JPH04147799A - 成形機用ダイプレート - Google Patents

成形機用ダイプレート

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JPH04147799A
JPH04147799A JP26992990A JP26992990A JPH04147799A JP H04147799 A JPH04147799 A JP H04147799A JP 26992990 A JP26992990 A JP 26992990A JP 26992990 A JP26992990 A JP 26992990A JP H04147799 A JPH04147799 A JP H04147799A
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Akihiko Tsuda
津田 彰彦
Masao Sugi
杉 政夫
Kazunori Suzuki
和徳 鈴木
Zenichi Mochizuki
望月 善一
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Shibaura Machine Co Ltd
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Toshiba Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、たとえばダイカスト成形機や射出成形機の型
締装置の一部である固定ダイプレートや移動ダイプレー
トに関し、特に耐摩耗性と耐食性を向上させる技術に関
する。
(従来の技術) 従来のダイカスト機および射出成形機の型締部は、たと
えば第4図に示すようになっている。すなわち、油圧に
よって駆動される移動ダイプレート101と固定ダイプ
レート1o2に、移動金型103と固定金型104がボ
ルト105によって締付は固定されている。上記移動ダ
イプレート101および固定ダイプレート1o2上には
、第5図および第6図に示すように、プレート中央の図
中斜線を付した領域の金型取付面107,107に各金
型103,104が当接しており、成形時に油圧機構に
よって移動ダイプレート101が前進して型締めが行な
われる。
この金型103,104および各ダイブレート101.
102G:1m作用する型締応力は50〜2o。
[kg/cm” ]であるが、金型103,104周辺
部には応力が集中し、その2〜3倍の応力が力学的に作
用するため、鋳鋼または球状黒鉛鋳鉄で製作されている
各ダイブレート101.102は数カ月使用するとへこ
みができる。
すなわち、ダイカスト成形機および射出成形機は部品を
多量に生産する機械であるために、型の開閉は年間10
0万回位になる。そのため、繰り返し型締応力により、
移動および固定ダイプレート101,102が0 、0
5〜0 、5 [mml程度へたる。
また、ダイカスト成形機の場合には、成形品の離型のた
めに水溶性のスプレーを使用するので、腐食との相乗作
用によりへたりの度合いが大きくなる。
このようなへこみ部分が生じると、型交換時にへこみ部
の影響によって金型103,104が各固定ダイプレー
ト102と移動ダイプレート101に平行に取り付かず
、金型103,104の会わせ面に隙間ができて成形品
にばつが発生してしまう。また、タイバーに異常な力が
作用して破損する等の問題が起るおそれもある。
そのため、従来は第5図および第6図に示すように各移
動、固定ダイプレート101,102の金型取付面10
7,107に、耐食、耐摩耗材料を溶射、または溶接を
行なって強化していた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、溶射の場合は、耐食、耐摩耗粉体をダイ
プレート101,102表面に機械的に密着させる方法
であるため接着力が弱く、また仕上げ加工の際にはくす
する等多々問題があった。
また、溶接の場合は、移動および固定ダイプレート10
1,102の材料が球状黒鉛鋳鉄では溶接割れが発生す
るために、鋳鋼だけに限られている。さらに、鋳鋼にお
いても溶接割れを防ぐためにダイプレートを400〜5
00 [℃]付近まで予熱し、また溶接後にも後熱する
など作業環境が悪いという問題があった。
本発明は上記した従来技術の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、金型取付面に設
けられる耐食、耐摩耗材料をプレート母材金属に強固に
固着でき、しかもプレート母材金属材料の制約が少なく
、さらに製作時の作業性の良好な成形機用ダイプレート
を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明にあっては、金型取
付面を耐食、耐摩耗材料にて強化した成形機用ダイプレ
ートにおいて、 前記耐食、耐摩耗材料をプレート母材金属にて鋳ぐるん
だことを特徴とする。
耐食、耐摩耗材料として炭素量が0.5%以下の金属材
料を用いることが好ましく、また、プレート母材金属と
して球状黒鉛鋳鉄を用いることが効果的である。
(作 用) 上記構成の成形機用ダイプレートにあっては、耐食、耐
摩耗材料をプレート母材金属に鋳ぐるんだ際に、両材料
の境界層が冶金的に拡散接合され耐食、耐摩耗材料が強
固に接合される。
ここで、耐食、耐摩耗材料として炭素量が0゜5%以下
の金属材料を用いれば、炭素の拡散が速く接合強度を高
めることができる。
また、プレート母材金属として球状黒鉛鋳鉄を用いれば
鋼材並みの強度が得られ、また炭素量が2.8〜3.6
%と非常に高いために耐食、1liF1摩耗材料へ拡散
しやすく、より一層接合強度を高、くすることができる
(実施例) 以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明する。本発
明の一実施例に係る成形機用ダイプレートを示す第1図
において、1は移動あるいは固定ダイプレートとして用
いられる成形機用ダイプレートを示している。このダイ
プレートlは、金型2が取り付けられる金型取付面3を
