JP2005081813A - プリンタ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数台の印字手段トを備えたプリンタ装置において、エラーが発生した際に、正常な印字結果を容易に得ることが可能なプリンタ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 印字ユニットにエラーが発生した場合に、メイン制御部が排出動作を停止し(400、402)、個別エラーと判断したときに(404、406)、印字データの印字ユニットへの割振りを修正し(408)、印字順が抜けたことを表す記録紙を給紙ホッパ又は給紙ユニットから排紙バッファ又は排紙トレイに搬送する(410)。なお、排出トレイに記録紙を搬送する際には、印字順に従って搬送を行う。また、修正した割振りに従って印字データを印字ユニットに転送し(412)、エラーが発生したことを知らせる個別エラー通知処理を行う(414)。そして、印字が終了した時点でメイン制御部が排出動作を再開し、排出バッファから正常な印字順となるように、すなわち、エラーに対応する位置に白紙の記録紙が排出されるように排紙トレイへ記録紙を排出する(416)。
【選択図】 図14
【解決手段】 印字ユニットにエラーが発生した場合に、メイン制御部が排出動作を停止し(400、402)、個別エラーと判断したときに(404、406)、印字データの印字ユニットへの割振りを修正し(408)、印字順が抜けたことを表す記録紙を給紙ホッパ又は給紙ユニットから排紙バッファ又は排紙トレイに搬送する(410)。なお、排出トレイに記録紙を搬送する際には、印字順に従って搬送を行う。また、修正した割振りに従って印字データを印字ユニットに転送し(412)、エラーが発生したことを知らせる個別エラー通知処理を行う(414)。そして、印字が終了した時点でメイン制御部が排出動作を再開し、排出バッファから正常な印字順となるように、すなわち、エラーに対応する位置に白紙の記録紙が排出されるように排紙トレイへ記録紙を排出する(416)。
【選択図】 図14
Description
本発明は、プリンタ装置にかかり、特に、複数台の印字ユニットを備えるプリンタ装置に関する。
大量の印刷物を作成する場合などにおいて、複数台の印字手段を並列的に配置し、これらの印字手段に印刷ジョブを振り分け、これらの印字手段を並列に動作させることにより、高速印刷を実現する並列処理型のプリンタ装置が提案されている(例えば、特許文献1や特許文献2等)。
特許文献1に記載の技術では、並列型プリンタシステムにおいて、印字部をユニット化して積載している。各ユニットは連結されて使用され、隣り合うそれぞれのユニット間で用紙の排出部を共有し、供給路を共通で使用できる構成とされている。これによって、高速印字が可能となる。
また、特許文献2に記載の技術では、画像形成部を多段式にした印刷装置における、エラー時の処理について提案されている。特許文献2に記載の技術では、エラー検知部とエラー分類テーブルを有し、エラーの内容を継続するかを判断する。処理続行可能なエラーと判断したときは印刷処理を継続し、結果をユーザに通知する。また、処理継続の場合、スループットの低下具合もユーザに通知する。このように、エラー通知を行うことによって、印刷装置が稼働していない時間を最短にし、ユーザの印刷作業を支援することができる。
特開2002−103735号公報
特開2002−103758号公報
上述のような従来の多段式プリンタでは、エラーが発生した場合、多段式プリンタなので、エラーが発生したユニットを除く印字部での印字を続けることで、本来持つ高速性を維持できることが理想である。
しかしながら、従来の多段式プリンタでは、エラーが発生した場合には、印字順が乱れ、ユーザが印刷物を確認しながら順番を正すという煩雑な作業が必要となってしまう、という問題がある。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、複数台の印字手段を備えたプリンタ装置において、エラーが発生した際に、正常な印字結果を容易に得ることが可能なプリンタ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、記録媒体に印字を行う複数の印字手段と、前記複数の印字手段に記録媒体を供給する供給手段と、印字された記録媒体を保持する排出トレイに、前記複数の印字手段によって印字が終了した記録媒体を排出する排出手段と、前記複数の印字手段で印字するための印字データの各印字手段への振り分けを行うと共に、前記供給手段及び前記排出手段の動作を制御する制御手段と、前記複数の印字手段のエラーを検出する検出手段と、前記検出手段によってエラーが検出された場合に、エラーに対応する印字手段によって印字する記録媒体の代わりに、エラーが発生したことを表す記録媒体を前記排出トレイに排出する代替手段と、を備えることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、複数の印字手段では、記録媒体に印字が行われる。例えば、複数の印字手段は、ユニット化した印字ユニットとしてもよいし、複数の印字手段を備えた1つの装置構成としてもよい。
供給手段では、複数の印字手段に記録媒体が供給される。これによって、複数の印字手段によって記録媒体に印字を行うことが可能となる。
また、排出手段では、複数の印字手段よって印字された記録媒体が排出トレイに排出される。排出トレイに印字された記録媒体が保持される。
そして、制御手段では、各印字手段で印字するための印字データが各印字手段に振り分けられると共に、供給手段及び排出手段の動作が制御される。これによって、供給手段から記録媒体が各印字手段に供給され、各印字手段で印字を行った記録媒体が排出手段によって排出トレイに排出される。
また、検出手段では、各印字手段のエラー(例えば、記録媒体の詰まりやインク切れ等の印字が不可能な状態など)が検出される。例えば、各印字手段、供給手段、排出手段等の記録媒体の搬送経路上に設けた記録媒体を検出するセンサやインク残量を検出するセンサ等によって、各印字手段のエラーを検出することが可能である。なお、検出手段は、請求項9に記載の発明のように、供給完了検出手段、印字完了検出手段、及び排出完了検出手段の少なくとも1つの状態検出手段を含むようにしてもよい。
ところで、検出手段によってエラーが検出された場合には、予め定められた印字順で印字された記録媒体を排出トレイに排出することができなくなってしまう。そこで、代替手段では、検出手段によってエラーが検出された場合に、エラーに対応する印字手段によって印字する記録媒体の代わりに、エラーが発生したことを表す記録媒体が排出トレイに排出される。これによって、エラーの発生した印字手段で印字されるべき記録媒体の代わりにエラーが発生したことを表す記録媒体が排出されるので、後で印字順を正す際に容易に印字順を正すことができる。従って、複数台の印字手段を備えたプリンタ装置において、エラーが発生した際に、正常な印字結果を容易に得ることができる。
また、検出手段によってエラーが検出された場合に、請求項2に記載の発明のように、エラーを報知する報知手段をさらに備えるようにしてもよい。
なお、代替手段は、請求項3に記載の発明のように、排出経路に設けられ、エラーが発生したことを表すエラー情報(例えば、予め定めたエラーマーク等)を記録媒体に記録する記録手段を含むようにしてもよい。代替手段の排出用紙は印字用紙と異なる向きで排出したり、異なるサイズの用紙を排出したりしてもよい。これによって、エラーが発生したことが容易に判別できる記録媒体を排出トレイに排出することが可能となる。この時、代替手段は、請求項4に記載の発明のように、供給手段によって排出トレイに記録媒体を直接排出するように供給手段及び排出手段を制御し、記録手段によってエラー情報を、排出する記録媒体に記録するようにしてもよい。
