ
イパス弁33を全閉するようにアクチュエータ10を作
動させ、OFFは吸気バイパス弁33を全開するように
アクチュエータ10を作動させる。
排気バイパス弁42を作動させるアクチュエータ42に
負圧を導入する第5の電磁弁32は、ON、0FFI1
1御でなく、デユーティ制御される。同様に、ウェスト
ゲートバルブ31を作動させるアクチュエータ9に負圧
を導く第6の電磁弁44は、ON、OFF制御でなく、
デユーティ制御される。
デユーティ制御は、周知の通り、デユーティ比により通
電時間を制御することであり、デジタル的に通電、非通
電の割合を変えることにより、アナログ的に平均電流が
可変制御される。なお、デューティ比は、1サイクルの
時間に対する通電時間の割合であり、1サイクル中の通
電時間をA、非通電時間をBとすると、デユーティ比−
A/A+ B X100(%)で表わされる。本実施例
では、第5の電磁弁32と第6の電磁弁44をデユーテ
ィ制御することにより、これらの電磁弁の開口量を可変
させることが可能となっている。
エンジンコントロールコンピュータ29は、エンジンの
各種運転条件検出センサと電気的に接続され、各種セン
サからの信号が入力される。エンジン運転条件検出セン
サには、過給圧検出センサ(吸気管圧力センサ)30、
スロットル開度センサ5、吸入空気量測定センサとして
のエアフローメータ24、エンジン回転数センサ50、
および酸素センサ19が含まれる。
エンジンコントロールコンピュータ29は、演算をする
ためのセントラルプロセッサユニソト(CPU)、読み
出し専用のメモリであるリードオンリメモリ (ROM
) 、−時記憶用のランダムアクセスメモリ (RAM
) 、入出力インターフエイス(I10インターフェイ
ス)、各種センサからのアナログ信号をディジタル量に
変換するA/Dコンバータを備えている。
エンジンコントロールコンピュータ29には、異常検知
手段60が形成されている。異常検知手段60は、吸気
バイパス弁33、吸気切替弁18、排気切替弁17のう
ち少なくとも一つの弁の異常を検知する機能を有する。
答弁の異常は、たとえばつぎのような方法によって検出
される。
吸気バイパス弁33が開き側で故障し作動不可能となっ
た場合は、2個ターボチャージャへの切替時には、副タ
ーボチャージャ8による過給気の一部が吸気バイパス弁
33を介して主ターボチャージャ7の上流に庚され過給
圧の落ち込み量が著しく大となる。その後は、ウェスト
ゲートバルブ31の制御によって過給圧は上昇する。し
たがって、2個ターボチャージャへの切替時の過給圧の
落ち込み量を検出し、この落ち込み量が所定値以上であ
れば吸気バイパス弁33が異常であると検知される。
また、排気切替弁17が開き側で故障し、その状態で回
動不可能になった場合は、主ターボチャージャ7のみが
過給作動すべき領域で副ターボチャージャ8も回転する
ことになる。主ターボチャージャ7のみが作動すべき領
域は低速域であるので、エンジン回転数が低く排気ガス
量も少ない。つまり、排気切替弁が開き側で故障した場
合は、エンジンからの排気ガスは主ターボチャージャ7
側と副ターボチャージャ8側に分散され、正常時の1個
ターボチャージャ時に比べて過給圧は低下する。
したがって、正常時のスロットル開度とエンジン回転数
と過給圧との関係と、これらに対する実際の過給圧を比
較することにより、排気切替弁17の故障の発生を検知
することが可能となる。
吸気切替弁18の故障も上述の方法に準じた方法によっ
て検出可能である。このように、異常検知手段60は、
常時答弁の異常の有無を監視し、少なくとも一つの弁の
故障時には、異常信号を出力する機能を有する。
第1図に示すように、異常検知手段60は強制切替手段
70の切替指令部73に接続されており、吸気バイパス
弁33、吸気切替弁18、排気切替弁17のうちいずれ
か一つが故障である場合には、異常検知手段60から切
替指令部73に異常信号が出力されるようになっている
。切替指令部73は、異常信号が入力されると第7の電
磁弁72に切替信号を出力し、これによって各アクチュ
エータ10.11.17の負圧ダイヤフラム室1.Ob
 、11 b 、17bに負圧が導かれるようになって
いる。
つぎに、上記の過給機付エンジンの制御装置における作
