JPH04143870A - 図形制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ワードプロセッサ、デスクトップパブリッ
シング等における図形データの登録及び読み出しの際の
図形制御方式に関する。

〔従来の技術〕

ワードプロセッサ、デスクトップパブリッシング等の情
報処理装置の中には、各種の図形の編集を行なう図形編
集機能（「図形エディタ」とも称する）を備えたものが
ある。

従来、このような図形編集機能としては、ディスプレイ
画面上の指定した図形にファイル名を付してその図形デ
ータを登録し、所望の時にそのファイル名を指定すると
登録した図形データが読み出されて、ディスプレイ画面
上に登録時と同じ大きさで表示されるものが一般的であ
った。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上述のようにファイル名を付して図形デ
ータを登録するのでは、読み出しの際のデータ検索に時
間がかかり、そのデータによる図形をディスプレイ画面
上に表示する際の処理効率が悪くなるという問題があっ
た。

また、図形のデータをファイル名によって登録すると、
図形の読み出し指示をする時にそのファイル名に対応す
る図形の具体的な形状が判らないので、登録した図形の
なかから所望のものを選択するのに手間取るという問題
もあった。

さらに、登録した図形をディスプレイ画面上の所望の位
置に拡大又は縮小して表示させたい場合には、まず図形
をディスプレイ画面上に表示させて、その図形を図形エ
ディタの機能によって所望の大きさに拡大又は縮小する
編集を行なった後、その図形を画面上の所望の位置に移
動させなければならないので、操作の手間がかかり、図
形編集の効率が悪くなるという問題があった。

この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、登録
した図形をディスプレイ画面に表示する際の処理効率を
向上させることを目的とする。

また、登録した図形のなかから所望のものを容易に選択
して読み出し指示を行なえるようにし、登録した図形を
ディスプレイ画面の所望の位置に拡大又は縮小して表示
させるための操作効率を向上させることも目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明は上記の目的を達成するため、ディスプレイ画
面上の指定された図形のデータをその図形データの読み
出しを指定するアイコンと１対１に対応させて登録して
管理する図形制御方式を提供する。

また、上記図形データの読み出しを指示するアイコンの
表示矩形内にその図形データを展開して表示する図形制
御方式を提供する。

さらに、上記図形データのアイコンを指定した後、その
図形データをディスプレイ画面上に指定した任意の大き
さの矩形内に拡大又は縮小して展開表示する図形制御方
式も提供する。

〔作　用〕

この発明による図形制御方式は、図形データを登録する
時にその読み出しを指示するアイコンと１対１に対応さ
せて登録して管理するので、その読み出しの際のデータ
検索に時間がかからない。

また、読み出し指示をするためのアイコンにはその登録
する図形の形状を表示するので、操作者が選択する際に
容易に探しだすことができる。

さらに、アイコンを指示した後でディスプレイ画面上に
任意の大きさの矩形を指定すると、その矩形内に指示し
たアイコンに対応する登録図形が拡大又は縮小されて表
示されるので、登録図形をディスプレイ画面の所望の位
置に拡大又は縮小して表示させるための操作が簡単であ
る。

〔実施例〕

以下、この発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明
する。

第２図は、この発明による図形制御方式を採用した情報
処理装置の構成を示すブロック図である。

この情報処理装置は、各種のキーを備えて種々の入力を
行なうキーボード１、ディスプレイ画面に表示されるカ
ーソルを移動させて各種の入力を行なうマウス２、図形
や各種のメツセージ等を表示するＣＲＴやＬＣＤ等のデ
ィスプレイ装置３、図形等を紙に印刷するレーザプリン
タ等の印刷装置４を備えている。

そして、各種の処理部を内部に有してこの装置全体の制
御処理、この発明による図形制御方式に係わる図形登録
処理と登録図形描画処理等を行なう中央処理装置５も備
えており、これにはマイクロコンピュータを使用する。

第３図は、図形登録処理に係わる中央処理装置５の内部
の各処理部の構成を示すブロック図である。

図形登録処理に係わる各処理部は、ユーザー図形登録制
御部６、検索器７、メモリ８、格納器９、内部バッファ
１０、ファイル制御部１１、ユーザー図形管理台帳ファ
イル１２、及びユーザー図形ファイル格納部１３からな
る。

ユーザー図形登録制御部６は７〜１３の各部の制御処理
を行ない、検索器７はユーザー図形管理台帳ファイル１
２から未使用のアイコンの番号の取得を行ない、メモリ
８はそのアイコン番号を格納する。

格納器９は内部バッファ１０から登録指定のあった図形
のデータを読み出して格納し、内部バッファ１０はディ
スプレイ画面中に表示されている図形のデータを格納し
、ファイル制御部１１はユーザー図形管理台帳ファイル
１２及びユーザー図形ファイル格納部１３のデータ書き
込みと読み出しの制御を行なう。