また、記録手段は、請求項5に記載の発明のように、エラー前後に対応する記録媒体にエラー情報を記録し、エラーが発生したことを表す記録媒体として、エラー前後の記録媒体を適用するようにしてもよい。
制御手段は、請求項6に記載の発明のように、検出手段によってエラーが検出された場合に、エラーに対応する印字以外を行った後に、エラーに対応する印字を行うように印字データの振り分けの修正を行うようにしてもよい。
また、エラーの発生した印字手段は、請求項7に記載の発明のように、振り分けの修正に従って代わりに印字を行う印字手段に、印字されていない印字データを直接転送するようにしてもよいし、請求項8に記載の発明のように、制御手段が、印字手段によって印字が終了するまで印字データを保持して、検出手段によってエラーが検出された場合に、振り分けの修正に従って代わりに印字を行う印字手段に、印字されていない印字データを転送するようにしてもよい。
なお、制御手段は、請求項10に記載の発明のように、検出手段によってエラーが検出された場合に、エラーの種類に基づいて、供給手段、排出手段、及びエラーが発生した印字手段以外の印字手段の動作が可能か否かを判断する判断手段を備えるようにしてもよく、当該判断手段によってエラーが発生した場合に、印字継続が可能か否かを判断することが可能となる。
また、検出手段は、例えば、請求項11に記載の発明のように、印字手段内で発生する個別エラーと、印字手段以外にも関わる重大エラーと、を検出するようにしてもよい。そして、この時、請求項12に記載の発明のように、検出手段によって重大エラーが検出された場合に、重大エラーが発生したことを報知する異常報知手段をさらに備えるようにしてもよい。
さらに、印字手段は、請求項13に記載の発明のように、印字が行われた記録媒体を排出トレイに排出する前に一旦保持する排出バッファを有する構成としてもよい。
以上説明したように本発明によれば、エラーが検出された場合に、エラーに対応する印字手段によって印字する記録媒体の代わりに、エラーが発生したことを表す記録媒体を排出トレイに排出する代替手段を備えることによって、後で印字順を正す際に容易に印字順を正すことができるので、複数台の印字手段を備えたプリンタ装置において、エラーが発生した際に、正常な印字結果を容易に得ることができる、という効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
図1及び図2には、本発明の実施の形態に係わるプリンタ装置が示され、図3及び図4には、本発明の実施の形態に係わるプリンタ装置に適用される印字ユニットが示されている。
図3(A)に示すように、印字ユニット142は外殻部としてケーシング12を備えており、このケーシング12は、装置の高さ方向(図3矢印H方向)に沿って扁平な直方体状に形成されている。ケーシング12には、その底板部13における幅方向(図3矢印W方向)に沿った一端側(図3(A)では左側、以下、便宜上、印字ユニット142及び排紙ユニット70において左側を後端側、右側を先端側と呼称する。)にスリット状の給紙口16が穿設される共に、頂板部14に給紙口16と正対するようにスリット状の排紙口18が穿設されている。またケーシング12内には、底板部13上に上面側が開口した筐体状のトレイである給紙ホッパ20が配置されている。給紙ホッパ20内には、1枚の記録紙P又は複数枚の記録紙Pが積層された記録紙の束(以下、これを、特に「記録紙P」と区別する必要がある場合には、「紙束B」という。)が収納可能とされている。
図3(A)に示すように、給紙ホッパ20内には、底板部21上に平板状の積載板22が配置されており、この積載板22上には給紙ホッパ20内に収納された記録紙Pが載置される。積載板22は、幅方向に沿った一端部が底板部21に揺動に可能に連結されると共に、コイルスプリング等の付勢部材24により揺動端側が上方へ付勢されている。これにより、給紙ホッパ20内に収納された記録紙Pは、その先端側が積載板22からの押圧力を受けて上方へ付勢される。
給紙ホッパ20は、ケーシング12により奥行方向(図4矢印D方向)に沿って装着位置と補給位置との間でスライド可能に支持されている。ここで、給紙ホッパ20は、ケーシング12内の装着位置から補給位置へスライドすると、上面側の開口部が開放された状態となり、この開口部を通して記録紙Pを補給し、又は取り出すことが可能になる。また給紙ホッパ20には、付勢部材24に抗して積載板22を拘束するための拘束機構(図示省略)が設けられており、この拘束機構は、給紙ホッパ20の装着位置から補給位置へのスライドに連動して、積載板22を底板部13に近接した下限位置に揺動させて拘束する。また拘束機構は、給紙ホッパ20の補給位置から装着位置へのスライドに連動して積載板22を解放する。
図3(A)に示すように、印字ユニット142内には、給紙ホッパ20の上側に上面側が開口した筐体状の排紙バッファ26が配置されている。この排紙バッファ26内には記録紙Pが収納可能とされている。排紙バッファ26内には、給紙ホッパ20と同様に、その底板部27上に平板状の積載板28が揺動可能に配置されている。この積載板28上には排紙バッファ26内に収納された記録紙Pが載置される。また積載板28は、幅方向に沿って片側(図3では右側)の端部が底板部27に揺動に可能に連結されると共に、コイルスプリング等の付勢部材30により揺動端側が上方へ付勢されている。これにより、排紙バッファ26内に収納された記録紙Pは、その先端側が積載板28からの押圧力を受けて上方へ付勢される。なお、排紙バッファ26内では、記録紙Pの先端の向きが給紙ホッパ20内とは逆になっている。
排紙バッファ26には、底板部27の下面側に付勢部材30に抗して積載板28を揺動方向に沿った下限位置に移動させ、拘束するためのアクチュエータ(図示省略)が配置されており、このアクチュエータは、排紙バッファ26内に画像記録済みの記録紙Pを受け入れる際に、積載板28を底板部27に近接した下限位置に揺動させて拘束し、排紙バッファ26内への記録紙Pの受入完了後に積載板28を解放する。
図3(A)に示すように、印字ユニット142内には、給紙ホッパ20の上方であって、幅方向に沿って排紙バッファ26に隣接する部位に印字部34が配置されている。印字部34には、奥行方向と平行な主走査方向(図4矢印S方向)に延在するガイドロッド36が設けられると共に、このガイドロッド36により主走査方向に沿って移動可能に支持されたインクジェットヘッド38が設けられている。また印字部34には、記録紙Pに対する画像記録時にインクジェットヘッド38を所定の主走査速度で往復移動させるヘッド駆動機構(図示省略)が設けられている。
図3(A)に示すように、印字部34には、主走査方向と直交する副走査方向に沿ってインクジェットヘッド38を挟むようにニップローラ対40及びローラ対42が配置されると共に、これらのローラ対40、42間にインクジェットヘッド38の下面部との間にスリット状の隙間を形成するガイド板44が配置されている。これらのニップローラ対40及びローラ対42は、記録紙Pを所定の副走査速度で副走査方向(図4矢印F方向)へ搬送する。
