JPH04142961A - プリント装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プラテンドラムとサーマルヘッドとの間に受
像紙とインクシートを介在させてサーマルヘッドを圧接
し、受像紙に加熱記録するプリント装置に関する。

〔従来の技術〕

例えば特開昭６３−７４６７２号公報には、この種のプ
リント装置において、印字用紙の有無を検知するセンサ
と、用紙の搬送量を検知する手段と、印字用紙サイズに
対応する印字行数テーブルとを用いて残可能印字行数を
演算する技術が開示されている。

また、給紙力セントに紙種・搬送方向を検知する手段を
設けた装置、紙種・搬送方向に応じて複数の給紙力セン
トを有する装置等が公知技術となっている。

〔発明が解決しようとする課題〕

前記従来技術（特開昭６３−７４６７２号公報）におい
ては、用紙の搬送量を検知する手段と、用紙サイズに対
応した印字行数テーブルを設けており、印字中に搬送量
を検知しなければならず制御が複雑となる問題があると
ともに、用紙の搬送量と印字行数の検知では用紙の搬送
方向までは特定できないという不具合がある。

また、給紙力セントに紙種や１般送方向の検知手段を設
けたり、複数のカセットを用意する場合には、装置の複
雑化・コスト上昇が避けられない。

本発明は上述の不具合を解決し、簡単な制御で用紙の紙
種・搬送方向を判別可能なプリン１−装置を提供するこ
とを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、受像紙を巻き付けて搬送・プリントを行う
プラテンドラムと、このプラテントラムに受像紙を固定
させるためのグリッパと、前記受像紙の紙幅を検知する
紙幅検知手段と、紙搬送路において前記受像紙のを無を
検知する受像紙検知手段と、前記紙幅検知手段の検知結
果と前記プラテンドラムに受像紙がグリップされてから
所定の位置まで前記プラテンドラムを回転させたときの
前記受像紙検知手段の検知結果とから紙種および搬送方
向を判断する判断手段とを備えた第１の手段により達成
される。

また上記目的は、第１の手段に、さらに、判断手段によ
る紙種および搬送方向の判断結果に応じてプリン１〜領
域を制御する制御手段を備えた第２の手段によっても達
成される。

〔作用〕

第１の手段によれは、紙幅検知手段の検知結果と、プラ
テンドラムに受像紙がグリップされてから所定の位置ま
で前記プラテンドラムを回転させたときの受像紙検知手
段の検知結果とがら紙種および搬送方向が判断手段によ
り判断される。

また第２の手段によれば、判断手段の紙種および搬送方
向の判断結果に応じてプリン１〜領域が制御卸される。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。

第１図は本発明の一実施例に係るプリント装置の構成図
であり、プリン１〜装置１０ば、受像紙Ｐを巻き付け、
搬送・印写するためのプラテンドラム１１と、受像紙Ｐ
をプラテンドラム１１に固定するためのグリッパ１１　
ａと、印写手段としてのザーマルヘソド１２と、インク
シート１３と、このインクシート１３を繰り出すための
インクシート繰り出しローラ１３ａと、インクシートを
巻き取るためのインクシート巻き取りローラ１３ｂとで
構成される。

また、給紙力セント１８に積載された受像紙Ｐを前記プ
ラテンドラム１１に給紙するための給紙ローラ１４と、
印写終了後の受像紙Ｐを排紙トレイ２０に排出するため
の排紙ローラ１５を有し、前記給紙ローラ１４とプラテ
ンドラム１１との間の給紙経路上に、受像紙Ｐの有無を
検知するための紙送りセンサ１６が配設されている。

さらに、給紙力セント１８には紙幅に合わせてスライド
可能な紙ガイド板１８ａが設けられており、この紙ガイ
ド板１８ａと一体に形成された遮光板１８ｂを紙幅検知
センサｊ９で読み取ることにより、給紙力セント１８に
セットされた受像紙Ｐの紙幅を検知することができるよ
うに構成されている。

プラテンドラム１１には、グリツバｌ１ａＯ位置を検知
するための位置検知手段１７が設けられている。位置検
知手段１７は、スリットを有するスリン１〜板１７ａと
スリットを検知するための複数のセンサＳ、、Ｓ２．Ｓ
、とで構成され、前記スリット板１７ａはプラテンドラ
１．１１と同期して回転する。図においてセンサＳ＋　
、Ｓ２　、Ｓａはそれぞれ、Ｓ、：印写開始位置、Ｓ２
　：給紙位置、Ｓ３　：ザーマルヘソド解放位置、を検
知する。

次に第２図に基づいてプリント装置１０の給紙動作につ
いて説明する。

なお、図において第１図と同符号のものは同一部材を表
し、センサＳｔ、Ｓ２．Ｓ３は上述の位置検知手段１７
で検知されるグリッパ１１．　ａの位置にあるものとす
る。

まず、受像紙Ｐの給紙動作が開始すると、プラテンドラ
ム１１はグリッパＩｌａが給紙位置（センサＳ２の位置
、以下単に８２、他も同様）に達するまで回転し、同時
に給紙ローラ１４により受像紙Ｐが給紙カセット１８か
ら送り出される。この際、所定時間経過後も紙送りセン
サ１６が紙を検知しなかった場合は、給紙ミスとして判
断しエラー処理を行う。受像紙Ｐが給紙位置くＳ２）で
待機している解放状態のグリッパＩｌａまで達すると、
受像紙Ｐの送り速度に合わせた速度でプラテンドラム１
１が回転し始める。プラテンドラム１１が回転すると、
ドラム内に組込まれたカム（図示せず）によりグリッパ
ｌｌａが閉じ始め、受像紙Ｐがプラテンドラム１１に固
定される。この状態でさらにグリッパｌｌａがヘッド解
放位置（Ｓ３）に達するまでプラテンドラム１１が回転
する。