耐食、耐摩耗材料より成る鋳包み材4にて強化したもの
で、この鋳包み材4をプレート母材金属5にて一体的に
鋳ぐるんだ構成となっている。そして、この鋳包み材4
とプレート母材金属5との境界層には拡散接合層6が形
成されている。
ダイプレート1の成形は、第2図に示すように鋳型10
内に鋳包み材4をセットし、プレート母材金属5となる
球状黒鉛鋳鉄溶湯11を湯道12から注湯し、球状黒鉛
鋳鉄溶湯11の凝固熱な利用して鋳包み材4に拡散接合
させるようになっている。また、鋳型10には押湯部1
3が設けられており、注湯した溶湯を押湯して組織を均
質化するようになっている。
拡散接合するには鋳包み材4とプレート母材金属5との
断面積比が10%以下であることが好ましい。また、プ
レート母材金属5の鋳込み温度としては、鋳込み温度が
高過ぎると局部的に溶融され、温度が低いと拡散が不十
分となるために1300〜1350[”C]の範囲にす
ることが効果的である。
また、鋳包み材4の拡散接合はプレート母材金属5の炭
素によって行なわれるため、鋳包み材4の炭素量が1%
以上であると共析組織のため拡散はゆっくりとなり、十
分な強度を得にくい。そのため、炭素量が少なく、拡散
しゃすいα相とγ相の組織から構成されている0、5%
以下がよい。
また、鋳込み材4に酸化層があると拡散は悪く融着が不
十分となるので、ホーニング、酸洗い処理を施すのがよ
い。さらに鋳包み面に微細な凹凸をつけるショツトブラ
スト処理は表面積を大きくするため効果的である。
また、鋳包み材4の形状は平板でもよいが、拡散を促進
するために、第3図(a)に示すように一方向にスリッ
ト7を設けたり、また第3図(b)に示すように格子状
にスリット8を設けてもよい。さらに、そりが問題にな
る場合には、第3図(C)に示すように、丸棒9を溶接
して鋳型10内に固着する方法を採れば良い。
尚、プレート母材金属5として球状黒鉛鋳鉄を選択する
理由は、鋼材並みの強度が得らること、また炭素量が2
.8〜3.6%と非常に高いため鋳包み材4に拡散しや
すいためである。
次に実験例を説明する。
まず、第3図(a)に示す形状に加工した5US430
板材をホーニング処理し、表面を活性化させて鋳包み材
4を得た。そして、第2図に示す鋳型10内にセットし
、鋳型10と共に180℃に乾燥した後、1320℃の
球状黒鉛鋳鉄溶湯を注湯し、固定ダイプレートを製造し
た。このダイプレートを超音波探傷器で調査したところ
、鋳包み材4とプレート母材金属5とが完全に拡散接合
している波形が得られた。また、表層の固さは球状黒鉛
鋳鉄の炭素が拡散して硬度Hvが300であり、プレー
ト母材金属5より50%高い硬度が得られた。この部材
を溝加工したが、境界部からの剥離はなかった。さらに
、実際ダイカストマシンに取り付けて1年以上稼動して
いるが、へこみや腐食などの問題は発生していない。
次に、第3図(b)に示す形状に加工した5US304
板材をショットピーニング処理して鋳包み材4を得て、
鋳型10内にセットし、上記と同様の条件で移動ダイプ
レートを鋳造した。この部材を同様に溝加工したが境界
部からのばくりはなかった。また、表層の固さはHv2
50でありプレート母材金属5より25%高い硬度が得
られた。そして、実際ダイカストマシンに取り付けて1
年以上稼動しているが、へこみや腐食等の問題は発生し
ていない。
(発明の効果) 本発明は以上の構成および作用を有するもので、ダイプ
レートの金型取付面に設けられる耐食、耐摩耗材料をプ
レート母材金属により鋳ぐるんで一体成形したので、両
者の接合層が鋳造の際の熱により拡散接合となり、接合
強度が高く、しかも耐食、耐摩耗性に優れたダイプレー
トを実現できた。
また、耐食、耐摩耗材料を鋳ぐるむ構成なので、従来の
溶接の場合のようにプレート母材金属の制約がなく、ま
た製作作業も鋳包み材を鋳ぐるんで鋳造するだけですむ
ので作業性もよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る成形機用ダイプレート
を模式的に示した断面図、第2図は第1図のダイプレー
トを鋳造するための鋳型の断面図、第3図(a)、(b
)、(c)は鋳包み材の各種態様を示す斜視図、第4図
は従来のダイカスト成形機の型締部の概略図、第5図は
第4図の固定ダイプレートの平面図、第6図は第4図の
移動ダイプレートの平面図である。 符号の説明 1・・・ダイプレート  2・・・金型3・・・金型取
付面 4・・・鋳包み材(耐食、耐摩耗材寧斗)5・・・プレ
ート母材金属  6・・・拡散接合層0・・・鋳型 第 図 (CI) (C)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金型取付面を耐食、耐摩耗材料にて強化した成形
    機用ダイプレートにおいて、 前記耐食、耐摩耗材料をプレート母材金属にて鋳ぐるん
    だことを特徴とする成形機用ダイプレート。
  2. (2)耐食、耐摩耗材料として炭素量が0.5%以下の
    金属材料を用いる請求項1に記載の成形機用ダイプレー
    ト。
  3. (3)プレート母材金属として球状黒鉛鋳鉄を用いる請
    求項1または2に記載の成形機用ダイプレート。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102489687A (zh) * 2011-12-21 2012-06-13 昆明理工大学 一种梯度复合耐磨材料的制备方法
CN102886445A (zh) * 2012-09-18 2013-01-23 芜湖市续元工贸有限公司 用于冲孔加工模具的安装支架

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102489687A (zh) * 2011-12-21 2012-06-13 昆明理工大学 一种梯度复合耐磨材料的制备方法
CN102886445A (zh) * 2012-09-18 2013-01-23 芜湖市续元工贸有限公司 用于冲孔加工模具的安装支架

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