ここで、インクジェットヘッド38には、その下面部分に主走査方向に沿って記録すべき画像の画素密度に対応するピッチで配設された複数のノズル(図示省略)が設けられており、インクジェットヘッド38は、ヘッド駆動機構により主走査方向へ移動しつつ、デジタル化された画像情報に基づいて各ノズルからインクを噴射及び噴射停止することで、ニップローラ対40及びローラ対42により副走査方向へ搬送される記録紙P上に画像情報に対応する画像を形成する。なお、インクジェットヘッド38は、略記録紙幅の所謂フルラインタイプのものを適用するようにしてもよいし、その他の構成を適用するようにしてもよい。また、ここでは、インクジェット方式の記録ヘッドを適用するが、サーマル等の他の方式の記録ヘッドを採用するようにしてもよい。さらに、複数の印字ユニットでそれぞれ別々の方式の記録ヘッドを採用するようにしてもよい。
図3(A)に示すように、印字ユニット142には、給紙ホッパ20の上方に円筒状の分離給紙ローラ46が配置されている。この分離給紙ローラ46は、給紙ホッパ20内に収納され積載板22により上方へ付勢された記録紙P(紙束B)上面の先端側に圧接する。また印字ユニット142には、分離給紙ローラ46とニップローラ対40との間に一定の間隔を空けて互いに対向する一対の印字ガイド板48、50が配置されており、一対の印字ガイド板48、50はそれぞれU字状に湾曲しており、これら一対の印字ガイド板48、50間には、1枚の記録紙Pをニップローラ対40へ案内するための印字ガイド路52が形成されている。
印字ユニット142では、インクジェットヘッド38に記録紙Pを供給する際には、給紙ホッパ20内の記録紙Pに圧接した分離給紙ローラ46を所定量回転させる。これにより、給紙ホッパ20内からは1枚の記録紙Pが分離され、この1枚の記録紙Pは分離給紙ローラ46からの搬送力により印字ガイド路52に沿ってニップローラ対40へ搬送される。なお、印字ガイド路52の路長が比較的長く、分離給紙ローラ46からの搬送力だけでは記録紙Pを確実にニップローラ対40まで搬送できない場合には、印字ガイド路52にはその途中に搬送ローラ対を配置し、この搬送ローラ対により印字ガイド路52の途中まで搬送されてきた記録紙Pをニップローラ対40まで搬送するようにしても良い。
図3(A)に示すように、印字ユニット142には、排紙バッファ26の上方に円筒状の分離排紙ローラ54が配置されている。この分離排紙ローラ54は、排紙バッファ26内に収納され積載板28により上方へ付勢された記録紙P(紙束B)上面の先端側に圧接する。また印字ユニット142には、分離給紙ローラ46から後端側へ延出する一対の分岐ガイド板56、58が配置されており、一対の分岐ガイド板56、58は、一定の間隔を空けて互いに対向するように支持されている。これら一対の分岐ガイド板56、58間には、1枚の記録紙Pを後述する排紙ガイド路66へ案内するための分岐ガイド路60が形成されている。
印字ユニット142内には、後端部に上下方向へ延在する一対の排紙ガイド板62、64が配置されており、一対の排紙ガイド板62、64は一定の間隔を空けて互いに対向するように支持されている、これらの一対の排紙ガイド板62、64間には、1枚の記録紙Pを後述する排紙ユニット70へ案内するための排紙ガイド路66が形成されている。排紙ガイド路66は、ケーシング12に形成された給紙口16と排紙口18とを繋げている。また印字ユニット142には、排紙ガイド路66に沿って記録紙Pを排紙ユニット70側へ搬送するための搬送ローラ対68が設置されている。この搬送ローラ対68は、少なくとも排紙ガイド路66の上端部及び下端部にそれぞれ配置されており、排紙ガイド路66の路長、記録紙Pの長さ等に応じて排紙ガイド路66の上端部と下端部との間に適宜配置される。
図3(A)に示すように、印字ユニット142内には、排紙ガイド路66と反対側の端部(先端部)に高さ方向に沿って延在する一対の給紙ガイド板150、152が配置されており、この給紙ガイド板150、152の間は、印字ユニット142を高さ方向に沿って貫通するスリット状の給紙ガイド路144とされている。また印字ユニット142のケーシング12には、底板部13及び頂板部14にそれぞれスリット状の給紙口154及び排紙口156(図4参照)が形成されており、給紙ガイド路144は、ケーシング12内で給紙口154及び排紙口156とを繋いでいる。また給紙ガイド路144の下端部及び上端部には、それぞれ搬送ローラ対158が配置されている。
印字ユニット142には、給紙ガイド路144から給紙ホッパ20側へ分岐する分岐ガイド路148が設けられており、搬送ローラ対158からの搬送力を受けて給紙ホッパ20内へ記録紙Pが収納されるようになっている。
印字ユニット142には、給紙ガイド路144の分岐ガイド路148との分岐点付近にガイドレバー146が設けられている。このガイドレバー146には、図3(B)に示すように、一端部に揺動中心となる支軸部147が設けられており、この支軸部147は一方の給紙ガイド板152に配置された軸受部(図示省略)により軸支されている。ここで、ガイドレバー146は、実線で示される給紙位置と2点鎖線で示される搬送位置との範囲で回動可能とされている。またガイドレバー146はロータリアクチュエータ(図示省略)が連結されており、このロータリアクチュエータにより給紙位置及び搬送位置の何れかの位置に回動し保持される。
プリンタ装置140は、図1及び図2に示すように、最下段に給紙ユニット170を備えており、この給紙ユニット170上に印字ユニット142及び排紙ユニット70が積み重ねられて構成されている。ここで、給紙ユニット170は、記録紙Pを各印字ユニット142における給紙ホッパ20内へ補給するためのものである。
図1に示すように、給紙ユニット170は外殻部としてケーシング172を備えており、このケーシング172の幅方向及び奥行方向に沿ったサイズは、印字ユニット142のケーシング12と略一致している。ケーシング172には、その上面部における先端側にスリット状の排紙口174(図2参照)が開口しており、この排紙口174は、給紙ユニット170の上段側に隣接する印字ユニット142の給紙口166に接続される。
ケーシング172内部には、複数枚の記録紙Pが積載された紙束Bが収納可能とされたメイン給紙ホッパ176が配置されている。このメイン給紙ホッパ176は、各印字ユニット142の給紙ホッパ20と同様に、ケーシング172により奥行方向に沿って装着位置と補給位置との間でスライド可能に支持されている。ここで、メイン給紙ホッパ176は、ケーシング172内の装着位置から補給位置へスライドすると、上面側の開口部が開放された状態となり、この開口部を通して記録紙P(紙束B)を補給し、又は取り出すことが可能になる。
メイン給紙ホッパ176内には、収納した紙束Bが積載される積載トレイ178及び、この積載トレイ178を高さ方向に沿って昇降可能に支持した昇降機構(図示省略)が配置されている。またケーシング172内には、メイン給紙ホッパ176の上方に分離給紙ローラ180が配置されており、この分離給紙ローラ180は、そのローラ面が積載トレイ178上に積載された紙束B上面の後端部に対向するように支持されている。昇降機構は、メイン給紙ホッパ176の装着位置から補給位置へのスライドに連動して、積載トレイ178をケーシング172の底板部に近接した下限位置に移動させ、またメイン給紙ホッパ176の補給位置から装着位置へのスライドに連動して積載トレイ178を上昇させ、積載トレイ178上の紙束Bを所定の圧接力で分離給紙ローラ180に圧接させる。