グリッパＩｌａがヘッド解放位置（Ｓ３）に達したとき
に、サーマルヘッド１２が加圧状態にあったときは、−
旦プラテンドラム１１の回転を停止させて、サーマルヘ
ッド１２の加圧を解除してから、グリッパ１１　ａが印
写位置（ＳＩ）に達するまでさらにプラテンドラム１１
を回転させる。

この動作はグリッパｌｌａがサーマルヘッド１２の発熱
部にぶつかることによって発熱部を損傷させることを防
くために行う。

グリッパｌｌａが印写位置（Ｓｌ）に達したならば、サ
ーマルヘッド１２をプラテンドラム１１に加圧させるこ
とで、印写可能状態になる。

本発明は前記の紙幅検知センサ１９と紙送りセンサ１６
とから、紙種および搬送方向を検出するものであり、そ
の詳細を以下に説明する。

表１にプリント装置１０に使用される受像紙Ｐの主な紙
種を示す。この表から分かるように、給紙が縦給紙のみ
の場合には紙幅がそれぞれ異なっているために紙幅検知
センサ１９により紙幅が判断できればそれぞれの印写長
ざを特定することかできる。しかし、横給紙の場合ば、
Ａ５横とへ４縦、ハガキ横とＡ５縦の紙幅がそれぞれ等
しくなるため、紙幅の検知だけでは印写長さを決めるこ
とができなくなる。

このことを解決するために、従来の給紙カセットには紙
幅センサの他に給紙方向も検知するセンサを設けたもの
があり、その欠点も前述した通りである。

表１ そこで本実施例では、給紙力セント１８に紙送り方向を
検知するための特別な手段を設けることな（、紙種を判
断できる装置を提供するものである。

第２図において、プラテンドラム１１の直径は、Ａ４サ
イズの受像紙Ｐを長平方向に搬送して巻き付ける場合に
は、グリッパｌｌａを設けるスペースを考慮すると、少
なくとも１０５〜１１０ｎ＋程度は必要となる。仮に直
径１１０ｔｍに設定したとして、ヘッド開放位置（Ｓ３
）が給紙位置（Ｓ２）を起点として１３５°に位置して
いた場合、センサＳ２の位置からセンサＳ３の位置まで
のプラテンドラム１１の周長ｌ、は約］３０ｍ■となる
。紙送りセンサ１６から給紙位置（Ｓ２）までの距離７
！２を３０ｗ程度に設定すると、グリッパＩｌａがヘッ
ド開放位置（Ｓ３）に達したときの紙送りセンサ１６ま
での距離ｌは、ｌ−β、＋ｂ２＝１６０１ＩＩとなる。

ところで、Ａ４縦給紙およびＡ５縦給紙の場合、紙の長
さはそれぞれ２９７ｍｍ、　　２１０ｗｍであり、前記
ｌよりも長いため、グリッパｌｌａがヘッド開放位置（
Ｓ３）に達したときでも紙送りセンサ１６は紙を検知（
オン）している。ところが、Ａ５横給紙およびハガキ横
給紙の長さは１４８ｍｍ。

１００龍であり、ｌよりも短いため紙送りセンサ１６は
オフしており、縦給紙の場合と区別することができる。

よって紙幅検知と紙送り検知の結果による紙種の判別は
表２のようになる。

表２ 従って、表２のように求められた紙種および搬送方向に
基づいて印写領域を設定することにより、いわゆるカラ
打ちによるサーマルヘッド１２の損傷を防止することが
でき信頼性が向上する。

〔発明の効果〕

以上説明したように、請求項１記載の発明によれば、紙
幅検知手段の検知結果と、プラテンドラムに受像紙がグ
リップされてから所定の位置までプラテンドラムを回転
させたときの受像紙検知手段の検知結果とから、紙種お
よび１般送方向を判断することにより、特別な手段を付
加せずに簡単な構成で信頼性に優れたプリント動作を行
うことができる。

また、請求項２記載の発明によれば、紙種および搬送方
向の判断結果に応じてプリン１−領域を制御することに
より、用紙をはずれた部分でのいわゆるカラ打ちをする
ことがなく、サーマルヘッドのエレメントの焼損を防止
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るプリント装置の構成図
、第２図は同プリント装置の給紙動作の説明図である。 １１・・・プラテンドラム、ｌｌａ・・・グリッパ、１
２・・・サーマルヘッド、１３・・・インクシート、１
６・・・紙送りセンサ（受像紙検知手段）、１９・・・
紙幅検知センサ（紙幅検知手段）、Ｐ・・・受像紙。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）受像紙を巻き付けて搬送・プリントを行うプラテ
   ンドラムと、このプラテンドラムに受像紙を固定させる
   ためのグリッパと、前記受像紙の紙幅を検知する紙幅検
   知手段と、紙搬送路において前記受像紙の有無を検知す
   る受像紙検知手段と、前記紙幅検知手段の検知結果と前
   記プラテンドラムに受像紙がグリップされてから所定の
   位置まで前記プラテンドラムを回転させたときの前記受
   像紙検知手段の検知結果とから紙種および搬送方向を判
   断する判断手段とを備えてなるプリント装置。
2. （２）請求項１記載のプリント装置に、判断手段の判断
   結果に応じてプリント領域を制御する制御手段をさらに
   備えてなるプリント装置。