JPH0414267Y2 - - Google Patents

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JPH0414267Y2
JPH0414267Y2 JP9367986U JP9367986U JPH0414267Y2 JP H0414267 Y2 JPH0414267 Y2 JP H0414267Y2 JP 9367986 U JP9367986 U JP 9367986U JP 9367986 U JP9367986 U JP 9367986U JP H0414267 Y2 JPH0414267 Y2 JP H0414267Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、左右一対の前車輪の平均周速度と左
右一対の後車輪の平均周速度を同一またはほぼ同
一にする第1状態と、一対の前記前車輪の平均周
速度を一対の前記後車輪の平均周速度より大にす
る第2状態とに切換え自在な変速装置を設け、前
記前車輪の操向角が設定値未満であると前記変速
装置が前記第1状態にあり、かつ、前記前車輪が
前記設定値以上に操向操作されると前記変速装置
が自動的に前記第2状態に切換わるように、前記
前車輪とこれの操向操作用のハンドルとの連動部
材と、前記変速装置の操作部とを連係させた連係
機構を設けた農用トラクターの走行用操作構造に
関する。
〔従来の技術〕
上記農用トラクターは、前記車輪を設定角以上
操向操作すると、前記連係機構の作用によつて変
速装置が自動的に前記第1状態から前記第2状態
に切換わり、小廻り旋回できるように構成したも
のである。
この種農用トラクターにおいて、従来、例えば
特開昭60−76475号公報に示されるように、前輪
とハンドルの連動部材の作動位置を検出するスイ
ツチ、変速装置の操作部を切換え操作する電気式
アクチユエータ、前記検出スイツチからの情報に
基いて電気式アクチユエータを自動操作する電気
回路の夫々により、前記連動部材と操作部とを連
係しており、次の如き改善すべき余地があつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来構成の場合、機体振動のためにスイツ
チや電気回路に接続外れや故障が生じ、自動変速
に作動不能や作動不良が発生し易くなつていた。
本考案の目的は、連動部材と変速装置の連係の
ための機構に起因する故障が生じにくいように、
しかも、製作が容易にできるように改造すること
にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の特徴構成は、冒記した農用トククター
の走行用操作構造において、前記連係機構が機械
式機構であり、前記連係機構の構成のための部材
と前記連動部材とを連動させるためのカム溝を前
記連動部材に備えさせる部材を、前記連動部材と
別体に形成した状態で前記連動部材に連結してあ
ることにあり、その作用及び効果は次のとおりで
ある。
〔作 用〕
連係機構が機械式であつて、電気式に比して機
体振動に起因する連係外れや部品破損が生じにく
いことから、機体振動に起因する切換え不良や切
換え不能が生じにくいようにしながら、前記連動
部材と操作部とを所望どおり連係できる。
カム溝付きの連動部材を作成するに当たり、カ
ム溝形成のための部材と連動部材を別々に作成
し、所定仕上り状態に加工完成した両部材を連結
するところの製作方法を採用できる。
〔考案の効果〕
機械式連係の作用により、機体振動にかかわら
ず自動変速に変速不良や変速不能の故障が生じに
くいようになり、信頼性及び安全性の優れたもの
にできた。
カム溝付き連動部材の作成が前記製作方法でで
きることにより、カム溝や連動部材用連結部を形
成するための加工が、カム溝形成部材あるいは連
動部材のみの比較的小型な素材を取扱うだけで容
易できるようになり、カム溝付き連動部材の作成
の面から製作が容易にできるようにできた。
〔実施例〕
第6に示すように、左右一対の前車輪1a,1
bを操向自在及び駆動可能に有し、かつ左右一対
の非操向型の後車輪2a,2bを駆動可能に有し
た走行機体の後部に、ロータリ耕耘装置等の各種
作業装置を昇降操作自在に連結するリフトアーム
3、及び、連結作業装置に伝動する動力取出し軸
4を備えさせて、農用トラクターを構成してあ
る。
前車輪1a,1bの操向操作を可能にするに、
第1図及び第2図に示すように、ハンドル5に回
転軸6、ギア伝動機構7及び回転軸8を介してス
テアリングギア機構9を連動させると共に、ごき
ステアリング機構9に軸芯P1の周りで揺動する
ように付設してあるビツトマンアーム11をタイ
ロツド12を介して一対の前車輪1a,1b夫々
のナツクルアーム13に連動させて、ハンドル5
を回転操作することにより、この操作力が伝達さ
れて一対の前車輪1a,1b夫々が軸芯P2の周
りで揺動するように、一対の前車輪1a,1bは
ハンドル5とを連動させてある。
前記走行機体の後部を形成するミツシヨンケー
ス14の前端部に、前車輪1a,1bに対する変
速装置15を内装してある。この変速装置15
は、第4図及び第5図に示すように、走行用トラ
ンスミツシヨン(図示せず)の出力ギア16にギ
ア17を介して連動させると共にクラツチ爪部1
8aを備えさせた標準速伝動ギア18、前記ギア
17に回転軸19及びギア20を介して連動させ
ると共に多板式の摩擦クラツチ21を備えさせた
増速伝導ギア22の夫々を出力軸23に相対回転
可能に取付け、前記出力軸23にスリーブ24を
介して一体回転及び摺動可能に伝動兼用の変速部
材25を取付けると共に、この変速部材25を摺
動操作するシフター26、このシフター26を支
軸27に沿わせて摺動操作する揺動アーム28、
この揺動アーム28の筒ボス部28dに連動具2
9を介して一体回転可能に連動連結してある回転
軸30を介して前記変速部材25に連動させた操
作部としての操作アーム31を、前記ミツシヨン
ケース14の底部の横外側に前記回転軸30の軸