図1に示すように、ケーシング172内には、排紙口174から分離給紙ローラ180側へ延出する接続ガイド路182が設けられており、この接続ガイド路182の先端部は、分離給紙ローラ180の紙束Bとの圧接部に面して開口している。これにより、分離給紙ローラ180が所定量だけ回転すると、分離給紙ローラ180により積載トレイ178上の紙束Bから1枚の記録紙Pが分離され、この記録紙Pの先端側が接続ガイド路182内へ送り込まれる。
なお、メイン給紙ホッパ176内に配置される積載トレイ178は1個に限定されず、複数個の積載トレイ178をメイン給紙ホッパ176内に配置し、各積載トレイ178にそれぞれ異なる種類の記録紙Pを積載し、複数の積載トレイ178の何れかに積載された複数種類の記録紙Pから選択された1種類の記録紙Pを接続ガイド路182内へ送り込むようにしても良い。
図1に示すように、本実施形態に係るプリンタ装置140は、1台以上(図1では2台)の印字ユニット142と排紙ユニット70とが高さ方向に沿って積み重ねられて構成されている。ここで、排紙ユニット70は、印字ユニット142により画像が記録された記録紙Pを受け入れて一時保管するためのものであり、プリンタ装置140における最上段に配置される。
排紙ユニット70は外殻部としてケーシング74を備えており、このケーシング74の幅方向及び奥行方向に沿ったサイズは、印字ユニット142のケーシング12と略一致している。ケーシング74には、その下面部における後端側にスリット状の受入口76(図2参照)が開口しており、この受入口76は、排紙ユニット70の下段側に隣接するように配置された印字ユニット142の排紙口18に接続される。ケーシング74の上面部には、複数枚の記録紙Pが積載可能とされた排紙トレイ78が設けられている。排紙トレイ78には、受入口76側の一端部から他端側へ向って上方へ傾斜する積載面80が形成されると共に、この積載面80の一端部から略垂直に立ちあがる位置決め面82が形成されている。この位置決め面82の上端側にはスリット状の排紙口84が開口しており、ケーシング74内には、排紙口84と受入口76とを繋ぐ受入ガイド路86が設けられている。また排紙ユニット70には、受入ガイド路86の排紙口84側の端部に搬出ローラ対88が配置されている。
図1に示すように、排紙ユニット70の下段側に配置された印字ユニット142は、下段側に他の印字ユニット142が配置されている場合には、その給紙口16が下段側の印字ユニット142の排紙口18に接続され、また上段側に他の排紙ユニット70が配置されている場合には、その排紙口18が上段側の印字ユニット142の給紙口16に接続される。これにより、排紙ユニット70の下段側に複数の印字ユニット142が配置されている場合には、各印字ユニット142の排紙ガイド路66が互いに接続され、これらの排紙ガイド路66は、各印字ユニット142貫通するように高さ方向に延在し、上端部が排紙ユニット70の受入ガイド路86に接続される1本の排紙経路を構成する。
本実施形態に係るプリンタ装置140は、図2に示されるように、上段側のユニット70、142を上方へ持ち上げるだけで、簡単に下段側のユニット142、170から分離できる。従って、プリンタ装置140では、印字ユニット142を他の印字ユニット142から分離し、又は排紙ユニット70を下段側の印字ユニット142から分離した状態とすれば、1台乃至複数台の印字ユニット142を他の印字ユニット142の間又は印字ユニット142と排紙ユニット70との間に挿入し、あるいは印字ユニット142の間又は印字ユニット142と排紙ユニット70との間から1台乃至複数台の印字ユニット142を抜き取ることが可能になっている。これにより、プリンタ装置140では、装置を構成する印字ユニット142の台数を簡単に増減でき、印字ユニット142の台数を増減することにより、装置全体としての印刷速度を含む印刷能力を調整できる。
続いて、本実施形態のプリンタ装置140の制御系の構成について図5を参照して説明する。図5は、プリンタ装置140の制御系の構成を示すブロック図である。
本実施形態のプリンタ装置140は、CPU、ROM、及びRAM等を備えたマイクロコンピュータで構成された本発明の制御手段及び代替手段としてのメイン制御部10を有している。メイン制御部10は、例えば、給紙ユニット170に設けるようにしてもよいし、他のユニットに設けるようにしてもよい。
メイン制御部10には、入出力インタフェース(I/F)11が接続されている。入出力I/F11には、通信制御部92、エラー検出センサ94、給紙制御部96、排紙を制御するための排紙制御部98、及び複数の印字ユニット90(90A、90B等)が接続されており、当該メイン制御部10によって、プリンタ装置140の各種動作が制御されるようになっている。
通信制御部92は、ネットワーク等を介して外部機器(例えば、ホストコンピュータ等)に接続され、プリンタ装置140と外部機器との通信を制御する。例えば、ホストコンピュータ等からの印字要求を受けてプリンタ装置140で印字を行うための通信制御を行うようになっている。
エラー検出センサ94は、本発明の検出手段に相当し、プリンタ装置140内で発生するエラーを検出する。例えば、プリンタ装置140内の記録紙搬送経路等に設けられた記録紙の移動等を検出するための各種センサや印字部のインク残量等を検出する残量検出センサ等で構成されており、各種センサの検出結果からプリンタ装置140で発生する記録紙の詰まり(ジャム)やインク切れ等のエラーを検出するようになっている。
給紙制御部96は、給紙ユニット170の動作を制御し、給紙ユニット170に収納された記録紙Pを各印字ユニット170に供給するための制御を行うようになっている。なお、給紙制御部96は、給紙ユニット170に設けるようにしてもよいし、他の部位に設けるようにしてもよい。
排紙制御部98は、排紙ユニット70の動作を制御し、各印字ユニット90で印字が行われた記録紙Pを排紙トレイ78に排出するようになっている。なお、排紙制御部98は、排紙ユニット70に設けるようにしてもよいし、他の部位に設けるようにしてもよい。
印字制御部90は、各印字ユニット142の印字動作を制御する。例えば、印字制御部90は、各印字ユニット142の搬送系を制御して印字部34へ記録紙搬送を制御し、印字部34の印字動作を制御する。そして、印字終了後には、各印字ユニット142の排紙動作を制御する。なお、印字制御部90は、各印字ユニット142に設けるようにしてもよいし、給紙ユニット170等の他の部位に設けるようにしてもよい。また、給紙制御部96が給紙ユニット170を制御することによる給紙動作、及び印字制御部90が印字ユニット142を制御することによる給紙動作が本発明の供給手段に相当し、同様に、排紙制御部98が排紙ユニット70を制御することによる排紙動作、及び印字制御部90が印字ユニット142を制御することによる排紙動作が本発明の排出手段に相当する。また、各印字ユニット142における給紙動作は、給紙制御部96が制御するようにしてもよいし、同様に各印字ユニット142における排紙動作は、排紙制御部98が制御するようにしてもよい。この場合には、給紙制御部96が給紙ユニット170を制御することによる給紙動作が本発明の供給手段に相当し、排紙制御部98が排紙ユニット70を制御することによる排紙動作が本発明の排出手段に相当する。
メイン制御部10は、通信制御部92を介して外部のホストコンピュータ等から印字指示がなされると、印字データを受信して各印字ユニット142の印字制御部90に印字データを割振る。そして、このとき、印字の進捗状態を管理するようになっている。すなわち、メイン制御部10は、少なくとも給紙完了フラグ、印字終了フラグ、及び排紙終了フラグを有し、これらを印字進捗管理テーブルで管理することが可能とされている。各フラグは、例えば、エラー検出センサ94を構成する、各記録紙搬送経路に設けられたセンサ等の情報に基づいて検出可能である。すなわち、エラー検出センサ94は、これらのフラグを検出するための本発明の状態検出手段を含む。なお、図8には、印字進捗管理の一例を示す。