ユーザー図形管理台帳ファイル１２は図形登録用に用意
されたアイコンの番号を格納して管理し、ユーザー図形
ファイル格納部１３はメモリ８に格納されているアイコ
ン番号に対応するファイルに格納器９に格納されている
図形データを格納する。

次に、第４図のフローチャートによって図形登録の処理
について説明する。

図形登録の処理が起動すると、検索器７はファイル制御
部１１によってユーザー図形管理台帳ファイル１２から
未使用の番号を取得してメモリ８に格納し、そのアイコ
ン番号によってファイル制御部１１が図形データを格納
するファイルを作成する。

格納器９は内部バッファ１０に格納されている図形デー
タ群の中から登録を指定された図形のデータを読み出し
、ファイル制御部１１によってメモリ８に格納されてい
るアイコン番号に対応させてユーザー図形ファイル格納
部１３に作成したファイルにその図形データを格納する
。

そして、そのファイル内の図形データをディスプレイ画
面の対応するアイコン番号の矩形内に展開して、登録し
た図形の形状をアイコンとして表示する。

第５図は、登録図形描画処理に係わる中央処理装置５の
内部の各処理部及びディスプレイ装Ｗ３の構成を示すブ
ロック図である。

登録図形描画処理に係わる各処理部は、第３図に示した
ファイル制御部１１とユーザー図形ファイル格納部１３
の他に、バッファ１４、矩形発生器１５、第１演算器１
６、データ発生器１７、第２演算器１８、及び図形発生
器１９からなる。

バッファ１４は、登録した図形を拡大又は縮小して表示
する時にマウス２によって指定される領域の矩形データ
１４ａ、Ｒ録図形を指定された領域内に表示するための
縦拡大（縮小）率１４ｂと横拡大（縮小）率１４ｃ、ユ
ーザー図形ファイル格納部１３から読み出した図形デー
タ及びその図形データを拡大又は縮小した図形データ１
４ｄをそれぞれ格納する。

矩形発生器１５はマウス２によって指定される領域の矩
形を・ディスプレイ画面上に描画する際の制御処理とそ
の矩形データ１４ａをバッファ１４へ格納する処理を行
なう。

第１演算器１６は、バッファ１４に格納された図形デー
タ１４ｄを矩形データ１４ａによる矩形内に描画するた
めの縦拡大（縮小）率１４ｂと横拡大（縮小）率１４ｃ
の変倍率計算を行ない、それらのデータをバッファ１４
へ格納する。

データ発生器１７は、ファイル制御部１１を介してユー
ザー図形ファイル格納部１３から読み出した図形データ
をバッファ１４に格納して展開させる処理を行なう。

第２演算器１８は、図形データ１４ｄを上記縦拡大（縮
小）率１４ｂと横拡大（縮小）率１４ｃによって変倍処
理を施し、再びバッファ１４へ格納する処理を行なう。

図形発生器１９は、変倍処理の施された図形データ１４
ｄによってディスプレイ装置の画面のマウス２によって
指定された領域の矩形内に拡大又は縮小した図形を表示
させる処理を行なう。

次に、第１図のフローチャートによって登録図形の描画
処理について説明する。

操作者によって登録図形の読み出しが指示されて、その
登録図形を表示させる矩形を指定するための操作が行な
われると、矩形発生器１５がその矩形の大きさを調整す
る処理を行なう。

この矩形が確定されたらその矩形データ１４ａをバッフ
ァ１４へ格納し、先に読み出し指示のあった図形のデー
タ１４ｄをユーザー図形ファイル格納部１３から読み込
んでバッファ１４へ図形を発生（展開して格納）させる
。

次に、第１演算器１６がバッファ１４の矩形データ１４
ａと図形データ１４ｄをもとに矩形の大きさと図形の仮
の大きさを比較し、その矩形内いっばいに図形を描画す
るための縦・横拡大（縮小）率１４ｂ、１４ｃを計算す
る。

そして、第２演算器１８が縦拡大率１４ｂ及び横拡大率
１４ｃをもとに図形データ１４ｄに変倍処理を施してバ
ッファ１４へ格納すると、図形発生器１９がディスプレ
イ装置へ表示する（図形データの確定・図形の表示）。

次に、第６図乃至第１０図によって図形登録をする際の
操作について説明する。

第６図はディスプレイ装置３の画面の一例を示す図であ
り、２０は図形の編集等を行なう編集領域（以後「プレ
ーン」と称する）、２１は各種の編集機能の選択領域、
２２は各種のアイコンを指定する領域（以後「ユーザー
パレット」と称する）である。

ここでは、プレーン２０に表示されている６個の図形の
なかから、互いに一部が重なりあっている円２３ａ、長
方形２３ｂ、扇形２３ｃの３個を１個の図形２３として
登録するものとする。

まず、操作者は第２図に示したマウス２を用いて画面上
のマウスカーソル２４を移動させて、第７図に示すよう
に登録する図形の円２３ａ、長方形２３ｂ、扇形２３ｃ
を順次指定する（同図では扇形２３ｃを指定している状
態を示す）。