用を説明する。
上述したように、本過給機付エンジンの高速域では、吸
気切替弁18と排気切替弁17がともに開がれ、吸気バ
イパス弁33が閉じられる。これによって2個ターボチ
ャージャ7.8が過給作動し、十分な過給空気量が得ら
れ、出力が向上される。このとき過給圧は、+5001
1Hgを越えないように、デユーティ制御されるウェス
トゲ−1−バルブ31により制御卸される。
低速域でかつ高負荷時には、吸気切替弁18と排気切替
弁17がともにとじられ、吸気バイパス弁33は開かれ
る。これによって1個のターボチャージャ7のみが駆動
される。低回転域で1個ターボチャージャとする理由は
、低回転域では1個ターボチャージャ過給特性が2個タ
ーボチャージャ過給特性より優れているからである。1
個ターボチャージャとすることにより、過給圧、トルク
の立上りがはやくなり、レスポンスが迅速となる。
低速域でかつ軽負荷時には、排気切替弁17を閉じたま
ま吸気切替弁18を開にする。これによって、1個ター
ボチャージャ駆動のまま、吸気通路2個ターボチャージ
ャ分が開となり、1個ターボチャージャによる吸気抵抗
の増加を除去できる。また、これによって、低負荷から
の加速初期における過給圧立上り特性、レスポンスをさ
らに改善できる。
低速域から高速域に移行するとき、つまり1個ターボチ
ャージャから2個ターボチャージャ作動へ切り替えると
きには、吸気切替弁18および排気切替弁17が閉じら
れているときに排気バイパス弁41をデユーティ制御に
より小開制御し、さらに吸気バイパス弁33を閉じるこ
とにより副ターボチャ−ジャ8の助走回転数を高め、タ
ーボチャージャの切替により円滑に(切替時のシジソク
を小さく)行うことが可能になる。
ところで、吸気バイパス弁33、吸気切替弁18、排気
切替弁17を制御する各電磁弁が故障したり、電磁弁へ
加圧空気を供給するホースが外れたりした場合は、条件
がそろっていても2個ターボチャージャに切替えること
ができなくなる。この場合は、オーバランによって主タ
ーボチャージャが破損するおそれがあるとともに、エン
ジン出力の大幅な低下を招くことになる。
そこで、このような故障が発生した場合には、第3図に
示す処理によってこれに対処している。
図に示すように、ステップ101では弁異常時の制御処
理が開始され、ステップ102で吸気バイパス弁33、
吸気切替弁18、排気切替弁17が異常か否かが判断さ
れる。ここで、正常であると判断された場合は、ステッ
プ103に進み、第7の電磁弁72をOFFのままとす
る。つぎに、ステップ104に進み、第1の電磁弁ない
し第6の電磁弁25.26.27、28.32.44は
通常通り制御され、ステップ107に進んで処理は終了
する。ステップ102において、答弁のうち少なくとも
一つの弁が異常であると弁異常検知手段60からの信号
により判断された場合は、ステップ105に進み、切替
指令部73によって第2の電磁弁26がONとされる。
この処理が終了すると、ステップ106に進み、同様に
切替指令部73にによって第7の電磁弁72がONとさ
れる。
切替指令部53によって第7の電磁弁72がONとされ
ると、リザーブタンク71内の負圧が各アクチュエータ
10.11.17の負圧ダイヤフラム室10b111b
、17bに導かれる。そのため、吸気バイパス弁33が
閉弁されるとともに、吸気切替弁18と排気切替弁17
とが開弁される。このように、吸気バイパス弁33、吸
気切替弁18、排気切替弁17の少なくともいずれか一
つの弁が異常である場合は、主ターボチャージャ7と副
ターボチャージャ8の双方が過給作動する2個ターボチ
ャージャに強制的に切替えられ、主ターボチャージャ7
側に過剰に排気ガスが流れることはなくなる。したがっ
て、主ターボチャージャ7のオーバーランが解消され、
オーバーランに起因する主ターボチャージャ7の破損が
防止される。
答弁33.18.17が負圧の導入によって2個ターボ
チャージャ作動側へ切替えられると、ステップ106か
らステップ107に進み、異常時の制御処理は完了する
なお、上記実施例では、排気切替弁17や排気バイパス
弁41を副ターボチャージャ8のタービン下流に設けた
構成としたが、排気切替弁17や排気バイパス弁41を