次に、上述のように構成されたプリンタ装置140の通常時の印字動作の流れについて図6及び図7のフローチャートを参照して説明する。なお、図6は、印字までの処理の流れを示すフローチャートであり、図7は印字後の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ステップ100では、外部のホストコンピュータ等から通信制御部92を介してプリンタ装置140に印字要求がなされ、印字データがあるか否かを判定する。すなわち、印字要求後に通信制御部92を介してプリンタ装置140に入力された印字データがあるか否か判定され、該判定が肯定されるまで待機してステップ102へ移行する。
ステップ102では、メイン制御部10が各印字ユニット142で印字を行うための印字指令を発行する。この時、メイン制御部10は、印字ユニット142の数と印字データ数(ページ数)に応じて印字する印字ユニット142を決定し、図8(A)〜(C)に示すように、印字進捗管理テーブルを作成し、各印字制御部90へ印字指令を発行する。これによって、各印字ユニット142が印字動作へ移行する。このとき、メイン制御部10又は各印字ユニット142の印字制御部90は給紙要求信号を給紙制御部96に出力する。
ステップ104では、メイン制御部10又は各印字ユニット142の印字制御部90からの給紙要求信号を受けて、給紙制御部96は各印字ユニット90へ記録紙を搬送する。
次にステップ106では、各印字ユニット142の印字制御部90は、記録紙Pの搬送を確認後に、印字動作を開始するように制御する。例えば、記録紙Pの搬送確認は、エラー検出センサ94を構成する、各印字ユニット142の記録紙搬送経路に設けたセンサ等からの信号に基づいて行うことができる。
ステップ108では、各印字ユニット142の印字部34による印字が終了した否かを判定する。該判定は、例えば、記録紙搬送経路に設けられた、エラー検出センサ94を構成する各種センサの情報に基づいて印字制御部94が、印字を行うための印字データの印字が全て終了したか否かを判定することによってなされ、該判定が肯定されるまで待機してステップ110へ移行する。
ステップ110では、印字ユニット142の印字制御部90からメイン制御部10へ印字終了を通知し、印字動作までの処理を終了する。これによって、メイン制御部10は、図8(A)〜(C)に示すように、印字進捗管理テーブルを更新する。
このように、印字動作までの処理が終了すると、図7のフローチャートへ移行する。すなわち、ステップ120では、印字終了か否か判定し、該判定が肯定されるまで待機してステップ122へ移行する。
ステップ122では、メイン制御部10が排紙可能か否かを判定する。すなわち、メイン制御部10は、図8(A)〜(C)に示した印字進捗管理テーブルからページ順に排出可能か否かを判断する。換言すれば、各印字ユニット142に振り分けられた各ページの印字データがページ順に排出できる程度まで印字が終了しているか否か判定され、該判定が肯定されるまで待機してステップ124へ移行する。
ステップ124では、予め決められた排出順(ページ順)に従って各印字ユニット142の記録紙を排出するように、メイン制御部10が排紙指令を各印字制御部90及び排紙制御部98に発行する。すなわち、メイン制御部10は、印字進捗管理テーブルのページ順に従って印字された記録紙Pを排紙トレイ78排出するように、各印字ユニット142の印字制御部90及び排紙制御部98に排紙指令を発行する。
これによって、ステップ126では、各印字ユニット142の排紙バッファ26から記録紙Pをピックアップして排紙ユニット70の排紙トレイ78に排出する。
そして、ステップ128では、排出終了か否かを判定し、該判定が肯定されるまで待機してステップ130へ移行し、排出する記録紙Pがあるか否かを判定する。ステップ130の判定が肯定された場合には、ステップ124に戻って、排出する記録紙Pがなくなるまで上述の処理を繰り返し、排出する記録紙Pがなくなったところで、印字後の処理を終了する。
次に、上述のような印字動作における各制御部で行われる処理を詳細に説明する。まず、図9を参照してメイン制御部10で行われる処理の流れについて説明する。
ステップ200では、印字指令を受信したか否かを判定し、該判定が肯定されるまで待機してステップ202へ移行する。ステップ200は、例えば、通信制御部92等を介して外部のホストコンピュータ等から印字指示を受信したか否か等を判定することによってなされる。
ステップ202では、複数枚からなる印字データを通信制御部92等を介して受信し、ステップ204へ移行する。
ステップ204では、印字枚数及び印字ユニット142の数に基づいて、印字データの割振り、及び給排紙のシーケンスを決定する。印字データの振り分けは、例えば、印字データ数が5で、印字ユニット数が3の場合には、図10(A)に示すように、印字ユニットAにページ1とページ4、印字ユニットBにページ2とページ5、印字ユニットCにページ3を割振ることができる。また、図10(B)に示すように、印字ユニットAにページ1、印字ユニットBにページ2、印字ユニットCにページ3を割振り、残りのページ4、5をメイン制御部10のバッファに保留するようにしてもよい。なお、印字ユニット142の数は、例えば、メイン制御部10に接続された印字制御部90の数を検出することで、メイン制御部10が認識することが可能である。
また、給排紙シーケンスは、メイン制御部10が作成した図8(A)〜(C)に示すような印字進捗管理テーブルを用いて、ページが順番に出力するように給紙と排紙のシーケンスを決定する。
ステップ205では、まだ印字動作に入っていない印字データが有る、かつ、稼働していない印字ユニットがある場合、ステップ206へ移行する。もしこの条件が満たされない場合はステップ208へ移行する。
ステップ206では、印字データを各印字ユニット142の印字制御部90に転送する。すなわち、上述のように決定した印字データの割振りに従って、対応する印字データを各印字ユニット142の印字制御部90に転送する。
ステップ208では、各印字制御部90から記録紙Pの要求があるか否かを判定し、記録紙要求があるときは、ステップ210へ移行する。記録紙要求がない場合はステップ212へ移行する。なお、メイン制御部10に記録紙P要求を行わずに各印字制御部90から直接給紙制御部96に記録紙Pを要求するようにしてもよい。
ステップ210では、給紙指令を給紙制御部96に出力する。これによって、給紙制御部96によって給紙ユニット170が制御され、給紙処理が行われる。
ステップ212では、各印字ユニット142の印字が終了したか否か判定する。すなわち、印字進捗管理テーブルに基づいて、ページ順に排出できる程度の印字が終了したか否か判定する。なお、当該判定は、各印字ユニット142の印字制御部90から得られる印字終了通知と印字進捗管理テーブルとに基づいてなされ、該判定が肯定される場合は、ステップ214へ移行し、否定の場合はステップ216に移行する。
ステップ214では、各印字ユニット142による印字終了を受けて印字データのページ順に基づいて、排出指令を各印字制御部90及び排紙制御部98へ出力する。
そして、ステップ216では、全印字データについて印字が終了したか否かを判定し、該判定が否定された場合には、ステップ208に戻って、全印字データについて印字が終了するまで上述の処理を繰り返し、全印字データについて印字が終了したところでメイン制御部10による一連の制御を終了し、次の印字指令の受信待ちとなる。
