JPH04150B2 - - Google Patents

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JPH04150B2
JPH04150B2 JP61038365A JP3836586A JPH04150B2 JP H04150 B2 JPH04150 B2 JP H04150B2 JP 61038365 A JP61038365 A JP 61038365A JP 3836586 A JP3836586 A JP 3836586A JP H04150 B2 JPH04150 B2 JP H04150B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water vapor
waterproof layer
exhaust
waterproof
roof slab
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP61038365A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62197555A (ja
Inventor
Satoru Okada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP3836586A priority Critical patent/JPS62197555A/ja
Publication of JPS62197555A publication Critical patent/JPS62197555A/ja
Publication of JPH04150B2 publication Critical patent/JPH04150B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、露出防水の防水層の脹れを防止する
防水層構造に関する。
(従来の技術) 一般に建物の屋根スラブ上面やこのスラブに設
けた立上り部の表面に防水層を施工してあるが、
施工中の防水層の下面に水蒸気が発生し、この水
蒸気によつて防水層が脹れる。そこで、従来この
脹れを防止するために、例えば第5図に示すよう
に屋根スラブS上の防水層Mを貫通して排気突部
Tを立設し、その排気口Taより水蒸気を抜いて
いるものがあつた。また第6図に示すように屋根
スラブの立上り部の防水層M1内側に上下方向に
排気路Rを有する排気部T1を設け、水蒸気はこ
の排気路と直交する方向に設けた排気路R1を経
て矢印に示すように外部へ抜くものがあつた。
(発明が解決しようとする問題点) 前者の例では、防水面上に突起物が存在するこ
とになり、防水の施工上に障害となり、完全防水
ができず、この欠点は特に外断熱防水に著しく、
そして防水層を貫通してスラブ上に排気突部が露
出しているために防水層および排気突部の耐久性
に難があつた。また後者の例では、屋根スラブが
広い場合には、排気路の中央部分の水蒸気が抜け
ず、抜気機能を十分発揮できない不都合があつ
た。
本発明の目的は、簡単な構成で確実に抜気がで
き、その上防水施工上障害とならず、また耐火
性、耐久性に秀れた防水層構造を提供することに
ある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、被防水体に防水層を設け、この防水
層内面側に上記被防水体を貫通する水蒸気排出部
を設けてあり、この水蒸気排出部に通気性耐火材
を充填してあるものである。
(作用) 水蒸気は、屋根スラブ等の被防水体に設けてあ
る水蒸気排出部の一端開口から防水層とは反対側
の開口を経て排気される。
(実施例) 以下本発明の実施例を第1〜4図を参照して説
明する。
まず、外断熱防水の場合を第1図を参照して説
明する。
被防水体である屋根スラブ1には、水蒸気排出
部として、適宜の間隔を置いて水蒸気が抜気でき
るに十分の径を備えた水蒸気排出孔2を厚み方向
に貫通してある。この水蒸気排出孔内にはロツク
ウール等の通気性のある耐火材3を充填してあ
る。屋根スラブ1上面には防湿層4をアスフアル
ト等の接着剤を用いて点付け張りで形成してあ
る。なお、点付け張りをする際、水蒸気排出孔2
を接着剤で塞がないようにすることが必要であ
る。防湿層4上面には断熱層5を設け、その上に
防水層6を形成しててある。
したがつて、水蒸気は水蒸気排気孔2を通つて
屋根スラブ1の下方に抜けることになる。
次に内断熱防水の場合を第2〜4図を参照して
説明する。
屋根スラブ11に厚み方向に孔12を貫通し、
この孔につば付きパイプ7を落し込んで、水蒸気
排出部を構成している。このつば付きパイプは頭
部に円板状のつば7aを備え、屋根スラブ11の
上面に掛止められている。パイプ7の孔部はこの
つばを貫通し、内部に通気性のある耐火材13を
充填してある。屋根スラブ11の上面には絶縁工
法により防水層16を設けてあり、屋根スラブ1
1上面及びつば7a上を覆つている。また屋根ス
ラブ11の下面には断熱層15を形成してあり、
上記パイプ7の下端部はこの断熱層を貫通してい
る。パイプ7の先端は分岐排気ホース8aの一端
が接続され、このホースの他端は第4図に示すよ
うに主排気ホース8に連なり、この主排気ホース
は外壁9を貫通している排出パイプ9aに接続し
ている。分岐排気ホース8aはすべて主排気ホー
ス8に集中させてある。
したがつて、水蒸気はパイプ7を通つて分岐排
気ホース8aから主排気ホース8及び排出パイプ
9aを経て、外壁9の外部に排気される。
主排気ホース8は、例えば第2図鎖線に示すよ
うに設備用排気ダクト10に接続してもよく、必
ずしも外壁に導くことに限定されない。
被防水体は屋根スラブに限定されず、このスラ
ブに設けた立上り部であつてもよい。
(発明の効果) 本発明によれば、防水層内面側に被防水体を貫
通する水蒸気排出部を設けてあるので、従来のよ
うに防水面上に突起物がなくなり、防水施工の障
害とならず、特に外断熱防水上有利であり、耐久
性に秀れている。また水蒸気排出部に通気性耐火
材を充填してあるために、この発明を耐火性能を
有する建物にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2
図は他の実施例を示す断面図、第3図はつば付き
パイプの斜視図、第4図は排気ホースの斜視図、
第5図及び第6図は従来例をそれぞれ示す説明図
である。 1,11……被防水体、2,7,12……水蒸
気排出部、3,13……通気性耐火材、6,16
……防水層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 被防水体に防水層を設け、この防水層内面側
    に上記被防水体を貫通する水蒸気排出部を設けて
    あり、上記水蒸気排出部に通気性耐火材を充填し
    てあることを特徴とする防水層構造。
JP3836586A 1986-02-25 1986-02-25 防水層構造 Granted JPS62197555A (ja)

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JP3836586A JPS62197555A (ja) 1986-02-25 1986-02-25 防水層構造

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JPS62197555A JPS62197555A (ja) 1987-09-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0768745B2 (ja) * 1990-08-09 1995-07-26 日新工業株式会社 脱気防水工法並びにそれに用いる脱気蓋

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59122661A (ja) * 1982-12-03 1984-07-16 桧山 邦夫 防水層の下の脱気構造

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JPS59122661A (ja) * 1982-12-03 1984-07-16 桧山 邦夫 防水層の下の脱気構造

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