芯周りで揺動するように配置して成り、前記操作
アーム31の揺動操作による変速部材25の揺動
操作により変速するようにしてある。更に詳述す
れば、操作アーム31を第2図に示す第1装置位
置Sに操作すると、変速部材25が前記クラツチ
爪部18aに係脱可能なクラツチ爪部25aをし
て標準速伝動ギア8に一体回転可能に係合し、一
対の前車輪1a,1bの平均周速度と一対の後車
輪2a,2bの平均周速度を同一またはほぼ同一
にするように前輪用差動機構32に伝動する第1
状態になる。そして、操作アーム31を第2図に
示す第2操作位置Hに操作すると、変速部材25
が操作部25bをして前記摩擦クラツチ21を入
りに操作して増速伝動ギア22と一体回転する状
態になり、一対の前車輪1a,1bの平均周速度
を一対の後車輪2a,2bの平均周速度より大に
するように前輪用差動機構32に伝動する第2状
態になる。さらにには、前記連動具29に作用さ
せてあるスプリング33と、前記操作アーム31
に作用させてあるスプリング34とによつて前記
第1状態に付勢されるようにしてある。
そして、第1図及び第2図に示すように、走行
機体の前輪取付用フレーム35に取付け具36を
介して軸芯P3の周りで揺動するように取付ける
と共にカム機構47により前記ピツトマンアーム
11に連動させた連動アーム37、プツシユプル
型のレリーズワイヤ38、連動ロツド39及びコ
イルスプリング40の夫々により、前車輪1a,
1bとハンドル5の連動部材としての前記ピツト
マンアーム11と、前記操作アーム31との機械
式の連係機構41を構成してある。前記カム機構
47は、第3図に示すよう、前記ピツトマンアー
ム11と別体に形成した状態でピツトマンアーム
11に一体揺動するようにボルト連結したカム板
部材44によつてピツトマンアーム11に備えさ
せたカム溝45と、このカム溝45に内嵌してあ
り、かつ、前記連動アーム37に取付け軸42を
介して一体揺動及び回転自在に取付けてあるステ
ンレス製のカムローラ43とから構成してある。
そして、第1図に実線で示すように、前車輪1
a,1bが直進状態になるところの中立位置Nを
中間箇所とした設定揺動範囲Lにピツトマンアー
ム11が存ると、前記カム溝45の内側部分45
aが前記カムローラ43に作用し、連動アーム3
7が第1揺動位置Aに維持されて操作アーム31
が前記第1操作位置Sに維持されており、第1図
に仮想線で示すように、前記設定揺動範囲Lを越
えて機体左側にあるいは機体右側にピツトマンア
ーム11が揺動すると、前記カム溝45の外側部
分45bまたは45cがカムローム43に作用
し、ピツトマンアーム11の揺動力のために、連
動アーム37が第1揺動位置Bに揺動されて操作
アーム31が前記第2操作位置Hに切換わるよう
にしてある。すなわち、前車輪1a,1bの操向
角が30°未満にある操向操作状態にあると、連動
アーム37が前記第位置連動1Aにあつて前記変
動装置15が前記第位置状態にあり、前車輪1
a,1bの操向角が30°以上になるように操向操
作されると、揺動アーム37が前記第2揺動1B
に切換わつて変速装置15が自動的に前記第2状
態に切変わり、変速装置15を前記第1状態にし
たままで前輪駆動するよりも小半径でもつて機体
が旋回するようにしてある。
〔別実施例〕
前記ピツトマンアーム11とカム板部材44と
の間に、連結ボルトと、このボルトの回りでの両
者の相対回動を不能にする係合構造とを設けて実
施してもよい。この場合、両者が相対回動しない
ようにしながら必要な連結ボルトの数を少なくで
き、連結に必要な手間を少なくできて有効であ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る農用トラクターの走行用操
作構造の実施例を示し、第1図はカム機構の平面
図、第2図は連係機構の側面図、第3図はカム機
構の一部切欠き側面図、第4図は変速装置の一部
切欠き正面図、第5図は変速装置の一部切欠き側
面図、第6図は農用トラクター全体の一部切欠き
側面図である。 1a,1b……前車輪、2a,2b……後車
輪、5……ハンドル、11……連動部材、15…
…変速装置、31……操作部、37……構成部
材、41……連結機構、44……カム溝形成部
材、45……カム溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 左右一対の前車輪1a,1bの平均周速度と左
    右一対の後車輪2a,2bの平均周速度を同一ま
    たはほぼ同一にする第1状態と、一対の前記前車
    輪1a,1bの平均周速度を一対の前記後車輪2
    a,2bの平均周速度より大にする第2状態とに
    切換え自在な速度装置15を設け、前記前車輪1
    a,1bの操向角が設定値未満であると前記変速
    装置15が前記第1状態にあり、かつ、前記前車
    輪1a,1bが前記設定値以上に操向操作される
    と前記変速装置15が自動的に前記第2状態に切
    換わるように、前記前車輪1a,1bとこれの操
    向操作のハンドル5との連動部材11と、前記変
    速装置15の操作部31とを連係させた連係機構
    41を設けた農用トラクターの走行用操作構造で
    あつて、前記連係機構41が機械式機構であり、
    前記連係機構41の構成のための部材37と前記
    連動部材11とを連動させるためのカム溝45を
    前記連動部材11に備えさせる部材44を、前記
    連動部材11と別体に形成した状態で前記連動部
    材11に連結してある農用トラクターの走行用操
    作構造。
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JP2599225Y2 (ja) * 1992-02-04 1999-08-30 セイレイ工業株式会社 増速切換機構を具備する前輪舵取り車両
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