なお、図8(A)〜(C)は、メイン制御部10が有する印字進捗管理テーブルの一例を示したが、図8(A)では、印字ユニットB142の印字終了信号が来たことが分かるが、ページ1の印字が終了していないので、メイン制御部10によって排紙ユニット70は動作させない。そして、次に図8(B)に示すように、印字ユニットA142の印字終了信号が来た場合、ページ1、2が印字終了しているので、メイン制御部10は、排紙ユニット70を動作させ、まず印字ユニットA142の排紙バッファ26より記録紙を排紙トレイ78へ搬送し、次に印字ユニットB142の排紙バッファ26より記録紙を排紙トレイ78へ搬送する。そして、図8(C)がページ1、2の排出完了した状態を示す。
次に、図11を参照して各印字制御部90で行われる処理の流れについて説明する。
ステップ250では、印字データを受信したか否かを判定する。すなわち、メイン制御部10から印字データを受信したか否かを判定し、該判定が肯定されるまで待機する。
ステップ252では、メイン制御部10に記録紙の搬送を要求する。なお、各印字ユニット142の給紙ホッパ20に記録紙Pがある場合には、各印字ユニット142の給紙ホッパ20から記録紙Pを印字部34に搬送するように印字ユニット142の搬送系を駆動制御する。
ステップ254では、給紙確認後、印字を開始する。すなわち、記録紙Pに印字データに基づく印字が行われる。なお、給紙確認は、各印字ユニット142の記録紙Pの搬送系に設けた各種センサ(エラー検出センサ94を構成する各種センサ等)によって検出する。
そして、ステップ256では、印字終了か否かを判定し、該判定が肯定されるまで待機し、印字が終了した時点で、ステップ258へ移行して、印字終了をメイン制御部10に通知することで、各印字ユニット142を制御する印字制御部90の制御を終了し、印字データの受信待ち(ステップ250)に移行する。すなわち、メイン制御部10は、印字制御部90からの印字終了の通知を受けて、印字進捗管理テーブルを更新することができる。
次に、図12を参照して給紙制御部96で行われる処理の流れを説明する。
ステップ300では、印字ユニット142への給紙指令を受信したか否かを判定し、該判定が肯定されるまで待機してステップ302へ移行する。なお、給紙指令はメイン制御部10又は印字制御部90より受信する。
ステップ302では、給紙を行うための給紙ユニット170に設けられた各モータを駆動して記録紙Pを搬送する。これによって、各印字ユニット142への給紙が行われる。
ステップ304では、記録紙Pの搬送が終了したか否かを判定する。該判定は、給紙経路に設けた各センサの記録紙検出結果に基づいて行われ、判定が肯定されるまで待機してステップ306へ移行する。
ステップ306では、給紙ユニット170の各モータを停止しステップ300に戻る。このとき、給紙制御部96は、メイン制御部10に給紙完了を通知する。これによって、メイン制御部10では、印字進捗管理テーブルを更新することができる。
最後に、図13を参照して排紙制御部98で行われる処理の流れについて説明する。
ステップ350では、排出指令を受信したか否かを判定する。すなわち、印字が終了して、メイン制御部10から排出指令が出されたか否かを判定する。該判定が肯定されるまで待機してステップ352へ移行する。
ステップ352では、メイン制御部10によって指定された印字ユニット142の排紙バッファ26から記録紙Pをピックアップして排紙トレイ78まで搬送する。
そして、ステップ354では、搬送完了したか否かを判定し、該判定が肯定されるまで待機して、肯定されたところで排紙制御を終了し、ステップ350に戻る。なお、搬送完了の判定は、搬送経路に設けた各種センサの記録紙の検出結果に基づいて行うことができ、排紙完了したところで、メイン制御部10に排紙完了信号を通知する。これによって、メイン制御部10は、印字管理進捗テーブルを更新する。
このように個々の各ユニットを制御することによって、図6及び図7のようにプリンタ装置140の印字動作から記録紙排出動作までを制御することができる。
ところで、本実施形態のように、複数の印字ユニット142を有するプリンタ装置140では、各印字ユニット142において紙詰まりや各印字ユニット142におけるインク切れ等のエラーが発生した場合に、他の正常な印字ユニット142を用いて印字動作を続けることができる利点がある。しかしながら、エラーが発生した印字ユニット142の印字データをそのまま他の印字ユニット142に転送して印字を行っただけでは、正常な印字順で出力することができなくなってしまい、排紙トレイ78に排出された記録紙は正常な印字順で出力することができず、印字順を正す作業を行わなければならない。
ここで、本実施の形態に係わるプリンタ装置140では、エラーが発生した場合には、以下の処理を実行することによって、印字順を正す作業を容易にしている。
図14は、エラー発生時のエラー制御の流れを示すフローチャートである。
ステップ400では、エラー検出されたか否かをメイン制御部10によって判定する。すなわち、プリンタ装置140内の記録紙搬送経路等に設けられた記録紙の移動等を検出するための各種センサやインク切れを検出する残量センサ等で構成されたエラー検出センサ94の検出結果からプリンタ装置140内でエラーが発生したか否かを判定することによってなされる。該判定が否定された場合には、肯定されるまで待機する。換言すれば、エラーが発生した時点で当該エラー処理を実行する。
エラーが発生した場合には、ステップ402へ移行して、メイン制御部10が排出動作停止指示を排紙制御部98や各印字ユニット142の印字制御部90に出力する。これによって、プリンタ装置140の排紙動作が停止される。すなわち、エラー後の印字順を保つために排出動作を一旦停止する。
続いて、ステップ404では、エラー検出センサ94を構成する各センサの検出結果に基づいて重大エラーか個別エラーかの判断を行う。すなわち、各印字ユニット142へ給紙するための給紙経路や、各印字ユニット142から排紙するための排紙経路などのプリンタ装置140全体の動作に影響する重大エラーか、各印字ユニット142内で発生した個別エラーかをエラー検出センサ94の検出結果からメイン制御部10が判断する。当該判断は、本発明の判断手段に相当し、エラー検出センサ94を構成する各センサが紙詰まり等を検出した位置等から判断することができる。
ステップ406では、ステップ404で判断したエラーが重大エラーか否かを判定し、該判定が否定された場合、すなわち個別エラーの場合には、ステップ408へ移行する。
ステップ408では、メイン制御部10によって、印字データの振り分けを修正する。例えば、図10(A)、(B)に示した例の場合に印字ユニットA142にエラーが発生した場合には、図15(A)、(B)に示すように、印字ユニットA142の印字データのページ1を印字ユニットB142に振り分け、印字ユニットA142の印字データのページ4を印字ユニットC142に振り分ける。なお、エラーが発生した印字ユニットA142から振り分けられた印字データは、最後に印字するように振り分ける。