副ターボチャージャ8のタービン上流に設けても同様な
作用効果が得られる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明に係る過給機付エンジンの
制御装置によるときは、吸気切替弁、排気切替弁、吸気
バイパス弁のうち少なくとも一つの弁の異常を検出する
弁異常検知手段を設け、前記答弁を開閉作動させる各ダ
イヤフラムアクチュエータに、正常時に正圧が導入され
る正圧ダイヤフラム室と、弁の異常時のみに負圧が導入
される負圧ダイヤフラム室とをそれぞれ形成し、前記答
弁のうち少なくとも一つの弁の異常時には各負圧ダイヤ
フラム室に負圧を導入させて主、副ターボチャージャの
双方を過給作動させる強制切替手段を設けるようにした
ので°、異常発生時においても、確実に2個ターボチャ
ージャ作動状態を維持することができる。したがって、
主ターボチャージャ側への過剰な排気ガスの流入が解消
され、オーバランによる主ターボチャージャの破損を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る過給機付エンジンの制
御装置のブロック図、 第2図は本発明の一実施例に係る過給機付エンジンの系
統図、 第3図は第2図の装置における答弁の故障時の処理手順
を示すフローチャート、 第4図は従来の過給機付エンジンの概略系統図、である
。 1・・・・・・エンジン 7・・・・・・主ターボチャージャ 8・・・・・・副ターボチャージャ 13・・・・・・吸気バイパス通路 17・・・・・・排気切替弁 18・・・・・・吸気切替弁 29・・・・・・エンジンコントロールコンピュータ3
0・・・・・・過給圧検知センサ 33・・・・・・吸気バイパス弁 40・・・・・・排気バイパス通路 41・・・・・・排気バイパス弁 50・・・・・・エンジン回転数センサ60・・・・・
・弁異常検知手段 70・・・・・・強制切替手段

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、主ターボチャージャと、副ターボチャージャとを備
    え、前記副ターボチャージャのコンプレッサ下流に吸気
    通路を開閉する吸気切替弁を設けるとともに、副ターボ
    チャージャのタービン下流または上流に排気通路を開閉
    する排気切替弁を設け、低速域では前記吸気切替弁と排
    気切替弁を共に閉弁させることにより主ターボチャージ
    ャのみを過給作動させ、高速域では前記吸気切替弁と排
    気切替弁を共に開弁させることにより主ターボチャージ
    ャおよび副ターボチャージャの両方を過給作動させ、前
    記副ターボチャージャのコンプレッサをバイパスする吸
    気バイパス通路に配置された吸気バイパス弁を、前記排
    気切替弁の開弁作動よりも先に閉弁作動させて副ターボ
    チャージャの助走回転数を高めるようにした過給機付エ
    ンジンの制御装置において、 前記吸気切替弁、排気切替弁、吸気バイパス弁のうち少
    なくとも一つの弁の異常を検出する弁異常検知手段を設
    け、前記各弁を開閉作動させる各ダイヤフラムアクチュ
    エータに、正常時に正圧が導入される正圧ダイヤフラム
    室と、弁の異常時のみに負圧が導入される負圧ダイヤフ
    ラム室とをそれぞれ形成し、前記各弁のうち少なくとも
    一つの弁の異常時には各負圧ダイヤフラム室に負圧を導
    入させて主、副ターボチャージャの双方を過給作動させ
    る強制切替手段を設けたことを特徴とする過給機付エン
    ジンの制御装置。
JP2284331A 1990-10-24 1990-10-24 過給機付エンジンの制御装置 Pending JPH04164124A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010229903A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Toyota Motor Corp 過給機付内燃機関の異常判定装置

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