次に、マウスカーソル２４を移動させて、第８図に示す
ように各種機能の選択領域２１に表示されている図形編
集の領域２１ａを指定すると、第９図に示すようにその
領域２１ａが反転表示されて画面左上に図形編集の各種
作業を選択する作業メニュー２５が表示される。

そこで、その中からユーザー図形登録欄２５ａにマウス
カーソル２４を合せて指定するとそれが反転表示され、
次の瞬間には作業メニュー２５が消えて、第１０図に示
すようにユーザーパレット２２に図形２３を縮小描画し
たアイコン２６が表示されて登録が終了する。

次に、第１１図乃至第１３図によってその登録図形を拡
大して表示させる際の操作について説明する。

まず、第１】図に示すようにマウスカーソル２４によっ
てアイコン２６を指定すると、そのアイコン２６が反転
表示される。

次に、マウスカーソル２４を移動させて、プレーン２０
内の所望の位置に登録図形を表示させる領域を示す矩形
を指定する。

この矩形を指定するには、第１２図に示すように、例え
ば最初にマウスカーソル２４で第１魚目として点Ｐ１を
指定した後、そのマウスカーソル２４を移動させると点
Ｐ１とマウスカーソル２４が指す点の位置を結ぶ線を対
角線とする長方形が自在に表示されるので、例えば第２
魚目として点Ｐ２を指定すると、同図中に示す矩形２７
が確定する（このような指定方法をラバーバンド方式と
いう）。

そして、この矩形２７が確定すると次の瞬間にその矩形
２７が消えると共に、第１３図に示すように矩形２７の
内いっばいの大きさになるようにアイコン２６によって
指定した登録図形を縦横具なる倍率で拡大した拡大図形
２８が表示される。

上述の例では拡大表示の場合について説明したが、登録
図形を縮小表示させる場合も同様の操作手順で行なえる
。

なお、図形のデータとアイコンを１対１でＭｆａしてい
るので、登録図形を削除する場合も処理効率がよい。

また、登録した図形の読み出しを指示するアイコンには
その登録図形が表示されるので、情報処理装置に標準的
に登録されている図形等と同等に扱うことができる。

さらに、複数種の図形を組み合わせて１つの図形として
登録することができるので、図形編集の際の作業の効率
がよくなる。

〔発明の効果〕

以上説明してきたように、この発明による図形制御方式
は、登録した図形をディスプレイ画面に表示する際の処
理効率を向上させることができる。

また、登録した図形のなかから所望のものを容易に選択
して読み出し指示を行なえるようになる。

さらに、登録した図形をディスプレイ画面の所望の位置
に拡大又は縮小して表示させるための操作効率も向上さ
せることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は登録図形の描画処理を示すフロー図、第２図は
この発明による図形制御方式を採用した情報処理装置の
構成を示すブロック図、第３図は図形登録処理に係わる
中央処理装置内部の各処理部の構成を示すブロック図、 第４図は図形登録の処理を示すフロー図、第５図は登録
図形描画処理に係わる中央処理装置内部の各処理部等の
構成を示すブロック図、第６図乃至第１３図は図形登録
とその登録図形を拡大表示させる際の操作の説明図であ
る。 １・・・キーボード　　　　　　　　２・・・マウス３
・・・ディスプレイ装置　　　　　４・・・印刷装置５
・・・中央処理装置 ６・・・ユーザー図形登録制御部　　７・・・検索器８
・・・メモリ　　　　　　　　　　９・・・格納器１０
・・・内部バッファ　　１１・・・ファイル制御部１２
・・・ユーザー図形管理台帳ファイル１３・・・ユーザ
ー図形ファイル格納部１４・・・バッファ　　　　１４
ａ・・・矩形データ１４ｂ・・・縦拡大率　　　１４ｃ
・・・横拡大率１４ｄ・・・図形データ　　１５・・矩
形発生器１６・・第１演算器　　　１７・・データ発生
器１８・・・第２演算器　　　１９・・・図形発生器２
０・・・編集領域（プレーン） ２１・・・各種編集機能の選択領域 ２２・・・アイコン指定領域（ユーザーパレット）２４
・・・マウスカーソル　　２５・・・作業メニュー２６
・・・登録図形のアイコン　　　２７・・矩形第１ 図 第２ 図 第３ 図 第４図 第６ 図 フ１ 第７図 第１０図 ハ 筑１３図 フ１

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　ディスプレイ画面上の指定された図形のデータをそ
   の図形データの読み出しを指定するアイコンと１対１に
   対応させて登録して管理することを特徴とする図形制御
   方式。 ２　請求項１記載の図形制御方式において、前記図形デ
   ータの読み出しを指示するアイコンの表示矩形内にその
   図形データを展開して表示することを特徴とする図形制
   御方式。 ３　請求項１記載の図形制御方式において、前記図形デ
   ータのアイコンを指定した後、その図形データを前記デ
   ィスプレイ画面上に指定した任意の大きさの矩形内に拡
   大又は縮小して展開表示することを特徴とする図形制御
   方式。