続いて、ステップ410では、印字順が抜けたことを示す記録紙を給紙ホッパ176又は給紙ユニット170から排紙バッファ26又は排紙トレイ78に搬送し、ステップ412へ移行する。すなわち、エラーに対応する印字手段によって印字した記録紙の代わりに白紙の記録紙を排出トレイに搬送する。例えば、エラーの発生した印字ユニット142において、給紙ホッパ176及び排紙バッファ26が動作可能な場合には、給紙ホッパ176から排紙バッファ26に白紙の記録紙を搬送することが可能であり、エラーの発生した印字ユニット142において、給紙ホッパ176の動作が不可能な場合には、給紙ユニット170から排紙バッファ26又は排紙トレイ78に白紙の記録紙を搬送することが可能であり、排紙バッファ26の動作が不可能な場合には、給紙ユニット170から直接排紙トレイ78に記録紙を搬送することが可能である。なお、排紙トレイ78に記録紙を搬送する際には、印字順に従って搬送を行い、エラーに対応するページに白紙の記録紙を搬送するようになっている。
ステップ412では、エラーに対応する印字ユニット142の印字データを上述の振り分けに従って転送する。なお、印字データの転送は、エラーの発生した印字ユニット142に対応する印字制御部90から印字を行う印字ユニット142の印字制御部90に直接転送するようにしてもよいし、メイン制御部10を介して転送するようにしてもよい。メイン制御部10を介して転送する場合には、始めにメイン制御部10が全ての印字データを取得して、各印字ユニット142の印字制御部90に振り分けた後、各印字ユニット142において印字が終了するまで、印字データを保持し、印字後に印字データを削除するようにしてもよく、このように、メイン制御部10に全ての印字データを保持しておくことによって、エラー時に再度振り分けをしたときに、代わりに印字を行う印字ユニット142の印字制御部90にデータ転送することが可能となる。
次に、ステップ414では、個別エラー通知処理を行う。個別エラー通知処理は、例えば、プリンタ装置140に設けられた表示装置に、個別エラーが発生した状態で印字が行われることを表すメッセージを表示するようにしてもよいし、通信制御部92を介して接続されたホストコンピュータの表示装置に、個別エラーが発生した状態で印字が行われることを表すメッセージを表示するようにしてもよい。
そして、ステップ416では、印字進捗管理テーブル及び排紙順に従って排出動作を再開し、エラー制御を終了する。すなわち、エラーの発生していない印字ユニット142で印字された記録紙の間のエラーに対応する位置には、給紙ホッパ176又は給紙ユニット170から排紙トレイ78に直接排出された記録紙が排出される。また、個別エラーが発生していることが個別エラー通知処理で報知されているので、ユーザはエラーの発生していることを知ることができ、当該エラーの対応する位置には、白紙の記録紙が排出され、エラーに対応する印字データに基づいて印字された記録紙が一番最後に排出されるので、印字順を容易に正すことができる。
一方、ステップ406の判定が肯定された場合、すなわち、重大エラーが発生した場合には、プリンタ装置140の動作を続行することが困難なため、ステップ418へ移行して、重大エラー通知処理を行い、ステップ420へ移行して、プリンタ装置140の動作を停止する。なお、ステップ406は本発明の異常報知手段に相当する。
重大エラー通知処理は、例えば、例えば、プリンタ装置140に設けられた表示装置に、重大エラーが発生して印字できないことを表すメッセージを表示するようにしてもよいし、通信制御部92を介して接続されたホストコンピュータの表示装置に、重大エラーが発生して印字できないことを表すメッセージを表示するようにしてもよい。
このように、エラー制御を実行することによって、エラーが印字ユニット140で発生しても印字順を容易に正すことができ、エラー発生時にも正常な印字結果を容易に得ることができる。
なお、本実施形態では、本発明の代替手段に相当する記録紙の排出として、白紙の記録紙を排出するようにしたが、代替手段の排出用紙は、印字用紙と異なる向きで排出したり、異なるサイズの記録紙を排出したりしてもよい。これによって、エラーが発生した位置が容易に特定できる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係わるプリンタ装置について説明する。第1実施形態では、印字ユニット142でエラーが発生した場合に、エラーに対応する位置に白紙の記録紙を排出し、エラーに対応する印字を行った記録紙を最後に排出するようにしたが、第2実施形態では、エラーに対応する位置に排出する白紙の記録紙にエラーが発生していることを表すエラーマークを記録する構成とされており、その他の構成については第1実施形態と同一であるため説明を省略する。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係わるプリンタ装置について説明する。第1実施形態では、印字ユニット142でエラーが発生した場合に、エラーに対応する位置に白紙の記録紙を排出し、エラーに対応する印字を行った記録紙を最後に排出するようにしたが、第2実施形態では、エラーに対応する位置に排出する白紙の記録紙にエラーが発生していることを表すエラーマークを記録する構成とされており、その他の構成については第1実施形態と同一であるため説明を省略する。
図16には、第2実施形態に係わるプリンタ装置の制御系の構成を示す。
第2実施形態に係わるプリンタ装置は、入出I/F11にエラーマーク記録手段99が接続されており、メイン制御部10によってエラーマーク記録手段99によるエラーマークの記録が制御される。
エラーマーク記録手段は、例えば、記録紙の排出経路に設け、エラーの対応する位置に排出する白紙の記録紙にエラーマークを記録するようにしてもよいし、エラーの発生していない印字ユニット142でエラーマークを記録した記録紙を排出するようにしてもよい。
また、エラーマーク記録手段は、予め定めた記号や文字等をエラーマークとして記録紙に記録する。これによって、エラーが発生していることをエラーマークで確認することができる。
続いて、第2実施形態に係わるプリンタ装置におけるエラー制御について図17のフローチャートを参照して説明する。なお、ここでは、本発明の記録手段としてのエラーマーク記録手段99を記録紙の排出経路、例えば、排紙ユニット70の排出トレイ78へ排出する直前の位置等に設けた場合について説明する。また、第1実施形態と同一ステップについては、同一符号を付して説明を省略する。
すなわち、図17に示すように、ステップ410において、印字順が抜けたことを示す記録紙を給紙ホッパ又は給紙ユニットから排紙バッファ26に搬送して後に、ステップ411へ移行して、印字順が抜けたことを示すエラーマークを記録紙に記録する点のみが異なるのみである。その前後は、第1実施形態と同一処理が行われる。
ステップ411では、ステップ410で排紙トレイ78に搬送される記録紙に排紙ユニット70に設けられたエラーマーク記録手段99によってエラーマークが記録される。これによって、エラーの発生したページに、エラーマークが記録された記録紙が排出される。また、エラーに対応する印字が行われた記録紙は、最後に排紙トレイ78に出力されるので、エラーマークが記録された記録紙と入れ替えることによって容易に印字順を正すことができる。
なお、第2実施形態では、エラーに対応するページの位置にエラーマークを記録したダミーの記録紙を排出するようにしたが、ダミーの記録紙を排出せずに、エラーの前後に対応するページの記録紙にエラーマーク記録手段99によってエラーマークを記録するようにしても、2枚のエラーマークが記録された記録紙の間に、後でエラーに対応する印字が行われた記録紙を挿入することができ、上記と同様に、容易に印字順を正すことができる。
また、上記の第1実施形態及び第2実施形態では、エラーに対応する印字が行われた記録紙を最後に排出トレイ78に出力するようにしたが、これに限るものではなく、例えば、途中でエラーに対応する印字が行われた記録紙を排出するようにしてもよい。この場合には、当該記録紙にエラーに対応する印字が行われた記録紙であることを表すエラー対応マークをエラーマーク記録手段99によって記録するようにしてもよい。この時、エラーマークとエラー対応マークを区別できるマークとすることによって、エラーの発生した部位かエラーの発生した部位に挿入すべきページか否かを容易に判断することが可能となる。なお、マークするインクとしては例えば紫外線に反応する透明インクを用い、本体装置に紫外線発生器を設けておくと、印字用紙の汚れを発生させることなくページの挿入が容易となる。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、本発明の印字手段としてユニット化した印字ユニット142を適用した例を示すが、これに限るものではなく、ユニット化せずに、1つの装置内に複数の印字部34を含む構成に本発明を適用するようにしてもよい。
10 メイン制御部
11 入出力I/F
26 排紙バッファ
70 排紙ユニット
90 印字制御部
94 エラー検出センサ
96 給紙制御部
98 排紙制御部
99 エラーマーク記録手段
142 印字ユニット
170 給紙ユニット
11 入出力I/F
26 排紙バッファ
70 排紙ユニット
90 印字制御部
94 エラー検出センサ
96 給紙制御部
98 排紙制御部
99 エラーマーク記録手段
142 印字ユニット
170 給紙ユニット
Claims (13)
- 記録媒体に印字を行う複数の印字手段と、
前記複数の印字手段に記録媒体を供給する供給手段と、
印字された記録媒体を保持する排出トレイに、前記複数の印字手段によって印字が終了した記録媒体を排出する排出手段と、
前記複数の印字手段で印字するための印字データの各印字手段への振り分けを行うと共に、前記供給手段及び前記排出手段の動作を制御する制御手段と、
前記複数の印字手段のエラーを検出する検出手段と、
前記検出手段によってエラーが検出された場合に、エラーに対応する印字手段によって印字する記録媒体の代わりに、エラーが発生したことを表す記録媒体を前記排出トレイに排出する代替手段と、
を備えたプリンタ装置。 - 前記検出手段によってエラーが検出された場合に、エラーを報知する報知手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のプリンタ装置。
- 前記代替手段は、排出経路に設けられ、エラーが発生したことを表すエラー情報を記録媒体に記録する記録手段を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のプリンタ装置。
- 前記代替手段は、前記供給手段によって前記排出トレイに記録媒体を直接排出するように前記供給手段及び前記排出手段を制御し、排出する記録媒体に前記記録手段によって前記エラー情報を記録することを特徴とする請求項3に記載のプリンタ装置。
- 前記記録手段は、エラー前後に対応する印字後の記録媒体に前記エラー情報を記録することを特徴とする請求項3に記載のプリンタ装置。
- 前記制御手段は、前記検出手段によってエラーが検出された場合に、エラーに対応する印字以外を行った後に、エラーに対応する印字を行うように前記振り分けの修正を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載のプリンタ装置。
- エラーの発生した前記印字手段は、前記振り分けの修正に従って代わりに印字を行う前記印字手段に、印字されていない印字データを直接転送することを特徴とする請求項6に記載のプリンタ装置。
- 前記制御手段は、前記印字手段によって印字が終了するまで前記印字データを保持し、前記検出手段によってエラーが検出された場合に、前記振り分けの修正に従って代わりに印字を行う前記印字手段に印字されていない印字データを転送することを特徴とする請求項6に記載のプリンタ装置。
- 前記検出手段は、前記供給手段からの前記印字手段への記録媒体の供給完了を検出する供給完了検出手段、前記印字手段による印字完了を検出する印字完了検出手段、及び排出手段による記録媒体の排出完了を検出する排出完了検出手段の少なくとも1つの状態検出手段を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載のプリンタ装置。
- 前記制御手段は、前記検出手段によってエラーが検出された場合に、エラーの種類に基づいて、前記供給手段、前記排出手段、及びエラーが発生した前記印字手段以外の前記印字手段の動作が可能か否かを判断する判断手段を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載のプリンタ装置。
- 前記検出手段は、前記印字手段内で発生する個別エラーと、前記印字手段以外にも関わる重大エラーと、を検出することを特徴とする請求項1乃至請求項10の何れか1項に記載のプリンタ装置。
- 前記検出手段によって前記重大エラーが検出された場合に、重大エラーが発生したことを報知する異常報知手段をさらに備えることを特徴とする請求項11に記載のプリンタ装置。
- 前記印字手段は、印字が行われた記録媒体を前記排出トレイに排出する前に一旦保持する排出バッファを有することを特徴とする請求項1乃至請求項12の何れか1項に記載のプリンタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003319627A JP2005081813A (ja) | 2003-09-11 | 2003-09-11 | プリンタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003319627A JP2005081813A (ja) | 2003-09-11 | 2003-09-11 | プリンタ装置 |
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Family Applications (1)
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JP2003319627A Pending JP2005081813A (ja) | 2003-09-11 | 2003-09-11 | プリンタ装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2005081813A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009208233A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-17 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | プリンタ装置、および誤印字防止制御方法 |
JP2012236280A (ja) * | 2011-05-10 | 2012-12-06 | Canon Inc | 印刷システム |
JP2021160305A (ja) * | 2020-04-01 | 2021-10-11 | 東芝テック株式会社 | 画像形成装置 |
-
2003
- 2003-09-11 JP JP2003319627A patent/JP2005081813A/ja active Pending
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